好きだよ…ずっと(短編)
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#301 [ゆう]
>>263

遅くなったけどありがとう(*/ω\*)

⏰:09/01/31 22:12 📱:821N 🆔:☆☆☆


#302 [ゆう]
買い物を済ませて店の外に出ると荷物を乗せるコンパネの上におっちゃんは座ってお酒を飲んでいた。

『買い物終了!』

買ってきた袋を見せて

『ありがとう』

と一言お礼を言う。

『ああ』

おっちゃんはそう言うとまたお酒を飲み始めた。

あたしはおっちゃんの隣に座った。

この時のおっちゃんはすでに酔っ払い(笑)

呂律も微妙に回らなかった(笑)

⏰:09/01/31 22:16 📱:821N 🆔:☆☆☆


#303 [ゆう]
でも何かそれが可愛くておっちゃんの顔をじっと見つめる。

するとおっちゃんはあたしの方を向きいきなりキスをした…。

凄く長いディープキス…

あたしはいきなりの事にびっくりして目が点…

でも嬉しくてあたしもおっちゃんに舌を絡ませる。

『おぉ〜すげぇ』

あたし達の周りに居たお客さんがこっちを見て笑った。

⏰:09/01/31 22:22 📱:821N 🆔:☆☆☆


#304 [ゆう]
あたしは恥ずかしくなっておっちゃんのキス途中で止めた。

おっちゃんは不機嫌そうな顔をして

『嫌ならいいですぅ〜』

と一言。

⏰:09/01/31 22:24 📱:821N 🆔:☆☆☆


#305 [ゆう]
『恥ずかしいやんか//』

あたしは顔を真っ赤にして言う。

『はぁ?こん位普通だから!』

そう言っておっちゃんはあたしの手を取り歩きだす。

『そろそろ帰るか!』

『うん。』

時計を見ると12時だった。

⏰:09/01/31 22:27 📱:821N 🆔:☆☆☆


#306 [ゆう]
帰りはあたしが運転。

その意味にやっと気付いたあたし…(笑)


車を走らせると酔ってるおっちゃんはあたしの胸を揉み始める…

『危ないからぁ(;^_^A』

そう言うあたしの言葉なんて聞かないでおっちゃんはあたしの服のボタンを下げる。

⏰:09/01/31 22:31 📱:821N 🆔:☆☆☆


#307 [ゆう]
諦めておっちゃんのしたいようにさせとく。


暫くするとおっちゃんの手が止まった…

寝てる…(笑)

