うまく言えない
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#160 [サな]
「いやいや、何で19歳とかが曜の代わりに殴るん?あんたまだ17やん」
「俺の家庭事情と今までの行いもあって慕われとんの。俺の父さんも母さんもヤバいから。やけどそれで俺が調子乗らずにうまくやってきたことによってこうなっとる。誰かがボコされて帰ってきても俺が指示せなみんな動かんのよ。それでやり返したら俺が感謝されるってゆーパターンみたい。ま、俺は喧嘩売りにも行かんし基本何もせんのやけどな。連絡入ったら指示するだけ」
「一番タチ悪いやん 笑」
「まあみんな何だかんだで楽しんどるしええんやない?」
:08/12/11 21:29 :D905i :☆☆☆
#161 [サな]
こいつを敵に回したら怖いと思った。
そりゃあ七瀬もやられるわな。
それからうちらは家に戻って寝た。
男と女が1日一緒におって、何もせんって考えられんかった。
でも、本当に何もない。
普通に一緒に寝るだけだった。
:08/12/11 21:34 :D905i :☆☆☆
#162 [サな]
朝、また同じ時間に携帯の目覚ましが鳴る。
「曜〜仕事やろ〜?」
「んー。」
「起きや」
「嫌や〜」
また曜は抱きついてきた。
ほんまに可愛いと思ってしまう。
:08/12/11 22:36 :D905i :☆☆☆
#163 [サな]
「嫌や〜じゃないわ!」
「ん〜」
うちはムカついて曜の鎖骨をおもいっきし噛んだ。
「いッ…何しよんや!?」
「起きた?」
「…起きた」
「てか志乃からメール来て心配しよるってゆーか寂しいみたいやからうち今日は帰るからな」
:08/12/11 22:40 :D905i :☆☆☆
#164 [サな]
「嫌や…」
「何で?」
「紗奈があっち帰って七瀬に会って何されるかわからんって考えたら嫌や」
「…でもそんなん言うてもうちの家はM市やもん。」
「わかっとるけど…。せめて夏休みの間はおってほしいんやんか」
「んなら志乃ここに呼んでもいい?」
「うん。いいで」
そんな話をして曜は仕事に出た。
:08/12/11 22:44 :D905i :☆☆☆
#165 [サな]
うちは志乃に電話をかけた。
「もしもし?あんた何しよん?」
「今、曜んちおる〜」
「は?まじで?」
「後でいろいろ説明する。曜がM市帰ったらだめって言うから今からH市来れん!?」
「うん。ええで。なら行くわあ」
電話を切ってうちは準備してから駅に向かった。
:08/12/11 22:48 :D905i :☆☆☆
#166 [サな]
「お、紗奈ちゃんやん」
家を出てすぐのところに昨日の19歳の人がいた。
「…えーっと名前…」
「佳基<よしき>」
「佳基さんか。」
「おう。どこ行くん?」
「駅に友だち迎えに」
「送るよ」
:08/12/11 23:18 :D905i :☆☆☆
#167 [サな]
「いや、いいですよ!」
「紗奈ちゃんに何かあったら俺が曜におこられるやん」
「あ〜じゃあお言葉に甘えて」
佳基さんは曜の家の近所に住んでいるらしい。
「曜があそこに女連れてきたの初めてだったで」
「そうなんですか?」
「そんだけ紗奈が大切なんやん」
…ちょっと嬉しかった。
:08/12/11 23:23 :D905i :☆☆☆
#168 [サな]
駅に着くと志乃がいた。
「佳基さんありがとう!」
「送って帰らんで大丈夫か?」
「はい。大丈夫です」
そういうと佳基さんは手を振って帰って行った。
:08/12/11 23:25 :D905i :☆☆☆
#169 [サな]
「あんた曜くんちに居候?」
志乃が言った。
「居候っていうか…」
うちはここ何日かであったことを全部志乃に話した。
「いいんやない?それで。まあ一緒におって手出してこんのも男としてどーかと思うけどな!笑」
「え〜」
「ま、そんだけ大事にされとるゆーことやろーて」
:08/12/11 23:28 :D905i :☆☆☆
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