好きだよ…ずっと(短編)
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#451 [ゆう]
おっちゃんに行ってきますメールを送り初出勤。

久々の仕事に疲れはあったけど楽しかった。


あたしはおっちゃん家から現場が近いとおっちゃん家から通った。

いつの間にか
『行ってきます。ただいま。』

が口癖になってた。

⏰:09/02/03 12:14 📱:821N 🆔:☆☆☆


#452 [ゆう]
それから何日か経った頃あたしは仕事を終えておっちゃん家に行った。

次の日の現場はおっちゃんの家から30分の場所だったけど警備会社の事務所に車を置いて相乗りだったからおっちゃんの家を1時間前に出るようになった。

⏰:09/02/03 12:16 📱:821N 🆔:☆☆☆


#453 [ゆう]
その日はおっちゃんの所の給料日で飲みに行こうって前から約束していた。


『おっちゃん聞いてよ!明日の現場οο市なんだけどさ…』

現場は分からなかったが現場のある市だけは教えてもらってた。

⏰:09/02/03 12:19 📱:821N 🆔:☆☆☆


#454 [ゆう]
『どうした?』


『現場7時だってさ…おっちゃんの家からならおっちゃんと同じ6時半に出れば間に合うのにさ。事務所で相乗りだからそっちに6時だって…』

5時過ぎには起きないと間に合わない。

⏰:09/02/03 12:20 📱:821N 🆔:☆☆☆


#455 [ゆう]
『大分早いな…7時開始っちゃ。何の仕事だ?』


『分かんない。ただοο市に行くからって言われただけ…』

『俺もοο市の現場やってるけどお前のとこの事務所からじゃ場所に寄り切りだけど1時間はかかるもんな。』

『そうだよね…面倒臭い…』

⏰:09/02/03 12:23 📱:821N 🆔:☆☆☆


#456 [ゆう]
珍しく愚痴ってみる。


『まぁ仕事だかんな。しゃ−んめ。』


おっちゃんはお酒を飲みながらあたしを諭す。


『うん…。』

『一緒に行く人は出来る奴なのか?』

『分かんない…けど煩い現場だったら嫌だなぁ…』

⏰:09/02/03 12:25 📱:821N 🆔:☆☆☆


#457 [ゆう]
とにかく珍しくぼやきまくるあたし。

おっちゃんはそれを黙って聞いてくれた。


『でも明日はおっちゃんと同じ市に行くなら何か嬉しいや。』

あたしは笑った。

『何でだ?』

『少しでも近くに居れるから…。』

『うわっ!キモっ!キモっ!』

おっちゃんはそう言ってコップに入ってた日本酒を全部飲み干した。

⏰:09/02/03 12:27 📱:821N 🆔:☆☆☆


#458 [ゆう]
次の日の朝が早い事を考慮してその日は早めに切り上げておっちゃんの家に帰った。


お風呂に入ってHする間もなく2人で爆睡した。

⏰:09/02/03 12:29 📱:821N 🆔:☆☆☆


#459 [ゆう]
携帯のアラームで起きる。

おっちゃんも時間を合わせて同じ時間に起きてくれた。

『なぁおっちゃん…今日は仕事遅いん?』

隙あれば泊まりに行きたいあたし。

『今日はどうだべなぁ〜7時か8時には終わると思うぞ〜』

『分かった。仕事終わったらメールするね。』


『ああ』

⏰:09/02/03 12:31 📱:821N 🆔:☆☆☆


#460 [ゆう]
あたしは行ってきますのキスをしておっちゃんの家を出た。

会社までは30分。

朝早いから道路もすいていた。

会社に着くと1台の車が止まってた。

⏰:09/02/03 12:33 📱:821N 🆔:☆☆☆


#461 [ゆう]
『おはようございます!』
とりあえず元気良く挨拶をしてみる。

すると中から30歳位の男の人が出てきた。

『おはよぉ−っす』

頭にバンダナを巻いたその人はやたらとテンションが高かった。

⏰:09/02/03 12:34 📱:821N 🆔:☆☆☆


#462 [ゆう]
年も近いせいか直ぐに仲良くなった。

車に乗るとあたしはとりあえず仕事の話を切り出した。

『今日は何の仕事なんですか?』


『今日は工場の中で作業車の誘導だよ。材料を卸す車の誘導。卸してる間少し片交だけど敷地内だし車もそんな来ないから出入りを見るような感じになるよ。』

『はぁ。わかりました。』

何かつまんない仕事…
やるなら忙しい現場の方が時間経つのも早いから良かったのにな…

⏰:09/02/03 12:38 📱:821N 🆔:☆☆☆


#463 [ゆう]
