それでも貴方と幸せになりたいの。
最新 最初 🆕
#1 [y]
人は何度だって恋をする。


片思い.両想い.嫉妬.束縛.浮気.裏切り.信頼.別れ...


それでもあなたと幸せになりたいの

⏰:10/02/10 06:09 📱:P01A 🆔:Zwei30RY


#2 [y]
「あー、ごめん。
俺彼女いるから。」



一目惚れだった。



彼の名前は斎藤たいち。


高校入学してすぐに

私は恋に落ちた。



⏰:10/02/10 06:12 📱:P01A 🆔:Zwei30RY


#3 [y]
背が高くて、

細身で、

なにかが

周りの人達とは違って


アナタの

いろんな顔を見たいと思った。

いろんな事を知りたいと思った。

⏰:10/02/10 06:21 📱:P01A 🆔:Zwei30RY


#4 [y]
初めて見た日から
頭の中はアナタで
いっぱいだった。



少しでもアナタに
近づきたくて
勇気を出して告白した

高校1年の春―――



あっさりと失恋した。

⏰:10/02/10 06:24 📱:P01A 🆔:Zwei30RY


#5 [y]
私、安藤ゆい。

華の高校生になった
ばかりの春、
あっさりと
失恋してしまった。


「あー!!なんで既に彼女がいるんだよぅ」


⏰:10/02/10 06:27 📱:P01A 🆔:Zwei30RY


#6 [y]
「残念っ!!まあ、男なんていくらでもいるんだから
大丈夫だよっ」

机に頭を伏せて
足をジタバタさせてる私を
励ますように美恵は言った。


「う〜〜…」

⏰:10/02/10 06:30 📱:P01A 🆔:Zwei30RY


#7 [y]
美恵は中学から
ずっと仲良しの親友。

いつもはふざけた
感じだけど、
真剣な話もできるし
考え大人だし、

なにより私の大の理解者。

⏰:10/02/10 06:32 📱:P01A 🆔:Zwei30RY


#8 [y]
「よし、今日はパーっとカラオケにでも行こっか!」

「行く〜。失恋メドレー歌ってやる!!」

「そればっかりなのはやめてよねー」


学校が終わるとすぐに
私たちは、
カラオケへ直行した。

⏰:10/02/10 06:35 📱:P01A 🆔:Zwei30RY


#9 [y]
そしてカラオケが終わり、私たちは駅の近くの
公園のベンチに座った。


「あ〜思いっきり歌ったらすっきりしたかも!やっぱ友達はいいねえ〜。」

「おっ、それならよかった」


どこかに遊びに行っても
公園やファミレス等に
行って語るのは
私たちの日課でもあった。

⏰:10/02/10 06:38 📱:P01A 🆔:Zwei30RY


#10 [y]
この日も私たちは、
いつものように
たわいのない話を
していた。


するとその時、
金髪と茶髪の
いかにもチャラチャラ
したような男が二人、
こっちに近づいてきた。

⏰:10/02/10 06:39 📱:P01A 🆔:Zwei30RY


#11 [y]
二人とも、髪の毛を
ツンツンに盛っている
一言で言うと、ギャル男。


「ねえねえ〜火、持ってる?」

そのうちの一人、
金髪の方が
火の付いてない煙草を
くわえながら
私の前まできた。

⏰:10/02/10 06:40 📱:P01A 🆔:Zwei30RY


#12 [y]
「火?あるよ。」

不振がりながらも
私はライターを
目の前の金髪に渡した。

「まぢ?よかったー。ありがとう」

そう言って金髪は
自分の煙草に火をつけ、
もう一人の茶髪に
ライターを渡すと、
私の前に座りだした。

⏰:10/02/10 06:42 📱:P01A 🆔:Zwei30RY


#13 [y]
「いやさ〜、俺ら二人とも火持ってなかったからどうしようかと思ってたんだよね。君たちが持っててくれて本当よかった!」

そう言った茶髪も、
私たちの前に
座りはじめた。


「え・・てか」

⏰:10/02/10 06:45 📱:P01A 🆔:Zwei30RY


#14 [y]
何、この人たち
当たり前のように
座っちゃってるけど

ただのナンパ!?


「てかその制服、俺らと同じ高校じゃね?」

「まじで?あ、本当だ。」


そんなアタシの気持ちは
知らず、
二人は話し続けた。

⏰:10/02/10 06:47 📱:P01A 🆔:Zwei30RY


#15 [y]
「何年?」

「え…1年。」

美恵がきまづそうに答えた。


「まじ?じゃあ俺らとタメじゃんっ」

⏰:10/02/10 06:48 📱:P01A 🆔:Zwei30RY


#16 [y]
タメにこんな人たち
居たんだ。

斎藤たいちしか
見えてなかったからな、、


「ねえねえ、」

すると目の前の金髪が
私に話しかけてきた。

⏰:10/02/10 06:49 📱:P01A 🆔:Zwei30RY


#17 [y]


「なに?」


「彼氏いるの?」


「居ないけど・・・」

⏰:10/02/10 06:51 📱:P01A 🆔:Zwei30RY


#18 [y]
「そーなんだっ!」


そしてその男は
ニカッと笑い
私の頭にポンと手をのせ、


「可愛いね。」


と、言いだした。

⏰:10/02/10 06:52 📱:P01A 🆔:Zwei30RY


#19 [y]
「や・・っ何!?」

私はすぐに
その金髪の手を
振り払った。


「だって、可愛いと思ったんだもん。超〜タイプッ」


ちょ、ちょっと何、この人。
会っていきなりだよ?

