- 異 世 界 - 恋 愛 -
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#401 [SENA]

でもなぁ、今まで言えんかったこと

最近全部言っとるよ。

今まで聞けんかったことも

いっぱい聞いたよ。


今までは涼太が離れていくのが

怖くて遠慮がちだった。

⏰:09/09/18 01:46 📱:D905i 🆔:xZXH.qKo


#402 [SENA]

日が経つにつれて

うちの中でも、涼太の中でも

少しずつ変化があったんじゃね。


涼太は気づいとった?

⏰:09/09/18 01:47 📱:D905i 🆔:xZXH.qKo


#403 [SENA]

涼太はうちの大好きな人で

無くてはならない存在。


でもね

今は、

そばにおってほしいとか

そんなんじゃない。

⏰:09/09/18 01:49 📱:D905i 🆔:xZXH.qKo


#404 [SENA]

ただ…





涼太の幸せを願っとる…。

⏰:09/09/18 01:49 📱:D905i 🆔:xZXH.qKo


#405 [SENA]

愛しとる




いや、違う。





大好き

⏰:09/09/18 01:50 📱:D905i 🆔:xZXH.qKo


#406 [SENA]

幸せにしてあげたい



その気持ちから



幸せになってほしい




…と

⏰:09/09/18 01:51 📱:D905i 🆔:xZXH.qKo


#407 [SENA]

別れたとき

うちらの間からは

愛が消えた。



だけど、うちは愛し続けた。

涼太のそばにいたい…と

それだけに必死だった。

⏰:09/09/18 01:54 📱:D905i 🆔:xZXH.qKo


#408 [SENA]

そして今

うちの中からは

愛が消えた。



そしてその愛は

友情へと変わった。

⏰:09/09/18 01:55 📱:D905i 🆔:xZXH.qKo


#409 [SENA]

「愛」って難しいもんで…


うちの考える「愛」は



その人を幸せにしてあげたい


と思えると言うことだった。

⏰:09/09/18 01:56 📱:D905i 🆔:xZXH.qKo


#410 [SENA]

だから



その気持ちが変わったということは



その愛も変化したと言うこと…。

⏰:09/09/18 01:58 📱:D905i 🆔:xZXH.qKo


#411 [SENA]








涼太…



なんで?

⏰:09/09/22 05:52 📱:D905i 🆔:oYcjt1/A


#412 [SENA]








9月18日…






⏰:09/09/22 05:53 📱:D905i 🆔:oYcjt1/A


#413 [SENA]

こんな結末望んでなかった。



もっと良いかたちで



この小説終わらせたかった…。

⏰:09/09/22 05:55 📱:D905i 🆔:oYcjt1/A


#414 [SENA]





こんなことになるなんて

2ヵ月前は想像もしてなかったよ。




⏰:09/09/22 05:56 📱:D905i 🆔:oYcjt1/A


#415 [SENA]

いつかこうなるときが

来るんじゃないか…って



確かに薄々思ってたんだ…。



勘?



なんなんかな?

不思議だね。

⏰:09/09/22 05:57 📱:D905i 🆔:oYcjt1/A


#416 [SENA]

涼太…

あんたはとことん馬鹿。



ずっと前から知っとったけど

なんでこうなるかな…



馬鹿としか言いようがないよ。

⏰:09/09/22 05:59 📱:D905i 🆔:oYcjt1/A


#417 [SENA]

涼太からの一通の電話。



10時32分



普段なら仕事。


来るはずのない着信に

胸騒ぎがした。

⏰:09/09/22 06:03 📱:D905i 🆔:oYcjt1/A


#418 [SENA]

「もしもし」

「もしもし、瀬奈ちゃん?」



…誰?



誰だかわからない

低い、男の人の声。

⏰:09/09/22 06:05 📱:D905i 🆔:oYcjt1/A


#419 [SENA]

「俺、セイヤって言うんじゃけど…」




セイヤ…聞いたことがある。




「もしかして"セイちゃん"って
涼太から呼ばれてなかった?」

⏰:09/09/22 06:07 📱:D905i 🆔:oYcjt1/A


#420 [SENA]

セイちゃん。




涼太の地元からの親友で

彼もまた、涼太と同じで

8月くらいからだけど

地元に居られなくなり

涼太のいるこの町に

引っ越してきた(飛んだ)奴。

⏰:09/09/22 06:11 📱:D905i 🆔:oYcjt1/A


#421 [SENA]

