ペアリング
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#334 [ゆうと]
「そんだけ…っつーか、俺は仲良くしたい!」
ずっと下を向いていたアキナが口を開いた。
「あたしの気持ちは…重荷だったのかなぁ…?なんて」
「え?」
「だって…気付いてたでしょ?あたしの気持ち」
「……………」
:09/11/06 01:28
:F902iS
:fWjD/5JU
#335 [ゆうと]
アキナの目が潤んだ…
「多少は気付いてたでしょ?違うの?」
「…まぁ、多少は…」
「あたしも…彩乃さんみたいにあんなに目が腫れるまで、あんたの前で泣けばよかった…」
:09/11/06 01:31
:F902iS
:fWjD/5JU
#336 [ゆうと]
「(なんで知ってるんだ)…あいつは…」
「あたし知ってるよ!土井からあんた達のこと聞く前日に、彩乃さん…目ぇ腫らして外出てきてたから…その時嫌な予感がしたのよ!そしたら、その日の夜、あんたが彩乃さんの部屋入っていくの見たんだよ…」
「あれは、彩乃の元カレといろいろ…」
:09/11/06 01:35
:F902iS
:fWjD/5JU
#337 [ゆうと]
「その結果が…それでしょ?結局はあんたらくっついたじゃん…彩乃さんの思い通りになったってことじゃん」
…俺は、アザだらけになって笑いかけてくる彩乃を思い出した…
「…あいつだってなぁ!」
:09/11/06 01:39
:F902iS
:fWjD/5JU
#338 [ゆうと]
俺のスイッチが入った…
「あいつだって…長い間ずっと辛い思いしてきたんだ!周りには迷惑かけないように、明るく振る舞ってただろうよ…でも、心はズタズタだったんだ」
アキナはしばらく黙りこんだ。
アキナは膝を抱え、ボロボロと涙をこぼした。
:09/11/06 01:43
:F902iS
:fWjD/5JU
#339 [ゆうと]
「彩乃さんはズルいよ…本当にズルい…あたしには、そんなの彩乃さんの言い訳にしか聞こえないよ…ズルすぎる…」
膝に顔をうずめ、肩を震わせた。
アキナを抱きしめたい…
でも、それもアキナを傷つけるだけだ…
泣きじゃくるアキナを、黙って見ることしかできない俺は本当に情けない…
:09/11/06 01:48
:F902iS
:fWjD/5JU
#340 [ゆうと]
アキナの部屋を出た。
アキナの言葉は、俺の心に深く刻まれた…
『同情』
そんな言葉が頭をよぎった…
あの時は、彩乃の前でかっこつけて『同情なんかじゃい!お前が好きだ』みたいなこと言ったけど、実際はどうなんだ…
でも、俺は同情して彩乃と付き合った覚えはない…
:09/11/06 01:55
:F902iS
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#341 [ゆうと]
部屋に戻って間もなく、彩乃が入ってきた。
「見て〜!またミクが取ってくれた♪」
両手に抱えていたのは、アポロチョコ(デッカいの)とマーブルチョコ(デッカいの)の箱だった。
「また?すげぇなミクさん」
「ね!しばらくはお菓子に困らないね♪」
:09/11/06 02:00
:F902iS
:fWjD/5JU
#342 [ゆうと]
>>340『同情なんかじゃない!』です…
また脱字すみません

彩乃は幸せそうに笑っている。
彩乃の笑顔を見ると幸せな気持ちになる…
だから大丈夫!
:09/11/06 02:03
:F902iS
:fWjD/5JU
#343 [ゆうと]
翌日からは、大学の授業が始まった。
方向音痴な俺は、キャンパス内で常に迷っていた。
「あの…2号館はどこですか?」
上京してきたばかりの田舎っぺのように&日本は初めてです的な外人のように、幾度となく人に道を聞きまくり、目的地へとたどり着いていた。
:09/11/06 02:10
:F902iS
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