酔ったおっちゃんは車の中で爆睡。

あたしは赤信号で車を止め自分の来ていたコートを脱ぎおっちゃんに掛けた。

⏰:09/01/31 22:33 📱:821N 🆔:☆☆☆


#308 [ゆう]
おっちゃんのアパートに着いて荷物を下ろす。

部屋の鍵もあたし持ち。

荷物を運んでおっちゃんを起こす。

⏰:09/01/31 22:37 📱:821N 🆔:☆☆☆


#309 [ゆう]
『おっちゃん…着いたよ』

助手席のドアを開けておっちゃんを揺する。

『……』

起きない…

『おっちゃん!起きて!』

『ん…』

『着いたから起きて…』

それからおっちゃんを起こすまでに20分を要した。

⏰:09/01/31 22:41 📱:821N 🆔:☆☆☆


#310 [ゆう]
おっちゃんが降りて車の鍵を締める。

階段を上る。

おっちゃんの前を歩くあたし。

するとおっちゃんは何を考えたか階段の壁にあたしを押し付けいきなりキスする…

『んッ…』

そのキスは徐々に下に下がり首筋に下りてくる。

おっちゃんはあたしの首筋にキスマークを付けた。

⏰:09/01/31 22:48 📱:821N 🆔:☆☆☆


#311 [ゆう]
しっかりと見える位置に…

そしてそれを見ておっちゃんは満足気な顔をして部屋に入る。

⏰:09/01/31 22:50 📱:821N 🆔:☆☆☆


#312 [ゆう]
部屋に入るとおっちゃんはいつものソファーに横になった…。


あたしは隣の部屋から毛布を持ってきておっちゃんに掛けた。

⏰:09/01/31 22:54 📱:821N 🆔:☆☆☆


#313 [ゆう]
夜勤あけであそこまで飲みゃ酔いが回るの早いわな…

ぶつぶつ言いながら買ってきた物を冷蔵庫に入れる。

それが終わってお風呂に入りその日に入っていたコンパニオンの仕事に向かった…

⏰:09/01/31 23:26 📱:821N 🆔:☆☆☆


#314 [ゆう]
デリが出来ない分知り合いに紹介してもらったコンパニオンで生活費を稼いでいた。

コンパニオンで働く事をおっちゃんに話したら渋々了解してくれた。

だから尚更キスマークを付けたんだと思う。

⏰:09/01/31 23:29 📱:821N 🆔:☆☆☆


#315 [ゆう]
スーパーじゃないからそんなにはもらえないけど繋ぎにはなってた。


コンパニオンの仕事につくと、飲んでる席のオヤジ連中の格好の的になった。

⏰:09/01/31 23:33 📱:821N 🆔:☆☆☆


#316 [りー]
-
頑張って下さい
-

⏰:09/01/31 23:33 📱:F703i 🆔:☆☆☆


#317 [ゆう]
キスマークを見て喜ぶオヤジ…

『昨日やってきたのか(笑)』

からかわれる。

『ここ来る前にやってきた(笑)』

仕方なく話に乗る。

2時間の仕事を終えて家に帰る。

⏰:09/01/31 23:35 📱:821N 🆔:☆☆☆


#318 [ゆう]
おっちゃんが隣に居ないと妙に不安に刈られるようになっていた。 

1人で部屋に居ると色んな事を考えて最終的にはおっちゃんの事もネガティブに考えてしまう…。

⏰:09/01/31 23:55 📱:821N 🆔:☆☆☆


#319 [ゆう]
り−さん(*/ω\*)

ありがとうございます
☆ヽ(▽⌒*)

⏰:09/02/01 07:40 📱:821N 🆔:☆☆☆


#320 [ゆう]
本当はあたしの事なんてセフレ位にしか思ってないんじゃないか…

だから1度も好きとか愛してると言ってくれないんだろうとか…

⏰:09/02/01 07:42 📱:821N 🆔:☆☆☆


#321 [ゆう]
少し考えれば自分の間違いに気付くのにその時のあたしにはそんなプラス思考なんてなかった…

この頃のあたしはいつの間にか

『所詮あたしはデリ上がりだし…』

が口癖になっていた。

⏰:09/02/01 07:44 📱:821N 🆔:☆☆☆


#322 [ゆう]
あたしがデリをしていた事を知ってる人間は少ないがあたしが兄貴のように慕っていた相談役のやっちゃんはいつもそんなあたしに 
『そ−ゆ−考えはダメだ』
と諭してくれてた。

⏰:09/02/01 07:47 📱:821N 🆔:☆☆☆


#323 [ゆう]
『やっちゃん…仕事やめたいんだけどさぁ…上が怖いんだよね…』


やっちゃんはそれを聞くと
『可愛い妹の為だもんな。俺がなんとかしてやるよ♪』

そう言ってくれた。

やっちゃんは大工の棟梁。 

背中に刺青びっちりの元やくざ…

年も34とおっちゃんと変わらない。

⏰:09/02/01 07:49 📱:821N 🆔:☆☆☆


#324 [ゆう]
バツイチで子供も奥さんに渡して今は1人。

おっちゃんと同じ札幌出身。

だからやっちゃんはおっちゃんの気持ちを多少分かっていておっちゃんについて分からない事があるとやっちゃんに相談していた。

⏰:09/02/01 07:51 📱:821N 🆔:☆☆☆


#325 [ゆう]
やっちゃんは

『バックの頭の名前教えろ』

と言った。

『οοοだよ』

あたしは分かってる範囲で教えた。

『話…俺が付けてやるよ。』

⏰:09/02/01 07:53 📱:821N 🆔:☆☆☆


#326 [ゆう]
顔の広いやっちゃんにとっては簡単な事らしい。


でも…あたしは頼まなかった。

自分の力で這い上がりたかったから。

⏰:09/02/01 07:54 📱:821N 🆔:☆☆☆


#327 [ゆう]
おっちゃんとのメールのやり取りの中でちょくちょく喧嘩になってた。

ネガティブ思考のあたしにおっちゃんが怒るっていうしょうもない喧嘩…。

⏰:09/02/01 07:56 📱:821N 🆔:☆☆☆


#328 [ゆう]
『おっちゃんはあたしの事どう思ってるん?あたしはおっちゃんが好きだから傍に居るのに…どうせあたしはセフレ位でしか見られてないんだよね…所詮デリ上がりだし…。』

