- 異 世 界 - 恋 愛 -
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#1 [SENA]

好きで好きで仕方なかった。

気付いたときには遅かった。



うちとは全く違う人生を歩んだ

異世界のあなたへ…。


まだ好きでいても良いですか?

都合の良い女で良いけん…

そばに居りたいんよ…。

⏰:09/07/22 14:53 📱:D905i 🆔:jYSpPeTw


#2 [SENA]

>>0001-0200
>>0201-0400
>>0401-0600
>>0601-0800
>>0801-1000

⏰:09/07/22 14:58 📱:D905i 🆔:jYSpPeTw


#3 [SENA]

前少し書いていましたが

書く途中で現実と少し

違ってきてしまいました。

読み返して、何でこんなことを

書いているんだろうと

逆に不思議でした;;

そのため勝手ながら

新たに書かせてもらいます。

削除依頼は出しました。

⏰:09/07/22 15:06 📱:D905i 🆔:jYSpPeTw


#4 [SENA]

感想、質問、絡みは
こちらでお願いします。

感想板↓
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/4481/

⏰:09/07/22 15:11 📱:D905i 🆔:jYSpPeTw


#5 [SENA]

矢野 瀬奈

中村 涼太

2人が知り合ったのは

うちが高3の夏。

友達の紹介ってやつだった。

⏰:09/07/22 15:16 📱:D905i 🆔:jYSpPeTw


#6 [SENA]

その時期、夏ってこともあって

男らは彼女がほしかったんか

紹介が結構回ってきよった。


うちは当時フリーだった。

周りの友達は彼氏持ちばっか。

じゃけえうちにばっかり

紹介が回ってきよった。

⏰:09/07/22 15:20 📱:D905i 🆔:jYSpPeTw


#7 [SENA]

うちは地元の馬鹿私立に通っとった。

馬鹿なくせに校則は厳しくて

それに耐えれん奴らは

1年もたたんうちに辞めていった。

うちの学年で30人〜50人は

確実にやめとると思う。

⏰:09/07/22 15:24 📱:D905i 🆔:jYSpPeTw


#8 [SENA]

うちは校則破りながらも

頑張って3年になり

大学進学を希望していた。


本当にその辺に居る

ごくごく普通の高校生。

⏰:09/07/22 15:27 📱:D905i 🆔:jYSpPeTw


#9 [SENA]

うちは涼太を

何人かいるメル友の中の

1人としか考えてなかった。

メール自体あんまり好きじゃないし

返すのだるくてぶちることもあった。

⏰:09/07/22 20:32 📱:D905i 🆔:jYSpPeTw


#10 [SENA]

そんで、何日かメールしてから

涼太に写メをもらった。

ヤンキーっぽい

けど目がクリッとして可愛い。

⏰:09/07/22 20:41 📱:D905i 🆔:jYSpPeTw


#11 [SENA]

うちも写メを送った。

送った後すぐに

電話しよ

ってメールがきた。

⏰:09/07/22 20:44 📱:D905i 🆔:jYSpPeTw


#12 [SENA]

うちが番号を送ると

すぐにかかってきた。

「もしも〜し!初めまして」

「どーもっ」

そんな感じで初めてした電話。

⏰:09/07/23 12:36 📱:D905i 🆔:383mSEdw


#13 [SENA]

そこでいろんな話をした。

メールでは聞いたこと無かった話を

そこで初めて聞いた。


仕事をしているとは聞いていた。

職種が鳶というのはそこで知った。

⏰:09/07/23 12:46 📱:D905i 🆔:383mSEdw


#14 [SENA]

そして"暴走族"だったということ。

その時は、そうなんじゃ〜

って思っとったくらいだった。


てか、そんなん聞かされたところで

別に涼太とは会わんやろーし

関係ないと思っとったけんね。

⏰:09/07/23 12:54 📱:D905i 🆔:383mSEdw


#15 [SENA]

涼太とうちの地元は

かなり離れとった。

説明しづらいんぢゃけど…

電車で行くには最低でも

1回の乗り換えが必要。

所要時間は2時間くらいかな。

車でも、高速通ってないし

2時間くらいかかる。

⏰:09/07/23 15:03 📱:D905i 🆔:383mSEdw


#16 [SENA]

まず自分から行くことなんか

ないと思っとったし

毎日毎日金がないって言いよる

涼太がこっちに来るとも

思えんかった。

⏰:09/07/23 15:10 📱:D905i 🆔:383mSEdw


#17 [SENA]

初めて電話した日を境に

毎日毎日電話するようになった。

仕事の休憩時間はメール。

仕事が終わってから帰るまでの

車の中ではずっと電話。

夕飯食べて風呂入ってから

寝るまで電話。

そんなのが日課になっていた。

⏰:09/07/23 15:15 📱:D905i 🆔:383mSEdw


#18 [SENA]

そんな中、真剣な話しになった。

そこで聞かされた事実…







涼太は"シャブ中"だと言うこと。

⏰:09/07/23 15:17 📱:D905i 🆔:383mSEdw


#19 [SENA]

うちの知り合いの中には

暴走族もいたし

シンナー漬けの奴もいた。

ほとんどがうちの高校を中退した奴。

そんな奴らとは中退してから

全くかかわってなかったし

夜の駅で溜まっとる姿を見るだけ。

⏰:09/07/23 15:22 📱:D905i 🆔:383mSEdw


#20 [SENA]

でも、シャブの話なんか

聞いたこと無かった。




それってやばくね?



その話を聞いたときは

そう思った。

⏰:09/07/23 15:24 📱:D905i 🆔:383mSEdw


#21 [SENA]

うちは、涼太と出会ってから

知っているようで知らなかった

裏の世界を知ることになった。



今まででは考えられなかった。

普通に過ごしている高校生は

絶対に関わらないような

"異世界"

⏰:09/07/23 15:41 📱:D905i 🆔:383mSEdw


#22 [SENA]



8月、涼太からの着信。

「俺明日からしばらく現場が
○市の××になったんじゃけど!
せっかくじゃし俺が昼休みんとき
ちょっとでもえーけん会わん!?」




…まじ?

⏰:09/07/23 15:53 📱:D905i 🆔:383mSEdw


#23 [SENA]

絶対に会わんじゃろう
って思っとったのに
こんな形で会うことになるとは
思わんかった。

「じゃあ昼休みくらいに
行くけん待っとって」

って会う約束をした。

⏰:09/07/24 05:01 📱:D905i 🆔:VDCTrROk


#24 [SENA]

次の日の昼休み

現場から少し離れたところで

うちらは待ち合わせた。

「瀬奈」

って呼ばれて振り向くと

作業着姿の涼太がおった。

⏰:09/07/24 05:03 📱:D905i 🆔:VDCTrROk


#25 [SENA]

「どーも」

って言って照れくさそうに

タオルで顔を隠す涼太。

そんな涼太を可愛いと思った。

写メとはやっぱなんか違って

でも、実物のがよかった。

⏰:09/07/24 05:05 📱:D905i 🆔:VDCTrROk


#26 [SENA]

「やっと逢えた」

って言って笑う涼太。

どう反応して良いかわからんし

笑って下を向いた。

まともに涼太の顔見れんくて

どーしたらいいんかわからんかった

⏰:09/07/24 05:07 📱:D905i 🆔:VDCTrROk


#27 [SENA]

「いっつも電話で話しよるけど
いざ会ったらまじ緊張する!」

とか言っとったな。


「涼太とおったら喋ってなくても
落ち着くけんなんか良い。
無理に喋る必要ないってゆーか
沈黙が気まずくないってゆーか…」


ほんまに、このときそう思ったんよ。

⏰:09/07/24 05:12 📱:D905i 🆔:VDCTrROk


#28 [SENA]

「あ〜!ヤバい!」

っていきなり涼太が叫んだ。

「どした?」

「何でもない!そろそろ仕事戻るわ。
また休憩なったら連絡するけん!
気いつけて帰ってなあ〜」

⏰:09/07/24 13:10 📱:D905i 🆔:VDCTrROk


#29 [SENA]

うちはそう言われて家に帰った。

また連絡してくれる

っていうのが嬉しかった。

会ったら終わるんじゃないか

って思ってたから。

⏰:09/07/24 16:06 📱:D905i 🆔:VDCTrROk


#30 [SENA]

3時頃にメールが来た。

[今日ははなせて良かったわあ
わざわざ来てくれてありがとね
まぢ瀬奈とおったら楽しいわ]


ほんまにその言葉は嬉しかった。

もうこの時から好きだったと思う。

⏰:09/07/24 16:11 📱:D905i 🆔:VDCTrROk


#31 [SENA]

次の日も次の日も

涼太の現場が変わる間

毎日昼休みに遊びに行った。

涼太に弁当作ってあげたり

現場の先輩に会わせてもらったり

ほんまに楽しかった。

⏰:09/07/24 16:15 📱:D905i 🆔:VDCTrROk


#32 [SENA]

「噂の瀬奈ちゃんかあ」

とか言われて恥ずかしかった。

涼太はうちの何を話しとったんかね?


あっと言う間に現場が変わる日が来て

涼太と先輩とバイバイした。

⏰:09/07/24 16:19 📱:D905i 🆔:VDCTrROk


#33 [SENA]

それからまた何日かして

いつものように電話しよった。

「次は瀬奈が俺の地元来てや!」

「いやまじ遠いしさあ〜」

「今度現場△市なんよ!
△市まで来てくれたら
ヨシ君(先輩のうちの1人)が
車で連れてってくれるて!」

△市は鈍行乗り換えなしで
1時間くらいのところ。

⏰:09/07/24 16:41 📱:D905i 🆔:VDCTrROk


#34 [SENA]

△市ならまだ苦じゃない。

ってことで△市まで行くことにした。





これが夏休み最後の思い出。

⏰:09/07/24 17:52 📱:D905i 🆔:VDCTrROk


#35 [SENA]

17時頃に仕事が終わるけん

それに合わせて△市へ行った。

うちのが少し先についたから

駅の前でしばらく座っとった。


したら来たVIP車。

後ろの窓から涼太が手招きした。

⏰:09/07/24 17:59 📱:D905i 🆔:VDCTrROk


#36 [SENA]

「仕事終わりでめっちゃ汗臭いかも!」

とか言って焦っとった。

なんかそう言うのも全部

可愛いくみえて

でも格好いい一面もあって

どんどん涼太にはまっていく

自分に気付いた。

⏰:09/07/24 18:03 📱:D905i 🆔:VDCTrROk


#37 [SENA]

涼太とヨシ君と話しながら

あっと言う間に涼太の家についた。

涼太んちには人が何人かおって

涼太は追い出しよった。笑

ヨシ君にお礼を言ってから

うちは家に入った。

⏰:09/07/24 18:17 📱:D905i 🆔:VDCTrROk


#38 [SENA]

ちょっと話してから

夕飯買いに行くことになった。

涼太の単車に初めて乗った。

最初乗るのにめっちゃ苦戦した。

足届かんし「糞チビ!!」って

頭殴られた。仕方ないじゃんね!

⏰:09/07/24 18:25 📱:D905i 🆔:VDCTrROk


#39 [SENA]

そしてこの単車のうるさいこと!

カンカン詰めとるのにうるさい!

さすが族あがりじゃ〜思った。

ほんまにあの単車は異常。笑

2ケツして買い物して帰って

夕飯食べてから涼太は風呂入って

うちはその間うとうとしよった。

⏰:09/07/24 18:52 📱:D905i 🆔:VDCTrROk


#40 [SENA]

風呂からあがってきた涼太。

「眠い?」

って聞いてきた。

「んーんっ眠くないよ!」

涼太はうちの横に座って

頭をポンポンと叩いた。

「今日どーするん?帰る?」

「えっう〜ん…」

⏰:09/07/24 19:00 📱:D905i 🆔:VDCTrROk


#41 [SENA]

帰りたくなかった。

まだまだ話足らんし。

でも付き合ってないし

帰るべきよね?とかって考えよった。

したら

「帰らんといて?」

って抱き締められた。

⏰:09/07/24 19:02 📱:D905i 🆔:VDCTrROk


#42 [SENA]

「うん」



うちは泊まることになった。

付き合ってもない男の家。

何があってもおかしくない。

でも、そんなことよりも

涼太と一緒におりたかった。

⏰:09/07/24 19:03 📱:D905i 🆔:VDCTrROk


#43 [SENA]

「11時くらいになったら
外行ってみようや!
それまで寝とき?」

涼太はベッドに行くよう促した。

うちがベッドに入って

うとうとしはじめた頃

涼太がうちの頭に手を乗せて

「来てくれてありがと」

って言った。

⏰:09/07/24 19:14 📱:D905i 🆔:VDCTrROk


#44 [SENA]

「うん」

って言ってそのまんま寝た。




「瀬奈〜」

ってしばらくたってから起こされた。

「そろそろ行くけん準備しい」


うちはそう言われて起きてから

軽く化粧を直した。

⏰:09/07/24 20:15 📱:D905i 🆔:VDCTrROk


#45 [SENA]

外に出てしばらく歩いていくと

人が溜まっている場所にきた。

"暴走族"の集まりだった。

「俺と手繋いどきゃ大丈夫じゃけ」

って言って涼太はうちの手を取った。

⏰:09/07/24 20:26 📱:D905i 🆔:VDCTrROk


#46 [SENA]

「涼太君じゃ〜」

って、いろんな人に声掛けられて

涼太って有名なんじゃ…って思った。

「今から"声だし"らしいけえ
見ていくか!」

って言って、その"声だし"を

見てから行くことになった。

⏰:09/07/25 02:58 📱:D905i 🆔:uwel/yfk


#47 [SENA]

自分の名前とか叫んだりして

声が小さければやり直し。

そんなのを繰り返し全員やった。


その族の中の1人を涼太に紹介された。

うちらの2個下のナオ君。

⏰:09/07/25 03:10 📱:D905i 🆔:uwel/yfk


#48 [SENA]

ナオ君は涼太が一番信用しとる後輩。

涼太が族やめた後に涼太の役職を

継いだのもナオ君だった。

"特攻隊長"

よく知らんが凄いらしい。笑

⏰:09/07/25 03:12 📱:D905i 🆔:uwel/yfk


#49 [SENA]

何がすごいとかうちにはわからん。

ナオ君から涼太の話を聞いた。



涼太はこの辺じゃ有名で

涼太に逆らう人は殆どおらん。

恐れられて、信頼されて

とにかく偉大なんだと。

じゃけえ何?って

感じだったけど。

⏰:09/07/25 03:17 📱:D905i 🆔:uwel/yfk


#50 [SENA]

「涼太君、女をこーゆー場所に
連れてきたことないんすよ。
連れてきたときめっちゃビビった。」


そうなんじゃ。

嬉しいような複雑な気分。

うち、涼太のこと知っとるようで

案外何も知らんのんじゃな

って思った。

⏰:09/07/25 12:21 📱:D905i 🆔:uwel/yfk


#51 [SENA]

「そろそろ行くか」

って言ってうちらはその場を後にした。

「次どこ行くん?」

「キョウ君ちに用事あったけど
やっぱ危ないけえ会わせられん
ってことでやめてヨシ君ち!」

いっぱい疑問はあったけど

その時は何か聞けんかった。

⏰:09/07/25 12:31 📱:D905i 🆔:uwel/yfk


#52 [SENA]

キョウ君の名前は聞いたことがある。

うちと電話しとるときとかに

キョウ君といることもあった。

ほぼ毎日涼太はキョウ君といる。

ちなみにキョウ君は先輩で

30歳くらいだったと思う。

⏰:09/07/25 12:38 📱:D905i 🆔:uwel/yfk


#53 [SENA]

そのままヨシ君ちに上がり込んだ。

そこにはヨシ君の彼女もおった。

ヨシ君は4つ上。彼女はうちの

2つ上だった。彼女の名前は

"ユキ"

ユキさんは、凄い大人っぽくて

美人で綺麗な人だった。

⏰:09/07/25 12:44 📱:D905i 🆔:uwel/yfk


#54 [SENA]

しばらく話してたら

仕事の話をし始めた涼太とヨシ君。

うちは全くわからんくって

最初は聞いとったけどいつの間にか

座ったまま寝よった。

⏰:09/07/25 12:46 📱:D905i 🆔:uwel/yfk


#55 [SENA]

「瀬奈眠いよな?そろそろ帰る?」

「ん?いや大丈夫よ」

「まあもう2時過ぎじゃし帰ろっか」


うちはユキさんと連絡先交換して

ヨシ君の家を出た。

⏰:09/07/25 12:50 📱:D905i 🆔:uwel/yfk


#56 [SENA]

そのまま涼太んちに帰って

服渡されて

「風呂入ってきい」

って。


風呂ん中で考えた。

やっぱヤるよな?って。

⏰:09/07/25 18:44 📱:D905i 🆔:uwel/yfk


#57 [SENA]

風呂から上がって髪乾かして

部屋に戻ったらベッドの上から

「おいで」

って呼ばれた。

もしヤることになったとして

ヤってしまったら…終わりかな?

⏰:09/07/25 18:46 📱:D905i 🆔:uwel/yfk


#58 [SENA]

うちが布団に入ると腕枕してくれて

そのままギュッと抱き締められた。


上を見ると、涼太の顔があって

そのままチュって口が触れた。


口が離れてまた抱き締められる。

⏰:09/07/25 18:51 📱:D905i 🆔:uwel/yfk


#59 [SENA]

「ねえ…」

「…ん?」

「付き合って」

「えっ!」

「嫌だ?」

「嫌じゃないっ」

「俺本間に瀬奈が好き。
絶対大切にするけえ…
付き合って下さい」

⏰:09/07/25 18:55 📱:D905i 🆔:uwel/yfk


#60 [SENA]

「うちも好き…。
よろしくお願いします」


うちらが付き合うことになった

8月20日

この日から今みたいになるなんて

考えてもみんかった。

あの時ああしとったらよかった

こうしとったらよかった

そんなこと思ってももう遅いけど。

⏰:09/07/25 19:05 📱:D905i 🆔:uwel/yfk


#61 [SENA]

「大丈夫。まだ手出さんけえ。」

「うん」

「お前が隣におってくれるだけで
俺はほんまに幸せじゃけえ。
どこが好きとかそんなんじゃなくて
もうほんまに全部が好きなんよ。
ちょっと可愛いけえ付き合うとか
そんなんじゃなくて…素で好き」

「うちもほんまに好き。」

⏰:09/07/25 20:38 📱:D905i 🆔:uwel/yfk


#62 [SENA]

その日は涼太の腕枕で眠った。

抱きつかれて(足で身体はさまれて)

起きたとき身動きできんかった。

朝起きてちゅうして

ほんまに幸せだって思った。

⏰:09/07/25 20:48 📱:D905i 🆔:uwel/yfk


#63 [かち]

でも、うちはまだ

涼太のこと知らんすぎた。

もっと時間をおけば

また違ったかもしれん。

でも、どうしようもなく好きで

後先なんか考えてなかった。


涼太の過去、そして現在。

ちゃんと知っとくべきだった。

⏰:09/07/26 00:54 📱:D905i 🆔:PLIsUf36


#64 [かち]

「お前いつ帰るん?」

そっか。帰らにゃいけん…。

帰ったら次いつ会えるんかな?

