【愛.金.水商売4】
最新 最初 🆕
#108 [主]
次の日カルピスと一緒に手に持っていたのは、小さな紙切れ。



「これ七つ葉っぱある?」

どう見ても七つもあるように見えない絵。

「葉っぱが重なるんですって!!
くっつけて見たまんまに書いたらこうなったんですよぉ‥」


その絵は、緑色の細いペンで小さく書かれていた。

七つのクローバー‥

jpg 28KB
⏰:08/11/10 05:50 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#109 [主]
ホストがクローバーの絵を書いている姿を想像すると笑えてくる。

この子の事だから何度も書き直したんだろうなあ、とか
一生懸命真剣に書いたんだろうなと思う。







「ありがとう」


この頃から、たんに目障でうざいホストではなくなった。

⏰:08/11/10 05:54 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#110 [我輩は匿名である]
あげます

⏰:08/11/10 18:49 📱:SH906i 🆔:☆☆☆


#111 [主]
>>109続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄



「ココナサン‥」


店にはコサカと二人きり。

いつも何かと話しかけてくるのに、今日は静かだなぁなんて思っていた。


「かず君の件‥何か知ってますか?」


あの日から‥かず君達が店に来ることはなかった。

⏰:08/11/11 10:33 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#112 [主]
コサカは案の定かず君に電話したらしい。

だけど電話には出ず、メールも返ってこない。

ユミチャンと何かあったのは気付いていたけど、それが理由で私が連絡を無視されるとは思わなかったらしく、何か自分もかず君の気に触ることをしたんじゃないかと考える。

だけど心辺りはなく、ユミチャンには聞きたくないらしく、やっとココナサンに聞けた、と。

⏰:08/11/11 10:38 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#113 [主]
言うか言わないか迷った。

Gマスにはスタッフにも言わないよう口止めされている。


でも、コサカの立場になって考えれば、辛いはずだ。


コサカがGclubに来て、初めて掴んだお客さん。

それがかず君だったんだから。

もうかず君達の売り上げも入らない。

コサカの頑張りと結果は、ユミチャンが壊したんだから。

⏰:08/11/11 10:42 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#114 [主]
「‥コサカチャンは何もしてないんでしょ?
なら大丈夫」



何が大丈夫かも分からないければ、大丈夫な訳ないのに、人事のように、こう言うしかなかった。



「うち‥ユミチャンにだけは負けたくない‥」


かず君達が来なくなった今、ユミチャンは落ち込む訳でもなく、他のお客さんを着々に増やしていく。

⏰:08/11/11 10:45 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#115 [主]
ここにもまた







女の争い。


醜く、そして儚い‥



自分を守るために。

⏰:08/11/11 10:54 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#116 [主]
「私も‥昔そうだった」



「ココナサンも?」


「うん。
負けたくなかった、ある人だけには。
でもね‥勝ちたい勝ちたいって思ってたのに、実際勝てば、余計苦しかったよ。
私たち水商売はどこまで勝ち続ければいいんだろうね」


私にはまだ分からないです。

ただ今はユミチャンに負けられない。

コサカはそう言った。

⏰:08/11/11 11:35 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#117 [主]
もっと大きく夢を持てばいいのにと誰かは言う。


未来を見なさいと
誰かは言う。



だけど私たちは、今目の前に立ちはだかる現実についていくのに必死で。

追いかけるのに精一杯で。


1日の、たった1日の売り上げを競い合う。

⏰:08/11/11 11:38 📱:W62H 🆔:☆☆☆


★コメント★

←次 | 前→
↩ トピック
msgβ
💬
🔍 ↔ 📝
C-BoX E194.194