【愛.金.水商売4】
最新 最初 全 
#1 [主]
:08/11/07 13:23
:W62H
:☆☆☆
#2 [主]
:08/11/07 13:26
:W62H
:☆☆☆
#3 [主]
圭チャン
元気にしていますか?
あのウサギを手に取った時、私はあなたを過去の思い出と出来そうです。
兄チャン
あなたはあの素敵な笑顔で誰かを幸せにしていますか?
あなたの優しさ、あなたの笑顔、私は忘れません。
:08/11/07 13:29
:W62H
:☆☆☆
#4 [主]
たかチャン
私はあなたの優しさに甘えてばかりで、あなたを何度も傷付けました。
こんな私を愛してくれてありがとう。
あなたの優しさを素直に受け入れられなくてごめんね。
どうかその優しさを、見失わないで下さい。
:08/11/07 13:32
:W62H
:☆☆☆
#5 [主]
Gマス
あなたと私の出会いは
運命であり奇跡だと
私は思います。
Gマスと言う一人の人間を、私は今でも心から愛しています。
:08/11/07 13:33
:W62H
:☆☆☆
#6 [主]
リィユン
あなたとの出会いは、私にとって大きな、大きすぎる出会いでした。
私はまだ雨を好きになれそうにはないよ。
リィユンは今幸せですか――?
私との出会いを覚えていますか――‥
:08/11/07 13:36
:W62H
:☆☆☆
#7 [主]
四つ葉のホスト
あなたはずっと私を見ていたね。
いつから私を陰で支えてくれていましたか?
あなたとの出会いに感謝します。
:08/11/07 13:38
:W62H
:☆☆☆
#8 [主]
――ココナ――
あなたは寂しかったんだよね。
誰かに甘えたかったんだよね。
目を覚まして‥――
:08/11/07 13:40
:W62H
:☆☆☆
#9 [主]
ココナの物語はまだまだ続く
水商売【ココナ】
走りつづける人生は
まだ
終わりを知らない。
:08/11/07 13:43
:W62H
:☆☆☆
#10 [主]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
気付くと必ず隣にいるこの人を
当たり前のように私といるこの人を
愛している。
そう気付くのはまだ先だけど
自分の中の感情が塗り替えられていく。
:08/11/07 13:47
:W62H
:☆☆☆
#11 [主]
「あっチャン聞いてる?」
出勤前のたかチャンと二人車の中。
「あぁ‥うん大丈夫」
私は疲れていた
自分でも気づかず、必死なココナを、自分自身ブレーキがきかなかった。
私は確実に疲れている‥――
:08/11/07 13:54
:W62H
:☆☆☆
#12 [主]
「ココナサン‥」
リィユンの久しぶりな九時出勤に私は少し嬉しかった。
他のスタッフは10時入り。
「なに?」
いい話じゃないのはリィユンの顔を見れば分かる。
:08/11/07 13:57
:W62H
:☆☆☆
#13 [主]
「愚痴ってもいい‥?」
「いいけど‥」
私の一言で今までの我慢が爆発したかのように
「コサカチャンムカつくんやけどっ!!」
これを愚痴と言うのか、悪口とも取れる話は止まらなかった。
:08/11/07 14:00
:W62H
:☆☆☆
#14 [主]
「何でいきなりリユにタメ口な訳?!
売り上げ表が出た途端リユに対してめっちゃ偉そうにタメ口なんやけど!!
ココナサンが見てない時にリユに指図するやで?!
おかしくない?!」
だいぶとお怒りの様子。
コサカが店に来てから1ヶ月は、リィユンにも敬語で下手に出る子だった。
:08/11/07 14:05
:W62H
:☆☆☆
#15 [主]
そんなコサカが可愛かったけれど、売り上げ表が出て、リィユンより自分の方が上だと思ったコサカは、突然タメ口になったらしい。
そして私が見ていない所で、アイスやミネを入れてこいと指図するらしい。
「ココナサンの前ではめっちゃ猫被ってるやんあいつ!!」
:08/11/07 14:09
:W62H
:☆☆☆
#16 [主]
猫を被ってるかどうかは知らないが、確かに私から見るコサカは今でも謙虚で可愛らしい子だ。
だけどそれは私の前だけだそう。
私がいる時はそんな様子全くない。
リィユンを疑うコサカを信じるとかじゃなく、私はリィユンにそんな態度を取っているのを自分の目で見たことがない。
リィユンからの言葉だけを聞き、一緒にコサカの悪口を言うの事は出来ない。
:08/11/07 14:13
:W62H
:☆☆☆
#17 [主]
それが本当なら、コサカもどうかと思うけど
「ならコサカを抜けば?
何も言われたくないなら売り上げでコサカを抜けば?」
実力世界。
それがこの仕事だ。
:08/11/07 14:16
:W62H
:☆☆☆
#18 [主]
「少しは慰めて下さいよ‥」
「十分慰めてるけど」
私に話した事で少しだけどスッキリしたとリィユンは笑顔に戻っていた。
「ココナサンって本間に人に同意しないですね」
同意したくないんじゃなくて、同意出来る事にはするだろう。
:08/11/07 17:06
:W62H
:☆☆☆
#19 [主]
愚痴や悩みを聞くのはいい。
だけどその内容に同意する事はなかった。
女同士もつれ合う糸に挟まれて同意してしまえば、その糸は余計絡まってしまう。
ラーメンが好き♪
とかなら、私も。と答えるけど、お客さんのいない時にスタッフ同士そんな会話をない。
あのお客さんがどうとか、彼氏がどうとか、そんな話ばかり。
:08/11/07 17:09
:W62H
:☆☆☆
#20 [☆:)]
4も続けて見ます('`**
Fight(゚∀゚**
4 [gif/1KB]
:08/11/07 17:10
:821N
:☆☆☆
#21 [主]
「あぁそれと!リユ昨日彼氏と泊まってて、旦那にはココナサンの家って言ったから」
アハハハハと笑うリィユン。
「あ、そう」
リィユンとサキが被る。
リィユンのイタズラに笑う顔や、頑張り屋だけどたまに弱音を吐く姿や、全てがサキと似ている。
何より‥私を見放さない‥そんな気がした。
:08/11/07 17:14
:W62H
:☆☆☆
#22 [主]
>>20サン
いつもありがとうございますo(^-^)o
何とかCで終わらせたいと思っています。今日は疲れているのでまた更新します。梓
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
:08/11/07 17:18
:W62H
:☆☆☆
#23 [我輩は匿名である]
4も頑張ってください
:08/11/07 19:42
:SH906i
:☆☆☆
#24 [主]
>>21続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
この日、いつものようにかず君達が来店してくる。
いつも店に入る時のテンションは人一倍高く、踊りながら入ってきたり愉快な人達。
そんなかず君達にみんな笑う。
なのに今日は違った。
来店したと思えば妙に静かで、表情は怒りを全面に出す顔。
:08/11/08 11:16
:W62H
:☆☆☆
#25 [主]
あまり触れないようにお酒を作る。
かず君達は今日も三人で、互いに目で合図している。
「今日はいつもより静かや〜ん(笑)」
はいっと、焼酎のグラスを置く。
このメンバーは最初の一杯目は必ずみんなで一気飲みをする。
それも今日はなく、あまりにも絡みづらい。
:08/11/08 11:21
:W62H
:☆☆☆
#26 [主]
「おはよ〜ございま〜す」
コサカに他スタッフ、ユミチャン以外の従業員が揃う。
コサカもかず君の席に付き、いつもと違う空気に気付く。
「何かあったんですか?」
ミネを変えに行く時声をかけられる。
「さぁ‥来た時からあんなん」
コサカも理由は分からないみたいだ。
:08/11/08 11:24
:W62H
:☆☆☆
#27 [主]
だけどかず君はかず君なりに私達に気を使ったのか、空気は重いけれど、普通に会話をしようとする。
「おはようございます」
ユミチャンの出勤にかず君達の口は止まる。
ヒソヒソと三人は話し出し、ユミチャンが絡んでいるのかと思う。
「かぁずく〜ん♪」
いつもの調子のユミチャンにかず君は私を後ろのボックスに呼んだ。
:08/11/08 11:28
:W62H
:☆☆☆
#28 [主]
ユミチャンもコサカも何がなんだか分からず、立ち尽くす。
他にもパラパラとお客さんが来店し、その席に着いてねとだけ言い、私はボックスに腰をおろす。
「どうしたの?来た時から様子おかしかったけど何かあった?」
「ココナ、あいつのしつけどないなってんねん」
「‥あいつって?」
:08/11/08 11:32
:W62H
:☆☆☆
#29 [主]
「ユミやユミ。
あいつに貸した金の期間過ぎてんぞ」
かず君の目は笑っていなく、怒りに満ちた様子。
「え?ちょっと待って‥貸したって何?期間って?お金貸したの?」
話の内容が全く理解出来ず頭は混乱する。
「は?ココナ知らんのかよ?」
知らない。
何も知らない。
:08/11/08 11:36
:W62H
:☆☆☆
#30 [主]
まじかよ‥と呟くかず君。
私は既に知っている事と思い話たんだろう。
かず君は話し出した。
「あいつが一週間前金返してくれって言ってきて‥」
今週中には必ず返せるからと泣き付かれたらしい。
そんなにすぐ返せるのかと聞くと、今週中には必ず用意出来るからと頭を下げるユミチャン。
:08/11/08 11:40
:W62H
:☆☆☆
#31 [主]
「いくら貸したの?」
「二十万」
その言葉に絶句した。
「家借りる金がどうしても必要やって言うからやなぁ‥」
ちょっと待って‥
家を借りる二十万のお金は、Gマスから借りたよね?
かず君とGマス二人から二十万借りた?
:08/11/08 11:46
:W62H
:☆☆☆
#32 [我輩は匿名である]
続きが気になる

