ーA&R-
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#328 [なお(・∀・)]


友達には
気持ち悪いとか
女の子なんだからとか
言われたけど

僕には関係なかった。

ピアスをすることで
「僕」は「僕」で
居られた。

⏰:08/10/27 14:16 📱:D705imyu 🆔:SzzbHcaA


#329 [なお(・∀・)]


そんなことに
溺れていく内に
月日は驚く程
早く流れた。

もう3年生。

⏰:08/10/27 20:53 📱:D705imyu 🆔:SzzbHcaA


#330 [なお(・∀・)]


バイトもなんだかんだで
続けていた。

けど
やっぱり僕の人生
そう上手くはいかないように
なってるんだ。

⏰:08/10/27 20:54 📱:D705imyu 🆔:SzzbHcaA


#331 [なお(・∀・)]


ある日バイトに行き

「おはようございます。」
といつものように
挨拶すると

「りょうちゃん
ちょっと。」

と店長から
呼び出しが掛かった。

⏰:08/10/27 20:56 📱:D705imyu 🆔:SzzbHcaA


#332 [なお(・∀・)]


嫌な予感がした。

店長はいつもふざけてて
明るくて
彼氏ができない僕を
いつも馬鹿にするような人。

この日だけは
違ってた。

⏰:08/10/27 20:57 📱:D705imyu 🆔:SzzbHcaA


#333 [なお(・∀・)]


「これ見て。」

そう言うと
店長は一枚の紙を
僕の前に差し出した。

それは
ーお客様の声ー

いわゆるアンケート。

⏰:08/10/27 20:59 📱:D705imyu 🆔:SzzbHcaA


#334 [なお(・∀・)]


そこには
決して上手いとは
言えない字で

[バイトの若い子で
化粧が濃すぎな子が
いる。不愉快。]
と書かれていた。

⏰:08/10/27 21:00 📱:D705imyu 🆔:SzzbHcaA


#335 [なお(・∀・)]


店長が言いたいことは
すぐに分かった。

「今日はいいから。」

店長はそう言ったけど

「いいです。
おとします。」

僕はそういうと
トイレに駆け込んだ。

⏰:08/10/27 21:02 📱:D705imyu 🆔:SzzbHcaA


#336 [なお(・∀・)]


水道で石鹸で
化粧を洗い流した。

石鹸が目にしみて
悔しかった。

⏰:08/10/27 21:03 📱:D705imyu 🆔:SzzbHcaA


#337 [なお(・∀・)]


でも
ーお客様の声ーは
これだけじゃ
済まなかった。

[声が小さい。]
[髪色が明るすぎる。]
[Gパンがだらしない。]

⏰:08/10/27 21:05 📱:D705imyu 🆔:SzzbHcaA


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