偽りの“ジン”...
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#1 [我輩は匿名である]
出会い系をなめていた。


“ジン”


この名前を私は一生忘れられることはできないだろう…。

⏰:09/07/02 02:26 📱:N904i 🆔:hnZaUsdE


#2 [我輩は匿名である]
高校2年の夏休み。


『あ〜暇だ…』


私(里沙)は朝と夜が逆転した生活を送っていた。

⏰:09/07/02 02:32 📱:N904i 🆔:hnZaUsdE


#3 [我輩は匿名である]
(可愛い画像でも探そうかなぁ〜♪)


そんなことを思いついて携帯をいじっていた。


しばらく探しているうちに

(探すより貰おうかな!)

そんな考えがよぎった。

⏰:09/07/02 02:36 📱:N904i 🆔:hnZaUsdE


#4 [我輩は匿名である]
中学時代流行っていた

“スタービーチ”

という出会い系サイト。


そこには画像掲示板というものがあり、投稿すると画像を送ってくれる人達がたかさんいる。

⏰:09/07/02 02:38 📱:N904i 🆔:hnZaUsdE


#5 [我輩は匿名である]
私は一時的にアドレスを変え久しぶりスタビに投稿した。


“可愛い待ち受け画像探してます女の子らしいのがいいなお願いします

⏰:09/07/02 02:40 📱:N904i 🆔:hnZaUsdE


#6 [我輩は匿名である]
〜♪〜♪〜♪〜


投稿してすぐにメール受信。

いっきに3件。

メールを開いてまたすぐに別のメール受信。

⏰:09/07/02 02:42 📱:N904i 🆔:hnZaUsdE


#7 [我輩は匿名である]
“テルHしない?”

“気持ちいいことしない

“¥しない?”

大半はそんな内容のメールばっかり。

⏰:09/07/02 02:45 📱:N904i 🆔:hnZaUsdE


#8 [我輩は匿名である]
画像も下半身などエロ系ばっかり。


(やっぱスタビはダメだな…)


昔からスタビに何回も投稿したことあったが、ほとんどは下心見え見えの人達ばかりでスタビに投稿してはアドレスを変えていた。

⏰:09/07/02 02:51 📱:N904i 🆔:hnZaUsdE


#9 [我輩は匿名である]
(そろそろアド戻そうかな…)

耐えないメールを見ながらそう思った。

そんな中、ある一通のメールが目に留まった。

⏰:09/07/02 12:40 📱:N904i 🆔:hnZaUsdE


#10 [我輩は匿名である]
“こんばんは
いっぱいメール来てるよね?画像は見つかった?俺の持ってるのでよかったら送るね


まともなメール内容。

画像を開くと、可愛いピンク背景のお菓子の画像。

⏰:09/07/02 16:23 📱:N904i 🆔:hnZaUsdE


#11 [我輩は匿名である]
“ありがとう

私はそのメールに返事をした。

“いえいえところでいくつなの?”

そう返事が来た。

⏰:09/07/02 19:55 📱:N904i 🆔:hnZaUsdE


#12 [我輩は匿名である]
だけど私は返事を返さなかった。

画像を貰っておきながら都合のいいパターンだ。笑


私は返事をせずに自分の元のアドレスに戻した。

⏰:09/07/02 19:58 📱:N904i 🆔:hnZaUsdE


#13 [我輩は匿名である]
『あーっ!!』


翌日、とんだ間違いをしてしまった。


友達に送るメールを昨日のスタビの人に間違えて送ってしまった。

⏰:09/07/03 00:27 📱:N904i 🆔:Rr44iXEc


#14 [我輩は匿名である]
私の送ったメールはバイトの内容だった。


“間違いメールもしかして桃ちゃん


すぐに返事が来た。

⏰:09/07/03 00:30 📱:N904i 🆔:Rr44iXEc


#15 [我輩は匿名である]
(バレたッッ!!)


桃とは昨日の私の偽名だ。


私は出会い系の人に本アドがバレたのがすごくショックだった。

⏰:09/07/03 00:31 📱:N904i 🆔:Rr44iXEc


#16 [我輩は匿名である]
それもそのはず,,,

私のアドレスには携帯番号が入っていたのだ。


(どうしよう…どうしよう…)


動揺しながらも返事を返さないことにした。

⏰:09/07/03 00:36 📱:N904i 🆔:Rr44iXEc


#17 [我輩は匿名である]
『桃ちゃんだよね


しばらくするとまたメールが来た。

⏰:09/07/03 14:29 📱:N904i 🆔:Rr44iXEc


#18 [我輩は匿名である]
(このままこの人を敵に回しては番号とアドレスを悪用されるかも…)



私はメールを返すことに決めた。

⏰:09/07/03 14:30 📱:N904i 🆔:Rr44iXEc


#19 [我輩は匿名である]
“桃ですアドレス変わりました
さっきのは間違いメールですごめんなさい


と。

⏰:09/07/03 14:31 📱:N904i 🆔:Rr44iXEc


#20 [我輩は匿名である]
〜♪〜♪〜♪〜

すぐに知らない番号から着信。


(うわ〜絶対スタビの人だ)

『…もしもし』

私は恐る恐る電話に出た。

⏰:09/07/04 01:34 📱:N904i 🆔:l.Mx25hE


#21 [我輩は匿名である]
「もしもし!桃ちゃん?」


(やっぱり!スタビだ…)


『はい…』

「いきなり電話してごめんな!!」

⏰:09/07/04 01:36 📱:N904i 🆔:l.Mx25hE


#22 [我輩は匿名である]
「今さっきメールしとったもんです!」

『分かりますよ』

「やっぱアドの番号やったんや!気になってかけてしまった!俺ジンっていうんや!よろしくな!」



ジンという人はハキハキとした喋り方だった。

⏰:09/07/04 01:56 📱:N904i 🆔:l.Mx25hE


#23 [我輩は匿名である]
(声かっこいいじゃん…//)


ジンの声はハスキーでかっこよかった。

⏰:09/07/04 02:38 📱:N904i 🆔:l.Mx25hE


#24 [我輩は匿名である]
「てか俺にアドレス教える気本当はなかったやろ!?」

突然のジンの質問。


『そんなことないよ〜』 


と、ごまかす私。

⏰:09/07/04 02:41 📱:N904i 🆔:l.Mx25hE


#25 [我輩は匿名である]
「ウソつけ〜!まぁ俺怪しいやつじゃないし、せっかくの機会や!友達なろ!」


『うん。』

⏰:09/07/04 02:43 📱:N904i 🆔:l.Mx25hE


#26 [我輩は匿名である]
「ところで桃って名前は本名なん?」

『あ、うん。』


とっさにウソをついてしまった。

⏰:09/07/04 02:45 📱:N904i 🆔:l.Mx25hE


#27 [我輩は匿名である]
「じゃあこれから桃って呼ぶな!」


こうして私は“桃”として出会い系で知り合ったジンと友達になった。

⏰:09/07/04 02:46 📱:N904i 🆔:l.Mx25hE


#28 [我輩は匿名である]
「なぁ桃ってもしかして石川に住んどる?」


『え?何で?』


ジンの言葉に私は戸惑った。


なんせ私の出身は石川県だったからだ。

⏰:09/07/04 13:26 📱:N904i 🆔:l.Mx25hE


#29 [我輩は匿名である]
「俺今富山に住んどるけど、元は石川やよ!やし方言でそう思った」


『すご…なんかすごい偶然だね。』



意外に近くに住んでる偶然に驚いた。

⏰:09/07/04 13:31 📱:N904i 🆔:l.Mx25hE


#30 [我輩は匿名である]
ジンは私の5つ上。

建築業界の仕事をしているみたいだ。

それからというもの私はジンと連絡をとることになった。

⏰:09/07/05 17:28 📱:N904i 🆔:OtIUm3q6


#31 [我輩は匿名である]
“おはよ”

から

“おやすみ”

まで日常会話的なメールのやりとりを頻繁にした。

⏰:09/07/06 02:51 📱:N904i 🆔:hDWlh6Xw


#32 [我輩は匿名である]
ジンとメールをしているとジンと出会い系サイトで知り合ったというのは忘れている自分もいた。


友達感覚だった。

⏰:09/07/06 02:53 📱:N904i 🆔:hDWlh6Xw


#33 [我輩は匿名である]
“桃ってどんな子なん

“ダレに似てる?”

“写メみたいな〜

メール続けているうちにジンは私の顔を見たがるようになってきた。

⏰:09/07/06 02:54 📱:N904i 🆔:hDWlh6Xw


#34 [我輩は匿名である]
“普通の子だよ
写メはムリ


私は顔見せをジンに拒否った。

⏰:09/07/06 03:08 📱:N904i 🆔:hDWlh6Xw


#35 [我輩は匿名である]
“桃が嫌ならいいけど
俺の送るわ


とジンから画像つきでメールがきた。

⏰:09/07/06 03:13 📱:N904i 🆔:hDWlh6Xw


#36 [K]
黒い太陽のKです。
面白そう話しなんで最後まで、頑張って書いてくださいね。応援してます。

⏰:09/07/06 06:46 📱:P07A3 🆔:h9E73qcA


#37 [我輩は匿名である]
Kさんコメありがとうございます

Kさんも小説頑張って下さい

応援してます

⏰:09/07/06 14:16 📱:N904i 🆔:hDWlh6Xw


#38 [我輩は匿名である]
画像をクリックしてみた。

(うわ…かっこいい)

茶髪で顔が整っているイケメン。

まるで“赤西ジン”みたいだった。笑

⏰:09/07/06 15:20 📱:N904i 🆔:hDWlh6Xw


#39 [我輩は匿名である]
(私すごいイケメンとメールしてるじゃん!!)


