恋愛中毒<14歳〜>
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#662 [y@mm]
>>661アンカーありがとうございます★
でわ更新しますねっ
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そして翌日手術での
体の痛みが少しあるけど
あたしは大部屋に移された。
「大部屋いやや〜」
「なんで?」
ベットでうつされているとき
看護婦さんに話しかけた
:09/06/08 15:40
:PC
:T0hH1Y6.
#663 [y@mm]
「だって他にもいるんやろ?人が」
「うん。いるよ!だから寂しくないよ」
「うちは1人の方が楽やわ…」
「まぁまぁ、体の状態がよくなってるってことやで!大部屋いけるのは」
「うーん。そっか…」
大部屋は4人部屋。
あたし以外の3人はおばちゃん2人と
20代の若い感じの女の人1人
:09/06/08 15:42
:PC
:T0hH1Y6.
#664 [y@mm]
なぁんかいややな…
あたしは個室の時と変わらず
iPodで音楽ききながらDSでゲーム
そして龍とメールしたりmixiしたり
本当1日何回も同じことを繰りかえす
:09/06/08 15:43
:PC
:T0hH1Y6.
#665 [y@mm]
あたしは大部屋が本当に嫌だった。
他の3人は普通に歩いたり
看護婦さんの介助なしに生きてる
あたしはトイレにいくのも
看護婦さんの手が必要だし
髪の毛も自分では洗えない
夜中体の痛みに襲われて
看護婦さんもよく呼ぶ
他の人が羨ましい…
自分が本当に情けない
:09/06/08 15:44
:PC
:T0hH1Y6.
#666 [y@mm]
そしてその日も龍は来てくれた。
「優希〜」
「あ、龍ちゃん!」
「会いたかった〜」
「俺も」
やっぱり龍の笑顔には
いつも癒される。
早くまた一緒に住みたい。
:09/06/08 15:45
:PC
:T0hH1Y6.
#667 [y@mm]
「ホンマ龍がおらな寝れへんねん」
あたしは毎日朝、明るくなってから寝て
7時に起こされる生活になっていた
きっと龍がそばにいないから
寝れないのだろう。
精神安定剤や睡眠薬を飲む毎日だった
「あ〜でも俺いなくても寝れるようになってくれな困る」
:09/06/08 15:46
:PC
:T0hH1Y6.
#668 [y@mm]
え?
あたしは龍の言葉にビックリした。
「なんで?」
龍はためらいながら話し始めた
「優希が退院したら一緒に住めへんねん」
:09/06/08 15:47
:PC
:T0hH1Y6.
#669 [y@mm]
あたしは一瞬で頭の整理をした。
誰がそんなコトをいったか
すぐにわかった。
「ママさんとパパさんに言われたん?」
「うん。ごめんな」
龍の話によると、
今回の事故で大量のお金が必要になる
普通の人ならば保険などがおりて
そのお金を最小限に抑えれるが
龍はバイクは自賠責保険しか
入っていなかったため
何十万というお金が必要になる
:09/06/08 15:49
:PC
:T0hH1Y6.
#670 [y@mm]
一緒に1年半も住んでいて
保険にも入らず、自由な暮らしをしていたことが
2人を引き裂く結果となった。
あと、あたしは昼も夜も仕事に行っていたから
家事がおろそかなのも原因だった
:09/06/08 15:50
:PC
:T0hH1Y6.
#671 [y@mm]
あたしは気づいたら大声で泣いていた
他の3人にも聞こえていたであろう
「嫌やぁ!!!!」
「でも、しゃあないねん」
「龍はそれでええの?」
よくないって言って…
なんとかして2人で住めるよう考えよう…?
:09/06/08 15:51
:PC
:T0hH1Y6.
#672 [y@mm]
「しゃあないしなぁ」
……しゃあない…
そんな言葉嫌い。
それからあたしたちは
言葉交わすことなく
ただ泣いていた。
するとカーテンをあける音がした。
:09/06/08 15:52
:PC
:T0hH1Y6.
#673 [y@mm]
ママさんだった。
「優希ちゃん。どうしたん?」
あたしは答えなかった
ママさんは龍を見た。
「もしかして言った?」
「うん」
龍は半笑い。
笑うな。ムカつく。
:09/06/08 15:53
:PC
:T0hH1Y6.
#674 [y@mm]
「まだ決定してないから言ったらあかんいうたやんか」
ママさんは龍に優しく怒る
まだ決まってないって…
どうせ別々に住むことになるんやろ
そんな大人の考え
読めるねんけど…
ママさんはあたしに弁解しようと
必死に何か話してる。
:09/06/08 15:54
:PC
:T0hH1Y6.
