うまく言えない
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#451 [紗奈]
「紗奈!!!???もしもし!?」

「…志乃」

「あんた何してんや!!…今から家行くから」



志乃は電話を切ってしばらくして家に上がり込んできた。



「お前みんなどんだけ心配しとったと思いよんや!!何があったんか知らんけどいい加減にしいや!!!」

⏰:09/03/20 01:05 📱:D905i 🆔:☆☆☆


#452 [紗奈]
「ごめん…」

「何があった?」

「真人がおらんくなった…どこにおるかわからんなったって…」

「…ほんまに?」

「うん。うちどーしたらいいん」

志乃は多分必死にかける言葉を考えたんだと思う。

でも、何を言ったらいいかなんてわかるわけない。

志乃は黙ったままうちを抱き締めてくれた。

⏰:09/03/20 01:13 📱:D905i 🆔:☆☆☆


#453 []
最後まで頑張ってください

⏰:09/03/22 01:00 📱:N906imyu 🆔:LsECoCVM


#454 [紗奈]
ありがとうございます
更新遅くてすみません

⏰:09/03/25 14:23 📱:D905i 🆔:☆☆☆


#455 [紗奈]
しばらくして少し落ち着いた。


「真人がおらんくなったよ‥」

「うん」

「嫌だよ…忘れるとか無理やよ‥」

「今すぐは無理かも知らん、でもな、ずっと真人君のことばっかり考えやっても仕方ないやん。冷たい言い方かもしらんけどさ‥真人君は帰って来んのやよ。あんた大学だって行くんやろ?もしかしたら、真人君○○県行ったかもしらんよ。卒業せないかんやろ?学校おいで」

⏰:09/03/25 14:36 📱:D905i 🆔:☆☆☆


#456 [紗奈]
変な期待させんなやって思った。

でも、このままこうしてても意味ないんだよなって思った。

結局は前に進まないといけないんだから、ずっとうじうじしてても仕方ない。


うち自身もこんな性格で良かった。

忘れられたわけじゃない。まだ好きだった。でも、真人とは会えないんだから仕方ないんだ…。

⏰:09/03/27 05:03 📱:D905i 🆔:☆☆☆


#457 [紗奈]
それからうちはしっかり学校に行き、できるだけちゃんと6時間授業を受けた。

そしてきちんと家に帰るようにもなった。



そんなある日、曜からの着信。


あれから曜とはちょいちょい連絡を取っていた。

良い友達としてだけど。

⏰:09/03/31 00:31 📱:D905i 🆔:☆☆☆


#458 [紗奈]
「おい!何しよるか?」

「普通に学校やしな〜」

「真面目に行きよるか?」

「あたまえやーん」

「なら学校終わったら迎え行くから飯食い行こや!」

「ほんまに!?なら焼き肉なッ」

「少しは女の子らしくイタリアンレストラン♪とか言ってみろや!笑」

「焼き肉の気分なんやし!」

⏰:09/03/31 00:46 📱:D905i 🆔:☆☆☆


#459 [紗奈]
「わかったわかった。じゃあまた後でな」


そんな感じであれ以来久しぶりの対面。

授業が終わって校門前に行くと曜の車。


うちは助手席に乗り込んだ。


「元気そーやん」

「空回りやよ(笑)」

⏰:09/03/31 00:54 📱:D905i 🆔:☆☆☆


#460 [紗奈]
それから焼き肉食べてドライブ。

久しぶりの曜。

やっぱり曜といるのは楽しかった。







それから冬休みになり、3学期が始まり、あっと言う間に自由登校、そして卒業式が終わり、引っ越しの日が来た。

⏰:09/03/31 01:11 📱:D905i 🆔:☆☆☆


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