『永遠』-forever-

私達が出会ったのは
桜が舞い散る季節｡

初め､あなたには
私じゃない大切な人がいた｡

この時はまだ私も
別に"好き"とか
そんなのなかった｡

"かっこいいな"と
思ったことは秘密(笑)｡

あなたは､私の兄の友達だった｡
だから出会った｡
いや､違う｡

─出会えたんだ…｡

02回目に会った時｡
私はあなたに相当
おちょくられて腹が立ってた

この時は好きになるなんて
思ってもみなかった｡

03回目会った時｡
この時にあなたの
優しさ､性格を知った

この時に私は恋と言うものを
してしまった…｡

あなたはとてもとても優しかった｡
そして､とっても可愛かった｡

遊んでる時に聞いたのは
あなたはもう大切な人と
終ったってこと…｡
正確には終わりを告げたと
言うこと…｡

遊び終わっても私は
あなたが頭の中から
消えることはなかった｡

消えるどころか
頭の中があなたで
いっぱいになってたよ｡

遊んだ日からの四日後｡
私は……気持ちを｡
好きって言う気持ちを
あなたに告げた｡
口で言えなくてメールだった｡
メールが返ってきて
何分か経っても
それを見れずにいた臆病な私｡

見るのが…怖くて｡
だめなんじゃないかと思うと手が震えて｡

でも見なきゃって思い私は
心臓の音が高鳴るのを感じながらも
そっとメールを見た…｡

…返事は【考える】だった｡

だめなんじゃないか
って不安がまた頭の中に
でてくる｡

私は震える手で
【ありがとう】
と一言メールを送った｡

この時はありがとう｡
こんな私のために
頭を使って考えてくれて｡

本当にありがとう｡

数分後､メールが返ってきた

私は見るのがとても怖かったけど
後悔はしていなかった

そして震えが止まらない手で
受信BOXをひらいた…｡

返事を見た瞬間顔が自然と
笑顔になった｡

返事は【ＯＫ】とのこと｡
私は嬉しくて嬉しくて
たまらなかったよ｡
でも条件付きだった…｡
それは､みんなに
付き合っていると言うことを
秘密にすること｡

私は正直嫌だった｡
もぅ今すぐにでも
自慢したくなったぐらぃだった｡

でも付き合えたんだから
私は"それぐらいなら"と
みんなに秘密にする
ことにきめた｡