禁断って何?
最新 最初 🆕
#315 [シバ]
朝の天気予報では『晴れ』って言ってたじゃん!

あ、でも降水確率見てねーや…
今日1日曇ってたし、雨降っても可笑しくはないっか。
でも、雨降り出したら厄介だなぁ…
アイリ〜!!



ガチャッ…
「…もしもし」

⏰:10/04/18 19:15 📱:F902iS 🆔:22c57y5w


#316 [シバ]
愛しい声が聞こえる。
その声を聞いたら、自然と笑顔が出てくる。

その声がないと、今のシバは頑張れないよ…


「うぉい!アイリちゃん♪元気してましたか?(笑)」

「…あはは。シバさん」

「何してたんかい?」

「…何って…宿題?予習みたいなヤツ」

⏰:10/04/18 19:18 📱:F902iS 🆔:22c57y5w


#317 [シバ]
ふと思った…

今、アイリに『シバさん』って呼ばれた…?

『シバっち』とか呼んでなかったっけ?
何気ない瞬間だったけど、直感で思った。

嫌な予感がする…



「あ〜、宿題ね。ってか、アイリが宿題するとか何かウケる。意外で(笑)」

⏰:10/04/18 19:22 📱:F902iS 🆔:22c57y5w


#318 [シバ]
「…そうですかぁ(笑)」


そうですかぁって…

笑ってるけどお前、いつもなら『あはは。よく言われます』なんて言ってシバを笑わせてくれるじゃん。


「…あ、宿題するならまた後で電話するよ。今大変でしょ?」

「あ〜いや…大丈夫ですよ」

⏰:10/04/18 19:26 📱:F902iS 🆔:22c57y5w


#319 [シバ]
何かぎこちない…

年上のシバがリードしないと!

「ってか、この前リナからアイリのプリクラとか見せてもらったよ♪」

「…は?嘘…」

「いやいや、本当(笑)…え…どうしたの?」

「あ、いや…別に…」

胸のドキドキが異常だった。
緊張とかとは違う変なドキドキ…
シバ…焦ってないか?

⏰:10/04/18 19:30 📱:F902iS 🆔:22c57y5w


#320 [シバ]
「何何…何かあったのか?アイリ今日、元気ないね」

「う〜ん…」



何なんだよ…
何かあるなら言えよ!
次第に苛立ちを感じるようになった。


「どうしたのさ。恋の悩みか何かあるんかぁ?(笑)」

⏰:10/04/18 19:35 📱:F902iS 🆔:22c57y5w


#321 [シバ]
ちょっと唐突すぎたかな?
でも、シバは直感で感じた事を聞いたまで…

アイリの返事を待った。

「……………」

何も喋らなくなった。
アイリは風邪を引いているのか、受話器の向こうで鼻をグズグズ言わせている。
それしか聞こえない。

⏰:10/04/18 19:38 📱:F902iS 🆔:22c57y5w


#322 [シバ]
「おいって!(笑)もしも〜…」

「…はい」

「は…?」

「…そうですよ」


心臓がグワッと熱くなった。
シバは今、アイリに何を聞いた?
アイリは何て答えた…?

「…すみません」

⏰:10/04/18 19:40 📱:F902iS 🆔:22c57y5w


#323 [シバ]
何?
何で今謝った?

「…え?…へ?ってか…何?(笑)ごめん、何かよく分かんない(笑)」

シバのテンパり具合は最高潮に達した。

「シバさん…バカ」

「何がバカだよ(笑)」

「何となく」

「意味が分かんない(笑)」

⏰:10/04/18 19:43 📱:F902iS 🆔:22c57y5w


#324 [シバ]
しばらく沈黙…

しばらくってか大分…


10円玉が次々と公衆電話の餌食となっていく。シバは震える手で10円玉を入れ続けた。


こうして沈黙が続いても喋っても、10円玉はどんどん無くなっていく。
何か喋らないと…

「…アイリどうした?」

⏰:10/04/18 19:47 📱:F902iS 🆔:22c57y5w


★コメント★

←次 | 前→
↩ トピック
msgβ
💬
🔍 ↔ 📝
C-BoX E194.194