続:バツイチ子持ちの君へ
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#400 [けん]
溢れ出そうになる涙をこらえて運転した
しばらくして
絵美の家に着いたが
部屋の電気は消えていた
時間帯からして
寝るには早い・・・
出かけているのか
居留守なのか・・・
その真実を確かめる為
俺は玄関の前で待つ事にした
:09/11/06 21:53
:F905i
:pRyfFbsA
#401 [けん]
結局、翌日の昼過ぎまで待ったが絵美の気配は感じられない・・・
つまり、昨晩はどこかに泊まったとしか思えなかった
俺は昨晩から一睡もしてないし、真夏という事もあり体力をかなり消耗していたので、1度家に帰ることにした
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
前編では、ここまでだったと思う
:09/11/06 22:01
:F905i
:pRyfFbsA
#402 [けん]
実は・・・
この後に続きがあった
1度家に帰った俺は
夕方に、また絵美の家へと向かった
自宅にいても
落ち着かなかったから
:09/11/06 22:02
:F905i
:pRyfFbsA
#403 [けん]
夕方に来てみても
何ら変わりない様子・・・
まだ帰ってきてないの?
どこで
誰と・・・
何してるん?
:09/11/06 22:04
:F905i
:pRyfFbsA
#404 [けん]
絵美にフラれて
もう別れている2人だとしても
俺は心配であり
不安でもあった
他の男と一緒に・・・
一晩を過ごしたのでは?
絵美の中では
もう終わった事かもしれない
でも、俺の中では
まだ終わっていない
:09/11/06 22:07
:F905i
:pRyfFbsA
#405 [けん]
いや、終わらせたくなかった
そして
辺りは暗くなった
時計を見ると
夜の10時ー
:09/11/06 22:11
:F905i
:pRyfFbsA
#406 [けん]
玄関が見える位置
絵美が帰ってきたら
すぐにわかる位置に車を停め
俺はひたすら帰りを待った
その時!!
:09/11/06 22:21
:F905i
:pRyfFbsA
#407 [けん]
微かに・・・
微かにだが
絵美の声が聞こえた
暗闇を
目を凝らして見てみる
ぼんやりと映し出されたのは
絵美に間違いなかった
:09/11/06 22:23
:F905i
:pRyfFbsA
#408 [けん]
俺は
車を降りて
絵美の元へ走った
でも・・・
途中で止めた
俺には、度胸がなかったから
:09/11/06 22:28
:F905i
:pRyfFbsA
#409 [けん]
絵美の隣に・・・
若い男の姿があった
楽しそうに笑いながら
2人は家へと入って行った
この時のショックは
口では言い表されないほどのものだった
:09/11/06 23:37
:F905i
:pRyfFbsA
#410 [けん]
何より
悠然と家に入って行く
俺以外の男の姿を見て
かなりのショックを受けた
しかも蒼汰の姿が見えなかった・・・
恐らく預けているのだろう
まさしく
2人っきりの状態で
一夜を過ごす
:09/11/06 23:40
:F905i
:pRyfFbsA
#411 [けん]
色んな事を想像した
絵美は・・・
他の男に抱かれる
考えたくないけど、そんな事ばかりが頭に浮かんでた
俺は
逃げるようにして
その場を去った
:09/11/06 23:43
:F905i
:pRyfFbsA
#412 [けん]
やっぱり
好きな女が別の男に抱かれるのってツラい・・・
別れたとはいえ
まだ1週間も経ってない
この1週間
俺は、ずっと・・・
今日という日に賭けてきた
:09/11/06 23:46
:F905i
:pRyfFbsA
#413 [けん]
それなのに
絵美は・・・
他の男と・・・
なんか無性に馬鹿らしく思えてきた
俺が好きな女は
そんな簡単に
男性を家に入れるのか・・・
:09/11/06 23:49
:F905i
:pRyfFbsA
#414 [けん]
そんな簡単に
男に身を委ねるのか・・・
そう思うと
馬鹿らしくなった
俺の愛した女は
尻軽女やったんやな
色んな想いを胸に
帰りの車の中や
布団の中で・・・
思いっきり泣いた
:09/11/06 23:51
:F905i
:pRyfFbsA
#415 [けん]
悲しい事があったら
泣いて忘れればいい
そんな事を聞いた事があったから、いっぱい泣こうと思って泣いた
でも
翌日になっても
スッキリしなかった
目を閉じると
家に入って行く2人の姿を思い出してしまい、全く寝れなかった
:09/11/06 23:55
:F905i
:pRyfFbsA
#416 [けん]
そして、前編にもあったように・・・
俺は会社の人達と旅行に出掛けた
前編ではだいぶ、はしょってたけど
これが真実で・・・
俺が経験した大きな失恋
これで、俺が15キロも痩せたいきさつがわかると思う
:09/11/06 23:59
:F905i
:pRyfFbsA
#417 [けん]
その日から何日か経ったある日
ピンポーン!!
