【愛.金.水商売4】
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#501 [主]
‥リィユン‥
元気ですか?
そっちの世界には慣れましたか?
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄
ある雨の日‥――
知らない番号から一本の電話が鳴りました。
電話の相手はリィユンの旦那さんでした。
『ココナさんですか‥?
リユがいつもお世話になっています‥』
あまりに突然の電話だった。
それからの会話はよく覚えていない‥
『事故で‥』
冷たい雨が降る日でした。
電話で知らされた時は、リィユンが亡くなって数日が経っていた。
葬式も終わっていた。
:09/03/23 21:32
:W62H
:☆☆☆
#502 [主]
旦那さんはリィユンの携帯を見て、いつもリィユンが口にする私のリダイアルを押したと‥。
あまりにも突然で‥
何がなにか分からなくなり、
私はリィユンとリィユンの彼氏が住むアパートへと向かいました。
そこにはリィユンの彼氏がただ一人‥
リィユンの旦那さんはリィユンが浮気していることに気付いていました。
:09/03/23 21:34
:W62H
:☆☆☆
#503 [主]
私に電話をかける前に、旦那さんがリィユンの彼氏に電話をした。
こんなにも残酷なことはあるのでしょうか‥
本当にそれからのことはよく覚えていません‥
その日以来、私はリィユンの彼氏と会うことはありませんでした。
リィユンの彼氏と、連絡が繋がることはありませんでした‥
 ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄
:09/03/23 21:35
:W62H
:☆☆☆
#504 [主]
何度‥何度リィユンの名前を呼んだか分からない
どれだけ‥リィユンを探したか分からない
“ココナさんココナさん!!”
その言葉を、言葉の聞こえる場所を、
私は狂ったかのように探し続けました
:09/03/23 21:35
:W62H
:☆☆☆
#505 [主]
家に一人閉じこもり
仕事にも行かず
誰にも会わず、
私は本当の暗闇でリィユンを探し続けた
ある日はリィユンはまだ生きてるんだと、リィユンと行った居酒屋、リィユンと行った飲み屋、リィユンと行った公園、リィユンと行ったデパート、リィユンと行った海‥
私はどこにリィユンがいるのか‥
リィユンは道に迷っているだけだ、と‥
半年近く‥私は現実と向き合えず、あなたを探し続けた
:09/03/23 21:38
:W62H
:☆☆☆
#506 [主]
知らせを受けた悪魔の電話‥
冷たい雨‥
雨が降る日は発作を起こし、叫び狂う日もありました。
もう、リィユンが大切な存在だと
リィユンが本当に大事な大事な存在だと気付いて月日が流れたあとだった。
こんな現実と分かっていれば
あなたに心を開くことはなかった
リィユンに出会わなければよかった、
そう一度でも思った
私をリィユンはバカだと思いましたか‥
:09/03/23 21:39
:W62H
:☆☆☆
#507 [主]
けれど、私には大きすぎた‥
あなたの死と
リィユンの存在が―
リィユンは旦那さんもいてお子さんもいる。
夫婦の仲は冷めきり、リィユンには彼氏が出来た。
いつの間にか別居生活になり、リィユンがたまに帰る家では、子供がリィユンを母親として認めなかった。
たまに帰ってきたと思えば、「宿題しなさい」などと母親を発言を、子供は嫌がった。
:09/03/23 21:41
:W62H
:☆☆☆
#508 [主]
リィユンの家庭や彼氏について私は否定しなかった。
リィユンの人生で、リィユンの家庭だから。
私がGマスと付き合っていると知っていたのも、リィユンだけだった。
リィユンは私を裏切ることを絶対しなかった。
“絶対”という言葉が大嫌いだった私に、“リィユンだけは絶対に信じられる”と教えてくれた。
:09/03/23 21:42
:W62H
:☆☆☆
#509 [◆cghsqag5o.]
:09/03/24 08:20
:SH905i
:☆☆☆
#510 [主]
「リユね、ココナさん憧れる」
「リユ、ココナさんの事尊敬してる」
「リユこの仕事始めて、人が怖かったけど、ココナさんのおかげで水商売が大好きになったよ」
「リユ、ココナさんが大好き」
ねぇ‥もう一度‥
一度だけでいいから、いつもの笑顔で
「ココナさん」
そう言ってよ‥
:09/03/25 21:37
:W62H
:☆☆☆
#511 [主]
リィユン‥
あなたを‥
想い出になんてしたくない―――――‥
:09/03/26 00:39
:W62H
:☆☆☆
#512 [主]
「Gマスと付き合ってる‥」
「‥えぇぇぇぇぇ!!!」
「Gマスが大好き‥」
「えぇぇぇぇぇえぇぇぇぇぇ!!!!」
「あたし本当は十代‥」
「‥えぇぇぇぇぇえぇぇぇぇぇえぇぇぇぇぇ!!!!!!」
全てをリィユンにだけはさらけ出した
あなたの何が私を優しくしたんだろう。
あなたの何が私を素直にさせたんだろう。
:09/03/26 14:30
:W62H
:☆☆☆
#513 [主]
それは
リィユン‥
あなたの存在。
たったそれだけ。
冷たい雨が降る日
私はいつも空を見上げる。
:09/03/26 14:33
:W62H
:☆☆☆
#514 [主]
雨と一緒に流れる私の涙は、
雨が流してくれる。
それはきっとリィユンの優しさ。
晴れた日は笑おう。
晴れの日はあなたに最高の笑顔を向けよう。
私はこれから先ずっと‥
雨とお友達。
:09/03/26 14:37
:W62H
:☆☆☆
#515 [主]
リィユン‥
三十年にも満たなかった人生は、
幸せでしたか?
