偽りの“ジン”...
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#617 [我輩は匿名である]
「や、辞めなさい!」


警官はジンを抑えた。


「うるせー!お前は黙ってろ!!」


ジンは警官であろうと遠慮しない。


警官の手を振りほどき、
おもいっきり私の髪を引っ張り続けた。

⏰:09/09/12 04:27 📱:N904i 🆔:s45HhwKA


#618 [我輩は匿名である]
「離しなさいと言ってるんだ!!」


今度は警官2人がかり、
力づくでジンを取り抑えた。


「離せ!俺はこいつに用があるんだ!離せよ!」


ジンは必死に抵抗していたが、さすがの2人がかりでは適わなかった。

⏰:09/09/12 04:35 📱:N904i 🆔:s45HhwKA


#619 [我輩は匿名である]
取り押さえられ、バタつくジンの手には数量の髪の毛が握られていた。


(私の髪の毛…。こんなやつに!!)


『そいつを…そいつを逮捕して下さい!!』

⏰:09/09/13 02:07 📱:N904i 🆔:zrg.31kM


#620 [我輩は匿名である]
「こ、この糞尼ー!!」


私の言葉を聞いて尚更ジンは暴れだす。


「落ち着きなさい!」


「離せ!ぶっ殺してやる!」

⏰:09/09/13 02:18 📱:N904i 🆔:zrg.31kM


#621 [我輩は匿名である]
『ほら!今聞きました!?この人私を殺そうとしてるんです!逮捕して下さい!』


私は必死に警官に訴えた。


「と、とりあえず君はそこで座ってて。」

⏰:09/09/13 02:20 📱:N904i 🆔:zrg.31kM


#622 [我輩は匿名である]
そう言って、警官は二人がかりでジンを向こうへ連れていった。


「離せ!」


「ぶっ殺してやる!」


「桃ー!」


まだジンの怒鳴り声が聞こえる。

⏰:09/09/13 02:22 📱:N904i 🆔:zrg.31kM


#623 [我輩は匿名である]
しばらくしてジンの怒鳴り声は止んだ。


どちらかというと狭そうな交番なので、叫んでいたら筒抜けだろうが聞こえない。


落ち着いたのか?


それとも外に連れてかれたのか?

⏰:09/09/13 02:26 📱:N904i 🆔:zrg.31kM


#624 [我輩は匿名である]
「ふぅ〜」


しばらくして一人の警官が戻ってきた。


『あ、あの…あいつは?』


「あぁ、大丈夫。ここには来ないから」


『そうですか…。良かった。』

⏰:09/09/13 02:29 📱:N904i 🆔:zrg.31kM


#625 [我輩は匿名である]
「で、何があったか説明してくれるかね?」


ドキンッッ


警官にそう言われ、私は今のやばい状況に気が付いた。

⏰:09/09/13 02:53 📱:N904i 🆔:zrg.31kM


#626 [我輩は匿名である]
さっきはジンから逃げるので必死で無我夢中で交番に駆け込んだが、とんでもないことをしている。


こんなに騒いでしまったんだ。


事情聴取されるに決まってる。

⏰:09/09/13 02:56 📱:N904i 🆔:zrg.31kM


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