:08/11/08 11:50
:SH906i
:☆☆☆
#33 [主]
「ちょっと待ってよ‥家借りるお金は店から貸したよ?
二十万‥」
「はぁ?!まじで言ってんのかよココナ?!」
二人共訳が分からず、そして同じ怒りだけが沸き始める。
ユミチャンなりの言い訳はあるだろうけど正直聞く気にもならなかった。
同じ理由で二人からお金を借り、かず君には返さず、ましてや‥またお客さんからお金を借りていた。
:08/11/08 12:04
:W62H
:☆☆☆
#34 [主]
もう借りないと約束した。
今回は金額だって何万とかじゃない。
金額の話じゃないけれど、まっサンから数千円借りた時、私は自分でも言ってて嫌になる程怒鳴った。
それが二度目だ。
かず君から借りた二十万を家に使ったなら、Gマスが貸した二十万は何に使ったのか。
金絡みが止まらないユミチャンに私は爆発しそうだった。
:08/11/08 12:10
:W62H
:☆☆☆
#35 [主]
「今これ以上話してもラチあかないよ、
店閉めたらユミチャン含め話そう」
かず君は今あいつを呼べと聞かなかったけど、それは出来ないと言い聞かせる。
カウンターを見ると、ユミチャンと目があった。
ユミチャンは気付いていた。
かず君にお金を借りた事が私にバレたと。
:08/11/08 12:13
:W62H
:☆☆☆
#36 [主]
かず君は渋々カウンターに戻り静かにお酒を飲んでいた。
かず君の友達あとの二人も内容を把握しているだろう。
コサカやリィユンがどうしたのかと心配そうに聞いてきたけど、何もないよと話をそらす。
だけど私の怒りはおさまらず、おもいきり顔に出てしまう。
笑顔を作ろうとするのに、ユミチャンを見ると今にも殴りかかりたい気持ちだった。
:08/11/08 12:18
:W62H
:☆☆☆
#37 [主]
:08/11/08 12:19
:W62H
:☆☆☆
#38 [主]
>>36続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「ココナサン‥顔怖い‥」
仕事失格な私。
今目の前にいるお客さんには関係ないのに‥
ユミチャンは何度もチラチラと私を見ては、かず君の表情をチェックする。
かず君の前にはコサカとチハルサンをつけ、ユミチャンにはかず君に話しかけるなと言った。
:08/11/08 12:23
:W62H
:☆☆☆
#39 [主]
‥バタンッ
その大きな音に店内みんなが目をやる。
「ハァ‥ハァハァハァハァ‥」
突然倒れ、床で息を荒くするユミチャン。
またか‥それが正直な気持ちだった。
:08/11/08 12:25
:W62H
:☆☆☆
#40 [主]
「ユミチャン?!」
リィユンやチハルサンが駆けつけようとする。
「ほっとけ!!」
冷たい低い声で私は怒鳴る。
かず君も、コサカも冷たい視線をユミチャンに送る。
「でもっ‥」
内容を知らないリィユンとチハルサンは二人でユミチャンをボックスに運んだ。
:08/11/08 12:28
:W62H
:☆☆☆
#41 [主]
「ユミチャン大丈夫?!」
そう言ってチハルサンは前と同様袋を口に当てる。
「チハルサンもリィユンも席に戻れ!!」
私の言葉にお客さんも何事だと首を傾げる。
リィユンは私のいつもと違う様子に、空気を読みチハルサンを連れてカウンターに戻る。
:08/11/08 12:31
:W62H
:☆☆☆
#42 [主]
自分のした事が私にバレ、怒られると分かったんだろう。
それが今の状況に繋がったのは分かる。
だけど私は今のユミチャンを心配する程、そこまで優しい人間じゃない。
「自業自得やろ」
かず君達が言う言葉に私も頷く。
本当に自業自得だ。
:08/11/08 12:38
:W62H
:☆☆☆
#43 [主]
「逃げたいだけですよ」
「あれ演技ですよ」
この前のコサカの言葉が頭をよぎる。
ユミチャンを疑う訳じゃないけれど、
お客さんから二十万借り、Gマスから同じ理由で二十万借り、かず君にはお金を返していないユミチャンに同情しろと言うのが無茶な話だ。
私には関係ない。
そう言いたいけど、かず君は私に話を持ちかけた。
関係ないじゃすまされない。
:08/11/08 12:44
:W62H
:☆☆☆
#44 [主]
「Gマス‥早めに店閉めていいですか?」
Gマスに電話し交渉する。
「また?お客さんいるでしょまだ」
「ユミチャンがまた過呼吸になりました」
「帰らせなよ」
「お客さんからお金を二十万借りていたらしく、期間が過ぎても返さないって、そのお客さんが店に来てるんです」
「は?でも他のお客さんには関係ないでしょ」
:08/11/08 12:48
:W62H
:☆☆☆
#45 [主]
確かにGマスの言うとおりだ。
かず君達以外のお客さんには関係ない。
「お客さんの様子見て適当に店閉めます」
君の判断に任せるよと電話は切れた。
お金を払っているお客さんを店側の都合で帰らす事は出来ないと改めて思い、ある程度の時間まで営業しようと決める。
:08/11/08 12:52
:W62H
:☆☆☆
#46 [主]
外の看板と電気だけ消し、仕事に戻った。
だけどお客さんも何かあったとユミチャンの様子と私の怒鳴り声を聞き、逆に気を使ってくれる。
「なんかあったんやろ?」
「大丈夫ですよ」
リィユンやチハルサンは仕事に集中出来ない様子で落ち着きがない。
:08/11/08 12:55
:W62H
:☆☆☆
#47 [主]
「ココナの負担にはなりたくないから俺には気を使うなよ。
お前はいつも楽しませてくれるやん。
何かあった時はお互い様」
お客さんのあまりにも優しい言葉に涙が出そうになった。
私を分かってくれているお客さん。
私を見てくれているお客さん。
私と飲んでいて楽しいよと言われ、何よりもそれが心に響いた。
:08/11/08 12:59
:W62H
:☆☆☆
#48 [主]
「お前は笑ってるほうが気持ち悪いし可愛いで」
冗談混じりな言葉に私は笑う。
自分を見失ってしまった今、それでも“ココナ”の笑顔が好きだと言ってくれるお客さんに、私は救われる。
「チェックして」
一人のお客さんが言うと、残り数人のお客さんまで、俺も!と言い出す。
:08/11/08 13:04
:W62H
:☆☆☆
#49 [主]
かず君達以外は私担当のお客さんで、みんな私を怒る訳でもなく、何も聞かず私を一番に考えてくれる。
私担当でもそうゆうお客さんばかりではない。
だけど今日ここにいたお客さんは少なくとも私を想ってくれている。
私はお客さんに恵まれている。
この日、少しだけ“ココナ”を好きにった。
:08/11/08 13:07
:W62H
:☆☆☆
#50 [主]
「ボトルはサービスするね。
本当にありがとう」
三組のお客さん一組ずつに、新しい焼酎のボトルをサービスする。
もちろん私の自腹。
だけど店の中で私に出来る事はこれくらい。
「おっ太っ腹やなぁ〜なら甘えるわ」
そう言ってお客さんは笑顔で帰っていった。
:08/11/08 13:10
:W62H
:☆☆☆
#51 [主]
「リィユン今回は帰っ『分かってるよ、ココナサンのあんな姿はあまりにもおかしいから、落ち着いたらまた聞かせてな』
今日もリィユンは残ってしまうんじゃないかと声をかけると、言葉を上乗せし、分かってると言う。
リィユンの言う“あんな姿”は多分、お客さんがいるのに怒鳴った事、ユミチャンの心配をしなかった事。
この前とは違うとリィユンも分かっていた。
:08/11/09 10:03
:W62H
:☆☆☆
#52 [主]
リィユンよりもコサカのほうが、興味あり気に見えた。
かず君とユミチャンが何かあったのは気付いている。
かず君が自分のお客さんである以上、気にはなるだろう。
「コサカチャン」
「うち‥関係ないんですよね?」
コサカチャンには関係ないから安心して帰ってねと伝え、残ったのは、かず君達三人、ユミチャン、そして私。
:08/11/09 10:07
:W62H
:☆☆☆
#53 [主]
ユミチャンの過呼吸もいつの間にか落ち着き、今はただ私に怯えている。
私と目を合わせず、下を向くユミチャン。
「ユミチャン‥かず君に借りたお金どうしたの?」
帰り際リィユンに、感情的になっちゃ駄目だよと言われ、口調と気持ちを抑える。
「‥‥」
黙り込むユミチャン。
:08/11/09 10:13
:W62H
:☆☆☆
#54 [主]
「お前明後日までに返すって言ったやんけ!!どないなんっとんねん!えぇ?!」
ただの取り引き立てのチンピラかヤクザに見える‥
かず君の怒りは私でも止めるのに引いてしまう程の迫力。
その結果ユミチャンはもう泣き出している。
明後日までに必ず返すと言って今日まで返さず平然と何もなかったかのように振る舞っていたユミチャン。
:08/11/09 10:18
:W62H
:☆☆☆
#55 [主]
「お‥落とした‥落とした‥ヴゥ‥ヒック」
「はぁぁぁ?!」
私以外、男三人の声がかぶる。
「俺現金を封筒に入れて渡したわなぁ!?
お前でっかい鞄の奥に直しとったんちゃうんけ?!
あんまり舐めっとった事言うてんちゃうぞおい!!」
関西弁はなんて言葉使いが荒いんだろうと、生まれも育ちも大阪な私までがそう思う。
:08/11/09 10:25
:W62H
:☆☆☆
#56 [主]
「てか‥何でかず君に借りた訳?
何で客な訳?」
「Gマスが‥貸してくれると思わなくて‥」
「だから何で客に借りたんか聞いとんねん!!」
リィユン‥抑えるのは無理みたい。
「お前何回目やねん?!お前の中での約束て何やねん?!
舐めとんか私を
かず君はお前のヒモちゃうねんぞ!!
何回怒鳴られたら分かんねん!!」
私の怒りは収まらない。
:08/11/09 10:37
:W62H
:☆☆☆
#57 [我輩は匿名である]
あげます
:08/11/09 11:51
:SH906i
:☆☆☆
#58 [我輩は匿名である]
かず君達w
小せぇwwwww
もちろんユミは最低だけど。
:08/11/09 18:19
:SH903i
:☆☆☆
#59 [主]
>>56続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「か‥かず君にお金を借りないと家借りれなくて‥間に合わなくて‥」
Gマスにはこの前のまっサンの件があり、なかなか言い出せなかったらしい。
なかなか言い出せないと言いながら最終的には借りている。
まっサンの件があって同じ事を繰り返す。
やっぱり私には理解出来ない。
:08/11/09 22:03
:W62H
:☆☆☆
#60 [主]
「すみません‥すみません‥」
泣きながら謝れるだけじゃ話にならない。
「鞄の奥に突っ込んで封筒を落とした訳?」
信じがたい話だ。
「‥えっと‥財布にしまって‥財布を落としま‥した‥」
:08/11/09 22:06
:W62H
:☆☆☆
#61 [主]
‥‥‥‥‥ちょっと待って‥。
ユミチャン今日コンビニの袋下げて出勤してなかったっけ。
その袋の中にはユミチャンがいつも使っている財布が入っているのを見た。
「今日コンビニ行ってたよね?」
「えっと‥小銭入れにお金入れてきました‥」
私の見間違いだと言うのか。
:08/11/09 22:09
:W62H
:☆☆☆
#62 [主]
そして一番疑問なのが、お金がないといつも言っているユミチャン。
かず君からお金を借りてすぐに返せるお金を準備出来るのか。
すぐに準備出来るなら、わざわざかず君から借りる必要はない気がする。
そしてそのお金を用意出来たら、落としたと言う借りた二十万を返せるはずだ。
ユミチャンの話はあまりにもおかしかった。
:08/11/09 22:13
:W62H
:☆☆☆
#63 [主]
「お金用意出来たなら今すぐ返せば?」
ずっとホームレスをしていたのにどうしてあんなにも服を持っているんだろう。
友達の家に泊まっていると言っていたけど、荷物を全て置かせてもらっていたのか。
だとしたら何て優しい友達だろう。
それをホームレスと言うのか。
:08/11/09 22:16
:W62H
:☆☆☆
#64 [主]
財布を見たのは言わなかった。
さっさとここでお金を返せば早い話だ。
「そのお金も‥落としました‥」
もっと信じがたい話だ。
二十万を二回も道端に落としたと言うユミチャン。
全てが嘘に聞こえる。
:08/11/09 22:19
:W62H
:☆☆☆
#65 [主]
「んなバカな話があるかよっ!!
お前嘘もええ加減にせぇよ!!」
かず君も当たり前に切れる。
「かずはお前を信用して貸したんやろぉがっ!!」
他の二人も口を挟む。
正直‥私から言わせればお金を貸す方も貸す方だ。
:08/11/09 22:21
:W62H
:☆☆☆
#66 [主]
“俺が金を貸す時は返ってこないと思って貸してるよ”
Gマスの心が広いのか。
「キョウヘイ‥」
お前は俺の気持ちを分かってくれていると言いたいように、隣にいる友達を見つめている。
これが男の友情っていうやつか‥
:08/11/09 22:25
:W62H
:☆☆☆
#67 [主]
「お前ココナがどれだけ心配してんか分かってんかよ?!
お前の為に時間まで作ってくれてんやぞ!!」
私の話をされても困れば、心配もしていない。
私のことはいいから、とっとと解決してほい。
「どんだけココナがいいやつかお前分かってんか!!」
私の好感度が上がったらしい。
:08/11/09 22:29
:W62H
:☆☆☆
#68 [主]
>>57サンいつもありがとうo(^-^)o
>>58サン(笑)
読んでくれてありがとうございます☆
また更新します。
昨日から風邪をこじらせているので更新がゆっくりになるかもです‥梓
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
:08/11/09 22:40
:W62H
:☆☆☆
#69 [主]
>>67続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「何か言いたいことあんなら言えや!!」
Gマスに会いたい‥
「ごめん‥かず君本当にごめん‥」
ふとGマスに会いたくなった。
「‥もう分かったから。その変わり金はきちんと返してもらう」
:08/11/10 01:35
:W62H
:☆☆☆
#70 [主]
大事な話し合いをしている場なのに、煙草を一息吸い込み目を瞑ると、゙あっチャン゙そう呼ぶGマスが頭に浮かんだ。
会いたい‥
逢いたい‥
あなたの声が聞きたい‥
こんな状況で、こんなことを思う私はどうかしている。
私はどうしてしまったんだろう。
:08/11/10 01:38
:W62H
:☆☆☆
#71 [主]
「だけど‥今すぐには‥」
「‥」
「‥‥」
ハッと今の状況に目を凝らすと、全員黙ってしまっていて、お金をどういった形で返せばいいのか迷っているみたいだ。
かず君も、ユミチャンも、そして後の二人までもがこちらを見ている。
私に最終決断を決めろと言うのか。
:08/11/10 01:42
:W62H
:☆☆☆
#72 [主]
ユミチャンなりの言い分では、
かず君に借りた二十万を落としてしまった。
急遽どこかしらか入った二十万で返そうとしたが、それも落としてしまった。
そしてGマスにお金を借りた。
そのお金で家を借り、なにかしらで、今は一銭なしと言う。
:08/11/10 01:48
:W62H
:☆☆☆
#73 [主]
「かず君は今すぐ全額要求なの?」
「ユミもそれは無理やろうから‥給料制とか分かってるココナに任せる‥」
それでもユミチャンの事を少しばかり気遣うのは、好きだからだろうか。
いや‥かず君はユミチャンが好きだからお金を貸して欲しいと言われても断れなかったんだ。
:08/11/10 01:52
:W62H
:☆☆☆
#74 [主]
「給料は15日だから、毎月16日には必ずユミチャンはかず君の口座に五万円振り込む。4ヶ月間‥どう?」
これは私なりの意見。
参考程度に後は二人で決めてほしい。
とゆうか‥私はこの件に本当に関わっているんだろうか。
かず君に話を持ちかけられたのも、Gclubのスタッフが問題を起こしたのも事実だ。
だけどかず君は私のお客さんではない。
:08/11/10 01:57
:W62H
:☆☆☆
#75 [主]
まっサンの時は私と繋がりのある人だから仕方なしに出たけれど
チームプレイだと言うのも分かるけれど、
ユミチャンが自分の客に借りたお金でややこしくなる事に、私は関係ないと思ってしまう。
自分のお客さん一人さえ、管理が出来ないようじゃ、仕事が勤まらない。
:08/11/10 02:00
:W62H
:☆☆☆
#76 [主]
これがもし、お客さんの罠だとか、ユミチャンに信用がある子だとなれば、話は別。
なにかしら私も協力するだろう。
この場にいるのも私の仕事の一部かもしれない。
けれど本当にここにいなければならないのは、私よりGマスなのじゃないか。
私の冷たいのか。
ただ、めんどくさい事が嫌いなんだろう。
:08/11/10 02:04
:W62H
:☆☆☆
#77 [主]
「わかりました‥必ず16日に4ヶ月間振り込みます‥」
ユミチャンは納得した様子。
「分かった。なら後で口座番号教える」
解決したらい。
「ココナ、本間に今日は悪かった。
今度お詫びさせてくれ」
:08/11/10 02:10
:W62H
:☆☆☆
#78 [主]
一時間以上にも及ぶ話し合いは終わった。
「遠慮する‥私より今日かず君を心配していたコサカをご飯にでも誘ってあげて」
この件を知ると、コサカはまたユミチャンに怒りを覚えるだろう。
そりゃそうだ。
元はコサカのお客さんであって、今になってユミチャンとコサカ二人のお客さんだ。
この事でかず君達が店に来なくなれば、確実にユミチャンの責任になる。
:08/11/10 02:14
:W62H
:☆☆☆
#79 [主]
コサカからすれば担当が半分になったとはいえ、かず君達から入る歩合がなくなるのだから。
ユミチャンのしたことは、全く関係のないコサカまでを巻き込むことになる。
コサカが黙っているとは思えない。
私からコサカに言わなくても、気になっていたコサカは自らかず君に電話でもして内容を聞き出すだろう。
:08/11/10 02:18
:W62H
:☆☆☆
#80 [主]
「それと最後に‥」
ユミチャン以外帰る体制の三人の足を止める。
「分かってると思うけど、お金を貸す方も貸す方だからね。
借りるユミチャンはもっと悪質だけど」
かず君は私に頭を下げ、何も返事せず帰って行った。
「ユミチャンは残って」
:08/11/10 02:26
:W62H
:☆☆☆
#81 [主]
一時間あまりで煙草を一箱吸いきってしまった。
こういった話の時は煙草を離さなくなるのが私のくせ。
「自分がやった事本当に分かってんの?」
ユミチャンにはまだ二人になって聞きたいことがある。
「はい‥本当にすみませんでした‥」
:08/11/10 02:30
:W62H
:☆☆☆
#82 [主]
「謝るのは誰でも出来るよ。
何がいけなかったのか、誰が一番悪いのか、誰を巻き込んだのか、ちゃんと自分の口で言いな」
私はまだモヤモヤしている。
かず君はお金を返せてもらえれば解決かもしれないけど、
私からすれば、二度目の事であって、すみませんしか言わないユミチャンの気持ちが分からない。
「ユミが悪いです‥約束も破りました‥
関係のないココナサンまで巻き込んでしまいました‥」
:08/11/10 02:35
:W62H
:☆☆☆
#83 [主]
「それだけじゃないでしょ?
私と前にした約束は?」
私が一番怒っているのはそこじゃない。
「お客さんに‥お金を借りない‥」
そう。誰担当だろうと、お客さんにだけはお金を借りたら駄目だ。
そうゆう子が一人でも出れば、次に入ってくる子は、それはいいんだ。先輩がしているんだもん。と、繰り返しにれば、Gclubの品が落ちる。
:08/11/10 02:39
:W62H
:☆☆☆
#84 [主]
「金が必要ならプラベートで勝手に借りろ。でも絶対にGclubだけは巻き込むな。自分の都合だけで店全体を巻き込んでかき回すな。
店のスタッフにもや。
ユミチャンが店以外のプラベートで何しようがそこまでは口挟まん。
もう二十歳ならそれくらい分かれ」
私の一番言いたい事は言った。
そう。プラベートで何しようがユミチャンの勝手だ。
だけどお客さんとなればプラベートにならない。
担当は大きくても、まとめるとGclubのお客さんだ。
:08/11/10 02:45
:W62H
:☆☆☆
#85 [主]
「分かってんな?
Gclubに関係する人、M2の人、他のスナックやホストもそうや。
Gclubに少しでも繋がりがある人には絶対に同じ事は繰り返すな」
ここまで言って、分かっていそうでも、どこまで理解しているかが分からない。
この子には何度も同じ事を繰り返し言わないと分からないだろう。
だけど‥
:08/11/10 02:48
:W62H
:☆☆☆
#86 [主]
「次同じことしたら即クビやから」
何度も何度も許せる程私も甘くなければこの世界は甘くない。
他の店なら、今ここでクビにするところだってたくさんある。
「分かりました‥もう絶対にしません‥」
‥帰ろうと、煙草の火を灰皿に押し付ける。
:08/11/10 03:07
:W62H
:☆☆☆
#87 [主]
「あのっ‥」
まだ何かあるのかともう一本煙草に手を伸ばす。
「このこと‥Gマスにだけは言わないでください‥」
プツン゙と、何度目かの私の脳は音を鳴らした。
:08/11/10 03:10
:W62H
:☆☆☆
#88 [主]
「Gマスには言わないで下さい?
何言ってんねんお前!!
店での出来事は私一人の問題ちゃうねん!!Gマスにバレたら怒られるとか見放されるとか思ってんやろうこど、全てお前の撒いた種な事くらい分かれや!!
自分のした事から逃げんと責任持てや!!」
「早く出ろっ鍵閉められへんやろ」
ここまで卑怯な人間だとは思わなかった。
:08/11/10 03:48
:W62H
:☆☆☆
#89 [主]
ユミチャンが店を出て帰ったのを確認すると私はあの人の元へ行く。
会いたい‥
側にいたい‥
いつからだろう
いつからだろうと、
あれ程冷め切った心に変化が起き始めたのは‥いつからだろうって‥
あの人の隣で見る景色さえ綺麗に見えない
あの人からのプレゼントさえ喜びを感じなくて
:08/11/10 03:51
:W62H
:☆☆☆
#90 [主]
私を待っていてくれているのに、ウザいとさえ何度も思って。
本当にいつからかは分からないんだ。
当たり前のようにいつも隣にいるあの人を、私も当たり前のように感じだし、
一切笑わない私を、くだらないジョークで笑わせようとしてくれたり
何も喋らない私に、空気の重くない沈黙を作ってくれたり。
:08/11/10 03:56
:W62H
:☆☆☆
#91 [主]
その当たり前な事は、きっと当たり前じゃなくて。
だけど当たり前のように、私は今、あの人に会いたい。
当たり前のように、あの人の隣に行きたい。
ねぇ‥ウサギは今でも目を腫らし、泣いていますか?――‥
:08/11/10 03:58
:W62H
:☆☆☆
#92 [主]
「Gマス」
あなたがいる場所は分かっている。
私を待っていたかは分からない。
けどあなたはいた。
いつものM2に。
「お疲れさん」
あなたの声が聞きたくて。
:08/11/10 04:01
:W62H
:☆☆☆
#93 [主]
だけど‥
まだあの引き出しに手を伸ばすのは怖いんだ‥――
ただただ、前を見て現実を走りつづける私は、
ただただ、心はタンスに過去を閉まったままだった。
:08/11/10 04:05
:W62H
:☆☆☆
#94 [主]
進んでいるように思えたこの足は
ずっと止まっていたのかもしれない。
目の前の現実と
過去のリアル。
私の中で
まだ一つにならないこの想い‥
――‥私の弱虫。
:08/11/10 04:10
:W62H
:☆☆☆
#95 [主]
過去の引き出し。
たかチャンとの関係。
Gマスとの関係。
サキへの想い。
そしてGclub。
このいくつものものを、一つに出来れば、どれほど楽だろう。
:08/11/10 04:13
:W62H
:☆☆☆
#96 [主]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄
「ココナサンココナサン♪見て〜♪」
私の目の前にはいつものカルピス。
そして本物の四つ葉のクローバー。
この前もらった、詩織みたいな枯れた四つ葉はどこへやったか失礼ながら思い出せない。
:08/11/10 04:15
:W62H
:☆☆☆
#97 [主]
「俺探してきました!!
本物のほうがいいと思って探してきました!!」
四つ葉のホストの手には、小さな薄いプラスチックで四つ葉を挟んでいるもの。
「あんたは何で四つ葉が好きなの?」
普段めったに話をふらない私に驚きを隠せずにいながら、それでもニコニコと話し出す。
:08/11/10 04:19
:W62H
:☆☆☆
#98 [主]
「えっとですね♪
四つ葉ってなかなかないでしょ?
三つ葉がたくさんある中一生懸命探さないとないプレミアモン。
ココナサンと似ています。
四つ葉は幸運を運ぶって言われてるんですよ♪」
一生懸命探してきたこの子の姿が目に浮かぶ。
「ねぇ‥ならもし、その四つ葉は三つ葉になれなかっただけで、本当はみんなと同じ三つ葉になりたかったのに、何かの間違いで仲間外れになっちゃったとしたら?
みんなと違う事に淋しさを感じていたら?」
:08/11/10 04:25
:W62H
:☆☆☆
#99 [主]
小さな葉っぱ一枚に何を意味不明な事言っているんだろうと自分でも不思議だ。
それ以上にこんな話を聞かされている方が、もっと意味が分からないに決まってる。
「ん〜‥」
私の言葉に一人悩むホストは、数分経つと、分かった!!と言ってどこかへ行ってしまった。
:08/11/10 04:29
:W62H
:☆☆☆
#100 [主]
そう言えば前にもらった四つ葉の詩織は、いらないと言って差し出す手を振り払ったんだ。
もし貰っていてなくしたのだったら、失礼だなと思ったけど、一度いらないと言った四つ葉を二度も持ってくるあの子を、やっぱり不思議に思う。
今日は出だしが特に暇で、お客さんが来店するまで一時間近くは外にいるだろう。
大半は遅くから忙しくなるから慌てたりはしない。
何をする訳でもなく、ただ何も考えず煙草をふかしながらボーっとしていた。
:08/11/10 04:48
:W62H
:☆☆☆
#101 [主]
「ココナサ〜ん!!」
遠くからこちらに走ってくるのは四つ葉のホスト。
「ハァ‥ハァ‥まだいてよかったです‥」
今ちょうどお客さんから、行くと連絡があったところだ。
「こ‥これっ‥!」
前かがみになる息の荒いホストは両手を真っ直ぐ私にむける。
:08/11/10 04:51
:W62H
:☆☆☆
#102 [主]
その手のひらを見て私は何のことか分からなかった。
葉っぱが二枚手のひらにある。
「こっ‥これね!!
さっきの四つ葉と今積んで来た三つ葉!
」
この街のどこに三つ葉の咲く場所があるのかが、一番の疑問だ。
「これで!!これで四つ葉もさみしくないでしょ!!」
:08/11/10 04:55
:W62H
:☆☆☆
#103 [主]
「寂しがり屋な奇跡の四つ葉と、仲間がいっぱいいる三つ葉!!
この二つが合体したら寂しくないでしょ!!
たくさんある三つ葉ももしかしたら四つ葉になりたいかもしれない!!
四つ葉も三つ葉になりたいかもしれない!!
なら二つが合体して仲良くなったら一番でしょ!!」
こんな子が世の中にいるんだなと、現実を面白く思う。
この二つの葉っぱには名前があるんだよ、と。
:08/11/10 05:00
:W62H
:☆☆☆
#104 [主]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「七つのクローバー」
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
:08/11/10 05:02
:W62H
:☆☆☆
#105 [主]
 ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄
「ははっ‥アハハハハハ!!」
つい笑ってしまった。
スーツを着たホストが、四つ葉や三つ葉を探しに行き、二つ合わせると“七つのクローバー”になるんだよと名前まで付け、笑顔を見せる。
あまりにも現実離れした光景に、自然と笑いがこみ上げる。
:08/11/10 05:06
:W62H
:☆☆☆
#106 [主]
「ねぇ、それは君がどこかに飾ってさ」
ココナサンにあげる為に考えて積んできたんです!!
と言うホストに
「私には七つのクローバーの絵書いてよ?それは君が初めて生み出したクローバーでしょ。
私がもらっても無くしたら嫌だし‥
ヘタでもいいからそれ見て絵書いて」
おかしなホストに
おかしな私。
:08/11/10 05:41
:W62H
:☆☆☆
#107 [主]
絵は昔から書くのも書いてもらうのも好き。
なんとなく‥七つのクローバーの絵がほしいと思った。
私が書くんじゃなくて、このクローバーを生み出したホストに書いてほしいと思った。
「わっかりましたぁ!!ココナサンの頼みごとは初めてなんで頑張ってみます!!
明日またここで!」
そう交わし、二人とも店へと戻る。
:08/11/10 05:44
:W62H
:☆☆☆
#108 [主]
次の日カルピスと一緒に手に持っていたのは、小さな紙切れ。
「これ七つ葉っぱある?」
どう見ても七つもあるように見えない絵。
「葉っぱが重なるんですって!!
くっつけて見たまんまに書いたらこうなったんですよぉ‥」
その絵は、緑色の細いペンで小さく書かれていた。
七つのクローバー‥
jpg 28KB
:08/11/10 05:50
:W62H
:☆☆☆
#109 [主]
ホストがクローバーの絵を書いている姿を想像すると笑えてくる。
この子の事だから何度も書き直したんだろうなあ、とか
一生懸命真剣に書いたんだろうなと思う。
「ありがとう」
この頃から、たんに目障でうざいホストではなくなった。
:08/11/10 05:54
:W62H
:☆☆☆
#110 [我輩は匿名である]
あげます
:08/11/10 18:49
:SH906i
:☆☆☆
#111 [主]
>>109続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「ココナサン‥」
店にはコサカと二人きり。
いつも何かと話しかけてくるのに、今日は静かだなぁなんて思っていた。
「かず君の件‥何か知ってますか?」
あの日から‥かず君達が店に来ることはなかった。
:08/11/11 10:33
:W62H
:☆☆☆
#112 [主]
コサカは案の定かず君に電話したらしい。
だけど電話には出ず、メールも返ってこない。
ユミチャンと何かあったのは気付いていたけど、それが理由で私が連絡を無視されるとは思わなかったらしく、何か自分もかず君の気に触ることをしたんじゃないかと考える。
だけど心辺りはなく、ユミチャンには聞きたくないらしく、やっとココナサンに聞けた、と。
:08/11/11 10:38
:W62H
:☆☆☆
#113 [主]
言うか言わないか迷った。
Gマスにはスタッフにも言わないよう口止めされている。
でも、コサカの立場になって考えれば、辛いはずだ。
コサカがGclubに来て、初めて掴んだお客さん。
それがかず君だったんだから。
もうかず君達の売り上げも入らない。
コサカの頑張りと結果は、ユミチャンが壊したんだから。
:08/11/11 10:42
:W62H
:☆☆☆
#114 [主]
「‥コサカチャンは何もしてないんでしょ?
なら大丈夫」
何が大丈夫かも分からないければ、大丈夫な訳ないのに、人事のように、こう言うしかなかった。
「うち‥ユミチャンにだけは負けたくない‥」
かず君達が来なくなった今、ユミチャンは落ち込む訳でもなく、他のお客さんを着々に増やしていく。
:08/11/11 10:45
:W62H
:☆☆☆
#115 [主]
ここにもまた
女の争い。
醜く、そして儚い‥
自分を守るために。
:08/11/11 10:54
:W62H
:☆☆☆
#116 [主]
「私も‥昔そうだった」
「ココナサンも?」
「うん。
負けたくなかった、ある人だけには。
でもね‥勝ちたい勝ちたいって思ってたのに、実際勝てば、余計苦しかったよ。
私たち水商売はどこまで勝ち続ければいいんだろうね」
私にはまだ分からないです。
ただ今はユミチャンに負けられない。
コサカはそう言った。
:08/11/11 11:35
:W62H
:☆☆☆
#117 [主]
もっと大きく夢を持てばいいのにと誰かは言う。
未来を見なさいと
誰かは言う。
だけど私たちは、今目の前に立ちはだかる現実についていくのに必死で。
追いかけるのに精一杯で。
1日の、たった1日の売り上げを競い合う。
:08/11/11 11:38
:W62H
:☆☆☆
#118 [主]
「ココチャン」
隣にはなぎさサン。
なぎさサンは何もなかったかのように話しかけてくる。
みなみサンの悪口を言いながら。
この前はみなみチャンに無視しろって言われたから‥と、人のせいにして。
私の前ではいい顔をする。
:08/11/11 11:42
:W62H
:☆☆☆
#119 [主]
「みなみチャンがね」
私に構わず、みなみサンと仲良くしていればいいのに。
どうして人は、人を巻き込むんだろう。
「ココチャンの悪口言ってたよ」
みなみサンの悪口は止まらない。
私が返事をせず黙ったままだからか、なぎさサンは私の話を持ちかける。
:08/11/11 11:46
:W62H
:☆☆☆
#120 [☆:)]
あげ