夏休みは今週で終わる。

まだ一緒におりたいけど

涼太も仕事とかあるし…。

⏰:09/07/26 00:58 📱:D905i 🆔:PLIsUf36


#65 [SENA]

「もーちょいおれば?
瀬奈が大丈夫なら。」

「え!いいん?仕事あるじゃろ?」

「仕事終わるの待っといて?」

「いいなら待っとく!」


それからちょっとして

ヨシ君が迎えに来てくれて

涼太は仕事に行った。

⏰:09/07/26 01:02 📱:D905i 🆔:PLIsUf36


#66 [SENA]

すぐに涼太からメールが来て

布団干しといて
洗濯やっといて
食器洗っといて
あとはテレビみたり
好きなことしといていいけ
あんま1人で外出んなよ
もし家出るんだったら
机の上に鍵置いとるけえ
持って出てな
でもなるべく外出るなよ


って言う内容だった。

⏰:09/07/26 01:11 📱:D905i 🆔:PLIsUf36


#67 [SENA]

心配しとるくせに人使い荒い。

とか思いながらも

言われたことをやって

適当に座っといた。

部屋を見回すと、コルクボードに

写真がいくつか貼ってある。

⏰:09/07/26 16:22 📱:D905i 🆔:PLIsUf36


#68 [SENA]

若い。ああ、族時代のか。

はっちゃけとんなあ。

楽しそうなガキみたいな顔。

涼太が一番楽しかった時期。

⏰:09/07/26 16:35 📱:D905i 🆔:PLIsUf36


#69 [SENA]

昼ご飯作ろうと思って

キッチンに行った。

インスタント系しかない。

適当に作って食べて片付けて

テレビでも見ようかな

って思っとったとき

ふと目についた紙。

⏰:09/07/26 16:43 📱:D905i 🆔:PLIsUf36


#70 [SENA]

Thank you for

って書いてある

雑貨屋とかで小さい物

買ったときに入れてくれる

紙でできた袋みたいなやつ。

中からは小さいチャック?

がついたビニールの袋。

中身は殻。何かわからんくて

机の上に置いといた。

⏰:09/07/26 16:47 📱:D905i 🆔:PLIsUf36


#71 [SENA]

6時くらいに涼太帰ってきて

出迎えた。机の上を見た瞬間

「これどこにあった?」

「あそこの下。これ何?」

「…パケ。薬入っとったやつ」

⏰:09/07/26 17:08 📱:D905i 🆔:PLIsUf36


#72 [SENA]

このとき、ああ、やっぱり

薬やっとんのはほんまなんじゃ…

って思った。

「俺、やめるけん。
瀬奈とずっと一緒におりたいけん
もうやめる。すぐには無理かもしれん
けど、絶対やめるけん。約束する」

⏰:09/07/26 19:02 📱:D905i 🆔:PLIsUf36


#73 [SENA]

薬やっとる男なんか考えれん。

そんな男との将来なんてみえん。

ほんまにやめてくれるんかな?

ほんまにやめれるんかな?

⏰:09/07/26 19:15 📱:D905i 🆔:PLIsUf36


#74 [SENA]

「夕飯どーする?」

「作ろうにも何もなかった」

「だって自炊せんし」


結局その辺で買って食べた。

⏰:09/07/26 19:17 📱:D905i 🆔:PLIsUf36


#75 [SENA]

涼太の携帯が鳴る。

「もしもし。はい、はい、まじっす?
今からはちょい無理っすよ〜!
え?はい。いやいや、それは…
そんな奴じゃないんで。あはは〜…」

涼太が話していたのは多分キョウ君。

⏰:09/07/27 12:24 📱:D905i 🆔:XqZWR9cA


#76 [SENA]

しばらくして電話切った。

「キョウ君じゃないん?
行かんでいいん?」

「大丈夫大丈夫!
瀬奈とおりたいんぢゃけえ
それでいーのっ」

って、涼太は笑って言った。

⏰:09/07/27 12:26 📱:D905i 🆔:XqZWR9cA


#77 [SENA]

それからもガンガン鳴る携帯。

「キョウ君じゃろ?行きいや
うち大丈夫じゃけえさ、」

「お前が大丈夫でも俺が嫌」

「じゃあうちもついて行く」

「それだけは一番避けたいね」

「なんで」

「なんでも。瀬奈はダメ」

⏰:09/07/27 12:29 📱:D905i 🆔:XqZWR9cA


#78 [SENA]

「よーわからんわ。
でもうちには知られたくない
何かがあるんじゃろ?」

「いや、そーゆーんじゃなくて
ただ瀬奈を巻き込みたくない」

「何に」


そーゆーやりとりを何回もした。

今考えればどーでもいいやりとり。

⏰:09/07/27 12:32 📱:D905i 🆔:XqZWR9cA


#79 [SENA]

「お前は何も知らんすぎるんじゃ!
何もわからんお前をキョウ君に
会わせるわけにはいかんのじゃ!
キョウ君がどんな奴かって
前に話したことあるじゃろーが!」


付き合う前、キョウ君のことは

聞かされたことがあった。

⏰:09/07/27 12:34 📱:D905i 🆔:XqZWR9cA


#80 [SENA]

キョウ君は何でもありの人。

一番荒れとった時期は

とりあえず目が合えば殴った。

今も気分によっては殴る。


そしてヤクザ関係の人間。

そのヤクザとは関係無しに

プッシャーもやっとる。

涼太もキョウ君から買いよった。

⏰:09/07/27 12:38 📱:D905i 🆔:XqZWR9cA


#81 [SENA]

別にうちも会いたい訳じゃない。

でも、うちのせいでこうやって

キョウ君が鬼電してくるわけで…

涼太に迷惑かかっとんじゃないか

って思っとった。

⏰:09/07/27 14:42 📱:D905i 🆔:XqZWR9cA


#82 [SENA]

それでも鳴り止まない携帯に

うちはイライラした。

行けばいいのに。行ったらいいのに。

別にうちは構わんのに。

「なあ、ほんまに行ってき?

うちまだおるんじゃけえさ」

「うん…じゃあさ、ひとりには
させたくないけんヨシ君ちに
行っといて?多分ユキさんおるし」

⏰:09/07/27 14:47 📱:D905i 🆔:XqZWR9cA


#83 [SENA]

ということでうちはヨシ君ちへ。

2ケツで送ってもらってから

涼太はキョウ君のとこへ向かった。

ヨシ君に事情を話すと

「キョウ君自分の思い通りにならんと
めっちゃ怖いけえな〜」

って笑っとった。

⏰:09/07/27 18:28 📱:D905i 🆔:XqZWR9cA


#84 [SENA]

涼太大丈夫かな?

って不安の中、ヨシ君とユキさんと

色んな話しよった。

ヨシ君は格好いいし

ユキさんは美人さん。

ほんまにお似合いだと思った。

⏰:09/07/27 18:32 📱:D905i 🆔:XqZWR9cA


#85 [SENA]

ヨシ君は、ヤンキーってゆーよりも

ギャル男に近い部類だと思う。

ユキさんはお姉ギャルみたいな感じ。

説明難しいけど。


3人で話してたらあっという間に

夜中の2時だった。

ピンポーンてチャイムが鳴って

涼太が帰ってきた。

⏰:09/07/27 18:39 📱:D905i 🆔:XqZWR9cA


#86 [SENA]

「涼太大丈夫だったかー?」

ヨシ君が聞く。

「まあまあ。女と会わせろって
聞かんかったけどスルーしてきた」

「まあそれが一番かもね。
俺もユキ会わせたことないし」

「何なんですか?キョウ君って…」

「涼太はな、瀬奈ちゃんに
俺らみたいになってほしくないけん
キョウ君に会わせんのんよ。
わかってやって?」

⏰:09/07/27 19:38 📱:D905i 🆔:XqZWR9cA


#87 [SENA]

そう言われた後、家に帰った。

「疲れたあ〜」

ってベッドに倒れ込む涼太。

腕を広げてポンポンと布団を叩き

「おいで」

と言ってうちを呼んだ。

⏰:09/07/27 20:52 📱:D905i 🆔:XqZWR9cA


#88 [SENA]

うちは言われるがままに

涼太の元へ行き腕に頭を乗せた。

そのままギュッと抱きしめられる。


…やっぱり落ち着くなあ。

⏰:09/07/27 20:54 📱:D905i 🆔:XqZWR9cA


#89 [SENA]

お互い何も言わず口が触れる。

そして深く、深く…。

「…んっ……」

自然と声が漏れた。

すると涼太は手を胸に持ってきた。

「嫌だっ…!!」

⏰:09/07/27 20:58 📱:D905i 🆔:XqZWR9cA


#90 [SENA]

「……ごめん」

「ごめん…」





2年前のあの日から

人と身体を重ねることが

怖かった…。

⏰:09/07/27 21:05 📱:D905i 🆔:XqZWR9cA


#91 [SENA]

高1の8月下旬…。


夏休みが終わりに近づいた時期。


「俺と付き合って」

2つ上の同じ学校の先輩からの告白。

「はい」

そんな軽い感じで付き合った。

⏰:09/07/27 21:12 📱:D905i 🆔:XqZWR9cA


#92 [SENA]

別に好きとかじゃなかった。

ただ彼氏がほしかっただけ。

自業自得。



夏休みが明けてすぐのこと。

「明日俺んち来いや〜」

「うん。でも夏課題やってなくて
やらんといけんけえちょっと
遅くなるかもしれんけどいい?」

⏰:09/07/27 21:16 📱:D905i 🆔:XqZWR9cA


#93 [SENA]

「お〜。じゃあ家おるわあ」

先輩の家は知っとった。

高校のすぐ近くだったけん。


課題が終わってから

すぐに先輩の家に向かった。

家に上がってからすぐに

先輩は抱きついてきた。

⏰:09/07/27 21:19 📱:D905i 🆔:XqZWR9cA


#94 [SENA]

荒いキス。

されるがままだった。

ブラウスを捲られ胸を揉まれる。

「ちょ、ちょっと待って」

そんな言葉聞くはずもなく

手は下へといき、愛撫した。

⏰:09/07/27 21:23 📱:D905i 🆔:XqZWR9cA


#95 [SENA]

声なんか出んかった。

気持ちよくなんか無かった。

処女では無かったけど

こんな奴とヤりたくない!

って思って叫びながら暴れた。

⏰:09/07/28 02:45 📱:D905i 🆔:LA0T/j.E


#96 [SENA]

でも結局男の力にはかなわずに

うちはされるがまま

最後までヤってしまった。

乱れた制服を直しながら

うちは涙を流した。

⏰:09/07/28 02:47 📱:D905i 🆔:LA0T/j.E


#97 [SENA]

「あ、帰っていいよ?」

この言葉に放心した。

「あのさ、俺別にお前のこと
好きとかじゃないんよね。
ただちょっとヤりたいな〜
とか思っとってさ!
まあそんだけじゃけ〜!」



最低だ。

⏰:09/07/28 02:51 📱:D905i 🆔:LA0T/j.E


#98 [SENA]

男は続けた。

「やっぱ制服っていいね!
嫌がられたら余計やばい。
お前とヤりたいってゆー奴
結構おるよ?俺お前とヤれて
めっちゃラッキーじゃね?」

へらへら笑う男。

何も言えなかった。

そのままうちは家を出た。

⏰:09/07/28 02:58 📱:D905i 🆔:LA0T/j.E


#99 [SENA]

それから、付き合ってもヤれんかった。

ヤったら終わりな気がして…。

ヤりたいだけなんじゃないか

って思ってしまって…。

男を信用できんくなった。

男が怖くなった。

いつか裏切られるなら

最初から信用せんかったらいい

って思うようになった。

⏰:09/07/28 03:02 📱:D905i 🆔:LA0T/j.E


#100 [SENA]

100だ
とりあえず休憩
読んでくださってる方
いますか?(´・ω・`)

感想板↓
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/4481/

⏰:09/07/28 03:05 📱:D905i 🆔:LA0T/j.E


#101 [我輩は匿名である]
読んでます
めちゃおもしろいです
もっと書いて下さい

⏰:09/07/28 03:22 📱:SH904i 🆔:CGCgdLow


#102 [SENA]

>>101さん
ありがとうございます
最後までお付き合いください

⏰:09/07/28 17:35 📱:D905i 🆔:LA0T/j.E


#103 [SENA]

そんな過去を涼太に言いたくなかった。

ただ、

「ヤリモクとかって思いたくないけん
ほんまにごめん。まだヤりたくない」

って言った。

「俺はお前がおるだけで良いけん。
怖がらせたんだったらごめん。
寝よっか。明日帰るんじゃろ?」

「うん。ごめんね…
嫌いにならんとって…」

⏰:09/07/28 17:38 📱:D905i 🆔:LA0T/j.E


#104 [SENA]

「なるわけなかろーが!
大丈夫よ。おやすみ」


でもね、うちは信じれんかった。

ヤるだけのために…

この愛も偽り…

ヤりたいだけ…



ごめん。

もっと信じれば良かった。

⏰:09/07/28 17:41 📱:D905i 🆔:LA0T/j.E


#105 [SENA]

朝が来て、涼太が仕事行くときに

うちは一緒ついて行って

ヨシ君に送ってもらった。

「またね」

って涼太とちゅうして

うちは電車に乗った。

そこから1時間、電車に揺られ

地元についた。

⏰:09/07/28 17:44 📱:D905i 🆔:LA0T/j.E


#106 [SENA]

[今ついたよありがとね
仕事頑張ってね(^-^)/]

うちはそうメールを送って

眠たくて寝た。


起きたらメール来とって


[こっちこそありがと
次いつ逢えるかわからんけど
逢えんでも大好きじゃけえの]


そんなメールにニヤけた。

⏰:09/07/28 17:48 📱:D905i 🆔:LA0T/j.E


#107 [SENA]

それから夏休みは終わり

学校が始まった。

うちと涼太は付き合う前のように

毎日メールや電話をした。

逢いたくて仕方なかった。

逢いたい気持ちが強くなる。

連絡が途切れると不安になる。

涼太への好きが大きくなる。

⏰:09/07/28 18:10 📱:D905i 🆔:LA0T/j.E


#108 [SENA]

ある日、電話がかかってきた。

明らかにテンションがおかしい。

嫌な予感がした。

でもその時は何も言えんかった。

真実を聞くのが怖かった。

⏰:09/07/28 18:19 📱:D905i 🆔:LA0T/j.E


#109 [SENA]

こんなこと誰にも相談できんかった。

1人でずっと考えとった。

それから一週間後、話の流れで聞いた。


「最後にやったのいつ?」

「何を?」

「薬」

⏰:09/07/28 18:22 📱:D905i 🆔:LA0T/j.E


#110 [SENA]

「んーっ!…おとつい?」

へらへら笑って言う涼太。

呆れた。

やめるって宣言した涼太は

どこに行った…?

⏰:09/07/28 18:25 📱:D905i 🆔:LA0T/j.E


#111 [SENA]

うちは電話を切った。

話したくなかった。

聞きたくなかった。

すぐにやめれるなんて

思ってなかった。

でもこうやって開き直って言われると

どーしたらいいかわからんくなった。

⏰:09/07/28 18:33 📱:D905i 🆔:LA0T/j.E


#112 [まり]
見てます(^ω^)
頑張って下さい!

⏰:09/07/28 20:21 📱:W62SH 🆔:.67SDfrU


#113 [SENA]

>>112まりさん
ありがとうございます
頑張るんでこれからも
よろしくお願いします

⏰:09/07/28 23:14 📱:D905i 🆔:LA0T/j.E


#114 [SENA]

電話を切ってからも

鳴り止まない携帯に

イライラした。

うちは電源を落として

布団に潜った。

⏰:09/07/29 00:03 📱:D905i 🆔:rJ2MhFjs


#115 [SENA]

考えるうちに眠っていた。

朝起きて電源をつけると

大量のメールが来ていた。

ごめん

やめるけん

信じて

電話出て

メールでもいいけん返して

そんな内容のメール。

⏰:09/07/29 00:06 📱:D905i 🆔:rJ2MhFjs


#116 [SENA]

信じられるわけがない。

自分でやめるって言ったくせに。


ふざけんなよ。


そんな奴と付き合うなんて

馬鹿らしいんよ。



そんなことを思っとった。

⏰:09/07/29 00:07 📱:D905i 🆔:rJ2MhFjs


#117 [SENA]

携帯をつつきよったら

着信画面に変わって

ボタン押してしまって

通話中になった。

焦った。

出るつもり無かったのに…。

うちは携帯を耳に当てた。

⏰:09/07/29 00:09 📱:D905i 🆔:rJ2MhFjs


#118 [SENA]

「瀬奈!?ごめん俺……」

「言い訳なんか聞きとうない。

ごめんけど切るわ。話すこと無い」


うちは電話を切った。



話したくない。

それが本音だった。

⏰:09/07/29 00:11 📱:D905i 🆔:rJ2MhFjs


#119 [SENA]

学校行きたくないな〜

と思いながらも体を起こして

支度をして家を出た。

普通に授業を受けていると

4限の最中いきなり震えた携帯。




[○○駅におるけん来て
来るまで待っとくけん]

⏰:09/07/29 00:21 📱:D905i 🆔:rJ2MhFjs


#120 [SENA]

は!?…待って待って

頭が回らんかった。

○○駅はうちの高校の

近くにある新幹線の駅。

多分鈍行で来てから

○○駅まで歩いたんだと思う。

そう考えると3時間くらいかかるし

時間的にもいておかしくなかった。

⏰:09/07/29 00:26 📱:D905i 🆔:rJ2MhFjs


#121 [SENA]

4限が終わってから

うちは学校を飛び出した。

学校から駅までは歩いて10分。

めっちゃ走って5分でついた。


「涼太!!!」

駅前に座り込む涼太。

うちを見るなり立ち上がって

抱きついてきた。

⏰:09/07/29 00:28 📱:D905i 🆔:rJ2MhFjs


#122 [SENA]