そんな事を考えていた。

『あ!そうだ!』

『何ですか?』 

いきなり言われてビックリしたあたし。

『俺は関田だよ。』

何だよ自己紹かよ…。

『あっ!あたしはοοです』

『下の名前で呼んで良い?その方が呼びやすい』

⏰:09/02/03 12:40 📱:821N 🆔:☆☆☆


#464 [ゆう]
あたしの苗字は誰に言っても呼びづらいって不評でいつも下の名前で呼ばれる。

『良いっすよ。』

『じゃあゆうちゃんで!』

馴れ馴れしいやつだな…
ちょっとイラっとしたあたし。

『後それから…』

『なんですか?』

⏰:09/02/03 12:42 📱:821N 🆔:☆☆☆


#465 [ゆう]
『現場なんだけど色んな業者入ってるから人は多いよ。んでそん中でも一人だけ特別うるさい監督みたいな人いるから気を付けてね。』


『あっわかりました。』


それからはくだらない話をしながら現場に向かった。

いつの間にか関田と言う同僚とも打ち解けてた。

⏰:09/02/03 12:44 📱:821N 🆔:☆☆☆


#466 [ゆう]
『そろそろ着くよ。』

関田さんが指差す場所には大きな工業会社があった。

『この中で建物を新しくしてるんだゎ。』

『へぇ凄いっすね』

そこの会社はとっても広かった。

⏰:09/02/03 12:45 📱:821N 🆔:☆☆☆


#467 [ゆう]
正門には看守が居て車のナンバーを控えたり色々大変だった。


時間は6時50分。

警備員用の駐車場に車を止め作業員達の居る事務所まで歩きで向かう。

⏰:09/02/03 12:47 📱:821N 🆔:☆☆☆


#468 [ゆう]
『ここで少し待ってて。』

関田さんに言われてその場で待機。


少し待つと関田さんは戻ってきた。

『現場は8時からだから車でゆっくりしてよ。』

『えっ…7時からじゃないんすか?』

『ここさぁさっき言ってたうるさい監督が居るのね…その人が7時すぎには着くからその前に来てないとうるさいんだよ…』

『なるほど…大変っすね。』

⏰:09/02/03 12:50 📱:821N 🆔:☆☆☆


#469 [ゆう]
『車で一服してよっか。』

そう言って車に戻る。

『朝礼もあるんですか?』

『あるよぉ〜ちゃんとラジオ体操あるし。話長いから1時間はやってるよ朝礼。』

『マジですか?それだけで嫌になりますね…。』

『それから今日は残業だと思うから覚悟しといて。』

『何時間すか?』

『8時か9時までだと思う…』

『・・・マジで?キツいっすね…』

⏰:09/02/03 12:53 📱:821N 🆔:☆☆☆


#470 [ゆう]
『ここは皆嫌がるんだよ…監督うるさいし。しかも監督が帰るまで警備員も居るようだからね…』

『えっ・・作業車誘導しちゃえば終わりなんじゃないんすか!』


『監督うるさいからな…』

『マジでどんな監督だよ!』

ちょっとキレ気味のあたし。

⏰:09/02/03 12:55 📱:821N 🆔:☆☆☆


#471 [ゆう]
『仕事ですから』

なんておっちゃんみたく笑えない・・・


そんな話をしてるうちに朝礼10分前になり朝礼場所へ向かう。

服装とか身だしなみにはその監督がうるさいと言うことできちんと服装確認してから向かった。

⏰:09/02/03 12:56 📱:821N 🆔:☆☆☆


#472 [ゆう]
安全靴は警備員でも必ず着用だからおっちゃんに話して買ってもらった。

白に青のライン…

本当は黒なんだけど別に気にしなかった。

『靴が白なんすけど大丈夫っすかね?』

ちょっと不安になって関田さんに聞く。

『あ−監督に見つかんなきゃいいけどな…』

『えっマジっすか?先に聞いてりゃ変えてきたのに…』

『大丈夫だよ。何か言われたら俺頭下げてあげるから。』

⏰:09/02/03 12:59 📱:821N 🆔:☆☆☆


#473 [ゆう]
ちょっと早目に朝礼場所へ着いた。

人が多いから関田さんの隣にずっといた。


『おめぇバカだっぺ!おめぇみて−なのいんね−から!』


いきなり後ろから聞こえた怒鳴り声。

⏰:09/02/03 13:01 📱:821N 🆔:☆☆☆


#474 [ゆう]
プレハブの中からだった。

『またあの監督切れてるよ…』

『噂のっすか?』

『そう。毎回あんな感じ。今日も朝礼出てこないな。』

『へぇ…顔見てみたい(笑)』

すんげぇ−怖い顔したオヤジなんだろうな(笑) 
うちのおっちゃんとどっちが怖いべ…(笑)

