偽りの“ジン”...
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#561 [我輩は匿名である]
『言おうと思ってたけど、なかなか言いだせなかった』


「名前を偽る意味がわかんねぇ」


『出会い系だったし。まさか会うと思わなかったから』

⏰:09/09/07 02:16 📱:N904i 🆔:b0ej2Mso


#562 [我輩は匿名である]
「だからって俺と仲良くなった自転で普通本当のこと言うだろ。マジ信じらんねぇ。そんな女だったのかよ」


カチン


(いい加減にしろよ…)

⏰:09/09/07 03:02 📱:N904i 🆔:b0ej2Mso


#563 [我輩は匿名である]
下手に出ていた私も、まるで天狗のように人をおもいっきり見下してモノを言うジンの態度に怒りが込み上げてきた。


「そうやって世の男を騙して楽しんでたんだろ!」


「だいたい桃はいつも人を傷つける態度なんだよ!」

⏰:09/09/07 03:05 📱:N904i 🆔:b0ej2Mso


#564 [我輩は匿名である]
ジンは私の本名の話からどんどんずれていき、私のひとつひとつをけなしてきた。


(我慢…我慢するんだ)


ジンが何を言おうとも私は揉め事を避けるために今にも爆発しそうな怒りを抑えていた。

⏰:09/09/07 03:08 📱:N904i 🆔:b0ej2Mso


#565 [我輩は匿名である]
私が何も反抗せずにいるとジンは調子にのっているのか言いたい放題。


(悔しい…)


何で私はこんなに我慢しなくちゃいけないのか。


ジンに言い返したい言葉がたくさんある。

⏰:09/09/07 03:14 📱:N904i 🆔:b0ej2Mso


#566 [我輩は匿名である]
だけど、まだ怒りより恐怖のほうが大きい。


だからジンに何も言えずにいた。


「お前はだらしない女だ!」


(やばい…もう無理かも…)

⏰:09/09/07 03:16 📱:N904i 🆔:b0ej2Mso


#567 [我輩は匿名である]
ジンの言葉を聞くたびに、怒りがどんどんとヒートアップしていた。


恐怖より怒りが上がっていく。


(がんばれ…自分…。)


自分に言い聞かせつつも、そろそろ限界だと思った。

⏰:09/09/07 03:18 📱:N904i 🆔:b0ej2Mso


#568 [我輩は匿名である]
「だいたい口の悪い糞ガキの変な男と付き合いやがって!たいして可愛くもねーのに男を手玉にしてよ!
このアバズレ!」



ブチン…



ジンのその言葉に私の中で何かが切れた。

⏰:09/09/08 04:10 📱:N904i 🆔:GnEl9mGw


#569 [我輩は匿名である]
『…さっきからなんなの?アバズレ?ジンは私の何を知ってそんなこと言ってんの!?』


「!!?」


黙っていた私が口答えした瞬間、ジンは驚いた表情を見せた。

⏰:09/09/08 04:13 📱:N904i 🆔:GnEl9mGw


#570 [我輩は匿名である]
だけどそんなことでジンはひるまない。


「俺ほどお前のこと分かってるやつはいないだろ!」


意味の分からないことを、すぐに言い返してきた。

⏰:09/09/08 04:51 📱:N904i 🆔:GnEl9mGw


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