私の間違いだらけの人生―過去―
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#53 [我輩は匿名である]
それでもたまに移動教室とかですれ違うと、周りにいる友達が

「ヒューヒューッ!!デートはもうしたの?」笑


「ねぇー話したりしないの?」笑


などと冷やかしてくる。

近くに男子がいると愛美まで一緒に冷やかしてくる。

⏰:09/08/28 17:41 📱:F904i 🆔:3DFCpyMs


#54 [我輩は匿名である]
正直ウザかった。
他人の事なんてほっといて欲しかった。


周りにからかわれるのが嫌だったし、恥ずかしがったから耕平君とはほとんど話してない。


そんな私を、愛美が公園に行こうと誘ってくれた。


私はてっきり二人だけだと思っていた。


公園に着くとベンチに耕平君が座っていた。


【なんで?!】


予想してなかったからびっくりした。

⏰:09/08/28 18:12 📱:F904i 🆔:3DFCpyMs


#55 [我輩は匿名である]
私が驚いてると愛美が


「びっくりしたッ!?いつまでたっても紗綾達が進展しないから、愛美が一肌脱いだのッ!!」


《小さな親切大きなお世話…》


「…あっ…どうもッ…」

ぎこちなく耕平君が話してきた。


「あッ…どうもッ…」


これが初めて耕平君と交わした言葉。

⏰:09/08/28 18:44 📱:F904i 🆔:3DFCpyMs


#56 [我輩は匿名である]
「じゃあ愛美は行くねぇ。あとはお二人で仲良くねッ!!」


「ちょッ…愛美ッ!!」


愛美は公園から出て行った。


【二人きりで何話せばいいの?!】


……………。


……………。


長い沈黙が続く。


【きついッ…。もう帰りたい】

⏰:09/08/28 22:35 📱:F904i 🆔:3DFCpyMs


#57 [我輩は匿名である]
『…あッ、じゃあ…』

『…あのッ』


二人の会話が被った。


《…あッ、じゃあ…》が私。

《帰ります》って言おうとしたのに、会話が被ったから帰るタイミングを逃した。


「…なッなにッ?」

何を言おうとしたか聞いてみた。

⏰:09/08/28 22:39 📱:F904i 🆔:3DFCpyMs


#58 [我輩は匿名である]
「ちょっとあっちの方歩かない?」


顔を赤くしながら言ってきた。


私達のいる公園は土手沿いにある小さな公園。


「うん」


私達は土手沿いを歩いた。


手も繋げず、相変わらず無言の時間…。

でもよく見ると耕平君は耳まで真っ赤だった。


【…カワイイッ】

不意にそう思った。

⏰:09/08/28 22:43 📱:F904i 🆔:3DFCpyMs


#59 [我輩は匿名である]
耕平君は私より少し前を歩いていた。

私も勇気を出して耕平君の横を歩いてみようと思った。


……!!?


次の瞬間横の草むらから愛美達が見えた。


【なんでッ?!】

⏰:09/08/28 22:46 📱:F904i 🆔:3DFCpyMs


#60 [我輩は匿名である]
草むらにいたのは愛美を含めて女は6人、男は耕平と同じサッカー部の友達5人。

みんな部活の仲間だった。

みんなで出歯亀をして楽しんでたのだ。


【…酷いッ!!みんなして…人の事何だと思ってるのッ?!】

怒りが沸々と湧き上がった。


私は中学に入ってから思春期を迎え、情緒不安定になっていた。

ちょっとした事でイライラしてしまう。

家族にもよく八つ当たりをしていた。


でも今回の事はちょっとした事じゃない。

⏰:09/08/28 22:52 📱:F904i 🆔:3DFCpyMs


#61 [我輩は匿名である]
「愛美何してんのッ?」

「えッ?」


耕平が振り返った。

「あれッ?なんでお前らいんの?」


「いやぁ…ちょっとね」

耕平君の友達の春があたふたしながら答えた。

⏰:09/08/28 22:56 📱:F904i 🆔:3DFCpyMs


#62 [我輩は匿名である]
「私帰るッ!!」


私はそのまま歩いた。

「待ってッ!紗綾ーッ!」

愛美が追いかけてきたけど、私は振り向かずに歩いた。

「なんなの、あれッ!」

イライラして頭が爆発しそうだった。

⏰:09/08/28 23:00 📱:F904i 🆔:3DFCpyMs


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