【愛.金.水商売4】
最新 最初 🆕
#1 [主]
【1】
bbs1.ryne.jp/r.php/novel-nf/4475/
【2】
bbs1.ryne.jp/r.php/novel-nf/5500/
【3】
bbs1.ryne.jp/r.php/novel-nf/6732/
を書かせて頂きました。
先に上を読んでからこちらをお読み下さい。
引き続き【4】もよろしくお願いします
>>2アンカー&感想板

⏰:08/11/07 13:23 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#2 [主]
>>1-100
>>101-200
>>201-300
>>301-400
>>401-500
>>501-600
>>601-700
>>701-800
>>801-900
>>901-1000
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2561/
よければ感想はこちらにお願いします。

⏰:08/11/07 13:26 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#3 [主]
圭チャン

元気にしていますか?
あのウサギを手に取った時、私はあなたを過去の思い出と出来そうです。

兄チャン

あなたはあの素敵な笑顔で誰かを幸せにしていますか?

あなたの優しさ、あなたの笑顔、私は忘れません。

⏰:08/11/07 13:29 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#4 [主]
たかチャン


私はあなたの優しさに甘えてばかりで、あなたを何度も傷付けました。

こんな私を愛してくれてありがとう。

あなたの優しさを素直に受け入れられなくてごめんね。

どうかその優しさを、見失わないで下さい。

⏰:08/11/07 13:32 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#5 [主]
Gマス


あなたと私の出会いは



運命であり奇跡だと

私は思います。


Gマスと言う一人の人間を、私は今でも心から愛しています。

⏰:08/11/07 13:33 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#6 [主]
リィユン


あなたとの出会いは、私にとって大きな、大きすぎる出会いでした。


私はまだ雨を好きになれそうにはないよ。

リィユンは今幸せですか――?

私との出会いを覚えていますか――‥

⏰:08/11/07 13:36 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#7 [主]
四つ葉のホスト


あなたはずっと私を見ていたね。

いつから私を陰で支えてくれていましたか?

あなたとの出会いに感謝します。

⏰:08/11/07 13:38 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#8 [主]
――ココナ――






あなたは寂しかったんだよね。

誰かに甘えたかったんだよね。






目を覚まして‥――

⏰:08/11/07 13:40 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#9 [主]
ココナの物語はまだまだ続く




水商売【ココナ】


走りつづける人生は


まだ

終わりを知らない。

⏰:08/11/07 13:43 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#10 [主]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄




気付くと必ず隣にいるこの人を

当たり前のように私といるこの人を






愛している。


そう気付くのはまだ先だけど
自分の中の感情が塗り替えられていく。

⏰:08/11/07 13:47 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#11 [主]
「あっチャン聞いてる?」


出勤前のたかチャンと二人車の中。




「あぁ‥うん大丈夫」


私は疲れていた



自分でも気づかず、必死なココナを、自分自身ブレーキがきかなかった。

私は確実に疲れている‥――

⏰:08/11/07 13:54 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#12 [主]
「ココナサン‥」



リィユンの久しぶりな九時出勤に私は少し嬉しかった。


他のスタッフは10時入り。




「なに?」

いい話じゃないのはリィユンの顔を見れば分かる。

⏰:08/11/07 13:57 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#13 [主]
「愚痴ってもいい‥?」


「いいけど‥」


私の一言で今までの我慢が爆発したかのように





「コサカチャンムカつくんやけどっ!!」


これを愚痴と言うのか、悪口とも取れる話は止まらなかった。

⏰:08/11/07 14:00 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#14 [主]
「何でいきなりリユにタメ口な訳?!

売り上げ表が出た途端リユに対してめっちゃ偉そうにタメ口なんやけど!!

ココナサンが見てない時にリユに指図するやで?!

おかしくない?!」


だいぶとお怒りの様子。


コサカが店に来てから1ヶ月は、リィユンにも敬語で下手に出る子だった。

⏰:08/11/07 14:05 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#15 [主]
そんなコサカが可愛かったけれど、売り上げ表が出て、リィユンより自分の方が上だと思ったコサカは、突然タメ口になったらしい。


そして私が見ていない所で、アイスやミネを入れてこいと指図するらしい。






「ココナサンの前ではめっちゃ猫被ってるやんあいつ!!」

⏰:08/11/07 14:09 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#16 [主]
猫を被ってるかどうかは知らないが、確かに私から見るコサカは今でも謙虚で可愛らしい子だ。


