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#222 [ゆうと]
彩乃さんは笑っていた。
けど…何そのアザ…
顔や腕の青…いや紫…
え?
首締められたんですか?足ガクガクしてるじゃないですか…


「…%#&*£$」

「なんて言ってるの?(笑)」

「いや…なんちゅーか…」

⏰:09/11/04 14:31 📱:F902iS 🆔:aZQl5Q/M


#223 [ゆうと]
「派手にやられちゃった(笑)」

「いや、っちゅーか…マコさん…ですか?それ…」

「まぁね(笑)」

「なんで…?」

「別れ話したのよ(笑)そしたら大激怒されちゃってね」

「あのマコさんが?」

⏰:09/11/04 14:47 📱:F902iS 🆔:aZQl5Q/M


#224 [ゆうと]
「あのマコさんが(笑)」

「…だって…あんなに温和な人なんですよ。マコさんって」

「そうね…でも、こういうことは今回が初めてなんだ…昨日みたいに連れ込まれそうになったことは何度かあったんだけどね」

「…とりあえず冷やしましょう。氷を…」

⏰:09/11/04 14:56 📱:F902iS 🆔:aZQl5Q/M


#225 [ゆうと]
サディスト?
…じゃないよな?

氷を渡すと彩乃さんは笑って受け取った。
よく見るとひどく疲れた顔をしている。

俺は思いつめた顔をしていたのか…

「そんな顔しないでよ。あたしは大丈夫だから…」
そう言うと笑った。

⏰:09/11/04 15:07 📱:F902iS 🆔:aZQl5Q/M


#226 [ゆうと]
「あの…これ聞いていいのか分かんないんすけど…どんな話したんすか?」

「別れようって言っただけ」

「で、そんなにアザ作るはめに?」

「うん」

「…そっか。まぁ、無理してしゃべらないでください」

⏰:09/11/04 15:18 📱:F902iS 🆔:aZQl5Q/M


#227 [ゆうと]
「まぁ、早いうちに別れたかったんだけどね…なかなかそうはいかなかった」

「そうなんだ…別れ話したことは?」

「何回かあったんだよ。でもその都度脅されてね(笑)」

「脅された?」

「うん。『別れるんだったら俺死ぬから』とか言ったり、リスカしたりするからさ」

⏰:09/11/04 15:29 📱:F902iS 🆔:aZQl5Q/M


#228 [ゆうと]
「なんだよそれ…でも、今回も同じこと繰り返すんじゃ…」

「あたしにはそんな重すぎる想いには耐えられないよ…また死ぬとか言われても、知ったこっちゃないし」

アザだらけの彩乃さんは、どこかスッキリした顔だった気がする。
何かこう…吹っ切れたような。

⏰:09/11/04 16:46 📱:F902iS 🆔:aZQl5Q/M


#229 [ゆうと]
それ以来、『マコちゃん』との連絡は途絶えた。

…ように思えた。

メールアドレスを変えても、『マコちゃん』から連絡が来るらしい。
電話も1日に数回はかかってくる。

『元気にしてる?』
『俺は毎日寂しい思いをして生きてるよ』
『別れたくないよ〜』

⏰:09/11/04 16:51 📱:F902iS 🆔:aZQl5Q/M


#230 [ゆうと]
彩乃さんは涼しい顔をして、着信履歴とメールを削除している。

「削除するくらいなら『マコちゃん』のアドレスも番号も拒否設定にすればいいのに…」

そう言うと彩乃さんは笑って、

「あたしから別れ切り出したのに、拒否なんてできないよ。マコには心からあたしのこと諦めてもらいたいから…」

⏰:09/11/04 16:56 📱:F902iS 🆔:aZQl5Q/M


#231 [ゆうと]
ドラマのようなセリフを淡々と語る彩乃さん。

よく考えると、この時から俺は彩乃さんの部屋に通うようになってたな…
心配だったし、また『マコちゃん』に連れ去られそうな気がして…

彩乃さんが笑っていることが、なぜか嬉しかった。
初めて会ったあの日の笑顔と、体育館で見た浮かない顔…
両方を見ているからだろうか…

⏰:09/11/04 17:09 📱:F902iS 🆔:aZQl5Q/M


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