ペアリング
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#25 [ゆうと]
御一行は俺の部屋に入ってきた。
軽く1時間はいろんな質問攻めに合ったと思う。
上田さんと一緒に来ていたもう1人の女バスの先輩は、ミクさんという人。
2人とも4年生だと言う。
アキヒロ、ユウキ、上田さん、ミクさん、俺の5人はすぐに仲良くなった。
:09/10/31 23:04
:F902iS
:DINsBX2g
#26 [ゆうと]
大学の寮生活は、高校の時よりはるかに自由が利く。
まだ入学はしていなかったが…ってか、まだK市に来て2日目なのだが、すべてが新鮮で楽しかった。
上田さん達は4年生ということで、俺達に比べてすべてがしっかりして見えた。
もっと仲良くなりたいな…
「ねぇ、そろそろ帰ろうか。マコちゃん待ってるよ」
:09/10/31 23:11
:F902iS
:DINsBX2g
#27 [ゆうと]
「…マコちゃん?」
アキヒロが目を丸くして聞く。
「うん。マコちゃん。アヤの彼氏」
ミクさんは上田さんのことを『アヤ』と呼ぶ。
「そうなんだ。…そりゃあ、彼氏いますよねぇ」
アキヒロは残念そうに笑いながら言う。もう酔いは覚めたみたいだ。
寮を出て少し行った所に1台の赤い車が停まっていた。
俺達に気付くと、『マコちゃん』はエンジンをかけた。
:09/10/31 23:16
:F902iS
:DINsBX2g
#28 [ゆうと]
「押しかけちゃってごめんね〜。楽しかった。ありがとう♪またね!」
上田さんは助手席に、ミクさんは後ろに乗り込んだ。
運転席の窓が開いた。
『マコちゃん』はニコッと笑い、頭をちょこんと下げた。
暗かったから顔はよく分からなかったけど、大人の男!っていうオーラは感じ取れた。
:09/10/31 23:20
:F902iS
:DINsBX2g
#29 [ゆうと]
俺は返す言葉がなくて、
「彼氏さんですよね?今度ドライブ連れて行ってくださいよ♪」
と言った。
『マコちゃん』は照れ臭そうに笑い、小さく頷いた。
上田さんも笑って
「今度ね♪」
なんて言ってた。
ユウキは
「その時は俺も!」
と言った。
アキヒロは引きつり笑いを演じていた。
:09/10/31 23:25
:F902iS
:DINsBX2g
#30 [ゆうと]
俺達は赤い車を見送った。
『マコちゃん』はクラクションを2回鳴らし、上田さん達2人は手を振ってくれた。
大学生の恋愛ってなんか大人だなぁ〜
なんて思ってた。
小学校の頃は恋愛なんか興味なし、中学校の頃は彼女との登下校、高校はいろいろ発展して〜…ってな感じで恋愛を経験してきた。
そんなものがちっぽけなものに思えたと同時に、今までの恋愛の価値観が子供に思えた。
:09/10/31 23:40
:F902iS
:DINsBX2g
#31 [ゆうと]
あのクールな感じの『マコちゃん』も、俺みたいな恋愛を経験してきたのだろうか…
俺も大人になれるのだろうか…
その一瞬で、いろんなことを考えた。
:09/10/31 23:45
:F902iS
:DINsBX2g
#32 [ゆうと]
翌日…
女バスが練習するコートの横で、8人の新生男バスは集合した。
監督の大川さんの指導の下でやっていく。
女バスはできたばかりの男バスに興味深々でこちらを見ていた。
:09/11/01 01:50
:F902iS
:1/hxFirQ
#33 [ゆうと]
練習が始まった。
個々のスキルを見せようと、みんな張り切っていた。
アキヒロは自分のバッシュの紐を踏んづけて転び、恥ずかしかったみたいでブルーになっていた。
そんなこんなで練習は終わった。
初日ということもあってかなり楽なメニューだった。
:09/11/01 01:54
:F902iS
:1/hxFirQ
#34 [ゆうと]
練習が終わったのは昼過ぎ…
春休みということもあり、大学内は静かだった。
めちゃくちゃ心地よい風が吹いていた。
綺麗なピンク色の桜の花びらが風に舞い、K大を明るく包み込んだ。
チャリで寮まで帰る。
坂道を一気にかけ降りると、去年まで見ていた桜の木とは違う桜の木に出会う。
K高内の桜は少なかった。
だから季節を感じる。…なんてことはなかった。今目の前にある桜の木は、圧倒的な存在感を感じさせてくれる。
:09/11/01 02:06
:F902iS
:1/hxFirQ
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