⏰:10/02/10 15:24 📱:P01A 🆔:Zwei30RY


#20 [y]
いきなり来て
当たり前の様に座り出すし
可愛いとか言い出して
いきなり触ってくるし

どんだけ軽い人なのっ


ちゃらい。
苦手なタイプ。

とりあえず第一印象は

最悪。


これが清水リョウとの
出会いだった。

⏰:10/02/10 15:36 📱:P01A 🆔:Zwei30RY


#21 [y]
「あ〜っ、見ぃつけた!!」

次の日の昼休み。

美恵と学校の食堂で
ご飯を食べているとき

どこかで聞き覚えのある
声が聞こえた。

⏰:10/02/10 16:15 📱:P01A 🆔:Zwei30RY


#22 [y]
その声のする方へ
顔を向けてみると
そこに居たのは、

昨日の公園で会った
ギャル男二人だった。

金髪はこっちに向かって
手をふっている。




本当に同じ学校だったんだ。

⏰:10/02/10 16:21 📱:P01A 🆔:Zwei30RY


#23 [y]
二人は私たちの方へ来ると隣の席に座った。


「てかさ〜、名前教えてよ。昨日すぐ帰っちゃうんだもん」

金髪は口を尖らせて
スネたように言った。

⏰:10/02/10 16:28 📱:P01A 🆔:Zwei30RY


#24 [y]
「あ、ちなみに俺はリョウで、こっちがハヤト。」

返事をする前に金髪は続けた。


「アタシはゆい。で、こっちが美恵。」

私はそっけなく答えた。

⏰:10/02/10 16:32 📱:P01A 🆔:Zwei30RY


#25 [y]
「ゆいと美恵ねっ。よろしく〜これから学校とかで見かけてもシカトすんなよなー」

そっけない私の態度を
分かっているのか
いないのか、
リョウは同じテンションの
ままだった。

⏰:10/02/10 16:36 📱:P01A 🆔:Zwei30RY


#26 [y]
「おー?美味しそうなの食ってんじゃん。俺にも食べさせて」

リョウはニコニコしながら
私のお弁当を狙い始めた。


え、いきなり何っ
図々しすぎない!?

⏰:10/02/10 17:14 📱:P01A 🆔:Zwei30RY


#27 [y]
そんなことを思いながらも
その何の悪びれもない
笑顔がなんだか
憎めなくて


「いいよ、」


そう言ってお弁当を渡した。

⏰:10/02/10 17:16 📱:P01A 🆔:Zwei30RY


#28 [y]
「うまーっ」
そう言いながらリョウは
私のお弁当を食べている。


金髪のギャル男と
私のピンクのお弁当箱
それが似合わなすぎて
だんだん可笑しくなってくる。

⏰:10/02/10 17:18 📱:P01A 🆔:Zwei30RY


#29 [y]
「あーっ全部食べないでよっ?」

放っておくと
全部食べられそうだから
そろそろお弁当を
返してもらった。

⏰:10/02/10 17:21 📱:P01A 🆔:Zwei30RY


#30 [y]
「あ〜午後の授業だりぃな」

「だるいよねー」


そろそろ昼休みも終わりの時間。


「あ、ゆい〜赤外線しよっ」

リョウはニカッと笑い、携帯を出した。

⏰:10/02/10 17:23 📱:P01A 🆔:Zwei30RY


#31 [y]
「じゃ、あとで連絡するね〜」

そう言って二人は教室の方に戻って行った。



「ハヤト君、よく見るとかっこいいよね。ちょっといいかも」

そう言ったのは美恵。

⏰:10/02/10 21:12 📱:P01A 🆔:Zwei30RY


#32 [y]
美恵がそんな事言うなんて正直驚いた。

「えーでもあの二人かなりチャラそうじゃん」

「実際はそうでもないと思うけど〜。あ、ハヤト君からメールきたっ。」

そう言って携帯を開く美恵は既に乙女になっていた。

⏰:10/02/10 21:15 📱:P01A 🆔:Zwei30RY


#33 [y]