だけどそれは私の前だけだそう。


私がいる時はそんな様子全くない。


リィユンを疑うコサカを信じるとかじゃなく、私はリィユンにそんな態度を取っているのを自分の目で見たことがない。

リィユンからの言葉だけを聞き、一緒にコサカの悪口を言うの事は出来ない。

⏰:08/11/07 14:13 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#17 [主]
それが本当なら、コサカもどうかと思うけど









「ならコサカを抜けば?
何も言われたくないなら売り上げでコサカを抜けば?」



実力世界。

それがこの仕事だ。

⏰:08/11/07 14:16 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#18 [主]
「少しは慰めて下さいよ‥」


「十分慰めてるけど」



私に話した事で少しだけどスッキリしたとリィユンは笑顔に戻っていた。




「ココナサンって本間に人に同意しないですね」


同意したくないんじゃなくて、同意出来る事にはするだろう。

⏰:08/11/07 17:06 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#19 [主]
愚痴や悩みを聞くのはいい。


だけどその内容に同意する事はなかった。


女同士もつれ合う糸に挟まれて同意してしまえば、その糸は余計絡まってしまう。


ラーメンが好き♪

とかなら、私も。と答えるけど、お客さんのいない時にスタッフ同士そんな会話をない。

あのお客さんがどうとか、彼氏がどうとか、そんな話ばかり。

⏰:08/11/07 17:09 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#20 [☆:)]
4も続けて見ます('`**

Fight(゚∀゚**

 

[gif/1KB]
⏰:08/11/07 17:10 📱:821N 🆔:☆☆☆


#21 [主]
「あぁそれと!リユ昨日彼氏と泊まってて、旦那にはココナサンの家って言ったから」


アハハハハと笑うリィユン。




「あ、そう」


リィユンとサキが被る。

リィユンのイタズラに笑う顔や、頑張り屋だけどたまに弱音を吐く姿や、全てがサキと似ている。

何より‥私を見放さない‥そんな気がした。

⏰:08/11/07 17:14 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#22 [主]
>>20サン
いつもありがとうございますo(^-^)o
何とかCで終わらせたいと思っています。今日は疲れているのでまた更新します。梓
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

⏰:08/11/07 17:18 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#23 [我輩は匿名である]
4も頑張ってください

⏰:08/11/07 19:42 📱:SH906i 🆔:☆☆☆


#24 [主]
>>21続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄



この日、いつものようにかず君達が来店してくる。


いつも店に入る時のテンションは人一倍高く、踊りながら入ってきたり愉快な人達。

そんなかず君達にみんな笑う。


なのに今日は違った。

来店したと思えば妙に静かで、表情は怒りを全面に出す顔。

⏰:08/11/08 11:16 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#25 [主]
あまり触れないようにお酒を作る。

かず君達は今日も三人で、互いに目で合図している。






「今日はいつもより静かや〜ん(笑)」


はいっと、焼酎のグラスを置く。

このメンバーは最初の一杯目は必ずみんなで一気飲みをする。

それも今日はなく、あまりにも絡みづらい。

⏰:08/11/08 11:21 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#26 [主]
「おはよ〜ございま〜す」



コサカに他スタッフ、ユミチャン以外の従業員が揃う。



コサカもかず君の席に付き、いつもと違う空気に気付く。


「何かあったんですか?」

ミネを変えに行く時声をかけられる。

「さぁ‥来た時からあんなん」

コサカも理由は分からないみたいだ。

⏰:08/11/08 11:24 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#27 [主]
だけどかず君はかず君なりに私達に気を使ったのか、空気は重いけれど、普通に会話をしようとする。




「おはようございます」


ユミチャンの出勤にかず君達の口は止まる。


ヒソヒソと三人は話し出し、ユミチャンが絡んでいるのかと思う。


「かぁずく〜ん♪」

いつもの調子のユミチャンにかず君は私を後ろのボックスに呼んだ。

⏰:08/11/08 11:28 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#28 [主]
ユミチャンもコサカも何がなんだか分からず、立ち尽くす。


他にもパラパラとお客さんが来店し、その席に着いてねとだけ言い、私はボックスに腰をおろす。




「どうしたの?来た時から様子おかしかったけど何かあった?」


「ココナ、あいつのしつけどないなってんねん」


「‥あいつって?」

⏰:08/11/08 11:32 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#29 [主]
「ユミやユミ。
あいつに貸した金の期間過ぎてんぞ」


かず君の目は笑っていなく、怒りに満ちた様子。




「え?ちょっと待って‥貸したって何?期間って?お金貸したの?」


話の内容が全く理解出来ず頭は混乱する。

「は?ココナ知らんのかよ?」

知らない。
何も知らない。

⏰:08/11/08 11:36 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#30 [主]
まじかよ‥と呟くかず君。


