～過去.～

「なんしとん？
うちら別れてんで｡

ほな先出るから
最後鍵閉めてや｡」

英「いやや～
行かんといて～」

とかほざいとったけど
無視した｡

朝の日差しがまぶしかった｡

今のうちには綺麗すぎた｡

最近泣きっぱなしで
目パンパンに腫れてた｡

バイト中も英治の事が
頭から離れん…

無意識に体だけ勝手に
動いて仕事しとった｡

バイトが終わリ
みなちゃんと電話した｡

昨日の事話た｡

相変わらず優しかった｡
みなちｬんもさっちゃんも
お姉ちゃんみたいに
優しい｡

唯一この２人が
支えやった｡

みなちゃんと
会う事になって,
家で待っとった｡

ガチャっ

え？

入って来たのは英治｡

うちは１回見て無視した｡

英治はなんも言わんと
急にうちの携帯見だした｡

代替え機やから
なんもないのに｡

「てか何勝手に携帯見とん」

英「はあ？なんやねん
その言い方！」

いきなリキレだした｡

いきなりでビックリして
黙ってもた｡

英「てかまいから連絡は？」

「ない｡」

英「お前このままで
えんか？」

「いやいや
終わらさんから」

英「んなら手組もやっ」

「ど-ゆう？
てかどう裏切られたん」

英「大阪のﾌﾟｯｼｬｰの奴が
クラブで俺に喧嘩売ってきたからそいつどついてんな｡
ほんでむかつくから､
まいに､あいつのとこの
ネタだけは､買うなって
ゆうたのに､
隠れてそいつの所のネタ買って､
しかも好きになって､
俺らの車で､
クラブ行っとるのに､
着いたら迷ったふりして､
そいつとおって､
健ちゃんとかもその大阪の奴と
仲良くなって､
みんなで俺に嘘ついて
音鳴らしに行ったリ
しとんねん｡」

結局まとめると､
英治はそのﾌﾟｯｼｬｰ嫌いやのに､まいがそいつと
仲良くなった為に
みんなそっち行って
裏切られたと｡

英治はだいぶ勘ぐり
入っとった｡
誰も信じれんとか
言いよったけど､

うちからしたら､
あんたがうちを
裏切ったんやでって
言いたかった｡

それでもうちは
英治がまい詰める事で､
まいが苦しめばいい
と思ったから引き受けた｡

(うち性格悪…ｗ)

英「お前がまい呼んだら､
先俺行って金もらうから
後わお前が好きなだけ
どついたらいんちゃん？」

「わかった｡」