と、家のチャイムが鳴った
玄関を開けると、そこには
小包を持った中年のおじさんが立っていた
:09/11/07 00:02
:F905i
:qD6tHvh6
#418 [けん]
俺宛の小包・・・
でも
身に覚えがなかった
伝票に書かれている品名を見て、ピーンと来た
すぐに箱を開ける俺
その中身は・・・
:09/11/07 00:04
:F905i
:qD6tHvh6
#419 [けん]
俺が探し求めた
オルゴールがあった
あっ、思い出した!
ネットで注文したあと
到着予定が間に合わないと知ったけど・・・
キャンセルしてなかった
うっかりしてた
:09/11/07 00:07
:F905i
:qD6tHvh6
#420 [けん]
こういう物は
事前にお金を振り込まなければならない
無意識にお金を振り込んでいたのか・・・?
だとすると、俺は今
とても危険な状態にある(笑)
オルゴールを開けると
そこには・・・
確かにあのメッセージが書いてあった
:09/11/07 09:11
:F905i
:qD6tHvh6
#421 [けん]
そして
キレイなメロディーを奏でる
このオルゴールを
何としても渡したかった
でも、
この何日かの間に
絵美とは2度会っていて、すでにオルゴールCDを渡していた
:09/11/07 11:29
:F905i
:qD6tHvh6
#422 [けん]
1度目は
会社の近くで待ち伏せをして、そのまま奈良の夜景を見に行った
蒼汰に
「お母さんがけんちゃんの事好きじゃなくなったから、蒼汰ももうけんちゃん好きじゃないねん」
って言われた日だ
2度目は・・・
:09/11/07 11:33
:F905i
:qD6tHvh6
#423 [けん]
絵美の好きな鳥料理専門店に一緒に食べに行き、そのまま京都へドライブした時・・・
1度目とは違い蒼汰が
「けんちゃんと離れたくない!」と、泣き叫んでくれた日だ
今更、オルゴールが届いてもどうすればいいのか・・・
:09/11/07 11:36
:F905i
:qD6tHvh6
#424 [けん]
そうして
渡せないまま
1年と少しが経ってしまった
この
「しるし」という曲は
改めて聞くと
自分に重ねて聞こえる
改めて聞くと
とても悲しく
とても切ない曲だ
:09/11/07 11:38
:F905i
:qD6tHvh6
#425 [けん]
ダーリン ダーリン
色んな角度から
君を見てきた
そのどれもが
素晴らしくて
僕は愛を思い知るんだ
今まで見てきた
絵美や蒼汰の色んな顔
どれも一生忘れられない
頭の脳裏に焼き付いてる
そうやってまた
2人を愛した価値を
思い知る
:09/11/07 11:44
:F905i
:qD6tHvh6
#426 [けん]
泣いたり
笑ったり
不安定な想いだけど
それが君と僕のしるし♪
2度も妊娠をさせ
2度も堕ろさせた
その悲しみから・・・
泣かせてしまった日々
「けんちゃん大好き」
そう言って笑ってくれた忘れ得ぬ日々
そのどちらもが
俺と絵美が歩んだ時間の確かな「しるし」だ
:09/11/07 11:50
:F905i
:qD6tHvh6
#427 [けん]
ダーリン ダーリン
色んな角度から
君を見てきた
何をして過ごしていたって
思い出して苦しくなるんだ
ダーリン ダーリン
狂おしく鮮明に
僕の記憶を埋め尽くす♪
:09/11/07 11:53
:F905i
:qD6tHvh6
#428 [けん]
今まで色んな顔を見過ぎてきたから
こうやって離れ離れになった今でも
何度も何度も
思い出してしまう
良き思い出が