:08/11/11 17:11
:821N
:☆☆☆
#121 [なっち]
楽しみだからアゲる!
:08/11/12 11:23
:P906i
:☆☆☆
#122 [主]
>>119続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「みなみチャンに嫌がらせメール送ってるんでしょ?」
無視し続けていたなぎさサンの言葉は、突然疑問系になる。
「‥は?」
私が食いつくのを分かった上での質問。
「みなみチャンがね、ココチャンからよく嫌がらせメール来るって。
ココチャンはそんな子じゃないのにね‥」
:08/11/12 11:25
:W62H
:☆☆☆
#123 [主]
私がたまに送っていたみなみサンへのメール。
“最近はどうですかぁ?”
“うちは何とかボーズ(客が0)ないですよぉ(笑)”
最近はどうとか、
暇だぁ〜とか。
そんな内容をお互い送り合いしていた。
「Gclubは忙しいって嫌味ばっかり」
そうみなみサンは言っていると。
:08/11/12 11:29
:W62H
:☆☆☆
#124 [主]
「゙ココチャンを育てたのは私なのに゙って」
「゙私が可愛がってあげたからGclubで通用してるのに゙って」
「゙どうせ枕でしか売り上げないのに゙って」
なぎさサンの話を止まらなかった。
私の心はかき乱されるばかり。
:08/11/12 11:32
:W62H
:☆☆☆
#125 [主]
「みなみチャンひどいよねぇ」
「‥それ本当ですか?」
メールの内容も、全て知るなぎさサン。
みなみサンが言っているのは本当だろう。
なぎさサンが言う枕‥たかチャンの事だろう。
なぎさサン関係でそれを知っているのはみなみサン。
だけど‥どこまで本当の話か分からない。
:08/11/12 11:36
:W62H
:☆☆☆
#126 [主]
みなみサンを信じたい自分。
けれど、私を無視したみなみサン。
メールの内容やたかチャンの件を話しているみなみサン。
何を信じればいいのか分からず
隣にいるなぎさサンに苛立ちも感じ
何もかも分からなくなる。
:08/11/12 11:39
:W62H
:☆☆☆
#127 [主]
まだ時間は早い。
社長が来なかった今日はいつもより早くに店を閉めた。
まだルビーKは開いているはず。
「え‥ココチャン?!」
みなみサンに会いに行く。
みなみサンへの怒りだけで、私は立ち上がる。
:08/11/12 11:42
:W62H
:☆☆☆
#128 [主]
なぎさサンの言ったことを、鵜呑みにする私もどうかと思う。
だけど、そんな事を考えるより、怒りだけが私を動かしていた。
我慢していた。
無視されようが、悪口言われようが。
だけど、限界みたい。
みなみサンに話を聞きに行く。
そんな感情はなく、
:08/11/12 11:45
:W62H
:☆☆☆
#129 [主]
殴りたい。
ただそれだけだった。
私もどうかしている。
関係ないと言い続けてきたなら、今もほっとけばよかったんだ。
「ちょ‥ちょっと待って!!」
なぎさサンに腕を捕まれ振りほどこうとする。
:08/11/12 11:49
:W62H
:☆☆☆
#130 [主]
:08/11/12 11:50
:W62H
:☆☆☆
#131 [我輩は匿名である]
うわ〜楽しみ!!
ドキドキしてきた(・∀・)
:08/11/12 12:32
:F906i
:☆☆☆
#132 [主]
>>129続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「ちょっとっ‥どこ行くの?!」
「あんたが言った事本当か確かめてくる」
「ちょっと待ってよっ‥あっほら!!
Gマスも来たとこだし落ち着いて!!」
まだ早いこの時間にどうしてGマスがいるのか。
タイミングが悪すぎる。
:08/11/12 16:25
:W62H
:☆☆☆
#133 [主]
「何してんの?」
落ち着いてって、巻き込み苛立たせてるのはお前だろと。
「Gマス‥ココチャンが‥ルビーKに行こうとして‥」
どうして私が巻き込まれなきゃならないんだと。
「ココチャン?どしたの?取り敢えず外出よ」
私はただ、みなみサンが好きなだけだったのに。
:08/11/12 16:29
:W62H
:☆☆☆
#134 [主]
「Gマスッ‥私も行きますっ‥」
「お前は来るなっ!!お前の顔見てたら虫ずが走る」
M2のマスターは私の言葉にただ驚いている。
「‥‥‥ッ」
言い返せないなぎさサンを無視してGマスと外へと出る。
:08/11/12 16:32
:W62H
:☆☆☆
#135 [主]
「あっチャン何があったの?」
狭い道に誘導され暗闇に二人きり。
「なんで私が巻き込まれなきゃならないんですか?!
面と向かって何も言えない奴らにっ」
今さっきなぎさサンに言われた事、みなみサンへの不信感、全てをGマスに話す。
Gマスは私の性格を誰より知っている。
:08/11/12 16:36
:W62H
:☆☆☆
#136 [主]
「今から一緒にルビーKに行こう」
その変わり、水をかけたり手を出すのは絶対にするなと釘をさされる。
やっぱり私の性格を分かっている‥。
ルビーKへと向かう車の中では、ずっと私の手を握っていた。
落ち着いて‥と言わんばかりに。
:08/11/12 16:40
:W62H
:☆☆☆
#137 [我輩は匿名である]
:08/11/12 17:29
:SH906i
:☆☆☆
#138 [主]
>>136続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ルビーKに着いた頃には、既に片付けをしている最中だった。
「ココチャン??」
Gマスと一緒な事に驚いている。
みなみサンとは、あの日、M2で無視されてから会っていない。
気まずさが伝わってくる。
:08/11/12 21:48
:W62H
:☆☆☆
#139 [主]
「ねぇみなみサン‥私が話した話、なぎさサンに言いましたよね?」
どうしてかな。
さっきまで怒りで溢れていた気持ちが、悲しみに変わっているのは‥。
みなみサンの口から゙ごめん゙と聞けば、本当に裏切られたと実感してしまう。
チューリップを辞めて、また違う新しい世界で初めて私を可愛がってくれたみなみサンが好きだったから。
:08/11/12 21:53
:W62H
:☆☆☆
#140 [主]
たくさんいるスタッフの中で、一人浮く私に優しくしてくれたのはみなみサンだけだったから。
一人外で煙草をふかす私の隣に来てくれたのはみなみサンだったから。
ルビーKからGclubに変わる時、止めてくれたのはみなみサンだったから。
私が全てを話せたのは、みなみサンを信用していたから。
みなみサンが好きだったから‥。
:08/11/12 21:56
:W62H
:☆☆☆
#141 [主]
「ごめん‥」
人は人を裏切る。
「私の送るメール‥嫌味でしたか?
少なくとも私はそんなつもりありませんでした‥」
「え?ちょっと待って‥確かになぎチャンに喋ったのは事実やけど、あたしそんな事言ってないよ?」
つじつまが合わない。
:08/11/12 22:00
:W62H
:☆☆☆
#142 [主]
「゙私が育てたのに゙」
「゙嫌味メールばかり送ってくる゙」
なぎさサンから言われた言葉をそのままリピートする。
゙枕営業゙
この言葉は言えなかった。
Gマスの前では‥。
:08/11/12 22:02
:W62H
:☆☆☆
#143 [主]
私は卑怯だ。
゙枕営業゙
事実とも取れるその言葉だけは、Gマスに聞かれたくなかった。
さっきまで手を繋いでたGマスにだけは知られたくないと思った。
私は卑怯だ‥。
:08/11/12 22:04
:W62H
:☆☆☆
#144 [主]
「あたしそんな事言ってないよ!!
てゆうか、あたしの悪口言ってたのはココチャンでしょ?」
゙みなみサンがうざい゙
゙みなみサンの男癖は酷すぎる゙
゙ルビーKなんかよりGclubのほうが忙しい゙
そう言ってたんでしょ?!
みなみサンはそう言った。
:08/11/12 22:09
:W62H
:☆☆☆
#145 [主]
なぎさサンに‥
「踊らされたね」
私の心と同じ事をGマスが口にする。
「かき乱す主はなぎチャンか‥」
なぎさサンの目的が分からなかった。
:08/11/12 22:14
:W62H
:☆☆☆
#146 [主]
:08/11/12 22:16
:W62H
:☆☆☆
#147 [主]
>>145続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ユミチャンやコサカに、お客さんに踊らされてどうするのと言っておきながら、私がこんなんじゃ立場がない。
「‥なぎチャンを詰めるか」
そう静かに言ったGマスの目は笑ってはいなく、低く冷たい声だった。
背筋がゾクッとした。
初めて聞いた恐ろしい声に。
:08/11/12 22:53
:W62H
:☆☆☆
#148 [主]
GclubとルビーKのトップをかき乱して仲を悪くする奴はいらない
そう呟くGマスを怖いと少し感じた。
だけど、なぎさサンが原因だとしても、私とみなみサンの仲は元に戻ることはないだろう。
みなみサンがなぎさサンに私のプライベートべーとを話したのは事実だ。
一度壊れた仲は元には戻らない。
みなみサンも分かっているはず。
もう仲良くご飯を食べる事も飲みに行く事もないと。
:08/11/12 23:02
:W62H
:☆☆☆
#149 [主]
水商売で、女の友情なんてこんなもの。
「ねぇココチャン」
聞きたくなかった。
これ以上、みなみサンを嫌いになりたくなかった。
水商売に友情を求めていないと言った中、初めて信用したみなみサンに、これ以上‥。
:08/11/12 23:06
:W62H
:☆☆☆
#150 [主]
「確かになぎチャンは嘘を付いてた。
けど‥」
聞きたくなかった‥
「あたしはあんたが嫌いやで。
最初から」
:08/11/12 23:08
:W62H
:☆☆☆
#151 [主]
頭の中の時間が止まる。
「あたしがあんたを本間に可愛がってるとでも思ってた?
入ってすぐにお客さんに可愛がられて
一人でも平気な顔して
何でも手に入るあんたが最初から大嫌い
あたしが少し優しくしたら信用してアホみたい
あんたを引き止めたのは金になるから
店の売り上げの為
ただそれだけ」
:08/11/12 23:14
:W62H
:☆☆☆
#152 [主]
‥所詮こんなもの。
笑いながらご飯を食べたのも
一緒に飲んだのも
ラストを協力してくれたのも
私の為じゃなく
全てお金の為。
:08/11/12 23:18
:W62H
:☆☆☆
#153 [主]
お金の間に友情なんて生まれない。
ねぇ‥みなみサン。
確かに私は一人でも平気。
お客さんにも恵まれていると思う。
:08/11/12 23:21
:W62H
:☆☆☆
#154 [主]
けど‥
何でも手に入ってなんかない‥
毎日が、不安で仕方ないんだよ‥
みなみサンとの友情だって
こんなにも簡単に崩れたじゃん‥
何も手に入ってなんかいない――‥
:08/11/12 23:24
:W62H
:☆☆☆
#155 [主]
「みなみチャン、その発言はママとして失格だよ」
「すみません‥」
Gマスの言葉を最後まで聞かず、私は店を出た。
「君は本間に女から嫌われるねぇ‥」
:08/11/12 23:28
:W62H
:☆☆☆
#156 [主]
帰りの車内、何度も言われた言葉を言われ、笑えなかった。
窓ガラスから見える景色。
見慣れた道並。
今日もGマスは私をここに連れてくる。
明るくなりつつあるこの場所へ。
jpg 16KB
:08/11/12 23:47
:W62H
:☆☆☆
#157 [主]
次の日から、M2でなぎさサンを見かける事はなかった。
毎日のようにいたなぎさサンは、パタッと来なくなった。
Gマスに聞いた話。
なぎさサンとM2のマスターは一年前から付き合っているらしい。
なぎさサンの、M2のマスターを想うあの顔は、微笑みながらも、淋しげだった。
なぎさサンが何を抱えているかは分からない。
:08/11/12 23:51
:W62H
:☆☆☆
#158 [主]
Gマスは言った。
なぎチャンは寂しいんだよ、
マスターとの仲まで俺も詳しくは知らないけど、あの人はお金だけは持て余している。
あれだけの要素でお金を持っていれば近寄りがたい。
あの人は友達がいないから、君たちにどう接すればいいのか分からなかったんだよ。
寂しい人なんだよきっと。
:08/11/12 23:54
:W62H
:☆☆☆
#159 [主]
なぎさサンの抱える闇は分からない。
だけど、みんな寂しいんだよ。
店へ飲みに来るお客さんも。
働くスタッフも。
もちろん私も。
みんなそれぞれ孤独を抱えている。
:08/11/12 23:56
:W62H
:☆☆☆
#160 [我輩は匿名である]
みんな男に人気がある主さんが羨ましいんですね

ひがんでるだけじゃん

:08/11/13 00:06
:SH906i
:☆☆☆
#161 [主]
>>159続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
毎日が忙しく過ぎる。
みなみサンとはあれ以来、連絡を取り合う訳もなく、ましてやたまに来ていたルビーKのお客さんまで、Gclubに来なくなった。
コサカもユミチャンに負けじと売り上げを伸ばす。
リィユンは相変わらず私を慕う。
ユミチャンに対しても、またもう一度見直そうと思っていた。
:08/11/13 00:29
:W62H
:☆☆☆
#162 [主]
けど、お金にルーズなユミチャンは何も変わっていなかった。
―‥ピンポーン
ユミチャンと二人の店に、オープンと同時にやってきた一人の男性。
とてもじゃないけど、柄がいいとは言えない見た目。
いらっしゃいませと出迎えても、その場から動こうとしない。
:08/11/13 00:32
:W62H
:☆☆☆
#163 [主]
新規だと思った男性は、カウンターに座る気配もなく低い声で大声を出す。
「ユミ出せやオラァ!!」
突然の叫びに立ち尽くす私。
:08/11/13 00:34
:W62H
:☆☆☆
#164 [主]
>>160サン
いつもありがとう
o(^-^)o
私も恥ずかしながら、他人を羨む時がありました。
特に、この世界ならではの感情が生まれるんでしょうね。
また更新します☆
本当にいつもありがとう☆梓
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
:08/11/13 00:37
:W62H
:☆☆☆
#165 [我輩は匿名である]
小説のココナは馬鹿。
【私、心閉ざしてるけど、真っ直ぐなの】って感じで、正義感振りかざしてさ。女に嫌われる女は、ホステス向きだが、上には立てない。ココナを嫌いながら、悪口を言わず、最後の最後に、ココナの短所を言ったみなみの方が、大人ですね。Gマスも大人としての判断力が足りない。若いココナにトチ狂った【中年の危機】って感じ。
もちろん今の主さんは成長して、素敵な女性だと、想像します!頑張って下さい。
:08/11/13 04:30
:SH903i
:☆☆☆
#166 [我輩は匿名である]
↑だれ?(笑)
:08/11/13 09:41
:N905imyu
:☆☆☆
#167 [YUA//GAO.GAO123]
:08/11/13 10:14
:W62SH
:☆☆☆
#168 [YUA//GAO.GAO123]
:08/11/13 10:15
:W62SH
:☆☆☆
#169 [YUA//GAO.GAO123]
:08/11/13 10:19
:W62SH
:☆☆☆
#170 [我輩は匿名である]
>>165に同感……
あたしもみなみさんが大人だと思います。夜の世界で主と仕事しながらも見抜けなかったみなみさんの態度一流だと思います。仕事とプライベート割り切ってプロ意識があるみなみさんを見習われたら良いと思います。
けど小説自体はおもしろいですね…ただこの世界、若いだけが取り柄にならないように女性らしさもお勉強されてこれからも頑張ってください。
:08/11/13 12:12
:N906imyu
:☆☆☆
#171 [主]
あの‥この小説は今を綴っているのではなく過去を書かせて頂いています‥。
失敗や間違えなどの繰り返しの中で進んでいく内容を書く予定です。
さまざまな意見は身を染みて考えさせられますo(^-^)o
出来ればこれからのココナも見ていただけたらなと勝手ながら思います。
感想は感想板にお願い致しますo(^-^)o
また更新します。梓
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
:08/11/13 12:54
:W62H
:☆☆☆
#172 [主]
>>163続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「ユミは今出ていますが‥どのようなご用ですか?」
ユミチャンは今煙草を買いに近くのコンビニまで出ている。
「責任者出せや!!」
用も話さず、ただ我を忘れて叫ぶ男。
「オーナーは今出先です。
私で良ければお話を聞きますが‥」
:08/11/13 13:03
:W62H
:☆☆☆
#173 [主]
「あいつに貸した金どないなってんねん!!」
全く会話にならない中、ユミチャンがこの男にお金を借りて返していないのは分かる。
けれど、Gclub関係者でもなく、お客さんでもない人が何故ここにいるのか‥。
「先輩‥」
煙草の入った袋をぶら下げ帰ってきたユミチャンは、すぐに状況が読めた様子。
:08/11/13 13:07
:W62H
:☆☆☆
#174 [主]
「おいユミ!!お前金どないなってんねん!!
約束の日過ぎてるやんけ!!」
「それはっ‥」
「ねぇさん
こいつ借りますよ」
ユミチャンの腕を掴み外へ出ようとする男。
「あの‥ユミは今仕事中です、仕事が終わった後には出来ないですか?」
:08/11/13 13:11
:W62H
:☆☆☆
#175 [主]
今日は団体の予約も入っている。
その団体客は、ユミチャンと私二人のノリが好きで来るお客さんだ。
「俺も明日朝から仕事やねん!!
今日まで待ってたんや!!もう待てるかよ!!」
俺の言い分は十分に分かった。
:08/11/13 13:14
:W62H
:☆☆☆
#176 [主]
「ですがね‥」
「先輩‥仕事の邪魔だけはしないでください‥」
黙っていたユミチャンが口を開く。
「お前がさっさと金返してたらこんなことなってないやろ!!」
これ以上男に何を言っても通じないと思った私は、Gマスに電話をかける。
:08/11/13 13:17
:W62H
:☆☆☆
#177 [主]
お客さんが来たらややこしいだけだから帰らせなと言われ、ユミチャンにはタイムカードを押すように指示を出す。
「本当にすみません‥」
ユミチャンの謝罪の後に、男も頭を下げて二人店を出る。
まだ開店したばかりなのに、どっと疲れが出た私は煙草に手を伸ばす。
:08/11/13 13:20
:W62H
:☆☆☆
#178 [主]
少したち、予約通りお客さんは来店する。
ユミチャンがいない事に不満をさらけ出すお客さんを和ますのに必死だった。
私の中で一つの決断が出る。
ユミチャンはGclubにいらない‥と。
:08/11/13 13:23
:W62H
:☆☆☆
#179 [主]
まっサンに、かず君にお金を借り、何とか解決したものの、次何かあれば即首だとユミチャンには言ってある。
Gclubは巻き込むなと念を押されたユミチャンは、プライベートでお金を借りた。
けれど、そのプライベートの男が店へ押しかけたとなると話は違ってくる。
早い時間でお客さんがまだいなかったのは運が良かっただけで、そうでなければ楽しく飲んでいるお客さんまで巻き込むことになっていた。
:08/11/13 13:29
:W62H
:☆☆☆
#180 [主]
確かにユミチャンはお客さんにモテる。
その結果は数字にちゃんと出ている。
ユミチャンなりに頑張っているのも分かっている。
だからと言ってこれ以上ユミチャンを店におく事はマイナスだ。
いくらお客さんを持っていても、自分のお客さんしか大事に出来ず、店の評判を落とされてはそっちのほうがマイナスになる。
:08/11/13 13:33
:W62H
:☆☆☆
#181 [主]
それに私自信、これ以上ユミチャンを見続ける気力がない。
金絡みが止まらないユミチャンに怒りを通り越して呆れてしまう。
『ユミチャンはもう首にして下さい』
Gマスからはすぐに返信があった。
『後で話聞きます‥』
:08/11/13 13:37
:W62H
:☆☆☆
#182 [主]
現場に入っている私より、怒りを覚えていたのは誰よりもGマスだった。
団体客が去った後静かになった店の片付けをする。
「ねぇココナサン‥」
普段おちゃらけているチハルサンが真剣な顔で話しかける。
:08/11/13 13:39
:W62H
:☆☆☆
#183 [主]
「少しいいですか?」
チハルサンと私は片付いたボックスに座る。
リィユンやコサカは気になって仕方がない様子。
「コサカチャン
今日お客さんにデュエット誘われて歌えなかったでしょ?
練習しときなさい」
年配のお客さんにデュエットを進められても分からないコサカは、断ってばかりだった。
:08/11/13 13:42
:W62H
:☆☆☆
#184 [主]
何より今は、チハルサンが話を聞かれたくないと思った。
音楽が流れればカウンターにいるリィユン達に声は聞こえない。
コサカとリィユンは二人で昔のデュエットを練習する。
「どうしました?」
チハルサンが私に相談を持ちかけるのは初めてのことだった。
:08/11/13 13:45
:W62H
:☆☆☆
#185 [主]
「あの‥嫌いじゃないんですよ‥嫌いとかじゃないんですけど‥」
何のことは分からず首を傾げる。
「ユミチャンに少し困ってて‥」
ユミチャンという言葉に過剰に反応してしまう。
:08/11/13 13:48
:W62H
:☆☆☆
#186 [主]
「ユミチャンがどうしましたか?」
チハルサンはユミチャンの金絡みの件やコサカとの件、何も知らない。
店の中でのユミチャンと私のキャラは似ていて、仲がいいとお客さんに言われるくらいだ。
キャラが似ていると言うよりも、ユミチャンは日に日にココナのキャラに似ていった。
元々元気な子だ。
私のテンションに一緒になる事から、話す内容、話を振る間、ギャグを言う時。
:08/11/13 13:56
:W62H
:☆☆☆
#187 [主]
人より面白くもないギャグを言うのは私のキャラ。
シーンと静まり返る空気が逆に受け、ココナ=滑りギャグみたいなイメージにまでなっている。
一言一言が私に似てくるユミチャンをうざいなんて思った事は一度もない。
一緒になって滑りながら笑いに変える二人の息はピッタリで、お客さんも私とユミチャンのペアを好んだ。
:08/11/13 14:00
:W62H
:☆☆☆
#188 [主]
「ココナサンはユミチャンを可愛がってるから言いにくいんですけど‥」
だからだろう。
チハルサンがユミチャンに対する不満を私にずっと言えなかったのは。
チハルサンに気を使わせてしまった事に反省する。
「頻繁に電話があるんです‥」
:08/11/13 14:02
:W62H
:☆☆☆
#189 [主]
週に二回はユミチャンからの電話が鳴る。
内容はいつも同じで、゙今どこどこにいるから車で迎えに来て下さい゙
゙お金が足りなくて電車にも乗れないんで迎えに来て下さい゙
そんな電話が頻繁にあり、最初は可哀想だと思い、たまたま暇を持て余していたから迎えに行ったと。
「一度甘やかした私も悪いんですが‥」
:08/11/13 14:07
:W62H
:☆☆☆
#190 [主]
毎日ではないけれど、昼間パートにも出ていて、夜なんて旦那も子供もいるから困る。
だけど電話があれば出てしまい、断るのも疲れれば、心も痛むと
チハルサンは言った。
店でも人一倍優しい人だ。
自分はもう歳だからお客さんを掴もうなんて思わない。
ココナサン達のヘルプになれるだけで十分です。
こんな私を雇ってくれているんですから。
:08/11/13 14:11
:W62H
:☆☆☆
#191 [主]
そう言うチハルサンは、嫌味でもなく、本当に謙虚な人で、私が困った時場を盛り上げてくれる大切なスタッフ。
Gマスはお金にならないスタッフはいらないと言っていた。
経営者ならではの意見だろう。
一時期シフトも減らされていたチハルサンは、少しへこんでいた。
私はそんなGマスに、チハルサン達スタッフがいて店が成り立つと強引にシフトを戻してもらった。
:08/11/13 14:15
:W62H
:☆☆☆
#192 [主]
私の考えはまだまだ甘いと思う。
本当にもっと店を繁盛させたいなら、いらないスタッフから切っていき、売り上げを伸ばすスタッフだけを揃える。
Gマスの考えははそうだから。
だけどまだ私には出来なかった。
お客さんを持っていないチハルサンは、お酒を人一倍飲み、人一倍ヘルプを頑張る。
そんな人が一人でもいるから、他のスタッフはやりやすく働ける。
:08/11/13 14:19
:W62H
:☆☆☆
#193 [主]
それに、あみサンやおかんが辞めて、スタッフに困っていた時、助けてくれたのはチハルサンだったから。
スタッフが揃えばモテない人は切る。
私には出来なかった。
:08/11/13 14:22
:W62H
:☆☆☆
#194 [主]
「すみません‥だからと言ってココナサンにどうしてほしいとかじゃないんです‥
話を聞いてほしかっただけで‥」
やっぱり、ユミチャンが理解出来ない。
確かに実力世界で、数字が立場を決めるのも事実。
だからといって、目上の人を足に使うようなユミチャンが人として理解出来なかった。
:08/11/13 14:25
:W62H
:☆☆☆
#195 [我輩は匿名である]
梓さん.様々意見あると思いますが.今書かれているのはまだ十代の頃なんですよね(・o・)
若い頃の失敗や学びを今こうして書ける梓さんを尊敬します.
一番好きな小説です!頑張って下さい!
長々すみません.
:08/11/13 16:53
:W52SA
:☆☆☆
#196 [我輩は匿名である]
↑だから感想板に書けって主から言われたじゃん…
:08/11/13 17:28
:N906imyu
:☆☆☆
#197 [☆:)]
あげっ

