偽りの“ジン”...
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#200 [我輩は匿名である]
“今日死後の生まれ変わりにについて考えたんだ

桃は生まれ変わったら何になりたい


俺は生まれ変わったら何になりたいか知りたい

教えてあげるよ

俺は桃専用のテレビのリモコンになりたい

桃が辛い時はバラエティーをつけて笑わせてあげる

桃が疲れたときは大自然の癒される番組をつけて癒してあげる

桃がエッチな気分のときは深夜のアダルト番組をつけて気持ち良くさせてあげる

:09/08/19 15:03
:N904i
:Wcc0n9Fs
#201 [我輩は匿名である]
桃の喜怒哀楽を俺のリモコンで全てコントロールできると思うと、想像するだでワクワクしちゃうな


リモコンってすごいよね

桃のテレビのリモコンは幸せだな

俺も桃のリモコンになりたかった

来世は桃専用のリモコンになってもいいかな


てかなるからな


”
:09/08/19 15:06
:N904i
:Wcc0n9Fs
#202 [我輩は匿名である]
「ぎゃはははははは!
は、腹痛い!」
絵里はジンからのメールに大爆笑していた。
『笑いごとじゃないよぉ…もうやだぁ…』
:09/08/19 15:09
:N904i
:Wcc0n9Fs
#203 [我輩は匿名である]
打って変わって私は笑いごとじゃなかった。
もう限界で、涙が出た。
「ごめん、ごめん!とりあえず理沙、アド変えな?」
『うん…』
:09/08/19 16:26
:N904i
:Wcc0n9Fs
#204 [我輩は匿名である]
私は適当にアドを考えアドレスを変えた。
「これで諦めてくれるといいね」
『ジンをなめちゃいけないよ…絶対電話かかってくるよ。』
:09/08/19 16:53
:N904i
:Wcc0n9Fs
#205 [我輩は匿名である]
「着信拒否しなよ!」
『どうやってするの?』
「いや、よく分かんないけど…」
そう言いながらも携帯をいじると、意外に簡単に着信拒否のやり方が分かった。
:09/08/20 02:23
:N904i
:dv0pf5eM
#206 [我輩は匿名である]
ジンの番号、非通知、公衆電話も拒否した。
「これでメール来ることも、電話鳴ることもないね!」
『うん!』
:09/08/20 03:09
:N904i
:dv0pf5eM
#207 [我輩は匿名である]
少し肩の荷が降りた。
だけどモヤモヤはまだ消えない。
まだきっと何かあると予感していたから。
:09/08/20 03:25
:N904i
:dv0pf5eM
#208 [我輩は匿名である]
そして数十分後、0秒の不在着信があった。
ジンからだった。
着信拒否にしても、繋がらないだけで、着歴には残るのだ。
:09/08/20 17:18
:N904i
:dv0pf5eM
#209 [我輩は匿名である]
ジン
ジン
ジン
ジン
非通知
ジン
ジン
ジン
鬼のように続いた。
:09/08/20 17:57
:N904i
:dv0pf5eM
#210 [我輩は匿名である]
じらしすぎ

:09/08/20 18:11
:F02A
:lEa/8Wh.
#211 [我輩は匿名である]
わざとじゃないんで

:09/08/20 18:26
:N904i
:dv0pf5eM
#212 [我輩は匿名である]
『しつこすぎる〜…』
不在着信のジンの名前を見るだけで、憂鬱になった。
「ねぇねぇ!ちょっと試してみない!?」
絵里が突然言った。
:09/08/20 18:32
:N904i
:dv0pf5eM
#213 [我輩は匿名である]
「ジンのことだしさ、絶対出会い系してそうじゃない!?で、私のプリカでブラックメールするの!」
絵里は携帯を二つ持っていた。
絵里がいつも使っているのはDoCoMoの携帯。
:09/08/20 18:41
:N904i
:dv0pf5eM
#214 [我輩は匿名である]
おもしろい
:09/08/20 19:55
:W52P
:QcIeHioM
#215 [我輩は匿名である]
ありがとう


