【愛.金.水商売4】
最新 最初 全 
#1 [主]
:08/11/07 13:23
:W62H
:☆☆☆
#2 [主]
:08/11/07 13:26
:W62H
:☆☆☆
#3 [主]
圭チャン
元気にしていますか?
あのウサギを手に取った時、私はあなたを過去の思い出と出来そうです。
兄チャン
あなたはあの素敵な笑顔で誰かを幸せにしていますか?
あなたの優しさ、あなたの笑顔、私は忘れません。
:08/11/07 13:29
:W62H
:☆☆☆
#4 [主]
たかチャン
私はあなたの優しさに甘えてばかりで、あなたを何度も傷付けました。
こんな私を愛してくれてありがとう。
あなたの優しさを素直に受け入れられなくてごめんね。
どうかその優しさを、見失わないで下さい。
:08/11/07 13:32
:W62H
:☆☆☆
#5 [主]
Gマス
あなたと私の出会いは
運命であり奇跡だと
私は思います。
Gマスと言う一人の人間を、私は今でも心から愛しています。
:08/11/07 13:33
:W62H
:☆☆☆
#6 [主]
リィユン
あなたとの出会いは、私にとって大きな、大きすぎる出会いでした。
私はまだ雨を好きになれそうにはないよ。
リィユンは今幸せですか――?
私との出会いを覚えていますか――‥
:08/11/07 13:36
:W62H
:☆☆☆
#7 [主]
四つ葉のホスト
あなたはずっと私を見ていたね。
いつから私を陰で支えてくれていましたか?
あなたとの出会いに感謝します。
:08/11/07 13:38
:W62H
:☆☆☆
#8 [主]
――ココナ――
あなたは寂しかったんだよね。
誰かに甘えたかったんだよね。
目を覚まして‥――
:08/11/07 13:40
:W62H
:☆☆☆
#9 [主]
ココナの物語はまだまだ続く
水商売【ココナ】
走りつづける人生は
まだ
終わりを知らない。
:08/11/07 13:43
:W62H
:☆☆☆
#10 [主]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
気付くと必ず隣にいるこの人を
当たり前のように私といるこの人を
愛している。
そう気付くのはまだ先だけど
自分の中の感情が塗り替えられていく。
:08/11/07 13:47
:W62H
:☆☆☆
#11 [主]
「あっチャン聞いてる?」
出勤前のたかチャンと二人車の中。
「あぁ‥うん大丈夫」
私は疲れていた
自分でも気づかず、必死なココナを、自分自身ブレーキがきかなかった。
私は確実に疲れている‥――
:08/11/07 13:54
:W62H
:☆☆☆
#12 [主]
「ココナサン‥」
リィユンの久しぶりな九時出勤に私は少し嬉しかった。
他のスタッフは10時入り。
「なに?」
いい話じゃないのはリィユンの顔を見れば分かる。
:08/11/07 13:57
:W62H
:☆☆☆
#13 [主]
「愚痴ってもいい‥?」
「いいけど‥」
私の一言で今までの我慢が爆発したかのように
「コサカチャンムカつくんやけどっ!!」
これを愚痴と言うのか、悪口とも取れる話は止まらなかった。
:08/11/07 14:00
:W62H
:☆☆☆
#14 [主]
「何でいきなりリユにタメ口な訳?!
売り上げ表が出た途端リユに対してめっちゃ偉そうにタメ口なんやけど!!
ココナサンが見てない時にリユに指図するやで?!
おかしくない?!」
だいぶとお怒りの様子。
コサカが店に来てから1ヶ月は、リィユンにも敬語で下手に出る子だった。
:08/11/07 14:05
:W62H
:☆☆☆
#15 [主]
そんなコサカが可愛かったけれど、売り上げ表が出て、リィユンより自分の方が上だと思ったコサカは、突然タメ口になったらしい。
そして私が見ていない所で、アイスやミネを入れてこいと指図するらしい。
「ココナサンの前ではめっちゃ猫被ってるやんあいつ!!」
:08/11/07 14:09
:W62H
:☆☆☆
#16 [主]
猫を被ってるかどうかは知らないが、確かに私から見るコサカは今でも謙虚で可愛らしい子だ。
だけどそれは私の前だけだそう。
私がいる時はそんな様子全くない。
リィユンを疑うコサカを信じるとかじゃなく、私はリィユンにそんな態度を取っているのを自分の目で見たことがない。
リィユンからの言葉だけを聞き、一緒にコサカの悪口を言うの事は出来ない。
:08/11/07 14:13
:W62H
:☆☆☆
#17 [主]
それが本当なら、コサカもどうかと思うけど
「ならコサカを抜けば?
何も言われたくないなら売り上げでコサカを抜けば?」
実力世界。
それがこの仕事だ。
:08/11/07 14:16
:W62H
:☆☆☆
#18 [主]
「少しは慰めて下さいよ‥」
「十分慰めてるけど」
私に話した事で少しだけどスッキリしたとリィユンは笑顔に戻っていた。
「ココナサンって本間に人に同意しないですね」
同意したくないんじゃなくて、同意出来る事にはするだろう。
:08/11/07 17:06
:W62H
:☆☆☆
#19 [主]
愚痴や悩みを聞くのはいい。
だけどその内容に同意する事はなかった。
女同士もつれ合う糸に挟まれて同意してしまえば、その糸は余計絡まってしまう。
ラーメンが好き♪
とかなら、私も。と答えるけど、お客さんのいない時にスタッフ同士そんな会話をない。
あのお客さんがどうとか、彼氏がどうとか、そんな話ばかり。
:08/11/07 17:09
:W62H
:☆☆☆
#20 [☆:)]
4も続けて見ます('`**
Fight(゚∀゚**
4 [gif/1KB]
:08/11/07 17:10
:821N
:☆☆☆
#21 [主]
「あぁそれと!リユ昨日彼氏と泊まってて、旦那にはココナサンの家って言ったから」
アハハハハと笑うリィユン。
「あ、そう」
リィユンとサキが被る。
リィユンのイタズラに笑う顔や、頑張り屋だけどたまに弱音を吐く姿や、全てがサキと似ている。
何より‥私を見放さない‥そんな気がした。
:08/11/07 17:14
:W62H
:☆☆☆
#22 [主]
>>20サン
いつもありがとうございますo(^-^)o
何とかCで終わらせたいと思っています。今日は疲れているのでまた更新します。梓
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
:08/11/07 17:18
:W62H
:☆☆☆
#23 [我輩は匿名である]
4も頑張ってください
:08/11/07 19:42
:SH906i
:☆☆☆
#24 [主]
>>21続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
この日、いつものようにかず君達が来店してくる。
いつも店に入る時のテンションは人一倍高く、踊りながら入ってきたり愉快な人達。
そんなかず君達にみんな笑う。
なのに今日は違った。
来店したと思えば妙に静かで、表情は怒りを全面に出す顔。
:08/11/08 11:16
:W62H
:☆☆☆
#25 [主]
あまり触れないようにお酒を作る。
かず君達は今日も三人で、互いに目で合図している。
「今日はいつもより静かや〜ん(笑)」
はいっと、焼酎のグラスを置く。
このメンバーは最初の一杯目は必ずみんなで一気飲みをする。
それも今日はなく、あまりにも絡みづらい。
:08/11/08 11:21
:W62H
:☆☆☆
#26 [主]
「おはよ〜ございま〜す」
コサカに他スタッフ、ユミチャン以外の従業員が揃う。
コサカもかず君の席に付き、いつもと違う空気に気付く。
「何かあったんですか?」
ミネを変えに行く時声をかけられる。
「さぁ‥来た時からあんなん」
コサカも理由は分からないみたいだ。
:08/11/08 11:24
:W62H
:☆☆☆
#27 [主]
だけどかず君はかず君なりに私達に気を使ったのか、空気は重いけれど、普通に会話をしようとする。
「おはようございます」
ユミチャンの出勤にかず君達の口は止まる。
ヒソヒソと三人は話し出し、ユミチャンが絡んでいるのかと思う。
「かぁずく〜ん♪」
いつもの調子のユミチャンにかず君は私を後ろのボックスに呼んだ。
:08/11/08 11:28
:W62H
:☆☆☆
#28 [主]
ユミチャンもコサカも何がなんだか分からず、立ち尽くす。
他にもパラパラとお客さんが来店し、その席に着いてねとだけ言い、私はボックスに腰をおろす。
「どうしたの?来た時から様子おかしかったけど何かあった?」
「ココナ、あいつのしつけどないなってんねん」
「‥あいつって?」
:08/11/08 11:32
:W62H
:☆☆☆
#29 [主]
「ユミやユミ。
あいつに貸した金の期間過ぎてんぞ」
かず君の目は笑っていなく、怒りに満ちた様子。
「え?ちょっと待って‥貸したって何?期間って?お金貸したの?」
話の内容が全く理解出来ず頭は混乱する。
「は?ココナ知らんのかよ?」
知らない。
何も知らない。
:08/11/08 11:36
:W62H
:☆☆☆
#30 [主]
まじかよ‥と呟くかず君。
私は既に知っている事と思い話たんだろう。
かず君は話し出した。
「あいつが一週間前金返してくれって言ってきて‥」
今週中には必ず返せるからと泣き付かれたらしい。
そんなにすぐ返せるのかと聞くと、今週中には必ず用意出来るからと頭を下げるユミチャン。
:08/11/08 11:40
:W62H
:☆☆☆
#31 [主]
「いくら貸したの?」
「二十万」
その言葉に絶句した。
「家借りる金がどうしても必要やって言うからやなぁ‥」
ちょっと待って‥
家を借りる二十万のお金は、Gマスから借りたよね?