「ごめん…ごめん…
瀬奈ごめん…ほんまにごめん…」

謝り続ける涼太。

「とりあえず離れて」

うちは冷静だった。

というか冷静を装った。

ほんまはかなり焦っとった。

涼太が来るなんて考えても見んかった。

⏰:09/07/29 00:33 📱:D905i 🆔:rJ2MhFjs


#123 [SENA]

とりあえず場所を移動した。

立体駐車場の中。

隣同士に座るけど

少しあいた空間。

どっちが何を話すわけでもなく

ただただ沈黙が続いた。

⏰:09/07/29 00:36 📱:D905i 🆔:rJ2MhFjs


#124 [SENA]

「あのさ…」

口を開いたのは涼太だった。

「言い訳なら聞かんけど」

「ごめん…」

「うちは裏切られた」

「ごめん…」

「うちになんて言った?」

「薬やめる」

⏰:09/07/29 00:40 📱:D905i 🆔:rJ2MhFjs


#125 [SENA]

「何でやめるって言った?
やめるって言ったのに
何で普通にやったって言えた?
馬鹿としか言いようがないわ。」

「ごめん…ほんまにごめん。でも!!」

「でもとかだってとか言い訳すんな!
うちはね、薬のこととか全くわからん。
涼太が今までどうしてきたんかなんて
知らん。うちは言われたことを
信じることしかできん。でもね、
信じることさえできんくなった。
何を信じればいい?どうすればいい?
涼太はうちにどうしてほしいん…」

⏰:09/07/29 00:50 📱:D905i 🆔:rJ2MhFjs


#126 [SENA]

「俺は…ただ瀬奈に
そばにおってほしい
ほんまにそれだけなんよ…」

「ねえ、やめれる?
絶対やめるって約束して。
もう一切薬に手出さんで。
もしそれができんなら
もう今日でおしまいじゃけ。」

「絶対にやめる。約束する。
ほんまにごめん…」

「わかったよ…」

⏰:09/07/29 01:15 📱:D905i 🆔:rJ2MhFjs


#127 [SENA]

「瀬奈と連絡つかんくて
本間に死ぬかと思った。
ほんまに逢いたかった」



このときはさ

多分涼太のほうが

うちのこと好きだったよね。

涼太が離れんじゃろう

って自信がうちの中にあったけえ

うちは強気だったんだと思う。

⏰:09/07/29 01:22 📱:D905i 🆔:rJ2MhFjs


#128 [SENA]

うちらは仲直りした。

このとき終わっとったら

今みたいにはなってないよね。

仲直りしたことが

良かったんか悪かったんかは

うちにもわからんのんじゃ…。

⏰:09/07/29 01:47 📱:D905i 🆔:rJ2MhFjs


#129 [SENA]

うちらはそのまま歩いた。

うちらが初めて逢った現場。

それから海岸にも行った。

やっぱりうちは涼太が好きだ。

うちも涼太と離れたくない。

涼太が隣におってくれればいい。


今もその気持ちは変わってない。

涼太が好き。

⏰:09/07/29 01:52 📱:D905i 🆔:rJ2MhFjs


#130 [SENA]

「明日仕事じゃけえ帰らにゃいけん」

その言葉で一気に寂しくなった。

そして一気に不安になった。

キョウ君はプッシャー。

キョウ君のところへ行けば

また薬に手を出すんじゃないかって…。

⏰:09/07/29 01:55 📱:D905i 🆔:rJ2MhFjs


#131 [SENA]

「会いに来てくれてありがとう」

そう言ってうちは涼太を見送った。

すぐに涼太からメールが来た。

[今日はありがとう。ごめんな。
絶対に約束守るけんもう絶対
裏切らんけえ。約束する。]

⏰:09/07/29 01:58 📱:D905i 🆔:rJ2MhFjs


#132 [SENA]

うちはその言葉を信じることにした。

そして順調に月日は流れ

10月

うちは大学受験が終わり

大学が決まった。

涼太の地元から30分くらい。

春からは一人暮らしになった。

⏰:09/07/29 02:02 📱:D905i 🆔:rJ2MhFjs


#133 [SENA]

10月にあった三連休に

うちは涼太の地元へ行った。

11日12日13日

12日はうちの誕生日だった。

涼太もちょうど仕事が休みで

ずっと一緒におれる

って思ったら幸せだった。

⏰:09/07/29 02:05 📱:D905i 🆔:rJ2MhFjs


#134 [SENA]

初めて1人で2時間かけて行った。

正直めっちゃ疲れた。

でも涼太の姿見たら

そんなん吹き飛んだ。


荷物を涼太んちに置いて

単車2ケッて遊びに出た。

⏰:09/07/29 04:55 📱:D905i 🆔:rJ2MhFjs


#135 [SENA]

そこで初めて撮ったプリ。

恥ずかしくて仕方なかった。

初々しかったね。


遊びよったら

「涼太君!瀬奈さん!」

ってナオ君が来た。

⏰:09/07/29 04:58 📱:D905i 🆔:rJ2MhFjs


#136 [SENA]

「ラブラブしょんすか〜?」

ガキみたいに茶化すナオ君。

「黙っとけや糞ヤリチン」

って涼太が言う。

あんたも大概ヤリチンじゃろ。

とか思いながら見よった。

⏰:09/07/29 05:00 📱:D905i 🆔:rJ2MhFjs


#137 [SENA]

それから夕方くらいに

ちょっと用事あるけんってことで

うちはヨシ君ちに預けられた。

ユキさんはおらんくてヨシ君と2人。

2人になったのは初めてだったけえ

何喋ったらいいかわからんかった。

⏰:09/07/29 05:03 📱:D905i 🆔:rJ2MhFjs


#138 [SENA]

「この前大変だったんじゃろ?」

「いつのことですか?」

「涼太が瀬奈ちゃんとこ行った時」

「ああ、まあ」

「でもあいつまじで瀬奈ちゃんに
惚れとると思うよ?じゃないと
あそこまでせんじゃろーっ!
アイツ超泣きそうな顔してから
俺んち来たけーな!笑」

⏰:09/07/29 05:09 📱:D905i 🆔:rJ2MhFjs


#139 [SENA]

涼太は絶対に泣かん人。

唯一泣いたのは手錠かけられた

瞬間だって言う。

ヨシ君も泣いたとこ見たこと無いって。

でもそのときはほんまに

焦ってどーしよー…って

弱気になっとったって。



弱気な涼太。なんか笑える。

⏰:09/07/29 05:13 📱:D905i 🆔:rJ2MhFjs


#140 [SENA]

9時頃に涼太が迎えに来て

ヨシ君にお礼を言って帰った。

家に帰ってからうちは

疲れからか爆睡モードに入った。

⏰:09/07/29 05:15 📱:D905i 🆔:rJ2MhFjs


#141 [SENA]

涼太に無理矢理起こされた時には

23時前だった。

「さっさと風呂入ってこい」

って言われて風呂入って

髪乾かして座っとったら


「誕生日おめでとう」


って涼太が抱きついてきた。

⏰:09/07/30 22:06 📱:D905i 🆔:Xwa8quno


#142 [SENA]

時計みたら0時。

そっか!誕生日!

このとき全く意識してなくて

びっくりしたの覚えとる。


「目つむっといて」

って言われてうちは目をつむった。

⏰:09/07/30 22:09 📱:D905i 🆔:Xwa8quno


#143 [SENA]

いいよって言われて目あけたら

涼太がプレゼントくれた。


ペアネックレス


ほんまに嬉しかった。

⏰:09/07/30 22:10 📱:D905i 🆔:Xwa8quno


#144 [SENA]

「あとこれキョウ君から」

って渡されたのは小さな袋。

中をあけるとキーケース。

そのキーケースには

鍵がついとった。


「キーケースはキョウ君から。
その中の鍵は俺んちの合い鍵」

⏰:09/07/30 22:15 📱:D905i 🆔:Xwa8quno


#145 [SENA]

ほんまに嬉しかったよ。

だって合い鍵なんて

今までもらったことなかった。

ほんまにほんまに嬉しかった。



「ありがとう!でもさ、
うちキョウ君に会ったこと
ないのにこれもらえんよ…」

「キョウ君金持ちじゃけー
ありがたくもらっときんさい。
感謝の気持ちは伝えとく」

⏰:09/07/30 22:18 📱:D905i 🆔:Xwa8quno


#146 [SENA]

なんで?って感じだった。

てかやっぱりお礼はちゃんと

自分でせにゃいけんと思った。

「うち直接お礼言いたい」

「う〜ん…じゃあ電話する?」

「そこまで会わせたくないなら
電話でもいいけんお礼したいっ」

⏰:09/07/31 00:35 📱:D905i 🆔:qsbMKV8A


#147 [SENA]

すると涼太は電話をかけ始めた。

最初少し涼太が話してから

涼太と電話を代わった。


「初めまして。瀬奈です。
プレゼントありがとうございました」

「ええよええよ〜まあ
涼太とよろしくやりや〜」

「はい。ほんまありがとうございます」

⏰:09/07/31 01:05 📱:D905i 🆔:qsbMKV8A


#148 [SENA]

全然良い人だと思った。

会わせたくないって理由が

全くわからなかった。



それからうちらはベッドに入った。

⏰:09/07/31 03:11 📱:D905i 🆔:qsbMKV8A


#149 [SENA]

「瀬奈、いい?」

ヤりたいってことだろう。

「……涼太、聞きたいことある」

「何?」

「ほんまにうちのこと好き?
ヤりたいだけとか違うよね?
ヤったら終わりとかないよね?
うち、涼太のこと信じて良いん?」

⏰:09/07/31 03:16 📱:D905i 🆔:qsbMKV8A


#150 [SENA]

もう嫌だった。

あんな思いしたくない。

涼太はそんな奴じゃないって

うちは信じたい。

じゃけえこそ聞きたかった。


好きじゃけえこそ

聞きたかった。

⏰:09/07/31 03:18 📱:D905i 🆔:qsbMKV8A


#151 [SENA]

「何ゆうとるん…当たり前じゃろ!
ヤりたいだけならもうヤっとるわ!
襲ってでもヤっとるわ!お前が何を
不安がっとるんかわからんけど
俺は瀬奈が好きじゃけえヤりたい」

「そっか…」

うちは泣いとった。

複雑な気分になりながら…。

その言葉すら信用できずに

男はそういうものだと

自分に言い聞かせるように…。

⏰:09/08/01 17:32 📱:D905i 🆔:EzeK3m8M


#152 [SENA]

そのまま涼太に身体を預けた。

どうしても信じられないまま

うちらは初めて結ばれた。

好きなんよ。好きじゃけど…。

うちは信用できんかった。

何で信用できんかったんかな…。

今なら、涼太の愛を

理解することができるのに…。

⏰:09/08/01 17:37 📱:D905i 🆔:EzeK3m8M


#153 [SENA]

「愛しとるよ…ほんまに」

涼太は抱きついてきた。

「うちも愛しとる」


口先だけじゃない。

ほんまに愛しとった…。

⏰:09/08/02 21:36 📱:D905i 🆔:Uah0wA.A


#154 [SENA]

更新遅くて申し訳ないです
まだ読んでくださってる方が
いるかわかりませんが、
少しずつでも更新していくので
よろしくお願いします

現在進行形なので
現在に追いつけば更に
更新遅くなると思います

最後までお付き合いください

⏰:09/08/06 22:52 📱:D905i 🆔:jBkv8cJI


#155 [SENA]

次の日は結構はやく帰った。

昼過ぎには涼太の地元を出た。

次逢えるのはいつなんかな?

なんて考えながら…。

⏰:09/08/06 23:01 📱:D905i 🆔:jBkv8cJI


#156 [SENA]

それからは普通に喧嘩もなく

冬休みに入った。

クリスマスもあるってことで

クリスマスあたりに

涼太んちに泊まりに行った。

⏰:09/08/06 23:04 📱:D905i 🆔:jBkv8cJI


#157 [SENA]

うちはプレゼントに

Zippoのライター

涼太はうちに

香水とマフラーを渡した。

マフラーはキョウ君から。

うちはまたキョウ君に

電話でお礼を言った。

⏰:09/08/06 23:10 📱:D905i 🆔:jBkv8cJI


#158 [SENA]

26日、うちらは街に出た。

そこで2人でプレゼントを買って

キョウ君とナオ君と

ヨシ君とユキさんにあげた。

世話になっとる人に

プレゼントあげるとか

御中元みたいよね。笑

⏰:09/08/06 23:14 📱:D905i 🆔:jBkv8cJI


#159 [SENA]

でも、別れは突然だった。

1月1日


涼太は地元の族仲間と

わやするけんって言ってたし

うちも友達と遊びに出る

ってことになっとったけん

うちらはそれぞれ地元におった。

⏰:09/08/06 23:33 📱:D905i 🆔:jBkv8cJI


#160 [SENA]

1月2日

うちはばあちゃんの家におった。

テレビ見ながら寝ころんどったら

涼太のメールの指定着信。






[もう会えん]

⏰:09/08/06 23:35 📱:D905i 🆔:jBkv8cJI


#161 [SENA]

は…?意味わからんけど。

うちはめっちゃ電話かけた。

でも涼太は出てくれんくて…

メール送っても返って来ん。

うちは涼太の地元に行こうと思って


[今から涼太んとこ行くけんな]


ってメールした。

⏰:09/08/06 23:39 📱:D905i 🆔:jBkv8cJI


#162 [SENA]

したら涼太から電話。

「来んなよ」

「涼太が話そうとせんけえじゃん!」

「別れよ」

「何で?何かあった?」

「他に好きな女できた」


声が出なかった。

何か言わないと…

⏰:09/08/07 20:47 📱:D905i 🆔:AYuTe8k.


#163 [SENA]

「切るで?」

「…嫌」

「はぁー…」

涼太は大きなため息をついた。

「ごめん。いいよ。わかった。
うちが粘っても気持ち変わらんよね。
…ばいばい。頑張ってね…。」

⏰:09/08/07 20:51 📱:D905i 🆔:AYuTe8k.


#164 [SENA]

うちはそう言って電話を切り

1人で声をあげて泣いた。


いきなりなんなん…

意味がわからんよ…


うちはまだ大好きなのに…。

⏰:09/08/07 20:53 📱:D905i 🆔:AYuTe8k.


#165 [SENA]

そして2月に入り

学校は自由登校になった。

うちは涼太がいなくなってから

脱け殻のようになっていた。


そんなある日鳴った着信。






"中村 涼太"

⏰:09/08/07 21:44 📱:D905i 🆔:AYuTe8k.


#166 [SENA]

しばらく画面を見つめてから

受話ボタンを押した。



「もしもし…?」

「涼太じゃけど」

「うん。何?」

「いや…元気かなって」

⏰:09/08/07 21:48 📱:D905i 🆔:AYuTe8k.


#167 [SENA]

「まあまあかな」

「あ…あのさぁ実は俺…今
お前の地元におるんよね…」

「え…なんで?」

「いや…」

「意味わからんけど」

「駅まで来れる?」

⏰:09/08/07 21:53 📱:D905i 🆔:AYuTe8k.


#168 [SENA]

「自分勝手すぎじゃない?」

「わかっとるよ…ごめん。
でも逢いたい…」



好きな人にそんなこと言われて

嬉しくないわけがないよね。

でも、素直になれんかった。

冷たくしてしまった。

⏰:09/08/07 21:56 📱:D905i 🆔:AYuTe8k.


#169 [SENA]

結局会いに行くことにした。

駅に行くと、変わらない涼太の姿。

「久しぶり」

って笑顔で言う涼太に

どう反応すればいいのか

わからなかった。

⏰:09/08/11 02:22 📱:D905i 🆔:7EIXqIxY


#170 [SENA]

「話があるんよ」

涼太はそう言って俯いた。

「とりあえず座ろう」

うちはベンチへ案内した。



沈黙が続く。

何かあるなは早く言えよ…

⏰:09/08/11 02:26 📱:D905i 🆔:7EIXqIxY


#171 [SENA]

「あのさ…ごめんな」

涼太は続けた。

「ほかに女できたとか
全部嘘じゃけえ…。

1月1日に集まったとき
いざこざがあってさ…
ほんまにやばいことになって
お前の身も危なかった。
じゃけえあんなこと言った。
今やっと落ち着いたんよ。
ごめん。まだ俺のこと
好きで居ってくれるなら
また付き合ってほしい…」

⏰:09/08/11 02:30 📱:D905i 🆔:7EIXqIxY


#172 [SENA]

「うちはどこまで
涼太を信じればいいん?
うちはどうすればいいん。
どれだけ振り回されれば…」

「ごめん。ほんまごめん。
…もう一回チャンスくれ」



うちは涼太にチャンスを与えた。

もう一度…涼太とやり直す。

⏰:09/08/14 02:49 📱:D905i 🆔:AKczl6B.


#173 [SENA]

「俺、今の家におれんくなった。
じゃけえ引っ越さんといけん。

でな、瀬奈の大学の近くらへんで
家も仕事も探す気なんじゃ」


何で引っ越さんといけんのんか…

気になったけど

聞いちゃダメな気がした。

⏰:09/08/14 02:53 📱:D905i 🆔:AKczl6B.


#174 [SENA]

そして、今の仕事を辞める。

あれだけ良い人に囲まれた職場を

辞めてしまうということ。


ヨシ君とも離れると言うこと。


次の仕事はそこの社長に

紹介してもらうことになって

家の保証人?も

社長がなってくれたらしい。

⏰:09/08/14 02:59 📱:D905i 🆔:AKczl6B.


#175 [SENA]

「この1ヶ月の間に
色々あったんじゃね」

本当はちゃんと

理由を聞きたかった。

でも、聞いたところで

どうなる話でもなかったし

理解はできないことなんだろう

…と察した。

⏰:09/08/14 03:03 📱:D905i 🆔:AKczl6B.


#176 [SENA]

涼太は何でも話してくれる。

うちが聞かなくても。

だから言わんってことは

聞いてほしくないこと。

⏰:09/08/14 03:06 📱:D905i 🆔:AKczl6B.


#177 [SENA]

うちは涼太の引っ越しを手伝い

色々と準備をした。

うちも引っ越しの準備。

家を決めに行って

家具や家電を買ったり

小物を買ったり…。

⏰:09/08/14 03:09 📱:D905i 🆔:AKczl6B.


#178 [SENA]

家の場所は大学のすぐ近くで

歩いて5分ほどのところ。

涼太の家はうちから

歩けば30分はかかる。

原付では10分かからん

くらいの場所だった。

⏰:09/08/14 03:11 📱:D905i 🆔:AKczl6B.


#179 [SENA]

うちの交通手段は原付。

涼太は単車だった。


そして、3月になり

うちは高校を卒業し

3月中旬には一人暮らしを

開始することになった。

⏰:09/08/14 03:15 📱:D905i 🆔:AKczl6B.