★、
:08/11/14 07:02
:821N
:☆☆☆
#198 [主]
>>194続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「チハルサン、ごめんね‥」
「何がですか??」
「私、チハルサン達スタッフと向き合ってなかった‥」
些細なことだった。
話を聞いてほしかっただけと言ったチハルサン。
:08/11/15 01:55
:W62H
:☆☆☆
#199 [主]
ユミチャンの行動
チハルサンの小さな悩み
コサカの必死さ
リィユンの私への愛情
私は見ている、分かっていると自分に言い聞かせるだけで、何もしていなかったんじゃないかと。
その日その場で起きる出来事を宥めるのに精一杯で。
私はスタッフの心を知ろうとしていなかった。
:08/11/15 01:59
:W62H
:☆☆☆
#200 [主]
「そんな‥こんなチッポケ悩みで‥」
チッポケな悩み。
そんなチッポケな悩みでさえ私は気付いてあげられなかった。
気付こうともしなかった。
なぎさサンのこと
みなみサンのこと
たかチャンのこと
Gマスのこと
Gclubのこと
それはただ自分だけの思いで動いていた。
:08/11/15 02:02
:W62H
:☆☆☆
#201 [主]
そんなチッポケな悩みだと言うチハルサンは、
そんなチッポケな話を私にしてくれた。
ユミチャンとコサカ
ユミチャンとお客さん
目に見える大きなことだけを見て、
私は何も見ていなかったんだと
人のチッポケな悩みで知らされた‥
:08/11/15 02:05
:W62H
:☆☆☆
#202 [主]
「ははっココナサンらしくない(笑)
ココナサンは面白くないギャグでも言ってて下さいよ」
チハルサンは店にとって大事だと、
そう思っていた私は、チハルサンを見ているようで、心を見ていなかった。
「もぉ〜(笑)
いつもワザト滑ってるの」
チハルサンとこうやって素のまま話したのは初めてだった。
:08/11/15 02:09
:W62H
:☆☆☆
#203 [主]
ユミチャンと本気でぶつかった事はあるだろうか。
ユミチャンの心の奥を聞いた事があっただろうか。
ユミチャンの繰り返してきた事は言い訳をされても許せない。
店には必要ない。
それは今さっきと変わらない。
だけど私は、ユミチャンの言い訳を聞こうとしていただろうか。
:08/11/15 02:12
:W62H
:☆☆☆
#204 [主]
サナエママは、いつも私に声をかけてくれた。
少しでもいつもと様子が違うと話を聞いてくれた。
そんなサナエママだからこそ私は大好きだった。
店に私情は持ち込んじゃ駄目だと言ったサナエママは、お客さんがいない時、私情を心配してくれた。
「チハルサンはGclubが楽しいですか?」
:08/11/15 02:22
:W62H
:☆☆☆
#205 [主]
「楽しいですよ。
ココナサンみたいな人がいるから(笑)」
チハルサンも、リィユンも、私を好きだと言う。
チハルサンがいつもより元気がない時、気付いていながら心配した事ない私を好きだと言う。
チハルサンやリィユンを、偽りない気持ちで好きにならないといけないのは私のはずだった。
:08/11/15 02:26
:W62H
:☆☆☆
#206 [主]
「ココナサ〜ン!!
今さっきの音程が分からん〜!!」
ほら。いつもこうやってみんなは私に話しかけてたじゃない。
当たり前すぎて気付かなかった。
メンドクサイと言い、私は何にメンドクさがっていたのだろう。
:08/11/15 02:29
:W62H
:☆☆☆
#207 [主]
「確かにズレてたよぉ(笑)
そこはもう少し高いかな」
少人数のスタッフを分からずに
何百人といるお客さんが分かるはずない。
流れゆくものが多すぎて
大切なものをその波に流していた。
私の役目はスタッフの心を癒すこと。
:08/11/15 02:33
:W62H
:☆☆☆
#208 [主]
そしてそのスタッフ達がお客さんを癒す。
私の立場は売り上げを守り続けることだけじゃない。
チッポケな悩みで気付かされた。
:08/11/15 02:35
:W62H
:☆☆☆
#209 [主]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄
「‥そうか、ユミチャン呼ぶ?」
M2のボックスでさっきまで黙って聞いていたGマスが静かに口を開く。
「はい‥」
ワンコールで電話に出るユミチャン。
:08/11/15 02:37
:W62H
:☆☆☆
#210 [主]
「今M2にいるの。来れる?」
「‥怒られますよね‥‥」
「そうだね」
「今は友達が来てるので‥」
「どっちが大事?
今日犯した出来事に向き合うのと」
「‥スッピンなんで‥‥」
何かと理由を付けて避けようとする。
:08/11/15 02:41
:W62H
:☆☆☆
#211 [主]
「構わないよ」
「明日でもいいですか‥」
「その明日からのことを今から話すんだよ」
「それって‥‥」
今から行きますと電話は切れ
十分も経たないうちにユミチャンは顔を出した。
:08/11/15 02:44
:W62H
:☆☆☆
#212 [主]
「ユミチャン‥ココチャンが怒ってるよ」
話しを切り出したのはGマス。
「すみませんでした‥」
スッピンだと断ったユミチャンは化粧がバッチリだった。
「何回同じこと繰り返したら分かるの?」
:08/11/15 02:47
:W62H
:☆☆☆
#213 [主]
「もうしません‥約束します‥」
ユミチャンの目をずっと見ているけど、目が合うことはない。
「その言葉聞き飽きたよ」
今回は本当ですと、化粧バッチリな目からは黒い涙が零れ落ちている。
「すみません‥」
:08/11/15 02:51
:W62H
:☆☆☆
#214 [主]
「なにが?」
「約束破って‥」
「あの時お客さんがいたらどうしてたの?」
「‥無理矢理にでも先輩を帰らせてました‥‥」
「あの状況で?」
私の質問責めは止まらない。
:08/11/15 02:54
:W62H
:☆☆☆
#215 [主]
「‥」
重たい沈黙の中、グラスの中の氷が溶けカランと音たてる。
「ココチャンは君をクビにしてくれって」
その言葉に声を出して泣くユミチャン。
「正直‥金絡みでここまで店を巻き込むようじゃ、俺も君を必要とはしないよ」
:08/11/15 02:57
:W62H
:☆☆☆
#216 [主]
Gマスの優しい口調は逆に怖い。
「すみません‥すみませんすみません‥辞めたくないです‥頑張りたいです‥グスッ」
どうしてここまでユミチャンはGclubにしがみつくのか。
「ココチャン?」
君も何か言いなさいと。
:08/11/15 03:00
:W62H
:☆☆☆
#217 [主]
「クビにしてください」
「や‥やだ‥嫌です‥嫌です嫌です嫌です‥もう繰り返さないって約束します‥約束します‥」
「ならお前は今ここで契約書にサイン出来るんか!!」
:08/11/15 03:02
:W62H
:☆☆☆
#218 [主]
Gマスの怒鳴り声は店内に響き渡る。
「できます‥出来ます‥」
「血印でやぞ!!」
自分の血で判子を押せるか
約束すると言う気持ちはどこまで本気なんだ
:08/11/15 03:05
:W62H
:☆☆☆
#219 [主]
言葉だけの約束は聞き飽きた、と。
自分の体を傷つけてまでお前は約束出来るのか
それ程の事をしている
それ程の勇気はあるのかと、Gマスの怒りは頂点に達していた。
「で‥きます‥」
:08/11/15 03:08
:W62H
:☆☆☆
#220 [主]
怯えた体に震えた声。
Gマスはお構いなしだった。
「おい画鋲持ってこい」
M2のスタッフはどうすればいいか分からずアタフタする。
「ユミチャン‥あなたがしてる事は簡単に許されることじゃないの」
:08/11/15 03:11
:W62H
:☆☆☆
#221 [主]
「他のスタッフにも迷惑かけてるの。
もちろんGマスにも」
Gマスが興奮状態な分、私は冷静だった。
「は‥い‥‥」
涙の止まらないユミチャンにまた怒りを覚えるGマス。
:08/11/15 03:14
:W62H
:☆☆☆
#222 [主]
「泣くなや
泣いて済まされんことをお前はやってんや」
さっさと画鋲でもカッターでも持って来いと言うGマスは、ヤクザにしか見えなかった。
「Gマス‥もういいやん‥」
:08/11/15 03:17
:W62H
:☆☆☆
#223 [主]
落ち着いた声で話を割ったのはM2のマスターだった。
「マササン‥」
M2のマスター、マササンを呼び捨てで呼ぶ同業者はいない。
マササンと長年親友のGマスでさえ当たり前のようにマササンと呼ぶ。
:08/11/15 03:21
:W62H
:☆☆☆
#224 [主]
Gマスが一番心許し、信頼している人。
もちろん、マササンもGマスに一番心許し信頼している。
腐れ縁の親友。
「もういいやん、ユミチャンも反省してるんやし」
今までの繰り返しもマササンは全て知っている。
:08/11/16 23:55
:W62H
:☆☆☆
#225 [主]
私とGマスがM2で飲む席、Gマスはマササンに話していたから。
マササンは大半の事を知っているはず。
マササンも人としておかしいと言っていた。
ただ、今の状態の、血印を押せと言うのはかわいそうだと思ったんだろう。
Gマスの怒りや暴走を止めれるのはマササンだけ。
:08/11/16 23:58
:W62H
:☆☆☆
#226 [主]
「ココチャン‥最後のチャンスあげたら?」
「最後最後って三回目です」
もうしません
約束します
何度聞けと言うのか。
信じられる訳がない。
お客さんを怒らせるなとか、風邪を引くなとか、そうじゃなく、ユミチャンのお金のだらしなさは性格だ。
:08/11/17 00:01
:W62H
:☆☆☆
#227 [主]
その性格が言葉一つで直るとは思えない。
「ねぇ」
私の声にユミチャンは顔をあげる。
「ユミチャンは年上の人を足に使うのに何も抵抗ないの?」
私は他にも言いたいことがあるんだ。
「‥え?」
:08/11/17 00:05
:W62H
:☆☆☆
#228 [主]
何の事ですかと首を傾げる。
とぼけているんじゃなく、突然の振りに分からないんだろう。
「学生の時や地元で年上を足に使うことは許された?」
ユミチャンが十代の頃、ヤンチャしていたのは知っている。
なら余計に分かるはず。
若いながらの上下関係は。
:08/11/17 00:09
:W62H
:☆☆☆
#229 [主]
「ありえないです‥」
「なら何でチハルサンを足に使うわけ?
チハルサンは目上の人じゃないの?」
話が変わる内容にGマスとマササンは何のことか分からない状況に対し、ユミチャンはバレたという顔をする。
「困ってて‥‥」
:08/11/17 00:12
:W62H
:☆☆☆
#230 [主]
「なら何でチハルサンやねん!?
リィユンやコサカも車あるやろ!!
何で選んだようにチハルサンやねん!!」
気付いていた。
ユミチャンのずる賢さが働いていたのには。
リィユンと私は仲がいい。
コサカとも普通に仲がいい。
それはユミチャンも分かっている。
:08/11/17 00:14
:W62H
:☆☆☆
#231 [主]
チハルサンはレギュラーでもなければ、特別仲がいい事もなく、プライベートを話すこともなかった。
実際チハルサンに話を持ちかけられた時、私でさえ驚いたんだ。
チハルサンのママ友達は、チハルサン同様、レギュラーじゃなければ車を持っていない。
私にバレないよう頭を使って人を選んでいることくらい気付いていた。
:08/11/17 00:17
:W62H
:☆☆☆
#232 [主]
「そんなとこで変に頭使うくらいなら仕事に使えや!!
仕事にいかせよ!!」
「お前のそうゆう性格が嫌いやねん!!
約束も口約束だけで誰がまたチャンスなんかあげるかよ!!」
お客さんのいないチハルサンの事を私は頼りにしている。
お客さんに好かれようと努力するリィユンを私は応援している。
:08/11/17 00:24
:W62H
:☆☆☆
#233 [主]
ユミチャンにだけは負けたくないと営業を頑張るコサカを分かっている。
ただそれだけ。
何かしらの理由で働くスタッフ。
ユミチャンも頑張っているのは分かる。
頑張っているなら頑張るで、それで人は少なからず評価される。
その評価を自分自身マイナスに下げているのはユミチャン本人だ。
:08/11/17 00:26
:W62H
:☆☆☆
#234 [主]
「ココチャンがクビって言うなら俺は君をクビにするしかないよ、店はココチャンに任せてるからね」
どさくさに紛れて、マササンまでボックスに座る。
「まぁ‥ココチャンが言うなら仕方ないなぁ‥」
Gマスとマササンの同意見。
:08/11/17 03:30
:W62H
:☆☆☆
#235 [主]
「ゥ゙ッ‥ココ‥グズ‥ナサンは‥ユミが嫌いです‥か‥」
汚くダラダラと目からではなく鼻から涙が出ているユミチャンを見て、私は‥
ハンカチを渡した。
:08/11/17 03:34
:W62H
:☆☆☆
#236 [主]
「ありがとうござ‥って!!こんな綺麗なハンカチ使えません!!トイレットペーパー持ってきます」
ハンカチをテーブルに置き、トイレにたとうとするユミチャン。
「私は好きな子じゃないとハンカチは渡さないよ」
私の言葉に振り向き、もう一度席につく。
:08/11/17 03:38
:W62H
:☆☆☆
#237 [主]
「どうゆう‥意味ですか‥?」
少し雰囲気も落ち着いたのを察し、マササンは店の外へ出る。
「ユミチャンのこと嫌いじゃない。
とゆうか‥私は人に好き嫌いはないよ。
関わりたくないとかは思うことあってもね」
「今日チハルサンと喋って、当たり前な大事な事を思い知ったね」
:08/11/17 03:43
:W62H
:☆☆☆
#238 [主]
「‥聞いてもいいですか?」
隣に座るGマスも、黙ったまま耳を傾ける。
Gマスからの視線は、ココナへ向ける視線ではなく、あっチャンに向ける視線だった。
優しい目‥
私にしか見せない優しい目‥
ユミチャンはこの目に何も感じないだろう。
:08/11/17 03:47
:W62H
:☆☆☆
#239 [主]
だけど私には分かる。
私だけには分かるんだ‥
「ユミチャンにも謝るね、私ユミチャンの悩み事とか聞いてあげた事なかったね、
店の中で指示を出したり、売り上げを維持したり、それももちろん私の役目。
だけどね、ユミチャンやスタッフの悩み相談まではいかなくても、ユミチャンの抱えているものに気付いてあげられなかった」
:08/11/17 03:51
:W62H
:☆☆☆
#240 [主]
「一匹狼卒業しようと思う」
「…はぁ‥‥」
言っている意味が分からないといった様子。
そりゃそうだ。
話が飛び飛びなうえ、突然私の話になっているんだから。
「けどね、ユミチャンをGclubにこれ以上置いとくのは無理だよ」
:08/11/17 03:57
:W62H
:☆☆☆
#241 [主]
「いやです…嫌です嫌です嫌です!!
ユミはGclubが好きなんです
好きなんです‥
やだ‥やだやだぁぁぁぁぁあ…………」
クビだと何度も言われてまで、Gclubにしがみつくユミチャン。
「ねぇココチャン」
やっと口を開いたGマスを見る。
:08/11/17 04:00
:W62H
:☆☆☆
#242 [主]
「゙この仕事が好ぎ゙ここが好ぎって、普通のサラリーマンとかは言わないよね?」
「はぁ…」
「俺は君がクビにしろってまだ言うなら即クビにする。
けどね、俺の店を好きだと言ってくれる子は珍しくてね」
好きな仕事が見つかった
好きな居場所が出来た
仕事を好きだと言える人は少ないんだよと…。
:08/11/17 04:05
:W62H
:☆☆☆
#243 [主]
私は‥
私もこの仕事が好きだ――
周りに偏見を持たれても、私は胸を張って言う。
私は水商売が好きです‥と。
:08/11/17 04:09
:W62H
:☆☆☆
#244 [主]
サナエママが大好きだった。
ケンサンが大好きだった。
サキが大好きだった‥
この世界で出会う人が大好きになった―
ねぇサナエママ―…?
サナエママなら、もしココナがサナエママのお客さんを足に使ってお金を借りて、
また違うお客さんから大金を借りて、
金絡みのプライベートの事で店を巻き込んだとするじゃん‥
:08/11/17 04:13
:W62H
:☆☆☆
#245 [主]
怒るよね、怒鳴るよね‥
私を見放す?
『ココナを見放すわけないじゃん!!』
昔いつの日かに言われた言葉。
:08/11/17 04:15
:W62H
:☆☆☆
#246 [主]
だけどそれば、サナエママも私を信用しているから。
私がサナエを信頼していたように。
「‥Gマスの判断に任せます」
答えが分からなくなった。
:08/11/17 04:17
:W62H
:☆☆☆
#247 [主]
ユミチャンは嫌いじゃない
嫌いなのはユミチャンのずる賢い性格。
嘘を平気で付こうとする性格。
その反面、ユミチャンのいいところは分からない。
まだ見ていないから。
見ようとさえ思わなかったから。
ハンカチを渡した時、好きな子にしがと言ったけど、それは訂正しないといけない‥。
鼻から涙を流すユミチャンが、Gclubを好きだと言ったユミチャンが
:08/11/17 04:28
:W62H
:☆☆☆
#248 [主]
その時だけ
本当にその時一瞬
『サキはチューリップが好きやから続けるな』
そう言ったサキと被ったから‥。
:08/11/17 04:30
:W62H
:☆☆☆
#249 [主]
「マササン」
いつ戻ってきたのか、カウンターで一人煙草をふかすマササン。
「画鋲かして」
一度目とは打って変わって優しい声で。
Gマスの出した決断は分かった。
:08/11/17 04:36
:W62H
:☆☆☆
#250 [主]
マササンも冷静なGマスを見て、画鋲の入った小さな入れ物を差し出した。
「次何かあった時はクビだけじゃない。
風俗にお前を売り飛ばす」
脅しに聞こえる内容は、Gマスの目を見れば分かる。
本気なんだと。
:08/11/17 04:39
:W62H
:☆☆☆
#251 [主]
「こんなもん」
画鋲をジャラーっとテーブルにバラマケる。
「証拠にも何にもならん
ただ、お前の本気さを見るだけや。
分かってんな?次同じような事したら
売るからな」
その覚悟があるなら、もう一度、本当の最後のチャンスをやる。
:08/11/17 04:43
:W62H
:☆☆☆
#252 [主]
と‥。
ユミチャンは静かに一つの画鋲を手にとった。
:08/11/17 04:45
:W62H
:☆☆☆
#253 [主]
私とGマスはただただユミチャンを見る。
目をギュッと瞑り、小さな針を中指に刺そうとするが、なかなか勇気が出ない様子で止まったままだった。
「…ッ‥‥‥」
小さく漏れる声と同時に、ポタポタとユミチャンの手から血が流れ落ちる。
:08/11/17 17:24
:W62H
:☆☆☆
#254 [主]
思ったよりも深く刺したのか、予想以上に血が流れ出る。
本当にユミチャンはこれが最後のチャンスだ。
なら見させてもらう。
ユミチャンの成長を‥。
私はお絞りをユミチャンに渡し、一人先に店を後にした。
:08/11/17 17:30
:W62H
:☆☆☆
#255 [主]
M2の店の前でただ突っ立ち、煙草をふかす。
「ココナサン??」
もう空も明るく人通りが少ない中
「何してんの?」
:08/11/17 17:36
:W62H
:☆☆☆
#256 [主]
「俺は仕事帰りっす」
「私もそんなとこかな」
「‥‥‥‥」
「‥‥‥‥」
四つ葉のホストが黙り込む姿は初めてで、気まずいとさえ思ってしまう。
:08/11/17 17:39
:W62H
:☆☆☆
#257 [主]
「ねぇココナサン‥」
酔っているのか
テンションがただ低いだけなのか
四つ葉のホストの声は少し震えている。
「俺ね‥片思いって得意なんすよ」
話の意味が分からず新しい煙草に火をつける。
:08/11/17 17:42
:W62H
:☆☆☆
#258 [主]
明るい中で四つ葉のホストの顔をまじまじと見るのは初めてで、綺麗な顔をしているなと初めて気付く。
‥カァ〜カァ〜
隣のゴミ捨て場にはカラス。
「何年でも待ちますから‥」
:08/11/17 17:45
:W62H
:☆☆☆
#259 [主]
毎日顔を合わし、カルピスを毎日のように手渡され、たわいもない話をし、お互い店に戻る。
それが私達二人の関係。
「先のことを決めつけちゃ駄目だよ」
あなたが私を想っていることには気付いていた。
:08/11/17 17:48
:W62H
:☆☆☆
#260 [主]
「俺ね‥あなた見てるといつも思うんです」
突然の出来事に
突然すぎる言葉
「どうしてそんなにも淋しそうにいつも一人なのかなって‥」
君はいつから私を見ていた――‥?
:08/11/17 17:52
:W62H
:☆☆☆
#261 [主]
「店から聞こえるココナサンの声は誰より元気で、いつも笑い声が聞こえます」
それはココナだから‥――
「なのに一歩外に出れば、いつも淋しそうに煙草を吸ってる」
ガチャっと扉の音が聞こえる。
:08/11/17 17:56
:W62H
:☆☆☆
#262 [主]
私は‥今扉から出てくるあの人を待っている。
「今日はカルピスないんだね」
それだけを言い残し、Gマスの車まで歩く。
これ以上、四つ葉のホストの言葉を聞くのは辛かった‥。
:08/11/17 18:00
:W62H
:☆☆☆
#263 [主]
「あっチャン帰ろ」
私はこの人の声が聞きたいんだ。
私はこの人の隣にいたいんだ。
私は毎日この人の迎えを待っている。
:08/11/17 18:03
:W62H
:☆☆☆
#264 [主]
「あっチャン大丈夫?
ユミチャンの件や何もかも君に任せてばかりでごめんね」
車は私の家の隣のラブホテルに入る。
抱き合う中
手を必ず握る中
Gマスの香水が香る。
:08/11/17 18:15
:W62H
:☆☆☆
#265 [主]
「Gマスって体臭臭いんですか?」
「失礼な質問だね」
いつも香るGマスの臭いは、ほんのり香るとかじゃなく、
香水!!
という程臭いがキツい。
抱きついた時にもツンツンと鼻にくる臭いに最初は慣れずいた。
:08/11/17 18:18
:W62H
:☆☆☆
#266 [主]
今ではそのキツすぎる臭いが大好きで
ツンとする臭いが大好きで。
あなたを取り囲む香りが大好きで。
「あげる」
そう言って鞄の中から残り半分の香水を渡す。
:08/11/17 18:24
:W62H
:☆☆☆
#267 [主]
「つけるのは少しにしなよ」
俺みたいに臭くなるからと笑いながら私の手首に一振りするGマス。
たかチャンとの恋
ユミチャンのもめ事
なぎさサンのかき回し
みなみサンとの壊れた仲
四つ葉のホストの気持ち
Gclubのこと
‥気付いてしまったGマスへの想い。
:08/11/17 18:30
:W62H
:☆☆☆
#268 [主]
Gマスと同じ香りが手首から香る。
「Gマス‥家に着いてきてくれますか?」
あの過去の詰まった引き出しを
Gマスからもらった思いの紙
目を赤く腫らしたあのうさぎを‥
:08/11/17 18:32
:W62H
:☆☆☆
#269 [主]
「あっチャン‥」
初めて家に上がったGマスは部屋を見渡し何か言いそうだった。
多分テーブルの上に無造作に置いてあるビールの空き缶に飽きれたんだろう。
私はそんなGマスの手を握る。
:08/11/17 20:47
:W62H
:☆☆☆
#270 [主]
体が震えているのが自分でも分かる
握る手は汗ばみ
引き出しに手を伸ばす片方の手は小刻みに震え‥
怖い‥怖いよ‥
でも‥
:08/11/17 20:49
:W62H
:☆☆☆
#271 [主]
「あっチャン‥?」
この手と
この声の温かさに
背を向けたくないと思った‥
ウサギの頭を撫でてあげたいと
思ったんだ‥――
:08/11/17 20:51
:W62H
:☆☆☆
#272 [主]
もう殻に閉じこもりたくないと
リィユンやチハルサン‥私を必要とする周りの人と‥
Gマスと‥
向き合いたいんだ―
:08/11/17 20:53
:W62H
:☆☆☆
#273 [主]
そっと引き出しに手を伸ばし
ハンドタオルにくるまったウサギを手に取る。
そっとハンドタオルを開ける。
:08/11/17 20:55
:W62H
:☆☆☆
#274 [主]
…ねぇ‥‥
泣かないでよ‥
目を赤くしないでよ‥
「‥‥ッ‥ヒック‥」
:08/11/17 20:57
:W62H
:☆☆☆
#275 [主]
「梓ってウサギみたいやな」
「梓タンポポ好きやなぁ」
「梓って音符みたい」
「梓が忘れられへんかった!!」
「梓じゃないとあかんねん」
「あの夜景何万ドルや??」
「年齢なんか関係ないやんけ!!」
「梓!!」
「あずさ」
:08/11/17 21:13
:W62H
:☆☆☆
#276 [主]
「これで最後じゃない!!」
「一日なら会えると思った‥」
「圭チャン見て〜ペンギン〜♪」
「百万ドル〜!!」
「圭チャンおかえり」
「梓‥ただいま」
「もう一度指輪つけてくれるか?」
「圭チャン大好き!!」
「月に一回は夜景行こうね」
「あずさ」
:08/11/17 21:19
:W62H
:☆☆☆
#277 [主]
「あずさ‥
ごめん‥」
‥
‥
‥
:08/11/17 21:19
:W62H
:☆☆☆
#278 [主]
「いやぁぁぁぁぁあぁぁあ‥
け‥チャン‥けいチャン‥
圭チャン‥
ヒック‥ウ‥ヒック‥ッ」
過去が‥
フラッシュバックする‥――
:08/11/17 21:21
:W62H
:☆☆☆
#279 [主]
「あっチャン?!」
突然の私の泣き声に、Gマスはただ私を抱きしめる。
「圭チャン‥圭チャン‥」
私は狂ったように同じ名前を繰り返し泣き叫ぶ――‥
:08/11/17 21:24
:W62H
:☆☆☆
#280 [主]
圭チャンが好きだった
ただ真っ直ぐに圭チャンが好きだった
同じコップに同じ煙草
お揃いのリング
全身で圭チャンを愛していた
まだ子供な私は
その小さな体と心で
あなたを愛してた―
:08/11/17 21:27
:W62H
:☆☆☆
#281 [主]
あの日あの海でリングを流した日
あの日あの時
ごめん
とメールが鳴った日
涙は出なかった‥
泣いてしまえば
あなたはもう過去の人なんだと
圭チャンはもういないんだと
実感するのが怖くて
:08/11/17 21:29
:W62H
:☆☆☆
#282 [主]
ただ怖くて‥
あなたがいないなんて思いたくなくて‥
悲しむことさえ
泣くことさえ
恨むことさえ‥
何も出来ずに――‥
あなたを本当に愛していたから――――――――‥
:08/11/17 21:31
:W62H
:☆☆☆
#283 [主]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄
「ごめんね‥ずっと一人にして‥
ずっとずっと泣いてたよね‥
もう‥泣かなくていいから‥君の分‥私が泣くから‥」
こんなおかしな私にGマスは、何も言わなかった。
誰に話しかけているのかも‥圭チャンは誰なのかも‥握るウサギのことも‥。
:08/11/17 21:41
:W62H
:☆☆☆
#284 [主]
どれくらい振りに涙を流しただろう‥
どれくらい振りにあなたの名前を呼んだだろう‥
「あっチャン‥これ‥」
Gマスの手には一枚の紙切れ。
:08/11/17 21:47
:W62H
:☆☆☆
#285 [主]
どれだけ泣いただろう
どれだけあの人の名前を呼び続けただろう
出会った日から
一度目の別れ
二度目の再会
そして別れ
圭チャンとの過去が細かいことまで‥
圭チャンの顔が
圭チャンの声が
全てがフラッシュバックして
私は時間は止まったかのように過去に戻っていた。
:08/11/17 23:02
:W62H
:☆☆☆
#286 [主]
「持ってたんや」
そして
動き出す。
忘れていた想いが。
:08/11/17 23:11
:W62H
:☆☆☆
#287 [主]
「ボールペンもないんかこの家は」
一生分の涙を流しただろうくらいの私も落ち着きを取り戻す。
「ありますけど‥」
鞄の中から手帳にくっついたボールペンを手渡した。
:08/11/18 01:53
:W62H
:☆☆☆
#288 [主]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
家に上がったのは初めてじゃありませんでした↓
思い出しながら書いているので間違えに気づけば訂正致しますm(_ _)m
すみません↓梓
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
:08/11/18 01:59
:W62H
:☆☆☆
#289 [主]
「あっチャンが書くねん」
引き出しから取り出しただろう小さな紙を手渡される。
「これはGマスが置いて帰った置き手紙ですよ」
゙好ぎその二文字が書かれている紙。
゙好ぎを思い出さないように閉まっていた。
:08/11/18 02:01
:W62H
:☆☆☆
#290 [主]
「何を書けばいいですか?」
書く場所は紙の裏しかない。
「なんでも」
一言書いた紙をGマスに渡す。
:08/11/18 02:03
:W62H
:☆☆☆
#291 [主]
『
香水臭いあなたが好きです
』
:08/11/18 02:04
:W62H
:☆☆☆
#292 [主]
「香水臭いって何やねん」
苦笑いするGマス。
「Gマスの臭い好きです」
言葉は悪かったかもしれないけど、嘘じゃない。
香水がキツすぎる
香水臭いともとれる香りの
Gマスが好き。
:08/11/18 02:07
:W62H
:☆☆☆
#293 [主]
「あっチャンおいで」
いつもの光景。
何も変わらない。
なのに、一生分流したと思った涙はまた溢れ出す。
:08/11/18 02:08
:W62H
:☆☆☆
#294 [主]
圭チャン‥元気ですか?
あなたをやっと
゙思い出゙と言う形に出来そうです。
今隣にいる人の温もりが――私には居心地いいよ。
あなたが大好きでした。
:08/11/18 02:15
:W62H
:☆☆☆
#295 [主]
もうとっくに
あなたの中で私ば過去゙になっていたのかな。
それでもいい。
やっとあなたに追いついたから。
圭チャン‥また泣き虫な私がただいまって言いました。
:08/11/18 02:18
:W62H
:☆☆☆
#296 [主]
゙おかえり゙と言う言葉の変わりに
何も言わず抱きしめてくれる人がいる。
私は明日行きたい場所がある。
:08/11/18 02:22
:W62H
:☆☆☆
#297 [主]
懐かしい風景
毎日タクシーで通っていた道をうさぎを抱いて、ゆっくりと歩く。
この街にお客さんは私をアフターに誘ったことがある。
だけど私は断る。
今向かっている場所とあまりにも近かったから。
そこに今私は立っている。
:08/11/18 20:53
:W62H
:☆☆☆
#298 [主]
Gマスには今日だけ遅番にしてくれと頼んだ。
休みが1日もない私にGマスは駄目だと言わなかった。
一度も休みたいと言ったことがない私に、Gマスはきっと何かあると思ったはず。
けれどGマスは私に何も聞かない。
そんなGマスだからこそ、落ち着けるんだと思う。
:08/11/18 20:56
:W62H
:☆☆☆
#299 [主]
真っ白なドレスを身にまとい、キラリと光るアクセサリー。
そして手にはうさぎ。
目の前にはチューリップの絵。
:08/11/18 20:58
:W62H
:☆☆☆
#300 [主]
ドアノブを握る手が汗ばむ。
その場から動けずにいた。
「ココナ?!」
男性の声にビクッとする。
後ろを振り向くと、懐かしい顔が私を覗き込む。
:08/11/18 21:02
:W62H
:☆☆☆
#301 [主]
「‥何してる?こんな所で‥」
相変わらず優しい声。
「お久しぶりです‥
ケンサン‥」
:08/11/18 21:04
:W62H
:☆☆☆
#302 [主]
少し太ったかな?
一段と優しく見える。
「サナエに用があるのか?」
真っ白なドレスはサナエママからプレゼントされたもの。
:08/11/18 21:11
:W62H
:☆☆☆
#303 [主]
「ココナ変わったなぁ」
見た目を言っているのか。
「大人になったな」
ケンサンの言葉が
ケンサンとの再会が
また視界を揺らがす。
昨日から泣いてばかり‥。
:08/11/18 21:14
:W62H
:☆☆☆
#304 [主]
「何泣いてんだよ(笑)ほら、用があるんだろ」
私の腕を掴み、ケンサンはチューリップのドアを開ける。
一番最初視界に入ったのは、サナエママだった。
:08/11/18 21:18
:W62H
:☆☆☆
#305 [主]
懐かしい光景に
懐かしい人ぶれに
また動けずいる。
足がすくんで動けない‥。
「ココナ?!!」
:08/11/18 21:20
:W62H
:☆☆☆
#306 [主]
サナエママの声に、近くにいたサキも私に気付く。
サナエママが‥サキが‥私の元へと駆け寄る。
ケンサンは私の背中をポンと押し、カクンと体が前に倒れる。
ケンサン‥サナエママ‥サキ‥
涙は止まらない。
:08/11/18 21:23
:W62H
:☆☆☆
#307 [主]
「キャ〜ココナ〜!!」
そう言って抱きつくサナエママは出会った頃と何も変わっていなくて。
「ココナメール返事しろよ〜!!」
あんなに冷たくしたのに関わらず相変わらずのサキに。
いつも陰で私を心配していたケンサンは後ろで見守り。
:08/11/18 21:25
:W62H
:☆☆☆
#308 [主]
何も変わらない
あの時のままのこの場所で
「ウァ〜ン‥ヒック‥ウッ‥グスッ‥」
私はサナエママに抱きついたまま声を出して泣いた。
:08/11/18 21:28
:W62H
:☆☆☆
#309 [我輩は匿名である]
感動しました(>_<)
主さん大変だと思うけど主さんのペースで頑張ってね☆
応援してます♪
:08/11/18 22:26
:P905iTV
:☆☆☆
#310 [主]
>>308続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
サナエママは泣きやまない私を奥の更衣室に連れて行き、サキも付いてくる。
「泣きやみなさい、汚いわよ(笑)」
ズルズルと鼻水を流しながら目からも鼻からも涙を流す私に、サキは綺麗なハンカチを差し出した。