⏰:09/02/01 07:57 📱:821N 🆔:☆☆☆


#329 [ゆう]
初めておっちゃんに言った言葉…。

不安に不安が重なって出た言葉…

1日置きに会っても毎日顔見ても不安でしょうがなかった。

依存してた…おっちゃんに…

⏰:09/02/01 07:59 📱:821N 🆔:☆☆☆


#330 [ゆう]
『過去だろ…過去をとやかく言ってもしゃ−ないだろ。セフレだと思ってなかったら飯も食わせないし家に泊めたりもしないから』


と言われる。

それでも不安だった。

愛されてない…愛してくれるわけない…

だってあたしデリ上がりだもん…

頭の中はそれしかなかった。

⏰:09/02/01 08:02 📱:821N 🆔:☆☆☆


#331 [ゆう]
訂正

セフレだと思ってなかったら

じゃなくて


セフレだと思ってたら

⏰:09/02/01 08:03 📱:821N 🆔:☆☆☆


#332 [ゆう]
消したい過去…

でも消せない過去…

変えたい自分…

でも変わらない自分…

凄い葛藤があった。

⏰:09/02/01 08:04 📱:821N 🆔:☆☆☆


#333 [ゆう]
そしてあたしはおっちゃんに

『こんな過去を持ってるあたしと付き合わない方が良い…周りにバレたらおっちゃんの名前に傷が付く…。』


おっちゃんはそのメールに

『何で?』

と一言。

⏰:09/02/01 08:06 📱:821N 🆔:☆☆☆


#334 [ゆう]
『当たり前じゃん…デリやってたのバレたらおっちゃん周りに何言われるかわからないよ…所詮あたしがデリ上がりなんだからしゃ−ないよ。あたしには人を愛する権利も愛される権利もないんだから…』

と送った。

⏰:09/02/01 08:08 📱:821N 🆔:☆☆☆


#335 [ゆう]
するとおっちゃんからメールがきた…

『んじゃ俺は所詮ムショ上がりか…』


……言葉に詰まる…

ムショって…おっちゃん刑務所入ってたん…?

⏰:09/02/01 08:10 📱:821N 🆔:☆☆☆


#336 [ゆう]
言わせちゃいけなかった言葉…

おっちゃんの一番話したくなかった過去…

涙が溢れた…

傷付けた…おっちゃんを傷付けたあたし…

『ごめん…』

それしか送れなかった。

⏰:09/02/01 08:12 📱:821N 🆔:☆☆☆


#337 [ゆう]
その日あたしはおっちゃんに呼ばれた。


おっちゃんはとても真剣な顔であたしと向き合った。

『あのな…人には必ず過去がある。歩って来た足跡は自分じゃ消せないし。でもな…昔何してても今がきちんとしてれば良いことだろ…』

おっちゃんはあたしの目を見て話をする。

⏰:09/02/01 08:15 📱:821N 🆔:☆☆☆


#338 [ゆう]
『今をきちんと生きてれば過去を消すことは出来なくても過去に対して厚い幕を貼ることは出来る。そうすりゃどんな過去でも周りにとやかく言われない。』