私は既に知っている事と思い話たんだろう。


かず君は話し出した。


「あいつが一週間前金返してくれって言ってきて‥」

今週中には必ず返せるからと泣き付かれたらしい。

そんなにすぐ返せるのかと聞くと、今週中には必ず用意出来るからと頭を下げるユミチャン。

⏰:08/11/08 11:40 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#31 [主]
「いくら貸したの?」



「二十万」


その言葉に絶句した。

「家借りる金がどうしても必要やって言うからやなぁ‥」

ちょっと待って‥
家を借りる二十万のお金は、Gマスから借りたよね?


かず君とGマス二人から二十万借りた?

⏰:08/11/08 11:46 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#32 [我輩は匿名である]
続きが気になる

⏰:08/11/08 11:50 📱:SH906i 🆔:☆☆☆


#33 [主]
「ちょっと待ってよ‥家借りるお金は店から貸したよ?
二十万‥」


「はぁ?!まじで言ってんのかよココナ?!」


二人共訳が分からず、そして同じ怒りだけが沸き始める。


ユミチャンなりの言い訳はあるだろうけど正直聞く気にもならなかった。

同じ理由で二人からお金を借り、かず君には返さず、ましてや‥またお客さんからお金を借りていた。

⏰:08/11/08 12:04 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#34 [主]
もう借りないと約束した。


今回は金額だって何万とかじゃない。

金額の話じゃないけれど、まっサンから数千円借りた時、私は自分でも言ってて嫌になる程怒鳴った。

それが二度目だ。

かず君から借りた二十万を家に使ったなら、Gマスが貸した二十万は何に使ったのか。


金絡みが止まらないユミチャンに私は爆発しそうだった。

⏰:08/11/08 12:10 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#35 [主]
「今これ以上話してもラチあかないよ、
店閉めたらユミチャン含め話そう」


かず君は今あいつを呼べと聞かなかったけど、それは出来ないと言い聞かせる。



カウンターを見ると、ユミチャンと目があった。


ユミチャンは気付いていた。

かず君にお金を借りた事が私にバレたと。

⏰:08/11/08 12:13 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#36 [主]
かず君は渋々カウンターに戻り静かにお酒を飲んでいた。

かず君の友達あとの二人も内容を把握しているだろう。


コサカやリィユンがどうしたのかと心配そうに聞いてきたけど、何もないよと話をそらす。

だけど私の怒りはおさまらず、おもいきり顔に出てしまう。

笑顔を作ろうとするのに、ユミチャンを見ると今にも殴りかかりたい気持ちだった。

⏰:08/11/08 12:18 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#37 [主]
>>23
>>32サン
いつもありがとう☆Cも頑張るね♪
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

⏰:08/11/08 12:19 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#38 [主]
>>36続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


「ココナサン‥顔怖い‥」



仕事失格な私。

今目の前にいるお客さんには関係ないのに‥



ユミチャンは何度もチラチラと私を見ては、かず君の表情をチェックする。

かず君の前にはコサカとチハルサンをつけ、ユミチャンにはかず君に話しかけるなと言った。

⏰:08/11/08 12:23 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#39 [主]
‥バタンッ






その大きな音に店内みんなが目をやる。






「ハァ‥ハァハァハァハァ‥」


突然倒れ、床で息を荒くするユミチャン。


またか‥それが正直な気持ちだった。

⏰:08/11/08 12:25 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#40 [主]
「ユミチャン?!」

リィユンやチハルサンが駆けつけようとする。





「ほっとけ!!」



冷たい低い声で私は怒鳴る。


かず君も、コサカも冷たい視線をユミチャンに送る。


「でもっ‥」

内容を知らないリィユンとチハルサンは二人でユミチャンをボックスに運んだ。

⏰:08/11/08 12:28 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#41 [主]
「ユミチャン大丈夫?!」


そう言ってチハルサンは前と同様袋を口に当てる。






「チハルサンもリィユンも席に戻れ!!」



私の言葉にお客さんも何事だと首を傾げる。

リィユンは私のいつもと違う様子に、空気を読みチハルサンを連れてカウンターに戻る。

⏰:08/11/08 12:31 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#42 [主]
自分のした事が私にバレ、怒られると分かったんだろう。


それが今の状況に繋がったのは分かる。


だけど私は今のユミチャンを心配する程、そこまで優しい人間じゃない。




「自業自得やろ」


かず君達が言う言葉に私も頷く。

本当に自業自得だ。

⏰:08/11/08 12:38 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#43 [主]
「逃げたいだけですよ」

