禁断って何?
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#819 [シバ]
ゆーさん、ありがとうございます!

少しだけ更新します。

>>814

ゆーちゃんの言葉達は、洗礼にシバの心に残っていた。
理彩ちゃんとの電話やメールの内容が、自分でも分かるくらいギクシャクしていた。変に勘違いさせたくないから、メールはで一文一文、しっかりと考え、見直して送信。
電話は電話で、テンションを上げて仕事での出来事や友達との事を面白おかしく話しまくった。



それが逆効果だったのか、そこから「幸せ」という言葉が少しずつ「不幸」の二文字に変わり、剥がれ落ちていくことになる。

⏰:12/03/11 01:37 📱:F02B 🆔:jwzXrseE


#820 [シバ]
仕事に行く朝一、休憩時間、合間を見計らって仕事中、夜は夜でまったりメールをすることが、シバと理彩ちゃんの時間だった。
その瞬間が、何よりも幸せだった。
本当に…


何がきっかけっていうのは、シバもあまり覚えていない。
あの時は必死で必死で、藁にも縋る思いで追いかけて、幸せになりたくて幸せにしたくて…
1人の人間を愛し続けたくて…
悲しくて、いろんな気持ちが飛び交っていたのに…

時の流れって本当に残酷だ。
「過去」として、心の隅にポツンと残ってしまったような感覚。
悲しいけど、これが現実。

⏰:12/03/11 01:45 📱:F02B 🆔:jwzXrseE


#821 [シバ]
朝、シバが仕事場へ向かう時のことだった。
いつものように、何も変わり映えしない日常の中の1日。






理彩ちゃんからのメールが来ない。
おはようメールって、大体は理彩ちゃんから送ってくれていた。
それに応えるように、シバも送信。
この時は、「まだ寝てんのかな?」的な、ほんの疑問程度にしか取れなかった。
シバもシバで、朝は超低血圧人間。
職場へ向かうのも、朝礼ギリギリだった。だから頭がボーっとして、そこまで深く捉えていなかったんだと思う。


特に気にすることもなく、ケータイをポケットにしまい、朝礼に出た。

⏰:12/03/11 01:53 📱:F02B 🆔:jwzXrseE


#822 [りか]
更新楽しみにしてます
シバさんのペースで無理なさらずお願いします

⏰:12/03/23 23:32 📱:N01B 🆔:☆☆☆


#823 [シバ]
りかさん
ありがとうございます♪
バラバラの更新ですみません(つд`)
今なら少し更新出来るので、少しだけ更新します!

>>821
仕事が始まって、ポケットからケータイを覗かせる程度引っ張り出して理彩ちゃんからのメールを確認する。
…来てない。
理彩ちゃんからのメールと着信はピンク色に光る。
それ以外の人は(家族含め)、グリーン。
ピンク色に光ってくれない。
仕事は仕事!で気持ち切り替えようとしても、テンションはガタ落ち。
シバは声にも表情にも出てしまうから、すぐ周りにバレてしまう…

⏰:12/04/09 00:20 📱:F02B 🆔:Nem9Ng3I


#824 [シバ]
「シバちゃん、今日元気ねぇな。朝飯食ってこなかったのか?(笑)」

当時、仲の良かった係長さんだ。

「朝は食べないですよ、自分」

「あ、そーなの?倒れるなよ(笑)今日、死にそうな顔してんぞ」


そんなつもりはないよ…
シバだっていつも通りに仕事したいよ。
いつも通りに朝一の幸せ感じたいよ。
シバの、一番大切な人からのメール読みたいよ…
あんたは当たり前のように奥さんに弁当作ってもらって、当たり前に家を出たんでしょ?
シバはそれが出来ないからメールなんだよ〜…
理彩ちゃんとの、この距離が憎いよ。


…どんだけ一途なんだ、シバって。

⏰:12/04/09 00:30 📱:F02B 🆔:Nem9Ng3I


#825 [シバ]
やっと1人になれた(>_<)
更新します!

距離…
この時は、この言葉のせいにしていた自分がいたのかもしれない。
自分だって、毎日一緒にいたかったのだから。


仕事中、まったくといっていい程、上の空。
気持ちの切り替えが下手くそなのは、今現在も変わらない。
リアルタイムなことを少し書かせて頂くと、人を信じることが怖いです。
シバは信じる気持ちが、人より強いみたい。
その結果、嘘、嘘、嘘…

…が、今のシバに与えられた試練みたい。どうして自分が?
早く今のシバをここに記したい。

けど、思い出を先に書き綴りたい…

⏰:12/06/07 05:38 📱:F02B 🆔:rBj10EoI


#826 [シバ]
昼休みになり、相変わらず鳴らないケータイとにらめっこ。
この時間まで、どれだけ長かったことか。

弁当の半分以上を食べきれず、昼寝の体勢を取って、ただ時間が過ぎるのを待つことに。
今思えば、自分からメールしてもよかったんじゃない?って地味に後悔してるかなぁ?
…まぁ、どっちにしても結果は同じだったけど。


昼休憩が終わっても、理彩ちゃんからのメールはなかった。




…が、次の休憩時間にピンク色に光るイルミネーションが見えた。

⏰:12/06/07 05:45 📱:F02B 🆔:rBj10EoI


#827 [シバ]
それは、シバのテンションが0からMAXになる瞬間だった。

『遅くなってごめんね。おはよう…な時間でもないね(笑)』

(本当は理彩ちゃん独特の可愛い絵文字や顔文字が使われています)


うわー!うわー!


浮かれてしまい、返信の為、う○こだと言いトイレへ駆け込んだ。


『まぁ、一応おはようだね(笑)返信ないから心配だったよ』

だけ送り、しばらく待つことに。

ニヤニヤが止まらない自分がいて、次の返信でニヤニヤを知らない自分になる。

⏰:12/06/07 05:52 📱:F02B 🆔:rBj10EoI


#828 [シバ]
『今ね、ゆかと一緒にいるんだ…』



ゆーちゃん?
2人は親友なんだから、ごく普通のメールなんだと捉える…ハズだった。


なんでゆーちゃんを優先して、シバにはメール1つ寄越さないんだ?
っていう考えの後、すぐに嫌な予感は的中した。

理彩ちゃんからのメールは続いていた。

『今ね、ゆかと一緒にいるんだ…話し込んでたらメール出来なかった…ごめん。(この辺あまり覚えてないけど、何か食べたとか面白かったとか無茶ぶりな会話を入れてた)…ってか、話ある』

また唐突な内容のメールだ。
けど、最後の一文は、いつか絶対言われる言葉だったと、何となくだけど分かってたよ。

⏰:12/06/07 06:02 📱:F02B 🆔:rBj10EoI


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