俺を苦しめるんだ
あの日
あの時
あの場所の
全てのシーンが
鮮明に映し出される
また、その全てが
俺の記憶を埋め尽くし
こうやって1人・・・
長い長いトンネルを抜け出せずにいる
:09/11/07 11:59
:F905i
:qD6tHvh6
#429 [けん]
オルゴールを開けてしまうと、自分と重ねてしまいブルーな気分になるから、俺はこの1年と少しの間・・・1度も開けていない
今は部屋の片隅で
影を潜めてる
そろそろ
捨てようかと思っている
2人の思い出の曲が
今では呪いの曲となってしまった(笑)
:09/11/07 12:09
:F905i
:qD6tHvh6
#430 [けん]
そして
中古のギター
あの後も
何度も練習をした
いつか絵美の前で弾けるようにと、練習を繰り返した
おかげで少し弾けるようになったけど・・・
ギターを持てば「しるし」を弾いてしまう
これも呪いのギターとなった(笑)
:09/11/07 12:13
:F905i
:qD6tHvh6
#431 [けん]
部屋の片隅に置いてあるオルゴールと
クローゼットに立てかけてあるギター・・・
部屋を見渡せばどちらも目に入ってしまう
俺は気付いた・・・
てか、この部屋自体が呪われてるやん(笑)
:09/11/08 19:19
:F905i
:rgxgGmpk
#432 [けん]
そして
もう1つ思い出した
それを探すため
引き出しの中を漁る
「確かこの中に・・・あったあった!」
久しぶりに見つけたその物体は
ある1枚の手紙だった
:09/11/08 19:22
:F905i
:rgxgGmpk
#433 [けん]
全部で4枚くらいの手紙
この手紙は
俺が絵美に書いたもの・・・
紙は色褪せているが
文字はまだハッキリと読む事ができる
当時を思い出して苦しい気持ちになるのはわかっていたが、俺は久しぶりに読んでみる事にした
:09/11/08 19:27
:F905i
:rgxgGmpk
#434 [けん]
この手紙の話しも、前編を少し掘り下げたものになります
何度も重複するけど・・・
絵美と奈良の夜景を見に行った日、俺は渡しそびれていた水子の御守りと、手紙を渡すつもりだった
手紙は2パターン用意していた
でも結局、その日は
御守りも手紙も渡せなかった
:09/11/08 19:31
:F905i
:rgxgGmpk
#435 [けん]
その何日後かに
絵美達と最後のドライブ、京都へ行った時に手紙だけ渡すことができた
もちろん、2パターンあるうちの1枚だけ
なぜ手紙を2つも用意したのか?
それには訳があった
:09/11/08 19:34
:F905i
:rgxgGmpk
#436 [けん]
絵美と別れ話になる少し前・・・2週間くらい前だ
お盆休みを利用して
和歌山へ旅行に行こう!と、2人で計画していた
当然、この時は別れる事なんて想像していなかったから俺は、その日を楽しみにしていた
絵美だって同じ気持ちだったはずだ・・・
:09/11/08 19:37
:F905i
:rgxgGmpk
#437 [けん]
なぜなら・・・
旅行に行く話しになった時、真っ先に「和歌山に行きたい!」と言っていたし、旅館の予約も率先してやってくれたから
普通、別れる前にそんな言動と行動はしませんよね・・・?
まぁ、とにかく・・・
お盆休みの中頃に和歌山へ行くべく、旅館を予約した
:09/11/08 19:41
:F905i
:rgxgGmpk
#438 [けん]
しかし・・・
わずかその1週間後に・・・
突然別れを告げられた
旅行は?
どうすんの?
もう予約したやん!