「あれ演技ですよ」



この前のコサカの言葉が頭をよぎる。

ユミチャンを疑う訳じゃないけれど、
お客さんから二十万借り、Gマスから同じ理由で二十万借り、かず君にはお金を返していないユミチャンに同情しろと言うのが無茶な話だ。

私には関係ない。

そう言いたいけど、かず君は私に話を持ちかけた。

関係ないじゃすまされない。

⏰:08/11/08 12:44 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#44 [主]
「Gマス‥早めに店閉めていいですか?」

Gマスに電話し交渉する。


「また?お客さんいるでしょまだ」


「ユミチャンがまた過呼吸になりました」

「帰らせなよ」

「お客さんからお金を二十万借りていたらしく、期間が過ぎても返さないって、そのお客さんが店に来てるんです」

「は?でも他のお客さんには関係ないでしょ」

⏰:08/11/08 12:48 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#45 [主]
確かにGマスの言うとおりだ。


かず君達以外のお客さんには関係ない。



「お客さんの様子見て適当に店閉めます」


君の判断に任せるよと電話は切れた。

お金を払っているお客さんを店側の都合で帰らす事は出来ないと改めて思い、ある程度の時間まで営業しようと決める。

⏰:08/11/08 12:52 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#46 [主]
外の看板と電気だけ消し、仕事に戻った。


だけどお客さんも何かあったとユミチャンの様子と私の怒鳴り声を聞き、逆に気を使ってくれる。



「なんかあったんやろ?」

「大丈夫ですよ」

リィユンやチハルサンは仕事に集中出来ない様子で落ち着きがない。

⏰:08/11/08 12:55 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#47 [主]
「ココナの負担にはなりたくないから俺には気を使うなよ。
お前はいつも楽しませてくれるやん。
何かあった時はお互い様」


お客さんのあまりにも優しい言葉に涙が出そうになった。


私を分かってくれているお客さん。

私を見てくれているお客さん。

私と飲んでいて楽しいよと言われ、何よりもそれが心に響いた。

⏰:08/11/08 12:59 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#48 [主]
「お前は笑ってるほうが気持ち悪いし可愛いで」



冗談混じりな言葉に私は笑う。



自分を見失ってしまった今、それでも“ココナ”の笑顔が好きだと言ってくれるお客さんに、私は救われる。



「チェックして」

一人のお客さんが言うと、残り数人のお客さんまで、俺も!と言い出す。

⏰:08/11/08 13:04 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#49 [主]
かず君達以外は私担当のお客さんで、みんな私を怒る訳でもなく、何も聞かず私を一番に考えてくれる。



私担当でもそうゆうお客さんばかりではない。

だけど今日ここにいたお客さんは少なくとも私を想ってくれている。

私はお客さんに恵まれている。

この日、少しだけ“ココナ”を好きにった。

⏰:08/11/08 13:07 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#50 [主]
「ボトルはサービスするね。
本当にありがとう」


三組のお客さん一組ずつに、新しい焼酎のボトルをサービスする。

もちろん私の自腹。

だけど店の中で私に出来る事はこれくらい。


「おっ太っ腹やなぁ〜なら甘えるわ」

そう言ってお客さんは笑顔で帰っていった。

⏰:08/11/08 13:10 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#51 [主]
「リィユン今回は帰っ『分かってるよ、ココナサンのあんな姿はあまりにもおかしいから、落ち着いたらまた聞かせてな』


今日もリィユンは残ってしまうんじゃないかと声をかけると、言葉を上乗せし、分かってると言う。



リィユンの言う“あんな姿”は多分、お客さんがいるのに怒鳴った事、ユミチャンの心配をしなかった事。

この前とは違うとリィユンも分かっていた。

⏰:08/11/09 10:03 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#52 [主]
リィユンよりもコサカのほうが、興味あり気に見えた。


かず君とユミチャンが何かあったのは気付いている。

かず君が自分のお客さんである以上、気にはなるだろう。



「コサカチャン」


「うち‥関係ないんですよね?」

コサカチャンには関係ないから安心して帰ってねと伝え、残ったのは、かず君達三人、ユミチャン、そして私。

⏰:08/11/09 10:07 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#53 [主]
ユミチャンの過呼吸もいつの間にか落ち着き、今はただ私に怯えている。