#180 [SENA]

うちらは喧嘩もなく

半同棲みたいな感じで

涼太の家にいた。



3月下旬

本当に些細なことで

喧嘩になった。

⏰:09/08/14 03:20 📱:D905i 🆔:AKczl6B.


#181 [SENA]

お金を貸してほしい

と言われたことがことの発端。

「何で金がないん?
うちは貸さんよ」

「…わかった」


その日は気分がのらず

うちは家に帰った。

⏰:09/08/14 15:46 📱:D905i 🆔:AKczl6B.


#182 [SENA]

すると来たメール。






[瀬奈は俺のこと信用して
くれてないんやね。
なんかもう好きかわからん]

⏰:09/08/14 15:48 📱:D905i 🆔:AKczl6B.


#183 [SENA]

は?


意味わからん。


どーゆーこと…?

⏰:09/08/14 15:48 📱:D905i 🆔:AKczl6B.


#184 [SENA]

金を貸さんけえ信用してない

ってこと?

…でも、なんだかんだで

うちは信用してなかった。

信用できてなかった。

⏰:09/08/14 15:52 📱:D905i 🆔:AKczl6B.


#185 [SENA]

いつか裏切られるかもしれん。

じゃけえ自分の気持ちを抑えて

傷付かんように…

好きになりすぎんように…

本気にならんように…

⏰:09/08/14 15:53 📱:D905i 🆔:AKczl6B.


#186 [SENA]

どうせ未来が明るくない

ってことはわかっとった。

じゃけえ…ハマっちゃいけん

って言い聞かせとった。

⏰:09/08/14 15:55 📱:D905i 🆔:AKczl6B.


#187 [SENA]

涼太をずっと疑ってきた。

女と遊んどるんじゃないか?

薬にまた手だしとるんじゃないか…

うちらの間には

信頼なんて言葉、無かった。

⏰:09/08/15 09:37 📱:D905i 🆔:lUweY1qo


#188 [SENA]

距離置こう



そう言われて気付く。

涼太の存在が

どれだけ大きかったか…。

⏰:09/08/15 09:38 📱:D905i 🆔:lUweY1qo


#189 [SENA]

もっと信じてあげればよかった。



涼太は…過去、女に裏切られた。

女に対する不信感は

誰よりも強かったはずなのに…。

うちが信じてあげんかったら

涼太はもっと辛いに決まっとるのに…

⏰:09/08/15 09:42 📱:D905i 🆔:lUweY1qo


#190 [SENA]

涼太が女に裏切られた時

涼太は初めて薬に手を出した。


それから、辛いことがあると

薬に逃げてしまうと言った。


……もしかして

⏰:09/08/15 09:45 📱:D905i 🆔:lUweY1qo


#191 [SENA]




4月に入った次の日

涼太からのメール

⏰:09/08/15 09:52 📱:D905i 🆔:lUweY1qo


#192 [SENA]

ごめん。別れよ


もう好きかどうかわからん。


それと、俺また薬やってしもーた。
ダメ人間やね。

俺みたいな奴じゃなくて
普通の人と幸せになって。

これからまだ連絡取るかは
瀬奈が決めて

⏰:09/08/15 10:00 📱:D905i 🆔:lUweY1qo


#193 [SENA]

うちの予想は的中した。



うちのせいで…ごめん。

⏰:09/08/15 10:01 📱:D905i 🆔:lUweY1qo


#194 [SENA]

わかった。

今までありがとう。

うちはほんまに
好きだったよ。

いっぱい傷付けてごめんね。

うちからはもう連絡せんし
なんかあったら連絡してきて

⏰:09/08/15 17:21 📱:D905i 🆔:lUweY1qo


#195 [SENA]

これを打つのに

30分くらいかかった。






涙が止まらんかった。

⏰:09/08/15 17:22 📱:D905i 🆔:lUweY1qo


#196 [SENA]

時間に気持ちが追いつかん。

大学の入学式にガイダンスに新歓。

楽しい新しい出会いのはずなのに

心がついていかんかった。

⏰:09/08/15 17:28 📱:D905i 🆔:lUweY1qo


#197 [SENA]

友達もできた。

男友達も女友達も。


うちは某サークルの

マネージャーに誘われて

入ることになった。

⏰:09/08/15 17:30 📱:D905i 🆔:lUweY1qo


#198 [SENA]

テンション高くて面白い先輩達。

たくさん話しかけてくれる。


表面では合わせて笑う。

でも、心から笑えない。

⏰:09/08/15 17:35 📱:D905i 🆔:lUweY1qo


#199 [SENA]

それじゃだめだと思って

前に進もうと思った。

そんなとき友達に誘われて

飲みすることになった。

その子の彼氏とその友達。

⏰:09/08/15 17:41 📱:D905i 🆔:lUweY1qo


#200 [SENA]

>>4
とりあえず200です
感想などあれば
よろしくです

⏰:09/08/15 17:42 📱:D905i 🆔:lUweY1qo


#201 [SENA]

友達の彼氏の家で語り飲みだった。

来る人はみんなうちの大学の1年生。

でも、あんまり男と話してないし

興味もなかったから

あの人が格好いいとかっていう

話には普段ついていけてなかった。

⏰:09/08/15 18:25 📱:D905i 🆔:lUweY1qo


#202 [SENA]

だから集まった人は

誰か全くわからんかった。

「あ!見たことある」

って集まった男みんなに言われた。


私はあなたたちのこと

全く知りませんよ。

いつ見たんですか?

って感じだった。

⏰:09/08/15 18:27 📱:D905i 🆔:lUweY1qo


#203 [SENA]

「瀬奈ちゃん1年の中で
結構目立っとるよっ!」

「まじ?知らんし」



そんなことを話しながら

みんな徐々に酔っぱらってきて

雑魚寝し始めた。

⏰:09/08/15 18:31 📱:D905i 🆔:lUweY1qo


#204 [SENA]

うちの隣にはトキ君って言う

一般的には格好いいって

言われるであろう人が寝ていた。

うちも寝始めた頃

トキ君はうちに腕を回してきた。

寝ぼけとるんか酔っとるけえなんか

確信犯なんか知らんけど

そのまま抱きつかれて寝た。

⏰:09/08/15 18:39 📱:D905i 🆔:lUweY1qo


#205 [SENA]

明け方…7時くらいかな。

携帯が鳴った。



聞き覚えのあるメール着信音。

涼太の指定着信音だった。

⏰:09/08/15 18:42 📱:D905i 🆔:lUweY1qo


#206 [SENA]

うちはトキ君の腕を振り払って

携帯に手を伸ばす。

[生きとる]



3週間ぶりのメールがこれ?笑

なんか拍子抜けした。

⏰:09/08/15 18:48 📱:D905i 🆔:lUweY1qo


#207 [SENA]

それからしばらくメールが続いた。

9時になり、1限から授業だったし

うちは学校に向かった。


2限も受け終わった頃

[暇なったら電話して]

ってメールが来た。


昼休みやし3限空きやし

うちは電話をかけた。

⏰:09/08/15 18:52 📱:D905i 🆔:lUweY1qo


#208 [SENA]

久しぶりに色々話した。

大学のこと、仕事のこと

この三週間のことを

ずっと話した。

⏰:09/08/15 19:33 📱:D905i 🆔:lUweY1qo


#209 [我輩は匿名である]
>>1-100
>>100-200
>>200-300

⏰:09/08/16 21:34 📱:W61SH 🆔:gvIHrPj6


#210 [SENA]

30分くらい話したかな?

なんか…とにかく楽しかった。

トキ君たちといた半日よりも

涼太と話した30分のほうが

ずっとずっと、楽しかった。

⏰:09/08/17 22:37 📱:D905i 🆔:Ye2R8U0.


#211 [SENA]

うちの大学には

同じ高校から来た人はいない。

全員知らない人ばかり。



本当に信用できる人にしか

うちは本音で話さない。

裏切られるのが怖いから。

⏰:09/08/18 01:24 📱:D905i 🆔:R8ZzhGew


#212 [SENA]

社交的な性格ではあるけど上辺だけ。

だから、大学で一緒にいる子にも

深い話しはしなかった。



うちはどんどん冷めた性格になった。

⏰:09/08/18 01:27 📱:D905i 🆔:R8ZzhGew


#213 [SENA]

5月に入った頃。

サークルで遠征があった。

うちはついて行ってた。

⏰:09/08/18 01:45 📱:D905i 🆔:R8ZzhGew


#214 [SENA]

日中走り回って動いて

バスやホテルの手続き

お金の徴収……

いろんな事をした。



…つもりだった。

⏰:09/08/18 01:47 📱:D905i 🆔:R8ZzhGew


#215 [SENA]

夜、女の先輩に呼び出された。


「瀬奈ちゃんさ、やる気無いなら
帰ったら?1年じゃし、いっぱい
わからんこともあるじゃろうけど
わからんじゃ済まされんのんよ?
わからんなら聞いてくれればいい
けど、瀬奈ちゃんは聞きにも来ん。
何もせんなら辞めてくれていーよ」

⏰:09/08/18 01:59 📱:D905i 🆔:R8ZzhGew


#216 [SENA]

先輩はそれだけ言って

部屋に戻っていった。



悔しい…

悔しい悔しい悔しい!!!



うちはあんたなんかよりも

何倍も働いとる!

⏰:09/08/18 02:00 📱:D905i 🆔:R8ZzhGew


#217 [SENA]

うちが部屋に戻ると

同級生の千秋が心配そうに

「なんだったん?」

って聞いてきた。

「…なんでもないよ」


そう言うと千秋は

風呂に入りに行った。

⏰:09/08/18 02:03 📱:D905i 🆔:R8ZzhGew


#218 [SENA]

しばらくするとまた久しぶりに

涼太からのメールが来た。


[なんしょん?]

[今●●県におる]

[なんで?]

[遠征]

⏰:09/08/18 02:06 📱:D905i 🆔:R8ZzhGew


#219 [SENA]

[あぁね]



ふと、涼太の声が聞きたくなった。

うちは電話をかけた。


「もしもしっ」

「おー」

⏰:09/08/18 02:08 📱:D905i 🆔:R8ZzhGew


#220 [SENA]

「なんしょん?」

「今先輩んちから帰りよる」

「ほーなんじゃあ」

「…どした?」

「え?何が?」

「お前が電話かけてくるとか
珍しいじゃん。何かあった?」

⏰:09/08/18 02:09 📱:D905i 🆔:R8ZzhGew


#221 [SENA]

その言葉を聞いた瞬間

溜まっとったものが

全部溢れ出した。



何かいいたいのに

涙で声にならんくて

子どもみたいに泣きじゃくった。

⏰:09/08/18 02:12 📱:D905i 🆔:R8ZzhGew


#222 [SENA]

少し落ち着いた頃

「大丈夫か?」

「なんか…ごめん…。
うちもう無理…」

「お前さぁ…無理になるまで
全部抱え込むなや。」

「もうさ…どうしたらいいんか
わからんくってさぁ……
先輩にいろいろ言われてから
余計意味わからんくなって……」

⏰:09/08/18 02:17 📱:D905i 🆔:R8ZzhGew


#223 [SENA]

「もう無理ならさ、一回全部
投げ出してみたらいいよ。
そしたら先輩らあも瀬奈の
ありがたみがわかるんじゃない?

あとな、少しは周りを頼っても
いいんじゃない?全部抱え込むの
お前の悪い癖じゃろ。

周りに言うのが嫌なら
俺に言ってくれても良いけん
とにかく溜め込むな!」

⏰:09/08/18 18:35 📱:D905i 🆔:R8ZzhGew


#224 [SENA]

うちはこの言葉に

どれだけ救われたじゃろう。

電話を切った後も

励ましてくれるメールが来て

そのメールをみて

また何回も何回も泣いた。

⏰:09/08/19 00:17 📱:D905i 🆔:iYsfav5E


#225 [SENA]

うちが電話しよる最中に

風呂から戻ってきた千秋。

泣いとるうちをみて

びっくりしとった。

⏰:09/08/19 01:38 📱:D905i 🆔:iYsfav5E


#226 [SENA]

でも、千秋には何も

話せんかった。

なんかあったら言ってね

って言ってくれたけど

結局言えんかった。

⏰:09/08/19 01:45 📱:D905i 🆔:iYsfav5E


#227 [SENA]

無事でもないけど遠征も終わり

家に帰ったら涼太からメール。

[久しぶりに会いたい]

[いいよ。外で話そっか]


しばらくして涼太の

うるさい単車の音がした。

外に出て家の前の階段に

2人して座った。

⏰:09/08/19 01:49 📱:D905i 🆔:iYsfav5E


#228 [SENA]

そこでまた色んな話をする。

好きな人が隣にいることが

こんなにも幸せなんだ。

楽しくて、嬉しくて

離れたくない

そばにいたい

⏰:09/08/19 01:52 📱:D905i 🆔:iYsfav5E


#229 [SENA]

30分くらいしてから

先輩に呼び出されて

涼太は帰るってなった。

「お前こんなに
ちっちゃかったっけ?笑」

涼太はそう言って

頭をポンポンと叩いた。

「うるさいなー」

⏰:09/08/19 01:54 📱:D905i 🆔:iYsfav5E


#230 [SENA]

うちはこの日再確認した。

まだ涼太を好きでいよう…と。

「また連絡して?」

「え?」

「嘘。また連絡する」

涼太はそう言って

帰って行った。

⏰:09/08/19 01:56 📱:D905i 🆔:iYsfav5E


#231 [SENA]

こうしたちょっとした事でまた

涼太にハマっていく…。

ハマって…ハマって…



抜け出せなくなってしまう。

⏰:09/08/19 10:59 📱:D905i 🆔:iYsfav5E


#232 [SENA]

それからまた何日かして

涼太から連絡が来た。

[会いたいけん来て]


会いたいなんて、

ほんまは思ってないんじゃろうな。

⏰:09/08/19 11:02 📱:D905i 🆔:iYsfav5E


#233 [SENA]

家についてピンポン鳴らす。

入って鍵閉めて奥に入る。


「久しぶりー」

「久しぶりっ」


ロフトに寝転ぶ涼太。

うちはその下に座った。

⏰:09/08/19 11:05 📱:D905i 🆔:iYsfav5E


#234 [SENA]

「今日現場でさぁ〜」

涼太はいつものように

愚痴をこぼす。

うちはそれを聞いて

言葉を返す。

「てか上がってくれば?」

⏰:09/08/19 11:09 📱:D905i 🆔:iYsfav5E


#235 [SENA]

「あぁ…うん」

うちは階段をのぼり

付き合っていた時と同じように

涼太の左隣へ行った。

「頭上げて」

うちが頭を上げると

その下に腕を入れてくれた。

そのまま涼太は電気を消した。

⏰:09/08/19 11:14 📱:D905i 🆔:iYsfav5E


#236 [SENA]

そのまま涼太はギュウっと

潰れそうなくらい抱きしめてきた。

「会いたかった」

そう言ってから涼太は

ますます強く抱きしめる。

「お前やっぱちっちゃい。
顔の位置合わせろや」

うちは言われた通り

涼太の顔の前まで上がった。

⏰:09/08/19 18:29 📱:D905i 🆔:iYsfav5E


#237 [SENA]

そしてキスされて

またギュッと抱きしめられる。



あぁ…

なんか複雑

⏰:09/08/21 01:06 📱:D905i 🆔:KExMkFpk


#238 [SENA]

複雑な気持ちのまま

流されてヤった。


終わった後

こんな関係が続くんかな

って思ったら

泣けてきた。

⏰:09/08/21 01:08 📱:D905i 🆔:KExMkFpk


#239 [SENA]

でも…幸せだったんかもしれん。

バカやね。

⏰:09/08/21 01:09 📱:D905i 🆔:KExMkFpk


#240 [SENA]

この日から始まった

微妙な関係。



でもうちは

逢えるだけで

そばにおれるだけで

それだけで

幸せだった。

⏰:09/08/21 01:10 📱:D905i 🆔:KExMkFpk


#241 [SENA]

「仕事行ってくるけん」

朝早く涼太は出て行った。

「うん。頑張ってね」

うちはベッドに転がったまま

涼太を送り出した。



涼太の家に取り残されたまま

うちは再び眠りについた。

⏰:09/08/22 16:50 📱:D905i 🆔:1/GKXCkM


#242 [SENA]

また起きると涼太からのメール。

食器洗って帰って

みたいなメールだった。

言われた通り食器洗って

鍵を閉めてポストに入れて帰った。

家に帰って風呂入って

支度して大学へ向かう。

大学に行っても、

このことを話せる友達はいなかった。

⏰:09/08/22 16:57 📱:D905i 🆔:1/GKXCkM


#243 [SENA]

それから頻繁に

涼太に呼ばれるようになった。

頻繁に…といっても

一週間に一回。

呼ばれた日、うちが都合悪ければ

二週間に一回になる。


できるだけ涼太に逢うために

時間を作って会いに行った。

⏰:09/08/22 17:00 📱:D905i 🆔:1/GKXCkM


#244 [SENA]

最初の頃は涼太と会えば

ヤるだけだった。

あれだけ嫌だった金貸し。

「お金貸して?」

と言われれば貸すようになった。

涼太に言われることは何でもした。

断ればこの関係が終わりそうで…

涼太に逢えなくなりそうで…

怖かった。

⏰:09/08/22 17:03 📱:D905i 🆔:1/GKXCkM


#245 [SENA]

6月になれば、会っても

えっちもちゅうもせんくなった。


家のことしてあげて

ベッドで腕枕してもらって

話しながら寝る。


よくわからんかった。

うちは涼太のなんなんじゃろ?

ってよく思った。

⏰:09/08/22 17:07 📱:D905i 🆔:1/GKXCkM


#246 [SENA]

その頃、うちは心開ける

先輩ができていた。


ヨウマ先輩


サークルの男の先輩で

よっ君って呼んでた。

⏰:09/08/22 17:11 📱:D905i 🆔:1/GKXCkM


#247 [SENA]

よっ君は3回生。

背が低くて格好いい先輩だった。

格好いいんだけど

女遊びが激しくて

でもおもしろくてバカで…

そんなよっ君とは

気があって意気投合した。

⏰:09/08/22 17:14 📱:D905i 🆔:1/GKXCkM


#248 [SENA]

うちはよっ君に

涼太のことを話した。

よっ君は真剣に聞いてくれた。

涼太のことを話すのは

よっ君だけだった。

⏰:09/08/22 17:16 📱:D905i 🆔:1/GKXCkM


#249 [SENA]

「お前ほんまバカじゃね」

って言いながらも

色んなアドバイスをくれた。

「10代のうちは遊びまくれ!」

って言うよっ君。

「でもよっ君今年21じゃん」

うちがそう言うと決まって

「遊べるのは学生の間だけ!」

って言った。

⏰:09/08/22 17:19 📱:D905i 🆔:1/GKXCkM


#250 [SENA]

ずるずると続く

うちと涼太の関係。

よっ君のアドバイス?に

うちの考え方も変わってきた。



涼太と寄り戻したい

ってずっと思っとったけど

そうは思わなくなった。

⏰:09/08/22 17:22 📱:D905i 🆔:1/GKXCkM


#251 [SENA]

割り切った関係


と言えばいいのか…



涼太もうち以外にどうせ

遊ぶ女はいるだろうし

うちもとことん遊んでやる!