「はあー疲れた。」

学校から帰った私はソファーに横になってテレビを付けた。


あ、そういえば。


ふと、携帯を見た。

⏰:10/02/10 21:18 📱:P01A 🆔:Zwei30RY


#34 [y]
今日リョウ君と連絡先交換したんだっけ。
何の連絡も来てないな、

美恵はハヤト君から
すぐメール来てたのに…。


って、
何考えてんだろ。


どうでもいいや。

そしていつの間にかそのままソファーで眠ってしまっていた。

⏰:10/02/10 21:20 📱:P01A 🆔:Zwei30RY


#35 [y]
♪♪〜♪♪〜♪♪〜

携帯の音で目が覚めた。


あ、寝ちゃってたんだ。


少し寝ぼけながら
携帯を見た。


着信―リョウ―

⏰:10/02/10 21:30 📱:P01A 🆔:Zwei30RY


#36 [y]
「あ、はい。」


「ゆいちん?リョウだよ」


「うん、分かるよ〜」


「ちゃんと出てくれたんだねっ」

なんだかリョウは嬉しそうだった。

⏰:10/02/10 21:40 📱:P01A 🆔:Zwei30RY


#37 [y]
「てかゆいちん寝てた?」

「あ、うん。ちょっと寝ちゃってたみたい。」

「寝ぼけてるゆいちんも可愛い〜」

「は〜だからそういうのは…」


「あ、てかまた後でかけるわ。じゃあね〜」

ツーツーツー.....

あれ、切れた。

なんだったんだろ。

⏰:10/02/10 22:01 📱:P01A 🆔:Zwei30RY


#38 [y]
まあいいや。



それよりお腹空いた…

お風呂も入らないと。

⏰:10/02/10 23:11 📱:P01A 🆔:Zwei30RY


#39 [y]
ご飯も食べて、
お風呂も入って
部屋でゆっくり
している時、
また携帯が鳴った。


♪♪〜♪♪〜♪♪〜


着信は、
リョウからだった。

⏰:10/02/10 23:14 📱:P01A 🆔:Zwei30RY


#40 [y]
「もしもし」


「あ、ゆいちん?さっきはごめんね。」


「うん、大丈夫だよ。」




「でもさ〜、まさかあの公園で話しかけたのが同じ学校でしかもタメだったなんて思わなかったよ。」


「アタシもびっくりした〜」

⏰:10/02/10 23:16 📱:P01A 🆔:Zwei30RY


#41 [y]
それから私たちは、電話でたくさん話しをした。


一緒に居たハヤトくんとは
小学校からの友達。
クラスは5組で、
私は1組だから
教室は結構遠い、
ってこと。
いつも駅の近くで
遊んでる、とか
たわいのない話
ばかりだったけど


