バツイチ子持ちの君へ
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#51 [けん]
絵美が目を覚まして一緒に車で帰っている時、笑いながら絵美は言った。
「手術の直前に赤ちゃんの写真を見せてもらってん。顔もハッキリ映ってたよ!」
そして
「そんな写真見せられたら涙止まらんかって、思わず大泣きしちゃった・・・笑」
笑って話す絵美に
胸が傷んだ。
でも・・・もっと傷ついているのは絵美以外誰でもない。
せめてもの償いに、俺ができる事はないかと考えた。
:09/06/25 00:02
:F905i
:XW0cAZVU
#52 [けん]
そして1つ思いついた。
師走も近づいてきたある日。
俺も絵美も仕事は休みだった。
俺は絵美に
パチンコに行くと言って家を出た。
当然、せっかくの休みなのに・・・とか文句を言われた。
でも、そんな嘘しか思いつかなかった。
:09/06/25 00:06
:F905i
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#53 [けん]
嘘をついて向かった先は
水子の供養を行っている神社。
絵美を連れて来なかったのは、また辛い記憶が蘇ってしまうと思ったから。
俺は1人で罪を償った。(こんな事で償えたとは思っていないけど。)
そして、お坊さんに供養の式をしてもらい有り難いお言葉をもらった。
「あの子は今もあなた達の心の中で生き続けています。どうかあの子を忘れないで下さい。そしてあの子の分まであなた達お二人が幸せになる事。それが一番の供養になるんですよ。」
:09/06/25 00:13
:F905i
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#54 [けん]
ボロボロ涙が流れてきた。
すっかり涙もろくなってしまった俺は祭壇に、赤ちゃん用に買った物を祭った。
帰りにキティちゃんの御守りをを2つ買った。
1つは俺。
もう1つは絵美。
いつか、絵美が落ち着いてきた時に今日の事を打ち明けて、渡そうと思っていた。
:09/06/25 00:18
:F905i
:XW0cAZVU
#55 [けん]
年が明けた。
初めて過ごす正月。
三人一緒に俺の実家でご飯を食べた。
俺の両親は蒼汰を見て、すっかり目尻の下がったおじいちゃんおばあちゃんになっていた。
色々あったけど
幸せに過ごせていた。
絵美もこんな俺に
付いてきてくれてた。
「けんちゃん大好き」
「早くけんちゃんに逢いたい」
「けんちゃんが仕事から帰ってきた時、未だにドキドキする」
こんなに愛されていると実感するのは生まれて初めてだった。
:09/06/25 00:26
:F905i
:XW0cAZVU
#56 [けん]
絵美から愛されるのは
もちろん嬉しい。
でも、俺が一番愛されたいのは蒼汰だった。
付き合い始めた頃
最初は蒼汰に嫌われていたから。
「けんちゃんイヤ!」
って言われてた。
それが悔しくて・・・
悔しくて俺は一生懸命
蒼汰に好かれる努力をしてきた。
そんな想いが実った出来事がある。
:09/06/25 00:31
:F905i
:XW0cAZVU
#57 [けん]
蒼汰と2人でお風呂に入っていた時だった。
いつものように
蒼汰の頭を洗っていた時だ。
「けんちゃん、蒼汰のお父さんになってくれるん?」
思わず聞き直した。
嬉しくて嬉しくて
何度も聞き直した。
しまいに
「何回言わせんの!」
って蒼汰に怒られた。笑
本当に嬉しかった。
:09/06/25 00:35
:F905i
:XW0cAZVU
#58 [ゆか]
続きが気になる
頑張って下さい
:09/06/25 02:03
:SH903i
:☆☆☆
#59 [我輩は匿名である]
大変なのは最初だけ?
そんな軽い考えぢゃこの彼女とも続かなかったんだろうね
:09/06/25 07:53
:N01A
:☆☆☆
#60 [けん]
ゆかさんありがとうございます!
匿名さん
最初は大変に感じたけど、本当に好きな人の為なら何でもできるって、絵美と付き合って気付きました。
だから大変な事も大変に感じなくなれたんです。
:09/06/25 08:02
:F905i
:XW0cAZVU
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