:09/03/26 20:29
:W62H
:☆☆☆
#516 [主]
ねぇ、リィユン‥
会いたい
会いたい
会いたい‥
会いたいよ――――‥――――
:09/03/27 01:12
:W62H
:☆☆☆
#517 [主]
「ココナサンは強い」
もう一度、私にそう言って?
「私は‥強くない‥」
強くないんだよ‥リィユン‥―――――‥
:09/03/27 01:14
:W62H
:☆☆☆
#518 [主]
晴れた日には笑おう
そう言った私は
どこかまだ強がりで
あなたを
まだ探している私は
:09/03/27 15:26
:W62H
:☆☆☆
#519 [主]
これから先永遠
リィユンを求めるでしょう。
リィユンを探し続けるでしょう。
ねぇ、リィユン‥―
こんな言葉はおかしいかな。
使い方、間違えてるかな。
:09/03/27 15:28
:W62H
:☆☆☆
#520 [主]
「リユはそんな趣味ないー!!」
笑いながら
そう言って。
リィユン、
愛しています。
:09/03/27 15:30
:W62H
:☆☆☆
#521 [主]
リィユン、変な意味はないからね(笑)
あなたがただ大好きなだけ。
愛情を持って、いつも私に接してくれていたあなたを。
私も愛を持って
リィユンが大好きなだけ。
同性に愛してるなんて、初めて言ったなら‥
:09/03/27 15:32
:W62H
:☆☆☆
#522 [主]
「愛」
その意味は
男女関係なしに存在する言葉だと
そう思えたから。
あなたと出逢って。
あなたを失って。
:09/03/27 15:34
:W62H
:☆☆☆
#523 [主]
私は毎月、リィユンの旦那さんと、小学生のリィユンのお子さん、まなちゃんと三人でリィユンに会いに行っています。
リィユン、この前のクリスマスなんて、まなちゃんにDS買わされたよ(笑)
ピンク色じゃないと嫌とかだだこねられて(笑)
:09/03/27 15:41
:W62H
:☆☆☆
#524 [主]
見てるよね?
私達を。
まなチャン、もうお母さんのこと嫌いじゃないよ。
気付いてるよね?
まなチャンは寂しかっただけなんだって。
:09/03/27 21:26
:W62H
:☆☆☆
#525 [我輩は匿名である]
:09/03/30 17:56
:F02A
:☆☆☆
#526 [我輩は匿名である]
:09/03/30 17:56
:F02A
:☆☆☆
#527 [ウオッカ]
やばい。マジ感動。
梓さん本間頑張ってなぁ

いろんな面で応援してるで

:09/04/01 02:22
:N900iS
:☆☆☆
#528 [我輩は匿名である]
りゆネタひっぱりすぎ
:09/04/01 05:52
:SH906i
:☆☆☆
#529 [-ぁゃ-]
ゆっくりでいいよ

:09/04/01 22:52
:N905i
:☆☆☆
#530 [主]
>>524続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
今、もしあなたが、まなチャン、旦那さん、そしてあなたに関わった全ての人を見ているなら‥
ずっと‥ずっと‥
見守っていて下さい。
私がくじけそうになった時
泣きそうになった時
必ず空を見上げるから。
:09/04/02 15:29
:W62H
:☆☆☆
#531 [主]
リィユン‥
今日の空はとても綺麗だよ‥――――
:09/04/02 15:30
:W62H
:☆☆☆
#532 [主]
そして‥四つ葉のホスト――――――――――‥
私はあなたに
甘えすぎたのかもしれません‥。
:09/04/02 15:31
:W62H
:☆☆☆
#533 [主]
あなたは
四つ葉のホスト
名前は
『幸』
ユキ‥――
:09/04/02 15:32
:W62H
:☆☆☆
#534 [主]
幸と出会ったのはとても必然でした。
毎日毎日、カルピスをくれた。
毎日毎日、私の名前を呼んでくれた。
毎日毎日‥
私を愛してくれた―――‥
:09/04/02 15:34
:W62H
:☆☆☆
#535 [主]
最初はただうざい奴。
それしか思っていなかった。
どうして私に構うのかも不思議で仕方なかった。
どうして私の心配をするのか不思議でなかった。
どうして、私を好きだと言うのかも
不思議で仕方なかった。
:09/04/02 15:38
:W62H
:☆☆☆
#536 [主]
『俺‥片思いって得意なんすよ‥』
その意味が
その時の幸の気持ちが
私には分からなかった。
:09/04/02 15:39