リョウは明るくて面白くて

だんだん、リョウとの話は

とても楽しいものに
なっていった。

⏰:10/02/10 23:29 📱:P01A 🆔:Zwei30RY


#42 [y]
「ゆいはさ〜、好きな人とかいるの?」

いきなりされた質問。

「えっ、、」

その時頭に浮かんだのは

斎藤たいち

それと同時に
浮かんできたのは

俺、彼女いるから

という言葉。


「好きな人は…、いた。」
私は答えた。

⏰:10/02/10 23:35 📱:P01A 🆔:Zwei30RY


#43 [y]
「いた?いる、じゃなくて?」

「うん。」


考えないように
してたけど、
また頭に浮かんできた

斎藤たいち


どうしようもできない
気持ちで切なくなった。

⏰:10/02/10 23:38 📱:P01A 🆔:Zwei30RY


#44 [y]
―――




それからリョウとハヤトとは何度か学校で会い、そのたびに話しかけられるようになった。

リョウからは、ささいな内容だけど毎日メールや電話がくる。

⏰:10/02/11 21:36 📱:P01A 🆔:Rvee8NTY


#45 [y]
学校でリョウを
見かけるときは
いつも周りには
男女問わず友達に
囲まれていた。

あの明るい性格と
人見知りもしない
誰とでも仲良くなる
リョウは、みんなに
親しまれているようだった。

⏰:10/02/11 21:44 📱:P01A 🆔:Rvee8NTY


#46 [y]
美恵とハヤトも
あれから毎日連絡を
取り合っているみたいで、
今では美恵の口癖は
「ハヤト君かっこいい〜」
になってきている。


そんな中、だんだん
四人で話す機会が増え、
私たちは自然と
仲良くなっていった。

⏰:10/02/11 21:47 📱:P01A 🆔:Rvee8NTY


#47 [y]
数日後。

授業が終わり、いつものように美恵と帰る時のことだった。


「ねえ、あれ斎藤君じゃない?」

美恵の言葉に反応した私は、美恵の目線のほうに目をうつした。

「あ…」

⏰:10/02/16 01:06 📱:P01A 🆔:yq1uha3A


#48 [y]
そこに居たのは、

紛れもなく

斎藤たいちだった。


夕陽の光に当たった
斉藤たいちは
より一層かっこよく見えて

アタシの胸をときめかせる。

⏰:10/02/16 01:09 📱:P01A 🆔:yq1uha3A


#49 [y]
そんなアナタは
優しい笑顔で微笑んでいた

でも


その目線の先には



楽しそうに微笑む女の子が

⏰:10/02/16 01:12 📱:P01A 🆔:yq1uha3A


#50 [y]
アナタの手をとり










そして
二人はとても楽しそうに笑いながら

手を繋いで歩いていった。

⏰:10/02/16 01:48 📱:P01A 🆔:yq1uha3A


#51 [y]
アタシは
その二人の背中を


ただ、



見ていることしか出来なかった。

⏰:10/02/16 02:51 📱:P01A 🆔:yq1uha3A


#52 [y]
一瞬、時が止まったような気がした。



一度はきっぱりフラれたものの、目の前であんな仲良しな二人を見て正常で居られる訳がなかった。

⏰:10/02/16 18:11 📱:P01A 🆔:yq1uha3A


#53 [y]
斉藤たいちのあの優しい目
彼女にしか見せない笑顔



斉藤たいちがどれだけ彼女の事を好きなのか
痛い程分かった気がした。

⏰:10/02/16 18:34 📱:P01A 🆔:yq1uha3A


#54 [y]
現実を突きつけられたような、



本当に希望が無くなったような、



どうしようも出来ない胸の痛みがただ残った。

⏰:10/02/16 19:47 📱:P01A 🆔:yq1uha3A


#55 [y]
「ゆいち〜んっ」

そんな時、
聞こえてきたのは
リョウの声だった。

いつもの調子で
話しかけるリョウ。

「あれ〜?元気ない!!!どーしたっ?」

「そんなことないよ。」

私は、力なく少し笑って答えた。

⏰:10/02/16 19:55 📱:P01A 🆔:yq1uha3A


#56 [y]
「ゆい・・。」

そんな私を心配する美恵。


「よし!俺が元気にさせてやる」

リョウはいつもの笑顔で言った。


「あたしも・・ゆいの傍にいてあげたいけど…。」

今からバイトの美恵は申し訳なさそうにしていた。

⏰:10/02/16 20:31 📱:P01A 🆔:yq1uha3A


#57 [y]
「ううん。大丈夫だよっバイト頑張ってきてね!」


そう言ったものの、今は一人でいたくなかった。


一緒にどこか行こう、と言ってくれたリョウがとてもありがたかった。

⏰:10/02/16 20:36 📱:P01A 🆔:yq1uha3A


#58 [y]
美恵とばいばいして、
私とリョウはとりあえず駅の近くの公園まで歩いて行った。


リョウは、私が余計なこと考えないように、

退屈しないように、

ずっと話し続けてくれた。

⏰:10/02/16 20:39 📱:P01A 🆔:yq1uha3A


#59 [y]
この前の面白かった話や
友達で変なやつがいて、、とか
リョウの話は面白くて
いつのまにか
さっきまでの悲しい気持ちが
どこかへいってしまったような気がした。

⏰:10/02/16 20:43 📱:P01A 🆔:yq1uha3A


#60 [y]
「あっ、ゆいちん元気になってきたー」

嬉しそうにニカッと
笑うリョウ。
この笑顔が、
今ではとても安心
するものとなっていた。

「ははっ、そうかな?ありがとね。」

⏰:10/02/16 20:48 📱:P01A 🆔:yq1uha3A


#61 [y]
「まあ、俺がいるじゃん。」

「え?」

「なんかあったら、俺に全っ然頼ってくれていいから!」

⏰:10/02/16 20:58 📱:P01A 🆔:yq1uha3A


#62 [y]
「うん、ありがとっ」



リョウがいてくれてよかったかも。
最初はチャラチャラしてるイメージで印象は悪かったけど、結構いい人なのかも知れない。

⏰:10/02/16 21:04 📱:P01A 🆔:yq1uha3A


#63 [y]
「あ〜、やっぱお前可愛いなっ」

そう言ってリョウは
私の顔を両手で挟み、
グイグイッてしだした。

「やめっ…!」

やっぱり何かこう、
軽いんだよな。

⏰:10/02/16 21:07 📱:P01A 🆔:yq1uha3A


#64 [y]
「俺、夢があるんだ。」

そしてリョウは、
そこにあった
ベンチに座り
自分の夢の話をし始めた。


私も隣に座って
リョウの話を聞いた。

⏰:10/02/16 21:09 📱:P01A 🆔:yq1uha3A


#65 [y]
リョウの夢は

DJで有名になること。

昔から音楽が大好きで

12歳からずっと
お金を貯めて
去年自分で買った
ターンテーブルで
いつも練習していること。

⏰:10/02/16 21:12 📱:P01A 🆔:yq1uha3A


#66 [y]
リョウは照れながら

少し恥ずかしそうに


でもとても楽しそうに

とてもうれしそうに
語ってくれた。

⏰:10/02/16 21:13 📱:P01A 🆔:yq1uha3A


#67 [y]
それを話しているリョウは
とても輝いているように
見えて

聞いてるこっちも
なんだかうれしくなって

応援してあげたいな

って思ったんだ。

⏰:10/02/16 21:15 📱:P01A 🆔:yq1uha3A


#68 [y]
チャラチャラしてるけど
自分の夢を持っていて
前向きに夢を実現しようと頑張っているリョウ

ちゃんと自分の考えを持っているリョウを

応援してあげたいな
って思ったんだ。

⏰:10/02/16 21:53 📱:P01A 🆔:yq1uha3A


#69 [y]