と思うようになった。


涼太を二番目に考えよう…と。

⏰:09/08/22 17:24 📱:D905i 🆔:1/GKXCkM


#252 [SENA]

でも…

これが間違いだった。

そのせいで

何人の人を

傷付けたのか…。


こうなることは

わかっていたのに…。


自分は馬鹿だ。

⏰:09/08/22 18:10 📱:D905i 🆔:1/GKXCkM


#253 [SENA]

誰か読んでますかね?
読みにくいとかあったら
言ってください

⏰:09/08/22 18:12 📱:D905i 🆔:1/GKXCkM


#254 [SENA]

なぜ自分はこんなに

自分勝手なのか…。

本当に申し訳ない。

自己中で

人を傷付けること

しかできない

馬鹿な女で

ごめんなさい…。

⏰:09/08/22 18:15 📱:D905i 🆔:1/GKXCkM


#255 [SENA]

6月に入って間もない頃だった。

うちはトキ君に夜呼び出された。

トキ君は実家通いで

大学には1時間くらいかけて

通っている。

そのトキ君が大学の近くに住む

うちの家の近所まで来た。

⏰:09/08/22 18:19 📱:D905i 🆔:1/GKXCkM


#256 [SENA]

「なんで来たん?」

「いやぁ、ユウトんちに
おったんよー!」

ユウトはうちのアパートの

隣のアパートに住む奴。

「そおなんぢゃ」


そんな話をしながら

近くの公園で話をしていた。

⏰:09/08/22 18:22 📱:D905i 🆔:1/GKXCkM


#257 [SENA]

するといきなりトキ君は

真剣になった。


「俺、瀬奈ちゃんのことが好き。
一目惚れだった。あの日飲みした時
偶然を装ってみたけど、ほんまは
瀬奈ちゃんを呼んでもらったんよ。

いきなりごめんな。でもほんまに好き」

⏰:09/08/23 02:30 📱:D905i 🆔:NKUxog.s


#258 [SENA]

別に好きじゃなかった。

どんな人かもよく知らん。

でも、良い奴なんだ

とは思っとったけど。



このときのうちは

ただ…

誰かに愛されたかった。

寂しさを埋めたかった。

⏰:09/08/23 02:47 📱:D905i 🆔:NKUxog.s


#259 [SENA]

「付き合ってください」

トキ君にそう言われた。


この人は

うちを好きでいてくれる。



愛が欲しかった。


「いいよ」

⏰:09/08/23 02:49 📱:D905i 🆔:NKUxog.s


#260 [SENA]

この日、うちはトキ君と

付き合った。



涼太を忘れるため?

いや…違う。



本当にただ


誰かに愛されたかった。

⏰:09/08/23 02:51 📱:D905i 🆔:NKUxog.s


#261 [SENA]

トキ君は喜んだ。

でもうちは複雑だった。



このときのうちは

何を考えとったんじゃろう。



馬鹿だった。

⏰:09/08/23 02:53 📱:D905i 🆔:NKUxog.s


#262 [SENA]

トキ君はユウト君の家に

いたついでだと言った。

でもほんまは

うちに告白するために

わざわざ来たんだと知った。



トキ君の気持ちは

ほんまに充分すぎるほど

伝わっとったよ。

⏰:09/08/23 02:56 📱:D905i 🆔:NKUxog.s


#263 [SENA]

トキ君と付き合ってからは

トキ君と毎日メールや電話。

学校で会えば話す。



そんな関係だった。

⏰:09/08/23 02:59 📱:D905i 🆔:NKUxog.s


#264 [SENA]

トキ君と付き合って一週間。


涼太からのメール。



迷った。


会えば浮気?

⏰:09/08/23 03:03 📱:D905i 🆔:NKUxog.s


#265 [SENA]

うちは涼太を選んだ。

やっぱ涼太に会いたかった。



そして何を思ったか

トキ君に

[元彼に会いに行ってくる]

とメールを送った。

⏰:09/08/23 03:06 📱:D905i 🆔:NKUxog.s


#266 [SENA]

トキ君が離れない自信があった。

嫉妬されたかったのかもしれない。



トキ君からは着信の荒らし。


マナーにして

バイブも無くして

涼太の家に向かった。

⏰:09/08/23 03:09 📱:D905i 🆔:NKUxog.s


#267 [SENA]

涼太に会うと

トキ君のことなんか

すっかり忘れて

洗濯して、食器洗って

ロフト上がって

腕枕してもらいながら話して

久しぶりにヤった。

⏰:09/08/23 03:12 📱:D905i 🆔:NKUxog.s


#268 [SENA]

終わった後

罪悪感は無かった。


やっぱり涼太が好きだ

…と、改めて思った。

⏰:09/08/23 03:14 📱:D905i 🆔:NKUxog.s


#269 [SENA]

朝になり、涼太は仕事。

うちは携帯を見た。


着信は4時まで続いていた。

メールも。


帰さずに家に帰る。

すると家の前には

トキ君の姿があった。

⏰:09/08/23 03:18 📱:D905i 🆔:NKUxog.s


#270 [SENA]

トキ君はうちを見るなり

抱きついてきた。



何も言わずに…

何も聞かずに…

ただ

うちを抱きしめた。

⏰:09/08/23 03:20 📱:D905i 🆔:NKUxog.s


#271 [SENA]

「中入りーよ」

無言で家に入るトキ君。

泣いてた。



あぁ…

これ以上この人を

傷付けちゃダメだ…



そう思った。

⏰:09/08/23 03:23 📱:D905i 🆔:NKUxog.s


#272 [SENA]

トキ君は

うちが元彼を

引きずっていることを

知っていた。



だから余計

辛かったと思う。



憶測でしかないけど。

⏰:09/08/23 03:26 📱:D905i 🆔:NKUxog.s


#273 [SENA]

「ごめん。やっぱトキ君とは
付き合っていけれん。
てかつきあっとっちゃダメじゃ」

「俺は瀬奈ちゃんが好きじゃけえ
別れるとか無理。元彼に会っても
いいけえ付き合っといてほしい」

「でもトキ君を傷付けるだけよ。
もう傷付けたけどさ。ごめん」

「俺、2番目でもいいよ!」

「うちが無理よ。ほんまごめん
うちそんなに起用じゃないよ…」

⏰:09/08/23 03:37 📱:D905i 🆔:NKUxog.s


#274 [SENA]

「もう無理なん…?」

「うん。ごめん」





うちは…

何がしたかったんかな?

⏰:09/08/23 03:39 📱:D905i 🆔:NKUxog.s


#275 [SENA]

トキ君と別れてから

学校に行きたくなかった。


うちの大学は小さい大学。

行けば必ず顔を合わす。

だから行きたくなくて

半分引きこもり状態。

⏰:09/08/25 02:08 📱:D905i 🆔:1baw.zwY


#276 [SENA]

でもこのままじゃダメだ


そう思って学校へ行った。

すると案の定

トキ君のグループと

出くわした。

⏰:09/08/25 02:11 📱:D905i 🆔:1baw.zwY


#277 [SENA]

「お前ふざけんなよ!」

うちを見つけた

ユウトが叫ぶ。

うちは気が強かった。

と言うか、負けず嫌い。

相手が男だろうが

負けたくない。

だからその喧嘩を

勝ってしまった。

⏰:09/08/25 02:13 📱:D905i 🆔:1baw.zwY


#278 [SENA]

「はぁ?」

ユウトはうちに近付き

胸ぐらをつかんだ。

「いい加減にしろよ」

「うちお前に何もしてない」

「俺の連れに何してくれとんじゃ!」

「じゃけえお前には何も
してないじゃろーが!
トキ君に言われるならわかる。
でもお前に言われたくねーわ」

⏰:09/08/25 02:16 📱:D905i 🆔:1baw.zwY


#279 [SENA]

「調子のんなよ!」

ユウトはうちを片手で掴み

もう片方の手で髪を引っ張った。

「痛いんじゃ!離せボケ!
お前にこんなことされる
筋合いなあわ!ひっこめ粕」


うちはおもいっきり

ユウトの腹に蹴りをかました。

⏰:09/08/25 02:20 📱:D905i 🆔:1baw.zwY


#280 [SENA]

トキ君は少し離れたところで

他の奴らと一緒に

うちらのやりとりを見ていた。


講義中で周りにはほとんど

人はいなくてうちらだけ。


相変わらず叫ぶユウト。


トキ君は何がしたいん?

⏰:09/08/25 02:23 📱:D905i 🆔:1baw.zwY


#281 [SENA]

>>277
×勝ってしまった
○買ってしまった

⏰:09/08/25 02:24 📱:D905i 🆔:1baw.zwY


#282 [SENA]

おらび続けるユウトをよそに

うちはトキ君のもとへ

歩いていった。

「どーゆーこと?
話しあるなら直接言えば?
ユウトに頼んで何になる?」

⏰:09/08/25 02:26 📱:D905i 🆔:1baw.zwY


#283 [SENA]

「別に…話なんか無い」

「じゃあいいじゃん。
話しないんだったら
いつまでも引っ張らんで。」



確かにあのとき

悪いことをしたのは

紛れもなく自分。

ただ、関係ない奴に

入ってこられる筋合いはない。

⏰:09/08/25 02:30 📱:D905i 🆔:1baw.zwY


#284 [SENA]

「トキ君がそんな奴だとは
思わんかったわ。
うちも最低かもしれんけど
そっちも最低じゃね。
もう関わらんとってくれんかな」

うちはそれだけ言って

講義の教室へ行った。

⏰:09/08/25 02:42 📱:D905i 🆔:1baw.zwY


#285 [SENA]

教室に入ると、たまに話すくらいの

友達のミキがいたから隣に座った。


「久しぶりじゃねー」

「じゃね」

「てかさっきの外の声、瀬奈?」

「聞こえとった?」

「うん(笑)ユウト君の声も」

⏰:09/08/25 16:44 📱:D905i 🆔:1baw.zwY


#286 [SENA]

「トキ君と…付き合っとったん?」

「あぁ、うん。ちょっとだけね」

「そうなんじゃ。何で別れたん?」

「…簡単に言えば…うちが浮気した」

「は…!?瀬奈ってそーゆー系!?」

「そーゆー系ってどーゆー系よ(笑)」

⏰:09/08/25 16:46 📱:D905i 🆔:1baw.zwY


#287 [SENA]

「もっと一途な子だと
思っとった。…最低やね」

「一途じゃけえこそ
浮気したんだと思う。
まあそんなん言い訳かな…
でも何も知らん奴に
最低なんて言われたくない」

「うちは…うちは…
トキ君のことが好きなんよ」

「え…」

⏰:09/08/25 16:50 📱:D905i 🆔:1baw.zwY


#288 [SENA]

トキ君が好き?

まじで?

てか関わりあったっけ?



疑問は沢山だったけど

聞くのも面倒で

「そーなん」

とだけ言った。

⏰:09/08/26 01:25 📱:D905i 🆔:/y8mxNPU


#289 [SENA]

ミキは正直可愛くもなければ

性格が良いわけでもない。

でも、自分のことを

可愛いと思っていて

ナルシスト発言を繰り返す

痛い子だった。

⏰:09/08/26 01:28 📱:D905i 🆔:/y8mxNPU


#290 [SENA]

「うちのほうが瀬奈より
トキ君を幸せにできる!」

「じゃあしてあげれば
うちにはもう関係無いし」

「瀬奈みたいな奴に
トキ君を任せれん!」



別に任せてもらった記憶

ないんですけど…笑

⏰:09/08/26 01:30 📱:D905i 🆔:/y8mxNPU


#291 [SENA]

横でミキがずっと

うちのほうが〜

って連呼するのがウザくなって

うちは教室を出て帰った。

⏰:09/08/26 01:36 📱:D905i 🆔:/y8mxNPU


#292 [SENA]

すると涼太からのメール。

来い、と言われて素直に行く自分。


うちは涼太中心で回ってる…。


涼太んちに行くと

何やら電話をしていた。

⏰:09/08/26 01:38 📱:D905i 🆔:/y8mxNPU


#293 [SENA]

「かなちゃん?キョウ君そこおる?

キョウ君5000円ぶんくらい
持ってないかねー?

うん、うん、無いなら行かん。
だって意味ないじゃんねー?
うん、まあ人来たけ、はーい」



この会話でわかった。

涼太はシャブを買おうとしとった。

キョウ君…久しぶりに聞いた名前。

⏰:09/08/26 01:41 📱:D905i 🆔:/y8mxNPU


#294 [SENA]

「かなちゃんって奴シャブ漬けで
今キョウ君ちに住み着いとるんよ」

笑いながら話す涼太。

「キョウ君、金になる女紹介しろ
ってぶちうるさいんだってー」

金になる女=薬買う女

涼太の話を聞くうちに

涼太がキョウ君とうちを

合わせなかった理由が

なんとなくわかった。

⏰:09/08/26 01:45 📱:D905i 🆔:/y8mxNPU


#295 [SENA]

キョウ君は金になる女を探していた。

キョウ君に関わる女はみんな

薬物中毒になる。

涼太は、瀬奈はそんな奴じゃない

と、キョウ君に言っていた。

キョウ君に逢わせてしまえば

必ず打たれる…。

涼太はそれから

守ってくれようとしていた。

⏰:09/08/26 01:48 📱:D905i 🆔:/y8mxNPU


#296 [SENA]

キョウ君がうちにものを与えたのも

そういう作戦だったからだ。


うちは…



涼太に守られていた。




今更になってわかった。

⏰:09/08/26 01:51 📱:D905i 🆔:/y8mxNPU


#297 [みに]
<font size="1">読んでます★
更新頑張って下さい</font>

⏰:09/08/27 15:53 📱:N706i 🆔:C57ntGqg


#298 [SENA]

>>297みにさん
ありがとうございます
コメント嬉しいです
最後までお付き合いください

⏰:09/08/29 03:16 📱:D905i 🆔:0VtS76To


#299 [SENA]

女ってね、

ほぼ100%一回薬物に手を出すと

ハマってしまうんだって。

依存してしまうのは

男も女も一緒だけど

女のほうが依存してしまう。

⏰:09/08/29 03:20 📱:D905i 🆔:0VtS76To


#300 [SENA]

一回打ってしまえば

こっちのもん。

すぐに客になる。



そして女は金ほしさに…

いや、薬ほしさに

身体を売る。

⏰:09/08/29 03:23 📱:D905i 🆔:0VtS76To


#301 [SENA]

男よりも女のほうが

いい客だってこと。

最初はタダで打つ。

打ったら今度は

相手から来る。

そしてその薬の金が高くても

買うようになる。

どんどん値上げして

金を巻き上げていく。

⏰:09/08/29 03:28 📱:D905i 🆔:0VtS76To


#302 [SENA]




…本当に腐ってる。




⏰:09/08/29 03:28 📱:D905i 🆔:0VtS76To


#303 [いけいけ]

更新毎回
楽しみです( ^ω^ )
頑張ってください*

⏰:09/08/29 07:45 📱:W61SH 🆔:irGfMoLY


#304 [SENA]

>>303いけいけさん
こんなへぼ小説読んでくれて
ありがとうございます
がんばりますね

⏰:09/08/29 17:30 📱:D905i 🆔:0VtS76To


#305 [SENA]

腐ってる

だけどその裏の世界に

涼太はいる…。

少しでも近づきたいけど

その中に飛び込むつもりも

キョウ君の客になる気も無い。

⏰:09/08/29 20:33 📱:D905i 🆔:0VtS76To


#306 [SENA]

7月になってから

うちらの関係は変わった。

今までは本当に

セフレみたいだった。

でも、涼太は一切うちに

手を出してこなくなった。

⏰:09/08/30 21:57 📱:D905i 🆔:ourkwOK6


#307 [SENA]

>>306
これ気にしないでください
意味わからんこと書いてました

⏰:09/08/30 23:17 📱:D905i 🆔:ourkwOK6


#308 [SENA]

涼太との関係は相変わらずだった。

うちはそれでよかった。

Hしたくなかったし。

セフレなんか嫌だった。

涼太がうちの存在を

Hなしで必要として

くれるのが嬉しかった。

⏰:09/08/30 23:22 📱:D905i 🆔:ourkwOK6


#309 [SENA]

7月のある日だった。

涼太からのメール。

[俺滋賀に出張行くかも]

そして、行くとすれば

半年は逢えないだろう

とのことだった。

⏰:09/08/30 23:29 📱:D905i 🆔:ourkwOK6


#310 [SENA]

涙なんか出ずに

ただ呆然としていた。

現実が受け止められんかった。


…ほんまに?


ボーッと携帯を見つめて

何も考えられんかった。

⏰:09/08/30 23:31 📱:D905i 🆔:ourkwOK6


#311 [SENA]

何を返したか覚えてない。

涼太と逢えんくなる…

気付いたときには

涙があふれて止まらんかった。

⏰:09/08/30 23:33 📱:D905i 🆔:ourkwOK6


#312 [SENA]

次の日の朝、メールが来て

[出張無くなった]

って。


また安心して

涙が溢れた。



涼太と離れたくない…。

涼太がおらんと無理や…。

⏰:09/08/30 23:39 📱:D905i 🆔:ourkwOK6


#313 [SENA]

そんな中8月になり

うちは夏休みに入った。

8月に入ってすぐ

4時くらいにピンポーン

と鳴る。

誰?こんな時間に…


そう思いドアをあけると

涼太が立っていた。

⏰:09/08/31 00:17 📱:D905i 🆔:Dh5fauVI


#314 [SENA]

「おじゃましまーす」

勝手に上がり込む涼太。

涼太がうちに来るなんて

珍しくて、びっくりした。

⏰:09/08/31 00:18 📱:D905i 🆔:Dh5fauVI


#315 [SENA]

そのまま涼太は

ベッドにダイブし寝始めた。

いやいやいや、何?あなた(笑)

⏰:09/08/31 00:19 📱:D905i 🆔:Dh5fauVI


#316 [SENA]

うちも布団に潜り込み

一緒に寝て、朝の10時に

涼太は帰って行った。



ほんまに謎だった。

⏰:09/08/31 00:21 📱:D905i 🆔:Dh5fauVI


#317 [SENA]

夏休みってこともあって

うちは地元に帰る予定だった。

その日を涼太に言ったら

前の日に涼太に呼ばれた。

⏰:09/08/31 00:22 📱:D905i 🆔:Dh5fauVI


#318 [SENA]

涼太んちに行って

いつものように話して

いつものように

涼太の腕枕で寝転んだ。

⏰:09/08/31 00:23 📱:D905i 🆔:Dh5fauVI


#319 [SENA]

涼太は電気を消して

「寝よっか」

ってうちを抱き締めた。

ギュウっと、潰れるくらい

抱き締められた後に

「俺は瀬奈とこうしとる
だけで幸せなんよッ」

って言った。

⏰:09/08/31 00:25 📱:D905i 🆔:Dh5fauVI


#320 [SENA]

涼太は何を思って

そう言ったんかな?



