禁断って何?
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#112 [シバ]
先に沈黙を破ったのはアイリ…
同時に、先に電話を切る役も引き受けてくれた。


それにしても…


まただ…
この感じ…
めちゃくちゃドキドキしてる。
マジメに好きって…
本気でその言葉…受け取っていいの?

⏰:10/01/29 01:59 📱:F902iS 🆔:urptTvCo


#113 [シバ]
翌日からは、何をしてても上の空。

授業内容なんて何一つ頭に入ってこない。




うん…
たぶん、自分はアイリのことが好きなんだ。
特別な友達とか、特別な後輩とか、そんなんじゃない。

“恋”の対象として好きなんだ…

⏰:10/01/30 02:20 📱:F902iS 🆔:Owp4Rl3E


#114 [シバ]
しかし…
これまた厄介だなぁ…

女が女を好きになるなんて…


誰にも相談できないし、1人で考えれば考えるほど混乱する。

でも、好きなもんは好きなんだ。
アイリのことを思うだけで、胸がドキドキする…

⏰:10/01/30 02:24 📱:F902iS 🆔:Owp4Rl3E


#115 [シバ]
数日後…
アイリから手紙が届いた。

プリクラも入れられていて、シバのテンションはMAX…

「(アイリの顔見るの久しぶりだなぁ…)」

女の子らしい癖のある字。
伝えたいことがたくさんあるのだろう…
まとまりのない文章がギッシリと書き尽くされている。

⏰:10/01/30 02:30 📱:F902iS 🆔:Owp4Rl3E


#116 [シバ]
それからは、約一週間置きにアイリから手紙が届くようになった。

帰宅する度に、ポストを開けるのが習慣になっていた。

「(今日は届いてないな…)」


とか思って部屋に行くと、机の上に可愛い封筒が置かれていたり…
シバ宛に、あの癖字で記されていた。

⏰:10/01/30 02:35 📱:F902iS 🆔:Owp4Rl3E


#117 [シバ]
もちろん、シバも返事を書くことを忘れない。

むしろ、返事を書くことが日頃の楽しみになっていた。

今日は何を書こうか…

とか、

昨日面白いことがあったから、一刻も早く伝えたい!

とか。

⏰:10/01/30 02:38 📱:F902iS 🆔:Owp4Rl3E


#118 [シバ]
電話することも日課になっていた。

手紙と電話とプリクラと…

これが毎日のシバのエネルギーとなっていた。


部活で多少辛いことが起こっても、家に帰ればアイリの声が聞ける…

今日の練習が終われば、またアイリの顔が見れる…

⏰:10/01/30 02:42 📱:F902iS 🆔:Owp4Rl3E


#119 [シバ]
そんなこんなで、シバの頭の中はアイリで一杯になっていた。

アイリ一色。

アイリがいるから、何でも頑張れる!
部活だって勉強だって何だって!
自分は今、最強なんだから!

大切な人、アイリ…

だからアイリの支えになりたい…

⏰:10/01/30 02:47 📱:F902iS 🆔:Owp4Rl3E


#120 [シバ]
毎日の寝る前の楽しみ…電話。

だけど、1ヶ月経った頃…


家に帰るなり、恐い顔した母が玄関先でシバを出迎えた。

「ただいま。どうしたの?」

「…これ、見てみな」

母から一枚の紙を渡された。

⏰:10/01/30 03:19 📱:F902iS 🆔:Owp4Rl3E


#121 [我輩は匿名である]
あげ!!!!

⏰:10/02/04 08:27 📱:PC 🆔:☆☆☆


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