「アタシ、彼氏できたよっ」

嬉しそうに
話し出したのは、
美恵だった。

⏰:10/02/16 21:56 📱:P01A 🆔:yq1uha3A


#70 [y]
もちろん相手はハヤト。

二人は連絡先を
交換して以来
毎日連絡をとっていて
何度か二人で
遊んだりもしていたし、

誰が見てもラブラブな
二人が付き合うのは
時間の問題だな、
と思っていた。

⏰:10/02/16 21:58 📱:P01A 🆔:yq1uha3A


#71 [y]
「まぢで?よかったじゃんっ」

「昨日ね、ハヤトと遊んだ時に告られたのーっ」

美恵はとても嬉しそうに
話してくれた。


大好きな美恵の幸せ、
私もとっても嬉しくなった。

⏰:10/02/16 21:59 📱:P01A 🆔:yq1uha3A


#72 [y]
そしてその日はずっと美恵のノロケ話を聞かされた。

「いいな〜、アタシにも幸せ分けてくれよお」

「ゆいはリョウ君とどうなの?」

「えっ?別に何もないよ!」

⏰:10/02/16 22:01 📱:P01A 🆔:yq1uha3A


#73 [y]
「リョウ君はゆいにべた惚れだし、ゆいもなんだかんだ言ってリョウ君のこと好きになっちゃったとかじゃないの〜?」

「はっ!?やめてよーお互い全然そんなんじゃないし」

⏰:10/02/16 22:09 📱:P01A 🆔:yq1uha3A


#74 [y]
確かにリョウは、
あのあともずっと
「可愛い」だの、
「タイプー」だの
言ってくるけど
それは、ふざけてで

別に深い意味
とかじゃないよ。

あんな風に軽く言われて
アタシの事好きなんだな、
とかそう思えるほど
自分に自信もなかった。

⏰:10/02/16 22:13 📱:P01A 🆔:yq1uha3A


#75 [y]
「いや、分からないよ〜」

美恵はどうしてもそれは
折れなかった。

⏰:10/02/16 22:16 📱:P01A 🆔:yq1uha3A


#76 [y]
斎藤たいちを見ると
やっぱり今でも
反応してしまうけど

だんだん元気に
なってきたのも
リョウのおかげ
なのかなって

退屈な授業を
受けている私は
そんなことを思った。

⏰:10/02/16 22:17 📱:P01A 🆔:yq1uha3A


#77 [y]
「ゆい〜、今日四人で帰ろっ」

授業が終わって
話しかけてきたのは美恵。四人というのは、
私、美恵、リョウ、ハヤト
の四人。

「うん、いいよ〜」

そう言って私たちは
二人の待つ昇降口へ向かった。

⏰:10/02/16 22:19 📱:P01A 🆔:yq1uha3A


#78 [y]
昇降口の方まで行くと
金色の髪と茶色の髪の
二人組は目立つから
すぐ分かった。

「ハヤト〜」

美恵はハヤトを見つけると
すぐに駆け足で
ハヤトの方に向かった。

その後を私はついていく。

⏰:10/02/16 22:21 📱:P01A 🆔:yq1uha3A


#79 [y]
美恵はハヤトに
もう、べったり。

そんな幸せそうな
乙女な美恵が
可愛くてしょうがない。


「おい、お前らラブラブしすぎなんだよっ」

リョウはそう言って
二人の間に入って行った。
でも、
そんな二人に負けてか、
すぐ私の方に戻ってきた。

⏰:10/02/16 22:24 📱:P01A 🆔:yq1uha3A


#80 [y]
「なんだあいつら。見せつけやがって・・。よし、俺らもラブラブしよっかー」

そう言って
抱きしめてこようとした
リョウを私は
サッとかわした。

⏰:10/02/16 22:25 📱:P01A 🆔:yq1uha3A


#81 [y]
こんなリョウの扱いに
私もだんだん慣れてきた。

「ゆいちんひどーいっ」

口を尖らせながら
ブツブツ何か言っている。


そんな時―、

⏰:10/02/16 22:27 📱:P01A 🆔:yq1uha3A


#82 [y]
「リョウ〜!!」

後ろの方から女の声が聞こえた。

⏰:10/02/16 22:29 📱:P01A 🆔:yq1uha3A


#83 [y]
リョウはその声に振り向くと、

「あ、ごめん。先行ってて」

私にそう言い、
ちょっと離れている
女の方へ行ってしまった。

⏰:10/02/16 22:30 📱:P01A 🆔:yq1uha3A


#84 [y]
「はいよ、」


そう返事して
私は先に行ってしまった美恵たちを追いかけた。



ちょっと気になって
少し歩いてから
私は後ろを振り返った。

⏰:10/02/16 22:31 📱:P01A 🆔:yq1uha3A


#85 [y]
そこではリョウと
ギャルっぽい女の人が

とても仲良さそうに話をしているのが見えた。



