禁断って何？

数日後…
アイリから手紙が届いた。

プリクラも入れられていて、シバのテンションはMAX…

｢(アイリの顔見るの久しぶりだなぁ…)｣

女の子らしい癖のある字。
伝えたいことがたくさんあるのだろう…
まとまりのない文章がギッシリと書き尽くされている。

それからは、約一週間置きにアイリから手紙が届くようになった。

帰宅する度に、ポストを開けるのが習慣になっていた。

｢(今日は届いてないな…)｣

とか思って部屋に行くと、机の上に可愛い封筒が置かれていたり…
シバ宛に、あの癖字で記されていた。

もちろん、シバも返事を書くことを忘れない。

むしろ、返事を書くことが日頃の楽しみになっていた。

今日は何を書こうか…

とか、

昨日面白いことがあったから、一刻も早く伝えたい！

とか。

電話することも日課になっていた。

手紙と電話とプリクラと…

これが毎日のシバのエネルギーとなっていた。

部活で多少辛いことが起こっても、家に帰ればアイリの声が聞ける…

今日の練習が終われば、またアイリの顔が見れる…

そんなこんなで、シバの頭の中はアイリで一杯になっていた。

アイリ一色。

アイリがいるから、何でも頑張れる！
部活だって勉強だって何だって！
自分は今、最強なんだから！

大切な人、アイリ…

だからアイリの支えになりたい…

毎日の寝る前の楽しみ…電話。

だけど、１ヶ月経った頃…

家に帰るなり、恐い顔した母が玄関先でシバを出迎えた。

｢ただいま。どうしたの？｣

｢…これ、見てみな｣

母から一枚の紙を渡された。

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匿名さん
まきさん
reoさん

放置すみません

あげていただき、温かいコメントまで…

今日からまた更新していきます！
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