私と目を合わせず、下を向くユミチャン。





「ユミチャン‥かず君に借りたお金どうしたの?」

帰り際リィユンに、感情的になっちゃ駄目だよと言われ、口調と気持ちを抑える。



「‥‥」

黙り込むユミチャン。

⏰:08/11/09 10:13 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#54 [主]
「お前明後日までに返すって言ったやんけ!!どないなんっとんねん!えぇ?!」


ただの取り引き立てのチンピラかヤクザに見える‥


かず君の怒りは私でも止めるのに引いてしまう程の迫力。


その結果ユミチャンはもう泣き出している。


明後日までに必ず返すと言って今日まで返さず平然と何もなかったかのように振る舞っていたユミチャン。

⏰:08/11/09 10:18 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#55 [主]
「お‥落とした‥落とした‥ヴゥ‥ヒック」



「はぁぁぁ?!」



私以外、男三人の声がかぶる。




「俺現金を封筒に入れて渡したわなぁ!?
お前でっかい鞄の奥に直しとったんちゃうんけ?!
あんまり舐めっとった事言うてんちゃうぞおい!!」


関西弁はなんて言葉使いが荒いんだろうと、生まれも育ちも大阪な私までがそう思う。

⏰:08/11/09 10:25 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#56 [主]
「てか‥何でかず君に借りた訳?
何で客な訳?」


「Gマスが‥貸してくれると思わなくて‥」


「だから何で客に借りたんか聞いとんねん!!」


リィユン‥抑えるのは無理みたい。


「お前何回目やねん?!お前の中での約束て何やねん?!
舐めとんか私を
かず君はお前のヒモちゃうねんぞ!!
何回怒鳴られたら分かんねん!!」

私の怒りは収まらない。

⏰:08/11/09 10:37 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#57 [我輩は匿名である]
あげます

⏰:08/11/09 11:51 📱:SH906i 🆔:☆☆☆


#58 [我輩は匿名である]
かず君達w
小せぇwwwww


もちろんユミは最低だけど。

⏰:08/11/09 18:19 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#59 [主]
>>56続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


「か‥かず君にお金を借りないと家借りれなくて‥間に合わなくて‥」

Gマスにはこの前のまっサンの件があり、なかなか言い出せなかったらしい。

なかなか言い出せないと言いながら最終的には借りている。

まっサンの件があって同じ事を繰り返す。

やっぱり私には理解出来ない。

⏰:08/11/09 22:03 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#60 [主]
「すみません‥すみません‥」


泣きながら謝れるだけじゃ話にならない。


「鞄の奥に突っ込んで封筒を落とした訳?」

信じがたい話だ。



「‥えっと‥財布にしまって‥財布を落としま‥した‥」

⏰:08/11/09 22:06 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#61 [主]
‥‥‥‥‥ちょっと待って‥。


ユミチャン今日コンビニの袋下げて出勤してなかったっけ。

その袋の中にはユミチャンがいつも使っている財布が入っているのを見た。




「今日コンビニ行ってたよね?」


「えっと‥小銭入れにお金入れてきました‥」

私の見間違いだと言うのか。

⏰:08/11/09 22:09 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#62 [主]
そして一番疑問なのが、お金がないといつも言っているユミチャン。

かず君からお金を借りてすぐに返せるお金を準備出来るのか。

すぐに準備出来るなら、わざわざかず君から借りる必要はない気がする。

そしてそのお金を用意出来たら、落としたと言う借りた二十万を返せるはずだ。


ユミチャンの話はあまりにもおかしかった。

⏰:08/11/09 22:13 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#63 [主]
「お金用意出来たなら今すぐ返せば?」


ずっとホームレスをしていたのにどうしてあんなにも服を持っているんだろう。

友達の家に泊まっていると言っていたけど、荷物を全て置かせてもらっていたのか。

だとしたら何て優しい友達だろう。

それをホームレスと言うのか。

⏰:08/11/09 22:16 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#64 [主]
財布を見たのは言わなかった。


さっさとここでお金を返せば早い話だ。






「そのお金も‥落としました‥」


もっと信じがたい話だ。

二十万を二回も道端に落としたと言うユミチャン。

全てが嘘に聞こえる。

⏰:08/11/09 22:19 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#65 [主]
「んなバカな話があるかよっ!!
お前嘘もええ加減にせぇよ!!」



かず君も当たり前に切れる。



「かずはお前を信用して貸したんやろぉがっ!!」


他の二人も口を挟む。


正直‥私から言わせればお金を貸す方も貸す方だ。

⏰:08/11/09 22:21 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#66 [主]
“俺が金を貸す時は返ってこないと思って貸してるよ”