「いつものお詫び♪」
:08/11/19 01:23
:W62H
:☆☆☆
#311 [主]
「サキにハンカチ渡される日がくるとわね」
アハハと笑う光景が穏やかで――…
「サナエママ‥」
真っ赤な目をしたウサギをギュッと握る。
私が今日チューリップを訪れた理由。
:08/11/19 01:26
:W62H
:☆☆☆
#312 [主]
「これ‥この店に置いて下さい」
「え?」
ウサギをサナエママに差し出す。
この子を引き出しから手にとって、私はあの人と向き合うと決めた。
だけど、この子を捨てることは出来なかった。
だからと言って家に置いておくことも、なぜか出来なかった。
:08/11/19 01:31
:W62H
:☆☆☆
#313 [主]
圭チャンからもらったウサギ。
圭チャンと出会った場所。
圭チャンとの思い出の場所。
ウサギも優しいサナエママやサキ達に囲まれたほうが嬉しいかな、なんて思う。
「そんなに大切なものなの?」
:08/11/19 01:34
:W62H
:☆☆☆
#314 [主]
「はい‥私の変わりにずっと泣いてくれていました」
サナエママはポカンとした顔で私を見る。
「ココナ‥あなたのその人外れな考え好きよ」
サキは腹を抱えて笑い転げている。
私ってそんなに変わってるのかな?
:08/11/19 01:36
:W62H
:☆☆☆
#315 [主]
「ココナ‥頑張っているのね?」
サナエママはウサギを手に取る。
「なんとか」
がむしゃらに頑張っている。
「幸せ?」
サナエママの目はとても綺麗で‥
:08/11/19 01:39
:W62H
:☆☆☆
#316 [主]
「幸せ‥
になりたいと思って‥
この子を渡しにきました」
ウサギちゃん‥ずっと真っ暗な中に閉じ込めていてごめんね。
今日からは賑やかな、笑顔の耐えない明るい場所だよ。
だから、もう泣かないで‥――
:08/11/19 01:42
:W62H
:☆☆☆
#317 [主]
「そう‥ココナが元気ならそれだけでいいの」
私の原点はここだった。
「ココナ‥メール返事してくれるよな?」
「当たり前じゃん‥ごめんねサキ‥今まで…」
周りに背を向けず。
:08/11/19 01:46
:W62H
:☆☆☆
#318 [主]
もう一人。
向き合わなければならない人がいる。
:08/11/19 01:47
:W62H
:☆☆☆
#319 [主]
また来ます。
とウサギとサナエママ、サキとケンサンに手を振り、チューリップを後にした。
この日から、私はよくお客さんとチューリップをアフターに使うことが増えた。
ここでココナが生まれたんだよと言うと、お客さんは自分のことのように笑いながら乾杯してくれた。
:08/11/19 01:50
:W62H
:☆☆☆
#320 [主]
サキ‥
あんたとは切っても切れない仲みたいだね。
サキが閉じこもり、私から離れた日。
私はサキが心配で狂いそうだった。
サキが戻ってきてくれた時、喜びと嬉しさで胸がはちきれそうだった。
私がサキから離れた日‥
きっとサキは誰よりも心配してくれたよね。
:08/11/19 01:53
:W62H
:☆☆☆
#321 [主]
毎日毎日メールを送るなんて‥返事もないメールを送り続けるなんて、そこらのカップルでもしないよ。
サキ‥ただいま。
:08/11/19 01:55
:W62H
:☆☆☆
#322 [主]
もう一人‥
これ以上振り回してはいけない‥。
私から解放してあげなくてはならない。
きっとあなたは傷付く。
:08/11/19 01:57
:W62H
:☆☆☆
#323 [主]
私は今から人を傷つける。
とても優しい人を。
私を愛してくれている人を。
:08/11/19 01:59
:W62H
:☆☆☆
#324 [さゅSaU]
:08/11/19 05:14
:N702iD
:☆☆☆
#325 [主]
>>309サン
嬉しい言葉ありがとうございますo(^-^)oゆっくりですが頑張ります★梓
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
:08/11/19 13:09
:W62H
:☆☆☆
#326 [主]
>>323続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
タクシーに乗り込みGclubへ向かう。
サナエママやサキの顔を思い浮かべると清々しい気持ちになる。
〜チャラララ〜ラン♪
メールを開き、大きく息を吸い込む。
あの人は今日も私を待っている。
:08/11/19 13:12
:W62H
:☆☆☆
#327 [主]
さっきまで笑顔でいた、涙を流した私は、現実に戻される。
あなたは今日も私の笑顔を求めに会いに来る。
あなたは今日も私の全てを受け入れようと会いに来る。
:08/11/19 13:15
:W62H
:☆☆☆
#328 [主]
「おはようございま〜す!!」
私の出勤にスタッフが笑顔で挨拶する。
カウンターの隅に座る、あなたも私に笑顔を向ける。
今日はまだ営業をしていない。
あなたにGclubで待っていてと送った以外。
:08/11/19 13:19
:W62H
:☆☆☆
#329 [主]
コサカのお客さんが来るとは聞いたけど、それは今から一時間後。
私以外のスタッフを立ち番に出るよう指示し、あなたの前でパイプ椅子に腰を下ろす。
「おはようたかチャン」
あなたの笑顔が眩しくて。
:08/11/19 13:23
:W62H
:☆☆☆
#330 [主]
「あっチャンおはよ」
あなたの真っ直ぐな瞳は私には痛々しいと何度も思った。
「あっチャン何か飲みなよ」
あなたが毎日店に来るのを痛々しいと何度も思った。
「たかチャンと同じのもらうよ」
私のグラスにビールをつぐたかチャンが何度も痛々しいと思った。
:08/11/19 13:26
:W62H
:☆☆☆
#331 [主]
「あっチャン今日は一緒に帰れる?」
私を待つあなたの瞳が私には眩しすぎた。
私を想い時たま見せる悲しそうな目が胸を締め付けた。
「今日はちょっと‥」
私を疑おうとしないあなたが‥私には苦しかった。
:08/11/19 13:31
:W62H
:☆☆☆
#332 [主]
「たかチャン‥私のこと好き?」
聞かなくても分かってる。
「今更何言ってるん(笑)俺はあっチャンさえおればいい」
これ以上‥あなたを騙せない。
「たかチャン‥話がある‥」
:08/11/19 13:34
:W62H
:☆☆☆
#333 [主]
「聞きたく‥ない‥」
あなたは誰を見ていた?
「たかチャン‥わかれ‥」
「聞きたくない!!」
あなたはココナを見ていた?
「たかチャン‥」
唯一あなたは‥梓とココナ‥二人の私を好きになったのかもしれない。
:08/11/19 13:37
:W62H
:☆☆☆
#334 [主]
店で出会ったココナを。
外で見せる無口な梓を。
あなたを振り回すココナと梓を。
「別れよう」
これで終わりにしよう‥。
:08/11/19 13:39
:W62H
:☆☆☆
#335 [主]
「嫌や!!」
終わりにしよう‥あなたを傷付けるばかりの恋を‥。
「私はね、たかチャン以外とも体の関係を平気でもてて‥私はたかチャンじゃない人が好きなの」
あなたを騙し続ける恋愛は‥。
:08/11/19 13:43
:W62H
:☆☆☆
#336 [主]
「あっチャン‥嘘‥やろ‥?」
残酷な現実。
「嘘じゃない
たかチャンがね?
たかチャンがイイカモだったんだよ。
送り迎えしてくれて、毎日飲みに来てくれて
イイお客さんだったんだよ」
:08/11/19 13:48
:W62H
:☆☆☆
#337 [主]
このままたかチャンとの関係を続ける事は簡単なこと。
売り上げにも協力してくれる。
愚痴を聞いてくれる。
八つ当たりを受けてくれる。
なのに‥これはたかチャンへの生まれかけていた想いなのか。
あなたへの同情なのか。
:08/11/19 13:52
:W62H
:☆☆☆
#338 [主]
色んなお客さんがココナを好きだと言う。
色んなお客さんがココナに会いに店へ来る。
色んなお客さんがココナを好きだと高いお酒を入れる。
色んなお客さんが、ココナを好きだと物を貢ぐ。
そんな人達には罪悪感よりも、感謝の気持ち。
:08/11/19 13:54
:W62H
:☆☆☆
#339 [主]
けれど、たかチャンに生まれた罪悪感は、体を委ねてしまったからか‥
あなたに何かしらの感情が生まれてしまったからか‥。
今になってこれだけは言えるの。
私はたかチャンが好きだった。
:08/11/19 13:56
:W62H
:☆☆☆
#340 [主]
酷いことしか言えない私。
振り回すことしかしなかった私。
私を想って涙を流したあなた。
私は‥たかチャンを人として好きになったのか。
男として好きになったのか。
それはハッキリ分からない。
:08/11/19 14:00
:W62H
:☆☆☆
#341 [主]
たかチャンといる時、無口なまま自然体でいれたのは事実。
あなたといる時、安心感があったのは事実。
「それでも‥それでもいい‥」
騙していいから、他に自分以上の人がいてもいいからと‥。
:08/11/19 14:03
:W62H
:☆☆☆
#342 [主]
「あっチャンがいるだけでいいから‥あっチャンが笑ってくれればそれだけでいいから‥」
いつもあなたはそうだった。
あっチャン笑って
あっチャンの笑顔が見たい。
あなたはいつもそう言った。
その言葉が、辛かった‥。
:08/11/19 15:25
:W62H
:☆☆☆
#343 [主]
「私、たかチャンをお客さんとして以外見たことないよ。
これからもね」
泣いちゃ駄目。
私が犯した罪なんだから。
「鍵‥返して
終わりにしよう‥」
たかチャン‥泣かないで‥。
:08/11/19 15:27
:W62H
:☆☆☆
#344 [主]
「あっチャン‥最後に聞かせて‥」
たかチャンの目が見れない‥。
涙を流すたかチャンを見てしまえば、私まで涙を零してしまう。
それだけは出来ないんだ。
「あっチャンが今まで俺に見せた笑顔は本物やった?」
最初は作り笑いだった笑顔も、きっと本当の笑顔に変わっていた。
:08/11/19 15:31
:W62H
:☆☆☆
#345 [主]
「作り笑いだったよ」
たかチャン‥ごめん‥。
「俺は‥あっチャンの本当の笑顔‥一度だけ見たよ‥」
ビールに氷を入れて飲むのはたかチャンのスタイル。
:08/11/19 15:33
:W62H
:☆☆☆
#346 [主]
「子供に嫉妬する俺は駄目だな‥」
初めてたかチャンとご飯に行った日。
そこには、たつおサンの子供がいた。
鬼ごっこをして、たつおサンの事を初めてパパと呼んだ日。
私とたかチャンが一つになった日。
「あっチャンはお客さんにも俺にも心から笑ってると思われへんかった‥」
:08/11/19 15:37
:W62H
:☆☆☆
#347 [主]
それは違うよたかチャン‥。
きっと私は笑ってた。
あなたの前で笑ってた。
「ごめんね‥もう来ないで」
キーケースから一つの鍵を外すたかチャンは、涙で顔がグチャグチャだった。
:08/11/19 15:39
:W62H
:☆☆☆
#348 [主]
鍵を渡される時、たかチャンの手が触れる。
触れただけの手はきつく‥とてもきつく握りしめられた。
二人を唯一繋げていた鍵を挟んで。
「たかチャン‥私から最後に言わせてね」
手のひらにたかチャンの涙が冷たく落ちる。
:08/11/19 22:27
:W62H
:☆☆☆
#349 [主]
あなたから教わったんだ。
「手の温もりを教えてくれて‥ありがとう」
大切なものを教わった。
出会った頃からたかチャンは常に私の手を握った。
その行為に、何の意味があるのかさえ分からなかった。
握りすぎて汗ばむ手を
冷えてしまって冷たい手を
眠くて、酔っ払って、温かい手を。
:08/11/19 22:30
:W62H
:☆☆☆
#350 [主]
あなたは自分から一度たりとも離したことがなかった。
たかチャン‥
あなたに毎日繋がれる温もりを、私はあの人に教えたいと思ったの。
ひどい女だよね。
あなたが私を愛し握る手を見ながら、いつの日か、私はあの人の手を握りたいと思った。
:08/11/19 22:33
:W62H
:☆☆☆
#351 [主]
゙手の温もり゙
心から教えてくれてのは、あなたでした。
「あっチャンの悪い所だな‥最後まで突き放せないのは‥」
他に男がいたとしても、最後まで言わないでほしかった。
突き放す言葉を言ったなら、最後まで突き放してほしかった。
:08/11/19 22:36
:W62H
:☆☆☆
#352 [主]
ありがとうなんて
聞きたくなかった。と‥
本当にそうだね‥
本当に私はあなたを傷付けてばかりで
最後の最後まで泣かせていたね‥
「あっチャンの変に正直なところも好きやったよ‥」
:08/11/19 22:40
:W62H
:☆☆☆
#353 [主]
握る手が離される。
もうあなたの温もりを感じるのは今日で最後。
私は‥昔から、優しい人を傷付けてばかりだ――‥
:08/11/19 22:42
:W62H
:☆☆☆
#354 [主]
「今日はあっチャンの奢りやな」
それはたかチャンなりに気を使った、私への最後の優しさだった。
「ありがとうございま〜す!!」
外から聞こえるスタッフの声。
:08/11/19 22:44
:W62H
:☆☆☆
#355 [主]
たかチャンはGclubに
ココナとの出会いの場に
背を向け
静かに歩き出した。
たかチャンとココナ‥
傷付けてばかりの
自己中な私と
優しい男。
:08/11/19 22:47
:W62H
:☆☆☆
#356 [主]
二人の小さな物語は
幕を閉じた――‥
:08/11/19 22:48
:W62H
:☆☆☆
#357 [主]
サキとの仲
久しぶりに会えたサナエママにケンサン
圭チャンのこと
たかチャンのこと
全てがこれで良かったことなのかと聞かれれば、答えに詰まるかもしれない。
けれど、私は変われる気がした。
進める気がした。
みんなと向き合おうと決めた。
:08/11/19 23:09
:W62H
:☆☆☆
#358 [主]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄
ココナ‥
あずさ‥
ココナ‥
あずさ‥
けれど‥進んだ道にはやっぱり一人の自分ではなかった――
:08/11/19 23:15
:W62H
:☆☆☆
#359 [主]
「ココナサ〜ン!!聞いて聞いて!!」
「どうしたの?」
いつもの光景。
「リユね!リユね!実はね!!」
いい話だろう。
「社長に番号聞かれてご飯に誘われたんだ!!」
社長とは、あみサンがいた時に、私が狙おうと考えていたお客さん。
:08/11/19 23:19
:W62H
:☆☆☆
#360 [主]
あれから社長とは仲がいいものの、アフターをよくするものの、私に電話して店に来ることはなかった。
あみサンが辞めてから、お客さんお客さんと慌てていた私はいなくなり、社長とは今の仲が一番ベストなんだと思っていた。
その社長がリィユンをご飯に誘ったのには驚いた。
「よかったやぁん!!私でも落とされへんかったのに〜(笑)」
:08/11/19 23:22
:W62H
:☆☆☆
#361 [主]
リィユンも最近ではお客さんにモテ始めた。
リィユン目当てで来るお客さんをよく見る。
「ココナサン!!今月はユミチャンに勝てそうです!!」
コサカとユミチャンは相変わらずライバル心むき出しだけど、今ではイイ意味での仲なのかもしれない。
私は‥
:08/11/19 23:25
:W62H
:☆☆☆
#362 [主]
「GマスGマス!!明日映画見に行きたいです!」
Gマスと順調の中
「俺グロイやつしか見たくない」
何もかもが順調だと思っていた。
Gマス‥私はあなたが好きだから‥頑張れた。
:08/11/19 23:28
:W62H
:☆☆☆
#363 [主]
あなたが私に何かを求めれば
私は実行に移す。
それは全て数字におけることだった。
一つの目標をクリアすれば、あなたはまた次の目標を。
そして私はまた頑張る。
あなたはまた上の目標を。
:08/11/19 23:31
:W62H
:☆☆☆
#364 [主]
そして私はやっぱり上を目指す。
あなたの言う数字を。
先が見えなかった。
もがくしかなかった。
:08/11/19 23:33
:W62H
:☆☆☆
#365 [主]
「明日は久しぶりに店閉めようか」
明日は日曜日。
休みのない私に気を使って、二ヶ月振りの休みをくれた。
「明日夕方五時に迎えに行くよ」
私は久しぶりの休みとデートに胸を踊らせる。
:08/11/19 23:37
:W62H
:☆☆☆
#366 [主]
明日のことを考えれば仕事もいつも以上に頑張れた。
「飲み比べ大会開始〜!!」
明日のことを考えればいくらでも飲めた。
次の日、私は昼過ぎにアラームで目を覚まし、用意を始める。
:08/11/19 23:39
:W62H
:☆☆☆
#367 [主]
まだGマスは寝ているかなと思いながらもメールを打つ。
お風呂を出ても
化粧が終わっても
返事はない‥。
「お掛けになったお電話は‥プ〜‥」
電話も繋がらない。
:08/11/19 23:42
:W62H
:☆☆☆
#368 [◇ALOE]
:08/11/20 00:29
:F905i
:☆☆☆
#369 [さゅSaU]
:08/11/20 04:29
:N702iD
:☆☆☆
#370 [☆:)]
久々あげっ
:08/11/20 11:20
:821N
:☆☆☆
#371 [主]
>>367続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
もう約束の時間は過ぎている。
私は携帯を閉じ、目を瞑る。
こうゆうことには慣れていた‥。
:08/11/20 14:00
:W62H
:☆☆☆
#372 [主]
「また‥か‥」
何度かあった。
日曜日、店を開けるまで一緒に過ごす日、約束の時間になっても連絡が繋がらないのは。
最初は不安でおかしくなりそうだったけど、重い体を起こし店に出勤すると、Gマスは何事もなかったかのように顔を出す。
「今日ごめんね」
:08/11/20 14:03
:W62H
:☆☆☆
#373 [主]
いつもそれだけ。
どうしてか聞きたい
どうして連絡もなかったのか聞きたい
なのに‥いつも聞けない‥。
Gマスと私の関係。
゙束縛しない゙
゙お互い干渉しない゙
いつからかこの2つが当たり前になっていた。
:08/11/20 14:08
:W62H
:☆☆☆
#374 [主]
元々私は人の事に深く関わらないと言うよりも、関わりたくない性格だ。
言いたくなったら言うだろう。
言う必要があれば言うだろう。
そんな考えだった。
Gマスと関係が深くなる前も、毎日のように一緒に飲んでいても、お互いがお互いの心の闇に触れることはなかった。
:08/11/20 14:11
:W62H
:☆☆☆
#375 [主]
その頃の私には、その距離が一番楽だった。
Gマスが離婚経験あるとか、Gマスから自分の話をすれば耳を傾ける。
私からGマスに自分の話をすれば、Gマスは耳を傾ける。
それ以上はなかった。
:08/11/20 14:14
:W62H
:☆☆☆
#376 [主]
〜チャララララン♪
日付が変わる12時前、携帯が鳴る。
「あっチャン今日はごめんね。今から出れる?あっチャンの都合に任せますぅ‥」
いつもそう。
最後の文には、゙君の都合に合わせまず
Gマスの気持ちはどこにあるのか。
:08/11/20 14:17
:W62H
:☆☆☆
#377 [主]
私の気持ちはいつも決まって‥
「大丈夫ですよ」
化粧も落とさずあなたの連絡を何時間も待っている。
あなたに会いたいから。
睡眠時間を削ってまでも、あなたに会いたいから。
:08/11/20 14:19
:W62H
:☆☆☆
#378 [主]
いつからだろう。
こんなにも不安な関係が
こんなにも寂しい関係が
当たり前になったのは――‥
:08/11/20 14:20
:W62H
:☆☆☆
#379 [主]
私の中でもこの関係が当たり前に変わり
いつの間にか、この関係が自分のスタイルに変わり。
寂しさもなくなっていた。
悲しさもなくなっていた。
当たり前になってしまった。
:08/11/20 14:22
:W62H
:☆☆☆
#380 [主]
「今日銀行、行って酒屋行ってとかしてたら家に帰って寝てしまったね‥」
この人は誰より忙しい。
夕方居酒屋を開け、Gclubに顔を出し、M2に顔を出し、私を送ると同時に市場に行く。
朝寝るGマスは、昼前に起き、酒屋やカラオケ屋、水道屋や水蒸気屋。
スタッフの売り上げ計算や店の売り上げ計算。
:08/11/20 14:27
:W62H
:☆☆☆
#381 [主]
それはGclubだけじゃなく、ルビーKとM2も。
誰より忙しい人だとは知っている。
そして、この人は嘘を付かないことを知っている。
嘘を付かない変わりに、どこで何をしているかは、全てを話さない。
ただそれだけ‥。
:08/11/20 14:30
:W62H
:☆☆☆
#382 [主]
もうこうやって、この人の腕じゃなきゃぐっすり眠れない。
この人の寝顔を見るのが小さな幸せで。
「あっチャン、来月に旅行行こっか」
言葉一つで心は喜びでいっぱいになるのに、頭では分かっている。
゙約束゙なんて守られないことを。
:08/11/20 17:21
:W62H
:☆☆☆
#383 [主]
私に何が出来るだろう。
休みがないのは一緒なGマスに
休みがなく疲れている私以上に疲れ切っているGマスに、私は何が出来るだろう。
私は‥Gclubを繁盛させる。
Gマスの為にはそれしか出来ないんだ。
:08/11/20 17:24
:W62H
:☆☆☆
#384 [主]
店の売り上げは悪くない。
あみサンがいた時に比べれば倍以上の数字が出ている。
ただ、コサカやユミチャン、リィユンは、売り上げを伸ばしていても、自分の貰う給料を何とかプラマイゼロで稼ぐか、それ以下だ。
売り上げの数字だけ見れば中々。
けど、それ以上にその子達には手元にお金が入る。
:08/11/20 17:27
:W62H
:☆☆☆
#385 [主]
自分の給料分は稼いでほしい。
それが私の思いだった。
私がどれだけ売り上げを伸ばしても、一人じゃ限界がある。
みんなが一つになった力が必要だ。
「コサカ、ちょっといい?」
戸締まりの最中コサカを呼び出す。
:08/11/20 17:30
:W62H
:☆☆☆
#386 [主]
「コサカは食べ物で一番何が好き?」
いつからか私はコサカもユミチャンも呼び捨てにする仲になっていた。
「カレー!!」
「‥ならもし、お金を気にせず好きなもの食べれるなら何を食べたい?」
「え!!ココナサン奢ってくれるんですか!!
ならカニ!!」
遠慮がない子だ‥。
:08/11/20 17:34
:W62H
:☆☆☆
#387 [主]
「ユミは何が食べたい?」
先程と同じ質問をする。
「フグ!!」
 ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄
「リィユンは何食べたい?」
「フカヒレ!!」
どいつもこいつも高価なものばっかり言いやがって‥
:08/11/20 17:38
:W62H
:☆☆☆
#388 [さゅSaU]
:08/11/20 18:37
:N702iD
:☆☆☆
#389 [我輩は匿名である]
:08/11/20 19:05
:W53T
:☆☆☆
#390 [主]
>>387続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「ならコサカ、今月〇〇万の売り上げ出来る?」
「え?」
コサカに出した売り上げ目標は今まで届きそうで届かなかった数字。
後少しなのに‥コサカはよく口にしていた。
「強制じゃないよ。
うちはノルマとかないからね。ただ、出してみたくない?
カニが待ってる!そんな軽い気持ちでいいんだよ」
:08/11/20 20:27
:W62H
:☆☆☆
#391 [主]
コサカの負けず嫌いは知っている。
「やってみる‥カニも食べたいし、自分の為にも頑張ってみます!!」
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄
「ユミ出来るかな‥でも頑張ってみたいなぁ‥」
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄
「フカヒレ食えるならやるやる!!」
:08/11/20 20:35
:W62H
:☆☆☆
#392 [主]
みんなの頑張りを見てみたい。
私の出した数字を出せればもちろん言う事ないけれど、最終的にはご飯に誘うつもり。
私も‥自分自信に今月の目標を立ててみた。
それは届きそうで届かなかった数字じゃない。
自分への挑戦への額。
:08/11/20 20:38
:W62H
:☆☆☆
#393 [主]
こうやって、少しずつでもスタッフが一つになればいいなって。
『お客さんはスタッフの仲を見てるよ』
あみサンがいた時に言われた言葉。
あの頃には出来なかったGclubを作り上げたい。
Gマスの為‥?
:08/11/20 20:50
:W62H
:☆☆☆
#394 [主]
それは否定出来ない。
でも、私はGclubが好きなんだ。
数字を目指すスタッフを見て、チハルサンや他のスタッフも、もっとやる気が出ればいいなって。
そんなスタッフの努力と頑張りを、お客さんが応援してくれればいいなって。
私はGclubが好きなんだ。
:08/11/20 20:53
:W62H
:☆☆☆
#395 [主]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄
「はいカルピス」
「ありがと」
あの日は何だったんだと思うくらい、いつもと変わらず四つ葉のホストはカルピスを差し出す。
「ねぇ‥あんたいつも、いつカルピス買ってんの?」
単純に疑問だった。
:08/11/21 03:16
:W62H
:☆☆☆
#396 [主]
「内緒♪」
謎の多い奴だ。
「ねぇココナサン♪
まだお客さん来ないでしょ?」
「30分後くらいには予定あるけど‥」
「ねぇねぇ質問大会しよ♪」
あの寂しそうな目は、あの言葉は夢だったのかななんて思う。
:08/11/21 03:19
:W62H
:☆☆☆
#397 [主]
「質問大会?」
私の事を知ろうとする四つ葉のホスト。
いつも言っている。
俺のこともっと知ってよ、関心持ってよって。
けれど私は四つ葉のホストの私情なんて全く知らない。
連絡先さえも。
「ココナサンの好きな言葉って何ですか?」
:08/11/21 03:23
:W62H
:☆☆☆
#398 [主]
「何その質問‥」
「なら嫌いな言葉は?」
私の嫌いな言葉‥
「おれ゙言葉゙って好きなんすよ。
言葉には色んな世界があるから」
私の嫌いな言葉‥
「゙約束゙」
:08/11/21 03:26
:W62H
:☆☆☆
#399 [主]
「゙約束゙‥ですか?」
「そう、゙約束゙」
四つ葉のホストの目つきが変わる。
「俺はココナサンをずっと待ってるって約束しますよ‥」
最近の四つ葉のホストは何かが違う。
元気でニコニコしているばかりだった四つ葉のホストは、最近たまに淋しそうな目をする。
:08/11/21 03:29
:W62H
:☆☆☆
#400 [主]
私の目つきも変わる。
「私ね、そうゆう約束が嫌いなの。
人の気持ちは約束するものなの?
好きとか愛してるとか、約束するもなの?」
仕事前から私は何を言ってるんだろう。
「好きとか愛してるとかって‥あんたが言う待ってるとかって、約束しないと守れないことなの?」
私の言いたい事は伝わっているだろうか。
:08/11/21 03:33
:W62H
:☆☆☆
#401 [主]
明日どこどこで待ち合わせ約束ね。
次はあんたの奢り約束ね。
そういった約束事は人同士のルールであって。
「好きとか、そういった感情を゙約束゙なんて言葉で縛ってほしくない。
そういう感情は約束するものじゃなくて、自然に持続するものだよ」
四つ葉のホストは私の隣に腰をおろす。
:08/11/21 03:37
:W62H
:☆☆☆
#402 [主]
ずっと一緒、約束だよ。
ずっと好きでいようね約束だよ。
ずっとずっと隣にいてね約束だよ。
「約束しないと守れない気持ちなんて‥おかしいじゃん」
四つ葉のホストが言うように、言葉って不思議で、言葉は何より魅力的で。
:08/11/21 03:41
:W62H
:☆☆☆
#403 [主]
「人に対する感情を、あんたが言うように魅力的な言葉に捕らわれてほしくない」
人の気持ちはいつか変わる。
そう人は言う。
けれど、変わらない愛だって、世界中見渡せば、ダイアモンドのように転がっているかもしれない。
「言葉に捕らわれないで想いを分かち合えたら最高じゃない?」
:08/11/21 03:46
:W62H
:☆☆☆
#404 [主]
これはあくまでも私の価値観であって。
何が間違っていて正しいかなんて求めていない。
人それぞれの考えや想いは違って当たり前なんだから。
「言葉に捕らわれない想い‥ですか‥」
ぬるくなった残り少ないカルピスを飲み干し、私は店へと戻った。
:08/11/21 03:49
:W62H
:☆☆☆
#405 [主]
四つ葉のホストとはいつも、たわいもない話ばかり。
基本は四つ葉のホストがベラベラ喋っていて、昨日こんなことがあったんですよ〜!!
いつもそんな会話。
けど、最近は違う気がする。
゙俺‥片思いって得意なんすよ‥゙
あの日から。
:08/11/21 03:54
:W62H
:☆☆☆
#406 [主]
>>368-370サン
ありがとうo(^-^)☆
今週はバタバタしているので更新が約束出来ません(ρ_;)
ご承知下さい。梓
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
:08/11/21 04:00
:W62H
:☆☆☆
#407 [主]
「ココナサ〜ン点数対決しよ〜♪」
リィユンのお客さんだけは何故か私をココナサンと呼ぶ。
「いいよ〜負けたら一気ね!」
リィユンのお客さんに聞いたことがある
『なんで私の事サン付けなの?リィユンの移ってるとか?』
『ん〜‥それもあるけど違うかな』
:08/11/21 14:44
:W62H
:☆☆☆
#408 [主]
『リユがいつもココナサンココナサンって言ってるからね。
リユより年下だけど一番尊敬してて信頼のある人なんだって』
俺はリユが好きだ。
そのリユが好きって言うココナサンを呼び捨てになんかしたら、リユに怒られるよ。
照れながら微笑むお客さん。
リィユンはお客さんに恵まれているんだね。
:08/11/21 14:47
:W62H
:☆☆☆
#409 [主]
最初はなかなか担当を持てなかったリィユン。
社長が私に言ったんだ。
『正直最初はリユの存在すらなかった。
でもココナが店で目立つ中、あいつ必死に頑張ってたやろ?
俺本間は面食いなんやけどなぁ』
アハハと笑う社長は、今までに見たことのない優しい笑顔だった。
:08/11/21 14:50
:W62H
:☆☆☆
#410 [主]
背の低い少しポッチャリなリィユン。
特別可愛いとお世辞でも言えないリィユン。
最初はお客さんも、スタイルがよくて可愛い子に目に行く。
けれどこの世界はそれだけじゃない。
可愛いに越したことはないだろう。
スタイルがいいに越したことはないだろう。
:08/11/21 14:52
:W62H
:☆☆☆
#411 [主]
だけど、リィユンを見てて改めて思ったんだ。
お客さんを引き寄せるのは心。
お客さんも私達と同じ人なんだから。
お客さんも見た目から中身に惚れる。
リィユンを見てて、私は名詞に書いてある゙ココナ゙の名前を変えようかなと思った。
:08/11/21 14:56
:W62H
:☆☆☆
#412 [主]
サナエママが考えてくれた
そして、最後まで私に言えなかった名前。
『心菜』に。
:08/11/21 14:57
:W62H
:☆☆☆
#413 [主]
「ココナサン今のメロディーのとこでジャンプしよ!!」
お客さんが歌う中、うちらはジャンプをしようと言い出すリィユン。
隣で聞いていたコサカもユミも乗り気。
『ミステリアスに〜Souうぉ〜うぉ〜た〜いむ』
カウンターの中スタッフみんなが手を繋ぎ、ジャンプする。
:08/11/21 15:03
:W62H
:☆☆☆
#414 [主]
゙ビリッ゙
音楽が爆音に流れる中、確かに聞こえた。
ビリッ‥
私はまさかと思いワンピースで隠れているGパンのチャックを見る。
「‥‥‥‥‥」
:08/11/21 15:05
:W62H
:☆☆☆
#415 [主]
「ちょっ‥ちょっ‥ギャハハハハハ!!曲ストップストップ!!」
リィユンの声にお客さんは何事だと曲を停止する。
私のパンツはGパンが破れ丸見えだった‥
みんなの目が私のあそこに集中する。
:08/11/21 15:08
:W62H
:☆☆☆
#416 [主]
私はすかさずワンピースで隠し、何もなかったかのように‥
出来るわけがなく笑いに変えるしかなかった‥。
次の日、新しいGパンを履き出勤する。
なぜかまた同じ曲が流れみんなでジャンプすることになる。
゙ビリッ゙
:08/11/21 15:11
:W62H
:☆☆☆
#417 [主]
嘘だと思い昨日とは違うワンピースをまくり上げる。
「ギャハハハハハ!!また!ギャハハハハハ!またやココナサン!!」
二日連続Gパンのあそこは破れ‥二回目はお尻までGパンが裂けていた‥。
私は店でGパンを履くのを辞めようと誓った。
:08/11/21 15:13
:W62H
:☆☆☆
#418 [主]
そんな笑い声が耐えないGclub。
スタッフみんなが手を繋ぎ一つになるGclub。
Gマスの考えが理解出来なかった‥
:08/11/21 15:15
:W62H
:☆☆☆
#419 [☆:)]
あげっ
:08/11/22 11:38
:821N
:☆☆☆
#420 [我輩は匿名である]
頑張れアゲ☆
:08/11/23 22:20
:P905iTV
:☆☆☆
#421 [こぉ]
:08/11/25 03:15
:SH902iS
:☆☆☆
#422 [我輩は匿名である]
私も楽しみに待ってるからかね☆
頑張れあげ☆
:08/11/25 14:13
:P905iTV
:☆☆☆
#423 [そう]
頑張ってください

