偽りの“ジン”...
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#474 [我輩は匿名である]
「証拠とか残してあるんでしょ?」
『ハイ一応
…でも警察はちょっと』
私はこの期に及んで、まだ自分でどうにかできることだと思おうとしていた。
結局どうにもできないくせに。
:09/09/04 10:55
:PC
:☆☆☆
#475 [我輩は匿名である]
「お母さんとかは何て言っているの?」
実は私は、両親には相談していなかった。
理由は一つ
出会い系だから…
『いえ、まだ言ってません』
:09/09/04 11:03
:PC
:☆☆☆
#476 [我輩は匿名である]
「言った方がいいよ」
『はい…』
店長の言うことは間違えてない。
「今日帰ったら言ってみなさい」
『はい。
というか今日は本当に色々
すみませんでした!!』
:09/09/04 11:08
:PC
:☆☆☆
#477 [我輩は匿名である]
「いいから」
店長は本当にいい人だ。
大勢のお客さんの前であんなことやっちゃったのに…。
私は申し訳ない気持ちと、ジンへの怒りがこみ上げてきた。
:09/09/04 11:09
:PC
:☆☆☆
#478 [我輩は匿名である]
帰りはマネージャーが家まで送ってくれた。
『ありがとうございました』
「気をつけてね」
走り去る車を見送った。
家の明かりがついている。
(起きてるのかな?何て言おう…)
:09/09/04 11:11
:PC
:☆☆☆
#479 [我輩は匿名である]
気が重い。
でも、言わなきゃ。
『ただいま〜…』
台所で洗い物をしながら母が「おかえり」と言った。
チラッと横を見ると、リビングのソファに酔っぱらって寝ている父の姿が見えた。
:09/09/04 11:14
:PC
:☆☆☆
#480 [我輩は匿名である]
これはチャンスだ!!
『あ、お母さん…
いまちょっといい?』
「なに??」
この部屋では言いにくいというと、「じゃあお母さんの部屋にいなさい。ここ片付けてくから」と言われ私は二階へ上がった。
:09/09/04 11:16
:PC
:☆☆☆
#481 [我輩は匿名である]
部屋で、私は素直に今までの事情を説明した。
出会い系でのことも
夜、家を抜け出してジンに会い、山中で置き去りにされ、絵里に助けて貰ったことも
母は唖然としていたけど、怒ったりはしなかった
:09/09/04 11:18
:PC
:☆☆☆
#482 [我輩は匿名である]
「…起きてしまったことは仕方ないでしょ。そのジンさんて人どうするつもりなの」
『どうもこうも
…関わりたくないの』
「とりあえず携帯変えなさい。
番号もアドレスも。
それで警察に一度行きましょう。
何か会ってからじゃ遅いから」
話し合った結果、母の言うとおりにすることになった。
:09/09/04 11:25
:PC
:☆☆☆
#483 [我輩は匿名である]
あの〜
PCは偽物です

今勝手にこんなに更新されててビックリしました

:09/09/04 11:25
:N904i
:WIy8s1Vo
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