うまく言えない
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#22 [サな]
「は?まじでー?」
「まじまじ。付き合っとられんもん」
「じゃあアド交換しよー」
「えーよえーよ」
そのアドを交換した男は悠真<ゆうま>。
金に近い髪に整った顔立ち。
少し七瀬に似てたかな。
:08/12/04 22:28 :D905i :☆☆☆
#23 [サな]
悠真にアドを教えた日から
悠真から紹介がよく来るようになった。
その悠真からの友達からも紹介がきて
男のアドは七瀬だけだったのが
あっと言う間に30人を超した。
その中の何人とも遊んだ。
世で言うヤリマンかな。
でも別に何も思わなかった。
だって自分の体だし
他の人にどーとか言われてもねw
:08/12/04 22:34 :D905i :☆☆☆
#24 [サな]
そのときは何も思ってなかったけど
後悔する日が来ることになる。
まだまだ先の話ではあるけど。
:08/12/04 22:36 :D905i :☆☆☆
#25 [サな]
そんな感じでずるずる続いて
あっという間に3年の後半。
七瀬と付き合って2年過ぎた。
七瀬は高校受験すらせず
現場職に就くと言った。
うちは隣の市の高校に行くことになった。
:08/12/05 00:35 :D905i :☆☆☆
#26 [サな]
バカで誰でも入れるような高校。
でも高校は出ておきたいし
そこに通うことになった。
七瀬とは、けじめつけよう
ってことで、卒業式の日に別れた。
七瀬がいなくなったらいなくなったで
寂しいと思う自分がいた。
なんだかんだで好きだったんだよね。
:08/12/05 00:38 :D905i :☆☆☆
#27 [サな]
高校に入ってから
イメチェンしようと思って
髪を黒くしてストレートにして
メイクも変えた。
ギャルって雰囲気だったけど
清楚っぽくしてみた。
隣の市だから中学一緒の人が
少ししかいなかったんだけど
その人たちはびっくりしてた。
:08/12/05 00:42 :D905i :☆☆☆
#28 [サな]
でも、世の中うまくいかないもんで
同じクラスに悠真がいた。
「紗奈!?」
「うわ、悠真じゃん」
「何その格好」
「ん?イメチェン笑」
「似合わねー!笑」
:08/12/05 00:44 :D905i :☆☆☆
#29 [サな]
ほっといてくれって思いながら
自分の席に着いた。
「ねえ、あの人と知り合い?」
隣にいた金髪のねーちゃんに
話しかけられた。
「うん。まあ」
「中学一緒とか?何中?」
「うちは2中で悠真は3中」
「まじかあ!M市よね?」
:08/12/05 00:48 :D905i :☆☆☆
#30 [サな]
「うん。M市。てか名前は?」
「うちは志乃!K中よー。名前は?」
「紗奈。よろしくね」
そんなことを話ながらHRが終わった。
「ねぇ紗奈、思い出したけど、紗奈って七瀬君の彼女?」
うわ…最悪
:08/12/05 00:51 :D905i :☆☆☆
#31 [サな]
「まあもう別れたけどね」
「別れたん!?てかやっぱ七瀬君と付き合っとったんよなあ!?うち紗奈のことみたことあるよ!よくM駅におらんかった?てかイメージ変わったよなあ?」
「うん。M駅溜まり場みたいなもんだったし。七瀬と別れたしせっかくやしイメチェンしてみた笑」
「まじかー!ま、仲良くしてなあ」
この志乃との出会いで、うちは曜が出会うことになる。でもまだまだ先。
:08/12/05 00:57 :D905i :☆☆☆
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