梓姉さん

:08/11/27 07:51
:N902i
:☆☆☆
#424 [我輩は匿名である]
↑だれだよ

:08/11/27 13:13
:N905i
:☆☆☆
#425 [あ]
まだかよ
:08/11/27 17:13
:SH903i
:☆☆☆
#426 [そう]
なんで


?
なれなれしかった?
すいませんm(__)m
:08/11/27 18:00
:N902i
:☆☆☆
#427 [-ぁゃ-]
クリスマスの準備とか色々忙しくしてたり体調崩しているかもしれないょ

ゆっくり待ちましょ

:08/11/27 19:04
:N905i
:☆☆☆
#428 [なっち]
更新期待あげ
:08/12/01 17:18
:P906i
:☆☆☆
#429 [我輩は匿名である]
誰も期待していないhage
:08/12/01 17:20
:PC
:☆☆☆
#430 [あこ]
梓さんどうしたのかな?
(´・ω・`)

待ってます

:08/12/02 01:20
:SH904i
:☆☆☆
#431 [☆:)]
あげB

:08/12/02 16:48
:821N
:☆☆☆
#432 [我輩は匿名である]
あげッ★
:08/12/04 01:11
:W52S
:☆☆☆
#433 [
]
初書きですッッ!!
一気にぜぇ〜ンぶ読みました(>.<)y-~
この小説恋空と
同じぐらぃ好きです(*^^*)
更新待ってますね(^o^)v
:08/12/05 03:39
:P905i
:☆☆☆
#434 [
]
あげーあげー
:08/12/06 12:49
:P905i
:☆☆☆
#435 [主]
この時期バタバタしっぱなしなのでもう少しお待ち下さい
(ρ_;)梓
:08/12/06 16:57
:W62H
:☆☆☆
#436 [
]
:08/12/07 08:57
:P905i
:☆☆☆
#437 [主]
>>418続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
毎日が慌ただしく過ぎていく。
この過ぎ行く波に
流されず変わらずいたのは、私のGマスへの想いだけだった。
「今日からよろしくお願いします!!」
:08/12/07 20:03
:W62H
:☆☆☆
#438 [主]
今のスタッフに満足していないのか。
もっともっと売り上げをのばしたいのか。
求人は宝くじだよと言っていたGマスは、ここ最近毎週のように求人を出している。
1日限りの子、研修五日でいなくなる子、続けたいと言う子。
誰が誰だか、顔と名前が一致しないことは珍しくなかった。
:08/12/07 20:07
:W62H
:☆☆☆
#439 [主]
私担当だったお客さんがコサカやユミに流れたように、コサカやユミのお客さんは新しい子に流れる。
リィユンのお客さんは、リィユン一筋が多い。
コサカやユミに目もくれなかった私のお客さんは、今になっては大半が安定していた。
特に負けず嫌いなコサカは、人一倍その事について追いつめられていたんだろう。
:08/12/07 20:29
:W62H
:☆☆☆
#440 [主]
全く飲めない、父親がお酒アレルギーだと言うコサカは、少しのお酒で顔が真っ赤になり、酔うよりも先に体に影響が出ていた。
なのに最近のコサカはお酒を口にする。
無理しなくてもいいよと、声をかけても飲むのが増えた。
私は客の取り合いを誰よりも嫌う。
コサカもそんな私の性格を分かっていたんだろう。
:08/12/08 03:52
:W62H
:☆☆☆
#441 [主]
お客さんが心移りしてもどうしようもないんだよ。と、教えてきた私。
いくら対抗心が芽生えても、そこで終わるなら、あんたもそれまでも人間だよと。
そう教えられたコサカは、頭で理解しながらも、精神は頭に追いつかなかった。
悔しい気持ちが何より勝ってしまい、コントロールしたいけど出来ないコサカは飲めないお酒に頼るしかなかったはず。
:08/12/08 03:56
:W62H
:☆☆☆
#442 [み]
:08/12/10 01:39
:P905i
:☆☆☆
#443 [(´∀`)]
アゲ


