バツイチ子持ちの君へ
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#355 [けん]
どんな彼氏か
お母さんに色々尋ねた。

『ほとんど喋ってないからわからんけど、大人しい子やったよ。無口というか・・・蒼汰もまだ懐いてなさそう。少なくとも顔で選んだ彼氏じゃないんちゃうかな?』


なんか複雑だった。

めちゃくちゃ男前で・・・とかなら、納得できる部分があったけど・・・。


『簡単に言うと、全てにおいてけんちゃんとは正反対の子やったわ。』

⏰:09/07/02 11:44 📱:F905i 🆔:M5NzEAOc


#356 [けん]
そういえば・・・友達から聞いた事がある。



女は
無い物ねだり
だと・・・。



正反対の彼氏って事は
よく喋る俺に嫌気がさして、無口な彼を選んだって事やんな・・・。


この説は確かなのか・・・?

⏰:09/07/02 11:50 📱:F905i 🆔:M5NzEAOc


#357 [けん]
お母さんの家までの3時間は、あっという間だった。

送り届けたあと
最後に、手紙とチケットを渡した。


この手紙には
俺の、絵美と蒼汰に対する気持ちと、付き合っていた時に起きた色んな事を書いてある。お母さんにも、俺達が歩んだ1年半を知ってもらいたくて包み隠さず書いた。

⏰:09/07/02 11:56 📱:F905i 🆔:M5NzEAOc


#358 [けん]
手紙の冒頭には
「この手紙は絵美に絶対見せないで下さい」とも書いてある。


そして、このチケット。



これは、絵美が二度目の妊娠をした時に遡る・・・


この時、絵美は手術の日が近づくにつれて荒れに荒れまくっていた。
精神安定剤を飲んでいた時もあったほどだ。

⏰:09/07/02 14:11 📱:F905i 🆔:M5NzEAOc


#359 [けん]
そんな絵美の気持ちを少しでも落ち着かせよう・・・と、夜の紅葉を見に京都まで連れて行った。


絵美は紅葉や桜など、季節の風物詩が大好きだから、喜んでくれた。



ただ、1つだけ心残りがあったようだ・・・


紅葉に囲まれた道を歩いて、奥へと進んでいる途中。


絵美が足を止めた。

⏰:09/07/02 14:16 📱:F905i 🆔:M5NzEAOc


#360 [けん]
あるお店の前で立ち止まり、じっと見ている。


『これ、かわいいなぁ』

そう言って指差したのは可愛いデザインの陶器だった。



しかし・・・先を急いでいたので、帰りに寄ろうと店には入らなかった。


一通り紅葉を楽しみ
来た道を戻った俺達。

⏰:09/07/02 14:20 📱:F905i 🆔:M5NzEAOc


#361 [けん]
先ほどのお店の前に着いたが、もう閉店してしまっていた。



『あぁ〜ショック・・・』と、うなだれる絵美に俺は『来年の秋にまた来よう!』と約束した。



それから1年が経ち
「来年の秋」がやって来た。

⏰:09/07/02 14:23 📱:F905i 🆔:M5NzEAOc


#362 [けん]
今年の秋は、俺が連れて行ってやる事はできない。


俺の役目を、お母さんにお願いしようとこのチケットを買った。



これは
「紅葉巡りの1日パスポート券」


買い物ついでに、目一杯楽しんでもらおうと最近買った。

⏰:09/07/02 14:27 📱:F905i 🆔:M5NzEAOc


#363 [けん]
手紙とこのチケットを渡し、3時間の道のりを今度は1人で帰る。





行きは早かったが
1人だとやっぱり長い。




おまけに眠気も襲ってくるし・・・大変だった。

⏰:09/07/02 14:29 📱:F905i 🆔:M5NzEAOc


#364 [けん]
それから時はドンドンと流れて行く・・・


11月には蒼汰の七五三があり、この時の記念の写メも、お母さんからもらった。


この同じ月に
絵美が彼氏と同棲をしている・・・と情報も入った。



かなりショックだったなぁ。

⏰:09/07/02 15:42 📱:F905i 🆔:M5NzEAOc


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