テンションが上がった。


“写メみたよジンかっこいいね


とジンにメールを返した。

⏰:09/07/06 15:22 📱:N904i 🆔:hDWlh6Xw


#40 [我輩は匿名である]
“ありがとう桃も気向いたら見せてな

私はジンと比べてぶっさいく。

尚更見せれない自分がいた。

⏰:09/07/07 01:45 📱:N904i 🆔:1WgerZ5o


#41 [我輩は匿名である]
ジンとのメールはもちろん、電話もたまにしていた。


そして“桃”という偽名を使っていることに対し罪悪感もあった。

⏰:09/07/07 03:00 📱:N904i 🆔:1WgerZ5o


#42 [我輩は匿名である]
もうジンに本名を教えてもいいと思っていた。


だけど日が経つに連れて、ジンと仲良くなるほど言いだせなかった。

⏰:09/07/07 03:01 📱:N904i 🆔:1WgerZ5o


#43 [我輩は匿名である]
「桃はどんなんタイプなん?」

ある日、ジンとの会話で出された質問。


『う〜ん、心広い人かな!』

⏰:09/07/07 03:03 📱:N904i 🆔:1WgerZ5o


#44 [我輩は匿名である]
「顔とかで男選んだりするん?」


『全部が顔ってわけじゃないけど…ぶっちゃけ、ちょっとは気にするよ。』


「そうやな!でも桃って絶対性格重視やろ?」

⏰:09/07/07 03:05 📱:N904i 🆔:1WgerZ5o


#45 [我輩は匿名である]
『重視っていうか性格悪かったらムリだね。』


「やっぱ人間顔より性格やな!」


『そうだね。』


私はジンが外見で人を判断しない優しさに惹かれた。

⏰:09/07/07 03:07 📱:N904i 🆔:1WgerZ5o


#46 [我輩は匿名である]
(とは言っても私はジンの見た目に惹かれているんだが…。笑)


このことはジンには秘密にしとおこうと思った。

⏰:09/07/07 14:50 📱:N904i 🆔:1WgerZ5o


#47 [我輩は匿名である]
「俺は桃は性格いいって絶対思う!」

『わかんないよ〜』

「いや、俺には分かる!
桃はウソもつかんような子や!!」


ジンにそう言われ罪悪感が込み上げてきた。

⏰:09/07/07 15:15 📱:N904i 🆔:1WgerZ5o


#48 [我輩は匿名である]
『私だってウソぐらいつくよ〜!』


「でも俺にはついたことないやろ?」


『ついてたらどうする?』

⏰:09/07/07 15:17 📱:N904i 🆔:1WgerZ5o


#49 [我輩は匿名である]
「俺は桃を信じる」


『なんだそれ。笑』


ジンの根拠のない自信。
嬉しい反面、尚更本名を明かすことができなかった。

⏰:09/07/07 15:19 📱:N904i 🆔:1WgerZ5o


#50 [我輩は匿名である]
『信じてもらえて光栄です』

私はジンにそう言った。


(ジン、本当は桃じゃなくて里沙っていうんだ。ウソついてごめんね。)


私は心の中でジンに謝った。

⏰:09/07/07 15:20 📱:N904i 🆔:1WgerZ5o


#51 [みぃ]
気になるッ
応援してるし頑張って

⏰:09/07/07 23:19 📱:F905i 🆔:hAVu8QEk


#52 [我輩は匿名である]
みぃさん応援ありがとう

がんばります

⏰:09/07/08 00:26 📱:N904i 🆔:0UBT9Fwg


#53 [我輩は匿名である]
“今日友達と遊んできた〜

ある日の私からジンに送ったメール。

“いいな何して遊んできたん?”

⏰:09/07/08 01:32 📱:N904i 🆔:0UBT9Fwg


#54 [我輩は匿名である]
“ご飯食べてカラオケ行ってプリクラ


“いいなぁてか…プリクラ見たいな笑”

⏰:09/07/08 01:47 📱:N904i 🆔:0UBT9Fwg


#55 [我輩は匿名である]
ジンからの返事に少し悩んだ。


私はジンの顔を見てる。

ジンは会ったことはないけど信頼できるメル友だ。

⏰:09/07/08 01:48 📱:N904i 🆔:0UBT9Fwg


#56 [我輩は匿名である]
(勇気を出してジンに私の顔を見せようかな…)


そんなことを考えていたとき、メール受信の音楽。


またジンからのメールだった。

⏰:09/07/08 02:26 📱:N904i 🆔:0UBT9Fwg


#57 [我輩は匿名である]
“ごめん、ムリやったらいいからな” 


そんなジンの優しさから私はプリクラの画像を送ることを決めた。

⏰:09/07/08 02:57 📱:N904i 🆔:0UBT9Fwg


#58 [我輩は匿名である]
携帯のプリクラ画像は二枚。

そのうち一枚は落書きで
“里沙”と書いてあるのでもう一枚のほうを送ることにした。

⏰:09/07/08 02:59 📱:N904i 🆔:0UBT9Fwg


#59 [我輩は匿名である]
“別に平気送るね
右だよ


送信完了。


ドキドキが止まらない。

⏰:09/07/08 11:49 📱:N904i 🆔:0UBT9Fwg


#60 [我輩は匿名である]
私の中ではプリクラ写りはいいほうだ。

だけどジンと比べれば天と地の差。

(嫌われたりして…)


送った後に後悔が押し寄せてきた。

⏰:09/07/08 11:56 📱:N904i 🆔:0UBT9Fwg


#61 [我輩は匿名である]
〜♪〜♪〜♪〜

メール受信の着信。


(きたっ!!)


私はジンからのメールを開いた。

⏰:09/07/08 15:07 📱:N904i 🆔:0UBT9Fwg


#62 [我輩は匿名である]
“画像ありがとう
めっちゃタイプ


ジンからのメールの内容を見てニヤけている私がいた。

⏰:09/07/09 00:23 📱:N904i 🆔:UXzx9cGg


#63 [我輩は匿名である]
初めてジンが私にメールでハートマークをつけたことにも嬉しかった。


(あたし…ジンのこと好きかも)


そのときは本当にそう思ったんだ。

⏰:09/07/09 00:26 📱:N904i 🆔:UXzx9cGg


#64 [我輩は匿名である]
“桃…会いたい


画像を送って数時間後のジンからのメール。


(どうしよう…)


私は迷った。

⏰:09/07/09 01:21 📱:N904i 🆔:UXzx9cGg


#65 [我輩は匿名である]
恋かどうかは分からないけれどジンのことは好きだ。


だけど出会い系で会うのはやっぱり抵抗がある。

⏰:09/07/09 01:29 📱:N904i 🆔:UXzx9cGg


#66 [我輩は匿名である]
“まだ会うのは勇気がないな


私はジンに返事した。


〜♪〜♪〜♪〜


すぐにジンから電話がかかってきた。

⏰:09/07/09 21:30 📱:N904i 🆔:UXzx9cGg


#67 [我輩は匿名である]
『もしもし』

「桃〜俺のこと嫌いなん?」

『質問唐突すぎ!笑』

「ごめん、ごめん。でも俺らそろそろ会わんけ?」

⏰:09/07/10 00:33 📱:N904i 🆔:QVTGLOxU


#68 [我輩は匿名である]
『なんかこういうの初めてやし…ちょっと怖い』


「俺怖くないって!じゃあ一時間ぐらいドライブしながら話して帰るだけでいいしダメ?」

⏰:09/07/10 02:14 📱:N904i 🆔:QVTGLOxU


#69 [我輩は匿名である]
「お願い…」


『…分かったよ』


私はジンと会うことに決めた。

⏰:09/07/14 01:59 📱:N904i 🆔:8sC.c1Hk


#70 [我輩は匿名である]
「ありがと!めっちゃ嬉しい!楽しみ!」

ジンは子供のように喜んでくれた。


(かわいいなぁ)

私はそう思いながらさっきまでの不安は飛んでいった。

⏰:09/07/14 02:01 📱:N904i 🆔:8sC.c1Hk


#71 [我輩は匿名である]
そしてジンと会う当日。

“今日○○まで迎えに行くな

ジンからのメール。

(本当にジンと会うんだぁ)


そう思うと緊張が押し寄せてきた。

⏰:09/07/14 02:35 📱:N904i 🆔:8sC.c1Hk


#72 [我輩は匿名である]
出会い系は何度もしたことはある。

だけどメル友と会うのはジンが初めて。

ちょっとドライブするだけ。


だけどこんなにも緊張するのは久しぶりだ。

⏰:09/07/14 02:39 📱:N904i 🆔:8sC.c1Hk


#73 [我輩は匿名である]
ぁげ

⏰:09/07/14 23:04 📱:F02A 🆔:7nJDZKjY


#74 [我輩は匿名である]
あげありがとございます

⏰:09/07/17 05:42 📱:N904i 🆔:rXoFy.kU


#75 [我輩は匿名である]
待ち合わせ場所についた。

(緊張するぅ…)


私は何度も鏡チェックをした。

⏰:09/07/17 05:44 📱:N904i 🆔:rXoFy.kU


#76 [我輩は匿名である]
〜♪〜♪〜♪〜


ドキッ!