かず君とGマス二人から二十万借りた?
:08/11/08 11:46
:W62H
:☆☆☆
#32 [我輩は匿名である]
続きが気になる

:08/11/08 11:50
:SH906i
:☆☆☆
#33 [主]
「ちょっと待ってよ‥家借りるお金は店から貸したよ?
二十万‥」
「はぁ?!まじで言ってんのかよココナ?!」
二人共訳が分からず、そして同じ怒りだけが沸き始める。
ユミチャンなりの言い訳はあるだろうけど正直聞く気にもならなかった。
同じ理由で二人からお金を借り、かず君には返さず、ましてや‥またお客さんからお金を借りていた。
:08/11/08 12:04
:W62H
:☆☆☆
#34 [主]
もう借りないと約束した。
今回は金額だって何万とかじゃない。
金額の話じゃないけれど、まっサンから数千円借りた時、私は自分でも言ってて嫌になる程怒鳴った。
それが二度目だ。
かず君から借りた二十万を家に使ったなら、Gマスが貸した二十万は何に使ったのか。
金絡みが止まらないユミチャンに私は爆発しそうだった。
:08/11/08 12:10
:W62H
:☆☆☆
#35 [主]
「今これ以上話してもラチあかないよ、
店閉めたらユミチャン含め話そう」
かず君は今あいつを呼べと聞かなかったけど、それは出来ないと言い聞かせる。
カウンターを見ると、ユミチャンと目があった。
ユミチャンは気付いていた。
かず君にお金を借りた事が私にバレたと。
:08/11/08 12:13
:W62H
:☆☆☆
#36 [主]
かず君は渋々カウンターに戻り静かにお酒を飲んでいた。
かず君の友達あとの二人も内容を把握しているだろう。
コサカやリィユンがどうしたのかと心配そうに聞いてきたけど、何もないよと話をそらす。
だけど私の怒りはおさまらず、おもいきり顔に出てしまう。
笑顔を作ろうとするのに、ユミチャンを見ると今にも殴りかかりたい気持ちだった。
:08/11/08 12:18
:W62H
:☆☆☆
#37 [主]
:08/11/08 12:19
:W62H
:☆☆☆
#38 [主]
>>36続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「ココナサン‥顔怖い‥」
仕事失格な私。
今目の前にいるお客さんには関係ないのに‥
ユミチャンは何度もチラチラと私を見ては、かず君の表情をチェックする。
かず君の前にはコサカとチハルサンをつけ、ユミチャンにはかず君に話しかけるなと言った。
:08/11/08 12:23
:W62H
:☆☆☆
#39 [主]
‥バタンッ
その大きな音に店内みんなが目をやる。
「ハァ‥ハァハァハァハァ‥」
突然倒れ、床で息を荒くするユミチャン。
またか‥それが正直な気持ちだった。
:08/11/08 12:25
:W62H
:☆☆☆
#40 [主]
「ユミチャン?!」
リィユンやチハルサンが駆けつけようとする。
「ほっとけ!!」
冷たい低い声で私は怒鳴る。
かず君も、コサカも冷たい視線をユミチャンに送る。
「でもっ‥」
内容を知らないリィユンとチハルサンは二人でユミチャンをボックスに運んだ。
:08/11/08 12:28
:W62H
:☆☆☆
#41 [主]
「ユミチャン大丈夫?!」
そう言ってチハルサンは前と同様袋を口に当てる。
「チハルサンもリィユンも席に戻れ!!」
私の言葉にお客さんも何事だと首を傾げる。
リィユンは私のいつもと違う様子に、空気を読みチハルサンを連れてカウンターに戻る。
:08/11/08 12:31
:W62H
:☆☆☆
#42 [主]
自分のした事が私にバレ、怒られると分かったんだろう。
それが今の状況に繋がったのは分かる。
だけど私は今のユミチャンを心配する程、そこまで優しい人間じゃない。
「自業自得やろ」
かず君達が言う言葉に私も頷く。
本当に自業自得だ。
:08/11/08 12:38
:W62H
:☆☆☆
#43 [主]
「逃げたいだけですよ」
「あれ演技ですよ」
この前のコサカの言葉が頭をよぎる。
ユミチャンを疑う訳じゃないけれど、
お客さんから二十万借り、Gマスから同じ理由で二十万借り、かず君にはお金を返していないユミチャンに同情しろと言うのが無茶な話だ。
私には関係ない。
そう言いたいけど、かず君は私に話を持ちかけた。
関係ないじゃすまされない。
:08/11/08 12:44
:W62H
:☆☆☆
#44 [主]
「Gマス‥早めに店閉めていいですか?」
Gマスに電話し交渉する。
「また?お客さんいるでしょまだ」
「ユミチャンがまた過呼吸になりました」
「帰らせなよ」
「お客さんからお金を二十万借りていたらしく、期間が過ぎても返さないって、そのお客さんが店に来てるんです」
「は?でも他のお客さんには関係ないでしょ」
:08/11/08 12:48
:W62H
:☆☆☆
#45 [主]
確かにGマスの言うとおりだ。
かず君達以外のお客さんには関係ない。
「お客さんの様子見て適当に店閉めます」
君の判断に任せるよと電話は切れた。
お金を払っているお客さんを店側の都合で帰らす事は出来ないと改めて思い、ある程度の時間まで営業しようと決める。
:08/11/08 12:52
:W62H
:☆☆☆
#46 [主]
外の看板と電気だけ消し、仕事に戻った。
だけどお客さんも何かあったとユミチャンの様子と私の怒鳴り声を聞き、逆に気を使ってくれる。
「なんかあったんやろ?」
「大丈夫ですよ」
リィユンやチハルサンは仕事に集中出来ない様子で落ち着きがない。
:08/11/08 12:55
:W62H
:☆☆☆
#47 [主]
「ココナの負担にはなりたくないから俺には気を使うなよ。
お前はいつも楽しませてくれるやん。
何かあった時はお互い様」
お客さんのあまりにも優しい言葉に涙が出そうになった。
私を分かってくれているお客さん。
私を見てくれているお客さん。
私と飲んでいて楽しいよと言われ、何よりもそれが心に響いた。
:08/11/08 12:59
:W62H
:☆☆☆
#48 [主]
「お前は笑ってるほうが気持ち悪いし可愛いで」
冗談混じりな言葉に私は笑う。
自分を見失ってしまった今、それでも“ココナ”の笑顔が好きだと言ってくれるお客さんに、私は救われる。
「チェックして」
一人のお客さんが言うと、残り数人のお客さんまで、俺も!と言い出す。
:08/11/08 13:04
:W62H
:☆☆☆
#49 [主]
かず君達以外は私担当のお客さんで、みんな私を怒る訳でもなく、何も聞かず私を一番に考えてくれる。
私担当でもそうゆうお客さんばかりではない。
だけど今日ここにいたお客さんは少なくとも私を想ってくれている。
私はお客さんに恵まれている。
この日、少しだけ“ココナ”を好きにった。
:08/11/08 13:07
:W62H
:☆☆☆
#50 [主]
「ボトルはサービスするね。
本当にありがとう」
三組のお客さん一組ずつに、新しい焼酎のボトルをサービスする。
もちろん私の自腹。
だけど店の中で私に出来る事はこれくらい。
「おっ太っ腹やなぁ〜なら甘えるわ」
そう言ってお客さんは笑顔で帰っていった。
:08/11/08 13:10
:W62H
:☆☆☆
#51 [主]
「リィユン今回は帰っ『分かってるよ、ココナサンのあんな姿はあまりにもおかしいから、落ち着いたらまた聞かせてな』
今日もリィユンは残ってしまうんじゃないかと声をかけると、言葉を上乗せし、分かってると言う。
リィユンの言う“あんな姿”は多分、お客さんがいるのに怒鳴った事、ユミチャンの心配をしなかった事。
この前とは違うとリィユンも分かっていた。
:08/11/09 10:03
:W62H
:☆☆☆
#52 [主]
リィユンよりもコサカのほうが、興味あり気に見えた。
かず君とユミチャンが何かあったのは気付いている。
かず君が自分のお客さんである以上、気にはなるだろう。
「コサカチャン」
「うち‥関係ないんですよね?」
コサカチャンには関係ないから安心して帰ってねと伝え、残ったのは、かず君達三人、ユミチャン、そして私。
:08/11/09 10:07
:W62H
:☆☆☆
#53 [主]
ユミチャンの過呼吸もいつの間にか落ち着き、今はただ私に怯えている。
私と目を合わせず、下を向くユミチャン。
「ユミチャン‥かず君に借りたお金どうしたの?」
帰り際リィユンに、感情的になっちゃ駄目だよと言われ、口調と気持ちを抑える。
「‥‥」
黙り込むユミチャン。
:08/11/09 10:13
:W62H
:☆☆☆
#54 [主]
「お前明後日までに返すって言ったやんけ!!どないなんっとんねん!えぇ?!」
ただの取り引き立てのチンピラかヤクザに見える‥
かず君の怒りは私でも止めるのに引いてしまう程の迫力。
その結果ユミチャンはもう泣き出している。
明後日までに必ず返すと言って今日まで返さず平然と何もなかったかのように振る舞っていたユミチャン。
:08/11/09 10:18
:W62H
:☆☆☆
#55 [主]
「お‥落とした‥落とした‥ヴゥ‥ヒック」
「はぁぁぁ?!」
私以外、男三人の声がかぶる。
「俺現金を封筒に入れて渡したわなぁ!?