涼太の同じアパートの別部屋に住む。

彼も、涼太と同じ族だった。

そして、シャブ中だ。

話を聞く中では

顔を変えた涼太みたいな奴。



タイミングが合わず

付き合っていた期間にも

会ったことはなかった。

⏰:09/09/22 06:16 📱:D905i 🆔:oYcjt1/A


#422 [SENA]

「俺、瀬奈ちゃんの名前しか
聞いたこと無かったけん
瀬奈ちゃんに電話したんじゃけどさ…」

「あーうん。…で、どした?」





多分、うちの声は

震えとったと思う。

⏰:09/09/22 06:20 📱:D905i 🆔:oYcjt1/A


#423 [愛弥]
続き気になる、待ってます

⏰:09/09/22 23:29 📱:P905i 🆔:☆☆☆


#424 [SENA]

>>423愛弥さん
ありがとうございます
もう少しなんで
最後までお付き合いください

⏰:09/09/23 03:11 📱:D905i 🆔:jFDsGJGA


#425 [SENA]










「涼太捕まった」







⏰:09/09/23 03:12 📱:D905i 🆔:jFDsGJGA


#426 [SENA]

「…え?…は?」


セイちゃんが言うには
こうだった。

⏰:09/09/23 03:14 📱:D905i 🆔:jFDsGJGA


#427 [SENA]

涼太の職場の先輩で
うちも知っているアッ君が
数日前に捕まった。







覚醒剤所持。





⏰:09/09/23 03:18 📱:D905i 🆔:jFDsGJGA


#428 [SENA]

アッ君は涼太から覚醒剤を買っていた。

そのため涼太とも

頻繁に連絡を取っていた。

アッ君が捕まったことにより

アッ君の携帯が警察の手に渡り

涼太の存在が警察にバレ

警察が涼太のところへやってきた。

⏰:09/09/23 03:23 📱:D905i 🆔:jFDsGJGA


#429 [SENA]

涼太は間違いなく少年院へ入る。

入れば2年は出てこれないだろう。

そして、今セイちゃんが持っている

涼太の携帯が警察の手に渡れば

涼太に覚醒剤を売っていたキョウ君

そして、キョウ君から買っていた

セイちゃんも捕まるだろうということ。

⏰:09/09/23 03:26 📱:D905i 🆔:jFDsGJGA


#430 [SENA]






涼太が捕まった。

現実を受け止められなかった。



電話越しに無言になるうちに

セイちゃんは言った。

⏰:09/09/23 03:28 📱:D905i 🆔:jFDsGJGA


#431 [SENA]

「とりあえず今から会える?」

「うん……」

「じゃあ国道沿いのセブンまで
出てこれる?今から行くけんさ」

「わかった…」

⏰:09/09/23 03:30 📱:D905i 🆔:jFDsGJGA


#432 [SENA]

この日うちは

前言っていた"いい感じの人"と

遊ぶ予定だった。

うちはその人に電話を掛けた。

⏰:09/09/23 03:32 📱:D905i 🆔:jFDsGJGA


#433 [SENA]

「ごめん、今日無理になった」

「どして?何かあった?」

「言えん」

「何で?意味不明じゃけど。
俺もうそっち行きよるで?」

「…ごめん」

「はぁ…ドタキャンとか最低やな」

⏰:09/09/23 03:34 📱:D905i 🆔:jFDsGJGA


#434 [SENA]

「ごめん。」

この人は約束を守れない奴は

嫌いなタイプだった。

この電話によって

うちらの関係が終わる

ということも意味していた。

⏰:09/09/23 03:36 📱:D905i 🆔:jFDsGJGA


#435 [SENA]

「もーええわ。じゃあの」

プチッと切られた携帯から

プーップーッと音が鳴る。

はぁ…とため息をつき

うちも電話を切った。

⏰:09/09/23 03:37 📱:D905i 🆔:jFDsGJGA


#436 [SENA]

うちは携帯だけを持ち

歩いてセブンまで向かった。

セブンの前には

族仕様みたいな単車の横で

煙草を吸う男がいた。


一目でセイちゃんだとわかった。

⏰:09/09/23 03:40 📱:D905i 🆔:jFDsGJGA


#437 [SENA]

「セイちゃん…よね?」

「おお、よおわかったな」

セイちゃんは立ち上がり

煙草の火を消した。

「ここで話すことでもないし
場所変えようか。後ろ乗り」

そう言ってメットを渡された。

⏰:09/09/23 03:45 📱:D905i 🆔:jFDsGJGA


#438 [SENA]