#675 [y@mm]
そのときまたカーテンが開いた。
兄と早苗ちゃんだった。
「お前何泣いてんねん!」
また兄が笑う。
あたしはこのときはつられなかった。
「龍と一緒じゃなきゃやだ!」
本当の子供のように泣きじゃくる
:09/06/08 15:55
:PC
:T0hH1Y6.
#676 [y@mm]
「保険のことは確かにあたしも悪かった…
でも離れて暮らしても家事は上達しない!!」
あたしが怒鳴るのを
みんな聞いていた。
「逆にあたし1人になっちゃう…
寂しい…1人なんてやだ!
お母さんもいないのに家事なんか上達するはずない…
みんなあたしを1人にするんだ!」
あたしは思ってることを次々と言った。
離れたくない…龍と一緒がいい。
:09/06/08 15:57
:PC
:T0hH1Y6.
#677 [y@mm]
すると早苗ちゃんがあたしの手を握った。
早苗ちゃんの目には涙。
「そんなん言ったって優希だって家出ていったやんか!自分から1人の道を選んで…出て行ったやんか!!」
まだ龍と住む前。
お母さんが家にいなくなってから
早苗ちゃんと兄とあたしで同居していた。
あたしは早苗ちゃんの性格をあまり好むことができず
一人暮らしすると父と兄に申して
家をでたのだ。
そして龍も一緒に住むようになった
:09/06/08 15:59
:PC
:T0hH1Y6.
#678 [y@mm]
「あんとき、あたしも辛かった…あたしが居たから優希出て行ったのかなって…」
もう、めんどくさい。
今そんな話ださんといて。
あたしは龍と住めたらそれでいい。
「お前そんな話今すんなや」
兄が口出しした。
兄とは性格が似てるから
思うことも一緒なんだろう
:09/06/08 16:00
:PC
:T0hH1Y6.
#679 [y@mm]
「とりあえず、俺や早苗にはわからん話やからなんも言わんけど、あんま龍ちゃんのお母さんを苦しめるなよ」
そう言って兄は早苗ちゃんを連れて帰って行った
「…1人はやだ…」
あたしはそれからも泣きながら
小さく言った。
龍も龍のお母さんも言葉を
失っていた。
「まだ決めてないから、パパさんとも相談するね。とりあえず今日は帰るね」
:09/06/08 16:02
:PC
:T0hH1Y6.
#680 [y@mm]
そして帰って行った。
そのあとすぐにまたカーテンが開く
看護婦さんのあおいちゃん。
「めっちゃ泣いてたやん!!」
「あ、聞こえてた?」
「うん!大丈夫?」
「彼氏と同棲できなくなっちゃうみたい…ホント、厄年だねー!事故にも遭うし」
あたしが笑っているとあおいちゃんが
ちょっとまってて!って言って走って行った
:09/06/08 16:03
:PC
:T0hH1Y6.
#681 [y@mm]
「はい!」
息を切らしてあおいちゃんが
返ってきた。
あおいちゃんの手には
おまもり。
「これ、あたしが厄年のときに
神社でもらったやつ!
このおまもりもってから
悪いこと1つも起きなかったよ!
これあげる!」
:09/06/08 16:04
:PC
:T0hH1Y6.
#682 [y@mm]
「え?いいの?」
「うん。彼氏とうまくいくといいね」
ホンマにうれしい…
おまもりのひもを少しのばして
右手に巻いた。
「ありがとう!!!」
「もう泣いたらあかんで!」
あおいちゃんありがとう…
:09/06/08 16:05
:PC
:T0hH1Y6.
#683 [y@mm]
そして次は看護婦のはっちゃんが来てくれた。
「何泣いてるの〜」
はっちゃんはあたしと2歳しか変わらない
20歳の看護婦さん。
すごくポジティブで
知らぬ間に仲良くなっていた。
「はっちゃん、お話しにいこう?」
「いいよぉ」
:09/06/08 16:07
:PC
:T0hH1Y6.
#684 [y@mm]
あたしは車椅子に乗って
1階へはっちゃんと向かった。
彼氏の話をした。
話しているうちに
スッキリした。
本当周りの人に
助けてもらってばっかり…
:09/06/08 16:07
:PC
:T0hH1Y6.
#685 [y@mm]
その日は早く寝ようと思って
いつもどおり
睡眠薬と精神安定剤を飲んだ。
そして夜の10時には寝た。
最近は龍もメールを返してくれなくなってきたし
起きてるだけ虚しい。
:09/06/08 16:09
:PC
:T0hH1Y6.
#686 [y@mm]
あたしは寝る前に
おまもりを握りしめて
「龍と離れずに済みますように」
と強く願った。
朝起きるとメールが1件来ていた。
開くとママさんからだった。
受信時刻は夜中の0時過ぎ
:09/06/08 16:10
:PC
:T0hH1Y6.