お前でっかい鞄の奥に直しとったんちゃうんけ?!
あんまり舐めっとった事言うてんちゃうぞおい!!」
関西弁はなんて言葉使いが荒いんだろうと、生まれも育ちも大阪な私までがそう思う。
:08/11/09 10:25
:W62H
:☆☆☆
#56 [主]
「てか‥何でかず君に借りた訳?
何で客な訳?」
「Gマスが‥貸してくれると思わなくて‥」
「だから何で客に借りたんか聞いとんねん!!」
リィユン‥抑えるのは無理みたい。
「お前何回目やねん?!お前の中での約束て何やねん?!
舐めとんか私を
かず君はお前のヒモちゃうねんぞ!!
何回怒鳴られたら分かんねん!!」
私の怒りは収まらない。
:08/11/09 10:37
:W62H
:☆☆☆
#57 [我輩は匿名である]
あげます
:08/11/09 11:51
:SH906i
:☆☆☆
#58 [我輩は匿名である]
かず君達w
小せぇwwwww
もちろんユミは最低だけど。
:08/11/09 18:19
:SH903i
:☆☆☆
#59 [主]
>>56続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「か‥かず君にお金を借りないと家借りれなくて‥間に合わなくて‥」
Gマスにはこの前のまっサンの件があり、なかなか言い出せなかったらしい。
なかなか言い出せないと言いながら最終的には借りている。
まっサンの件があって同じ事を繰り返す。
やっぱり私には理解出来ない。
:08/11/09 22:03
:W62H
:☆☆☆
#60 [主]
「すみません‥すみません‥」
泣きながら謝れるだけじゃ話にならない。
「鞄の奥に突っ込んで封筒を落とした訳?」
信じがたい話だ。
「‥えっと‥財布にしまって‥財布を落としま‥した‥」
:08/11/09 22:06
:W62H
:☆☆☆
#61 [主]
‥‥‥‥‥ちょっと待って‥。
ユミチャン今日コンビニの袋下げて出勤してなかったっけ。
その袋の中にはユミチャンがいつも使っている財布が入っているのを見た。
「今日コンビニ行ってたよね?」
「えっと‥小銭入れにお金入れてきました‥」
私の見間違いだと言うのか。
:08/11/09 22:09
:W62H
:☆☆☆
#62 [主]
そして一番疑問なのが、お金がないといつも言っているユミチャン。
かず君からお金を借りてすぐに返せるお金を準備出来るのか。
すぐに準備出来るなら、わざわざかず君から借りる必要はない気がする。
そしてそのお金を用意出来たら、落としたと言う借りた二十万を返せるはずだ。
ユミチャンの話はあまりにもおかしかった。
:08/11/09 22:13
:W62H
:☆☆☆
#63 [主]
「お金用意出来たなら今すぐ返せば?」
ずっとホームレスをしていたのにどうしてあんなにも服を持っているんだろう。
友達の家に泊まっていると言っていたけど、荷物を全て置かせてもらっていたのか。
だとしたら何て優しい友達だろう。
それをホームレスと言うのか。
:08/11/09 22:16
:W62H
:☆☆☆
#64 [主]
財布を見たのは言わなかった。
さっさとここでお金を返せば早い話だ。
「そのお金も‥落としました‥」
もっと信じがたい話だ。
二十万を二回も道端に落としたと言うユミチャン。
全てが嘘に聞こえる。
:08/11/09 22:19
:W62H
:☆☆☆
#65 [主]
「んなバカな話があるかよっ!!
お前嘘もええ加減にせぇよ!!」
かず君も当たり前に切れる。
「かずはお前を信用して貸したんやろぉがっ!!」
他の二人も口を挟む。
正直‥私から言わせればお金を貸す方も貸す方だ。
:08/11/09 22:21
:W62H
:☆☆☆
#66 [主]
“俺が金を貸す時は返ってこないと思って貸してるよ”
Gマスの心が広いのか。
「キョウヘイ‥」
お前は俺の気持ちを分かってくれていると言いたいように、隣にいる友達を見つめている。
これが男の友情っていうやつか‥
:08/11/09 22:25
:W62H
:☆☆☆
#67 [主]
「お前ココナがどれだけ心配してんか分かってんかよ?!
お前の為に時間まで作ってくれてんやぞ!!」
私の話をされても困れば、心配もしていない。
私のことはいいから、とっとと解決してほい。
「どんだけココナがいいやつかお前分かってんか!!」
私の好感度が上がったらしい。
:08/11/09 22:29
:W62H
:☆☆☆
#68 [主]
>>57サンいつもありがとうo(^-^)o
>>58サン(笑)
読んでくれてありがとうございます☆
また更新します。
昨日から風邪をこじらせているので更新がゆっくりになるかもです‥梓
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
:08/11/09 22:40
:W62H
:☆☆☆
#69 [主]
>>67続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「何か言いたいことあんなら言えや!!」
Gマスに会いたい‥
「ごめん‥かず君本当にごめん‥」
ふとGマスに会いたくなった。
「‥もう分かったから。その変わり金はきちんと返してもらう」
:08/11/10 01:35
:W62H
:☆☆☆
#70 [主]
大事な話し合いをしている場なのに、煙草を一息吸い込み目を瞑ると、゙あっチャン゙そう呼ぶGマスが頭に浮かんだ。
会いたい‥
逢いたい‥
あなたの声が聞きたい‥
こんな状況で、こんなことを思う私はどうかしている。
私はどうしてしまったんだろう。
:08/11/10 01:38
:W62H
:☆☆☆
#71 [主]
「だけど‥今すぐには‥」
「‥」
「‥‥」
ハッと今の状況に目を凝らすと、全員黙ってしまっていて、お金をどういった形で返せばいいのか迷っているみたいだ。
かず君も、ユミチャンも、そして後の二人までもがこちらを見ている。
私に最終決断を決めろと言うのか。
:08/11/10 01:42
:W62H
:☆☆☆
#72 [主]
ユミチャンなりの言い分では、
かず君に借りた二十万を落としてしまった。
急遽どこかしらか入った二十万で返そうとしたが、それも落としてしまった。
そしてGマスにお金を借りた。
そのお金で家を借り、なにかしらで、今は一銭なしと言う。
:08/11/10 01:48
:W62H
:☆☆☆
#73 [主]
「かず君は今すぐ全額要求なの?」
「ユミもそれは無理やろうから‥給料制とか分かってるココナに任せる‥」
それでもユミチャンの事を少しばかり気遣うのは、好きだからだろうか。
いや‥かず君はユミチャンが好きだからお金を貸して欲しいと言われても断れなかったんだ。
:08/11/10 01:52
:W62H
:☆☆☆
#74 [主]
「給料は15日だから、毎月16日には必ずユミチャンはかず君の口座に五万円振り込む。4ヶ月間‥どう?」
これは私なりの意見。
参考程度に後は二人で決めてほしい。
とゆうか‥私はこの件に本当に関わっているんだろうか。
かず君に話を持ちかけられたのも、Gclubのスタッフが問題を起こしたのも事実だ。
だけどかず君は私のお客さんではない。
:08/11/10 01:57
:W62H
:☆☆☆
#75 [主]
まっサンの時は私と繋がりのある人だから仕方なしに出たけれど
チームプレイだと言うのも分かるけれど、
ユミチャンが自分の客に借りたお金でややこしくなる事に、私は関係ないと思ってしまう。
自分のお客さん一人さえ、管理が出来ないようじゃ、仕事が勤まらない。
:08/11/10 02:00
:W62H
:☆☆☆
#76 [主]
これがもし、お客さんの罠だとか、ユミチャンに信用がある子だとなれば、話は別。
なにかしら私も協力するだろう。
この場にいるのも私の仕事の一部かもしれない。
けれど本当にここにいなければならないのは、私よりGマスなのじゃないか。
私の冷たいのか。
ただ、めんどくさい事が嫌いなんだろう。
:08/11/10 02:04
:W62H
:☆☆☆
#77 [主]
「わかりました‥必ず16日に4ヶ月間振り込みます‥」
ユミチャンは納得した様子。
「分かった。なら後で口座番号教える」
解決したらい。
「ココナ、本間に今日は悪かった。
