ペアリング
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#107 [ゆうと]
「なんていうか…その…俺…何かしました?」
「え?」
「なんつーか…今日とかほら…上田さん、元気ないですねみたいなこと言ったじゃないすか…」
「うん…で?」
「…そういうのが嫌とか…じゃないんですか?」
「そういうのってどういうの?」
「いや、だから…」
:09/11/02 04:10
:F902iS
:M91w052E
#108 [ゆうと]
なんと説明したらいいのやら…
テンパる俺に、ついに上田さんから質問がきた。
「じゃあ、ちょっと聞くけど、ユウト君ってさ…」
「はい…」
「人の名前呼ぶ時、なんか使い分けてんの?」
「はいぃ?」
:09/11/02 04:15
:F902iS
:M91w052E
#109 [ゆうと]
「ほら…だってユウト君さ、みんなには呼び捨てじゃん。ユウキ!とかアキヒロ!とか」
「まぁ、それは…」
「アキナ…とかさ」
「アキナ…まぁ、そうだけど、上田さんは先輩じゃないですか」
「でも、ミクのことはミクさんって呼ぶじゃん」
:09/11/02 04:21
:F902iS
:M91w052E
#110 [ゆうと]
「最初にアキヒロから上田さんとミクさんって教えられたから…なんかそのまま…使ってるのかも」
「そっか…」
「呼び捨てに特別な意味はないっすよ」
「そうだよね…いや…あたしもごめんね…なんか誤解させちゃったね」
「いや…俺の方こそ…申し訳ないです」
:09/11/02 04:30
:F902iS
:M91w052E
#111 [ゆうと]
やっと笑顔が戻った。
俺は上田さんの笑顔を見て、ホッとした。
何をそんなに不安に思っていたのか…と思わせるほど、上田さんの笑顔はいつも通りで、自然だった。
でも、上田さんは他に言いたいことがあったんじゃないか…
そう思いながら部屋に戻り、眠りについた。
:09/11/02 14:46
:F902iS
:M91w052E
#112 [ゆうと]
翌日も午前中に練習があった。
いつも通り体育館へ向かう。
体育館の入り口近くで、上田さんはバッシュの紐を結んでいた。
「おはようございます。彩乃さん!」
上田さんはいつもの笑顔を見せた後、かすかに照れる仕草を見せた。
「おはよう」
ニッコリと笑って挨拶を返してくれた。
:09/11/02 16:11
:F902iS
:M91w052E
#113 [ゆうと]
そうか…
上田さんって呼ばれるのが嫌だったんだ…
確かに、名字で呼ばれるより名前で呼んだ方が親しみ持てるもんな。
じゃあ、これからは上田さんじゃなくて彩乃さんって呼ぼう。
そして、練習前のランニングを始めた。
:09/11/02 16:23
:F902iS
:M91w052E
#114 [ゆうと]
練習は少しずつ難易度を増してきた。
我らが大川監督は、それなりの知名度がある。
だから、より高いレベルを求めているようで…
8人に対してコート一面は広すぎてかなりきつい。
フットワークなんかをすると、休む暇なく順番が回ってくる。
それでも、死に物狂いで練習をこなしていった。
:09/11/02 16:34
:F902iS
:M91w052E
#115 [ゆうと]
約3時間後に練習は終了した。
高校の部活引退したあと、ちゃんと動いとけばよかったな…
体が重い重い…
ゾロゾロと帰りだした頃、俺はシューティングを始めた。
シュートは入るのに、体が重い…
「ユウト!まだ帰らないの?」
:09/11/02 16:39
:F902iS
:M91w052E
#116 [ゆうと]
アキナだ。
「うん。シューティングするからさ」
「偉〜い!じゃ、あたしパス出してあげる♪どうせ暇だし(笑)」
「暇つぶしかよ(笑)サンキュー。目標100本な!」
そして100本決まるまでアキナはずっと付き合ってくれた。
:09/11/02 17:05
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