Are you happy now? By ヒロト
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#236 [ヒロト]
「彩矢ちゃんが自殺ね…
時期的にもそうね…」

女は一人ぶつぶつ言った。

「あなたは彩矢とはどんな
関係の方なんですか?」

「自己紹介いるよね…。
私は彩矢ちゃんの保護者?
みたいなものなのかな…
名前は里菜。里菜さんで
いいからね?」

⏰:08/12/20 00:05 📱:SH704i 🆔:0OCNQZjQ


#237 [ヒロト]
里菜さんは鞄から
タバコを取り出して
ゆっくり火をつけた。

「彩矢はねお母さんが
いないのよ。」

「お母さんがいない?」

里菜さんは俯きながら
少し歯を食いしばってた。

「彩矢は三歳の時にね
ガンで亡くなったの」

⏰:08/12/20 00:09 📱:SH704i 🆔:0OCNQZjQ


#238 [ヒロト]
「でも親父さんいるなら…」

「……親父さんとはね
彩矢が生まれる前に
離婚して生きてるかさえ
わからない状況でね。」
 
黙り込む俺。
 
「そんなとき彩矢の祖母が
彩矢を引き取ったのよ。
祖母のヘルパーしてたあたしは
彩矢の面倒もみてたの」

「そ……だったんだ。」

⏰:08/12/20 00:14 📱:SH704i 🆔:0OCNQZjQ


#239 [ヒロト]
「あたし小さい時から
一人暮らししてたりして
なんか彩矢には変に
近親感湧いて可愛いがって」

彩矢はあんなに明るい。
でも家庭?環境が複雑で
俺は理解しにくかった。
いや…出来てなかったんだ。

「彩矢は祖母が死んでから
私が責任持って預かったの。」

⏰:08/12/20 00:18 📱:SH704i 🆔:0OCNQZjQ


#240 [ヒロト]
話は途切れた時に
俺が今頭にある疑問を
里菜さんに打ち明けた。

「どうして俺にそんな話?」

「彩矢があなたに心を
開いたからかな・・・」

「俺に心を開いた?」

俺は嫌われてるはずなのに
意味がわからない。

⏰:08/12/20 00:21 📱:SH704i 🆔:0OCNQZjQ


#241 [ヒロト]
「意味わからないか……
まぁ別にいいんだけどね」

・・・・よくねぇ〜よ!!

「あの……えっーと俺って
どうしたらいいんでしょ?」

「好きにしたら?」

里菜はタバコを吸いながら
窓側に煙をはなってる。

いつ頼んだのかわからない
ホットミルクティーが二つ
湯気をたつのを俺はみながら

「言われなくても」

⏰:08/12/20 23:29 📱:SH704i 🆔:0OCNQZjQ


#242 [ヒロト]
と冷たく言い放った。

「ミルクティー飲みなさい」
 
何でこいつ全ての言葉が
命令系なんだ?
彩矢はこいつの影響で
あんな生意気なったんか?
 
「いただきます……」

ゴクゴク生温いミルクティーを
勢いよく飲んだ。
里菜は俺を睨むよいに
ずっと見つめている。

⏰:08/12/20 23:34 📱:SH704i 🆔:0OCNQZjQ


#243 [ヒロト]
「ねぇ……?一つだけ
お願いがあるんだけど」

急に真剣になるから
俺は少し息を飲み込み

「なんですか?」

と答えたんだ。

「彩矢を一人にしないで」

初めて聞いた時
俺はこの言葉の深さを
全然わかってなかった。

⏰:08/12/20 23:37 📱:SH704i 🆔:0OCNQZjQ


#244 [ヒロト]
喫茶店に入ってそろそろ
二時間がたつぐらいの時に

「もう行ってきな。
彩矢バイト終わるよ。
んではいっ♪コレ」

里菜さんは名刺を俺に渡した。
名前と電話番号が書いてる
小さめの可愛いふちの名刺。

「あっどうもです。
あとありがとうございました。」

何故か御礼を言いたくて
俺は少し目線をずらし
里菜さんにいった。

⏰:08/12/20 23:42 📱:SH704i 🆔:0OCNQZjQ


#245 [ヒロト]
俺は財布から五百円を
取り出しテーブルに置いた。

「・・・何?コレ?」

里菜さんは驚いたように言う。

「ミルクティー代です。」

「馬鹿っ!!いいって…
年下に出させないわよ。
直しときなさい。」

五百円を俺の手におく。
俺はでもとかいいつつ
五百円を握った。

⏰:08/12/20 23:46 📱:SH704i 🆔:0OCNQZjQ


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