#687 [y@mm]
優希ちゃん。
さっきパパさんと話しました
ママさんは優希ちゃんが
「1人にしないで」
って言った言葉が忘れられません
優希ちゃんは辛いに決まってる
事故して帰ったら1人なんて…
そんなことできません
だから退院したら
一緒に暮らそう?
もちろん龍と2人じゃないけど
ママさんやパパさん
あと、龍の弟2人と
6人で暮らそう
:09/06/08 16:12
:PC
:T0hH1Y6.
#688 [y@mm]
…ママさん…パパさんありがとう
涙がポロポロ流れている
あたしはママさんに急いでメールを返した
そして龍にもメールをした。
おまもりのおかげだ…
あおいちゃんありがとう!
さっそくあおいちゃんにも
報告しに行った。
:09/06/08 16:14
:PC
:T0hH1Y6.
#689 [y@mm]
その日も龍はお見舞いにきてくれた。
「一緒に暮らせるね!」
「ホンマよかった」
ありがとう…
龍は帰るのが早かった。
寂しいな…
最近メールもしないし
入院してるときぐらい
メールしてくれてもいいよね!!
少しずつ不満が増えていた
:09/06/08 16:15
:PC
:T0hH1Y6.
#690 [y@mm]
そして4月になった。
事故をして1週間が過ぎた。
未だ1人でトイレには行けない。
お風呂にも入っていない。
体は痛む。
でも車椅子で散歩をするようになった
リハビリにも通うようになった。
:09/06/08 16:17
:PC
:T0hH1Y6.
#691 [y@mm]
4月3日。
龍と交際して2年半になった
あたしはこっそり手紙を書いて
龍に渡した。
龍は喜んでいた。
本当、かわいいね。
でも龍はなんだか
あたしに冷たい。
ずっと一緒やもん。
少しの変化にも気付く
:09/06/08 16:18
:PC
:T0hH1Y6.
#692 [y@mm]
それから毎日
なんだかぎこちない日々が過ぎた
龍はどうして
そっけないんやろう…
また女ネタかな…
あたしは不安になるようになった。
でも龍には聞けない。
しつこくメールをする。
≪龍〜≫
≪今からごはん〜≫
≪早く会いたいね!≫
メール3通送ると1通返ってくる割合。
寂しい…
:09/06/08 16:19
:PC
:T0hH1Y6.
#693 [y@mm]
4月になってからは
龍や親族以外のお見舞いも増えた。
バンドの友達も
たくさんきてくれたし
幼馴染の唯子も来てくれた。
更に夜の仕事やめたけど
ママも来てくれた。
中学校の同級生なども
あたしはその人らと話して
寂しさを紛らわした。
:09/06/08 16:21
:PC
:T0hH1Y6.
#694 [y@mm]
そしてついに退院。
入院して2週間。
本当は最低1か月の入院だと
言われていたけど
耐えれなくなって先生のお願いしたら
あっさりOKだった!
若いし治りも早いって!!
あおいちゃんがあたしに
手紙を書いてくれた。
:09/06/08 16:22
:PC
:T0hH1Y6.
#695 [y@mm]
本当、あたしここの病院きて
看護婦さんへのイメージが
よくなったよ!!
あたしはしだいに
看護婦さんになりたいと
思っていた。
苦しんでる人を
少しでも楽にしてあげたい…
痛みをわかってあげたい
:09/06/08 16:23
:PC
:T0hH1Y6.
#696 [y@mm]
嫌な顔1つせず
笑顔で接して
精神的にもよくしてあげたい
ありげな話やけど、
あたしは自分が入院して
看護婦さんのやさしさを
身にしみてわかった。
だから次はあたしが
辛い人たちを助ける番だと…
:09/06/08 16:24
:PC
:T0hH1Y6.
#697 [y@mm]
退院の日、龍一家が
手伝いに来てくれた。
あたしは2週間ぶりに
外の空気を吸った。
そしてICUにも行った。
「あ〜優希ちゃーん」
「退院することになったよ!そんであたし看護婦さんになる!」
そんな他愛ないはなしを
少ししてさよならした。
なんだか短かったけど
この病院、大好きだよ!!
そして病院を出た。
松葉杖だから
うまく歩けないけど…
:09/06/08 16:35
:PC
:T0hH1Y6.
#698 [y@mm]
車に乗って龍の家に帰る。
これからココがあたしの家かぁ
本当、パパさんママさんありがとう
龍の弟は2人いて
真ん中の中3になったばかり“鉄くん”
一番下の4歳の“春くん”
弟2人とは2年半の付き合いだ。
結構仲はいい
:09/06/08 16:36
:PC
:T0hH1Y6.
#699 [y@mm]
退院した日も龍は冷たかった。
荷物すらもってくれない。
そっけない。
ずっとパソコンとにらめっこ。
…退院しない方がよかった…
:09/06/08 16:37
:PC
:T0hH1Y6.
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