禁断って何?
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#552 [シバ]
時間が経つに連れて、そういう事にも慣れてきた。
だから、2年も経てば、贅沢さえしていないが、それなりに充実した生活を送れていたハズだった。




シバには1人の姉がいる。
喧嘩も多かったけど、昔から仲良しで、シバの事をよく可愛がってくれていた。
シバもそんな姉の事が大好きだった。

⏰:10/08/01 11:19 📱:F02B 🆔:ppVpXW/o


#553 [シバ]
二十歳の夏…
そんなシバと姉の間に亀裂が入った。
と言うより、シバが亀裂が入るような事をしてしまった。


姉から冷たくされ、シバも姉に対して必要以上に会話もせず、もう『喋る』という事さえ無くなってしまっていた。



それは、ちょうど2年前の今頃の季節…

⏰:10/08/01 11:27 📱:F02B 🆔:ppVpXW/o


#554 [我輩は匿名である]
前から見てました☆
文章能力あるしほんとに読んでて楽しいしこの小説大好きでブックマークしてます!!!!
更新待ってます!シバさんのペースで頑張って下さい!

⏰:10/08/01 17:51 📱:W63H 🆔:jWXVJYhA


#555 [シバ]
>>554さん

ありがとうございますブックマークまで…(/_・、)

匿名さんの期待に応えられるように頑張ります(^^)
長々と続いちゃいましたが、最後までお付き合いお願いします(笑)

⏰:10/08/02 23:11 📱:F02B 🆔:Fisee49s


#556 [シバ]
>>553

姉はシバの1つ年上。
小さい頃から『ゆーちゃん』と呼んでいた(由香だから)。

ゆーちゃんは頭もいいし、運動もできる。
シバがバスケットを始めたのも、ゆーちゃんが先に始めていたから。

チームで一番上手いゆーちゃんに憧れて、その背中を追うようにシバもバスケット人生を歩むことに。

(ゆーちゃんはシバの事を名前で呼ぶけど、小説の中では『シバ』って呼ぶ設定で描いていきます)

⏰:10/08/02 23:20 📱:F02B 🆔:Fisee49s


#557 [シバ]
ゆーちゃんは高校を卒業した後、社会人として働きながらもバスケットを続けている。


本当は大学に行きたかったらしいけど、ノリで社会人になったらしい。
頭がいいから、いい大学に行けたハズなのにもったいない…

シバもゆーちゃんも地元を離れ、別々の場所でお互い頑張っていた。
何かあった時は、すぐにゆーちゃんに電話をしたし、ゆーちゃんも寂しくなったらシバにメールや電話をしてくれた。

⏰:10/08/02 23:26 📱:F02B 🆔:Fisee49s


#558 [シバ]
電話の内容は、だいたいこんな感じ。

「ゆ〜ちゃん…」
「何?」

「暇すぎる!相手してよ」
「あたしは暇じゃないよ(笑)」

「え〜?何してんの?」
「漫画読んでた」

「暇人じゃんか!」
「漫画読み終わったらまた電話するわ!じゃね」

プツっ…

「…………」

⏰:10/08/02 23:30 📱:F02B 🆔:Fisee49s


#559 [シバ]
「ゆーちゃん!腹痛い…」
「あらら…う○こしておいで」


「そういう痛さじゃないんだよ…なんかこう、キリキリする」
「コーラックでも飲めば?」

「だからう○この痛さじゃないんだってば!」
「コーラック飲む時は寝る前の方がいいよ。昼間に飲むととんでもない事になるから(笑)」

「いや、だから…」
「あたし前よく飲ん…あ、誰か来た!ごめん、また後で」

プツっ…

⏰:10/08/02 23:34 📱:F02B 🆔:Fisee49s


#560 [シバ]
「……(ゆーちゃん)」



…みたいな、なんかどうでもいいような会話ばっか。
むしろ、シバの相手してくれない。
だけど、シバが悩んだ時はとことん相談を聞いてくれる。
だから、ゆーちゃんの事は昔から好きなのだ。

一緒に馬鹿もするし、お互い親身になって支え合えるし、理想の姉妹だと思う。

⏰:10/08/02 23:39 📱:F02B 🆔:Fisee49s


#561 [シバ]
そんなゆーちゃんだから、友達も多い。

どこに行ってもリーダー的存在のゆーちゃんは、シバにとって自慢の姉だった。

「シバのお姉さん格好いい!」
「あたしファンになっちゃおっかな♪」

なんて友達が言うもんだから、こちらは鼻が高い。

「シバと正反対だね」
「本当にシバは由香さんの妹なの?」

こんな事を言われる度に、高かった鼻をボキリと折られる。

⏰:10/08/02 23:47 📱:F02B 🆔:Fisee49s


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