ほんまに…

泣きそうなくらい…

嬉しかったんよ…?

⏰:09/08/31 00:26 📱:D905i 🆔:Dh5fauVI


#321 [SENA]

朝起きて、涼太が仕事に行き

うちはしばらくしてから

家に帰った。

荷造りして電車で実家に向かう。

1ヶ月以上は涼太と会えない…


寂しくて仕方なかった。

⏰:09/09/04 00:35 📱:D905i 🆔:8gRGPVP6


#322 [SENA]

地元に帰ってから

うちはまた変なことに

首を突っ込んでしまった。


そんなつもり無かったのに…

⏰:09/09/04 02:32 📱:D905i 🆔:8gRGPVP6


#323 [SENA]

夜、友達の詩緒と

隣の市に行った。

ただ暇だっただけ。


車を走らせ海岸に座り

2人で話をしていた。

⏰:09/09/04 02:35 📱:D905i 🆔:8gRGPVP6


#324 [SENA]

すると近くにいた兄さん

3人に声をかけられた。

厳ついしゴツいしで

怖かったんか、詩緒は

叫びながら車に逃げた。

⏰:09/09/04 02:38 📱:D905i 🆔:8gRGPVP6


#325 [SENA]

うちは取り残されて

男3人と話すことになった。

その日は連絡先教えたら

帰って良いよって言われて

連絡先を教えた。

⏰:09/09/04 02:40 📱:D905i 🆔:8gRGPVP6


#326 [SENA]

次の日うちだけ改めて呼び出されて

車で迎えに来てもらい

助手席に座った。



どこ行くんじゃろう…


って思いながらも

爆音のVIPに乗ってた。

⏰:09/09/04 02:42 📱:D905i 🆔:8gRGPVP6


#327 [SENA]

「ちょっと待っとけ」

って言われて待つこと30分

運転席の男が違う男を

連れてきて、また車に乗った。

⏰:09/09/04 02:43 📱:D905i 🆔:8gRGPVP6


#328 [SENA]

「何するー?」

って会話をしていた。

こいつら無計画か

と思いながら

うちは黙っていた。

⏰:09/09/04 02:44 📱:D905i 🆔:8gRGPVP6


#329 [SENA]

「何したい?」

運転席の男はうちに問う。

「何かあるけんうちを
呼んだんじゃないん?」

「え?ただ暇だったけえ。
つか俺お前のこと気に入ったし」

「ええー…」

⏰:09/09/04 02:46 📱:D905i 🆔:8gRGPVP6


#330 [SENA]

「どっか行きたいとこは?」

「…う〜ん………海!」

「この前も海におったじゃん」

「じゃあ山」

するとその男は少し考えてから

車を走らせ始めた。

⏰:09/09/04 02:49 📱:D905i 🆔:8gRGPVP6


#331 [SENA]

「てか名前知らんのやけど」

「リュウ」

「何歳?仕事は?」

「20で現場」

「あそ」

⏰:09/09/04 03:40 📱:D905i 🆔:8gRGPVP6


#332 [SENA]

リュウはそのまま運転して

夜景が超綺麗な場所に

連れて行ってくれた。

うちは写メ撮ったり

みんなと話したりした。

いやな奴らだと思っとったけど

みんな良い奴だった。

⏰:09/09/04 05:11 📱:D905i 🆔:8gRGPVP6


#333 [SENA]

そしてリュウに告られた。

「いや、無理やろ」

「なんで?」

「別にリュウのこと
好きじゃないもん」

「でも俺は好きで?」


なんじゃそりゃ。

とか思いながら

話を流しとった。

⏰:09/09/04 05:13 📱:D905i 🆔:8gRGPVP6


#334 [SENA]

その日から毎日リュウから

連絡が来たけど

適当にしとった。

好きな奴おるって言っても

リュウはしぶとくて

なんなんこいつ?

って思っとった。

⏰:09/09/04 05:15 📱:D905i 🆔:8gRGPVP6


#335 [SENA]

そんなある日、

うちは合コンに誘われた。

その中のアキって奴と

仲良くなってアド交換した。

アキはその合コンメンバーでは

一番格好良かったしおもしろかった。

うちはアキと毎日連絡をとった。

⏰:09/09/04 05:17 📱:D905i 🆔:8gRGPVP6


#336 [SENA]

何日かしてから

アキに遊ぼって言われて

一人暮らしのアキんちに行った。


アキとはいろんな話をした。

うちにとってアキは

兄ちゃんみたいな存在やった。

⏰:09/09/04 05:19 📱:D905i 🆔:8gRGPVP6


#337 [SENA]

うちはアキに涼太の話をした。

アキはやめといたほうがいい

って言った。


アキも族だったくせに

なんで族と付き合うんな?

って言われた。


別に族だったけ付き合ったんじゃない。

涼太が好きなんやもん。

⏰:09/09/04 05:21 📱:D905i 🆔:8gRGPVP6


#338 [SENA]

うちはアキと話しよって

いつのまにか泣いとった。


涼太に逢いたくて…

逢いたくて仕方なかった。


アキはうちを抱きしめて

泣き止むまでそのままで

おってくれた。

⏰:09/09/04 05:22 📱:D905i 🆔:8gRGPVP6


#339 [ REDSTA ]
ここの主はハンパない妄想族だぁ

痛々しい

⏰:09/09/04 05:23 📱:P905i 🆔:mQhQDrAc


#340 [SENA]

うち、なんで涼太じゃないと

いけんのんかな?

涼太より良い人なんか

いっぱいおるじゃん。

自分を大切にしてくれる人だって

おるのに涼太じゃないと

いけんのんは

なんでなんかな…?

⏰:09/09/04 05:26 📱:D905i 🆔:8gRGPVP6


#341 [SENA]

>>339さん
なんでですか?
妄想書いたつもりは
一切ないですけどね

⏰:09/09/04 05:27 📱:D905i 🆔:8gRGPVP6


#342 [SENA]

その日、うちらは

飲んどったこともあって

成り行きでHした。

「セフレじゃないけんね?」

ってアキは言ったけど

じゃあ何なん?って思った。

⏰:09/09/04 05:30 📱:D905i 🆔:8gRGPVP6


#343 [SENA]

別に付き合うつもりは

お互い無かった。

でもヤるってことは

結局セフレじゃん?



でも、うちも

寂しさを埋めたかったんかもしれん。

⏰:09/09/04 05:32 📱:D905i 🆔:8gRGPVP6


#344 [SENA]

まあそりゃあ酔っ払いが

2人きりにになれば

そうなることだって

予想できとったし

何も思わんかった。

うちにも落ち度はある。

⏰:09/09/04 05:34 📱:D905i 🆔:8gRGPVP6


#345 [SENA]

それからもうちらの関係は続いた。

毎日のメールに電話。

うちのこと心配してくれとる

って言うのもわかった。

アキにとっても

うちは妹みたいな存在なんやろうね。

⏰:09/09/04 05:36 📱:D905i 🆔:8gRGPVP6


#346 [SENA]

リュウとも遊んだ。

リュウの暴走にも付き合った。

何でこんなことしよんやろ

って思った。

うちは何がしたいんかな?


でも、リュウとおったら

涼太がしていたことが

なんとなくわかってきた。

⏰:09/09/04 05:39 📱:D905i 🆔:8gRGPVP6


#347 [SENA]

そんなある日

涼太から電話が来た。

「まだそっちおるん?」

って。

「まだおるよ」

って言ったら

「帰ったら連絡して。遊ぼうや」

って言われた。

⏰:09/09/04 05:41 📱:D905i 🆔:8gRGPVP6


#348 [SENA]

そう言う一言一言が

凄い嬉しいんやってこと

涼太はわかってないんやろうな。



うちは涼太の一言で

どんだけでも頑張れるんよ…

⏰:09/09/04 05:43 📱:D905i 🆔:8gRGPVP6


#349 [SENA]

んで次の日の夜に

詩緒に誘われて

居酒屋に飲みに行った。

何回か行ったことが

あったんじゃけど

初めて見た人がおって

仲良くなった。

30過ぎの男の人で

喜田君って人。

⏰:09/09/04 05:52 📱:D905i 🆔:8gRGPVP6


#350 [SENA]

喜田君の話を聞いとると

涼太と重なる部分が

いっぱいあった。

「お前怖くないんか?」

って言われた。

喜田君が話すことは

みんな恐れることらしい。

うちは正直怖くなかった。

⏰:09/09/04 05:57 📱:D905i 🆔:8gRGPVP6


#351 [SENA]

喜田君はヤクザの幹部で

シャブ中だった。

確かにヤクザの幹部って聞けば

普通の生活をしてきた人なら

怖いって思うと思う。

実際詩緒は怖がっとったし

前の自分なら怖かったと思う。

⏰:09/09/06 00:09 📱:D905i 🆔:QCJR.JFU


#352 [SENA]

でも、免疫ができてか

怖くなかった。

逆に、涼太やキョウ君に

似すぎて笑えたくらい。

うちは心の中で喜田君を

バカにした。

だって、そんなこと

自慢にならんじゃん?

⏰:09/09/08 06:22 📱:D905i 🆔:maal4CQM


#353 [SENA]

俺はヤクザだ

悪いこと沢山してきた

あんなことやこんなことを

今までやって来た



そんなこと自慢して

馬鹿じゃない?って。

いい大人が馬鹿みたいって。

⏰:09/09/08 06:24 📱:D905i 🆔:maal4CQM


#354 [SENA]

喜田君は

凄い!とか

怖い…とか

そんな言葉を期待していた。

でも、うちが返す言葉は

そんな言葉じゃなくて

薬の話になれば

薬の名前を聞いてみたり

⏰:09/09/08 06:27 📱:D905i 🆔:maal4CQM


#355 [SENA]

深いところまでつっこんだ。

こんな女初めて見た

って喜田君は言った。

お前ポン中か?

とまで言われた。

⏰:09/09/08 06:29 📱:D905i 🆔:maal4CQM


#356 [SENA]

こういう男は嫌いだ。

過去の話ばっかりしてくる。



今は?

ヤクザじゃけえって

何しよるん?



馬鹿みたい

⏰:09/09/08 06:39 📱:D905i 🆔:maal4CQM


#357 [SENA]

うちらが帰ろっかってなって

会計をしようとすると

喜田君が払ってくれとった。

居酒屋を出ようとすると

喜田君に名刺を渡されて

何かあったら連絡してこい

って言われた。

連絡する気なんてないけど

名刺を受け取った。

⏰:09/09/08 17:40 📱:D905i 🆔:maal4CQM


#358 [SENA]

「瀬奈すごいね」

「は?何が?」

「あんな人と仲良くなるとか
怖いもの無しじゃんッ」

「はぁ…あんた馬鹿?
あんな奴に頼るわけないし。
あーゆー男なんかまじで大嫌い」

⏰:09/09/08 17:48 📱:D905i 🆔:maal4CQM


#359 [SENA]

「でも涼太君だって同じじゃん?」

「涼太は違うよ。あんな奴じゃない。
確かに似とるところはいっぱいある
けど、あんな奴と一緒にすんなし!」

⏰:09/09/09 04:35 📱:D905i 🆔:Yobz8gWk


#360 [SENA]

少なくとも

族時代の過去を

自慢げに話すような

奴じゃない。

うちにそれを話してくれたとき

あの頃の自分は馬鹿だった。

怖いものなんて無かった。

今はもうだいぶ落ち着いた。

そう言っていた。

⏰:09/09/09 04:40 📱:D905i 🆔:Yobz8gWk


#361 [SENA]

ただ、薬物の依存は恐ろしい。

本当にそれだけは辞められない…と。


涼太は辞めたくて仕方ないけど

辞められないんだと言った。

⏰:09/09/09 04:41 📱:D905i 🆔:Yobz8gWk


#362 [SENA]

最近世間を賑わせたニュース。

芸能人が薬物で捕まった…と。


うちは、そのニュースを

できるだけ避けた。

見たくなかった。

正直、怖かった。

⏰:09/09/09 04:43 📱:D905i 🆔:Yobz8gWk


#363 [SENA]

サークルでもその話で持ちきりで

あの人の使った薬物がなんだとか

そんな話ばっかりだった。


うちの親もそうだった。

薬物、薬物、薬物…と

日常会話でもテレビでも

薬物の話ばかりだった。

⏰:09/09/09 04:45 📱:D905i 🆔:Yobz8gWk


#364 [SENA]

少し口を挟めば

あんたなんでそんなに詳しいん?

って言われた。


元彼がポン中じゃけえよ


なんて親にいえるはずもなく

結局口を挟むのをやめた。

⏰:09/09/09 04:47 📱:D905i 🆔:Yobz8gWk


#365 [SENA]

このニュースが大きくなった

ということは

取り締まりが今よりも

もっと厳しくなるんじゃない?

そしたら…涼太はどうなるん?


そればかりが

頭から離れんかった。

⏰:09/09/09 04:49 📱:D905i 🆔:Yobz8gWk


#366 [SENA]

帰省して1ヶ月がたつころ

また涼太から連絡が来た。

もうそろそろ帰るし

帰ったら連絡する

と言い連絡を終え

その何日か後にうちは

一人暮らしの家に戻った。

⏰:09/09/13 22:43 📱:D905i 🆔:EdC76Xis


#367 [SENA]

帰ったことを伝えた次の日に

涼太から電話がかかってきて

来いって言われた。

久しぶりに会った涼太は

全く変わってなかった。

ただ、また少し痩せたなと思った。

しかも涼太は酔っぱらいで

テンションがめっちゃ高かった。

⏰:09/09/13 22:59 📱:D905i 🆔:EdC76Xis


#368 [SENA]

うざいくらいテンション高くて

うちが離れていたら

いきなり黙って爆睡し始めた。

揺すってもつついても

殴っても大声出しても

全く起きる気配が無くて

暇になったためうちは帰った。

⏰:09/09/13 23:03 📱:D905i 🆔:EdC76Xis


#369 [SENA]

でも、久しぶりに逢えて

本当に嬉しかったと同時に

いつまでこんな関係なんだろう?

いつまでうちはこうやって

涼太、涼太って

追いかけ続けるんだろう?

と思った。

⏰:09/09/13 23:05 📱:D905i 🆔:EdC76Xis


#370 [SENA]

そしてその4日後

涼太から[来い]ってメール。

なんとなく気分じゃなくて

[今日無理やあ]

って送ったら

電話がかかってきた。

⏰:09/09/13 23:11 📱:D905i 🆔:EdC76Xis


#371 [SENA]

「なんで無理なん」

「友達んとこ行くんやて」

咄嗟に出た嘘。

「断ってきて」

「はあ?無理やろ」

⏰:09/09/15 01:59 📱:D905i 🆔:SWIBKZDU


#372 [SENA]

「俺明日から仕事なんだって。」

「じゃあ寝ろよ(笑)」

「寝れんし暇!来いよ」

「無理」

「あと30分待ってやるけん」

「はぁ?馬鹿か」

⏰:09/09/15 02:02 📱:D905i 🆔:SWIBKZDU


#373 [SENA]

「えーけん来いや!」

「友達どーすんよ」

「また今度行くってゆーとけ。
来いよまじで」

「あぁ〜…はい…」


負けた。この押しの強さに。

⏰:09/09/15 02:04 📱:D905i 🆔:SWIBKZDU


#374 [SENA]

うちはすぐに準備をした。

って言っても

すっぴんにジャージで。

どーせ涼太んちで寝るだけじゃし

いっつもこのスタイル。

⏰:09/09/15 02:08 📱:D905i 🆔:SWIBKZDU


#375 [SENA]

涼太の家について

開けっ放しのドアを開ける。

うちが来るときはいつも

ドアをあけておいてある。

もう一つのドアをあけると

いつも寝転がっている涼太が

珍しく立っていた。

⏰:09/09/15 02:12 📱:D905i 🆔:SWIBKZDU


#376 [SENA]

「なんしょん?」

「先輩んとこ行ってくる」

「はぁッ!?」

「待っといてね〜」

「暇じゃないんじゃん」

「今呼ばれた。すぐ戻る」

そう言って涼太は

慌ただしく出て行った。

⏰:09/09/15 02:15 📱:D905i 🆔:SWIBKZDU


#377 [SENA]

「糞自己中男!」

ひとりで叫んで虚しくなった。


ああ馬鹿らしい。

⏰:09/09/15 02:16 📱:D905i 🆔:SWIBKZDU


#378 [SENA]

ベッドに寝ころんで

ひとりでテレビを見ながら

涼太の帰りを待っていた。

なかなか帰って来ない

涼太にイライラしながらも

自分が暇すぎて

散らかりまくった

涼太の部屋を片付けた。

⏰:09/09/15 02:20 📱:D905i 🆔:SWIBKZDU


#379 [SENA]

それでも帰って来ない涼太。

ほんまにイライラした。

3時間くらいたったかな?

ドアの開く音がして

涼太が帰って来た。

⏰:09/09/15 02:39 📱:D905i 🆔:SWIBKZDU


#380 [SENA]

「ごめんまじ遅くなった」

「ああ、うん」

「てか部屋片付けてくれた!?」

「うん」

「ありがと!お前ええ女やの」

ええ女?

都合のええ女やないん?