携帯が鳴り、心臓が止まるかと思うほど驚いた。


ジンからの着信。

⏰:09/07/17 05:47 📱:N904i 🆔:rXoFy.kU


#77 [我輩は匿名である]
『もしもし』

「着いたよ!」

『私も』

「どこら辺?俺今駐車場におる!」

⏰:09/07/17 05:51 📱:N904i 🆔:rXoFy.kU


#78 [我輩は匿名である]
『私もそこら辺立ってる!』

「あっ!分かったかも!白のワンピっぽいの?」

『うん!てかどこにいんの?』

「今行く!」

⏰:09/07/17 05:53 📱:N904i 🆔:rXoFy.kU


#79 [我輩は匿名である]
そして一台の車が私に近づいてきた。


(え…)


一瞬、自分の目を疑った。

⏰:09/07/17 06:02 📱:N904i 🆔:rXoFy.kU


#80 [我輩は匿名である]
私にゆっくりと車で向かってくる人はジンではなかった。


その車の窓が開いた。


「よっ!乗って!」

その男の人は私にそう言った。

⏰:09/07/17 06:05 📱:N904i 🆔:rXoFy.kU


#81 [我輩は匿名である]
(誰この人…?)


声は電話で何度も聞いたジンの声だ。

だけど私の目の前にいる人はジンではない。

⏰:09/07/17 06:09 📱:N904i 🆔:rXoFy.kU


#82 [亜弥奈]
続き気になります!!
最後まで頑張ってください!

⏰:09/07/17 06:41 📱:W65T 🆔:dJBODEis


#83 [ラリックマ]
気になるw

⏰:09/07/17 19:10 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#84 [我輩は匿名である]
ありがとうございます
マイペースですが最後まで頑張ります

⏰:09/07/18 03:31 📱:N904i 🆔:rbNxcGm2


#85 [我輩は匿名である]
ジンの綺麗な茶髪と違い、黒髪で前髪の一部が妙に長くテンパ。

体重も100キロはあるだろう。

目だって開いているのかさえ分からない。

⏰:09/07/18 03:35 📱:N904i 🆔:rbNxcGm2


#86 [我輩は匿名である]
写メでしか見たことがないジン。

だけど写メ詐欺なんてもんじゃない。

全くの別人だ。

⏰:09/07/18 03:46 📱:N904i 🆔:rbNxcGm2


#87 [我輩は匿名である]
『………』

私は固まっていた。


「お〜い、桃!とりあえず乗れって!」


私の知らないジンがそう言って車から降りてきた。

⏰:09/07/18 03:53 📱:N904i 🆔:rbNxcGm2


#88 [我輩は匿名である]
「桃?」


『………』


「とりあえず乗って」


冷たい空気が流れた。

⏰:09/07/18 04:19 📱:N904i 🆔:rbNxcGm2


#89 [我輩は匿名である]
(怖い…逆らえない…)


私は車に乗った。


「やっと会えた。会いたかったよ」

そう言われ鳥肌がたった。

⏰:09/07/18 04:29 📱:N904i 🆔:rbNxcGm2


#90 [我輩は匿名である]
「桃プリクラより可愛いね」


『ジンは…写メのジンじゃないよね?』


私は勇気を出して切り出した。

⏰:09/07/18 04:36 📱:N904i 🆔:rbNxcGm2


#91 [我輩は匿名である]
>>1-50
>>51-100

⏰:09/07/18 22:39 📱:W61SH 🆔:ulfFvfJ.


#92 [我輩は匿名である]
「あ〜やっぱり気づくよな?あれ別人なんだ。ごめん、ごめん。ははは。」


(別人?ごめん、ごめんって?何笑ってんのこの人?)

私は唖然とした。

⏰:09/07/19 00:52 📱:N904i 🆔:PGchal9k


#93 [我輩は匿名である]
「でも桃は見た目より中身重視だからな!気にせんよな!」

笑いながらそう言われた。


私は返す言葉が見つからなかった。

⏰:09/07/19 01:16 📱:N904i 🆔:PGchal9k


#94 [我輩は匿名である]
確かに前にジンと外見より中身のほうが大事って言ったよ?


だけど目の前にいるあなたは中身は完璧なの?


ただの詐欺男じゃないの?

⏰:09/07/19 02:54 📱:N904i 🆔:PGchal9k


#95 [我輩は匿名である]
(ジンを信じた自分がバカだった…)


出会い系なんてやっぱり
ろくなもんじゃない。

自分に反省しながら、とにかくさっさとドライブをしてさっさと帰ろうと思った。

⏰:09/07/19 03:07 📱:N904i 🆔:PGchal9k


#96 [我輩は匿名である]
「夜景見に行こ」

『…うん』

(早く帰りたいよ…)

心の中でそう思いながらも渋々夜景を見に行くことになった。

⏰:09/07/22 02:46 📱:N904i 🆔:ro3OJTe.


#97 [我輩は匿名である]
車の中でジンはマシンガントークだった。

話を聞いてて分かったこと。


ジンはナルシストだ。

⏰:09/07/22 02:49 📱:N904i 🆔:ro3OJTe.


#98 [我輩は匿名である]
「俺今まで逆ナンされたことあってもナンパしたことないんだよな〜」


(本当かよ?)


「昔よく伊藤英明に似てるって言われてたな〜」


(似てねーよ)

⏰:09/07/22 04:15 📱:N904i 🆔:ro3OJTe.


#99 [美和~]
更新待ってますx

⏰:09/07/22 13:10 📱:W63CA 🆔:f7x78qZI


#100 [りおな]
おもしろ〜い

⏰:09/07/22 13:21 📱:P904i 🆔:McYyFKdM


#101 [(゜∀゜;ノ)ノ]
更新
頑張ってください!!
楽しみにしてます(^-^)

⏰:09/07/22 22:41 📱:W63SA 🆔:CRwC02DI


#102 [我輩は匿名である]
ありがとうございます
更新がんはります

⏰:09/07/23 01:27 📱:N904i 🆔:pb9phE0g


#103 [我輩は匿名である]
「俺昔から空手とか色々やってたんだ。だから体系とかすごいガッチリしてるだろ?」


(ガッチリっていうかデブじゃん)


見た目だけじゃなく話していくうちに中身さえメル友だったジンとのイメージがかけ離れていった。

⏰:09/07/23 01:38 📱:N904i 🆔:pb9phE0g


#104 [我輩は匿名である]
メル友だったときのジンは自分の武勇伝を語るような人じゃなかった。

だけど今私の前にいるジンは「俺は〜、俺は〜、」
と過去の武勇伝ばかり語っている。

⏰:09/07/23 02:03 📱:N904i 🆔:pb9phE0g


#105 [我輩は匿名である]
私の横にいる奴は一体誰なんだよ。


怒りと後悔が頭の中をモンモンと漂った。

⏰:09/07/23 02:12 📱:N904i 🆔:pb9phE0g


#106 [我輩は匿名である]
「着いたよ」

『うん、降りようか』


車の中は狭くジンとの密室が嫌だったので私はそう言った。

⏰:09/07/23 02:25 📱:N904i 🆔:pb9phE0g


#107 [我輩は匿名である]
「手、」

車を降りたとき、ジンが私に手を差し出してきた。

手を握ろうということだ。

⏰:09/07/23 03:52 📱:N904i 🆔:pb9phE0g


#108 [我輩は匿名である]
(無理!!)


『手汗すごいし遠慮しとく』

とっさに言い訳をし拒否った。

⏰:09/07/24 02:34 📱:N904i 🆔:TPmKBl8w


#109 [我輩は匿名である]
アゲ

⏰:09/08/02 11:27 📱:F905i 🆔:3HHFDhjY


#110 [我輩は匿名である]
「俺は手足なんて気にしない。遠慮するな。」


ジンが私にそう言った。


『いやいや、マジいいって』

⏰:09/08/02 14:50 📱:N904i 🆔:FNJcmOuc


#111 [我輩は匿名である]
手足!

手汗?

⏰:09/08/02 16:48 📱:F01A 🆔:w8.uSsFM


#112 [我輩は匿名である]
>>111

すいません

手汗です

⏰:09/08/02 21:50 📱:N904i 🆔:FNJcmOuc


#113 [我輩は匿名である]
「なんだよ、桃は照れ屋だな。ふふ…」


(嫌だ!何か勘違いしてる!)

私の鳥肌は増加する一方だった。

⏰:09/08/02 22:47 📱:N904i 🆔:FNJcmOuc


#114 [我輩は匿名である]
「きれいだね」


『うん』


「桃…」


『ん?』

⏰:09/08/02 23:25 📱:N904i 🆔:FNJcmOuc


#115 [我輩は匿名である]
「そろそろ俺たち付き合わない?」


『は!?』


思わず声をあげてしまった。

⏰:09/08/03 03:28 📱:N904i 🆔:DuKZp3m.