:08/12/11 05:41
:N906imyu
:☆☆☆
#444 [あ]
あげー
:08/12/17 02:21
:SH906iTV
:☆☆☆
#445 [主]
>>439続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「ココナサン飲みに行きません?」
閉店間際、リィユンに誘われる。
一つにまとまりだしたと思っていたスタッフは、ここ最近バラバラな気がする。
それは誰のせいでもなく、みんなが心に秘めた競争心や、嫉妬などが表れている。
特に誰と誰が仲が悪い訳でもない。
:08/12/17 21:22
:W62H
:☆☆☆
#446 [主]
アンカー間違えました↓
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「ココナサン、リユ、シフト減らされるようなことしたかな‥?」
めったに立ち寄らない静かなBARで飲んでいた。
「なんで?」
そう言えば来週のスタッフのシフト表がGマスから送られてきた時、いつもよりリィユンの入る日数は少なかった。
:08/12/17 21:26
:W62H
:☆☆☆
#447 [主]
リィユンの都合が合わないだけかなと深くは考えなかった。
新しい子が何人もと増えた今、シフトを組むのも大変で。
「いつも通りシフト願い出したのに二日切られてる‥」
話を聞きながら携帯を開け、シフト表を確かめる。
顔と名前が一致しないスタッフの名前がズラッと書かれたメール。
:08/12/17 21:35
:W62H
:☆☆☆
#448 [主]
平日は四人体制だったのは、今では六人くらいに増えている。
今と違い、この頃はそこまでまだ景気は悪くなかった。
「新しい子増えたもんねぇ‥」
よく見ればコサカの名前も少なくなっている。
それどころか、チハルサンなどの週末メンバーの名前は書かれていない。
:08/12/17 21:44
:W62H
:☆☆☆
#449 [主]
新しいスタッフが入ればお客さんは喜ぶ。
若い子達のテンションは高く、店も賑やかだ。
いい事だと思う。
店が繁盛する事をGマスの次に誰より願っていたのは私。
コサカとリィユンは私の出した数字に追いつく事は出来なかった。
ユミチャンは何とか目標を達成し、私はユミチャンが食べたいと言った店に、コサカとリィユンも誘いご飯に行った。
:08/12/17 21:50
:W62H
:☆☆☆
#450 [e]
あげ-|
:08/12/23 11:51
:W52S
:☆☆☆
#451 [
]
あげ

.
:09/01/04 01:13
:P01A
:☆☆☆
#452 [主]
>>449続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「もっと客を掴むしかないんかな‥」
弱肉強食‥それがこの世界‥
「でもさ?
シフトが減った分、同伴出来るんだよ
同伴の方が個人的には稼ぎになるし、この機会に同伴しまくってさ、見返そうよ」
私はここ最近全くと言う程同伴が出来ていない。
:09/01/09 20:56
:W62H
:☆☆☆
#453 [メグ◆SqoX8UvVA2]
たかが商売ごときで弱肉強食なんて言葉使うなよ
:09/01/09 21:00
:L704i
:☆☆☆
#454 [主]
店に一番乗りで入り、掃除や準備で、お客さんと同伴する暇がなかった。
だからこそアフターを心掛けているんだと思う。
「古株は古株なりにドンっと構えていようよ」
不安になったり、追いつめられたり、毎日が騒がしい中、気持ちだけは安定していないとやってられない。
:09/01/09 21:02
:W62H
:☆☆☆
#455 [我輩は匿名である]
はやくかけよ
:09/01/10 23:10
:SH906i
:☆☆☆
#456 [ミナ]
そんなこと言うなよ。
:09/01/10 23:48
:SH904i
:☆☆☆
#457 [我輩は匿名である]
かかないなら消せ
:09/01/11 19:57
:SH906i
:☆☆☆
#458 [
]
:09/01/16 16:09
:P905i
:☆☆☆
#459 [みィ(´_ゝ`)◆TJ1h8bg8nA]
>>457主より放置してるやつ
いっぱいいるだろ
これぐらいで消せとか言うな
:09/01/16 18:48
:W51S
:☆☆☆
#460 [我輩は匿名である]
早く消せ
:09/01/18 00:06
:SH906i
:☆☆☆
#461 [
]
ほんまに消えたら
どおすんねん


:09/01/18 19:43
:P01A
:☆☆☆
#462 [みィ(´_ゝ`)◆TJ1h8bg8nA]
>>461さん
もう>>460にはかまわなくていいですよ
こういうタイプは構えば構うほど喜びますからww
スルーでいいと思いますw
――――――
主さん
頑張ってください
:09/01/18 23:13
:W51S
:☆☆☆
#463 [主]
>>454続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「ココナサ〜ン!!」
「いらっしゃいませ!!」
リィユンは何事もプラスに考えるようになったのか、出勤のない日は本当に毎回同伴をするようになった。
コサカもそんなリィユンを見て同伴が増える。
リィユンやコサカ、出勤日数が減らされている分、店は忙しかった。
:09/01/19 15:32
:W62H
:☆☆☆
#464 [主]
「今日も飲むぞ〜」
リィユン、コサカ、ユミ、そして私と何人かのお客さん。
最近店が終わるとスタッフ何人かと個人のお客さんを含め毎日飲みに行く日々。
たまに新しいスタッフも混じったり、毎日がどんちゃん騒ぎだ。
コサカはオレンジシュースで雰囲気に酔い、私達は一気飲み大会。
周りから見ればどれだけこいつら元気なんだよ”とか思われているに違いない。
:09/01/19 15:41
:W62H
:☆☆☆
#465 [主]
けれどこの頃の私達には毎日が楽しくて仕方なかった。
グラスを重ね合わせる音に、男女の交わる声。
誰かがトイレでうずくまる光景。
誰かは爆睡。
誰かはカラオケコンサート。
そんな毎日が本当に楽しくて。
:09/01/19 15:44
:W62H
:☆☆☆
#466 [主]
愚痴をこぼしながらも、笑顔がこぼれる毎日に、誰もが同じ気持ちだったはず。
コサカがいなくなる‥
その時はもうすぐそこまで来ていた。
:09/01/19 15:45
:W62H
:☆☆☆
#467 [主]
半年期間限定で面接に来たコサカ。
コサカの夢は海外でのホームステイ。
そのお金を貯める為、水商売に足を踏み入れた。
出会いがあれば別れがある、
みんな分かってる。
だけどやっと仲良くなれた今、みんな寂しさを感じ始めていた。
:09/01/19 15:49
:W62H
:☆☆☆
#468 [主]
「うちね‥ココナサンを抜きたいんです」
いつものようにみんなで飲みに行こうとしていた時、二人で話がしたいとコサカに言われ、居酒屋に立ち寄る。
「いきなりどうしたの?」
枝豆を摘みながら聞き返す。
:09/01/19 15:52
:W62H
:☆☆☆
#469 [主]
「うち‥あと1ヶ月でしょ、店にいるのは。その最後の1ヶ月、一番の先輩である、一番の憧れである、一番のライバルのココナサンを抜いてみたいんです」
前まではユミとライバル心を燃やしていたコサカ。
それは今でも変わらないと。
「うちの水商売って、ココナサンで造り上げられました。
今までは売り上げの近いユミチャンばかりをライバルと見てきたけど、最後くらい‥一番トップを目指すのは厚かましいですかね?」
:09/01/19 15:57
:W62H
:☆☆☆
#470 [主]
テーブルの上にはおつまみばかり。
「厚かましくなんかないよ」
なぜだか笑顔がこぼれる。
「最後の日‥ラストイベントします」
イベントをすると言う事は、かなりの気合いが入っているだろう。
:09/01/19 16:00
:W62H
:☆☆☆
#471 [主]
ラストイベントで何十万と売り上げ、最後の1ヶ月コサカは最後の力を振り絞るだろう。
何だろう。
この早まる鼓動は。
久しぶりに味わう競争心に、ワクワクしているのかもしれない‥
あみサンの時とは全く違う、いい意味での戦いに。
:09/01/19 21:03
:W62H
:☆☆☆
#472 [主]
「悪いけど、コサカがイベントをどれだけ盛り上げようが、私は負けないよ」
「ははっ‥
私はそんなココナサンやからこそ、半年間ついてきました」
私も、本気で頑張らないと、トップを抜かれるかもしれない。
:09/01/20 13:33
:W62H
:☆☆☆
#473 [主]
というよりも、
ここで、どうせ抜かれないだろうと思う事は、コサカに失礼だ。
後輩であろうと、可愛いスタッフであろうと、私は必死に頑張る。
それを一番望んでいるのはコサカだ。
あと1ヶ月‥
コサカがいなくなる。
ココナはトップを守り続けられるか‥
:09/01/20 13:39
:W62H
:☆☆☆
#474 [葵]
楽しみにしてマス


:09/02/02 01:58
:SH906i
:☆☆☆
#475 [
]
続きが気になる

:09/02/11 02:22
:P01A
:☆☆☆
#476 [
ひな
◆hN1XKw5K3.]
:09/02/13 16:12
:D705i
:☆☆☆
#477 [主]
みなさんへ
勝手ながら、お話にお付き合い下さい。
私の母は、アルツハイマー病と診断されました。
何年かにし、小説を書かせて頂きました。
正直、今は、これからずっと、母の側に少しでもいたいんです。私との思い出や私の事を忘れてしまうにしても、私は母親の病気と戦うと決めました。
小説を書き続ける時間が正直ありません‥ただ、こんなくだらない小説を待っていてくれている方がいるので、小説の続きではなく、大まかですが、日記を書きたいと思います‥。
中途半端ですみません、けれど書き終えたいんです‥
そして、母親の病気と戦いたいんです。
簡単にですが、書いていきたいと思います。
小説の続きから、大まかに‥
よろしいでしょうか‥?
本当に申し訳ないです。梓
:09/02/19 18:39
:W62H
:☆☆☆
#478 [-ぁゃ-]
待ってたょ。
色々と大変だったんだね..アルツハイマーかぁ少しでも進行ならないコトを祈るネ
梓ファンいっぱいいるょ みんな待ってくれてたと思う
お母さんの介護をしながら大変だと思うけど書き続けて。勿論無理なくね
梓サン身体大事にしてね いつまでも応援してる
:09/02/19 19:00
:N905i
:☆☆☆
#479 [我輩は匿名である]
そんなんやったら
ネットの小説なんかやらんと
母親についてな
:09/02/20 23:10
:D902iS
:☆☆☆
#480 [
]
あげっ(´∀`)
:09/02/24 08:29
:N903i
:☆☆☆
#481 [我輩は匿名である]
>>479同感。
お母さんの方が大事だよ。
ネットなんてどうでもいいからお母さんのそばにいてあげてください。
:09/02/24 20:51
:P904i
:☆☆☆
#482 [我輩は匿名である]
頑張って!
読み続けますから。
:09/03/12 03:25
:SH903iTV
:☆☆☆
#483 [主‥まとめを書いていきます]
梓は、15歳の時、サキという一人の親友と夜の世界に足を踏み入れた。
チューリップというスナックと出会い、サナエママ、そして圭ちゃんと言う一人の男性に出会う。
圭ちゃんとの恋愛は、すれ違いの日々に泣き崩れる毎日。
圭ちゃん‥私ね、あなたが本当に大好きだったんだよ。
“愛”という言葉を身を持って知らされた。
私に、初めて愛を教えてくれたね。
元気にしていますか?
そんな中、とても優しい人に出逢いました。
兄ちゃんと言う、心優しい人に‥。
梓の涙を拭い、心を照らしてくれました。
:09/03/23 20:55
:W62H
:☆☆☆
#484 [主‥まとめを書いていきます]
私には‥輝かしい程、本当に本当に素敵な人でした。
あなたと手を繋ぎ抱き合った日、私は忘れていないよ。
なのに、そんな兄ちゃんの手を離した私。
兄ちゃん、あなたの笑顔は本当に太陽みたいでした。
あなたのその笑顔は人を幸せに‥そして笑顔にします。
あなたは今笑っていますか?
傷付けて‥ごめん。
そしてありがとう。
あなたが今笑っていることを心から願います。
:09/03/23 20:58
:W62H
:☆☆☆
#485 [主]
‥マコト‥
今もホストしてる?
サキは今幸せだよ。
あんたに言われた“シジミ”忘れたいけど忘れられません(笑)
体には気を付けてね。
‥ミノル‥
名前を出したくなかった。
あなたは今どこで、何をしているの?
サキをボロボロにしたあんたを、私は今でも許せない。
一生許さない
サキの笑顔を返してと、何度も何度も‥何度も何度も‥神様に願った。
お願いだから、もう同じ繰り返しはしないで。
:09/03/23 21:01
:W62H
:☆☆☆
#486 [主]
あんたみたいな人間が、一人でも早くいなくなりますように‥
私は願います。
:09/03/23 21:02
:W62H
:☆☆☆
#487 [主]
ジムズさん‥
最近ジムズさんが夜の街から姿を消したと小耳に挟みました。
あなたと出会った街で、水商売ココナが“本当の”水商売を歩みました。
あなたとの出会いで私の道は開かれました。
ジムズさんは今水商売から足を洗い、幸せに暮らしていますか?
:09/03/23 21:04
:W62H
:☆☆☆
#488 [主]
みなみサン
みなみサンがママをやるルビーKを畳んだ時、涙を流したのを覚えています。
ルビーKは、みなみサンのお腹に命が辿ると同時に店を畳みました。
今、あの街で、ルビーKを知る人はどれくらいいるでしょうか。
みなみサンが好きでした。
嫌われていたと知り、悔しくて悔しくて‥悲しくて、心が悲鳴をあげました。
:09/03/23 21:06
:W62H
:☆☆☆
#489 [主]
まだまだ若かったココナを、育ててくれてありがとうと、今なら言えます。
みなみサン、ありがとう。
お子さんと旦那様と、幸せな家庭を築いていますか?
:09/03/23 21:08
:W62H
:☆☆☆
#490 [主]
あみサン‥
ココナとあなたは似ても似つかぬ性格で、日々ぶつかり合いましたね。
あなたに何着ドレスを台無しにされたか分かりません(笑)
けれど、夜の世界の一面を見せてくれたのはあみサンでした。
あみサンの売り上げを抜けなかった悔しさ、それは明日からのココナを変えました。
あなたを抜きたいと、どれだけ思い、どれ程の欲望が私を黒くしたでしょうか‥
あなたが去り街から光が一つ消えた時、私は何を思ったのでしょうか‥
:09/03/23 21:09
:W62H
:☆☆☆
#491 [主]
あみサンが去ってから、ココナは毎日走りつづけた。
あなたが走り抜けてきたように、私も、もがいた。
あみサンが当時付き合っていた人と結婚したと聞きました。
どうか、お幸せに‥
:09/03/23 21:10
:W62H
:☆☆☆
#492 [主]
たかチャン
私はどれ程あなたを傷付け、あなたを苦しめたでしょうか‥
“あっチャン笑って”
当時その言葉を聞く度に悲しかった、
あの頃の私は、感情をなくしたように、“愛する”と言う意味を見失っていました。
八つ当たりしか出来ず、優しくも出来ず、あなたの目にはいつも涙が零れ落ちていた。
:09/03/23 21:12
:W62H
:☆☆☆
#493 [主]
私はあなたに何をしてあげたでしょうか
たかチャン‥今笑っていますか?
“あっチャン笑って”
私は笑顔だよ‥
もう大丈夫だから‥愛する意味を‥
笑顔の毎日を‥思い出したから、
私からあなたに伝えたい。
『たかチャン、笑っていて下さい』
:09/03/23 21:14
:W62H
:☆☆☆
#494 [主]
ユミ‥
ユミとは切っても切れない仲になったね。
一番の問題児で私はユミを何度叱ったことか‥
それでもユミは私のやり方に何年も付いてき、いつの間にか私が熱を出してもユミに店を任せられる程にまでなったね。
家族よりも誰よりもユミの顔を毎日見てたね(笑)
私が店を辞めると言った時、ユミも店を辞めると言った。
私が復帰すると言えばユミは自分も復帰すると言った。
:09/03/23 21:16
:W62H
:☆☆☆
#495 [主]
毎日毎日うざいくらい隣にいたらユミといるのが当たり前になっちゃうもんだね(笑)
ユミはGclubの近くにあるBARのマスターと付き合い、子供を授かりました。
元気な男の子。
けれど、ユミの彼氏は逃げるように籍も入れず姿をくらました。
ユミは我が子を一人抱いて、どれ程涙を流したのか‥
それでも母親になったユミは強かったね、
ユミのお子さんは今元気に、ユミはパートをしながら頑張っています。
:09/03/23 21:17
:W62H
:☆☆☆
#496 [主]
ユミ、負けないで。
あなたが我が子を守り続けて。
たまに疲れたら、会いにおいで。
昔みたいに一緒に飲みながら、嘘泣きに付き合うよ(笑)
ユミは、本当に掛け替えのない後輩であり、大切な友達です。
ユミ、恥ずかしいから口に出しては言わないけど、大好きだよ。
:09/03/23 21:19
:W62H
:☆☆☆
#497 [主]
コサカ‥
コサカの負けず嫌いには私も驚かせられながらも、関心していたよ。
コサカは人一倍頭がキレ、人一倍周りを見渡せる子でした。
飲めないお酒を頑張って飲んでたね、
みんなでベロベロになりながら暴れた毎日覚えてる?
コサカの額に『肉』とみんなで書いたり、みんなで朝方空に向かって叫んだり、
コサカが海外に旅立つ前日、みんなが泣き崩れ、みんなが悲しかったのを見てコサカも涙していたね。
:09/03/23 21:23
:W62H
:☆☆☆
#498 [主]
コサカが一年後、日本に帰って来、Gclubに顔を出した時、嬉しさよりも驚かされました。
コサカの隣には身長の高い外人がいたんです。
左の薬指を光らせて。
コサカらしい人生だね。
「ココナさんを抜きたい」
そう言われ互い必死に頑張ったラスト1ヶ月。
私はトップを守り続けることが出来ました。
「私を抜こうなんて早いよ」
そう笑いながら言った私は、“抜かれると思った”そう思いました。
:09/03/23 21:23
:W62H
:☆☆☆
#499 [主]
「やっぱりココナさんにはかないません」
そう言い残したコサカの目はやり遂げた目をしていた。
コサカ、かっこよかったよ。
子供がもし生まれたらハーフの可愛い子なんだろうね。
Gclubみんなは今でもコサカが大好きです。
チハルさん‥
あなたには暗闇から救い出されました。
“興味ない”“めんどくさい”それが口癖で誰にも関心がなく心を閉ざしていた私に、あなたの小さな相談で、自分は何をしていたんだろう‥と、
みんなと向き合う強さをくれました。
チハルさんは今携帯ショップの店長をしています。
:09/03/23 21:25
:W62H
:☆☆☆
#500 [主]
私より何歳も年上なあなたが、『ココナさん』と呼んでくれ、私は勇気をもらいました。
チハルさんらしい道を、これからも歩んで下さい。
:09/03/23 21:29
:W62H
:☆☆☆
#501 [主]
‥リィユン‥
元気ですか?
そっちの世界には慣れましたか?
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄
ある雨の日‥――
知らない番号から一本の電話が鳴りました。
電話の相手はリィユンの旦那さんでした。
『ココナさんですか‥?
リユがいつもお世話になっています‥』
あまりに突然の電話だった。
それからの会話はよく覚えていない‥
『事故で‥』
冷たい雨が降る日でした。
電話で知らされた時は、リィユンが亡くなって数日が経っていた。
葬式も終わっていた。
:09/03/23 21:32
:W62H
:☆☆☆
#502 [主]
旦那さんはリィユンの携帯を見て、いつもリィユンが口にする私のリダイアルを押したと‥。
あまりにも突然で‥
何がなにか分からなくなり、
私はリィユンとリィユンの彼氏が住むアパートへと向かいました。
そこにはリィユンの彼氏がただ一人‥
リィユンの旦那さんはリィユンが浮気していることに気付いていました。
:09/03/23 21:34
:W62H
:☆☆☆
#503 [主]
私に電話をかける前に、旦那さんがリィユンの彼氏に電話をした。
こんなにも残酷なことはあるのでしょうか‥
本当にそれからのことはよく覚えていません‥
その日以来、私はリィユンの彼氏と会うことはありませんでした。
リィユンの彼氏と、連絡が繋がることはありませんでした‥
 ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄
:09/03/23 21:35
:W62H
:☆☆☆
#504 [主]
何度‥何度リィユンの名前を呼んだか分からない
どれだけ‥リィユンを探したか分からない
“ココナさんココナさん!!”
その言葉を、言葉の聞こえる場所を、
私は狂ったかのように探し続けました
:09/03/23 21:35
:W62H
:☆☆☆
#505 [主]
家に一人閉じこもり
仕事にも行かず
誰にも会わず、
私は本当の暗闇でリィユンを探し続けた
ある日はリィユンはまだ生きてるんだと、リィユンと行った居酒屋、リィユンと行った飲み屋、リィユンと行った公園、リィユンと行ったデパート、リィユンと行った海‥
私はどこにリィユンがいるのか‥
リィユンは道に迷っているだけだ、と‥
半年近く‥私は現実と向き合えず、あなたを探し続けた
:09/03/23 21:38
:W62H
:☆☆☆
#506 [主]
知らせを受けた悪魔の電話‥
冷たい雨‥
雨が降る日は発作を起こし、叫び狂う日もありました。
もう、リィユンが大切な存在だと
リィユンが本当に大事な大事な存在だと気付いて月日が流れたあとだった。
こんな現実と分かっていれば
あなたに心を開くことはなかった
リィユンに出会わなければよかった、
そう一度でも思った
私をリィユンはバカだと思いましたか‥
:09/03/23 21:39
:W62H
:☆☆☆
#507 [主]
けれど、私には大きすぎた‥
あなたの死と
リィユンの存在が―
リィユンは旦那さんもいてお子さんもいる。
夫婦の仲は冷めきり、リィユンには彼氏が出来た。
いつの間にか別居生活になり、リィユンがたまに帰る家では、子供がリィユンを母親として認めなかった。
たまに帰ってきたと思えば、「宿題しなさい」などと母親を発言を、子供は嫌がった。
:09/03/23 21:41
:W62H
:☆☆☆
#508 [主]
リィユンの家庭や彼氏について私は否定しなかった。
リィユンの人生で、リィユンの家庭だから。
私がGマスと付き合っていると知っていたのも、リィユンだけだった。
リィユンは私を裏切ることを絶対しなかった。
“絶対”という言葉が大嫌いだった私に、“リィユンだけは絶対に信じられる”と教えてくれた。
:09/03/23 21:42
:W62H
:☆☆☆
#509 [◆cghsqag5o.]
:09/03/24 08:20
:SH905i
:☆☆☆
#510 [主]
「リユね、ココナさん憧れる」
「リユ、ココナさんの事尊敬してる」
「リユこの仕事始めて、人が怖かったけど、ココナさんのおかげで水商売が大好きになったよ」
「リユ、ココナさんが大好き」
ねぇ‥もう一度‥
一度だけでいいから、いつもの笑顔で
「ココナさん」
そう言ってよ‥
:09/03/25 21:37
:W62H
:☆☆☆
#511 [主]
リィユン‥
あなたを‥
想い出になんてしたくない―――――‥
:09/03/26 00:39
:W62H
:☆☆☆
#512 [主]
「Gマスと付き合ってる‥」
「‥えぇぇぇぇぇ!!!」
「Gマスが大好き‥」
「えぇぇぇぇぇえぇぇぇぇぇ!!!!」
「あたし本当は十代‥」
「‥えぇぇぇぇぇえぇぇぇぇぇえぇぇぇぇぇ!!!!!!」
全てをリィユンにだけはさらけ出した
あなたの何が私を優しくしたんだろう。
あなたの何が私を素直にさせたんだろう。
:09/03/26 14:30
:W62H
:☆☆☆
#513 [主]
それは
リィユン‥
あなたの存在。
たったそれだけ。
冷たい雨が降る日
私はいつも空を見上げる。
:09/03/26 14:33
:W62H
:☆☆☆
#514 [主]
雨と一緒に流れる私の涙は、
雨が流してくれる。
それはきっとリィユンの優しさ。
晴れた日は笑おう。
晴れの日はあなたに最高の笑顔を向けよう。
私はこれから先ずっと‥
雨とお友達。
:09/03/26 14:37
:W62H
:☆☆☆
#515 [主]
リィユン‥
三十年にも満たなかった人生は、
幸せでしたか?
:09/03/26 20:29
:W62H
:☆☆☆
#516 [主]
ねぇ、リィユン‥
会いたい
会いたい
会いたい‥
会いたいよ――――‥――――
:09/03/27 01:12
:W62H
:☆☆☆
#517 [主]
「ココナサンは強い」
もう一度、私にそう言って?
「私は‥強くない‥」
強くないんだよ‥リィユン‥―――――‥
:09/03/27 01:14
:W62H
:☆☆☆
#518 [主]
晴れた日には笑おう
そう言った私は
どこかまだ強がりで
あなたを
まだ探している私は
:09/03/27 15:26
:W62H
:☆☆☆
#519 [主]
これから先永遠
リィユンを求めるでしょう。
リィユンを探し続けるでしょう。
ねぇ、リィユン‥―
こんな言葉はおかしいかな。
使い方、間違えてるかな。
:09/03/27 15:28
:W62H
:☆☆☆
#520 [主]
「リユはそんな趣味ないー!!」
笑いながら
そう言って。
リィユン、
愛しています。
:09/03/27 15:30
:W62H
:☆☆☆
#521 [主]
リィユン、変な意味はないからね(笑)
あなたがただ大好きなだけ。
愛情を持って、いつも私に接してくれていたあなたを。
私も愛を持って
リィユンが大好きなだけ。
同性に愛してるなんて、初めて言ったなら‥
:09/03/27 15:32
:W62H
:☆☆☆
#522 [主]
「愛」
その意味は
男女関係なしに存在する言葉だと
そう思えたから。
あなたと出逢って。
あなたを失って。
:09/03/27 15:34
:W62H
:☆☆☆
#523 [主]
私は毎月、リィユンの旦那さんと、小学生のリィユンのお子さん、まなちゃんと三人でリィユンに会いに行っています。
リィユン、この前のクリスマスなんて、まなちゃんにDS買わされたよ(笑)
ピンク色じゃないと嫌とかだだこねられて(笑)
:09/03/27 15:41
:W62H
:☆☆☆
#524 [主]
見てるよね?
私達を。
まなチャン、もうお母さんのこと嫌いじゃないよ。
気付いてるよね?
まなチャンは寂しかっただけなんだって。
:09/03/27 21:26
:W62H
:☆☆☆
#525 [我輩は匿名である]
:09/03/30 17:56
:F02A
:☆☆☆
#526 [我輩は匿名である]
:09/03/30 17:56
:F02A
:☆☆☆
#527 [ウオッカ]
やばい。マジ感動。
梓さん本間頑張ってなぁ