⏰:09/02/03 13:03 📱:821N 🆔:☆☆☆


#475 [ゆう]
自分の想像した顔があまりにも面白くて顔がニヤけた。
『始まる時に挨拶行くから顔みれるよ』

関田さんは笑いながら言った。

『どんな感じなんすか?』
『顔は良い男だよ。機嫌の良い時はすげぇ面白いし。』

『そうなんすか!でも今日は機嫌悪そうですね・・・』

⏰:09/02/03 13:06 📱:821N 🆔:☆☆☆


#476 [ゆう]
そんな会話の中朝礼は始まった。

後ろのプレハブではまだ監督さんが怒ってる。


ガヤガヤしてて何て言ってるか聞き取れないけど怒ってるのは確かだった…。

『しつこい奴…。』
ボソッとあたしは呟いた。

⏰:09/02/03 13:08 📱:821N 🆔:☆☆☆


#477 [ゆう]
その後朝礼は1時間半かかった。

わけ分かんない話を1時間半もされて凄い疲れた。

『んじゃ監督さんに挨拶行くか!』

関田さんに言われてその監督さんの所に連れてかれる。

⏰:09/02/03 17:17 📱:821N 🆔:☆☆☆


#478 [ゆう]
監督さんの居るプレハブの事務所に着いた。

『ゆうちゃん先に入れば?』

笑いながら関田さんが言った。

『嫌です。怖いもん。関田さんが先に入ってよ。』


そう言うと関田さんはプレハブのドアを開け入っていった。

⏰:09/02/03 17:19 📱:821N 🆔:☆☆☆


#479 [ゆう]
『おはようございます。監督!今日は新人連れて来ました。』

その言葉であたしも中に入る。


『おはようございます。』
下を向きながら入って行き監督に目を向ける。

⏰:09/02/03 17:21 📱:821N 🆔:☆☆☆


#480 [ゆう]
そこには見慣れた作業服。

『・・・・』

しばしあたしと監督は無言・・・

多分2.3分はその場で止まってた。

⏰:09/02/03 17:23 📱:821N 🆔:☆☆☆


#481 [ゆう]
『あ・・・おっちゃん…』

ボソッと呟く。


『ほらっちゃんと挨拶して!』

関田さんに言われて


『えっと…今日は宜しくお願いします。』

としどろもどろに言った。

⏰:09/02/03 17:24 📱:821N 🆔:☆☆☆


#482 [ゆう]
おっちゃんはおっちゃんで人を見たまま動かないし。

『監督今日は何台ですか?』

関田さんがおっちゃんに話し掛ける。

そこでおっちゃんはやっと普通に戻った。

『あっああ。今日はトレーラーが3台と…』


ちょっと待ってよ…

さっきからくそみそに怒ってたのっておっちゃんだったの…
警備員に散々言われてたよ…

⏰:09/02/03 17:27 📱:821N 🆔:☆☆☆


#483 [ひとみ]
びっくりです
いつも見てます
めっちゃおもしろいです(≧▼≦)

⏰:09/02/03 22:29 📱:SO705i 🆔:☆☆☆


#484 [ゆう]
ひとみサン(≧ω≦)

ありがとうございます。

これからも頑張って更新して行くんで宜しくです
☆ヽ(▽⌒*)