Gマスの心が広いのか。





「キョウヘイ‥」

お前は俺の気持ちを分かってくれていると言いたいように、隣にいる友達を見つめている。

これが男の友情っていうやつか‥

⏰:08/11/09 22:25 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#67 [主]
「お前ココナがどれだけ心配してんか分かってんかよ?!
お前の為に時間まで作ってくれてんやぞ!!」


私の話をされても困れば、心配もしていない。

私のことはいいから、とっとと解決してほい。




「どんだけココナがいいやつかお前分かってんか!!」

私の好感度が上がったらしい。

⏰:08/11/09 22:29 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#68 [主]
>>57サンいつもありがとうo(^-^)o
>>58サン(笑)
読んでくれてありがとうございます☆
また更新します。
昨日から風邪をこじらせているので更新がゆっくりになるかもです‥梓
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

⏰:08/11/09 22:40 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#69 [主]
>>67続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄



「何か言いたいことあんなら言えや!!」



Gマスに会いたい‥



「ごめん‥かず君本当にごめん‥」


ふとGマスに会いたくなった。


「‥もう分かったから。その変わり金はきちんと返してもらう」

⏰:08/11/10 01:35 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#70 [主]
大事な話し合いをしている場なのに、煙草を一息吸い込み目を瞑ると、゙あっチャン゙そう呼ぶGマスが頭に浮かんだ。


会いたい‥
逢いたい‥

あなたの声が聞きたい‥


こんな状況で、こんなことを思う私はどうかしている。


私はどうしてしまったんだろう。

⏰:08/11/10 01:38 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#71 [主]
「だけど‥今すぐには‥」

「‥」

「‥‥」



ハッと今の状況に目を凝らすと、全員黙ってしまっていて、お金をどういった形で返せばいいのか迷っているみたいだ。


かず君も、ユミチャンも、そして後の二人までもがこちらを見ている。


私に最終決断を決めろと言うのか。

⏰:08/11/10 01:42 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#72 [主]
ユミチャンなりの言い分では、


かず君に借りた二十万を落としてしまった。

急遽どこかしらか入った二十万で返そうとしたが、それも落としてしまった。

そしてGマスにお金を借りた。

そのお金で家を借り、なにかしらで、今は一銭なしと言う。

⏰:08/11/10 01:48 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#73 [主]
「かず君は今すぐ全額要求なの?」



「ユミもそれは無理やろうから‥給料制とか分かってるココナに任せる‥」




それでもユミチャンの事を少しばかり気遣うのは、好きだからだろうか。


いや‥かず君はユミチャンが好きだからお金を貸して欲しいと言われても断れなかったんだ。

⏰:08/11/10 01:52 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#74 [主]
「給料は15日だから、毎月16日には必ずユミチャンはかず君の口座に五万円振り込む。4ヶ月間‥どう?」



これは私なりの意見。

参考程度に後は二人で決めてほしい。



とゆうか‥私はこの件に本当に関わっているんだろうか。

かず君に話を持ちかけられたのも、Gclubのスタッフが問題を起こしたのも事実だ。

だけどかず君は私のお客さんではない。

⏰:08/11/10 01:57 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#75 [主]
まっサンの時は私と繋がりのある人だから仕方なしに出たけれど


チームプレイだと言うのも分かるけれど、


ユミチャンが自分の客に借りたお金でややこしくなる事に、私は関係ないと思ってしまう。


自分のお客さん一人さえ、管理が出来ないようじゃ、仕事が勤まらない。

⏰:08/11/10 02:00 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#76 [主]
これがもし、お客さんの罠だとか、ユミチャンに信用がある子だとなれば、話は別。



なにかしら私も協力するだろう。


この場にいるのも私の仕事の一部かもしれない。

けれど本当にここにいなければならないのは、私よりGマスなのじゃないか。


私の冷たいのか。

ただ、めんどくさい事が嫌いなんだろう。

⏰:08/11/10 02:04 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#77 [主]
「わかりました‥必ず16日に4ヶ月間振り込みます‥」



ユミチャンは納得した様子。



「分かった。なら後で口座番号教える」



解決したらい。



「ココナ、本間に今日は悪かった。
今度お詫びさせてくれ」

⏰:08/11/10 02:10 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#78 [主]
一時間以上にも及ぶ話し合いは終わった。