今度お詫びさせてくれ」
:08/11/10 02:10
:W62H
:☆☆☆
#78 [主]
一時間以上にも及ぶ話し合いは終わった。
「遠慮する‥私より今日かず君を心配していたコサカをご飯にでも誘ってあげて」
この件を知ると、コサカはまたユミチャンに怒りを覚えるだろう。
そりゃそうだ。
元はコサカのお客さんであって、今になってユミチャンとコサカ二人のお客さんだ。
この事でかず君達が店に来なくなれば、確実にユミチャンの責任になる。
:08/11/10 02:14
:W62H
:☆☆☆
#79 [主]
コサカからすれば担当が半分になったとはいえ、かず君達から入る歩合がなくなるのだから。
ユミチャンのしたことは、全く関係のないコサカまでを巻き込むことになる。
コサカが黙っているとは思えない。
私からコサカに言わなくても、気になっていたコサカは自らかず君に電話でもして内容を聞き出すだろう。
:08/11/10 02:18
:W62H
:☆☆☆
#80 [主]
「それと最後に‥」
ユミチャン以外帰る体制の三人の足を止める。
「分かってると思うけど、お金を貸す方も貸す方だからね。
借りるユミチャンはもっと悪質だけど」
かず君は私に頭を下げ、何も返事せず帰って行った。
「ユミチャンは残って」
:08/11/10 02:26
:W62H
:☆☆☆
#81 [主]
一時間あまりで煙草を一箱吸いきってしまった。
こういった話の時は煙草を離さなくなるのが私のくせ。
「自分がやった事本当に分かってんの?」
ユミチャンにはまだ二人になって聞きたいことがある。
「はい‥本当にすみませんでした‥」
:08/11/10 02:30
:W62H
:☆☆☆
#82 [主]
「謝るのは誰でも出来るよ。
何がいけなかったのか、誰が一番悪いのか、誰を巻き込んだのか、ちゃんと自分の口で言いな」
私はまだモヤモヤしている。
かず君はお金を返せてもらえれば解決かもしれないけど、
私からすれば、二度目の事であって、すみませんしか言わないユミチャンの気持ちが分からない。
「ユミが悪いです‥約束も破りました‥
関係のないココナサンまで巻き込んでしまいました‥」
:08/11/10 02:35
:W62H
:☆☆☆
#83 [主]
「それだけじゃないでしょ?
私と前にした約束は?」
私が一番怒っているのはそこじゃない。
「お客さんに‥お金を借りない‥」
そう。誰担当だろうと、お客さんにだけはお金を借りたら駄目だ。
そうゆう子が一人でも出れば、次に入ってくる子は、それはいいんだ。先輩がしているんだもん。と、繰り返しにれば、Gclubの品が落ちる。
:08/11/10 02:39
:W62H
:☆☆☆
#84 [主]
「金が必要ならプラベートで勝手に借りろ。でも絶対にGclubだけは巻き込むな。自分の都合だけで店全体を巻き込んでかき回すな。
店のスタッフにもや。
ユミチャンが店以外のプラベートで何しようがそこまでは口挟まん。
もう二十歳ならそれくらい分かれ」
私の一番言いたい事は言った。
そう。プラベートで何しようがユミチャンの勝手だ。
だけどお客さんとなればプラベートにならない。
担当は大きくても、まとめるとGclubのお客さんだ。
:08/11/10 02:45
:W62H
:☆☆☆
#85 [主]
「分かってんな?
Gclubに関係する人、M2の人、他のスナックやホストもそうや。
Gclubに少しでも繋がりがある人には絶対に同じ事は繰り返すな」
ここまで言って、分かっていそうでも、どこまで理解しているかが分からない。
この子には何度も同じ事を繰り返し言わないと分からないだろう。
だけど‥
:08/11/10 02:48
:W62H
:☆☆☆
#86 [主]
「次同じことしたら即クビやから」
何度も何度も許せる程私も甘くなければこの世界は甘くない。
他の店なら、今ここでクビにするところだってたくさんある。
「分かりました‥もう絶対にしません‥」
‥帰ろうと、煙草の火を灰皿に押し付ける。
:08/11/10 03:07
:W62H
:☆☆☆
#87 [主]
「あのっ‥」
まだ何かあるのかともう一本煙草に手を伸ばす。
「このこと‥Gマスにだけは言わないでください‥」
プツン゙と、何度目かの私の脳は音を鳴らした。
:08/11/10 03:10
:W62H
:☆☆☆
#88 [主]
「Gマスには言わないで下さい?
何言ってんねんお前!!
店での出来事は私一人の問題ちゃうねん!!Gマスにバレたら怒られるとか見放されるとか思ってんやろうこど、全てお前の撒いた種な事くらい分かれや!!
自分のした事から逃げんと責任持てや!!」
「早く出ろっ鍵閉められへんやろ」
ここまで卑怯な人間だとは思わなかった。
:08/11/10 03:48
:W62H
:☆☆☆
#89 [主]
ユミチャンが店を出て帰ったのを確認すると私はあの人の元へ行く。
会いたい‥
側にいたい‥
いつからだろう
いつからだろうと、
あれ程冷め切った心に変化が起き始めたのは‥いつからだろうって‥
あの人の隣で見る景色さえ綺麗に見えない
あの人からのプレゼントさえ喜びを感じなくて
:08/11/10 03:51
:W62H
:☆☆☆
#90 [主]
私を待っていてくれているのに、ウザいとさえ何度も思って。
本当にいつからかは分からないんだ。
当たり前のようにいつも隣にいるあの人を、私も当たり前のように感じだし、
一切笑わない私を、くだらないジョークで笑わせようとしてくれたり
何も喋らない私に、空気の重くない沈黙を作ってくれたり。
:08/11/10 03:56
:W62H
:☆☆☆
#91 [主]
その当たり前な事は、きっと当たり前じゃなくて。
だけど当たり前のように、私は今、あの人に会いたい。
当たり前のように、あの人の隣に行きたい。
ねぇ‥ウサギは今でも目を腫らし、泣いていますか?――‥
:08/11/10 03:58
:W62H
:☆☆☆
#92 [主]
「Gマス」
あなたがいる場所は分かっている。
私を待っていたかは分からない。
けどあなたはいた。
いつものM2に。
「お疲れさん」
あなたの声が聞きたくて。
:08/11/10 04:01
:W62H
:☆☆☆
#93 [主]
だけど‥
まだあの引き出しに手を伸ばすのは怖いんだ‥――
ただただ、前を見て現実を走りつづける私は、
ただただ、心はタンスに過去を閉まったままだった。
:08/11/10 04:05
:W62H
:☆☆☆
#94 [主]
進んでいるように思えたこの足は
ずっと止まっていたのかもしれない。
目の前の現実と
過去のリアル。
私の中で
まだ一つにならないこの想い‥
――‥私の弱虫。
:08/11/10 04:10
:W62H
:☆☆☆
#95 [主]
過去の引き出し。
たかチャンとの関係。
Gマスとの関係。
サキへの想い。
そしてGclub。
このいくつものものを、一つに出来れば、どれほど楽だろう。
:08/11/10 04:13
:W62H
:☆☆☆
#96 [主]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄
「ココナサンココナサン♪見て〜♪」
私の目の前にはいつものカルピス。
そして本物の四つ葉のクローバー。
この前もらった、詩織みたいな枯れた四つ葉はどこへやったか失礼ながら思い出せない。
:08/11/10 04:15
:W62H
:☆☆☆
#97 [主]
「俺探してきました!!
本物のほうがいいと思って探してきました!!」
四つ葉のホストの手には、小さな薄いプラスチックで四つ葉を挟んでいるもの。
「あんたは何で四つ葉が好きなの?」
普段めったに話をふらない私に驚きを隠せずにいながら、それでもニコニコと話し出す。
:08/11/10 04:19
:W62H
:☆☆☆
#98 [主]
「えっとですね♪
四つ葉ってなかなかないでしょ?
三つ葉がたくさんある中一生懸命探さないとないプレミアモン。
ココナサンと似ています。
四つ葉は幸運を運ぶって言われてるんですよ♪」
一生懸命探してきたこの子の姿が目に浮かぶ。
「ねぇ‥ならもし、その四つ葉は三つ葉になれなかっただけで、本当はみんなと同じ三つ葉になりたかったのに、何かの間違いで仲間外れになっちゃったとしたら?
