俺と幼なじみ２

やけど久しぶりに未知を抱いてなんか恋人同士に戻ったみたいな新鮮な気分になれた。
ヤり終わって寝転がりながら俺は煙草を吸った。
未知は横になって俺にくっついとった。

『久しぶりに遼ちゃんとはヤるなー。』

墓穴ほったな？って思った。
言葉に違和感を感じた。

“遼ちゃんとヤるなー”

ならまだ分かるけど

“遼ちゃんとはヤるなー”

ってどうゆう意味？
“は”
ってどうゆう意味？

明らか俺じゃなくて違う奴とヤっとるって事やん？
何も聞きはしんかったけどな･･･
少し余韻に浸った後未知はベッドから降りてソファに座った。

『はぁー･･･』

そう未知は溜め息を付いた。

『あのね遼ちゃん･･･あたし遼ちゃんに言わなアカン事がある･･･』
『･･･』

きましたよー。
裕樹の事やんな･･･

『うん、何？』
『あのさ･･･』
『･･･』

ドキドキした。
裕樹の事じゃないって願った。
そしたら未知は･･･

『あたし･･･ラウンジで時々働いとるんやて。』

って言った。

『ラウンジ？って･･･ラウンジやんな？』
『うん。』

なんやそんな事かって思った。
ってそんな事でもないんやけどさ･･･

『何で夜働いとるんやて？』
『日払いやし、私だって小遣いほしくて･･･』
『やけど夜仕事していいって誰が言ったよ？しかも俺に黙って･･･』

『ごめん･･･けどもうしてないよ！もうラウンジはやめたから･･･』
『･･･』

言いたい事はそれだけか？
もう１つ言わなアカン事があるやろ･･･？

『それだけが言いたかったん？』
『･･･違う。』

『じゃあ･･･何？』
『･･･』

未知は中々言えずにいた。
だから未知から口を開くまで俺はずっと黙っていた。
黙りながら、裕樹の事じゃない事を願った。

けど･･･

『私･･･

裕樹と浮気しとるよ･･･』

申し訳なさそうに、ちゃんと未知の言葉ではっきりと聞いた。

『ごめんね遼ちゃん･･･本当ごめん･･･』

未知は顔を下に向けて謝ってきた。
今すぐにでも殴りたい感情を抑えて俺はこう言った。