続:バツイチ子持ちの君へ
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#591 [けん]
3歳だった子が
もう小学生に・・・



そんな、はやる気持ちを誰かに話さずにはいられなかった



でも今更、誰にも話せない


今まで色々相談に乗ってもらってきた会社の後輩にすら、新しい彼女ができた以上話す事はできない

⏰:10/04/07 15:06 📱:F905i 🆔:x8Mak1bw


#592 [けん]
ふと横に目をやると



1つの青いポーチが飛び込んできた



蒼汰が父の日にって
プレゼントしてくれたポーチだ



少し色褪せてきているが、俺の似顔絵はまだハッキリと描かれている

⏰:10/04/07 15:10 📱:F905i 🆔:x8Mak1bw


#593 [けん]
そのポーチを見ていると、何だかすぐそばに蒼汰がいてそうな・・・

そんな
不思議な気持ちになった



そうして俺はこの日から、そのポーチの中に小さな手紙を入れるようになった



本当に小さな手紙だ

⏰:10/04/07 15:15 📱:F905i 🆔:x8Mak1bw


#594 [けん]
手紙の内容は・・・



[蒼汰!卒園おめでとう!]


とか


[大きくなったか?]


とか


紙切れ一枚に書けそうな内容だ

⏰:10/04/07 15:17 📱:F905i 🆔:x8Mak1bw


#595 [けん]
もし、今でも蒼汰がすぐそばにいたら


きっと俺、こんなこと言うやろな〜って事を書いた


誰にも話せないから
1人虚しく
自分の想いを文字にしている



誰も知らない俺の秘密だ

⏰:10/04/07 15:21 📱:F905i 🆔:x8Mak1bw


#596 [けん]
また
その手紙をポーチに入れる事によって、蒼汰に届くんじゃないかってバカな夢を見ている俺(笑)


そうして・・・
とりあえずこの日の俺は、卒園おめでとう!とメッセージを残しポーチの中に入れた




ちなみに
今日の段階で、このポーチには5枚の手紙が積まれている

⏰:10/04/07 15:27 📱:F905i 🆔:x8Mak1bw


#597 [けん]
ある日のこと



トモちゃんとドライブしていた時に、初めて秘密を打ち明けられた



“それ”は、神様が俺に与えた罰


“それ”は、トモちゃんがずっと言えずにいた事・・・

⏰:10/04/12 16:25 📱:F905i 🆔:Jp6geXRU


#598 [けん]
例の青いポーチ−


車の運転席に引っかけてあるため、助手席に座るトモちゃんの目にも飛び込んでくる



付き合う前から、蒼汰への想いは理解してくれていたトモちゃん



そのポーチを見て
「この似顔絵、けんちゃんに似てるね」
とか言ってくれていた

⏰:10/04/12 16:29 📱:F905i 🆔:Jp6geXRU


#599 [けん]
この日も
ポーチを手に取り
何か言いたげなトモちゃん


沈黙を見かねて
先に俺が口を開いた



『トモちゃんと結婚して子供が産まれて、もし男の子なら野球させて・・・一緒にキャッチボールしたい』なんて笑いながら話した



この後、トモちゃんの口から出る言葉は全く想像していなかった

⏰:10/04/12 16:36 📱:F905i 🆔:Jp6geXRU


#600 [けん]
「けんちゃん・・・」



『ん?どうした?』



「私、けんちゃんとずっと一緒にいたい!!」



『どうしたん急に?!笑』



「けんちゃんと結婚して、毎日けんちゃんの帰りを玄関で迎えたい・・・」

そう話すトモちゃんは、少しずつ声のトーンが下がっていった

⏰:10/04/12 16:41 📱:F905i 🆔:Jp6geXRU


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