そのギャルはリョウの
金髪で襟足が長い髪を
引っぱりながら
楽しいそうに話していた。


リュウもまんざらではなさそうに見えた。

⏰:10/02/16 22:32 📱:P01A 🆔:yq1uha3A


#86 [y]
―――

一旦失礼します。
感想板作りました
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/4700/

読んで下さってる方が
居ましたら
よろしくお願いします

⏰:10/02/16 22:47 📱:P01A 🆔:yq1uha3A


#87 [y]
そして、リョウを抜いた私たちは、駅の方のファミレスに先に入ることにした。

適当にドリンクバーや
ちょっとしたものを頼み
くつろいでいた。

美恵とハヤトは相変わらず
べったりくっついている。

「幸せ者!いいな〜っ」

私は自然と言葉が出た。

⏰:10/02/17 00:41 📱:P01A 🆔:QBVkUvqY


#88 [y]
「てか、お前らもさっさと付き合っちゃえよ」

ハヤトが私に言った。

「え〜?誰とだよっ」


「ゆいとリョウだろっ!あいつ、ゆいにまぢだよ〜」

リョウ?

だって
リョウはさっき・・・

⏰:10/02/17 00:42 📱:P01A 🆔:QBVkUvqY


#89 [y]
「確かに〜ゆいもなんだかんだ言ってリョウ君好きみたいだしっ」

美恵もハヤトの言葉にのった。


ちょっと、美恵っ

「まぢで〜?」


「だからっ…!!」

⏰:10/02/17 00:44 📱:P01A 🆔:QBVkUvqY


#90 [y]
「アタシは、あんな金髪で髪が長いの、無理だもん。」


ギャルが触っていた襟足…


「いかにもギャル男って感じだし…」


ギャルとリョウの
楽しそうな顔が
頭から離れなくて

⏰:10/02/17 00:46 📱:P01A 🆔:QBVkUvqY


#91 [y]
「てかまず、ギャル男が無理だもん。恋愛対象にはならないから!」


止まらなかった。


「しかもなんかチャラそうっていうか、、」




美恵とハヤトの表情が
だんだん
ひきつっていくのが
分かった。

⏰:10/02/17 00:47 📱:P01A 🆔:QBVkUvqY


#92 [y]
あ‥


アタシ、何言ってるんだろ

言いすぎたかな。。

なんか冷やかされて無駄に必死になって、、





そのとき





「たしかにっ!」



後ろから声がした。

⏰:10/02/17 00:48 📱:P01A 🆔:QBVkUvqY


#93 [y]
「確かに、この髪はないね〜。」


そこに居たのは
リョウだった。

いつもの調子で笑うリョウ。
でもちょっと
寂しそうな目を
しているリョウ。

⏰:10/02/17 08:56 📱:P01A 🆔:QBVkUvqY


#94 [y]
何でそんな目をしてるの?

さっきはあんなに
楽しそうに
笑ってたじゃない。

だってリョウが…

リョウは…



⏰:10/02/17 08:58 📱:P01A 🆔:QBVkUvqY


#95 [y]
「あ、俺コレ食べよっ。やべー超はらへった。」

リョウはそのまま
席に座り、
いつもの感じで話している。


「ははっ、だから〜」


一瞬きまづい雰囲気に
なった空気も
すぐにもとの雰囲気に
戻ったようにみえた。

⏰:10/02/17 09:00 📱:P01A 🆔:QBVkUvqY


#96 [y]
なんであんなに
イライラしてたんだろう。

なんであんな事
言ったんだろう。

そんなにムキに
なるような事?

だからと言って、

アタシ、

最悪。

⏰:10/02/17 09:09 📱:P01A 🆔:QBVkUvqY


#97 [y]
隣で喋ってるのは
いつものリョウだけど

いつもと違うのは
リョウは私に
話しかけてくれなくて、
私と目を合わせようとも
しなかった。

⏰:10/02/17 09:23 📱:P01A 🆔:QBVkUvqY


#98 [y]
そして駅で私たちは
バイバイして、
家が近い美恵と
そこから二人で帰った。

「ゆい、あんな風に冷やかしちゃってごめんね。」

美恵は、自分のせいで、と
気にしているようだった。

「ううん、気にしないで」

美恵が悪いんじゃない。

⏰:10/02/17 09:26 📱:P01A 🆔:QBVkUvqY


#99 [y]
「なんかね、」

そして私は、
昇降口で見た事を話した。

「それを思い出したら、止まらなくなっちゃって・・


あたしひどい事言ったよね。」


あの女の人は
誰だったんだろう

どういう関係なの?