:09/08/20 23:30
:N904i
:dv0pf5eM
#216 [我輩は匿名である]
そしてもう一つ。
あまり使っていないが、絵里はプリカの携帯を持っていた。
「プリカからジンにメールしてみようよ!」
絵里はウキウキしながら言った。
:09/08/20 23:33
:N904i
:dv0pf5eM
#217 [我輩は匿名である]
『ストーカーされるよ?
辞めときね!』
「大丈夫、大丈夫!
理沙みたいに会ったりしないから!番号教えるつもりもないし、うざくなったらアド変えるから。それにさ、ジンも新しいメル友できたら理沙のことあきらめるかもよ?」
:09/08/20 23:34
:N904i
:dv0pf5eM
#218 [我輩は匿名である]
『うん。そうかも。
絵里が平気ならいいよ。
でも絶対会っちゃいけないからね。』
「りょーかい!!」
そう約束して、私はジンのアドレスを絵里に教えた。
:09/08/20 23:37
:N904i
:dv0pf5eM
#219 [我輩は匿名である]
そして相変わらずジンからの不在着信は続いた。
(しつこいなぁ〜)
「よし、出来た!送るよ?」
絵里が言った。
:09/08/20 23:39
:N904i
:dv0pf5eM
#220 [我輩は匿名である]
『見せて見せて!』
“前のスタビの投稿見ました!紗弥加っていいます☆仲良くしてくださぁぁぁい(≧▼≦)♪”
『うん、おっけー』
「送〜信!」
:09/08/20 23:43
:N904i
:dv0pf5eM
#221 [我輩は匿名である]
「返事くるかな〜?」
『ジンのことだし来そうだなぁ』
〜♪〜♪〜♪〜
さっそく絵里のプリカの
メール着信音がなった。
:09/08/20 23:52
:N904i
:dv0pf5eM
#222 [我輩は匿名である]
「きたっ!!」
『はやっ!!』
私と絵里はプリカにしがみついてさっそくメールを見た。
:09/08/20 23:54
:N904i
:dv0pf5eM
#223 [我輩は匿名である]
“初めまして〓ジンです〓書き込み見てくれたんだ〓〓友達なろうぜ〓よろしく〓”
『絵文字見れんし。笑』
プリカから絵文字は見れなかったが、やっぱりジンは出会い系で書き込みをしていた。
:09/08/21 00:02
:N904i
:suzgZ4M.
#224 [我輩は匿名である]
あげぇ
:09/08/21 22:29
:auSH3B
:☆☆☆
#225 [我輩は匿名である]
“お返事ありがとう(^O^)これから仲良くしようね☆ちなみに私は彼氏募集中だからね(^3^)/笑”
絵里はジンに返信。
『思わせ振りだね〜』
「まぁね。笑」
:09/08/22 00:32
:N904i
:qGbuOcZU
#226 [我輩は匿名である]
その間も私の携帯からにジンの不在着信がいっぱい表示された。
〜♪〜♪〜♪〜
「きた!」
そしてジンから着信が止んだと思うと、ジンは紗弥加にメール。
:09/08/22 00:37
:N904i
:qGbuOcZU
#227 [我輩は匿名である]
“気合うなぁ〜〓俺も彼女募集中〓〓仲良くしてな〓”
“気合うねぇ(*^□^*)
ジンは好きな子もいないのぉ(・・?)”
“いないよ〓最近ヤロー共とおってばっかで女の子と会う機会さえない〓やし遊んでくれ〜〓〓”
:09/08/22 00:43
:N904i
:qGbuOcZU
#228 [我輩は匿名である]
『なにこいつ、マジ腹立つ!』
私はジンのメールを見て
怒りを隠せなかった。
もちろんその怒りは嫉妬なんかじゃない。
:09/08/22 00:47
:N904i
:qGbuOcZU
#229 [我輩は匿名である]
好きな人いないなら、
私のこと好きじゃないんなら、もう私に構わないでほしい。
もうほっといてほしい。
今でも携帯に残るジンの不在着信を見て、私はため息をついた。
:09/08/22 00:59
:N904i
:qGbuOcZU
#230 [我輩は匿名である]
『ん?』