いろんな面で応援してるで

:09/04/01 02:22
:N900iS
:☆☆☆
#528 [我輩は匿名である]
りゆネタひっぱりすぎ
:09/04/01 05:52
:SH906i
:☆☆☆
#529 [-ぁゃ-]
ゆっくりでいいよ

:09/04/01 22:52
:N905i
:☆☆☆
#530 [主]
>>524続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
今、もしあなたが、まなチャン、旦那さん、そしてあなたに関わった全ての人を見ているなら‥
ずっと‥ずっと‥
見守っていて下さい。
私がくじけそうになった時
泣きそうになった時
必ず空を見上げるから。
:09/04/02 15:29
:W62H
:☆☆☆
#531 [主]
リィユン‥
今日の空はとても綺麗だよ‥――――
:09/04/02 15:30
:W62H
:☆☆☆
#532 [主]
そして‥四つ葉のホスト――――――――――‥
私はあなたに
甘えすぎたのかもしれません‥。
:09/04/02 15:31
:W62H
:☆☆☆
#533 [主]
あなたは
四つ葉のホスト
名前は
『幸』
ユキ‥――
:09/04/02 15:32
:W62H
:☆☆☆
#534 [主]
幸と出会ったのはとても必然でした。
毎日毎日、カルピスをくれた。
毎日毎日、私の名前を呼んでくれた。
毎日毎日‥
私を愛してくれた―――‥
:09/04/02 15:34
:W62H
:☆☆☆
#535 [主]
最初はただうざい奴。
それしか思っていなかった。
どうして私に構うのかも不思議で仕方なかった。
どうして私の心配をするのか不思議でなかった。
どうして、私を好きだと言うのかも
不思議で仕方なかった。
:09/04/02 15:38
:W62H
:☆☆☆
#536 [主]
『俺‥片思いって得意なんすよ‥』
その意味が
その時の幸の気持ちが
私には分からなかった。
:09/04/02 15:39
:W62H
:☆☆☆
#537 [主]
私は、Gマスと付き合うようになり、デートを重ね、互いに体を求め
周りにどれだけ批判されたかわかりません。
周りにどれだけ、色々言われ、あんたは騙されているだけなんだと言われたかわかりません。
:09/04/02 15:42
:W62H
:☆☆☆
#538 [主]
『水商売の社長があんたみたいな小娘本気で相手する訳ないでしょ』
『あんたが金のなる木だから相手してんのよ』
『目、冷ましなよ』
『あんたが客も呼べないスタッフなら相手にもされてないよ』
どれだけ私は
涙を流したでしょうか。
:09/04/02 15:45
:W62H
:☆☆☆
#539 [主]
数え切れない程の感情が、数え切れない程の言葉が、
どれだけ私の心をえぐり、苦しめたでしょうか。
こんなにたくさん泣いたのに
こんなにたくさん傷付いたのに
まだ涙は出るんだと
自分がおかしくなるくらい、私は涙をこぼしました。
:09/04/02 15:48
:W62H
:☆☆☆
#540 [主]
それでも、私はGマスが大好きで。
私の心と体は、いつもどんな時もGマスを求めていた。
本当に‥本当に大好きで。
言葉と文字じゃ書き表せない程大好きで。
ただ大好きで。
しつこいと思われても、心底Gマスを愛していた。
:09/04/02 15:50
:W62H
:☆☆☆
#541 [主]
Gマスを知る度に
嫌な面が見える度に
好きになるのがまた一つ。
Gマスは私に言いました。
:09/04/02 15:52
:W62H
:☆☆☆
#542 [主]
『周りに批判されてるのにそれでも俺が好き?』
いい歳の人が、
目を赤くしながらそう言いました。
:09/04/02 15:54
:W62H
:☆☆☆
#543 [主]
『何であっチャンは俺をそんなに‥』
静かに涙をこぼしそう言いました。
:09/04/02 15:55
:W62H
:☆☆☆
#544 [主]
「
周りに何を言われても
ただ大好きなんです。
周りがGマスを批判する分、
私がGマスを信用して愛します」
その言葉に嘘はなかった。
:09/04/02 15:57
:W62H
:☆☆☆
#545 [主]
確かにGマスの経営するGclubには
『心菜』の存在が必要でした。
それは、Gマスはもちろん、私自身分かっていました。
心菜がいなくなれば、Gclubは傾くどころか店を畳まなければならない。
それは、私が積み上げてきた『城』でした。
:09/04/02 16:02
:W62H
:☆☆☆
#546 [主]
Gマスが好きだから
Gマスを愛しているから売り上げを伸ばした。
全てはGマスの為だった。
けれど、いつからだろう。
私の中での想いに変化が出てきたのは。
:09/04/02 18:13
:W62H
:☆☆☆
#547 [主]
スタッフが大好きだからみんなで頑張りたい。
Gclubに足を運んでくれるお客さんが大好きだから、笑顔でいたい。
いつかの私はこの言葉を奇麗事だと言われ言い返せなかった。
けれど、色んなものを積み上げていくうちに、本当に心からそう思えた。
もし今の私に「奇麗事だ」と言う人がいれば、迷わず言い返すでしょう。
:09/04/02 18:17
:W62H
:☆☆☆
#548 [主]
「奇麗事を現実に変えたんだよ」
そう言うでしょう。
入れ替わるスタッフについて行けずにいた。
問題の耐えない毎日について行けずいた。
それでも、ここはみんなの、『城』なんだ、と―――‥
:09/04/02 18:19
:W62H
:☆☆☆
#549 [主]
店が満席で、スタッフの人手が足りず、お客さん一人一人とゆっくり話せない日は、お客さん同士が仲良くなる。
もちろん、警察や救急車騒ぎにまでなりお客さん同士の喧嘩も何度かありました。
けれど日が経つにつれ、お客さんも安定すればスタッフも一つになった。
M2のマサさん、そしてマサさん率いるスタッフ。
お客さん含め年末には忘年会、年明けには初詣。
:09/04/02 18:27
:W62H
:☆☆☆
#550 [主]
花見に花火、バーベキューにボーリング。
または、お客さんの優しさから始まった、飲み代のお釣り募金でスタッフみんなでプチ旅行。
どれだけ思い出が出来たでしょうか。
そして‥
その笑顔の裏で、何人もの人が涙を流したでしょうか。
:09/04/02 18:30
:W62H
:☆☆☆
#551 [主]
『あっチャン‥俺の事好き?』
『‥はい』
私は自分から上手に甘える事が出来なければ、『好き』この言葉を伝えられない不器用な自分。
『好き』が大きすぎて、『大好き』がいっぱいで。
これだけ大きい想いをうまく一言で表せなくて。
:09/04/05 14:59
:W62H
:☆☆☆
#552 [主]
そんな私を全て分かっているのか、Gマスは私に問いかけてくれる。
『好き?』
『大好きぃ』
Gマスの一言で私は素直になれる。
Gマスの一言で私は素直に甘えられる。
Gマスの一言で喜びでいっぱいになる。
Gマスの一言で崖に突き落とされる。
:09/04/05 15:08
:W62H
:☆☆☆
#553 [
ちイ
]
:09/04/06 23:36
:SH905i
:☆☆☆
#554 [まり]
頑張って下さい

:09/04/07 00:18
:F904i
:☆☆☆
#555 [主]
「ココナの今年一年を漢字一文字で表すと何や?」
社長に年末、昔言われた言葉。
「仕事ばっかりやったから"仕"ですかね」
「なら"恋"やな」
私は意味が分からなかった。
:09/06/25 21:46
:W62H
:☆☆☆
#556 [主]
「お前は仕事をここまで頑張ってるのには理由があるやろ?」
理由‥この時、理由を探すなら、Gマスの為でしかなかった。
スタッフが好きで、お客さんが好きで、でも一番にGマスを愛していて。
「理由、ですか‥」
社長は何もかもお見通しだったはず。
:09/06/25 21:50
:W62H
:☆☆☆
#557 [我輩は匿名である]
:09/06/26 05:19
:P01A
:☆☆☆
#558 [主]
「お前の頑張りはそこらの女と違う」
「‥‥」
「カンナは恋の為に、恋があるから、こんなにも仕事頑張ってるやろ。
仕事を頑張れるのは恋があるからやろ」
誰に恋してるのかも、社長は何も言わない。
「だからお前が”仕”って言うなら"恋"やな」
:09/06/26 12:43
:W62H
:☆☆☆
#559 [主]
お酒を一口飲むと、社長は優しく笑ってこう言った。
「恋じゃなくて愛なのかもな」
「ココナ、幸せになれよ」
「社長酔いすぎぃ♪」
私は、幸せが10あったらその半分の幸せが自分にあればいい。
:09/06/26 12:45
:W62H
:☆☆☆
#560 [主]
もう半分の幸せは私を想う人がもっていて、二人で10の幸せを築きたい。
もう半分の私の幸せを握るのは、Gマスなのだろうか、と、何度も思った。
:09/06/26 12:50
:W62H
:☆☆☆
#561 [主]
店を仕切る立場の私は、Gマスに毎日のように色々言われ、頭が痛くて痛くて、いっぱいいっぱいで、何度も辞めたいと思った。
好きだけど、大好きだけど、やっぱり私とGマスの間には仕事が挟まっていて、スタッフとオーナー、彼氏と彼女、本当に難しい関係で。
もし私が店を辞めたら、多分二人の関係は終わってしまう。
毎日Gマスを知る度にどこかで覚えた確信。
:09/06/26 17:28
:W62H
:☆☆☆
#562 [主]
二度、私は店を辞めた。
一度目は体調不良があまりにも悪化した時。
入院してた時、毎日毎日お見舞いに来てくれたのは、Gマスではなく幸だった。
「ココナさぁ〜ん♪」
毎日お馴染みのカルピス片手に。
Gマスはお見舞い来てくれなかった。
:09/06/26 17:31
:W62H
:☆☆☆
#563 [主]
二度目はGマスのやり方に付いていけなくなった時。
あまりの二人の食い違いに、考えの違いに、私はGマスが好きだけど、仕事としてはついていけないと思った。
店を辞めたら関係が壊れる。
そう思うと、たくさんの感情が込み上げてきて‥
私は店から少し離れた路地裏で毎日のように一人涙を流していた。
:09/06/26 17:34
:W62H
:☆☆☆
#564 [主]
誰も通るはずのない場所なのに
誰も見つけられるはずないのに
幸は必ず私を見つけた。
私が涙を流す時、幸は必ず隣にいた。
:09/06/26 17:36
:W62H
:☆☆☆
#565 [主]
「ねぇ‥何で私に構うの‥」
「怖いくらいに好きやから‥」
私はあなたを好きじゃない。
私はGマスが好きで‥
「ココナさん‥幸せになって下さいよ‥」
「ははっ‥だね‥」
路地裏で、幸に初めてキスされた。
:09/06/26 17:41
:W62H
:☆☆☆
#566 [主]
Gマスを想う毎日に
毎日涙を流す日々
そんな私を毎日側で見守る幸
幸を好きになってしまうんじゃないかと思うと怖かった。
私はこんなにもGマスを愛しているのに
幸の優しさが心に染み渡っていく。
:09/06/26 18:48
:W62H
:☆☆☆
#567 [主]
目が見えにくくなった時
毎日毎日嘔吐を繰り返し血を吐いていた時
風邪の時
辛い時
寂しい時
何より、リィユンが亡くなった時‥。
:09/06/27 14:10
:W62H
:☆☆☆
#568 [我輩は匿名である]
最後まで頑張って
:09/07/23 19:05
:SH906i
:☆☆☆
#569 [主]
:09/07/26 20:27
:W62H
:☆☆☆
#570 [玲奈]
あげます
:09/08/30 17:30
:SH906i
:☆☆☆
#571 [我輩は匿名である]
:09/09/15 08:37
:PC
:☆☆☆
#572 [主]
>>567続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
三度目‥
店を辞めたと言うのか分からないけど、リィユンがいなくなり、私は狂っていたから。
店に出勤なんて、当たり前のように出来なくて。
私は誰とも連絡を取らなかった。
それでも、幸は連絡なしで、私の元へやってきた。
まるで、サキが狂ってしまった時の私の行動のように。
:09/09/15 21:06
:W62H
:☆☆☆
#573 [主]
誰かの優しさを求めていた?
安らぎ
安心
を、
気持ちの寄りどころを。
私は誰でもよかったのだろうか。
“幸だから”
そう胸を張って
この時は言えなかった。
:09/09/15 21:08
:W62H
:☆☆☆
#574 [主]
「私は幸じゃない人を愛しているんだよ‥」
そっと唇が離れた時
幸に全てを話してしまおうかと思った。
‥‥
:09/09/15 21:10
:W62H
:☆☆☆
#575 [主]
‥
‥
楽になりたかった‥‥――――
:09/09/15 21:28
:W62H
:☆☆☆
#576 [主]
「幸‥わたし‥」
「何も言わなくていいよ‥」
幸の優しさは知っている。
「ゆき‥つらい‥よ‥ッ」
もつれ合う糸は
真っ直ぐになるのだろうか。
:09/09/15 21:38
:W62H
:☆☆☆
#577 [主]
真っ直ぐになった時
糸の先と先にいるのは‥――――
「好きすぎて‥つらい‥」
私は残酷だ‥――
:09/09/15 21:47
:W62H
:☆☆☆
#578 [主]
「好きすぎて‥
大好きすぎて‥ッ
いつのまに‥こんなにも愛してたんだろう‥ッ‥
もう‥もう‥
限界だよ‥」
ねぇGマス‥
:09/09/17 15:40
:W62H
:☆☆☆
#579 [主]
Gマス‥
愛しすぎて
これ程まで苦しいのは
もう限界みたい
:09/09/17 15:43
:W62H
:☆☆☆
#580 [主]
「俺が側にいます‥いますから‥」
私はもう
優しい人を傷付けるのは
もうしない
もう出来ない
幸だけは
幸だけは傷付けちゃいけない‥
:09/09/17 15:47
:W62H
:☆☆☆
#581 [主]
甘えたい
抱きしめてほしい
もっともっと楽になりたい
けど、それをすると、幸はもっと傷付く。
幸‥
:09/09/18 16:22
:W62H
:☆☆☆
#582 [主]
あなたから
私は離れないといけない‥
あなたの為に。
あなたは優しい。
その優しさを
私は奪っちゃいけない。
:09/09/18 16:25
:W62H
:☆☆☆
#583 [主]
「私‥この街出ようかな‥」
圭ちゃん‥兄ちゃん‥たかチャン‥
幸‥
Gマス‥
他にも恋はした。
この街から
姿を消してしまおうか。
:09/09/22 16:55
:W62H
:☆☆☆
#584 [主]
また新たに歩み出すのが
未来に繋がる気がするんだ
Gマスと
ぶつかり合おう
最初で最後に。
:09/09/22 18:39
:W62H
:☆☆☆
#585 [主]
辛かった‥
寂しかった‥
苦しかった‥
虚しかった‥
怖かった‥
それでも愛していた‥と。
‥――――誰よりも
:09/09/22 18:41
:W62H
:☆☆☆
#586 [我輩は匿名である]
かかないの?
:09/10/13 12:39
:SH906i
:☆☆☆
#587 [主]
待っている方が一人でもいるみたいなんでまた手があき次第書かせて頂きます
梓
:09/10/13 23:33
:auKC3O
:☆☆☆
#588 [我輩は匿名である]
まってますよ☆彡
:09/10/15 09:57
:N905i
:☆☆☆
#589 [我輩は匿名である]
:09/10/15 14:58
:W61P
:☆☆☆
#590 [我輩は匿名である]
わたしも
ずっと待ってますょo(^-^)o
:09/10/15 16:15
:W54T
:☆☆☆
#591 [我輩は匿名である]
待ってます
:09/10/23 09:34
:W61CA
:☆☆☆
#592 [主(携帯変わりました)]
>>585続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
【Gマス‥?私のどこが好きですか?】
メール作成完了。
こんなメール、あの人に送ったことすらない。
私は聞きたい事も聞けず、言いたい事も言えず。
それなのに愛していたから。
ううん。まだ過去形になってなんかいない。
:09/10/23 17:38
:auKC3O
:☆☆☆
#593 [主]
ピロリロリン♪
相変わらずの音楽に、そっと携帯をあける。
【今更どうしたの?俺は本当にあっちゃんの全てが好きですよ‥今更何の確認‥?】
確認‥
そう、きっと私は確信がほしかった。
たった一言の言葉が。
安心する、言葉がほしかった。
:09/10/23 17:42
:auKC3O
:☆☆☆
#594 [主]
言葉なんて簡単にいくらでも言える。
それは誰よりも、私が毎日している事だから。
甘い言葉をかけ、甘い誘惑。
私はそんな世界で何年も生きてきた。
それでも、あの人だけは違うと知っている。
嘘を付けない。
付くのが大嫌いな人。
嘘を付く時は、【死ぬ覚悟】
:09/10/23 17:45
:auKC3O
:☆☆☆
#595 [主]
本気でそう考える人。
私はそんなあなただからこそ、
あなたの口から、何か、言葉がほしかった。
物なんかじゃなく、たった一言、そして行動。
そうする事でしか私はこの人の愛を確かめる事が分からない。
私は弱いから。
:09/10/23 17:48
:auKC3O
:☆☆☆
#596 [主]
少しずつですが、また小説っぽく書かせて頂きます。
今から読み始める方はとても読みにくいかもしれませんが、すみませんm(_ _)m
今週の日曜日は久々の休みなのでたくさん更新いたします。梓
:09/10/23 17:50
:auKC3O
:☆☆☆
#597 [我輩は匿名である]
たのしみにしてます!
:09/10/23 22:35
:SH906i
:☆☆☆
#598 [我輩は匿名である]
おかえりなさい\(≧▽≦)丿
無理しないで
自分のペースで
最後まで頑張って
くださいね(*‘‐^)-☆
:09/10/25 16:31
:W54T
:☆☆☆
#599 [主]
>>595続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
指輪とか
ペアものとか
そんなのいらない
あなたからの一言‥
‥ーー違う
きっと私は二言もそれ以上、愛の言葉がほしいんだ。
たくさんの愛を示す、愛を感じる言葉がほしい。
:09/10/25 18:28
:auKC3O
:☆☆☆
#600 [主]
Gマスからのメールは嬉しい。
けれど、私はもっと確認したくて。
Gマスは私が他の人と関係を持っていたと知ったら、どうするんだろう。
焼きもちを焼いてくれるかな?
怒ってくれるかな?
私をせめるかな?
:09/10/25 18:31
:auKC3O
:☆☆☆
#601 [主]
こんな事でしか愛を確かめられないなんて。
私はいつからこんなにも'愛'でもがくようになってしまったかな。
普通の恋がしたい。
普通のデートがしたい。
映画に行く時、出かける時、堂々と手を繋ぎたい。
みんなに私の彼氏なんだって
大声で叫びたい。
:09/10/25 18:34
:auKC3O
:☆☆☆
#602 [しんじ]
この名前聞き覚えない?
:09/10/26 04:11
:P906i
:☆☆☆
#603 [主]
:09/10/26 09:55
:auKC3O
:☆☆☆
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