偽りの“ジン”...
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#592 [我輩は匿名である]
「謝れ!謝らないと痛い目みるぞ!」
グイッ
ジンは私の手をおもいっきり引っ張った。
『痛ッ!!』
:09/09/10 01:36 :N904i :ffZFGmXo
#593 [我輩は匿名である]
どんだけ最悪な奴でもジンは男。
力は相当強かった。
『やだ!痛い離して!触らないで!』
痛いのもやだ。
だけどジンに触られた気持ち悪さが更に嫌だった。
:09/09/10 01:38 :N904i :ffZFGmXo
#594 [我輩は匿名である]
『……グスッ』
私は泣きだしてしまった。
「あ、ご、ごめん」
私が泣き出し、我に返ったかのようにジンは手を離してくれた。
:09/09/10 01:53 :N904i :ffZFGmXo
#595 [我輩は匿名である]
「痛かった?でも桃が悪いんだから反省しなくちゃな?」
こんな状況になってもジンは私を責めていた。
「な?」
そう言ってジンは私の頭をポンポンと触った。
:09/09/10 02:03 :N904i :ffZFGmXo
#596 [我輩は匿名である]
ゾクッ…
ジンに触られた瞬間寒気が走った。
(や…いやっ!!)
:09/09/10 02:05 :N904i :ffZFGmXo
#597 [我輩は匿名である]
『触んな!キモイ!』
突発的に私はそう叫んでしまった。
「…なに?」
ジンは暗い表情で私に言った。
:09/09/10 02:29 :N904i :ffZFGmXo
#598 [我輩は匿名である]
『私に触んないで!気持ち悪い!キモイキモイキモイ!』
私は泣きながらジンに訴えた。
「・・・・・」
ジンは目を真ん丸にしながら私を見つめていて。
:09/09/10 02:31 :N904i :ffZFGmXo
#599 [我輩は匿名である]
『もうやだ…。私の世界に入ってこないで。本当関わりたくないの…。』
「・・・・・・」
ジンは何も言ってこない。
だけど体がぷるぷる震えていた。
:09/09/10 02:33 :N904i :ffZFGmXo
#600 [我輩は匿名である]
そして私は無言でジンの前を立ち去った。
(これで終わり…)
だけどジンに捕まれた左手がヒリヒリする。
:09/09/10 05:07 :N904i :ffZFGmXo
#601 [我輩は匿名である]
(あ…)
左手を見るとひっかき傷があった。
うっすらと血がでている。
(くそやろう…!!)
左手の傷を見て私の怒りのボルテージが急激に上がった。
:09/09/10 05:09 :N904i :ffZFGmXo
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