禁断って何?
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#637 [シバ]
理彩ちゃんと並んで歩く。
理彩ちゃんとシバが2人っきりになるっていう事は今までなかったから、お互い照れくさい気がして、向かい合って話をする事ができなかった。
理彩ちゃんとシバとゆーちゃん…
この3人で1つみたいになってたから、今回の理彩ちゃん宅のお泊まりは、何かがある気がして止まなかった。
増してや、理彩ちゃんからのお誘いという事もあったし…
:10/09/02 21:42 :F02B :d4oLifWI
#638 [シバ]
理彩ちゃんの住むアパートは、待ち合わせ場所から歩いて約10分の所にあった。
特別に綺麗!ってワケではなかったけど、1人暮らしには不便しない広さで、ちょっと洒落たロフトみたいな物も付いていた。
理彩ちゃんの部屋は、バリバリ女の子の部屋。
人形があって、色もピンクとか白とか、明るい感じ。
理彩ちゃんのフワフワした部屋は、CDや写真が散乱していたけど、割と綺麗に片付いていた。
:10/09/02 21:48 :F02B :d4oLifWI
#639 [シバ]
「へぇ〜!綺麗にしてるじゃん。お邪魔します♪」
靴を脱いで、荷物を下ろす。
静かだな〜と思って、玄関の方を振り向くと、理彩ちゃんは縮こまったように背中を丸くして、キョトンとした顔でシバを見ていた。
「え?どうしたの(笑)」
「リィの部屋、散らかってるな〜って思ったでしょ」
「え?別に」
:10/09/02 21:53 :F02B :d4oLifWI
#640 [シバ]
「ちゃんと掃除しとけばよかった…ごめんね」
「リィ、何かいつもと違う」
「いつもと一緒だよ」
「いや、いつものリィだったら、そんなネガティブな事言わないもん。『散らかってるでしょー?あは〜♪ごめんね〜♪』』とか言うはずなのに」
「リィ、どんな目で見られてんの(笑)」
「とにかく、ちょっと寝なさい!睡眠不足とか、近々ぶっ倒れるぞ!」
:10/09/02 21:58 :F02B :d4oLifWI
#641 [シバ]
言われなくても、相当眠かったようで、布団に横になった。
理彩ちゃんは、ベッドより布団を敷いた方が好きだという。
「シバ!」
呼ばれて理彩ちゃんの横に座る。
腕を引っ張られて、潤んだ目で見つめられる。
「シバ…リィが寝てる時に帰ったりしないでね。横にいてね」
「いるから(笑)大丈夫」
:10/09/02 22:03 :F02B :d4oLifWI
#642 [シバ]
笑顔を見せた理彩ちゃんは、ゆっくり目を閉じた。
寝息を立てるまで、そんなに時間はかからなかった。
とりあえず、シバはホッとした。
理彩ちゃんは疲れていたのか、定期的に体がピクッと動く。
しばらくはケータイをいじったり、ボンヤリしてみたり、部屋の中を見回したりしたけど、暇すぎた。
:10/09/02 22:11 :F02B :d4oLifWI
#643 [シバ]
目が覚めたのは、2時間後。
横にいたハズの理彩ちゃんがいない…
「おはよ」
そう言って、シバの顔を覗き込む理彩ちゃん。
今度は、シバが理彩ちゃんの布団の中にいた。
可愛いタオルケットがかけられていた。
無意識のうちに、シバ寝てたんだ…
ってか、理彩ちゃんがあまりにも気持ちよさそうに寝るもんだから、釣られてシバも寝てしまったんだ。
:10/09/02 22:16 :F02B :d4oLifWI
#644 []
Blogは更新しないんですか?(´`)
:10/09/04 11:24 :N01B :rm0EorSY
#645 [シバ]
>>644さん
シバ、ブログはやってませんよ(^^)v
ブログとかGREEとかそういう系はしない派です!
感想板の方にもなかなか顔を出せずすみません(>_<)
少しだけ本編更新します
:10/09/06 23:22 :F02B :AtR5vW5c
#646 [シバ]
>>643体を起こす。
喉がカラカラだった。
寝ぼけまなこのシバを見た理彩ちゃんは、ボンヤリとシバを見つめていた。
「あんた、よく寝たね」
理彩ちゃんが笑う。
「…今、何時?」
理彩ちゃんはケータイの横のボタンを押して、時間を確認する。
「(夜の)8時過ぎ。シバがもうちょっと早く起きたら晩御飯食べに行こうと思ってたんだ」
:10/09/07 00:04 :F02B :76JwvqSk
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