⏰:10/02/17 09:28 📱:P01A 🆔:QBVkUvqY


#100 [y]
でも、あれから
あたしと目も合わせようと
しなかったし

あたし、もう嫌われちゃったかな。

もう、今までみたいに
仲良くなんて
無理だよね。

自分が起こした種だって
分かってる。

それでもリョウの
あの冷たい態度が
正直、ショックで
仕方なかった。

⏰:10/02/17 09:31 📱:P01A 🆔:QBVkUvqY


#101 [我輩は匿名である]
読んでるよ!ゆりちゃん頑張って

⏰:10/02/17 13:29 📱:PC 🆔:☆☆☆


#102 [y]
「なんだ〜っ!」

私の気持ちとは裏腹に
美恵はニコニコしている。

「それって、嫉妬だよねっ?」

嫉妬?

「いや、違うよ!だって、リョウが他の女の子にもあんな事しちゃってさー…」
って、
これが嫉妬か。

それでも私の気持ちは
複雑だった。

⏰:10/02/17 18:03 📱:P01A 🆔:QBVkUvqY


#103 [y]
次の日。

あー、学校行きたくないよ…


今日は休もうかな、
どうしよう。
私は、
部屋から出れないでいた。

⏰:10/02/17 18:07 📱:P01A 🆔:QBVkUvqY


#104 [y]
「ゆい〜!!早くしなさいっ」


その声と同時にお母さんが
部屋に入ってきた。

「もう、遅れちゃうでしょ!早くね」


「・・・はあーい。」

⏰:10/02/17 18:08 📱:P01A 🆔:QBVkUvqY


#105 [y]
慌ただしい朝。

慌ただしいお母さんに

私はさっさと家から
出されてしまった。



リョウに会いたくない。

重たい足を引きずって
私は学校へ向かった。

⏰:10/02/17 18:08 📱:P01A 🆔:QBVkUvqY


#106 [y]
学校に着くと、
昇降口で何人かが
集まっていた。

「なんだそれ〜っ」

なんだか
盛り上がっている様子。

ふと、そっちを見ると、
その集団の中に
ハヤトが居るのが見えた。

ハヤトは、
あたしに気付くと

「あ、ゆいちゃん来たよ〜」

と言い出した。

⏰:10/02/17 18:10 📱:P01A 🆔:QBVkUvqY


#107 [y]
えっ・・?



その集団の中から
出てきたのは


・・・リョウ?