涼太と付き合っていたころを思い出す。

よく乗った涼太の単車の後ろ。

「チビ」ってよく笑われたな…。



自然と溢れてくる涙に

セイちゃんは焦っていた。

⏰:09/09/23 03:47 📱:D905i 🆔:jFDsGJGA


#439 [SENA]

「え、ごめん!ケツ乗るの怖い!?」

うちは首を横に振った。

「…お前思い出しとったんやろ」

「あはは…ちょっとね」

「まあ乗れって」

うちは単車の後ろにまたがった。

⏰:09/09/23 03:50 📱:D905i 🆔:jFDsGJGA


#440 [SENA]

ブォンと大きな音を立てて走り出した。

懐かしい感じ。

バイクの音…

一年前は耳が痛かったのに

今はその音が心地よかった。

⏰:09/09/23 03:53 📱:D905i 🆔:jFDsGJGA


#441 [SENA]

着いた場所は行き慣れたアパート。

ただ違うのは、入る部屋。



うちはセイちゃんの部屋に入った。

⏰:09/09/23 03:56 📱:D905i 🆔:jFDsGJGA


#442 [SENA]

家具も間取りも全く同じ部屋。

苦しくて涙が出た。



「涼太に聞いとった通りやな」

「何が…?」

「素直で喜怒哀楽が激しくて
…そんで泣き虫」

「涼太そんなこと言っとったんや」

⏰:09/09/23 04:01 📱:D905i 🆔:jFDsGJGA


#443 [SENA]

「俺がこっち来てからもな、
涼太、瀬奈ちゃんの話とか
よくしとったよ。
瀬奈ちゃんが地元帰っとって
暇で仕方ないって言いよった。
アイツから何回か連絡来たろ?」

「うん。帰ったら連絡する
って言ったけどね」

「アイツまじウケるよ。
瀬奈が帰って来ん〜!!!
っつってバタバタしよった」

⏰:09/09/23 04:05 📱:D905i 🆔:jFDsGJGA


#444 [SENA]

「想像したら笑える。笑」

「あのさ…こんなこと言うの
間違っとるんかもしれんけど…」

セイちゃんはゆっくりと

話し始めた。

⏰:09/09/23 04:37 📱:D905i 🆔:jFDsGJGA


#445 [SENA]

「涼太、まだ瀬奈ちゃんのこと
好きなんだと思うんよね…。
涼太見とったらわかる。
瀬奈ちゃんの話しとる涼太が
一番幸せそうに見えた。」

「…ありえんやろ。
涼太って女おるんやないん?」

「は?涼太に女?無い無い!」

⏰:09/09/23 04:40 📱:D905i 🆔:jFDsGJGA


#446 [SENA]

「うち、見たんよね。
涼太の携帯…
ちさきちゃんって子」

「ああ!ちさきちゃん!?
ちさきちゃんってゆーのは
涼太のことが好きな子で
涼太は言い寄られとっただけよ」

「そうなん…?」

「涼太なぁ、前言っとった。
自分じゃ瀬奈ちゃんを
幸せにはできんけえ
瀬奈ちゃんには幸せに
なってほしいんやって」

⏰:09/09/23 04:44 📱:D905i 🆔:jFDsGJGA


#447 [SENA]

うちが考えとったことと

全く一緒のことだった。

「今のままの関係でも
俺は十分幸せじゃけえ。
瀬奈に男ができるのは
やっぱいややし怖いけど
瀬奈がそれで幸せなんなら
俺はそれでもいい

って言っとった」

⏰:09/09/23 04:48 📱:D905i 🆔:jFDsGJGA


#448 [SENA]

セイちゃんは続ける。

「涼太は瀬奈ちゃんと
出会ってから変わったよ。

ほんまに、素直になった。

なぁ、瀬奈ちゃんは涼太のこと
どお思っとるん?」

⏰:09/09/23 04:50 📱:D905i 🆔:jFDsGJGA


#449 [SENA]

うちは思っとったことを

全部話した。




うちと涼太の気持ちは

別れてからも一緒だった…。



ずっと一緒だったのに…

ずっとすれ違ってた。

⏰:09/09/23 04:54 📱:D905i 🆔:jFDsGJGA


#450 [SENA]

こんな形で知りたくなかった。



切なくて仕方なかった。



すれ違い、お互い自分の中で

勝手に納得して…


相手の幸せを願うほどに

なっていたんだ。

⏰:09/09/23 04:58 📱:D905i 🆔:jFDsGJGA


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