偽りの“ジン”...
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#572 [我輩は匿名である]
「なぁ、素直なれよ!」


“素直になれ”


何度ジンにこのセリフを言われただろう。


私は素直にジンが嫌いだ。

なのに何でいつまでも分かってくれないんだろう。

⏰:09/09/08 05:07 📱:N904i 🆔:GnEl9mGw


#573 [我輩は匿名である]
「なぁ?桃!?」


『もう本当うっざい!どこで勘違いしたかしらないけど、好きじゃないし関わりたくないんだけど!バイト先来られるのも迷惑!ストーカーじゃん!!』


私はジンに怒鳴り付けた。

⏰:09/09/08 05:14 📱:N904i 🆔:GnEl9mGw


#574 [我輩は匿名である]
「お、お、お前…」


ジンに怒鳴った私を見て、ジンは目を真ん丸にしていた。


(てかお前ってなんだよ…)

⏰:09/09/08 05:18 📱:N904i 🆔:GnEl9mGw


#575 [我輩は匿名である]
「こ、この糞尼!!ついに本性表したな!!」


ジンは私に指を差してそう言った。


「お前は名前も偽るし、性格も最悪だし、ど、どーしようもない女だ!!」

⏰:09/09/08 05:21 📱:N904i 🆔:GnEl9mGw


#576 [我輩は匿名である]
「ハァハァ…」


ジンはすごい勢いで怒鳴っていたので息切れをしていた。


「なにあれ?」


「ケンカ?」


ジンの怒鳴り声に気づいた女の人、二人組がこっちを見ていた。

⏰:09/09/08 05:26 📱:N904i 🆔:GnEl9mGw


#577 [我輩は匿名である]
(やばっ…恥ずかしい)


『ジン、人いるから小声にして…』


私はジンに小声で頼んだ?


「あん?」


ジンは私の言葉を聞いて、その女の子らを見た。

⏰:09/09/08 05:30 📱:N904i 🆔:GnEl9mGw


#578 [我輩は匿名である]
「見てんじゃねー!!」


ジンはその人達に叫んだ。


(やだ…!他人まで巻き込まないでよ…恥ずかしい)


その人達は笑いながらヒソヒソ話をし、その場を立ち去った。

⏰:09/09/09 02:49 📱:N904i 🆔:CG38Pp1U


#579 [我輩は匿名である]
「きも〜い」


小さな声だったがそう聞こえた。


こんな場面を通行人に見られてバカにされるなんて、恥ずかしくて仕方なかった。

⏰:09/09/09 02:51 📱:N904i 🆔:CG38Pp1U


#580 [我輩は匿名である]
(こいつといると本当ろくなことがない…)


「嘘つきさん、俺に謝れよ!」


女の人らが立ち去った後、ジンが私に言ってきた。

⏰:09/09/09 02:53 📱:N904i 🆔:CG38Pp1U


#581 [我輩は匿名である]
『はぁ?今何て?』


私は思わず聞き返した。


謝れ?


私が?


ジンに?


なんでよ?

⏰:09/09/09 03:01 📱:N904i 🆔:CG38Pp1U


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