「遠慮する‥私より今日かず君を心配していたコサカをご飯にでも誘ってあげて」


この件を知ると、コサカはまたユミチャンに怒りを覚えるだろう。

そりゃそうだ。

元はコサカのお客さんであって、今になってユミチャンとコサカ二人のお客さんだ。

この事でかず君達が店に来なくなれば、確実にユミチャンの責任になる。

⏰:08/11/10 02:14 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#79 [主]
コサカからすれば担当が半分になったとはいえ、かず君達から入る歩合がなくなるのだから。


ユミチャンのしたことは、全く関係のないコサカまでを巻き込むことになる。


コサカが黙っているとは思えない。


私からコサカに言わなくても、気になっていたコサカは自らかず君に電話でもして内容を聞き出すだろう。

⏰:08/11/10 02:18 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#80 [主]
「それと最後に‥」


ユミチャン以外帰る体制の三人の足を止める。




「分かってると思うけど、お金を貸す方も貸す方だからね。
借りるユミチャンはもっと悪質だけど」



かず君は私に頭を下げ、何も返事せず帰って行った。



「ユミチャンは残って」

⏰:08/11/10 02:26 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#81 [主]
一時間あまりで煙草を一箱吸いきってしまった。


こういった話の時は煙草を離さなくなるのが私のくせ。





「自分がやった事本当に分かってんの?」

ユミチャンにはまだ二人になって聞きたいことがある。



「はい‥本当にすみませんでした‥」

⏰:08/11/10 02:30 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#82 [主]
「謝るのは誰でも出来るよ。
何がいけなかったのか、誰が一番悪いのか、誰を巻き込んだのか、ちゃんと自分の口で言いな」



私はまだモヤモヤしている。

かず君はお金を返せてもらえれば解決かもしれないけど、
私からすれば、二度目の事であって、すみませんしか言わないユミチャンの気持ちが分からない。



「ユミが悪いです‥約束も破りました‥
関係のないココナサンまで巻き込んでしまいました‥」

⏰:08/11/10 02:35 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#83 [主]
「それだけじゃないでしょ?
私と前にした約束は?」



私が一番怒っているのはそこじゃない。





「お客さんに‥お金を借りない‥」


そう。誰担当だろうと、お客さんにだけはお金を借りたら駄目だ。

そうゆう子が一人でも出れば、次に入ってくる子は、それはいいんだ。先輩がしているんだもん。と、繰り返しにれば、Gclubの品が落ちる。

⏰:08/11/10 02:39 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#84 [主]
「金が必要ならプラベートで勝手に借りろ。でも絶対にGclubだけは巻き込むな。自分の都合だけで店全体を巻き込んでかき回すな。
店のスタッフにもや。
ユミチャンが店以外のプラベートで何しようがそこまでは口挟まん。
もう二十歳ならそれくらい分かれ」



私の一番言いたい事は言った。


そう。プラベートで何しようがユミチャンの勝手だ。

だけどお客さんとなればプラベートにならない。

担当は大きくても、まとめるとGclubのお客さんだ。

⏰:08/11/10 02:45 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#85 [主]
「分かってんな?
Gclubに関係する人、M2の人、他のスナックやホストもそうや。
Gclubに少しでも繋がりがある人には絶対に同じ事は繰り返すな」


ここまで言って、分かっていそうでも、どこまで理解しているかが分からない。

この子には何度も同じ事を繰り返し言わないと分からないだろう。


だけど‥

⏰:08/11/10 02:48 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#86 [主]
「次同じことしたら即クビやから」



何度も何度も許せる程私も甘くなければこの世界は甘くない。


他の店なら、今ここでクビにするところだってたくさんある。




「分かりました‥もう絶対にしません‥」

‥帰ろうと、煙草の火を灰皿に押し付ける。

⏰:08/11/10 03:07 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#87 [主]
「あのっ‥」



まだ何かあるのかともう一本煙草に手を伸ばす。







「このこと‥Gマスにだけは言わないでください‥」



プツン゙と、何度目かの私の脳は音を鳴らした。

⏰:08/11/10 03:10 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#88 [主]
「Gマスには言わないで下さい?
何言ってんねんお前!!
店での出来事は私一人の問題ちゃうねん!!Gマスにバレたら怒られるとか見放されるとか思ってんやろうこど、全てお前の撒いた種な事くらい分かれや!!
自分のした事から逃げんと責任持てや!!」



「早く出ろっ鍵閉められへんやろ」


ここまで卑怯な人間だとは思わなかった。

⏰:08/11/10 03:48 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#89 [主]
ユミチャンが店を出て帰ったのを確認すると私はあの人の元へ行く。