#116 []
かなり気になります〜
主さんの身が心配

⏰:09/08/03 20:28 📱:SH906iTV 🆔:☆☆☆


#117 [我輩は匿名である]
さん

ありがとうございます
続き書きます

⏰:09/08/04 13:56 📱:N904i 🆔:FWJoceD6


#118 [我輩は匿名である]
「だから…そろそろ付き合お?」


(付き合う?何言ってんのこの人?てか、そろそろってなによ…)

⏰:09/08/04 22:39 📱:N904i 🆔:FWJoceD6


#119 [我輩は匿名である]
『私今彼氏とかはいいや…ごめん。』

もちろんNOと返事。


「………嘘だろ?」

⏰:09/08/04 22:44 📱:N904i 🆔:FWJoceD6


#120 [我輩は匿名である]
面白い
続ききになります

⏰:09/08/04 22:54 📱:SH02A 🆔:1JLSK2dw


#121 [我輩は匿名である]
>>120さん


ありがとうございます

⏰:09/08/04 23:41 📱:N904i 🆔:FWJoceD6


#122 [我輩は匿名である]
ジンは強ばった表情だった。

『ごめん…』

「そうだよな。今日初めて会ったし、いくら両思いでも早いよな。」

と、いきなり笑顔になったジン。

⏰:09/08/04 23:41 📱:N904i 🆔:FWJoceD6


#123 [我輩は匿名である]
きになる(¨;)

⏰:09/08/04 23:45 📱:SH704i 🆔:x.4MPsOE


#124 [我輩は匿名である]
>>123

どうもです
続き頑張って書きます

⏰:09/08/04 23:56 📱:N904i 🆔:FWJoceD6


#125 [我輩は匿名である]
(は???)


『ちょ、ジン。何か勘違いしてない?』


「勘違いって?」


『…両思いって何?』

⏰:09/08/04 23:56 📱:N904i 🆔:FWJoceD6


#126 [我輩は匿名である]
「俺ら両思いだろ?」

『え、違うよ。』


・・・・・・・・・


しばらく沈黙が続いた。

⏰:09/08/04 23:58 📱:N904i 🆔:FWJoceD6


#127 [我輩は匿名である]
「…桃って思わせ振りだな。」


ジンがそう言った。


『え?思わせ振り?』


思わず私は聞き返した。

⏰:09/08/05 00:09 📱:N904i 🆔:B3rjtma.


#128 [我輩は匿名である]
「電話やメール…俺に気がある素振りだっただろ?」


ジンは不機嫌な口調で私に言い放った。

⏰:09/08/05 00:16 📱:N904i 🆔:B3rjtma.


#129 [我輩は匿名である]
ジンの言っていることは確かかもしれない。

メールや電話だけで繋がっていた頃、私は確かにジンに惹かれていた。

思わせ振りだったかもしれない。

⏰:09/08/05 00:43 📱:N904i 🆔:B3rjtma.


#130 [我輩は匿名である]
だけど詐称していた奴が偉そうに文句言える立場なの?


『そんなつもりはない』


私はそっけなくジンに返事した。

⏰:09/08/05 13:30 📱:N904i 🆔:B3rjtma.


#131 [はる]
すっごい続きが気になります!更新頑張って下さい(^^♪
楽しみにしてます

⏰:09/08/05 19:05 📱:SO706i 🆔:oMGGDe/k


#132 [我輩は匿名である]
ありがとうございます
更新がんばります

⏰:09/08/08 01:38 📱:N904i 🆔:uMtEJJDc


#133 [我輩は匿名である]
(もうめんどくさい…)

早く帰りたい。

何もかもがヤダ。

ジンといることが苦痛で仕方なかった。

⏰:09/08/08 01:44 📱:N904i 🆔:uMtEJJDc


#134 [我輩は匿名である]
「桃は最低だったんだな」

『そうですね』

「勝手にしろよ」


そう言われてジンはスタスタと歩いていった。

⏰:09/08/08 01:52 📱:N904i 🆔:uMtEJJDc


#135 [我輩は匿名である]
バタン

ジンは車に乗った。

ブルルルル

エンジンのかける音がした。


(え!?)

⏰:09/08/08 02:33 📱:N904i 🆔:uMtEJJDc


#136 []
すごくおもしろいデス
でも先がめちゃ心配

あたしも石川県出身なんで自分の事のように
見入ってしまいました

頑張って下さい

⏰:09/08/08 10:36 📱:P02A 🆔:XvXyJQOQ


#137 [我輩は匿名である]
石川県なんですか

なんか親近感わきますね更新がんばるんで応援よろしくお願いします

⏰:09/08/09 16:03 📱:N904i 🆔:ZcnqWavA


#138 [我輩は匿名である]
ジンの車は私の目の前で走り去っていた。


(嘘でしょ…)


夜景がキレイな山の中、私は一人置き去りにされてしまった。

⏰:09/08/09 22:55 📱:N904i 🆔:ZcnqWavA


#139 [我輩は匿名である]
『ありえねーし!くそでぶやろうー!!』


聞こえないだろうが私は過ぎ去った車に向かって大声で叫んだ。

⏰:09/08/09 23:09 📱:N904i 🆔:ZcnqWavA


#140 [我輩は匿名である]
(こっからどうやって家に帰ればいいのよ…)


駅まででも何時間もかかるだろう。

夜景は綺麗でも帰り道は山の中。

怖いにきまっている。

⏰:09/08/09 23:16 📱:N904i 🆔:ZcnqWavA


#141 [我輩は匿名である]
『もしもし。起きてた?
お願いがあるんだけど…』

私は親友の絵里に軽く事情を説明して迎えに来てくれるよう頼んだ。

⏰:09/08/09 23:33 📱:N904i 🆔:ZcnqWavA


#142 [我輩は匿名である]
「もしもーし!もう着くよ!」

『わかったぁ!ありがとう!』


しばらくすると車のライトが見え、絵里が来てくれた。

⏰:09/08/10 00:26 📱:N904i 🆔:Cyd9VzKg


#143 [我輩は匿名である]
『絵里ー!ありがとう!!』


「てかいったいどうしたのよ?置き去りって?」


『聞いてよ!マジムカつくんだよ!!』

⏰:09/08/10 00:49 📱:N904i 🆔:Cyd9VzKg


#144 [我輩は匿名である]
親友である絵里は何でも話せる仲。


私は絵里にジンについてのことを全部話した。

⏰:09/08/10 13:39 📱:N904i 🆔:Cyd9VzKg


#145 [我輩は匿名である]
『本当出会い系をした自分がバカだった』

「本当だよ〜出会い系で会うなんて危険すぎるよ!」

『もう二度としない!』

絵里に出会い系は二度としないと私は約束した。

⏰:09/08/10 14:26 📱:N904i 🆔:Cyd9VzKg


#146 [我輩は匿名である]
「てかそのメル友頭おかしいよね」

『絵里にも生のそいつ見せたかったよ!』

「見たくな〜い」

⏰:09/08/13 02:49 📱:N904i 🆔:L5biXM72


#147 [我輩は匿名である]
〜♪〜♪〜♪〜

絵里にジンの悪口を言っていると、電話が鳴った。


着信相手はジンからだった。

⏰:09/08/13 03:23 📱:N904i 🆔:L5biXM72


#148 [我輩は匿名である]
じらされてる感じ。

⏰:09/08/13 03:34 📱:F02A 🆔:Xl6369GU


#149 [我輩は匿名である]
えぇー

じらしてませんよ

⏰:09/08/13 04:41 📱:N904i 🆔:L5biXM72


#150 [我輩は匿名である]
『えっ!絵里!ジンから電話なんだけど!』

「え!?マジ?出ないの?」

『出ないよ!もう関わりたくないもん!』

⏰:09/08/13 04:48 📱:N904i 🆔:L5biXM72


#151 [我輩は匿名である]
私はジンの電話を無視した。


〜♪〜♪〜♪〜

〜♪〜♪〜♪〜

〜♪〜♪〜♪〜


私が無視したところでジンからの着信はずっと続いた。

⏰:09/08/13 04:53 📱:N904i 🆔:L5biXM72


#152 [我輩は匿名である]
「てかしつこくない?なんか怖いんだけど…」

『うん…』


私は鳴り続けるジンからの着信に恐怖を覚えた。

⏰:09/08/13 04:55 📱:N904i 🆔:L5biXM72


#153 [我輩は匿名である]
〜♪〜♪〜♪〜

ピーッピーッ

私は保留を押した。


何十秒、何分たってもジンは切ることはなかった。

⏰:09/08/13 04:57 📱:N904i 🆔:L5biXM72


#154 [我輩は匿名である]
『保留押してからまだ切らないんだけど!』

「なんかヤバイってその人!」


ブツッ

ジンから切ることはなさそうだったので私から電話を切った。

⏰:09/08/13 05:02 📱:N904i 🆔:L5biXM72


#155 [我輩は匿名である]
保留を押し、切ってからジンからの着信は鳴らなかった。


「諦めたのかな?」

『助かったぁ〜』

⏰:09/08/13 05:04 📱:N904i 🆔:L5biXM72


#156 [我輩は匿名である]
「理沙のことのように私まで怖かったよ!」

『本当に…。もう連絡こないことを祈るよ。』


私はそう言いながら携帯を開いた。

⏰:09/08/13 05:12 📱:N904i 🆔:L5biXM72


#157 [りな]
<<154-300
>>154-300

⏰:09/08/13 20:56 📱:SH001 🆔:lfG5Oizk


#158 [我輩は匿名である]
開いた瞬間iモードが点滅しているのが分かった。


(まさか……)


そしてメール受信画面になった。

⏰:09/08/14 02:40 📱:N904i 🆔:LC75IkoE


#159 [我輩は匿名である]
『絵里!メール受信中!ジンからかも!』

「え?てか絶対そいつでしょ!」


そうやって騒いでいるうちにメール受信完了…。

⏰:09/08/14 03:06 📱:N904i 🆔:LC75IkoE


#160 [我輩は匿名である]
『やだ…見るのも怖い』

「とりあえず見てみ?」


絵里にそう言われ、私は恐る恐るメールを開いた。

⏰:09/08/14 03:36 📱:N904i 🆔:LC75IkoE


#161 [我輩は匿名である]
じらしてるー
めっちゃ気になるんだもん
早く読みたくなっちゃう
応援してます☆
頑張って下さい

⏰:09/08/14 12:17 📱:F02A 🆔:YY7gLjB6


#162 [我輩は匿名である]
応援ありがとうございます

がんばります

⏰:09/08/15 06:05 📱:N904i 🆔:FlowJX8g


#163 [我輩は匿名である]
(やっぱり…)



受信相手には“ジン”と表示されていた。

⏰:09/08/15 06:16 📱:N904i 🆔:FlowJX8g


#164 [我輩は匿名である]
“桃、今どこにいるの俺心配で戻ってきたんだ怖くない夜道は危険だよ桃の身に何かあったら俺はどうしたらいいか分からないよお願いだから連絡ちょうだい

⏰:09/08/15 06:17 📱:N904i 🆔:FlowJX8g


#165 [我輩は匿名である]
(その危険な夜道に1人、置き去りにしたくせにッッ!)


