ペアリング
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#72 [ゆうと]
↑(ハンネ抜けてた)

アキヒロはぶつぶ文句を言っていたが、さすがに折れたみたいでトラックの荷台へと乗り、ダンボールを降ろす作業に入った。


俺とユウキの勝手な意見に何も文句を言わず、作業してくれた5人には本当に悪いなぁと思いながらも、心の中でありがとうをつぶやいた。

⏰:09/11/02 00:13 📱:F902iS 🆔:M91w052E


#73 [ゆうと]
チビ組の俺ら4人は、降ろされたダンボールを受け取っては運び、受け取っては運びの作業を繰り返し行った。

グループ分けしたのはいいけど、実際はこっちの作業の方がキツい。



それから何時間経っただろうか…
最後の新1年生の分まですべて終わった頃は、みんなクタクタになっていた。

⏰:09/11/02 00:18 📱:F902iS 🆔:M91w052E


#74 [ゆうと]
女バスの寮に電気が灯る。
それだけで、暗くて静かなこの辺りが一気に明るくなったように感じる。
引っ越しが全部終わり、女バスからお礼のメールが数件届いた。
一件一件見ていると、誰かが俺の部屋の呼び鈴を鳴らした。

⏰:09/11/02 00:23 📱:F902iS 🆔:M91w052E


#75 [ゆうと]
ガチャッ…

そこにはアキナが立っていた。

「おう!アキナ」
「お疲れ様!今日はありがとうね」

「いえいえ♪んで、どうした?」
「もう晩ご飯食べたかなぁって思って」

「まだだよ。今作ろうかコンビニ行こうか迷ってたところ」
「ホント?ねえ、じゃあ食べに行かない?あたしもまだ食べてないんだ」

「いいね。じゃあちょっと待ってて」

⏰:09/11/02 00:29 📱:F902iS 🆔:M91w052E


#76 [ゆうと]
パーカーをはおって準備をする。

電話が鳴った。
上田さんだ。

「もしもし?」
「あ、ユウト君?今日ありがとうね。めちゃくちゃ助かった♪」

「いえいえ。もう荷物片付きました?」
「あとちょっと残ってるくらいかな。…今暇?」

「いやぁ…ちょっと今から外行ってきます」
「そうなんだ。ユウキ君とかと一緒に?」

⏰:09/11/02 00:34 📱:F902iS 🆔:M91w052E


#77 [ゆうと]
「いや、今日はユウキは一緒じゃないっすよ」
「そうなんだ。誰と行くのぉ?」

「アキナです。女バスの」「…そっか。じゃあいいや。またね」

プツッ

あれ?
上田さんの様子がなんかおかしい。
ま、いっか。
ケータイをポケットにしまい、鍵をかけた。

「ごめん、行こ」

⏰:09/11/02 00:39 📱:F902iS 🆔:M91w052E


#78 [ゆうと]
「ここは美味しいって評判だよ!」

アキナが自信満々に紹介してくれた店は洋食屋だった。
ちょっとオシャレな店だったけど、俺もアキナも構わずバスケの格好…スウェットで入店した。

パスタやペンネグラタンやらパンやらサラダやらデザートが出てきた。

コース料理を頼んだからテーブルにはVIP料理が並んだ。

⏰:09/11/02 00:47 📱:F902iS 🆔:M91w052E


#79 [ゆうと]
アキナは整った顔立ちだ。鼻筋がスッと通ってて、綺麗な二重。

だからこういうコース料理なんかを食べてると、どこかの国のお姫様みたいだ(スウェットだけど)

「あ!このグラタンめちゃくちゃウマい!」
「でしょ?チーズが一級品らしいよ。あたしもここに来た時はこのグラタン目当てって言っても過言じゃないな〜」

⏰:09/11/02 00:55 📱:F902iS 🆔:M91w052E


#80 [ゆうと]
完食し、しばらく雑談タイムに入った。

「そろそろ帰ろっか」
レジに向かい、俺はポケットから財布を取り出した。

「あ!いいってユウト君!」
「なんで?俺が出すよ。いい店紹介してもらったんだから」

「何言ってんの。引っ越しのお礼だよ。だから今日ここに来たんだよ」

⏰:09/11/02 01:02 📱:F902iS 🆔:M91w052E


#81 [ゆうと]
「何言っ…バカ。いいよ気持ちだけで。じゃあ割り勘にしよ」

「ほんの気持ちだから。お願い!今日だけ!お礼させて…ね?」

そう言うとアキナは会計を済ませ、俺の背中を押して外に出た。

「なんか…ごめんな」
「違うのよ。ほんのお礼だから」
「じゃあお言葉に甘えて…ごちそうさまでした」

「美味しかったでしょ?」
「そりゃあもう…」

⏰:09/11/02 01:08 📱:F902iS 🆔:M91w052E


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