そんなことを考えていると、私の携帯がiモードの点滅していることに気づいた。
(メールだ。まさか…ジンじゃないよね?まさかね。)
:09/08/22 03:56
:N904i
:qGbuOcZU
#231 [我輩は匿名である]
〜♪〜♪〜♪〜
『……絵里』
「どした?」
『ジンからメール来た…』
「はぁ?何で?メルアド変えたじゃん!」
:09/08/22 04:14
:N904i
:qGbuOcZU
#232 [我輩は匿名である]
『…ショートメール』
そう、ジンはショートメールで私にメールを送ってきたのだ。
「あぁ!そっか忘れてた!」
:09/08/22 04:17
:N904i
:qGbuOcZU
#233 [我輩は匿名である]
絵里が言うよう、私もすっかりショートメールという存在を忘れていた。
(見るの怖い…)
私は恐る恐るメールの本文を見た。
:09/08/22 04:19
:N904i
:qGbuOcZU
#234 [我輩は匿名である]
“いい加減にしろ メアド教えろ”
(やだ、怖い…)
態度が豹変したジンのメールに心臓がバクバクした。
:09/08/22 04:23
:N904i
:qGbuOcZU
#235 [我輩は匿名である]
「なにキレてんのこいつ?理沙気にするな〜」
絵里は一生懸命私に気にするなと励ましてくれたが、やっぱり私は恐怖からか気にしてしまう。
〜♪〜♪〜♪〜
そして次は絵里のプリカにメールが来た。
:09/08/22 04:26
:N904i
:qGbuOcZU
#236 [我輩は匿名である]
“紗弥加〓〓写メ見たいな〓俺も送るから〓〓”
紗弥加(絵里)に対してのメールは全然怒ってる要素もなく普通だった。
(二重人格め…)
:09/08/22 04:56
:N904i
:qGbuOcZU
#237 [我輩は匿名である]
私はすぐにショートメールも拒否設定にした。
やり方に困難したがなんとかできた。
「これでもう大丈夫やね!」
『うん!』
:09/08/23 02:53
:N904i
:LpOQqLcg
#238 [我輩は匿名である]
「じゃあ私はジンにメール返すかな!」
そう言って絵里はプリカでジンにメールを打っていた。
“いいよ♪でも先は恥ずかしいからジンから送って〜(*/ω\*)”
:09/08/23 03:15
:N904i
:LpOQqLcg
#239 [我輩は匿名である]
『絵里、写メ送るの?』
「まっさか!送るはずないじゃん!貰い逃げだし。笑」
『なるほどね。なら良かった!』
:09/08/23 03:18
:N904i
:LpOQqLcg
#240 [我輩は匿名である]
“照れ屋なんやな〓〓いいよ〓じゃあ俺から送るな〓あんまかっこよくないけど〓〓(画像付き)”
ジンからはすぐに返事が返ってきた。
:09/08/23 03:20
:N904i
:LpOQqLcg
#241 [我輩は匿名である]
「あ!プリカから画像見れないんだった!理沙のところに転送してもいい?」
『うん!いいよ!』
プリカから画像は見れず、絵里は私の携帯に画像を転送した。
:09/08/23 03:25
:N904i
:LpOQqLcg
#242 [我輩は匿名である]
カチッ
私の携帯から画像をアクセス。
そして画像が表示された。
:09/08/23 03:31
:N904i
:LpOQqLcg
#243 [我輩は匿名である]
『別人だしー!!』
私は無意識に大きな声で叫んで言った。
「あら!画像のジン、めっちゃイケメンじゃん!」
『だから別人だから!』
:09/08/23 03:34
:N904i
:LpOQqLcg
#244 [我輩は匿名である]
その画像のジンは一度は私も惹かれたカッコいいジンだった。
『私のときもこのカッコいい人だったの!しかも同じ写メだし!マジ全くの別人!!顔も体型も正反対だから!』
私は必死に絵里に説明した。
:09/08/23 03:39
:N904i
:LpOQqLcg
#245 [我輩は匿名である]
さっき一気に読みました