俺は絵美に、そんな事を言った
:09/11/08 19:44
:F905i
:rgxgGmpk
#439 [けん]
それに対して絵美は
「ごめん。もう勝手にキャンセルしちゃった・・・」
そう言った
俺は、絵美の性格からして強かってるだけだと思ってた
:09/11/08 19:45
:F905i
:rgxgGmpk
#440 [けん]
念のため旅館に電話をしてみると・・・
「あ〜っ、


様・・・大人2名とお子様1名のご予約の方ですね?」
この話しぶりからして、その後でてくる言葉はわかってた
それでも俺は単なる、絵美の強がった嘘だ・・・と
最後まで信じてた
:09/11/08 19:50
:F905i
:rgxgGmpk
#441 [けん]
しかし
「はい。確かに昨日の

時

分頃・・・インターネットで予約のキャンセルを承っておりますが・・・」
わかってた事でも
その現実を突きつけられた俺は、しばらく放心状態だった
絵美は本気で
別れようと思ってるんや
何で・・・?
何で俺たち別れるん・・・?
:09/11/08 19:54
:F905i
:rgxgGmpk
#442 [けん]
「もしもし!?もしもーし?お客様?」
旅館の人の言葉で
ハッ!と我に返った
『あっ、すいません!
ちょっと考え事してて・・・その予約のキャンセルなんですけど・・・
予約のキャンセルをキャンセルしてもらう事はできますか!?』
俺は、キャンセルに対してキャンセルで返そうとした(笑)
:09/11/08 19:59
:F905i
:rgxgGmpk
#443 [けん]
「えぇ。今ならまだ可能ですが、日にちが近づくに連れてキャンセル料が発生しますが大丈夫ですか?当日キャンセルの場合は全額頂戴いたしますよ」
キャンセル料金なんて関係なかった
だって、この時の俺は
別れを防ぐ事ができると思ってたから
今まで何度も防いできたしね
:09/11/08 20:03
:F905i
:rgxgGmpk
#444 [けん]
読んでくれている方いますか?
少し間を空けますので、その間に感想など頂けると嬉しいです

:09/11/08 20:05
:F905i
:rgxgGmpk
#445 [けん]
そんなこんなで・・・
もう一度、旅館を予約したんだけど
結果的には行けなかった
何とか別れを回避できるように頑張ったけど、絵美の気持ちを変える事はできなかった
そして、京都へドライブに行った日−
:09/11/08 22:49
:F905i
:rgxgGmpk
#446 [けん]
その日、家を出る前に
2枚の手紙をポケットに入れた
色んな想いを胸に
ポケットに手紙を入れた
この手紙の内容は・・・
:09/11/08 22:52
:F905i
:rgxgGmpk
#447 [けん]
1枚の手紙には
絵美との別れを受け入れる内容を書いてある
今までの楽しかった事や辛かった事、そして悲しませた事の謝罪など・・・
色んな事があったけど、俺にとって・・・一生の宝になる時間を与えてくれた絵美と蒼汰に心から感謝している
そんな事を書いた
最後には、新しい彼氏と仲良くやれよ!
なんて、格好つけた言葉を残していた
:09/11/08 22:57
:F905i
:rgxgGmpk
#448 [けん]
そして
2枚目の手紙には・・・
途中までは1枚目と同じで、過去を振り返った話しを書いている
しかし、最後の方は違う
その内容をそのまま書く
「俺と絵美と蒼汰の3人で、また笑いあえる日を信じている。
今日一緒に過ごし、この手紙を読んで、少しでも気が変わったなら

日の

時、駐車場に来てほしい。
俺は旅行の行く準備をして待ってるから。
もし、絵美が来なければ潔く諦めるから・・・」
こんな事を書いた
:09/11/08 23:05
:F905i
:rgxgGmpk
#449 [けん]
つまり・・・
簡単に言うと、2枚目の手紙は・・・最後の告白だ
イチかバチかの勝負−
そんな気持ちだった
しかし
その日、帰りに渡した手紙は結局、1枚目の方だった
:09/11/08 23:09
:F905i
:rgxgGmpk
#450 [けん]
ドライブの途中
絵美の口から出てくる言葉は、新しい彼氏の自慢ばかりで・・・
最後の告白をする勇気が失せてしまった
旅館もキャンセルできないまま当日を迎えてしまった
すぐにキャンセルすれば良かったかもしれないが、俺にはできなかった
:09/11/08 23:12
:F905i
:rgxgGmpk
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