みんなと違う事に淋しさを感じていたら?」
:08/11/10 04:25
:W62H
:☆☆☆
#99 [主]
小さな葉っぱ一枚に何を意味不明な事言っているんだろうと自分でも不思議だ。
それ以上にこんな話を聞かされている方が、もっと意味が分からないに決まってる。
「ん〜‥」
私の言葉に一人悩むホストは、数分経つと、分かった!!と言ってどこかへ行ってしまった。
:08/11/10 04:29
:W62H
:☆☆☆
#100 [主]
そう言えば前にもらった四つ葉の詩織は、いらないと言って差し出す手を振り払ったんだ。
もし貰っていてなくしたのだったら、失礼だなと思ったけど、一度いらないと言った四つ葉を二度も持ってくるあの子を、やっぱり不思議に思う。
今日は出だしが特に暇で、お客さんが来店するまで一時間近くは外にいるだろう。
大半は遅くから忙しくなるから慌てたりはしない。
何をする訳でもなく、ただ何も考えず煙草をふかしながらボーっとしていた。
:08/11/10 04:48
:W62H
:☆☆☆
#101 [主]
「ココナサ〜ん!!」
遠くからこちらに走ってくるのは四つ葉のホスト。
「ハァ‥ハァ‥まだいてよかったです‥」
今ちょうどお客さんから、行くと連絡があったところだ。
「こ‥これっ‥!」
前かがみになる息の荒いホストは両手を真っ直ぐ私にむける。
:08/11/10 04:51
:W62H
:☆☆☆
#102 [主]
その手のひらを見て私は何のことか分からなかった。
葉っぱが二枚手のひらにある。
「こっ‥これね!!
さっきの四つ葉と今積んで来た三つ葉!
」
この街のどこに三つ葉の咲く場所があるのかが、一番の疑問だ。
「これで!!これで四つ葉もさみしくないでしょ!!」
:08/11/10 04:55
:W62H
:☆☆☆
#103 [主]
「寂しがり屋な奇跡の四つ葉と、仲間がいっぱいいる三つ葉!!
この二つが合体したら寂しくないでしょ!!
たくさんある三つ葉ももしかしたら四つ葉になりたいかもしれない!!
四つ葉も三つ葉になりたいかもしれない!!
なら二つが合体して仲良くなったら一番でしょ!!」
こんな子が世の中にいるんだなと、現実を面白く思う。
この二つの葉っぱには名前があるんだよ、と。
:08/11/10 05:00
:W62H
:☆☆☆
#104 [主]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「七つのクローバー」
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
:08/11/10 05:02
:W62H
:☆☆☆
#105 [主]
 ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄
「ははっ‥アハハハハハ!!」
つい笑ってしまった。
スーツを着たホストが、四つ葉や三つ葉を探しに行き、二つ合わせると“七つのクローバー”になるんだよと名前まで付け、笑顔を見せる。
あまりにも現実離れした光景に、自然と笑いがこみ上げる。
:08/11/10 05:06
:W62H
:☆☆☆
#106 [主]
「ねぇ、それは君がどこかに飾ってさ」
ココナサンにあげる為に考えて積んできたんです!!
と言うホストに
「私には七つのクローバーの絵書いてよ?それは君が初めて生み出したクローバーでしょ。
私がもらっても無くしたら嫌だし‥
ヘタでもいいからそれ見て絵書いて」
おかしなホストに
おかしな私。
:08/11/10 05:41
:W62H
:☆☆☆
#107 [主]
絵は昔から書くのも書いてもらうのも好き。
なんとなく‥七つのクローバーの絵がほしいと思った。
私が書くんじゃなくて、このクローバーを生み出したホストに書いてほしいと思った。
「わっかりましたぁ!!ココナサンの頼みごとは初めてなんで頑張ってみます!!
明日またここで!」
そう交わし、二人とも店へと戻る。
:08/11/10 05:44
:W62H
:☆☆☆
#108 [主]
次の日カルピスと一緒に手に持っていたのは、小さな紙切れ。
「これ七つ葉っぱある?」
どう見ても七つもあるように見えない絵。
「葉っぱが重なるんですって!!
くっつけて見たまんまに書いたらこうなったんですよぉ‥」
その絵は、緑色の細いペンで小さく書かれていた。
七つのクローバー‥
jpg 28KB
:08/11/10 05:50
:W62H
:☆☆☆
#109 [主]
ホストがクローバーの絵を書いている姿を想像すると笑えてくる。
この子の事だから何度も書き直したんだろうなあ、とか
一生懸命真剣に書いたんだろうなと思う。
「ありがとう」
この頃から、たんに目障でうざいホストではなくなった。
:08/11/10 05:54
:W62H
:☆☆☆
#110 [我輩は匿名である]
あげます
:08/11/10 18:49
:SH906i
:☆☆☆
#111 [主]
>>109続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「ココナサン‥」
店にはコサカと二人きり。
いつも何かと話しかけてくるのに、今日は静かだなぁなんて思っていた。
「かず君の件‥何か知ってますか?」
あの日から‥かず君達が店に来ることはなかった。
:08/11/11 10:33
:W62H
:☆☆☆
#112 [主]
コサカは案の定かず君に電話したらしい。
だけど電話には出ず、メールも返ってこない。
ユミチャンと何かあったのは気付いていたけど、それが理由で私が連絡を無視されるとは思わなかったらしく、何か自分もかず君の気に触ることをしたんじゃないかと考える。
だけど心辺りはなく、ユミチャンには聞きたくないらしく、やっとココナサンに聞けた、と。
:08/11/11 10:38
:W62H
:☆☆☆
#113 [主]
言うか言わないか迷った。
Gマスにはスタッフにも言わないよう口止めされている。
でも、コサカの立場になって考えれば、辛いはずだ。
コサカがGclubに来て、初めて掴んだお客さん。
それがかず君だったんだから。
もうかず君達の売り上げも入らない。
コサカの頑張りと結果は、ユミチャンが壊したんだから。
:08/11/11 10:42
:W62H
:☆☆☆
#114 [主]
「‥コサカチャンは何もしてないんでしょ?
なら大丈夫」
何が大丈夫かも分からないければ、大丈夫な訳ないのに、人事のように、こう言うしかなかった。
「うち‥ユミチャンにだけは負けたくない‥」
かず君達が来なくなった今、ユミチャンは落ち込む訳でもなく、他のお客さんを着々に増やしていく。
:08/11/11 10:45
:W62H
:☆☆☆
#115 [主]
ここにもまた
女の争い。
醜く、そして儚い‥
自分を守るために。
:08/11/11 10:54
:W62H
:☆☆☆
#116 [主]
「私も‥昔そうだった」
「ココナサンも?」
「うん。
負けたくなかった、ある人だけには。
でもね‥勝ちたい勝ちたいって思ってたのに、実際勝てば、余計苦しかったよ。
私たち水商売はどこまで勝ち続ければいいんだろうね」
私にはまだ分からないです。
ただ今はユミチャンに負けられない。
コサカはそう言った。
:08/11/11 11:35
:W62H
:☆☆☆
#117 [主]
もっと大きく夢を持てばいいのにと誰かは言う。
未来を見なさいと
誰かは言う。
だけど私たちは、今目の前に立ちはだかる現実についていくのに必死で。
追いかけるのに精一杯で。
1日の、たった1日の売り上げを競い合う。
:08/11/11 11:38
:W62H
:☆☆☆
#118 [主]
「ココチャン」
隣にはなぎさサン。
なぎさサンは何もなかったかのように話しかけてくる。
みなみサンの悪口を言いながら。
この前はみなみチャンに無視しろって言われたから‥と、人のせいにして。
私の前ではいい顔をする。
:08/11/11 11:42
:W62H
:☆☆☆
#119 [主]
「みなみチャンがね」
私に構わず、みなみサンと仲良くしていればいいのに。
どうして人は、人を巻き込むんだろう。
「ココチャンの悪口言ってたよ」
みなみサンの悪口は止まらない。
私が返事をせず黙ったままだからか、なぎさサンは私の話を持ちかける。
:08/11/11 11:46
:W62H
:☆☆☆
#120 [☆:)]
あげ

:08/11/11 17:11
:821N
:☆☆☆
#121 [なっち]
楽しみだからアゲる!
:08/11/12 11:23
:P906i
:☆☆☆
#122 [主]
>>119続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「みなみチャンに嫌がらせメール送ってるんでしょ?」
無視し続けていたなぎさサンの言葉は、突然疑問系になる。
「‥は?」
私が食いつくのを分かった上での質問。
「みなみチャンがね、ココチャンからよく嫌がらせメール来るって。
ココチャンはそんな子じゃないのにね‥」
:08/11/12 11:25
:W62H
:☆☆☆
#123 [主]
私がたまに送っていたみなみサンへのメール。
“最近はどうですかぁ?”
