【愛.金.水商売4】
最新 最初 🆕
#39 [主]
‥バタンッ






その大きな音に店内みんなが目をやる。






「ハァ‥ハァハァハァハァ‥」


突然倒れ、床で息を荒くするユミチャン。


またか‥それが正直な気持ちだった。

⏰:08/11/08 12:25 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#40 [主]
「ユミチャン?!」

リィユンやチハルサンが駆けつけようとする。





「ほっとけ!!」



冷たい低い声で私は怒鳴る。


かず君も、コサカも冷たい視線をユミチャンに送る。


「でもっ‥」

内容を知らないリィユンとチハルサンは二人でユミチャンをボックスに運んだ。

⏰:08/11/08 12:28 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#41 [主]
「ユミチャン大丈夫?!」


そう言ってチハルサンは前と同様袋を口に当てる。






「チハルサンもリィユンも席に戻れ!!」



私の言葉にお客さんも何事だと首を傾げる。

リィユンは私のいつもと違う様子に、空気を読みチハルサンを連れてカウンターに戻る。

⏰:08/11/08 12:31 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#42 [主]
自分のした事が私にバレ、怒られると分かったんだろう。


それが今の状況に繋がったのは分かる。


だけど私は今のユミチャンを心配する程、そこまで優しい人間じゃない。




「自業自得やろ」


かず君達が言う言葉に私も頷く。

本当に自業自得だ。

⏰:08/11/08 12:38 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#43 [主]
「逃げたいだけですよ」

「あれ演技ですよ」



この前のコサカの言葉が頭をよぎる。

ユミチャンを疑う訳じゃないけれど、
お客さんから二十万借り、Gマスから同じ理由で二十万借り、かず君にはお金を返していないユミチャンに同情しろと言うのが無茶な話だ。

私には関係ない。

そう言いたいけど、かず君は私に話を持ちかけた。

関係ないじゃすまされない。

⏰:08/11/08 12:44 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#44 [主]
「Gマス‥早めに店閉めていいですか?」

Gマスに電話し交渉する。


「また?お客さんいるでしょまだ」


「ユミチャンがまた過呼吸になりました」

「帰らせなよ」

「お客さんからお金を二十万借りていたらしく、期間が過ぎても返さないって、そのお客さんが店に来てるんです」

「は?でも他のお客さんには関係ないでしょ」

⏰:08/11/08 12:48 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#45 [主]
確かにGマスの言うとおりだ。


かず君達以外のお客さんには関係ない。



「お客さんの様子見て適当に店閉めます」


君の判断に任せるよと電話は切れた。

お金を払っているお客さんを店側の都合で帰らす事は出来ないと改めて思い、ある程度の時間まで営業しようと決める。

⏰:08/11/08 12:52 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#46 [主]
外の看板と電気だけ消し、仕事に戻った。


だけどお客さんも何かあったとユミチャンの様子と私の怒鳴り声を聞き、逆に気を使ってくれる。



「なんかあったんやろ?」

「大丈夫ですよ」

リィユンやチハルサンは仕事に集中出来ない様子で落ち着きがない。

⏰:08/11/08 12:55 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#47 [主]
「ココナの負担にはなりたくないから俺には気を使うなよ。
お前はいつも楽しませてくれるやん。
何かあった時はお互い様」


お客さんのあまりにも優しい言葉に涙が出そうになった。


私を分かってくれているお客さん。

私を見てくれているお客さん。

私と飲んでいて楽しいよと言われ、何よりもそれが心に響いた。

⏰:08/11/08 12:59 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#48 [主]
「お前は笑ってるほうが気持ち悪いし可愛いで」



冗談混じりな言葉に私は笑う。



自分を見失ってしまった今、それでも“ココナ”の笑顔が好きだと言ってくれるお客さんに、私は救われる。



「チェックして」

一人のお客さんが言うと、残り数人のお客さんまで、俺も!と言い出す。

⏰:08/11/08 13:04 📱:W62H 🆔:☆☆☆


★コメント★

←次 | 前→
↩ トピック
msgβ
💬
🔍 ↔ 📝
C-BoX E194.194