【愛.金.水商売4】
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#181 [主]
それに私自信、これ以上ユミチャンを見続ける気力がない。


金絡みが止まらないユミチャンに怒りを通り越して呆れてしまう。






『ユミチャンはもう首にして下さい』


Gマスからはすぐに返信があった。


『後で話聞きます‥』

⏰:08/11/13 13:37 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#182 [主]
現場に入っている私より、怒りを覚えていたのは誰よりもGマスだった。







団体客が去った後静かになった店の片付けをする。



「ねぇココナサン‥」

普段おちゃらけているチハルサンが真剣な顔で話しかける。

⏰:08/11/13 13:39 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#183 [主]
「少しいいですか?」


チハルサンと私は片付いたボックスに座る。


リィユンやコサカは気になって仕方がない様子。



「コサカチャン
今日お客さんにデュエット誘われて歌えなかったでしょ?
練習しときなさい」


年配のお客さんにデュエットを進められても分からないコサカは、断ってばかりだった。

⏰:08/11/13 13:42 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#184 [主]
何より今は、チハルサンが話を聞かれたくないと思った。


音楽が流れればカウンターにいるリィユン達に声は聞こえない。


コサカとリィユンは二人で昔のデュエットを練習する。




「どうしました?」

チハルサンが私に相談を持ちかけるのは初めてのことだった。

⏰:08/11/13 13:45 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#185 [主]
「あの‥嫌いじゃないんですよ‥嫌いとかじゃないんですけど‥」



何のことは分からず首を傾げる。






「ユミチャンに少し困ってて‥」


ユミチャンという言葉に過剰に反応してしまう。

⏰:08/11/13 13:48 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#186 [主]
「ユミチャンがどうしましたか?」


チハルサンはユミチャンの金絡みの件やコサカとの件、何も知らない。


店の中でのユミチャンと私のキャラは似ていて、仲がいいとお客さんに言われるくらいだ。


キャラが似ていると言うよりも、ユミチャンは日に日にココナのキャラに似ていった。

元々元気な子だ。

私のテンションに一緒になる事から、話す内容、話を振る間、ギャグを言う時。

⏰:08/11/13 13:56 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#187 [主]
人より面白くもないギャグを言うのは私のキャラ。


シーンと静まり返る空気が逆に受け、ココナ=滑りギャグみたいなイメージにまでなっている。


一言一言が私に似てくるユミチャンをうざいなんて思った事は一度もない。

一緒になって滑りながら笑いに変える二人の息はピッタリで、お客さんも私とユミチャンのペアを好んだ。

⏰:08/11/13 14:00 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#188 [主]
「ココナサンはユミチャンを可愛がってるから言いにくいんですけど‥」


だからだろう。

チハルサンがユミチャンに対する不満を私にずっと言えなかったのは。



チハルサンに気を使わせてしまった事に反省する。



「頻繁に電話があるんです‥」

⏰:08/11/13 14:02 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#189 [主]
週に二回はユミチャンからの電話が鳴る。


内容はいつも同じで、゙今どこどこにいるから車で迎えに来て下さい゙

゙お金が足りなくて電車にも乗れないんで迎えに来て下さい゙


そんな電話が頻繁にあり、最初は可哀想だと思い、たまたま暇を持て余していたから迎えに行ったと。


「一度甘やかした私も悪いんですが‥」

⏰:08/11/13 14:07 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#190 [主]
毎日ではないけれど、昼間パートにも出ていて、夜なんて旦那も子供もいるから困る。


だけど電話があれば出てしまい、断るのも疲れれば、心も痛むと

チハルサンは言った。


店でも人一倍優しい人だ。

自分はもう歳だからお客さんを掴もうなんて思わない。

ココナサン達のヘルプになれるだけで十分です。

こんな私を雇ってくれているんですから。

⏰:08/11/13 14:11 📱:W62H 🆔:☆☆☆


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