『…』

あたしは黙ってその話を聞く。

『俺は罪を犯して法を破った。その償いはきちんとムショ暮らしと言う形で償った。お前のしてる事も法を破る事だけどこれからきちんと生活してきゃその罪も償える。』

⏰:09/02/01 08:19 📱:821N 🆔:☆☆☆


#339 [ゆう]
何かどっかの宗教みたいな話だったけどおっちゃんの話には説得力があった…。

これが更正した人の言葉なんだろうな…

そう思った。

⏰:09/02/01 08:21 📱:821N 🆔:☆☆☆


#340 [ゆう]
それからあたしは二度と
『所詮デリ上がり』

と言う言葉を使わないと約束をした。

そしてもう一つ…

二度とパキシルは飲まない…

リスカもしない…と。

⏰:09/02/01 08:22 📱:821N 🆔:☆☆☆


#341 [ゆう]
あたしは次の日お店に顔を出し店長と話し合いデリを辞めた。

店長は引き止めたけどあたしは二度とやらないと言った。

せっかくのおっちゃんの言葉を無駄にしたくなかったから…。

⏰:09/02/01 08:24 📱:821N 🆔:☆☆☆


#342 [ゆう]
気付けば12月も半ば過ぎ…

世間ではクリスマス…。

あたしとおっちゃんはイヴを一緒に過ごした。

仕事だったから夜だけ…。

夜中の12時に体を重ねる…

イベントの時にセクスをするのは何かいつもよりとても嬉しかった。

⏰:09/02/01 08:27 📱:821N 🆔:☆☆☆


#343 [ゆう]
『今年も終わりだね…』

おっちゃんの腕枕の中であたしは呟く…

『今年は色々ありすぎて疲れた…。』

あたしは愚痴っぽくおっちゃんに言った。

おっちゃんは黙って聞いてた。

⏰:09/02/01 08:28 📱:821N 🆔:☆☆☆


#344 [ゆう]
4月…元彼…楓と知り合い8年同棲してた彼と別れ楓の元に行った。

そしてアパートを借りて1人暮らしを始めた…。


5月…元彼と喧嘩しながらも一緒に過ごしたゴールデンウィーク。

6月…ヤクザになりそうな楓を必死に止めてた…

⏰:09/02/01 08:31 📱:821N 🆔:☆☆☆


#345 [ゆう]
7月…段々夏に近付き…楓がマリファナに手を染めた…

8月…一生楓を愛すると誓い刺青を入れたあたし…
そして…デリを始めた…。

9月…昼間の仕事を辞めてデリ一本にした…。
楓に別れを告げたのはこの時だった…。

⏰:09/02/01 08:34 📱:821N 🆔:☆☆☆


#346 [ゆう]
10月…楓と切れるわけじゃなく楓が覚醒剤に溺れて行くのをじっと見つめてた…。

そして11月…

おっちゃんと知り合って楓の存在を自分の中から消した…。

12月…イブの夜一緒に過ごしずっと一緒に歩いていこうと改めておっちゃんと誓いあった…。

⏰:09/02/01 08:37 📱:821N 🆔:☆☆☆


#347 [ゆう]
気付けば大晦日。

正月シーズンになるとうちの家族は親戚の家に泊まりに行く。


あたしは…と言うとおっちゃんの家に居候。

おっちゃんの仕事の休みに合わせて。

⏰:09/02/01 08:38 📱:821N 🆔:☆☆☆


#348 [ゆう]
正月はどこにも行く気なかったから2人で早めに買い出しに行く。


お酒…食べ物…しこたま買い込んだ。

⏰:09/02/01 08:40 📱:821N 🆔:☆☆☆


#349 [ゆう]
『来年は良い年になるといいな。』

あたしはおっちゃんに言った。

『悪い事さえなきゃ別に普通で良いよ。』

おっちゃんは笑った。

手を繋いで買い物をする…

手を繋いで歩く…

ずっとこの手を離さないよ…。

ねぇおっちゃん…愛してるよ…。

おっちゃんの背中にあたしはそっと話し掛ける。

絶対この手が離れる事ないようにって願いを込めて…

⏰:09/02/01 08:44 📱:821N 🆔:☆☆☆


#350 [ゆう]
賀正☆ヽ(▽⌒*)


新しい年の幕開け…。

今年はどんな年になるのかな…?

何てベッドの中で考える。

隣にはおっちゃん…。

ホッペにキスをしてベッドから起き上がる。

カーテンを開け窓から顔を出して深呼吸…。

⏰:09/02/01 08:47 📱:821N 🆔:☆☆☆


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