会いたい‥
側にいたい‥




いつからだろう
いつからだろうと、

あれ程冷め切った心に変化が起き始めたのは‥いつからだろうって‥

あの人の隣で見る景色さえ綺麗に見えない

あの人からのプレゼントさえ喜びを感じなくて

⏰:08/11/10 03:51 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#90 [主]
私を待っていてくれているのに、ウザいとさえ何度も思って。





本当にいつからかは分からないんだ。


当たり前のようにいつも隣にいるあの人を、私も当たり前のように感じだし、


一切笑わない私を、くだらないジョークで笑わせようとしてくれたり

何も喋らない私に、空気の重くない沈黙を作ってくれたり。

⏰:08/11/10 03:56 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#91 [主]
その当たり前な事は、きっと当たり前じゃなくて。




だけど当たり前のように、私は今、あの人に会いたい。

当たり前のように、あの人の隣に行きたい。






ねぇ‥ウサギは今でも目を腫らし、泣いていますか?――‥

⏰:08/11/10 03:58 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#92 [主]
「Gマス」





あなたがいる場所は分かっている。

私を待っていたかは分からない。

けどあなたはいた。

いつものM2に。




「お疲れさん」

あなたの声が聞きたくて。

⏰:08/11/10 04:01 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#93 [主]
だけど‥








まだあの引き出しに手を伸ばすのは怖いんだ‥――



ただただ、前を見て現実を走りつづける私は、
ただただ、心はタンスに過去を閉まったままだった。

⏰:08/11/10 04:05 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#94 [主]
進んでいるように思えたこの足は


ずっと止まっていたのかもしれない。



目の前の現実と
過去のリアル。


私の中で
まだ一つにならないこの想い‥







――‥私の弱虫。

⏰:08/11/10 04:10 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#95 [主]
過去の引き出し。


たかチャンとの関係。


Gマスとの関係。



サキへの想い。


そしてGclub。


このいくつものものを、一つに出来れば、どれほど楽だろう。

⏰:08/11/10 04:13 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#96 [主]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄



「ココナサンココナサン♪見て〜♪」



私の目の前にはいつものカルピス。


そして本物の四つ葉のクローバー。


この前もらった、詩織みたいな枯れた四つ葉はどこへやったか失礼ながら思い出せない。

⏰:08/11/10 04:15 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#97 [主]
「俺探してきました!!
本物のほうがいいと思って探してきました!!」


四つ葉のホストの手には、小さな薄いプラスチックで四つ葉を挟んでいるもの。



「あんたは何で四つ葉が好きなの?」


普段めったに話をふらない私に驚きを隠せずにいながら、それでもニコニコと話し出す。

⏰:08/11/10 04:19 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#98 [主]
「えっとですね♪
四つ葉ってなかなかないでしょ?
三つ葉がたくさんある中一生懸命探さないとないプレミアモン。
ココナサンと似ています。
四つ葉は幸運を運ぶって言われてるんですよ♪」


一生懸命探してきたこの子の姿が目に浮かぶ。


「ねぇ‥ならもし、その四つ葉は三つ葉になれなかっただけで、本当はみんなと同じ三つ葉になりたかったのに、何かの間違いで仲間外れになっちゃったとしたら?
みんなと違う事に淋しさを感じていたら?」

⏰:08/11/10 04:25 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#99 [主]
小さな葉っぱ一枚に何を意味不明な事言っているんだろうと自分でも不思議だ。



それ以上にこんな話を聞かされている方が、もっと意味が分からないに決まってる。




「ん〜‥」

私の言葉に一人悩むホストは、数分経つと、分かった!!と言ってどこかへ行ってしまった。

⏰:08/11/10 04:29 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#100 [主]
そう言えば前にもらった四つ葉の詩織は、いらないと言って差し出す手を振り払ったんだ。


もし貰っていてなくしたのだったら、失礼だなと思ったけど、一度いらないと言った四つ葉を二度も持ってくるあの子を、やっぱり不思議に思う。


今日は出だしが特に暇で、お客さんが来店するまで一時間近くは外にいるだろう。

大半は遅くから忙しくなるから慌てたりはしない。

何をする訳でもなく、ただ何も考えず煙草をふかしながらボーっとしていた。

⏰:08/11/10 04:48 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#101 [主]
「ココナサ〜ん!!」

遠くからこちらに走ってくるのは四つ葉のホスト。



「ハァ‥ハァ‥まだいてよかったです‥」


今ちょうどお客さんから、行くと連絡があったところだ。


「こ‥これっ‥!」

前かがみになる息の荒いホストは両手を真っ直ぐ私にむける。

⏰:08/11/10 04:51 📱:W62H 🆔:☆☆☆


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