“うちは何とかボーズ(客が0)ないですよぉ(笑)”
最近はどうとか、
暇だぁ〜とか。
そんな内容をお互い送り合いしていた。
「Gclubは忙しいって嫌味ばっかり」
そうみなみサンは言っていると。
:08/11/12 11:29
:W62H
:☆☆☆
#124 [主]
「゙ココチャンを育てたのは私なのに゙って」
「゙私が可愛がってあげたからGclubで通用してるのに゙って」
「゙どうせ枕でしか売り上げないのに゙って」
なぎさサンの話を止まらなかった。
私の心はかき乱されるばかり。
:08/11/12 11:32
:W62H
:☆☆☆
#125 [主]
「みなみチャンひどいよねぇ」
「‥それ本当ですか?」
メールの内容も、全て知るなぎさサン。
みなみサンが言っているのは本当だろう。
なぎさサンが言う枕‥たかチャンの事だろう。
なぎさサン関係でそれを知っているのはみなみサン。
だけど‥どこまで本当の話か分からない。
:08/11/12 11:36
:W62H
:☆☆☆
#126 [主]
みなみサンを信じたい自分。
けれど、私を無視したみなみサン。
メールの内容やたかチャンの件を話しているみなみサン。
何を信じればいいのか分からず
隣にいるなぎさサンに苛立ちも感じ
何もかも分からなくなる。
:08/11/12 11:39
:W62H
:☆☆☆
#127 [主]
まだ時間は早い。
社長が来なかった今日はいつもより早くに店を閉めた。
まだルビーKは開いているはず。
「え‥ココチャン?!」
みなみサンに会いに行く。
みなみサンへの怒りだけで、私は立ち上がる。
:08/11/12 11:42
:W62H
:☆☆☆
#128 [主]
なぎさサンの言ったことを、鵜呑みにする私もどうかと思う。
だけど、そんな事を考えるより、怒りだけが私を動かしていた。
我慢していた。
無視されようが、悪口言われようが。
だけど、限界みたい。
みなみサンに話を聞きに行く。
そんな感情はなく、
:08/11/12 11:45
:W62H
:☆☆☆
#129 [主]
殴りたい。
ただそれだけだった。
私もどうかしている。
関係ないと言い続けてきたなら、今もほっとけばよかったんだ。
「ちょ‥ちょっと待って!!」
なぎさサンに腕を捕まれ振りほどこうとする。
:08/11/12 11:49
:W62H
:☆☆☆
#130 [主]
:08/11/12 11:50
:W62H
:☆☆☆
#131 [我輩は匿名である]
うわ〜楽しみ!!
ドキドキしてきた(・∀・)
:08/11/12 12:32
:F906i
:☆☆☆
#132 [主]
>>129続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「ちょっとっ‥どこ行くの?!」
「あんたが言った事本当か確かめてくる」
「ちょっと待ってよっ‥あっほら!!
Gマスも来たとこだし落ち着いて!!」
まだ早いこの時間にどうしてGマスがいるのか。
タイミングが悪すぎる。
:08/11/12 16:25
:W62H
:☆☆☆
#133 [主]
「何してんの?」
落ち着いてって、巻き込み苛立たせてるのはお前だろと。
「Gマス‥ココチャンが‥ルビーKに行こうとして‥」
どうして私が巻き込まれなきゃならないんだと。
「ココチャン?どしたの?取り敢えず外出よ」
私はただ、みなみサンが好きなだけだったのに。
:08/11/12 16:29
:W62H
:☆☆☆
#134 [主]
「Gマスッ‥私も行きますっ‥」
「お前は来るなっ!!お前の顔見てたら虫ずが走る」
M2のマスターは私の言葉にただ驚いている。
「‥‥‥ッ」
言い返せないなぎさサンを無視してGマスと外へと出る。
:08/11/12 16:32
:W62H
:☆☆☆
#135 [主]
「あっチャン何があったの?」
狭い道に誘導され暗闇に二人きり。
「なんで私が巻き込まれなきゃならないんですか?!
面と向かって何も言えない奴らにっ」
今さっきなぎさサンに言われた事、みなみサンへの不信感、全てをGマスに話す。
Gマスは私の性格を誰より知っている。
:08/11/12 16:36
:W62H
:☆☆☆
#136 [主]
「今から一緒にルビーKに行こう」
その変わり、水をかけたり手を出すのは絶対にするなと釘をさされる。
やっぱり私の性格を分かっている‥。
ルビーKへと向かう車の中では、ずっと私の手を握っていた。
落ち着いて‥と言わんばかりに。
:08/11/12 16:40
:W62H
:☆☆☆
#137 [我輩は匿名である]
:08/11/12 17:29
:SH906i
:☆☆☆
#138 [主]
>>136続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ルビーKに着いた頃には、既に片付けをしている最中だった。
「ココチャン??」
Gマスと一緒な事に驚いている。
みなみサンとは、あの日、M2で無視されてから会っていない。
気まずさが伝わってくる。
:08/11/12 21:48
:W62H
:☆☆☆
#139 [主]
「ねぇみなみサン‥私が話した話、なぎさサンに言いましたよね?」
どうしてかな。
さっきまで怒りで溢れていた気持ちが、悲しみに変わっているのは‥。
みなみサンの口から゙ごめん゙と聞けば、本当に裏切られたと実感してしまう。
チューリップを辞めて、また違う新しい世界で初めて私を可愛がってくれたみなみサンが好きだったから。
:08/11/12 21:53
:W62H
:☆☆☆
#140 [主]
たくさんいるスタッフの中で、一人浮く私に優しくしてくれたのはみなみサンだけだったから。
一人外で煙草をふかす私の隣に来てくれたのはみなみサンだったから。
ルビーKからGclubに変わる時、止めてくれたのはみなみサンだったから。
私が全てを話せたのは、みなみサンを信用していたから。
みなみサンが好きだったから‥。
:08/11/12 21:56
:W62H
:☆☆☆
#141 [主]
「ごめん‥」
人は人を裏切る。
「私の送るメール‥嫌味でしたか?
少なくとも私はそんなつもりありませんでした‥」
「え?ちょっと待って‥確かになぎチャンに喋ったのは事実やけど、あたしそんな事言ってないよ?」
つじつまが合わない。
:08/11/12 22:00
:W62H
:☆☆☆
#142 [主]
「゙私が育てたのに゙」
「゙嫌味メールばかり送ってくる゙」
なぎさサンから言われた言葉をそのままリピートする。
゙枕営業゙
この言葉は言えなかった。
Gマスの前では‥。
:08/11/12 22:02
:W62H
:☆☆☆
#143 [主]
私は卑怯だ。
゙枕営業゙
事実とも取れるその言葉だけは、Gマスに聞かれたくなかった。
さっきまで手を繋いでたGマスにだけは知られたくないと思った。
私は卑怯だ‥。
:08/11/12 22:04
:W62H
:☆☆☆
#144 [主]
「あたしそんな事言ってないよ!!
てゆうか、あたしの悪口言ってたのはココチャンでしょ?」
゙みなみサンがうざい゙
゙みなみサンの男癖は酷すぎる゙
゙ルビーKなんかよりGclubのほうが忙しい゙
そう言ってたんでしょ?!
みなみサンはそう言った。
:08/11/12 22:09
:W62H
:☆☆☆
#145 [主]
なぎさサンに‥
「踊らされたね」
私の心と同じ事をGマスが口にする。
「かき乱す主はなぎチャンか‥」
なぎさサンの目的が分からなかった。
:08/11/12 22:14
:W62H
:☆☆☆
#146 [主]
:08/11/12 22:16
:W62H
:☆☆☆
#147 [主]
>>145続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ユミチャンやコサカに、お客さんに踊らされてどうするのと言っておきながら、私がこんなんじゃ立場がない。
「‥なぎチャンを詰めるか」
そう静かに言ったGマスの目は笑ってはいなく、低く冷たい声だった。
背筋がゾクッとした。
初めて聞いた恐ろしい声に。
:08/11/12 22:53
:W62H
:☆☆☆
#148 [主]
GclubとルビーKのトップをかき乱して仲を悪くする奴はいらない
そう呟くGマスを怖いと少し感じた。
だけど、なぎさサンが原因だとしても、私とみなみサンの仲は元に戻ることはないだろう。
みなみサンがなぎさサンに私のプライベートべーとを話したのは事実だ。
一度壊れた仲は元には戻らない。
みなみサンも分かっているはず。
もう仲良くご飯を食べる事も飲みに行く事もないと。
:08/11/12 23:02
:W62H
:☆☆☆
#149 [主]
水商売で、女の友情なんてこんなもの。
「ねぇココチャン」
聞きたくなかった。
これ以上、みなみサンを嫌いになりたくなかった。
水商売に友情を求めていないと言った中、初めて信用したみなみサンに、これ以上‥。
:08/11/12 23:06
:W62H
:☆☆☆
#150 [主]
「確かになぎチャンは嘘を付いてた。
けど‥」
聞きたくなかった‥
「あたしはあんたが嫌いやで。
最初から」
:08/11/12 23:08
:W62H
:☆☆☆
#151 [主]
頭の中の時間が止まる。
「あたしがあんたを本間に可愛がってるとでも思ってた?
