禁断って何?
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#300 [シバ]
それ以上に怖い…
アイリを失うんじゃないかって気持ちが心の中で渦巻いてる。

気持ち伝えて、アイリとの今の楽しい時間が無くなるくらいなら、いっそ片思いでもこのままでいいんじゃないかって思った。

でも、今になってやっと分かった。
あの合宿の時に、アイリがシバに言った一言…

⏰:10/04/10 15:36 📱:F902iS 🆔:1zlk7pX.


#301 [シバ]
『アイリだけの物でいてほしい』

『シバさんには分かんない!アイリがどれだけヤキモチ妬いてるのか』



…あの時、シバにはその意味が分からなかった。何言ってんだコイツ…くらいに考えてたから、本当にどうでも良かった。

⏰:10/04/10 15:42 📱:F902iS 🆔:1zlk7pX.


#302 [シバ]
『だからシバさんには分かんないんですって…アイリ側の立場を経験してないから』


確かにその通りだった。
でもねアイリ…
こんな馬鹿なシバでも、やっと意味が理解できたよ。
あの時分かってやれなくて本当にゴメンね…

アイリ…シバだけの物でいてほしい…

⏰:10/04/10 15:47 📱:F902iS 🆔:1zlk7pX.


#303 [シバ]
シバの中で答えが出た。

真希はそれを察したかのように優しく笑っていた。



しばらく2人ともボンヤリしていると、昼休み終了のチャイムが鳴った。空き教室のドアを開け廊下に出る時に、真希は後ろからシバの腰をポンっと軽く叩いた。
「頑張れ」と言ってくれてるんだろう。

⏰:10/04/11 23:53 📱:F902iS 🆔:TgK0/xd.


#304 [シバ]
夕方になり、部活の時間になった。

アイリの事を考えて、どんな場面でも上の空状態だったシバ…

だけど、この日の部活は違った。
バスケット以外の事を考える事なく、練習に集中していた。

昼休みに真希と話せた事によって、心の中でモヤモヤしていた物がすっ飛んでいった気がした。

⏰:10/04/12 00:07 📱:F902iS 🆔:dB7zQ7P.


#305 [シバ]
部活終了…

シバは、高いのか低いのか良く分からないテンションのまま体育館を出た。

体が緊張してる…
胸がドキドキしてる…

呼吸が浅くなっているのは自分でも分かった。
だから何度も深呼吸を繰り返したけど、落ち着く事はできなかった。

⏰:10/04/12 00:12 📱:F902iS 🆔:dB7zQ7P.


#306 [シバ]
シバは鞄の中から大きな小銭入れ(アンパンマンのやつ)を取り出した。

異様にボコッと膨らんでいる…
この日の為に貯めてきた10円玉達だ。


シバは決心した。
この気持ちをアイリに伝えよう…
タイミング的に今でいいのか…?とか色々考えた。

⏰:10/04/12 00:17 📱:F902iS 🆔:dB7zQ7P.


#307 [シバ]
この気持ち…というか、この勇気みたいな物が萎んでしまう前に、シバはアイリに気持ちを伝えたかった。
いつまでもオロオロソワソワしてた所で、実際は何も変わらないのだから…

この最高潮に達しそうな緊張感を無駄にはできない。
これを打開して、アイリに気持ちを伝えに行こう…

⏰:10/04/12 00:22 📱:F902iS 🆔:dB7zQ7P.


#308 [シバ]
着替えて靴を履く。

真希に「行ってきます」と一言言おうと思ったけど止めた。
真希にいい報告ができればいいなぁ…

とか思っていると、少し離れた場所にいる真希は昼休みに見せた笑顔をシバに向けてくれた。
無言の中に真希の優しさと、真希からのエールみたいな物を感じる事ができた。

⏰:10/04/12 00:29 📱:F902iS 🆔:dB7zQ7P.


#309 [シバ]
真希のおかげで力んでいた体が軽くなった。

こういう時に分かる真希の優しさ…

あー、自分って真希に助けられてばっかだなぁ…とか考えながら公衆電話へと向かった。

いつもなら少し遠くに感じる距離…
今日はまったくその逆…
心に余裕がなかったのだろう。
あっという間に着いてしまった。

⏰:10/04/12 00:35 📱:F902iS 🆔:dB7zQ7P.


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