私の間違いだらけの人生―過去―
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#56 [我輩は匿名である]
「じゃあ愛美は行くねぇ。あとはお二人で仲良くねッ!!」


「ちょッ…愛美ッ!!」


愛美は公園から出て行った。


【二人きりで何話せばいいの?!】


……………。


……………。


長い沈黙が続く。


【きついッ…。もう帰りたい】

⏰:09/08/28 22:35 📱:F904i 🆔:3DFCpyMs


#57 [我輩は匿名である]
『…あッ、じゃあ…』

『…あのッ』


二人の会話が被った。


《…あッ、じゃあ…》が私。

《帰ります》って言おうとしたのに、会話が被ったから帰るタイミングを逃した。


「…なッなにッ?」

何を言おうとしたか聞いてみた。

⏰:09/08/28 22:39 📱:F904i 🆔:3DFCpyMs


#58 [我輩は匿名である]
「ちょっとあっちの方歩かない?」


顔を赤くしながら言ってきた。


私達のいる公園は土手沿いにある小さな公園。


「うん」


私達は土手沿いを歩いた。


手も繋げず、相変わらず無言の時間…。

でもよく見ると耕平君は耳まで真っ赤だった。


【…カワイイッ】

不意にそう思った。

⏰:09/08/28 22:43 📱:F904i 🆔:3DFCpyMs


#59 [我輩は匿名である]
耕平君は私より少し前を歩いていた。

私も勇気を出して耕平君の横を歩いてみようと思った。


……!!?


次の瞬間横の草むらから愛美達が見えた。


【なんでッ?!】

⏰:09/08/28 22:46 📱:F904i 🆔:3DFCpyMs


#60 [我輩は匿名である]
草むらにいたのは愛美を含めて女は6人、男は耕平と同じサッカー部の友達5人。

みんな部活の仲間だった。

みんなで出歯亀をして楽しんでたのだ。


【…酷いッ!!みんなして…人の事何だと思ってるのッ?!】

怒りが沸々と湧き上がった。


私は中学に入ってから思春期を迎え、情緒不安定になっていた。

ちょっとした事でイライラしてしまう。

家族にもよく八つ当たりをしていた。


でも今回の事はちょっとした事じゃない。

⏰:09/08/28 22:52 📱:F904i 🆔:3DFCpyMs


#61 [我輩は匿名である]
「愛美何してんのッ?」

「えッ?」


耕平が振り返った。

「あれッ?なんでお前らいんの?」


「いやぁ…ちょっとね」

耕平君の友達の春があたふたしながら答えた。

⏰:09/08/28 22:56 📱:F904i 🆔:3DFCpyMs


#62 [我輩は匿名である]
「私帰るッ!!」


私はそのまま歩いた。

「待ってッ!紗綾ーッ!」

愛美が追いかけてきたけど、私は振り向かずに歩いた。

「なんなの、あれッ!」

イライラして頭が爆発しそうだった。

⏰:09/08/28 23:00 📱:F904i 🆔:3DFCpyMs


#63 [我輩は匿名である]
その夜愛美から電話が掛かってきた。


♪…♪…♪…♪


私は電話に出なかった。

と言うよりイライラしていて出る気にもならなかった。


耕平君とは今日初めて話したばかり。

デートらしいデートをした事もない。

付き合っているとは全く言えない私達…

【耕平君と付き合ってる限り、ずっとこんな風にみんなに冷やかしの対象にされ続けるの…】

⏰:09/08/28 23:10 📱:F904i 🆔:3DFCpyMs


#64 [我輩は匿名である]
【…なんか疲れたなぁ…】


付き合うってこんなもんなのかなぁ。

私が想像してたのと違う。

もっとドキドキしたり楽しいものだと思ってた。

それに…愛美には裏切られた気分だった。

私の事を見て楽しんでいるみたいで…

…実際はそうだけど。

⏰:09/08/28 23:15 📱:F904i 🆔:3DFCpyMs


#65 [我輩は匿名である]
次の日…

耕平君に《ごめんなさい》をした。

盗み見していた愛美よりかも遊び半分な気持ちでOKしてしまい、耕平君の気持ちを弄んだ私の方が酷い…。


【…本ッ当最低ーー…】


自分に吐き気がするッ…。


'

⏰:09/08/29 21:27 📱:F904i 🆔:EJK7PKYc


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