Are you happy now? By ヒロト
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#63 [ヒロト]
あん時俺の目の前には
『死にたい』言いながら
泣き崩れる女がおるのに
俺は何もできひんかった。
俺はまだ15歳やった。
世間や大人は俺の事をまだ
『子供だ』というけれど
俺は自分を大人や思ったし
何でも一人出来るしとさえ
思ってた時期やったな。
でも女をただ見てるだけ
突っ立ってるだけしか
できひん俺はまだガキやった。
変なでかいプライド抱えた
糞生意気なアホガキや。
:08/12/05 00:39
:SH704i
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#64 [ヒロト]
「しゃーないやろ?きっと…」
「・・・・・・・・。」
「人が目の前で死のうと
しとったら誰だって普通
何もできひんもんやって…
お前は助けたやん。
少なくともお前は女を
必死に抱きしめたんやろ?
立派な事したやん!!」
:08/12/05 00:43
:SH704i
:/OWmpQUo
#65 [ヒロト]
俺は泣きそうな声を
必死に噛み締めながら
「でも俺は何もできひんねん」
その言葉を何度も何度も
狂ったように繰り返してた。
「じゃ俺教室戻るわ…
次の国語だし俺日数ちょっと
やばい感じだからな!!」
そう言い残し出ていくみく。
:08/12/05 00:48
:SH704i
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#66 [ヒロト]
空が青い。雲が白い。
今日も空の下で人は
笑ってる人もおったら
泣いとる人もおるやろ。
なぁあんときの女?
俺さぁアホやからかな?
お前の声と姿は覚えてんのに
肝心の顔が薄れてわからん。
俺は屋上で寝転んだまま
久しぶり深い眠りに着いた。
みくに話したせいか
すごい楽になってん。
:08/12/05 00:54
:SH704i
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#67 [ヒロト]
――スタジオ
『ぎゃ〜ははははっ
きゃはっ…ふぇっ……
げほっ…ごほごほ…』
・・・・・・・・。
そんなむせるほどに
笑わなくても…
「たくや大丈夫か?
にしてもお前最強だな!」
俺の頭をぐしゃぐしゃと
ベースの和明(カズアキ)さんが
笑いながら乱す。
:08/12/05 12:52
:SH704i
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#68 [ヒロト]
「ちょっと…何がそんなに
面白いんですかっ!?
皆さんひどいですよ!
俺は真剣に書いたのに…」
たくやさんは立ち上がり
真剣な顔で口に出して
一枚の髪を読み初めた。
「Yeah…I Love YOU〜♪
愛してるZE★お前を!!
胸ドキドキ心臓バクバク
俺はもうお前に夢中さぁ!
いっ…しょ・・・」
「おいーたくや笑うなよ!!
そこから盛り上がって〜」
『愛のためCHACHACHA
お前のためにYeahYeah
愛の炎が燃えてるZE★』
:08/12/05 13:01
:SH704i
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#69 [ヒロト]
「もうやめて下さい〜
本当にやめて下さい〜
あぁーやめて下さいっ!!」
皆が笑ってる理由…
それは下手くそすぎる
嫌…昔すぎるほどくさい
俺の作詞した歌だった。
「やばいわぁ〜これっ!
俺の笑いのツボをちゃんと
わかっとるやんか!!」
たくやさんが紙を見ながら
まだ笑い続けている。
人間をこれほど憎んだ事
ないぐらい憎い…
:08/12/05 13:07
:SH704i
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#70 [ヒロト]
「いいか〜?ヒロト
歌っていうのはだな?
ヴォーカルつまりお前が
そのキモチ入らないと
全然ダメなわけだよ?」
「・・・・・・はい。」
「だからお前のキモチを
書いてほしいわけ…
こんなネタじゃなくて」
・・・それは断じて
ネタではないんですが…
:08/12/05 13:10
:SH704i
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#71 [ヒロト]
「まぁ〜こんなんはな
練習と経験と気持ちや!!
失敗したり下手でええ。
書く事止めたらあかんで?」
優しい和明さんの言葉。
俺は諦めんと書こうって
そん時ちゃんと決めた。
「にしてコレどないする?」
和明さんがたくやさんに
紙を渡しながら聞いた。
:08/12/05 13:15
:SH704i
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#72 [ヒロト]
「スタジオ張っとこか!」
たくやさんの一言に反応し
俺はすぐたくやさんの手から
紙を奪い取った。
「ダメです!!許しません!!」
「せっかくの記念が…」
:08/12/05 13:17
:SH704i
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