バツイチ子持ちの君へ
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#150 [けん]
夕方の5時。
一台の自転車が出てきた。
俺はそれに向かって走った。

でも、人違いだった。笑

そうこうしてる間に
絵美が反対方向へと
自転車を漕いでいる。


俺は、全力で走った。


200メートル位走った。

こんな全力で走ったのは久しぶりだ。

⏰:09/06/28 18:21 📱:F905i 🆔:J/xgc.Nk


#151 [けん]
「絵美っ!!!」


後ろから自転車に向けて叫んだ!


「けんちゃん・・・」


驚きで戸惑っている絵美。


俺は、息を整えるためにしばらく無言になった。

⏰:09/06/28 18:24 📱:F905i 🆔:J/xgc.Nk


#152 [けん]
「ハァッ・・・ハァッ・・・絵美・・・こんな終わり方ないやろ。俺がお前に何かしたか?これじゃ、逃げてるのと一緒やん・・・最後に、少しだけ時間ちょうだいや。このままじゃ俺、前に進めへんわ・・・」


勢いに圧倒されたのか
絵美は無言で
ただ、コクリと頷いた。


今日なら時間がある
という事で、このまま
2日前に行くはずだった奈良の夜景を見に行く事になった。

⏰:09/06/28 18:43 📱:F905i 🆔:J/xgc.Nk


#153 [けん]
先に保育園に蒼汰を迎えに行かなければならないのと、絵美の自転車を家に置いて行くために、俺は一足先に絵美の家へ向かった。


いつもと同じ60番の
駐車場に停めて、絵美の戻りを待った。


この駐車場に車を停めた目線の先には、絵美の家のベランダが見える。

そこで、俺の目に飛び込んできたもの・・・

⏰:09/06/28 18:54 📱:F905i 🆔:J/xgc.Nk


#154 [けん]
数々の洗濯物に紛れて
男物の甚平が干してあった。

・・・・・・・・・


・・・・・・・・・


考えたくはないが
甚平って花火大会とかで着るやつ・・・やんな?


しかも、ここに干してあるって事は・・・・・・


泊まってるって事・・・?

⏰:09/06/28 19:00 📱:F905i 🆔:J/xgc.Nk


#155 [けん]
1人でショックを受けていた時、絵美が蒼汰を乗せて帰ってきた。


俺は車を降りて
絵美達の元へ歩いた。


蒼汰が、俺を見つけて


「けんちゃ〜ん!」
って言いながら笑顔で
両手を広げて走ってくる。

たまらない・・・

⏰:09/06/28 19:03 📱:F905i 🆔:J/xgc.Nk


#156 [けん]
俺は思わず蒼汰の前で
泣いてしまった・・・
しかも号泣。


蒼汰は何も知らないもんなぁ・・・

蒼汰は何も悪くないもんなぁ・・・



色々考えると
悔しくて悔しくて
涙が止まらなくなった。

⏰:09/06/28 19:06 📱:F905i 🆔:J/xgc.Nk


#157 [けん]
「どうしたん?」

蒼汰が心配そうに見る。

「ゴメンな、蒼汰。けんちゃん久しぶりに蒼汰を見たら・・・嬉しくて嬉しくて泣いちゃったわ。男の子やのになぁ!笑」




なぁ、絵美。
この時、蒼汰を見て涙が出たのも・・・
痛いくらい蒼汰を強く抱きしめたのも・・・


すべて俺の本能だった。

こんな俺を見て
格好悪いと思ったかな?

今となっては
どうでも良い事だな・・・

⏰:09/06/28 19:12 📱:F905i 🆔:J/xgc.Nk


#158 [けん]
絵美と蒼汰を乗せて
奈良の生駒へ向かった。


道中の車内は
蒼汰以外無言・・・



・・・何か気まずい。



会話が見つからないってのも、付き合ってる時は有り得なかった。


そんな時、絵美が口を開いた。

⏰:09/06/28 19:55 📱:F905i 🆔:J/xgc.Nk


#159 [けん]
「新しい彼氏な・・・めっちゃ大手の会社で働いてて、車はBMWやねん。年下やねんけど、すごいしっかりしてる・・・」



俺は、すごいな!
としか言えなかった。


やっぱり
お金なんや・・・


そう心の中で思っていた。

⏰:09/06/28 19:59 📱:F905i 🆔:J/xgc.Nk


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