禁断って何?
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#90 [シバ]
「ごめんなさい」
彼はビックリした顔を見せた。
「え?え?嘘だろ(笑)」
「付き合えない…ごめん」
シバは走って教室に戻った。
机に顔を伏せた。
なんか変だ!
何このモヤモヤ…
:09/12/24 01:42 :F902iS :mAaZR0zs
#91 [シバ]
「シバ!」
真紀がシバの机の前に現れた。
「ヤス(さっきの彼)に告られたでしょ?今」
「…うん」
「なんでフッたの?」
どうやら真紀はヤスから相談を受けていたらしい…
「…好きになれない」
:09/12/24 01:46 :F902iS :mAaZR0zs
#92 [シバ]
「なんで?(笑)付き合ってみないと分かんないじゃん!シバ、てっきりOKしてくれると思ってたし」
だからさっき、ヤスも動揺してたんだ。
なんで?って言われても…
こっちが聞きたいよ!
何これ…
モヤモヤする…
どうしちゃったんだろ…
:09/12/24 01:50 :F902iS :mAaZR0zs
#93 [シバ]
ただ1つだけドキドキすることがある。
ヤスの告白から数日後に気付いた…
アイリだ…
アイリのことを思い出すだけで、顔が熱くなるのが分かった。
アイリの名前を聞くだけで胸がドキドキしている。
:09/12/24 01:55 :F902iS :mAaZR0zs
#94 [シバ]
意味が分からない。
なんでドキドキしないといけない?
普通に生活していく中で、何か寂しさを感じるようになった。
そう…
アイリがいないから…
すぐに分かった。
ドキドキの原因はアイリ…
ヤスの告白を拒否ってしまった理由も、アイリの存在があったから…
:09/12/24 02:00 :F902iS :mAaZR0zs
#95 [シバ]
アイリ…
連絡先は知ってるのに、あの合宿以来まったく連絡を取ってない。
だって、何を話せばいいか分からなかったから…
しかもケータイ持ってないし…
アイリ、今何してんだろ…
普通に授業受けてんのかな?
サボったりしてないかな?
:09/12/24 02:24 :F902iS :mAaZR0zs
#96 [シバ]
とりあえずアイリと連絡を取りたい!
親のケータイを使ってメールすることも考えた。
だけど、
「バスケ部はケータイダメなんでしょ?あんた1人だけケータイOKとか許されないよ!だからダメ!」
断固として拒否られた。正論を言われ、結局はメールをすることをあきらめた。
:09/12/27 02:59 :F902iS :GoN1dN4k
#97 [シバ]
家の電話なら大丈夫だろう!
そう思ったけど、よく考えたら親には聞かれたくない内容ばかりだ。
しかもシバの場合、大抵2〜3時間は余裕で話す。
だから電話代がバカにならない!って親に怒られるから無理だ…
シバは自分の部屋でいろいろ考えていた。
:09/12/27 03:05 :F902iS :GoN1dN4k
#98 [シバ]
「ちゃんと時間を決めて電話するから!」
結局は親に頼み込むことになった。
親の答えは、
「じゃあ15分だけね」
よっしゃ!
でも内容聞かれたくないから、子機を使って部屋で電話をかけることになった。
:10/01/27 23:02 :F902iS :7D1nYFi.
#99 [シバ]
「0…9…0…」
あいりから渡された紙には自宅の電話番号が書かれていなかった。
だからアイリのケータイに…
子機の番号をポチポチと押しながら、めちゃくちゃ緊張していた。
アイリと話すのは久しぶりだ。
だけど、何を話そうか…アイリは今どんな気持ちなのか…
ベッドに転がっては起き、転がっては起き…を繰り返して、アイリが電話に出るのを待った。
:10/01/27 23:09 :F902iS :7D1nYFi.
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