入ってすぐにお客さんに可愛がられて
一人でも平気な顔して
何でも手に入るあんたが最初から大嫌い
あたしが少し優しくしたら信用してアホみたい
あんたを引き止めたのは金になるから
店の売り上げの為
ただそれだけ」
:08/11/12 23:14
:W62H
:☆☆☆
#152 [主]
‥所詮こんなもの。
笑いながらご飯を食べたのも
一緒に飲んだのも
ラストを協力してくれたのも
私の為じゃなく
全てお金の為。
:08/11/12 23:18
:W62H
:☆☆☆
#153 [主]
お金の間に友情なんて生まれない。
ねぇ‥みなみサン。
確かに私は一人でも平気。
お客さんにも恵まれていると思う。
:08/11/12 23:21
:W62H
:☆☆☆
#154 [主]
けど‥
何でも手に入ってなんかない‥
毎日が、不安で仕方ないんだよ‥
みなみサンとの友情だって
こんなにも簡単に崩れたじゃん‥
何も手に入ってなんかいない――‥
:08/11/12 23:24
:W62H
:☆☆☆
#155 [主]
「みなみチャン、その発言はママとして失格だよ」
「すみません‥」
Gマスの言葉を最後まで聞かず、私は店を出た。
「君は本間に女から嫌われるねぇ‥」
:08/11/12 23:28
:W62H
:☆☆☆
#156 [主]
帰りの車内、何度も言われた言葉を言われ、笑えなかった。
窓ガラスから見える景色。
見慣れた道並。
今日もGマスは私をここに連れてくる。
明るくなりつつあるこの場所へ。
jpg 16KB
:08/11/12 23:47
:W62H
:☆☆☆
#157 [主]
次の日から、M2でなぎさサンを見かける事はなかった。
毎日のようにいたなぎさサンは、パタッと来なくなった。
Gマスに聞いた話。
なぎさサンとM2のマスターは一年前から付き合っているらしい。
なぎさサンの、M2のマスターを想うあの顔は、微笑みながらも、淋しげだった。
なぎさサンが何を抱えているかは分からない。
:08/11/12 23:51
:W62H
:☆☆☆
#158 [主]
Gマスは言った。
なぎチャンは寂しいんだよ、
マスターとの仲まで俺も詳しくは知らないけど、あの人はお金だけは持て余している。
あれだけの要素でお金を持っていれば近寄りがたい。
あの人は友達がいないから、君たちにどう接すればいいのか分からなかったんだよ。
寂しい人なんだよきっと。
:08/11/12 23:54
:W62H
:☆☆☆
#159 [主]
なぎさサンの抱える闇は分からない。
だけど、みんな寂しいんだよ。
店へ飲みに来るお客さんも。
働くスタッフも。
もちろん私も。
みんなそれぞれ孤独を抱えている。
:08/11/12 23:56
:W62H
:☆☆☆
#160 [我輩は匿名である]
みんな男に人気がある主さんが羨ましいんですね

ひがんでるだけじゃん

:08/11/13 00:06
:SH906i
:☆☆☆
#161 [主]
>>159続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
毎日が忙しく過ぎる。
みなみサンとはあれ以来、連絡を取り合う訳もなく、ましてやたまに来ていたルビーKのお客さんまで、Gclubに来なくなった。
コサカもユミチャンに負けじと売り上げを伸ばす。
リィユンは相変わらず私を慕う。
ユミチャンに対しても、またもう一度見直そうと思っていた。
:08/11/13 00:29
:W62H
:☆☆☆
#162 [主]
けど、お金にルーズなユミチャンは何も変わっていなかった。
―‥ピンポーン
ユミチャンと二人の店に、オープンと同時にやってきた一人の男性。
とてもじゃないけど、柄がいいとは言えない見た目。
いらっしゃいませと出迎えても、その場から動こうとしない。
:08/11/13 00:32
:W62H
:☆☆☆
#163 [主]
新規だと思った男性は、カウンターに座る気配もなく低い声で大声を出す。
「ユミ出せやオラァ!!」
突然の叫びに立ち尽くす私。
:08/11/13 00:34
:W62H
:☆☆☆
#164 [主]
>>160サン
いつもありがとう
o(^-^)o
私も恥ずかしながら、他人を羨む時がありました。
特に、この世界ならではの感情が生まれるんでしょうね。
また更新します☆
本当にいつもありがとう☆梓
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
:08/11/13 00:37
:W62H
:☆☆☆
#165 [我輩は匿名である]
小説のココナは馬鹿。
【私、心閉ざしてるけど、真っ直ぐなの】って感じで、正義感振りかざしてさ。女に嫌われる女は、ホステス向きだが、上には立てない。ココナを嫌いながら、悪口を言わず、最後の最後に、ココナの短所を言ったみなみの方が、大人ですね。Gマスも大人としての判断力が足りない。若いココナにトチ狂った【中年の危機】って感じ。
もちろん今の主さんは成長して、素敵な女性だと、想像します!頑張って下さい。
:08/11/13 04:30
:SH903i
:☆☆☆
#166 [我輩は匿名である]
↑だれ?(笑)
:08/11/13 09:41
:N905imyu
:☆☆☆
#167 [YUA//GAO.GAO123]
:08/11/13 10:14
:W62SH
:☆☆☆
#168 [YUA//GAO.GAO123]
:08/11/13 10:15
:W62SH
:☆☆☆
#169 [YUA//GAO.GAO123]
:08/11/13 10:19
:W62SH
:☆☆☆
#170 [我輩は匿名である]
>>165に同感……
あたしもみなみさんが大人だと思います。夜の世界で主と仕事しながらも見抜けなかったみなみさんの態度一流だと思います。仕事とプライベート割り切ってプロ意識があるみなみさんを見習われたら良いと思います。
けど小説自体はおもしろいですね…ただこの世界、若いだけが取り柄にならないように女性らしさもお勉強されてこれからも頑張ってください。
:08/11/13 12:12
:N906imyu
:☆☆☆
#171 [主]
あの‥この小説は今を綴っているのではなく過去を書かせて頂いています‥。
失敗や間違えなどの繰り返しの中で進んでいく内容を書く予定です。
さまざまな意見は身を染みて考えさせられますo(^-^)o
出来ればこれからのココナも見ていただけたらなと勝手ながら思います。
感想は感想板にお願い致しますo(^-^)o
また更新します。梓
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
:08/11/13 12:54
:W62H
:☆☆☆
#172 [主]
>>163続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「ユミは今出ていますが‥どのようなご用ですか?」
ユミチャンは今煙草を買いに近くのコンビニまで出ている。
「責任者出せや!!」
用も話さず、ただ我を忘れて叫ぶ男。
「オーナーは今出先です。
私で良ければお話を聞きますが‥」
:08/11/13 13:03
:W62H
:☆☆☆
#173 [主]
「あいつに貸した金どないなってんねん!!」
全く会話にならない中、ユミチャンがこの男にお金を借りて返していないのは分かる。
けれど、Gclub関係者でもなく、お客さんでもない人が何故ここにいるのか‥。
「先輩‥」
煙草の入った袋をぶら下げ帰ってきたユミチャンは、すぐに状況が読めた様子。
:08/11/13 13:07
:W62H
:☆☆☆
#174 [主]
「おいユミ!!お前金どないなってんねん!!
約束の日過ぎてるやんけ!!」
「それはっ‥」
「ねぇさん
こいつ借りますよ」
ユミチャンの腕を掴み外へ出ようとする男。
「あの‥ユミは今仕事中です、仕事が終わった後には出来ないですか?」
:08/11/13 13:11
:W62H
:☆☆☆
#175 [主]
今日は団体の予約も入っている。
その団体客は、ユミチャンと私二人のノリが好きで来るお客さんだ。
「俺も明日朝から仕事やねん!!