私はそのメールを即行削除した。

⏰:09/08/15 06:22 📱:N904i 🆔:FlowJX8g


#166 [我輩は匿名である]
(めんどくさい…)



メールを削除し、私は携帯の電源も切った。

⏰:09/08/15 08:00 📱:N904i 🆔:FlowJX8g


#167 [我輩は匿名である]
『絵里ありがとう!!』


「うん!またなんかあったらすぐ言ってね!」


『うん!』


絵里に送ってもらい私は家に入った。

⏰:09/08/15 08:32 📱:N904i 🆔:FlowJX8g


#168 [はる]
やった更新されてるっ
ジンみたいな人私の周りにも居ます
ほんっと気持ち悪いですよね
更新頑張って下さい
楽しみにしています

⏰:09/08/15 11:06 📱:SO706i 🆔:3O9TBQy6


#169 [我輩は匿名である]
感想板作ってください

⏰:09/08/16 08:53 📱:SH704i 🆔:8i95e4P2


#170 [ぷぃ]
1回に書く文少なくね?

⏰:09/08/16 13:07 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#171 [我輩は匿名である]
>>170 同感

つか、コメント欲しさにわざと少なめ更新にしといて、しかもコメントがきそうな所で止めてる感じ

⏰:09/08/16 13:47 📱:SH905i 🆔:☆☆☆


#172 [愛]
えっ別にそんなのどうでも良くね〜か?

⏰:09/08/16 14:59 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#173 [我輩は匿名である]
一回に書く分は確かに短く、不快にさせてしまったのなら申し訳ないです(*_*)

でもコメントは嬉しいですが、わざとコメント欲しさにしているというのは勘違いです

そんなつもりはないです

⏰:09/08/16 21:58 📱:N904i 🆔:JFnt6KeY


#174 [我輩は匿名である]
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/4521/

感想板作りました
良かったら感想おまちしております

⏰:09/08/16 22:03 📱:N904i 🆔:JFnt6KeY


#175 [我輩は匿名である]
(長い1日だった…)


家に入りどっと疲れがきた。


顔を洗って、携帯の電源はオフのまま私は眠りについた。

⏰:09/08/16 22:07 📱:N904i 🆔:JFnt6KeY


#176 [我輩は匿名である]
目が覚めるたときは日が沈んでいた。

(うわ…寝すぎたな。何時だろ?)


そう思い携帯の電源をつけた。

⏰:09/08/16 22:09 📱:N904i 🆔:JFnt6KeY


#177 [我輩は匿名である]
時間は6時過ぎ。

やっぱり寝すぎだ。

それと同時にiモードの点滅。


―受信中―

⏰:09/08/16 22:13 📱:N904i 🆔:JFnt6KeY


#178 [我輩は匿名である]
(またジンからだろうな…やだなぁ)


受信中の画面を見て、私自身ジンからだという覚悟はできていた。

⏰:09/08/16 22:18 📱:N904i 🆔:JFnt6KeY


#179 [我輩は匿名である]
受信件数24件。


(多すぎ…)


一番最初のメールはiモードセンターからの留守電のお知らせメールだ。

⏰:09/08/16 22:20 📱:N904i 🆔:JFnt6KeY


#180 [我輩は匿名である]
iモードセンターの次にはずっと

“ジンジンジン”

と受信相手が続いていた。

中に一つ絵里からのメールもあり少し安心した。

⏰:09/08/16 22:28 📱:N904i 🆔:JFnt6KeY


#181 [我輩は匿名である]
iモードの留守電は全部ジンからだった。


(5分前ぐらいにもかけてきてるし…)


そして22件も着ているジンのメールを見た。

⏰:09/08/16 23:42 📱:N904i 🆔:JFnt6KeY


#182 [我輩は匿名である]
“桃
心配しすぎて眠れないよなんでこんなことになったんやろうね
神様は意地悪や
早く連絡ちょうだいね
俺を安心させて

“迷子の迷子の子猫ちゃんあなたの居場所はどこですか

⏰:09/08/16 23:52 📱:N904i 🆔:JFnt6KeY


#183 [我輩は匿名である]
“クマさんに会ってないすぐに連絡するんだよ俺がやっつけてやるから


など、ふざけているのか、そんな内容のメールばかりだった。

⏰:09/08/17 00:39 📱:N904i 🆔:qaeiFtGc


#184 [我輩は匿名である]
〜♪〜♪〜♪〜


メールを見ていると電話がなった。


“ジン”

そう表示された。

⏰:09/08/17 02:15 📱:N904i 🆔:qaeiFtGc


#185 [我輩は匿名である]
〜♪〜♪〜♪〜

〜♪〜♪〜♪〜

〜♪〜♪〜♪〜


どれだけ無視してもジンからのコールは鳴り止まなかった。

⏰:09/08/17 02:32 📱:N904i 🆔:qaeiFtGc


#186 [我輩は匿名である]
(マジしつこい…)


いい加減我慢できなくなってきた。


ピッ

『…はい。』

私はついに電話に出た。

⏰:09/08/18 00:08 📱:N904i 🆔:A74NPaO6


#187 [我輩は匿名である]
「も、桃!?良かったぁ…やっと繋がった」

『…………』

「桃、大丈夫だった?」

『ちゃんと生きてるから、もう心配しなくていいよ。』

「うん、分かった!で、次いつ会える?」

⏰:09/08/18 00:11 📱:N904i 🆔:A74NPaO6


#188 [我輩は匿名である]
(はぁ!?何言ってんのこいつ!?)


『もう会わないし』

「え、何で?」


(マジで自分で何したか分かってないの!?)

無関心なジンに怒りが最上級に込み上げてきた。

⏰:09/08/18 00:14 📱:N904i 🆔:A74NPaO6


#189 [我輩は匿名である]
『夜中に女の子を山の中で置き去りにするような男ともう会うわけないし!』


ブツッ


私はそう言い、電話を一方的に切った。

⏰:09/08/18 00:16 📱:N904i 🆔:A74NPaO6


#190 [我輩は匿名である]
(本当腹立つ!)


ボスッ


電話を切ってからもイライラが治まらず、私は携帯をベッドに投げつけた。

⏰:09/08/18 00:18 📱:N904i 🆔:A74NPaO6


#191 [我輩は匿名である]
〜♪〜♪〜♪〜


数分経った頃、メールの着信音が鳴った。


(うわ…絶対ジンからだ)


私は携帯を手に取った。

⏰:09/08/18 05:32 📱:N904i 🆔:A74NPaO6


#192 [我輩は匿名である]
“桃いきなり電話切るなんて酷いよ何で怒ってるのか理解できないよ電話にでてくれたってことは許してくれたからだよね
なのに何でまだ怒るのさ桃が早く素直になってくれることを祈るよ


(やっぱりこいつはありえない…)

メールを見て私は呆れ果てた。

⏰:09/08/18 05:34 📱:N904i 🆔:A74NPaO6


#193 [我輩は匿名である]
メールはシカトした。


それからというものジンから電話はかかってくることはなかったが、毎日のようにメールが来た。

決まって一時間に一通だった。

だいたい朝の8時頃から来て、夜中の1時、遅いときは4時まで来ていた。

⏰:09/08/18 05:37 📱:N904i 🆔:A74NPaO6


#194 [我輩は匿名である]
最初の方は

“無視しないで

“もう一度会おうよ

とかそういう内容だったけど、二日目ぐらいからは日記のようなメールになった。

⏰:09/08/18 05:43 📱:N904i 🆔:A74NPaO6


#195 [我輩は匿名である]
“桃ちーんおはよ
今日はどんな夢見たかな夢診断してあげるよ

“100円拾った今日はいいことありそ俺から桃に幸せビーム
(100円玉の画像つき)”

⏰:09/08/18 05:46 📱:N904i 🆔:A74NPaO6


#196 [我輩は匿名である]
“今日抱き枕買ったよ
すごく触りごこちよくて、桃の肌もこんな触りごこちなのかなぁって抱き枕を桃だと思って抱き締めるね大好きだよ


メール内容はどんどんエスカレートしていった。

⏰:09/08/18 06:07 📱:N904i 🆔:A74NPaO6


#197 [我輩は匿名である]
(きもい…。こいつこんなにメール送ってきてちゃんと仕事してんの?てか寝てんの?)