まじでキレそうやった。

⏰:09/09/15 02:41 📱:D905i 🆔:SWIBKZDU


#381 [SENA]

涼太はロフトに上がってきて

寝転がって電気を消した。

ふてくされるうちの頭を

涼太は撫でて

「地元どうだった?」

って聞いた。

⏰:09/09/15 18:19 📱:D905i 🆔:SWIBKZDU


#382 [SENA]

こいつはうちの機嫌を

取るのが本当にうまい。

こうされたらうちが

何もいえないのを知ってる。




…ばーか

⏰:09/09/15 18:22 📱:D905i 🆔:SWIBKZDU


#383 [SENA]

「楽しかったよ」

そう言ってうちは

この1ヶ月のことを

涼太に話した。

「てかその喜田君って奴何組?」

「○○組やって」

⏰:09/09/15 18:25 📱:D905i 🆔:SWIBKZDU


#384 [SENA]

○○組って言うのは

うちの県では有名な組で

県内にいくつかある組の中でも

1、2くらいの組合だった。

⏰:09/09/15 18:27 📱:D905i 🆔:SWIBKZDU


#385 [SENA]

涼太は電話を掛け始めた。

「もしもし、○○組の喜田って
わかります?はい、ですよね!
なんか聞いたことあると思った。
はい、そんだけっす。はーい」

電話を切った後涼太は言った。

「そいつキョウ君の知り合い」

「まじで!?世間せまっ!」

⏰:09/09/15 18:40 📱:D905i 🆔:SWIBKZDU


#386 [SENA]

「でもそいつもキョウ君と
同じようなもんじゃけえ
あんま関わらんようにせえよ」

「大丈夫!関わる気なんか無いし!」

そのとき涼太の携帯が鳴る。

電話の着信音はピリリッ

メールの着信音はレゲエの曲。

今回はメールの着信音だった。

⏰:09/09/17 04:19 📱:D905i 🆔:DEBealLo


#387 [SENA]

うちの角度から丁度画面が見えた。





不思議とショックじゃなかった。

画面に映る





"ちさき"

の文字。

⏰:09/09/17 04:22 📱:D905i 🆔:DEBealLo


#388 [SENA]

メールの画面を開くと

女の子らしい

絵文字で飾られた

可愛らしいメール。

メールの内容を見て

付き合ってる

もしくは

いい感じの女がいる

って思った。

⏰:09/09/17 04:25 📱:D905i 🆔:DEBealLo


#389 [SENA]

でも、本当に

ショックじゃなかった。



お互い前に進みよるんやな

って思った。


うちもこのとき

小説には出てきてないけど

気になる存在の人がいたから…。

⏰:09/09/17 04:28 📱:D905i 🆔:DEBealLo


#390 [SENA]

でもね、離れられなかった。

涼太と一緒に居られないことが

考えられなかった…。


またうちは同じ過ちを

犯してしまうんだろうか…

トキ君のときと同じように

人を傷つけてしまうんだろうか…

⏰:09/09/17 04:32 📱:D905i 🆔:DEBealLo


#391 [SENA]

普通の会話の途中に

「こんな俺でも好きって
言ってくれる子おるんやけ〜」

って涼太が言った。


ちさきちゃんのことやな

って思った。

ちさきちゃん、可愛いんかな?

どんな子なんやろう?

女の子らしい子かな?

⏰:09/09/17 04:39 📱:D905i 🆔:DEBealLo


#392 [SENA]

その日、うちらはキスを交わした。

久しぶりにした涼太とのちゅう。

そしてそのまま眠りに落ちた。


涼太の腕まくらは

いつも心地よかった。

涼太のそばは

いつも安心できたんだ。

⏰:09/09/17 04:45 📱:D905i 🆔:DEBealLo


#393 [SENA]

ねえ涼太…

うちらが出逢ったのは

間違いだったかな?


うち、最近思うんじゃ…

うちらはお互いに依存して

悪いとこばっか引き出して

悪い方にしか行ってないん

じゃないかな…って。

⏰:09/09/17 04:57 📱:D905i 🆔:DEBealLo


#394 [SENA]

お互いがお互いに甘えて

一緒におったら

ダメになるんじゃないか

って思うんじゃ…。




でもね…

⏰:09/09/17 04:59 📱:D905i 🆔:DEBealLo


#395 [SENA]

やっぱり無駄じゃなかったと思う。

涼太とおったけん成長できた

ってこともいっぱいあるよ。


うちらの関係ってまさに

友達以上恋人未満


でもね、"ちさきちゃん"よりも

ずっと涼太のことを

理解できとる自信がある。

⏰:09/09/17 05:03 📱:D905i 🆔:DEBealLo


#396 [SENA]

もう涼太と出会って

1年が過ぎた。

付き合っとった期間よりも

友達期間のほうが

遥かに長いよ。


ねえ涼太…

うちらこれから

どーするんかな?

⏰:09/09/17 05:06 📱:D905i 🆔:DEBealLo


#397 [SENA]

うちね、前に進めとるよ。

涼太とよりもどしたいなんて

全く思わん。

今告られても振ると思う。



だってさぁ

うちら、やっぱ友達じゃん?

⏰:09/09/17 05:08 📱:D905i 🆔:DEBealLo


#398 [SENA]

最近うち、涼太にちゃんと

自分の気持ちを

伝えられるようになった。



涼太本人に向かって

思ったこと全部言える。

⏰:09/09/17 05:10 📱:D905i 🆔:DEBealLo


#399 [SENA]

デブ
馬鹿
金遣い荒いんよ
後先考えろ
糞ガキ
自己中
ヘンタイ
その髪型変
薬やめろや
黙れ



こんなことばっかり言う。笑

ただの説教おばさんやね(笑)

⏰:09/09/17 05:15 📱:D905i 🆔:DEBealLo


#400 [SENA]

>>4

400いきました
何かあれば感想板に
御願いします
コメントも
大歓迎です

⏰:09/09/17 05:21 📱:D905i 🆔:DEBealLo


#401 [SENA]

でもなぁ、今まで言えんかったこと

最近全部言っとるよ。

今まで聞けんかったことも

いっぱい聞いたよ。


今までは涼太が離れていくのが

怖くて遠慮がちだった。

⏰:09/09/18 01:46 📱:D905i 🆔:xZXH.qKo


#402 [SENA]

日が経つにつれて

うちの中でも、涼太の中でも

少しずつ変化があったんじゃね。


涼太は気づいとった?

⏰:09/09/18 01:47 📱:D905i 🆔:xZXH.qKo


#403 [SENA]

涼太はうちの大好きな人で

無くてはならない存在。


でもね

今は、

そばにおってほしいとか

そんなんじゃない。

⏰:09/09/18 01:49 📱:D905i 🆔:xZXH.qKo


#404 [SENA]

ただ…





涼太の幸せを願っとる…。

⏰:09/09/18 01:49 📱:D905i 🆔:xZXH.qKo


#405 [SENA]

愛しとる




いや、違う。





大好き

⏰:09/09/18 01:50 📱:D905i 🆔:xZXH.qKo


#406 [SENA]

幸せにしてあげたい



その気持ちから



幸せになってほしい




…と

⏰:09/09/18 01:51 📱:D905i 🆔:xZXH.qKo


#407 [SENA]

別れたとき

うちらの間からは

愛が消えた。



だけど、うちは愛し続けた。

涼太のそばにいたい…と

それだけに必死だった。

⏰:09/09/18 01:54 📱:D905i 🆔:xZXH.qKo


#408 [SENA]

そして今

うちの中からは

愛が消えた。



そしてその愛は

友情へと変わった。

⏰:09/09/18 01:55 📱:D905i 🆔:xZXH.qKo


#409 [SENA]

「愛」って難しいもんで…


うちの考える「愛」は



その人を幸せにしてあげたい


と思えると言うことだった。

⏰:09/09/18 01:56 📱:D905i 🆔:xZXH.qKo


#410 [SENA]

だから



その気持ちが変わったということは



その愛も変化したと言うこと…。

⏰:09/09/18 01:58 📱:D905i 🆔:xZXH.qKo


#411 [SENA]








涼太…



なんで?

⏰:09/09/22 05:52 📱:D905i 🆔:oYcjt1/A


#412 [SENA]








9月18日…






⏰:09/09/22 05:53 📱:D905i 🆔:oYcjt1/A


#413 [SENA]

こんな結末望んでなかった。



もっと良いかたちで



この小説終わらせたかった…。

⏰:09/09/22 05:55 📱:D905i 🆔:oYcjt1/A


#414 [SENA]





こんなことになるなんて

2ヵ月前は想像もしてなかったよ。




⏰:09/09/22 05:56 📱:D905i 🆔:oYcjt1/A


#415 [SENA]

いつかこうなるときが

来るんじゃないか…って



確かに薄々思ってたんだ…。



勘?



なんなんかな?

不思議だね。

⏰:09/09/22 05:57 📱:D905i 🆔:oYcjt1/A


#416 [SENA]

涼太…

あんたはとことん馬鹿。



ずっと前から知っとったけど

なんでこうなるかな…



馬鹿としか言いようがないよ。

⏰:09/09/22 05:59 📱:D905i 🆔:oYcjt1/A


#417 [SENA]

涼太からの一通の電話。



10時32分



普段なら仕事。


来るはずのない着信に

胸騒ぎがした。

⏰:09/09/22 06:03 📱:D905i 🆔:oYcjt1/A


#418 [SENA]

「もしもし」

「もしもし、瀬奈ちゃん?」



…誰?



誰だかわからない

低い、男の人の声。

⏰:09/09/22 06:05 📱:D905i 🆔:oYcjt1/A


#419 [SENA]

「俺、セイヤって言うんじゃけど…」




セイヤ…聞いたことがある。




「もしかして"セイちゃん"って
涼太から呼ばれてなかった?」

⏰:09/09/22 06:07 📱:D905i 🆔:oYcjt1/A


#420 [SENA]

セイちゃん。




涼太の地元からの親友で

彼もまた、涼太と同じで

8月くらいからだけど

地元に居られなくなり

涼太のいるこの町に

引っ越してきた(飛んだ)奴。

⏰:09/09/22 06:11 📱:D905i 🆔:oYcjt1/A


#421 [SENA]

涼太の同じアパートの別部屋に住む。

彼も、涼太と同じ族だった。

そして、シャブ中だ。

話を聞く中では

顔を変えた涼太みたいな奴。



タイミングが合わず

付き合っていた期間にも

会ったことはなかった。

⏰:09/09/22 06:16 📱:D905i 🆔:oYcjt1/A


#422 [SENA]

「俺、瀬奈ちゃんの名前しか
聞いたこと無かったけん
瀬奈ちゃんに電話したんじゃけどさ…」

「あーうん。…で、どした?」





多分、うちの声は

震えとったと思う。

⏰:09/09/22 06:20 📱:D905i 🆔:oYcjt1/A


#423 [愛弥]
続き気になる、待ってます

⏰:09/09/22 23:29 📱:P905i 🆔:☆☆☆


#424 [SENA]

>>423愛弥さん
ありがとうございます
もう少しなんで
最後までお付き合いください

⏰:09/09/23 03:11 📱:D905i 🆔:jFDsGJGA


#425 [SENA]










「涼太捕まった」







⏰:09/09/23 03:12 📱:D905i 🆔:jFDsGJGA


#426 [SENA]

「…え?…は?」


セイちゃんが言うには
こうだった。

⏰:09/09/23 03:14 📱:D905i 🆔:jFDsGJGA


#427 [SENA]

涼太の職場の先輩で
うちも知っているアッ君が
数日前に捕まった。







覚醒剤所持。





⏰:09/09/23 03:18 📱:D905i 🆔:jFDsGJGA


#428 [SENA]

アッ君は涼太から覚醒剤を買っていた。

そのため涼太とも

頻繁に連絡を取っていた。

アッ君が捕まったことにより

アッ君の携帯が警察の手に渡り

涼太の存在が警察にバレ

警察が涼太のところへやってきた。

⏰:09/09/23 03:23 📱:D905i 🆔:jFDsGJGA


#429 [SENA]

涼太は間違いなく少年院へ入る。

入れば2年は出てこれないだろう。

そして、今セイちゃんが持っている

涼太の携帯が警察の手に渡れば

涼太に覚醒剤を売っていたキョウ君

そして、キョウ君から買っていた

セイちゃんも捕まるだろうということ。

⏰:09/09/23 03:26 📱:D905i 🆔:jFDsGJGA


#430 [SENA]






涼太が捕まった。

現実を受け止められなかった。



電話越しに無言になるうちに

セイちゃんは言った。

⏰:09/09/23 03:28 📱:D905i 🆔:jFDsGJGA


#431 [SENA]

「とりあえず今から会える?」

「うん……」

「じゃあ国道沿いのセブンまで
出てこれる?今から行くけんさ」

「わかった…」

⏰:09/09/23 03:30 📱:D905i 🆔:jFDsGJGA


#432 [SENA]

この日うちは

前言っていた"いい感じの人"と

遊ぶ予定だった。

うちはその人に電話を掛けた。

⏰:09/09/23 03:32 📱:D905i 🆔:jFDsGJGA


#433 [SENA]

「ごめん、今日無理になった」

「どして?何かあった?」

「言えん」

「何で?意味不明じゃけど。
俺もうそっち行きよるで?」

「…ごめん」

「はぁ…ドタキャンとか最低やな」

⏰:09/09/23 03:34 📱:D905i 🆔:jFDsGJGA


#434 [SENA]

「ごめん。」

この人は約束を守れない奴は

嫌いなタイプだった。

この電話によって

うちらの関係が終わる

ということも意味していた。

⏰:09/09/23 03:36 📱:D905i 🆔:jFDsGJGA


#435 [SENA]

「もーええわ。じゃあの」

プチッと切られた携帯から

プーップーッと音が鳴る。

はぁ…とため息をつき

うちも電話を切った。

⏰:09/09/23 03:37 📱:D905i 🆔:jFDsGJGA


#436 [SENA]

うちは携帯だけを持ち

歩いてセブンまで向かった。

セブンの前には

族仕様みたいな単車の横で

煙草を吸う男がいた。


一目でセイちゃんだとわかった。

⏰:09/09/23 03:40 📱:D905i 🆔:jFDsGJGA


#437 [SENA]

「セイちゃん…よね?」

「おお、よおわかったな」

セイちゃんは立ち上がり

煙草の火を消した。

「ここで話すことでもないし
場所変えようか。後ろ乗り」

そう言ってメットを渡された。

⏰:09/09/23 03:45 📱:D905i 🆔:jFDsGJGA


#438 [SENA]

涼太と付き合っていたころを思い出す。

よく乗った涼太の単車の後ろ。

「チビ」ってよく笑われたな…。



自然と溢れてくる涙に

セイちゃんは焦っていた。

⏰:09/09/23 03:47 📱:D905i 🆔:jFDsGJGA


#439 [SENA]

「え、ごめん!ケツ乗るの怖い!?」

うちは首を横に振った。

「…お前思い出しとったんやろ」

「あはは…ちょっとね」

「まあ乗れって」

うちは単車の後ろにまたがった。

⏰:09/09/23 03:50 📱:D905i 🆔:jFDsGJGA


#440 [SENA]

ブォンと大きな音を立てて走り出した。

懐かしい感じ。

バイクの音…

一年前は耳が痛かったのに

今はその音が心地よかった。

⏰:09/09/23 03:53 📱:D905i 🆔:jFDsGJGA


#441 [SENA]

着いた場所は行き慣れたアパート。

ただ違うのは、入る部屋。



うちはセイちゃんの部屋に入った。

⏰:09/09/23 03:56 📱:D905i 🆔:jFDsGJGA


#442 [SENA]

家具も間取りも全く同じ部屋。

苦しくて涙が出た。



「涼太に聞いとった通りやな」

「何が…?」

「素直で喜怒哀楽が激しくて
…そんで泣き虫」

「涼太そんなこと言っとったんや」

⏰:09/09/23 04:01 📱:D905i 🆔:jFDsGJGA


#443 [SENA]

「俺がこっち来てからもな、
涼太、瀬奈ちゃんの話とか
よくしとったよ。
瀬奈ちゃんが地元帰っとって
暇で仕方ないって言いよった。
アイツから何回か連絡来たろ?」

「うん。帰ったら連絡する
って言ったけどね」

「アイツまじウケるよ。
瀬奈が帰って来ん〜!!!
っつってバタバタしよった」

⏰:09/09/23 04:05 📱:D905i 🆔:jFDsGJGA


#444 [SENA]

「想像したら笑える。笑」

「あのさ…こんなこと言うの
間違っとるんかもしれんけど…」

セイちゃんはゆっくりと

話し始めた。

⏰:09/09/23 04:37 📱:D905i 🆔:jFDsGJGA


#445 [SENA]

「涼太、まだ瀬奈ちゃんのこと
好きなんだと思うんよね…。
涼太見とったらわかる。
瀬奈ちゃんの話しとる涼太が
一番幸せそうに見えた。」

「…ありえんやろ。
涼太って女おるんやないん?」

「は?涼太に女?無い無い!」

⏰:09/09/23 04:40 📱:D905i 🆔:jFDsGJGA


#446 [SENA]

「うち、見たんよね。
涼太の携帯…
ちさきちゃんって子」

「ああ!ちさきちゃん!?
ちさきちゃんってゆーのは
涼太のことが好きな子で
涼太は言い寄られとっただけよ」

「そうなん…?」

「涼太なぁ、前言っとった。
自分じゃ瀬奈ちゃんを
幸せにはできんけえ
瀬奈ちゃんには幸せに
なってほしいんやって」

⏰:09/09/23 04:44 📱:D905i 🆔:jFDsGJGA


#447 [SENA]

うちが考えとったことと

全く一緒のことだった。

「今のままの関係でも
俺は十分幸せじゃけえ。
瀬奈に男ができるのは
やっぱいややし怖いけど
瀬奈がそれで幸せなんなら
俺はそれでもいい

って言っとった」

⏰:09/09/23 04:48 📱:D905i 🆔:jFDsGJGA


#448 [SENA]

セイちゃんは続ける。

「涼太は瀬奈ちゃんと
出会ってから変わったよ。

ほんまに、素直になった。

なぁ、瀬奈ちゃんは涼太のこと
どお思っとるん?」

⏰:09/09/23 04:50 📱:D905i 🆔:jFDsGJGA


#449 [SENA]

うちは思っとったことを

全部話した。




うちと涼太の気持ちは

別れてからも一緒だった…。



ずっと一緒だったのに…

ずっとすれ違ってた。

⏰:09/09/23 04:54 📱:D905i 🆔:jFDsGJGA


#450 [SENA]

こんな形で知りたくなかった。



切なくて仕方なかった。



すれ違い、お互い自分の中で

勝手に納得して…


相手の幸せを願うほどに

なっていたんだ。

⏰:09/09/23 04:58 📱:D905i 🆔:jFDsGJGA


#451 [SENA]

今の関係でいいんだと

自分に言い聞かせてきた。



でも、それを聞いたことによって

何も我慢できなくなった。



セイちゃんに抱きついて

声を上げて泣いた。

⏰:09/09/23 05:01 📱:D905i 🆔:jFDsGJGA


#452 [SENA]

「瀬奈ちゃん…瀬奈ちゃんが
もし良いなら…涼太が出てくるの
待っといてあげてほしい。

無責任な言葉かもしれんけど…」



涙は止まらなかった。

そして"2年待つ"ということが

果たして自分にできるのか…

⏰:09/09/23 05:04 📱:D905i 🆔:jFDsGJGA


#453 [SENA]

「俺の連絡先教えとく。
いつでも連絡してきて?
まあ俺が捕まったら
意味ないんやけどね!笑
あとこれ。瀬奈ちゃんが
持っといてほしい。」

そう言ってセイちゃんは

涼太の携帯をうちに渡した。

⏰:09/09/23 05:15 📱:D905i 🆔:jFDsGJGA


#454 [SENA]

「待っといてあげてほしい
って言ったけど、涼太は
瀬奈ちゃんが幸せになることを
一番願っとるけんね。
瀬奈ちゃんが幸せなんなら
涼太は大丈夫だと思うけえ。
瀬奈ちゃんが決めてな。」

うちは涼太の携帯を握りしめて

深く頷いた。

⏰:09/09/23 05:19 📱:D905i 🆔:jFDsGJGA


#455 [SENA]

家に帰って一人で考えた。

うちが幸せを感じるとき…




それは




涼太といるとき…。

⏰:09/09/23 05:20 📱:D905i 🆔:jFDsGJGA


#456 [SENA]

涼太の携帯を手にした。



メールにはロックがかかっている。



誕生日、単車のナンバー…

思い付く数字は全部入れてみた。



…でも開かない。

⏰:09/09/23 05:23 📱:D905i 🆔:jFDsGJGA


#457 [SENA]

なんとなく…"0820"と入れた。

うちと涼太の記念日。




するとメールボックスは

あっさりと開いた。




…まじ?