:W62H
:☆☆☆
#537 [主]
私は、Gマスと付き合うようになり、デートを重ね、互いに体を求め
周りにどれだけ批判されたかわかりません。
周りにどれだけ、色々言われ、あんたは騙されているだけなんだと言われたかわかりません。
:09/04/02 15:42
:W62H
:☆☆☆
#538 [主]
『水商売の社長があんたみたいな小娘本気で相手する訳ないでしょ』
『あんたが金のなる木だから相手してんのよ』
『目、冷ましなよ』
『あんたが客も呼べないスタッフなら相手にもされてないよ』
どれだけ私は
涙を流したでしょうか。
:09/04/02 15:45
:W62H
:☆☆☆
#539 [主]
数え切れない程の感情が、数え切れない程の言葉が、
どれだけ私の心をえぐり、苦しめたでしょうか。
こんなにたくさん泣いたのに
こんなにたくさん傷付いたのに
まだ涙は出るんだと
自分がおかしくなるくらい、私は涙をこぼしました。
:09/04/02 15:48
:W62H
:☆☆☆
#540 [主]
それでも、私はGマスが大好きで。
私の心と体は、いつもどんな時もGマスを求めていた。
本当に‥本当に大好きで。
言葉と文字じゃ書き表せない程大好きで。
ただ大好きで。
しつこいと思われても、心底Gマスを愛していた。
:09/04/02 15:50
:W62H
:☆☆☆
#541 [主]
Gマスを知る度に
嫌な面が見える度に
好きになるのがまた一つ。
Gマスは私に言いました。
:09/04/02 15:52
:W62H
:☆☆☆
#542 [主]
『周りに批判されてるのにそれでも俺が好き?』
いい歳の人が、
目を赤くしながらそう言いました。
:09/04/02 15:54
:W62H
:☆☆☆
#543 [主]
『何であっチャンは俺をそんなに‥』
静かに涙をこぼしそう言いました。
:09/04/02 15:55
:W62H
:☆☆☆
#544 [主]
「
周りに何を言われても
ただ大好きなんです。
周りがGマスを批判する分、
私がGマスを信用して愛します」
その言葉に嘘はなかった。
:09/04/02 15:57
:W62H
:☆☆☆
#545 [主]
確かにGマスの経営するGclubには
『心菜』の存在が必要でした。
それは、Gマスはもちろん、私自身分かっていました。
心菜がいなくなれば、Gclubは傾くどころか店を畳まなければならない。
それは、私が積み上げてきた『城』でした。
:09/04/02 16:02
:W62H
:☆☆☆
#546 [主]
Gマスが好きだから
Gマスを愛しているから売り上げを伸ばした。
全てはGマスの為だった。
けれど、いつからだろう。
私の中での想いに変化が出てきたのは。
:09/04/02 18:13
:W62H
:☆☆☆
#547 [主]
スタッフが大好きだからみんなで頑張りたい。
Gclubに足を運んでくれるお客さんが大好きだから、笑顔でいたい。
いつかの私はこの言葉を奇麗事だと言われ言い返せなかった。
けれど、色んなものを積み上げていくうちに、本当に心からそう思えた。
もし今の私に「奇麗事だ」と言う人がいれば、迷わず言い返すでしょう。
:09/04/02 18:17
:W62H
:☆☆☆
#548 [主]
「奇麗事を現実に変えたんだよ」
そう言うでしょう。
入れ替わるスタッフについて行けずにいた。
問題の耐えない毎日について行けずいた。
それでも、ここはみんなの、『城』なんだ、と―――‥
:09/04/02 18:19
:W62H
:☆☆☆
#549 [主]
店が満席で、スタッフの人手が足りず、お客さん一人一人とゆっくり話せない日は、お客さん同士が仲良くなる。
もちろん、警察や救急車騒ぎにまでなりお客さん同士の喧嘩も何度かありました。
けれど日が経つにつれ、お客さんも安定すればスタッフも一つになった。
M2のマサさん、そしてマサさん率いるスタッフ。
お客さん含め年末には忘年会、年明けには初詣。
:09/04/02 18:27
:W62H
:☆☆☆
#550 [主]
花見に花火、バーベキューにボーリング。
または、お客さんの優しさから始まった、飲み代のお釣り募金でスタッフみんなでプチ旅行。
どれだけ思い出が出来たでしょうか。
そして‥
その笑顔の裏で、何人もの人が涙を流したでしょうか。
:09/04/02 18:30
:W62H
:☆☆☆
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