今日まで待ってたんや!!もう待てるかよ!!」
俺の言い分は十分に分かった。
:08/11/13 13:14
:W62H
:☆☆☆
#176 [主]
「ですがね‥」
「先輩‥仕事の邪魔だけはしないでください‥」
黙っていたユミチャンが口を開く。
「お前がさっさと金返してたらこんなことなってないやろ!!」
これ以上男に何を言っても通じないと思った私は、Gマスに電話をかける。
:08/11/13 13:17
:W62H
:☆☆☆
#177 [主]
お客さんが来たらややこしいだけだから帰らせなと言われ、ユミチャンにはタイムカードを押すように指示を出す。
「本当にすみません‥」
ユミチャンの謝罪の後に、男も頭を下げて二人店を出る。
まだ開店したばかりなのに、どっと疲れが出た私は煙草に手を伸ばす。
:08/11/13 13:20
:W62H
:☆☆☆
#178 [主]
少したち、予約通りお客さんは来店する。
ユミチャンがいない事に不満をさらけ出すお客さんを和ますのに必死だった。
私の中で一つの決断が出る。
ユミチャンはGclubにいらない‥と。
:08/11/13 13:23
:W62H
:☆☆☆
#179 [主]
まっサンに、かず君にお金を借り、何とか解決したものの、次何かあれば即首だとユミチャンには言ってある。
Gclubは巻き込むなと念を押されたユミチャンは、プライベートでお金を借りた。
けれど、そのプライベートの男が店へ押しかけたとなると話は違ってくる。
早い時間でお客さんがまだいなかったのは運が良かっただけで、そうでなければ楽しく飲んでいるお客さんまで巻き込むことになっていた。
:08/11/13 13:29
:W62H
:☆☆☆
#180 [主]
確かにユミチャンはお客さんにモテる。
その結果は数字にちゃんと出ている。
ユミチャンなりに頑張っているのも分かっている。
だからと言ってこれ以上ユミチャンを店におく事はマイナスだ。
いくらお客さんを持っていても、自分のお客さんしか大事に出来ず、店の評判を落とされてはそっちのほうがマイナスになる。
:08/11/13 13:33
:W62H
:☆☆☆
#181 [主]
それに私自信、これ以上ユミチャンを見続ける気力がない。
金絡みが止まらないユミチャンに怒りを通り越して呆れてしまう。
『ユミチャンはもう首にして下さい』
Gマスからはすぐに返信があった。
『後で話聞きます‥』
:08/11/13 13:37
:W62H
:☆☆☆
#182 [主]
現場に入っている私より、怒りを覚えていたのは誰よりもGマスだった。
団体客が去った後静かになった店の片付けをする。
「ねぇココナサン‥」
普段おちゃらけているチハルサンが真剣な顔で話しかける。
:08/11/13 13:39
:W62H
:☆☆☆
#183 [主]
「少しいいですか?」
チハルサンと私は片付いたボックスに座る。
リィユンやコサカは気になって仕方がない様子。
「コサカチャン
今日お客さんにデュエット誘われて歌えなかったでしょ?
練習しときなさい」
年配のお客さんにデュエットを進められても分からないコサカは、断ってばかりだった。
:08/11/13 13:42
:W62H
:☆☆☆
#184 [主]
何より今は、チハルサンが話を聞かれたくないと思った。
音楽が流れればカウンターにいるリィユン達に声は聞こえない。
コサカとリィユンは二人で昔のデュエットを練習する。
「どうしました?」
チハルサンが私に相談を持ちかけるのは初めてのことだった。
:08/11/13 13:45
:W62H
:☆☆☆
#185 [主]
「あの‥嫌いじゃないんですよ‥嫌いとかじゃないんですけど‥」
何のことは分からず首を傾げる。
「ユミチャンに少し困ってて‥」
ユミチャンという言葉に過剰に反応してしまう。
:08/11/13 13:48
:W62H
:☆☆☆
#186 [主]
「ユミチャンがどうしましたか?」
チハルサンはユミチャンの金絡みの件やコサカとの件、何も知らない。
店の中でのユミチャンと私のキャラは似ていて、仲がいいとお客さんに言われるくらいだ。
キャラが似ていると言うよりも、ユミチャンは日に日にココナのキャラに似ていった。
元々元気な子だ。
私のテンションに一緒になる事から、話す内容、話を振る間、ギャグを言う時。
:08/11/13 13:56
:W62H
:☆☆☆
#187 [主]
人より面白くもないギャグを言うのは私のキャラ。
シーンと静まり返る空気が逆に受け、ココナ=滑りギャグみたいなイメージにまでなっている。
一言一言が私に似てくるユミチャンをうざいなんて思った事は一度もない。
一緒になって滑りながら笑いに変える二人の息はピッタリで、お客さんも私とユミチャンのペアを好んだ。
:08/11/13 14:00
:W62H
:☆☆☆
#188 [主]
「ココナサンはユミチャンを可愛がってるから言いにくいんですけど‥」
だからだろう。
チハルサンがユミチャンに対する不満を私にずっと言えなかったのは。
チハルサンに気を使わせてしまった事に反省する。
「頻繁に電話があるんです‥」
:08/11/13 14:02
:W62H
:☆☆☆
#189 [主]
週に二回はユミチャンからの電話が鳴る。
内容はいつも同じで、゙今どこどこにいるから車で迎えに来て下さい゙
゙お金が足りなくて電車にも乗れないんで迎えに来て下さい゙
そんな電話が頻繁にあり、最初は可哀想だと思い、たまたま暇を持て余していたから迎えに行ったと。
「一度甘やかした私も悪いんですが‥」
:08/11/13 14:07
:W62H
:☆☆☆
#190 [主]
毎日ではないけれど、昼間パートにも出ていて、夜なんて旦那も子供もいるから困る。
だけど電話があれば出てしまい、断るのも疲れれば、心も痛むと
チハルサンは言った。
店でも人一倍優しい人だ。
自分はもう歳だからお客さんを掴もうなんて思わない。
ココナサン達のヘルプになれるだけで十分です。
こんな私を雇ってくれているんですから。
:08/11/13 14:11
:W62H
:☆☆☆
#191 [主]
そう言うチハルサンは、嫌味でもなく、本当に謙虚な人で、私が困った時場を盛り上げてくれる大切なスタッフ。
Gマスはお金にならないスタッフはいらないと言っていた。
経営者ならではの意見だろう。
一時期シフトも減らされていたチハルサンは、少しへこんでいた。
私はそんなGマスに、チハルサン達スタッフがいて店が成り立つと強引にシフトを戻してもらった。
:08/11/13 14:15
:W62H
:☆☆☆
#192 [主]
私の考えはまだまだ甘いと思う。
本当にもっと店を繁盛させたいなら、いらないスタッフから切っていき、売り上げを伸ばすスタッフだけを揃える。
Gマスの考えははそうだから。
だけどまだ私には出来なかった。
お客さんを持っていないチハルサンは、お酒を人一倍飲み、人一倍ヘルプを頑張る。
そんな人が一人でもいるから、他のスタッフはやりやすく働ける。
:08/11/13 14:19
:W62H
:☆☆☆
#193 [主]
それに、あみサンやおかんが辞めて、スタッフに困っていた時、助けてくれたのはチハルサンだったから。
スタッフが揃えばモテない人は切る。
私には出来なかった。
:08/11/13 14:22
:W62H
:☆☆☆
#194 [主]
「すみません‥だからと言ってココナサンにどうしてほしいとかじゃないんです‥
話を聞いてほしかっただけで‥」
やっぱり、ユミチャンが理解出来ない。
確かに実力世界で、数字が立場を決めるのも事実。
だからといって、目上の人を足に使うようなユミチャンが人として理解出来なかった。
:08/11/13 14:25
:W62H
:☆☆☆
#195 [我輩は匿名である]
梓さん.様々意見あると思いますが.今書かれているのはまだ十代の頃なんですよね(・o・)
若い頃の失敗や学びを今こうして書ける梓さんを尊敬します.
一番好きな小説です!頑張って下さい!
長々すみません.
:08/11/13 16:53
:W52SA
:☆☆☆
#196 [我輩は匿名である]
↑だから感想板に書けって主から言われたじゃん…
:08/11/13 17:28
:N906imyu
:☆☆☆
#197 [☆:)]
あげっ

★、
:08/11/14 07:02
:821N
:☆☆☆
#198 [主]
>>194続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「チハルサン、ごめんね‥」
「何がですか??」
「私、チハルサン達スタッフと向き合ってなかった‥」
些細なことだった。
話を聞いてほしかっただけと言ったチハルサン。
:08/11/15 01:55
:W62H
:☆☆☆
#199 [主]
ユミチャンの行動
チハルサンの小さな悩み
コサカの必死さ
リィユンの私への愛情
私は見ている、分かっていると自分に言い聞かせるだけで、何もしていなかったんじゃないかと。
その日その場で起きる出来事を宥めるのに精一杯で。
私はスタッフの心を知ろうとしていなかった。
:08/11/15 01:59
:W62H
:☆☆☆
#200 [主]
「そんな‥こんなチッポケ悩みで‥」
チッポケな悩み。
そんなチッポケな悩みでさえ私は気付いてあげられなかった。
気付こうともしなかった。
なぎさサンのこと
みなみサンのこと
たかチャンのこと
Gマスのこと
Gclubのこと
それはただ自分だけの思いで動いていた。
:08/11/15 02:02
:W62H
:☆☆☆
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