続きが気になります
また時間できたら更新してくださぃ

:09/08/23 16:36
:F906i
:QCAeiq2c
#246 [我輩は匿名である]
:09/08/24 03:00
:N904i
:oYNt5U0U
#247 [我輩は匿名である]
「知ってる、知ってる。
何回も聞いたから。まぁ、とりあえず本人に問い詰めよ」
そう言って絵里はジンにメールを打った。
:09/08/24 03:05
:N904i
:oYNt5U0U
#248 [我輩は匿名である]
“超〜かっこいいね♪これ本当にジンなの〜??笑☆怪しいなぁ〜Ψ(`∀´#)”
「これなら相手に不快を与えることなく、自然なメールでしょ?」
そう言い、絵里はメールを送信した。
:09/08/24 03:09
:N904i
:oYNt5U0U
#249 [我輩は匿名である]
“もちろん俺やって〓〓
でも写メうつりがいいの選んだけどな〓〓笑”
「写メうつりがいいんだってさ」
ジンのメールを見て絵里が言った。
:09/08/24 03:12
:N904i
:oYNt5U0U
#250 [我輩は匿名である]
『写メうつりじゃなくて全くの別人!誰かの写メを悪用してるから!』
会ったら絶対バレることなのに、そこまでして嘘をつくジンに私は呆れ果てた。
:09/08/24 03:19
:N904i
:oYNt5U0U
#251 [我輩は匿名である]
「さて、もうオシマイ!」
『ん?』
「ジンがどんだけ最低な男かよ〜く分かったし、もうメールはシカト。笑」
『メールする前から分かってたことじゃん。』
「ですよね〜」
:09/08/24 03:26
:N904i
:oYNt5U0U
#252 [我輩は匿名である]
そう言って絵里は即行プリカのアドレスを変えた。
「ジンご愁傷様!」
『ざまーみろだよ。』
いい気味だった。
絵里の行動に私は心がスカッとした。
:09/08/24 03:32
:N904i
:oYNt5U0U
#253 [我輩は匿名である]
そして私の携帯も見てみると相変わらずジンからの着歴。
(ほっとこ…)
すぐには無理だと思う。
だけどいつか時が解決してくれるはず。
:09/08/24 03:47
:N904i
:oYNt5U0U
#254 [我輩は匿名である]
:09/08/24 03:58
:W61SH
:1lR1eMEw
#255 [我輩は匿名である]
:09/08/24 03:59
:W61SH
:1lR1eMEw
#256 [我輩は匿名である]
:09/08/24 04:00
:W61SH
:1lR1eMEw
#257 [我輩は匿名である]
ジン…
お願いだから、、、
早く引き下がって。
私はそう強く強く願った。
:09/08/24 04:02
:N904i
:oYNt5U0U
#258 [我輩は匿名である]
それから数日、、、。
ジンからの着歴は一方に減ることはなかった。
ジンの着歴のせいで埋め尽くされて友達の着信に気付かなかったときもあった。
:09/08/24 04:11
:N904i
:oYNt5U0U
#259 [我輩は匿名である]
ジン
ジン
ジン
ジン
ジン
携帯を見るたびにジンの名前。
ひどいときは5分以内に着歴が全部埋め尽くされていた。
:09/08/24 04:13
:N904i
:oYNt5U0U
#260 [我輩は匿名である]
q

