偽りの“ジン”...
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#453 [我輩は匿名である]
「マジ態度わりぃ!」


ジンのところから戻ってきたバイトの子が怒りながらそう言った。


『どうしたの?』


私はその子に尋ねた。

⏰:09/09/04 06:41 📱:N904i 🆔:WIy8s1Vo


#454 [我輩は匿名である]
「おしぼり渡そうとしたら“そこに置け”って言って受けとらねーし、タレの説明してたら“んなのいーから、とりあえずお冷や持ってこい!”って言われたんすけど!」


(ありえない…)


話を聞いて私はビックリした。

⏰:09/09/04 06:47 📱:N904i 🆔:WIy8s1Vo


#455 [我輩は匿名である]
きっと私のせいで機嫌が悪いんだろう。


だからってバイトの子にその怒りをぶつけないでほしい。


関係ない人に迷惑をかけないでほしい。

⏰:09/09/04 06:50 📱:N904i 🆔:WIy8s1Vo


#456 [我輩は匿名である]
主です。パソコンからだとたくさん更新できると思うので、パソコンから書きますね!

>>455続き

まさかね〜とは思ったが、ジンは今日も…白菜キムチだけ頼んだ。

「つーか焼き肉屋で肉頼まないとか、まじありえないっすよね!」

バイトの子は怒りがMAXに達した様子で言った。

『あはは〜…』

私は笑ってごまかした。

どうしよう。

今日はテーブルにつかずにすみますよーに!!
  

⏰:09/09/04 08:52 📱:PC 🆔:☆☆☆


#457 [我輩は匿名である]
 
でも願いもむなしく…


ピンポーン


(…はぁ…)


私はいつもの3倍くらいのスローペースでジンの待つテーブルに行った

⏰:09/09/04 08:58 📱:PC 🆔:☆☆☆


#458 [我輩は匿名である]
『…失礼します』


「……」


なぜかジンは無言。


呼びつけておいて何様だ?と内心毒づきながらも『ご用件は?』と聞くと


「なんで昨日来なかったの?」


『…昨日ってなんですか』
 

⏰:09/09/04 08:59 📱:PC 🆔:☆☆☆


#459 [我輩は匿名である]
私はとぼけた。


読んだとか言ったら余計調子に乗りそうだから。


「手紙読んでないの??」


ジンにきれ気味に聞かれた。


『捨てました』

⏰:09/09/04 09:01 📱:PC 🆔:☆☆☆


#460 [我輩は匿名である]
「なんで??
俺心込めて書いたのに!!」


これ以上ジンの声を聞き続けるのは気持ち悪すぎて耐えられない。


私はジンの質問を無視した。


『とにかく。
ご注文お伺いします』


「んなもんねーよ!!!!
いいから答えろ!!」

⏰:09/09/04 09:03 📱:PC 🆔:☆☆☆


#461 [我輩は匿名である]
『…それならはっきり言わせてもらいますけど。気持ち悪いから捨てました!!』


「なんで桃は素直になってくれないわけ??
俺は…俺はこんなに好きなんだよ!!
いつも桃のこと考えて最近痩せちゃったんだよ?
どうしてくれるわけ??」


(は??痩せた??どこが??)


話すたびにジンのデブな体がぶるぶる揺れてて、しかも脇汗をかきまくってるの見るたら吐き気がした。

⏰:09/09/04 09:16 📱:PC 🆔:☆☆☆


#462 [我輩は匿名である]
私は…ついにジンにキれた。


ここがバイト先だってことも忘れて…


『…あんたみたいなキモデブのストーカーを好きとか言う奴がいるわけないでしょ!!
いい加減私の前から消えてよ!!
自分のしてることわからないの?
ストーカーだよ』


思ったより声が大きくなった。


言った後で、今の自分の状況を思い出したけど、遅かった。

⏰:09/09/04 09:43 📱:PC 🆔:☆☆☆


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