⏰:09/09/23 05:24 📱:D905i 🆔:jFDsGJGA


#458 [SENA]

そしてメールを見てみた。

ちさきちゃんとのメール。

普通のメールだった。

たまに"好き"とかあったけど

涼太はそれに対して

"ありがとう"や"知っとるよ"

なんて返していた。

⏰:09/09/23 05:26 📱:D905i 🆔:jFDsGJGA


#459 [SENA]

そしてSDを開くと

メールが保存されていた。


それはうちが記念日に

涼太に送ったメールだった。



付き合っていたときに撮った

プリ画や写メ…


全部保存されていた。

⏰:09/09/23 05:29 📱:D905i 🆔:jFDsGJGA


#460 [SENA]

涙が止まらなかった。

涙で画面が見えない。

本当に…何時間泣き続けたんだろう

⏰:09/09/23 05:30 📱:D905i 🆔:jFDsGJGA


#461 [SENA]

涼太はうちとおるとき

何を考えとった?

うちは幸せだったけど

切なかったよ。



いつか涼太が

どこかへ行きそうで

怖かったんよ…?

⏰:09/09/23 05:33 📱:D905i 🆔:jFDsGJGA


#462 [SENA]

セイちゃんが言った

"素直"

って言葉は間違ってる。



素直になれていれば…

うちらはすれ違うことなんて

なかったんじゃないかな?

⏰:09/09/23 05:34 📱:D905i 🆔:jFDsGJGA


#463 [SENA]

うちは押し入れの中にある

カン箱を取り出した。



涼太との思い出は

全部この中にしまっていた。

⏰:09/09/23 05:38 📱:D905i 🆔:jFDsGJGA


#464 [SENA]

写真を取り出し

一枚ずつ見た。



幸せそうな2人の顔。

その笑顔は…1年前のもの。



うちはそれを

コルクボードに貼り付けた。

⏰:09/09/23 05:41 📱:D905i 🆔:jFDsGJGA


#465 [SENA]

ネックレスを付け

久しぶりに香水も付けた。




懐かしい香りに包まれて

また涙が溢れた。

⏰:09/09/23 05:44 📱:D905i 🆔:jFDsGJGA


#466 [SENA]

うちは決めた。









涼太を待とう…と。





⏰:09/09/23 05:46 📱:D905i 🆔:jFDsGJGA


#467 [SENA]

待ったからと言って

付き合える保証なんてない。

また今までの関係が

続くのかもしれない…

だけど…

それでも…

涼太にちゃんと

気持ちを伝えたい…

素直になりたい。

⏰:09/09/23 05:50 📱:D905i 🆔:jFDsGJGA


#468 [SENA]

2年…

もしかすると

お互いの気持ちが

変わってしまうかもしれない。

待てなくて彼氏を作るかもしれない。



保証なんてない。



でも…

⏰:09/09/23 05:52 📱:D905i 🆔:jFDsGJGA


#469 [SENA]

中途半端な気持ちで

今まで涼太を想ってきたわけじゃない。



だから…

待てる気がするんだ。

⏰:09/09/23 05:54 📱:D905i 🆔:jFDsGJGA


#470 [SENA]

根拠なんて無い。



でも、そんなもの要らない。


涼太を信じて

自分を信じて



大好きな人を待つだけ。

⏰:09/09/23 05:56 📱:D905i 🆔:jFDsGJGA


#471 [SENA]

結果がどうなってもいい。

結局友達のままでした〜

とか、そうなっても

後悔なんて無いと思う。


だって

どうであれ


大好きなことに

変わりはないから。

⏰:09/09/23 05:58 📱:D905i 🆔:jFDsGJGA


#472 [SENA]

うちはセイちゃんに電話をかける。



「もしもし」

「セイちゃん、あのね……」

⏰:09/09/23 06:00 📱:D905i 🆔:jFDsGJGA


#473 [SENA]








「うち、涼太を待つよ。
涼太のこと大好きやから」








⏰:09/09/23 06:02 📱:D905i 🆔:jFDsGJGA


#474 [SENA]









☆..end..☆








⏰:09/09/23 06:03 📱:D905i 🆔:jFDsGJGA


#475 [SENA]










あとがき

⏰:09/09/23 06:04 📱:D905i 🆔:jFDsGJGA


#476 [SENA]


読んでくださった方々
本当にありがとうございました。



終わる予定の未定だった
このリアルタイムの小説に
最後まで付き合ってくださり
ありがとうございました。


自分自身、このような結末に
なるなんて想像もしてませんでした。

⏰:09/09/23 06:06 📱:D905i 🆔:jFDsGJGA


#477 [SENA]

今月の18日

あの1本の電話は本当に辛かった。



セイちゃんやキョウ君は
まだ捕まっていません。

これから捕まるかどうかも
わかりません。


うちが持っている涼太の携帯…
正直どうすればいいのか
わかりません…。

⏰:09/09/23 06:10 📱:D905i 🆔:jFDsGJGA


#478 [SENA]

うちはこの小説を通して
伝えたかったことがありました。



"薬物だけには手を出さないでほしい"

"自分の気持ちに嘘をつかないでほしい"




それだけです。

⏰:09/09/23 06:13 📱:D905i 🆔:jFDsGJGA


#479 [SENA]

現在、薬物依存者が増え
簡単に薬物を入手できるような
世の中です。


でも、そんなことは許されない。


薬物は…

全てを奪っていく。



⏰:09/09/23 06:15 📱:D905i 🆔:jFDsGJGA


#480 [SENA]

だから…お願いです。

お願いだから

薬物には手を出さないで。

決していいことには

ならないのだから…。

⏰:09/09/23 06:17 📱:D905i 🆔:jFDsGJGA


#481 [SENA]

捕まってからじゃ遅いんです。

本当に…お願いだから…

薬に逃げたりしないでください…。

人生が壊れてからじゃ遅いんです…。

⏰:09/09/23 06:20 📱:D905i 🆔:jFDsGJGA


#482 [SENA]

そして、

今を大事にしてください。



彼氏がいる人…

大切にしてください。

失ってからでは遅いんです。

⏰:09/09/23 06:22 📱:D905i 🆔:jFDsGJGA


#483 [SENA]

好きな人がいる人…

素直に気持ちを伝えてみてください。

うちと涼太みたいにすれ違い

後悔することもあるんです。




皆さん…


今を大切にしてください。

⏰:09/09/23 06:24 📱:D905i 🆔:jFDsGJGA


#484 [SENA]


うちはこれから

セイちゃんと共に

涼太の帰りを待ちます。


2年…長いけど…

笑顔で「お帰り」って

言えるように…

⏰:09/09/23 06:26 📱:D905i 🆔:jFDsGJGA


#485 [SENA]

おわり












⏰:09/09/23 06:26 📱:D905i 🆔:jFDsGJGA


#486 [SENA]

>>2アンカー
>>4感想板☆

⏰:09/09/23 06:29 📱:D905i 🆔:jFDsGJGA


#487 [我輩は匿名である]
お疲れ様でした
時間はかかるかと思いますが
幸せになってください

⏰:09/09/23 07:58 📱:P02A 🆔:vl9b7r2M


#488 [我輩は匿名である]
お疲れ様です☆
待つのは本間に辛いと思ううちも、昔やけど、彼氏を待ってる時、本間辛かったし
辛い事、たくさんあると思うけど、頑張って下さいね幸せになって下さい

⏰:09/09/23 08:44 📱:F02A 🆔:/uPxJuwc


#489 [麻衣]
お疲れさまです
長いとおもいますが、信じて待っていたら良いことがあると思います
頑張るのがしんどければ立ち止まってやり直したらいいと思います
二年後、また小説で報告して欲しいです

⏰:09/09/23 13:36 📱:N03A 🆔:8r0Fskzw


#490 [みに]

おつかれさまでした.
私もお姉ちゃんみたいに
慕ってた人が薬物で
捕まりました。
沢山迷惑をかけて、
沢山お世話になったけど
私はなにも出来なかった。
多分沢山沢山辛い思いをして
ストレスが溜まって
最後はどうしようもなく
薬に走ってしまったんだと思う。薬に気付いてたらって
思ったらすごく後悔してます。
本当に薬は人間の理性を
全て飛ばしてしまうん
ですよね(′・ω・`)
いい事なんて一つもない。
薬をやる人が1人でも
減ったらいいですよね。
主さんと涼太さんが
今後幸せになれますように^^
長文ごめんなさい。
ありがとうございました。

⏰:09/09/23 17:26 📱:N706i 🆔:jqvcysmY


#491 [みあ]
>>065->>100
>>101->>200

⏰:09/09/23 19:15 📱:W61S 🆔:3QBy7wZQ


#492 [みあ]
>>065-100
>>101-200
>>201-300

⏰:09/09/23 19:16 📱:W61S 🆔:3QBy7wZQ


#493 [みあ]
すみません
>>151-200
>>201-250
>>251-300
>>301-350
>>351-400

⏰:09/09/23 19:27 📱:W61S 🆔:3QBy7wZQ


#494 [SENA]

皆さんコメントありがとうございます。
あれから少し色々あったので
書かせてもらおうと思います。

よろしければ読んでください。

⏰:09/10/09 02:10 📱:D905i 🆔:kUc1fsm2


#495 [SENA]

涼太がうちのそばから離れて

3週間…。


まだ3週間しかたってないのか…。



そう考えると

2年という期間は

長いんだと思い知らされる。

⏰:09/10/09 02:22 📱:D905i 🆔:kUc1fsm2


#496 [SENA]

私はあれからセイちゃんと

日々をともにすることが

多くなった。


…と言うか


一言で言えば

一緒に住んでいる。



それにも一応理由はある。

⏰:09/10/09 02:32 📱:D905i 🆔:kUc1fsm2


#497 [SENA]

セイちゃんはあれから

あの家に住めなくなった。

あの家にいれば

自分の身が危ない

というのもある。

家賃を払いきれなくなった

というのもある。

⏰:09/10/09 02:41 📱:D905i 🆔:kUc1fsm2


#498 [SENA]

色々話し合った結果

しばらくの間

うちに居候することになった。



セイちゃんは仕事

うちは学校



お互いしっかり頑張っている。

⏰:09/10/09 02:43 📱:D905i 🆔:kUc1fsm2


#499 [SENA]

端から見れば不思議な関係。


男と女が一緒に住んで

付き合ってもなくて

体の関係も無い。


だけど、うちらが

思っていることは同じ。

⏰:09/10/09 02:52 📱:D905i 🆔:kUc1fsm2


#500 [SENA]

涼太に逢いたい。



だから、待ちたい。



セイちゃんも

そりゃあ親友に逢いたいよね。



うちも愛する人に逢いたい。

ただそれだけ。

⏰:09/10/09 02:54 📱:D905i 🆔:kUc1fsm2


#501 [SENA]

セイちゃんは格好いい。

SOPHIAの松岡ってよく

言われるらしい。

まあ確かに似てると思う。

綺麗な顔立ち。



だけどセイちゃんには

彼女がいないどころか

女ネタすらなかった。

⏰:09/10/09 04:51 📱:D905i 🆔:kUc1fsm2


#502 [SENA]

「彼女作らんのん?」


一緒に住み始めて初日に

セイちゃんに聞いた。


「俺がしっかりするまでは
女なんか作る気無い。
俺と付き合えばその人は
不幸になるってわかっとる」



そんなことを言った。

⏰:09/10/09 11:51 📱:D905i 🆔:kUc1fsm2


#503 [SENA]

「なんで?そんなことないよ」

「お前は涼太とおって幸せだった?」

「幸せだったよ」

「…涼太は幸せもんやな」

「セイちゃんに愛された人も
幸せだと思うよ…?」



うちはセイちゃんの過去を知らない。

知らなかった。

⏰:09/10/09 11:55 📱:D905i 🆔:kUc1fsm2


#504 [SENA]

「俺は人を傷つけることしかできん」


悲しそうに言うセイちゃん。

元カノと色々あったんだろうな

って考えた。



「瀬奈ちゃんは涼太が
シャブやっとるって知って
悩んだりせんかった?
辛くなかった?」

⏰:09/10/09 12:01 📱:D905i 🆔:kUc1fsm2


#505 [SENA]

「辛くなかったって言ったら
それは嘘になるけど、うちは
涼太が好きだったけん耐えれたよ。」

「…俺の元カノさあ
自殺したんよね…」

「え…?」

「俺が殺したようなもん。」



そこまで想像はしてなかった…。

だから驚いて言葉を失った。

⏰:09/10/09 12:05 📱:D905i 🆔:kUc1fsm2


#506 [SENA]

「付き合ってからしばらくは
自分がシャブやっとるなんて
彼女に言うことができんかった。

元々精神的に弱い子だったし
言って嫌われるのが怖かった。

でもやっぱ黙っとれんくて
付き合ってしばらくしてから
彼女にそのことを打ち明けたんよ」


セイちゃんは俯いたまま

話を続けた

⏰:09/10/09 12:12 📱:D905i 🆔:kUc1fsm2


#507 [SENA]

それからその子は

おかしくなったと言う。

人を信じることができなくなり

セイちゃんの行動全てを疑った。


そして頻繁に喧嘩をするようになり

喧嘩をするたびに暴れた。

⏰:09/10/13 13:12 📱:D905i 🆔:oqpk8x.M


#508 [SENA]

セイちゃんはそんな彼女に

嫌気がさしていたと言う。

別れようとも何回も言った。


セイちゃんはシャブを

やめる気なんてなかったし

やめろと言われることに

腹が立って仕方なかった。

⏰:09/10/13 13:14 📱:D905i 🆔:oqpk8x.M


#509 [SENA]

セイちゃんは縛られることが

嫌で仕方なかったと言う。


自分の人生なんだから

人に左右されたくない

…と

彼女を愛する気持ちより

それが上回ってしまった


…と。

⏰:09/10/13 13:17 📱:D905i 🆔:oqpk8x.M


#510 [SENA]

彼女は手首を切るようになった。

セイちゃんは気付いていたけど

気付かないふりをしていた。



面倒くさい



としか思っていなかった。

⏰:09/10/13 13:18 📱:D905i 🆔:oqpk8x.M


#511 [SENA]

ある日セイちゃんは

彼女に電話で泣きながら

会いたいと言われた。

だけどその日は

薬も切れかけ身体もだるく

会う気にならなかった。

セイちゃんは誘いを断り

薬を貰いに(買いに)行った。

⏰:09/10/24 16:25 📱:D905i 🆔:QT9lWzzw


#512 [SENA]

少ししてから携帯が鳴り続ける。

着信は全て彼女から。

「うっぜーなあや!」

セイちゃんは電話に出た。

「もしもしセイヤ君!?!?」


電話の主は




彼女のお母さん。

⏰:09/10/24 16:36 📱:D905i 🆔:QT9lWzzw


#513 [我輩は匿名である]
>>300-500

⏰:09/10/25 00:32 📱:N906imyu 🆔:B.4y4g5U


#514 [SENA]

何か嫌な予感がした。

「今すぐ来て!」

そう言われセイちゃんは

単車で彼女の家に向かった。

ドアを開けると廊下にうなだれる

彼女の母親の姿。

「何があったんですか…?」

⏰:09/10/27 02:09 📱:D905i 🆔:m6m.xUpY


#515 [SENA]

母親の指さすほうはお風呂場。

セイちゃんがお風呂場へ行くと

そこには洗面器に腕を入れた

彼女の姿があった。

赤く染まる洗面器の水。



彼女は…自殺した。

⏰:09/10/27 02:13 📱:D905i 🆔:m6m.xUpY


#516 [我輩は匿名である]
あげる

⏰:09/11/22 00:16 📱:P02A 🆔:HMlMJaEI


#517 [我輩は匿名である]
>>1-100
>>101-200
>>201-300
>>301-400
>>401-500
>>501-600

⏰:09/11/24 04:41 📱:D902i 🆔:PThJ3Psw


#518 [我輩は匿名である]


⏰:09/12/01 18:47 📱:P02A 🆔:iotqaSeI


#519 [ゆん]
気になる〜

⏰:09/12/04 19:59 📱:W61SH 🆔:EOy2W0fU


#520 [我輩は匿名である]


⏰:09/12/20 22:44 📱:P02A 🆔:ewMuECD2


#521 [さはら]


失礼しまあす
完結おめ

>>1-200
>>201-400
>>401-600
>>601-800

⏰:09/12/29 14:18 📱:SH706i 🆔:☆☆☆


#522 [我輩は匿名である]
完結したの?

⏰:09/12/29 19:11 📱:N02A 🆔:JHgnLjJE


#523 [我輩は匿名である]
続編ってか
現在の状況的な感じじゃ?

⏰:10/01/18 23:38 📱:P02A 🆔:PqrDyr9.


#524 [我輩は匿名である]
>>1-50
>>51-100
>>101-150
>>151-200
>>201-250
>>251-300
>>301-350
>>351-400
>>401-450
>>451-500
>>501-550

⏰:10/01/22 00:29 📱:W62P 🆔:mCsshuuQ


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