変な心配をしながらも、
メールが来るたび、どんどんジンのことが嫌いになっていく一方だった。

⏰:09/08/18 06:20 📱:N904i 🆔:A74NPaO6


#198 [我輩は匿名である]
「これ絶対ヤバイって!早くアド変えな!」


絵里が私の携帯に届いたジンからのメールを見ながら言った。

『やっぱりそうしたほうがいいよね…』

⏰:09/08/18 06:26 📱:N904i 🆔:A74NPaO6


#199 [我輩は匿名である]
絵里とそんな話をしていると、私の携帯が受信中になった。


「受信中だよ…」

『絶対ジンからだよ…』


受信ボックスを見ると、
やっぱりジンからだった。

⏰:09/08/19 14:56 📱:N904i 🆔:Wcc0n9Fs


#200 [我輩は匿名である]
“今日死後の生まれ変わりにについて考えたんだ
桃は生まれ変わったら何になりたい俺は生まれ変わったら何になりたいか知りたい教えてあげるよ俺は桃専用のテレビのリモコンになりたい
桃が辛い時はバラエティーをつけて笑わせてあげる桃が疲れたときは大自然の癒される番組をつけて癒してあげる桃がエッチな気分のときは深夜のアダルト番組をつけて気持ち良くさせてあげる

⏰:09/08/19 15:03 📱:N904i 🆔:Wcc0n9Fs


#201 [我輩は匿名である]
桃の喜怒哀楽を俺のリモコンで全てコントロールできると思うと、想像するだでワクワクしちゃうな
リモコンってすごいよね桃のテレビのリモコンは幸せだな俺も桃のリモコンになりたかった来世は桃専用のリモコンになってもいいかなてかなるからな

⏰:09/08/19 15:06 📱:N904i 🆔:Wcc0n9Fs


#202 [我輩は匿名である]
「ぎゃはははははは!
は、腹痛い!」


絵里はジンからのメールに大爆笑していた。


『笑いごとじゃないよぉ…もうやだぁ…』

⏰:09/08/19 15:09 📱:N904i 🆔:Wcc0n9Fs


#203 [我輩は匿名である]
打って変わって私は笑いごとじゃなかった。


もう限界で、涙が出た。


「ごめん、ごめん!とりあえず理沙、アド変えな?」


『うん…』

⏰:09/08/19 16:26 📱:N904i 🆔:Wcc0n9Fs


#204 [我輩は匿名である]
私は適当にアドを考えアドレスを変えた。


「これで諦めてくれるといいね」

『ジンをなめちゃいけないよ…絶対電話かかってくるよ。』

⏰:09/08/19 16:53 📱:N904i 🆔:Wcc0n9Fs


#205 [我輩は匿名である]
「着信拒否しなよ!」


『どうやってするの?』


「いや、よく分かんないけど…」


そう言いながらも携帯をいじると、意外に簡単に着信拒否のやり方が分かった。

⏰:09/08/20 02:23 📱:N904i 🆔:dv0pf5eM


#206 [我輩は匿名である]
ジンの番号、非通知、公衆電話も拒否した。


「これでメール来ることも、電話鳴ることもないね!」


『うん!』

⏰:09/08/20 03:09 📱:N904i 🆔:dv0pf5eM


#207 [我輩は匿名である]
少し肩の荷が降りた。


だけどモヤモヤはまだ消えない。


まだきっと何かあると予感していたから。

⏰:09/08/20 03:25 📱:N904i 🆔:dv0pf5eM


#208 [我輩は匿名である]
そして数十分後、0秒の不在着信があった。


ジンからだった。


着信拒否にしても、繋がらないだけで、着歴には残るのだ。

⏰:09/08/20 17:18 📱:N904i 🆔:dv0pf5eM


#209 [我輩は匿名である]
ジン
ジン
ジン
ジン
非通知
ジン
ジン
ジン


鬼のように続いた。

⏰:09/08/20 17:57 📱:N904i 🆔:dv0pf5eM


#210 [我輩は匿名である]
じらしすぎ

⏰:09/08/20 18:11 📱:F02A 🆔:lEa/8Wh.


#211 [我輩は匿名である]
わざとじゃないんで

⏰:09/08/20 18:26 📱:N904i 🆔:dv0pf5eM


#212 [我輩は匿名である]
『しつこすぎる〜…』


不在着信のジンの名前を見るだけで、憂鬱になった。

「ねぇねぇ!ちょっと試してみない!?」

絵里が突然言った。

⏰:09/08/20 18:32 📱:N904i 🆔:dv0pf5eM


#213 [我輩は匿名である]
「ジンのことだしさ、絶対出会い系してそうじゃない!?で、私のプリカでブラックメールするの!」


絵里は携帯を二つ持っていた。

絵里がいつも使っているのはDoCoMoの携帯。

⏰:09/08/20 18:41 📱:N904i 🆔:dv0pf5eM


#214 [我輩は匿名である]
おもしろい

⏰:09/08/20 19:55 📱:W52P 🆔:QcIeHioM


#215 [我輩は匿名である]
ありがとう

⏰:09/08/20 23:30 📱:N904i 🆔:dv0pf5eM


#216 [我輩は匿名である]
そしてもう一つ。

あまり使っていないが、絵里はプリカの携帯を持っていた。


「プリカからジンにメールしてみようよ!」

絵里はウキウキしながら言った。

⏰:09/08/20 23:33 📱:N904i 🆔:dv0pf5eM


#217 [我輩は匿名である]
『ストーカーされるよ?
辞めときね!』


「大丈夫、大丈夫!
理沙みたいに会ったりしないから!番号教えるつもりもないし、うざくなったらアド変えるから。それにさ、ジンも新しいメル友できたら理沙のことあきらめるかもよ?」

⏰:09/08/20 23:34 📱:N904i 🆔:dv0pf5eM


#218 [我輩は匿名である]
『うん。そうかも。
絵里が平気ならいいよ。
でも絶対会っちゃいけないからね。』

「りょーかい!!」


そう約束して、私はジンのアドレスを絵里に教えた。

⏰:09/08/20 23:37 📱:N904i 🆔:dv0pf5eM


#219 [我輩は匿名である]
そして相変わらずジンからの不在着信は続いた。


(しつこいなぁ〜)


「よし、出来た!送るよ?」

絵里が言った。

⏰:09/08/20 23:39 📱:N904i 🆔:dv0pf5eM


#220 [我輩は匿名である]
『見せて見せて!』


“前のスタビの投稿見ました!紗弥加っていいます☆仲良くしてくださぁぁぁい(≧▼≦)♪”


『うん、おっけー』

「送〜信!」

⏰:09/08/20 23:43 📱:N904i 🆔:dv0pf5eM


#221 [我輩は匿名である]
「返事くるかな〜?」

『ジンのことだし来そうだなぁ』


〜♪〜♪〜♪〜


さっそく絵里のプリカの
メール着信音がなった。

⏰:09/08/20 23:52 📱:N904i 🆔:dv0pf5eM


#222 [我輩は匿名である]
「きたっ!!」


『はやっ!!』


私と絵里はプリカにしがみついてさっそくメールを見た。

⏰:09/08/20 23:54 📱:N904i 🆔:dv0pf5eM


#223 [我輩は匿名である]
“初めまして〓ジンです〓書き込み見てくれたんだ〓〓友達なろうぜ〓よろしく〓”

『絵文字見れんし。笑』

プリカから絵文字は見れなかったが、やっぱりジンは出会い系で書き込みをしていた。

⏰:09/08/21 00:02 📱:N904i 🆔:suzgZ4M.


#224 [我輩は匿名である]
あげぇ

⏰:09/08/21 22:29 📱:auSH3B 🆔:☆☆☆


#225 [我輩は匿名である]
“お返事ありがとう(^O^)これから仲良くしようね☆ちなみに私は彼氏募集中だからね(^3^)/笑”


絵里はジンに返信。


『思わせ振りだね〜』

「まぁね。笑」

⏰:09/08/22 00:32 📱:N904i 🆔:qGbuOcZU


#226 [我輩は匿名である]
その間も私の携帯からにジンの不在着信がいっぱい表示された。

〜♪〜♪〜♪〜

「きた!」

そしてジンから着信が止んだと思うと、ジンは紗弥加にメール。

⏰:09/08/22 00:37 📱:N904i 🆔:qGbuOcZU


#227 [我輩は匿名である]
“気合うなぁ〜〓俺も彼女募集中〓〓仲良くしてな〓”

“気合うねぇ(*^□^*)
ジンは好きな子もいないのぉ(・・?)”