)ジー
:09/08/24 20:51
:F906i
:LolgLr6.
#261 [我輩は匿名である]
(あーうざい!!)
ジンの執着心は半端じゃない。
そしてある夜。
〜♪〜♪〜♪〜
私は寝ていたが着信音で目を覚ました。
:09/08/25 00:39
:N904i
:Q.5UUbSw
#262 [我輩は匿名である]
090-1314-xxxx
(知らない番号だ…)
私はなんとなく嫌な予感がしたので出なかった。
:09/08/25 00:43
:N904i
:Q.5UUbSw
#263 [我輩は匿名である]
数分後
〜♪〜♪〜♪〜
090-6815-xxxx
また知らない番号から電話。
さっきとはまた違う番号だ。
:09/08/25 00:53
:N904i
:Q.5UUbSw
#264 [あや]
いつも読んでます!
更新頑張って下さいメ~
:09/08/25 00:55
:W52SH
:Eg2TZpbI
#265 [我輩は匿名である]
:09/08/25 00:59
:N904i
:Q.5UUbSw
#266 [我輩は匿名である]
ピッ
『…はい』
私はその電話に出てみた。
「ハァハァ、今どんな格好?」
息の荒いおじさんの声が私にそう言ってきた。
:09/08/25 01:00
:N904i
:Q.5UUbSw
#267 [我輩は匿名である]
ブチッ
私はすぐに電話を切った。
(何…何なの今の!?)
眠気も一気に吹っ飛び、
心臓がバクバクした。
:09/08/25 01:06
:N904i
:Q.5UUbSw
#268 [我輩は匿名である]
〜♪〜♪〜♪〜
090-6815-xxxx
すぐにまた同じ番号から電話がかかってきた。
『……………』
私は無言のまま電話に出た。
:09/08/25 01:14
:N904i
:Q.5UUbSw
#269 [我輩は匿名である]
「ハァハァ…気持ち?濡れてる?ハァハァ…アッ、イク…」
(やだ、きもい!!)
『かける相手間違ってんだよ!キモいし!!』
:09/08/25 01:20
:N904i
:Q.5UUbSw
#270 [我輩は匿名である]
ブチッ
私はそう言って思いっきり電話を切った。
(勘弁してよ…何なのよ…)
突然のことで頭の整理がつかなかった。
:09/08/25 01:25
:N904i
:Q.5UUbSw
#271 [我輩は匿名である]
〜♪〜♪〜♪〜
090-5171-xxxx
頭の整理もつかぬまま、
さっきとはまた違う番号から電話がかかってきた。
:09/08/25 01:42
:N904i
:Q.5UUbSw
#272 [我輩は匿名である]
『はい…』
「あ、もしもし。桃ちゃん?」
また知らないおじさんの声。
しかも私のことを“桃”と呼んでいる。
:09/08/25 02:09
:N904i
:Q.5UUbSw
#273 [我輩は匿名である]
『誰ですか?』
私はその電話の主に尋ねた。
「さっきまでメールしてたマコトだよ!桃ちゃんだよね?」
(メール???一切してませんが!)
:09/08/25 02:25
:N904i
:Q.5UUbSw
#274 [我輩は匿名である]
『人違いです。てか悪用です。どんなメールでしたか?』
「え?本人じゃないの?
残念だな〜電話で一緒に気持ちいいことしよって俺に番号教えてくれたんだよ。」
『どんなアドレスでしたか?』
:09/08/25 02:39
:N904i
:Q.5UUbSw
#275 [我輩は匿名である]
「いや〜そんなの教えちゃって大丈夫なの?」
『当たり前じゃないですか!私は番号を悪用されて、あなたは騙されたんですよ!いいにきまってるじゃないですか!』
私は必死にその人に教えてくれるよう頼んだ。
:09/08/25 02:55
:N904i
:Q.5UUbSw
#276 [我輩は匿名である]
(きっとジンの仕業だ…)
私の番号を知っており
“桃”と名乗り、私の番号を悪用した人…。
そんなのジンしかいない。
だからアドレスを聞いてジンだという確証が欲しかった。
:09/08/25 03:10
:N904i
:Q.5UUbSw
#277 [我輩は匿名である]
『アドにdo it(ドゥイット)って入ってるでしょ?』
「ちょっとまってね。」
カチカチ
電話音からボタンの音が聞こえた。
:09/08/25 03:19
:N904i
:Q.5UUbSw
#278 [我輩は匿名である]
きっとメールに切り替えて調べてくれてるのだろう。
「あぁ!do itって入ってるよ!」
(やっぱり!!)
:09/08/25 03:22
:N904i
:Q.5UUbSw
#279 [我輩は匿名である]
ジンのアドには“do it”が入っていた。
これでジンだと確定だ。
(私の番号を出会い系に悪用しやがって…!!)
怒りが沸々と込み上げてきた。
:09/08/25 03:25
:N904i
:Q.5UUbSw
#280 [我輩は匿名である]
「知り合いに悪用されたんだぁ〜悲惨だね。でもこれも縁だしさ俺と大人の付き合いの友達にならない?」
そいつが私に言ってきた。
『なりません。二度と電話かけてこないで下さい!』
:09/08/25 05:23
:N904i
:Q.5UUbSw
#281 [我輩は匿名である]
ブチッ
私はそう言って切った。
(最低!最低!最低!拒否された逆恨み?なんで私がこんなことされなくちゃいけないの?)
:09/08/25 05:27
:N904i
:Q.5UUbSw
#282 [我輩は匿名である]
〜♪〜♪〜♪〜
そして知らない番号からまた電話。
ピーピー、ブチッ
私は保留を押し電話を切った。
:09/08/25 16:18
:N904i