⏰:09/02/03 22:38 📱:821N 🆔:☆☆☆


#485 [ゆう]
あり得ない…
おっちゃんと監督どっちが怖いとかの問題じゃないし…。

『ゆうちゃんどうしたの?』

関田さんが話し掛けてくる。

今は話し掛けないでくれ…
頼む関田さん……

⏰:09/02/04 07:26 📱:821N 🆔:☆☆☆


#486 [ゆう]
『ゆうちゃん』

て言葉に反応しておっちゃんがこっちを睨む。

そして一言。

『遊びにきてんのか?ちゃんと苗字で呼べ!』

うぉっ!怒ってるよ。怒ってるよ。

マジでヤバイって。

⏰:09/02/04 07:28 📱:821N 🆔:☆☆☆


#487 [ゆう]
変な汗出てきたよ…

こんなサプライズいらないからぁ・・・

とにかくテンパった頭を何とか切り替えなくちゃって必死なあたし。

⏰:09/02/04 07:29 📱:821N 🆔:☆☆☆


#488 [ゆう]
『…やじ…お…じ?おやじ!』

一生懸命おっちゃんを呼ぶ声。

おっちゃんの所の若い衆だ。

『あっ?』

おっちゃんは焦ったように返事する。

『新規入場の紙持ってきた。んじゃ現場出ますんで。』

そう言って若い衆はプレハブを出る。

⏰:09/02/04 07:32 📱:821N 🆔:☆☆☆


#489 [ゆう]
若い衆の後を追うように関田さんも出ていく。

んじゃあたしも…

関田さんについていこうとすると

『ちょ!ちょ!新人の警備員さんは残って。』

『はい?』

『これ…書いてもらわなきゃいけないから…。』

⏰:09/02/04 07:33 📱:821N 🆔:☆☆☆


#490 [ゆう]
大きな現場に入ると必ず書かされる新規入場者登録なんちゃらの紙。

名前とか色々書かされる。

⏰:09/02/04 07:35 📱:821N 🆔:☆☆☆


#491 [ゆう]
しどろもどろな感じでおっちゃんに呼び止められるとあたしはその場から動けなくなった。

金縛りみたいな勢い。

その場から足が全く動かない…。

『俺先に現場出てるから。』

関田さんはニコつと笑うとその場から逃げるように消えた・・・

⏰:09/02/04 07:46 📱:821N 🆔:☆☆☆


#492 [ゆう]
気付けば皆現場に行っちゃって残ってるのはおっちゃんとあたしだけ…。


『こっち来い!』

おっちゃんに呼ばれ素直に従う。

⏰:09/02/04 07:48 📱:821N 🆔:☆☆☆


#493 [ゆう]
『おめぇ何しに来た?』


『仕事・・・』

『知ってたんか?』

『知ってたら教えるし。』
『・・・』

気まずい…とにかく気まずい…

⏰:09/02/04 07:49 📱:821N 🆔:☆☆☆


#494 [ゆう]
『とりあえずこれ書けや。』

紙とボールペンを渡されて椅子に座らされる。

何か拷問食らってる気分。

⏰:09/02/04 07:51 📱:821N 🆔:☆☆☆


#495 [ゆう]
『監督…さん?これどう書くの?』

ちょっと質問してみる。

『キモっ!』

『だって…こんなとこでおっちゃん何て言えないでしょ。』

『確かに。周りに気付かれんなよ!』

『うん…。』

ぶつぶつ言いながら紙に書き終えるとあたしは席を立つ。

⏰:09/02/04 07:53 📱:821N 🆔:☆☆☆


#496 [ゆう]
『んじゃ現場出ます。』


『ああ。宜しく頼んだぞ。新人さん(笑)』


ニヤっと笑っておっちゃんが言う。

⏰:09/02/04 07:55 📱:821N 🆔:☆☆☆


#497 [ゆう]
そしてプレハブから出ようとしたあたしをおっちゃんは呼び止めて手招きをした。

『何ですか?』

うぉっ!こんなとこでキスなんて//

これは勝手なあたしの想像//

『服の襟おかしいから!』

すっと襟元を直してくれるおっちゃん。

『よし!行け!』

『はぁい。』

⏰:09/02/04 07:57 📱:821N 🆔:☆☆☆


#498 [ゆう]
期待して損した…。

プレハブから出て関田さんを探す。

関田さんはすぐに見付かった。

関田さんはあたしの顔を見るなり

『大丈夫だった?』

と聞く。

⏰:09/02/04 07:59 📱:821N 🆔:☆☆☆


#499 [ゆう]
『はぁ。大丈夫でした。』

ダメなんて言えないじゃん…

彼氏だから帰りたいなんて言えないじゃん…。

⏰:09/02/04 07:59 📱:821N 🆔:☆☆☆


#500 [ゆう]
そんな事考えながら現場で仕事についた。

10時に一服タイムがあってプレハブに一度戻った。

おっちゃんの姿はそこにはなかった。

違う業者と打ち合わせに行ってるなんて若い衆が話してたっけ…

⏰:09/02/04 08:05 📱:821N 🆔:☆☆☆


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