“いないよ〓最近ヤロー共とおってばっかで女の子と会う機会さえない〓やし遊んでくれ〜〓〓”

⏰:09/08/22 00:43 📱:N904i 🆔:qGbuOcZU


#228 [我輩は匿名である]
『なにこいつ、マジ腹立つ!』


私はジンのメールを見て
怒りを隠せなかった。


もちろんその怒りは嫉妬なんかじゃない。

⏰:09/08/22 00:47 📱:N904i 🆔:qGbuOcZU


#229 [我輩は匿名である]
好きな人いないなら、
私のこと好きじゃないんなら、もう私に構わないでほしい。


もうほっといてほしい。


今でも携帯に残るジンの不在着信を見て、私はため息をついた。

⏰:09/08/22 00:59 📱:N904i 🆔:qGbuOcZU


#230 [我輩は匿名である]
『ん?』


そんなことを考えていると、私の携帯がiモードの点滅していることに気づいた。


(メールだ。まさか…ジンじゃないよね?まさかね。)

⏰:09/08/22 03:56 📱:N904i 🆔:qGbuOcZU


#231 [我輩は匿名である]
〜♪〜♪〜♪〜


『……絵里』

「どした?」

『ジンからメール来た…』

「はぁ?何で?メルアド変えたじゃん!」

⏰:09/08/22 04:14 📱:N904i 🆔:qGbuOcZU


#232 [我輩は匿名である]
『…ショートメール』


そう、ジンはショートメールで私にメールを送ってきたのだ。


「あぁ!そっか忘れてた!」

⏰:09/08/22 04:17 📱:N904i 🆔:qGbuOcZU


#233 [我輩は匿名である]
絵里が言うよう、私もすっかりショートメールという存在を忘れていた。


(見るの怖い…)


私は恐る恐るメールの本文を見た。

⏰:09/08/22 04:19 📱:N904i 🆔:qGbuOcZU


#234 [我輩は匿名である]
“いい加減にしろ メアド教えろ”


(やだ、怖い…)


態度が豹変したジンのメールに心臓がバクバクした。

⏰:09/08/22 04:23 📱:N904i 🆔:qGbuOcZU


#235 [我輩は匿名である]
「なにキレてんのこいつ?理沙気にするな〜」

絵里は一生懸命私に気にするなと励ましてくれたが、やっぱり私は恐怖からか気にしてしまう。


〜♪〜♪〜♪〜

そして次は絵里のプリカにメールが来た。

⏰:09/08/22 04:26 📱:N904i 🆔:qGbuOcZU


#236 [我輩は匿名である]
“紗弥加〓〓写メ見たいな〓俺も送るから〓〓”


紗弥加(絵里)に対してのメールは全然怒ってる要素もなく普通だった。


(二重人格め…)

⏰:09/08/22 04:56 📱:N904i 🆔:qGbuOcZU


#237 [我輩は匿名である]
私はすぐにショートメールも拒否設定にした。

やり方に困難したがなんとかできた。


「これでもう大丈夫やね!」

『うん!』

⏰:09/08/23 02:53 📱:N904i 🆔:LpOQqLcg


#238 [我輩は匿名である]
「じゃあ私はジンにメール返すかな!」


そう言って絵里はプリカでジンにメールを打っていた。


“いいよ♪でも先は恥ずかしいからジンから送って〜(*/ω\*)”

⏰:09/08/23 03:15 📱:N904i 🆔:LpOQqLcg


#239 [我輩は匿名である]
『絵里、写メ送るの?』


「まっさか!送るはずないじゃん!貰い逃げだし。笑」


『なるほどね。なら良かった!』

⏰:09/08/23 03:18 📱:N904i 🆔:LpOQqLcg


#240 [我輩は匿名である]
“照れ屋なんやな〓〓いいよ〓じゃあ俺から送るな〓あんまかっこよくないけど〓〓(画像付き)”


ジンからはすぐに返事が返ってきた。

⏰:09/08/23 03:20 📱:N904i 🆔:LpOQqLcg


#241 [我輩は匿名である]
「あ!プリカから画像見れないんだった!理沙のところに転送してもいい?」

『うん!いいよ!』


プリカから画像は見れず、絵里は私の携帯に画像を転送した。

⏰:09/08/23 03:25 📱:N904i 🆔:LpOQqLcg


#242 [我輩は匿名である]
カチッ


私の携帯から画像をアクセス。


そして画像が表示された。

⏰:09/08/23 03:31 📱:N904i 🆔:LpOQqLcg


#243 [我輩は匿名である]
『別人だしー!!』


私は無意識に大きな声で叫んで言った。


「あら!画像のジン、めっちゃイケメンじゃん!」


『だから別人だから!』

⏰:09/08/23 03:34 📱:N904i 🆔:LpOQqLcg


#244 [我輩は匿名である]
その画像のジンは一度は私も惹かれたカッコいいジンだった。


『私のときもこのカッコいい人だったの!しかも同じ写メだし!マジ全くの別人!!顔も体型も正反対だから!』


私は必死に絵里に説明した。

⏰:09/08/23 03:39 📱:N904i 🆔:LpOQqLcg


#245 [我輩は匿名である]
さっき一気に読みました続きが気になります

また時間できたら更新してくださぃ

⏰:09/08/23 16:36 📱:F906i 🆔:QCAeiq2c


#246 [我輩は匿名である]
読んでいただきありがとうございます

頑張って続き書いていきますね

⏰:09/08/24 03:00 📱:N904i 🆔:oYNt5U0U


#247 [我輩は匿名である]
「知ってる、知ってる。
何回も聞いたから。まぁ、とりあえず本人に問い詰めよ」


そう言って絵里はジンにメールを打った。

⏰:09/08/24 03:05 📱:N904i 🆔:oYNt5U0U


#248 [我輩は匿名である]
“超〜かっこいいね♪これ本当にジンなの〜??笑☆怪しいなぁ〜Ψ(`∀´#)”


「これなら相手に不快を与えることなく、自然なメールでしょ?」


そう言い、絵里はメールを送信した。

⏰:09/08/24 03:09 📱:N904i 🆔:oYNt5U0U


#249 [我輩は匿名である]
“もちろん俺やって〓〓
でも写メうつりがいいの選んだけどな〓〓笑”


「写メうつりがいいんだってさ」

ジンのメールを見て絵里が言った。

⏰:09/08/24 03:12 📱:N904i 🆔:oYNt5U0U


#250 [我輩は匿名である]
『写メうつりじゃなくて全くの別人!誰かの写メを悪用してるから!』


会ったら絶対バレることなのに、そこまでして嘘をつくジンに私は呆れ果てた。

⏰:09/08/24 03:19 📱:N904i 🆔:oYNt5U0U


#251 [我輩は匿名である]
「さて、もうオシマイ!」

『ん?』

「ジンがどんだけ最低な男かよ〜く分かったし、もうメールはシカト。笑」

『メールする前から分かってたことじゃん。』

「ですよね〜」

⏰:09/08/24 03:26 📱:N904i 🆔:oYNt5U0U


#252 [我輩は匿名である]
そう言って絵里は即行プリカのアドレスを変えた。

「ジンご愁傷様!」


『ざまーみろだよ。』


いい気味だった。


絵里の行動に私は心がスカッとした。

⏰:09/08/24 03:32 📱:N904i 🆔:oYNt5U0U


#253 [我輩は匿名である]
そして私の携帯も見てみると相変わらずジンからの着歴。


(ほっとこ…)


すぐには無理だと思う。

だけどいつか時が解決してくれるはず。

⏰:09/08/24 03:47 📱:N904i 🆔:oYNt5U0U


#254 [我輩は匿名である]
>>150ー300

⏰:09/08/24 03:58 📱:W61SH 🆔:1lR1eMEw


#255 [我輩は匿名である]
>>150ー300


~

⏰:09/08/24 03:59 📱:W61SH 🆔:1lR1eMEw


#256 [我輩は匿名である]

>>150-300

⏰:09/08/24 04:00 📱:W61SH 🆔:1lR1eMEw


#257 [我輩は匿名である]
ジン…


お願いだから、、、



早く引き下がって。



私はそう強く強く願った。

⏰:09/08/24 04:02 📱:N904i 🆔:oYNt5U0U


#258 [我輩は匿名である]
それから数日、、、。


ジンからの着歴は一方に減ることはなかった。


ジンの着歴のせいで埋め尽くされて友達の着信に気付かなかったときもあった。

⏰:09/08/24 04:11 📱:N904i 🆔:oYNt5U0U


#259 [我輩は匿名である]
ジン
ジン
ジン
ジン
ジン


携帯を見るたびにジンの名前。

ひどいときは5分以内に着歴が全部埋め尽くされていた。

⏰:09/08/24 04:13 📱:N904i 🆔:oYNt5U0U


#260 [我輩は匿名である]
)ジー

⏰:09/08/24 20:51 📱:F906i 🆔:LolgLr6.


#261 [我輩は匿名である]
(あーうざい!!)


ジンの執着心は半端じゃない。


そしてある夜。

〜♪〜♪〜♪〜


私は寝ていたが着信音で目を覚ました。

⏰:09/08/25 00:39 📱:N904i 🆔:Q.5UUbSw


#262 [我輩は匿名である]
090-1314-xxxx


(知らない番号だ…)


私はなんとなく嫌な予感がしたので出なかった。

⏰:09/08/25 00:43 📱:N904i 🆔:Q.5UUbSw


#263 [我輩は匿名である]
数分後


〜♪〜♪〜♪〜


090-6815-xxxx


また知らない番号から電話。

さっきとはまた違う番号だ。

⏰:09/08/25 00:53 📱:N904i 🆔:Q.5UUbSw


#264 [あや]
いつも読んでます!

更新頑張って下さいメ~

⏰:09/08/25 00:55 📱:W52SH 🆔:Eg2TZpbI


#265 [我輩は匿名である]
いつも読んでくれてありがとうございます

更新がんばります

⏰:09/08/25 00:59 📱:N904i 🆔:Q.5UUbSw


#266 [我輩は匿名である]
ピッ


『…はい』


私はその電話に出てみた。


「ハァハァ、今どんな格好?」


息の荒いおじさんの声が私にそう言ってきた。

⏰:09/08/25 01:00 📱:N904i 🆔:Q.5UUbSw


#267 [我輩は匿名である]
ブチッ


私はすぐに電話を切った。


(何…何なの今の!?)