:Q.5UUbSw
#283 [我輩は匿名である]
(電源切ろ…)
プツッ
私は携帯の電源を切りまた寝ようと思ったが、怒りのあまりか、なかなか寝付けなかった。
:09/08/25 16:21
:N904i
:Q.5UUbSw
#284 [我輩は匿名である]
次の日
携帯の電源を入れると、
iモード留守番電話サービスのメールで大量の着信履歴があった。
知らない番号が多数。
そしてジン。
:09/08/26 00:10
:N904i
:gB/kH802
#285 [我輩は匿名である]
『絵里ー!今日絵里ん家行っていい!?』
私はさっそく絵里に電話した。
「いいよ!何かあった?」
『ありまくり!助けて〜!話し聞いて〜』
:09/08/26 00:15
:N904i
:gB/kH802
#286 [我輩は匿名である]
バイトが休みだったので、話を聞いてほしくて絵里の家に急遽言った。
「うわ〜ありえない。てかもう携帯変えたほうがいいよ。」
『だよね…。バイト代入ったら変えようと思う。』
:09/08/26 00:22
:N904i
:gB/kH802
#287 [我輩は匿名である]
〜♪〜♪〜♪〜
「あ、誠二から電話だ。
ちょっとゴメンね。」
『うん。』
誠二とは絵里の彼氏だ。
長い付き合いで私もよくしてもらっている良い奴だ。
:09/08/26 00:28
:N904i
:gB/kH802
#288 [我輩は匿名である]
「理沙、誠二が今からご飯連れてってくれるってさ!行こう!」
『うん!』
誠二からの電話で、誠二にご飯を連れてってもらうことになった。
:09/08/26 00:37
:N904i
:gB/kH802
#289 [我輩は匿名である]
「まぁどんどん食え!」
『ごちになりまーす!』
近くの居酒屋で誠二と合流し私たち三人でご飯を食べていた。
「で、理沙は男関係どーなんだよ?」
突然誠二が私に尋ねてきた。
:09/08/26 01:13
:N904i
:gB/kH802
#290 [我輩は匿名である]
『は!?何もないし!男ネタなっしんぐやわ』
「ふ〜ん、その割にさっきから携帯ブーブーブーブー鳴ってね?」
誠二はマナーモードにしていた私の携帯を指摘した。
:09/08/26 01:16
:N904i
:gB/kH802
#291 [我輩は匿名である]
はい。
確かに男性からの連絡でしょう。
でもどの人も私を“桃”と思っている下心丸見えの男たちだ。
:09/08/26 01:22
:N904i
:gB/kH802
#292 [我輩は匿名である]
「まぁ理沙も色々あんのよ!」
『うんうん』
「え〜何だよ〜!教えろよ〜!俺たちの仲だろ!」
『やだ〜絶対引くもん』
:09/08/26 01:39
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#293 [我輩は匿名である]
「ひかないって!気になるし教えてくれよ〜」
誠二は必死にお願いした。
「理沙、誠二ならいいんじゃない?絶対他の人には喋らないだろうし」
『う〜ん………』
:09/08/26 01:48
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#294 [我輩は匿名である]
誠二は絵里の彼氏であり、私にとって信頼できり一人だ。
誠二なら話しても害はないだろう。
『まぁ…いいけど。誰にも言わないでよ?』
私は誠二にジンの話をすることにした。
:09/08/26 02:03
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#295 [我輩は匿名である]
『…、というわけです。』
私は一通り誠二に話した。
「ありえねー!そのジンってやつ!!」
誠二は大きな声で言った。
:09/08/26 02:25
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#296 [我輩は匿名である]
「理沙も理沙。出会い系なんてすんなよ。」
『…反省してます。』
「今もジンからの着信ひどいのか?」
『毎日だね。』
:09/08/26 02:29
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#297 [我輩は匿名である]
「よし!俺がガツンと言ってやる!!」
『は!?』
「理沙の彼氏のふりして理沙を諦めるよう言ってやるの!!」
誠二ははりきって私にそう言ってきた。
:09/08/26 02:34
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#298 [我輩は匿名である]
「いいね!いいね!それ!やってみよう!」
絵里もノリノリだ。
『いやいや、ヤバイって。』
「理沙はこのままでいいのかよ?」
誠二が言った。
:09/08/26 04:12
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#299 [我輩は匿名である]
『…よくないけどさ。』
「このままじゃ悔しいだろ?」
『うん』
「じゃあ一発言ってやらな!」
:09/08/26 15:07
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#300 [我輩は匿名である]
『…うん。よし!ガツンと言うか!』
「そうこなくっちゃっ!」
「やったー!」
絵里と誠二は大喜び。
:09/08/26 15:17
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