眠気も一気に吹っ飛び、
心臓がバクバクした。

⏰:09/08/25 01:06 📱:N904i 🆔:Q.5UUbSw


#268 [我輩は匿名である]
〜♪〜♪〜♪〜

090-6815-xxxx


すぐにまた同じ番号から電話がかかってきた。


『……………』


私は無言のまま電話に出た。

⏰:09/08/25 01:14 📱:N904i 🆔:Q.5UUbSw


#269 [我輩は匿名である]
「ハァハァ…気持ち?濡れてる?ハァハァ…アッ、イク…」


(やだ、きもい!!)


『かける相手間違ってんだよ!キモいし!!』

⏰:09/08/25 01:20 📱:N904i 🆔:Q.5UUbSw


#270 [我輩は匿名である]
ブチッ

私はそう言って思いっきり電話を切った。


(勘弁してよ…何なのよ…)


突然のことで頭の整理がつかなかった。

⏰:09/08/25 01:25 📱:N904i 🆔:Q.5UUbSw


#271 [我輩は匿名である]
〜♪〜♪〜♪〜


090-5171-xxxx


頭の整理もつかぬまま、
さっきとはまた違う番号から電話がかかってきた。

⏰:09/08/25 01:42 📱:N904i 🆔:Q.5UUbSw


#272 [我輩は匿名である]
『はい…』


「あ、もしもし。桃ちゃん?」


また知らないおじさんの声。


しかも私のことを“桃”と呼んでいる。

⏰:09/08/25 02:09 📱:N904i 🆔:Q.5UUbSw


#273 [我輩は匿名である]
『誰ですか?』


私はその電話の主に尋ねた。


「さっきまでメールしてたマコトだよ!桃ちゃんだよね?」


(メール???一切してませんが!)

⏰:09/08/25 02:25 📱:N904i 🆔:Q.5UUbSw


#274 [我輩は匿名である]
『人違いです。てか悪用です。どんなメールでしたか?』


「え?本人じゃないの?
残念だな〜電話で一緒に気持ちいいことしよって俺に番号教えてくれたんだよ。」


『どんなアドレスでしたか?』

⏰:09/08/25 02:39 📱:N904i 🆔:Q.5UUbSw


#275 [我輩は匿名である]
「いや〜そんなの教えちゃって大丈夫なの?」


『当たり前じゃないですか!私は番号を悪用されて、あなたは騙されたんですよ!いいにきまってるじゃないですか!』


私は必死にその人に教えてくれるよう頼んだ。

⏰:09/08/25 02:55 📱:N904i 🆔:Q.5UUbSw


#276 [我輩は匿名である]
(きっとジンの仕業だ…)


私の番号を知っており
“桃”と名乗り、私の番号を悪用した人…。



そんなのジンしかいない。


だからアドレスを聞いてジンだという確証が欲しかった。

⏰:09/08/25 03:10 📱:N904i 🆔:Q.5UUbSw


#277 [我輩は匿名である]
『アドにdo it(ドゥイット)って入ってるでしょ?』


「ちょっとまってね。」


カチカチ 


電話音からボタンの音が聞こえた。

⏰:09/08/25 03:19 📱:N904i 🆔:Q.5UUbSw


#278 [我輩は匿名である]
きっとメールに切り替えて調べてくれてるのだろう。


「あぁ!do itって入ってるよ!」


(やっぱり!!)

⏰:09/08/25 03:22 📱:N904i 🆔:Q.5UUbSw


#279 [我輩は匿名である]
ジンのアドには“do it”が入っていた。


これでジンだと確定だ。


(私の番号を出会い系に悪用しやがって…!!)


怒りが沸々と込み上げてきた。

⏰:09/08/25 03:25 📱:N904i 🆔:Q.5UUbSw


#280 [我輩は匿名である]
「知り合いに悪用されたんだぁ〜悲惨だね。でもこれも縁だしさ俺と大人の付き合いの友達にならない?」

そいつが私に言ってきた。


『なりません。二度と電話かけてこないで下さい!』

⏰:09/08/25 05:23 📱:N904i 🆔:Q.5UUbSw


#281 [我輩は匿名である]
ブチッ


私はそう言って切った。


(最低!最低!最低!拒否された逆恨み?なんで私がこんなことされなくちゃいけないの?)

⏰:09/08/25 05:27 📱:N904i 🆔:Q.5UUbSw


#282 [我輩は匿名である]
〜♪〜♪〜♪〜


そして知らない番号からまた電話。


ピーピー、ブチッ


私は保留を押し電話を切った。

⏰:09/08/25 16:18 📱:N904i 🆔:Q.5UUbSw


#283 [我輩は匿名である]
(電源切ろ…)


プツッ


私は携帯の電源を切りまた寝ようと思ったが、怒りのあまりか、なかなか寝付けなかった。

⏰:09/08/25 16:21 📱:N904i 🆔:Q.5UUbSw


#284 [我輩は匿名である]
次の日


携帯の電源を入れると、
iモード留守番電話サービスのメールで大量の着信履歴があった。


知らない番号が多数。


そしてジン。

⏰:09/08/26 00:10 📱:N904i 🆔:gB/kH802


#285 [我輩は匿名である]
『絵里ー!今日絵里ん家行っていい!?』


私はさっそく絵里に電話した。


「いいよ!何かあった?」


『ありまくり!助けて〜!話し聞いて〜』

⏰:09/08/26 00:15 📱:N904i 🆔:gB/kH802


#286 [我輩は匿名である]
バイトが休みだったので、話を聞いてほしくて絵里の家に急遽言った。


「うわ〜ありえない。てかもう携帯変えたほうがいいよ。」


『だよね…。バイト代入ったら変えようと思う。』

⏰:09/08/26 00:22 📱:N904i 🆔:gB/kH802


#287 [我輩は匿名である]
〜♪〜♪〜♪〜


「あ、誠二から電話だ。
ちょっとゴメンね。」


『うん。』


誠二とは絵里の彼氏だ。


長い付き合いで私もよくしてもらっている良い奴だ。

⏰:09/08/26 00:28 📱:N904i 🆔:gB/kH802


#288 [我輩は匿名である]
「理沙、誠二が今からご飯連れてってくれるってさ!行こう!」


『うん!』


誠二からの電話で、誠二にご飯を連れてってもらうことになった。

⏰:09/08/26 00:37 📱:N904i 🆔:gB/kH802


#289 [我輩は匿名である]
「まぁどんどん食え!」


『ごちになりまーす!』


近くの居酒屋で誠二と合流し私たち三人でご飯を食べていた。


「で、理沙は男関係どーなんだよ?」


突然誠二が私に尋ねてきた。

⏰:09/08/26 01:13 📱:N904i 🆔:gB/kH802


#290 [我輩は匿名である]
『は!?何もないし!男ネタなっしんぐやわ』


「ふ〜ん、その割にさっきから携帯ブーブーブーブー鳴ってね?」


誠二はマナーモードにしていた私の携帯を指摘した。

⏰:09/08/26 01:16 📱:N904i 🆔:gB/kH802


#291 [我輩は匿名である]
はい。



確かに男性からの連絡でしょう。



でもどの人も私を“桃”と思っている下心丸見えの男たちだ。

⏰:09/08/26 01:22 📱:N904i 🆔:gB/kH802


#292 [我輩は匿名である]
「まぁ理沙も色々あんのよ!」


『うんうん』


「え〜何だよ〜!教えろよ〜!俺たちの仲だろ!」


『やだ〜絶対引くもん』

⏰:09/08/26 01:39 📱:N904i 🆔:gB/kH802


#293 [我輩は匿名である]
「ひかないって!気になるし教えてくれよ〜」


誠二は必死にお願いした。


「理沙、誠二ならいいんじゃない?絶対他の人には喋らないだろうし」


『う〜ん………』

⏰:09/08/26 01:48 📱:N904i 🆔:gB/kH802


#294 [我輩は匿名である]
誠二は絵里の彼氏であり、私にとって信頼できり一人だ。


誠二なら話しても害はないだろう。


『まぁ…いいけど。誰にも言わないでよ?』


私は誠二にジンの話をすることにした。

⏰:09/08/26 02:03 📱:N904i 🆔:gB/kH802


#295 [我輩は匿名である]
『…、というわけです。』


私は一通り誠二に話した。


「ありえねー!そのジンってやつ!!」


誠二は大きな声で言った。

⏰:09/08/26 02:25 📱:N904i 🆔:gB/kH802


#296 [我輩は匿名である]
「理沙も理沙。出会い系なんてすんなよ。」


『…反省してます。』


「今もジンからの着信ひどいのか?」


『毎日だね。』

⏰:09/08/26 02:29 📱:N904i 🆔:gB/kH802


#297 [我輩は匿名である]
「よし!俺がガツンと言ってやる!!」


『は!?』


「理沙の彼氏のふりして理沙を諦めるよう言ってやるの!!」


誠二ははりきって私にそう言ってきた。

⏰:09/08/26 02:34 📱:N904i 🆔:gB/kH802


#298 [我輩は匿名である]
「いいね!いいね!それ!やってみよう!」


絵里もノリノリだ。


『いやいや、ヤバイって。』


「理沙はこのままでいいのかよ?」


誠二が言った。

⏰:09/08/26 04:12 📱:N904i 🆔:gB/kH802


#299 [我輩は匿名である]
『…よくないけどさ。』


「このままじゃ悔しいだろ?」


『うん』


「じゃあ一発言ってやらな!」

⏰:09/08/26 15:07 📱:N904i 🆔:gB/kH802


#300 [我輩は匿名である]
『…うん。よし!ガツンと言うか!』


「そうこなくっちゃっ!」


「やったー!」



絵里と誠二は大喜び。

⏰:09/08/26 15:17 📱:N904i 🆔:gB/kH802


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