「あ、ゆいちんおはよっ」

いつもの笑顔で
こっちに近づいてきた。

リョウなんだけど、

顔はリョウなんだけど
何かが違う。

あれ、

「髪・・・」

⏰:10/02/17 18:11 📱:P01A 🆔:QBVkUvqY


#108 [y]
きっと会ったら
きまづいだろうなとか、
何て話しかけようとか、
ちゃんと話して
くれるかなとか、

色々考えてた私の頭は
一瞬で別のことに変わった。

⏰:10/02/17 18:13 📱:P01A 🆔:QBVkUvqY


#109 [y]
何故なら

リョウはいつものように
"ゆいちん"って
話かけてくれたから。

そして、リョウの
綺麗に金に染まってた髪が
襟足が長く伸びていた髪が


真っ黒の短髪になっていた。

⏰:10/02/17 18:14 📱:P01A 🆔:QBVkUvqY


#110 [y]
>>101 匿名さま

ありがとうございます


bbs1.ryne.jp/r.php/novel/4700/

⏰:10/02/17 18:16 📱:P01A 🆔:QBVkUvqY


#111 [y]
「どう?イメチェン」


リョウは照れながら恥ずかしそうに笑った。

「一瞬誰かと思ったけど、似合ってる。」


金髪のイメージ
しかなかったから
少し変な感じもしたけど、
黒髪の短髪も
とてもよく似合っていた。

⏰:10/02/19 00:54 📱:P01A 🆔:CKiMapbU


#112 [y]
でも、なんかリョウじゃないみたいで

「ぷぷっ・・」

ちょっと笑ってしまった。


「おい、笑ってんなよ〜!」

そう言われ
リョウに頭をぶたれた。

⏰:10/02/19 00:57 📱:P01A 🆔:CKiMapbU


#113 [y]
「だってー(笑) 何?いきなりどうしたの?」


ぶたれた頭を
押さえながら言うと、
さっきまで
ふざけてたリョウが
真剣な顔つきになった。



「俺、ゆいちんの恋愛対象じゃないのとか嫌だから。」

⏰:10/02/19 01:00 📱:P01A 🆔:CKiMapbU


#114 [y]
「はっ!?」


予想外の返答だった。

意味がよく、分からない。


私は混乱状態の頭の中を
落ち着かせてから、
もう一度考えた。


あ、


「昨日、あたしが言ったこと!?」

⏰:10/02/19 01:04 📱:P01A 🆔:CKiMapbU


#115 [y]
そう言うと同時に
また罪悪感が
襲いかかってきた。


「昨日は本当にご――」
「俺さ、本気でゆいちん好きだよ。」


リョウの声で私の"ごめん"はかき消された。

⏰:10/02/19 01:08 📱:P01A 🆔:CKiMapbU


#116 [y]
そして私の頭はまた混乱する。


「昨日ゆいちんが言ってたの聞いて、すげーショックだった。まじで好きなんだなって思ったんだよね」


そう言ったリョウは
真剣だった。

⏰:10/02/19 01:11 📱:P01A 🆔:CKiMapbU


#117 [y]
そんなの、
アタシだって…

リョウが他の女の子と
仲良さげに話してるの見たり
リョウに冷たくされたり
目も合わせようとしてくれなかったし

すっごくすっごく
ショックだったし
悲しかったんだから


そう言ってしまいたかった。
でもそれって…

⏰:10/02/19 01:14 📱:P01A 🆔:CKiMapbU


#118 [y]
――キーンコーン


そのとき、

タイミングが
いいのか悪いのか、
学校のチャイムが鳴った。

「リョウ、先行ってるよ!」

昇降口に居た集団は
そう言って教室の方に
戻っていった。

⏰:10/02/19 01:21 📱:P01A 🆔:CKiMapbU


#119 [y]
「あ、じゃああたしも教室戻るね、」


なんでかは
よく分からないけど、
混乱した私は
とりあえずその場から
離れたかった。

⏰:10/02/19 01:24 📱:P01A 🆔:CKiMapbU


#120 [y]
私はリョウとバイバイして
教室に戻った。

教室に着くと
もう既に先生が居たので
急いで席に着いた。

⏰:10/02/19 01:26 📱:P01A 🆔:CKiMapbU


#121 [y]
確かにあのときのリョウは
真剣だった。

鈍感な私にでも
リョウの真剣さは伝わった。


嬉しくなかったなんて、嘘

でも、
私の中の何かが
邪魔をしている。


斉藤たいち


私は斉藤たいちが
好きだった。

一目惚れだけど

失恋したけど

好きだった。

⏰:10/02/19 01:28 📱:P01A 🆔:CKiMapbU


#122 [y]
それなのに
今はリョウが好き?

そんなに私の心は
すぐ変わるものなの?

ちょっと優しく
されたからって
自惚れてるんじゃないの


私には変なプライド
みたいなものがあった。

⏰:10/02/19 01:29 📱:P01A 🆔:CKiMapbU


#123 [y]
――キーンコーン

気付くと、
もう授業終わりのチャイム
が鳴り始めた。



チャイムと同時に
美恵が私の席まで来た。


「ハヤトに聞いたよ!リョウくんに告られたんだって?」


美恵がニヤニヤしながら
私の隣の席に座った。

⏰:10/02/19 01:33 📱:P01A 🆔:CKiMapbU


#124 [y]
「なんで知ってるの!?」

「ハヤトからメールきた」

そう言って美恵は
携帯を出した。

⏰:10/02/19 01:35 📱:P01A 🆔:CKiMapbU


#125 [y]
「リョウくん、自分から告白したり、あんな風に積極的なの初めてらしいよ」


「えっ?本当に!?」

リョウは会ってすぐに
「タイプ」とか「可愛い」
とか言うくらいなのに…?



「本当に意外だよね。」


まさにその通り。
意外だった。

⏰:10/02/19 01:36 📱:P01A 🆔:CKiMapbU


#126 [y]
「それほど好きなんだよ、きっと。ハヤトも驚いてた」


「そうなんだ、」

驚きながらも、
内心嬉しかった。


「私はゆいがリョウくんと付き合ったらいいなって思うよ」


「うん…」


「斉藤くんは彼女居るんだし、好きって言ってくれるリョウくんにいってもいいんじゃない?」

⏰:10/02/19 01:38 📱:P01A 🆔:CKiMapbU


#127 [y]
美恵…


美恵は、いつも私の背中を押してくれる。

それはとても優しくて

とても安心して


誰かに言って欲しかった
言葉をいつも言ってくれる。

⏰:10/02/19 01:41 📱:P01A 🆔:CKiMapbU


#128 [y]
夕暮れの公園。

綺麗に植えてある
木や花が並び、
そこにベンチが2つ。

そのベンチには
タバコを吸いながら
座っている男の人がいる。


あのあとメールで

"駅の近くの公園に来て"

と呼ばれた私は、
その公園に行き
リョウを見つけた。

⏰:10/02/19 01:44 📱:P01A 🆔:CKiMapbU


#129 [y]
そしてリョウが座るベンチまで行くと、

「座って」

私に気付いたリョウは、
ベンチの端に移って
私が座るスペースを
開けてくれた。

私は言われた通り、
リョウの隣に座った。

⏰:10/02/19 01:46 📱:P01A 🆔:CKiMapbU


#130 [y]
「やっぱ、黒い髪のリョウ見慣れないよ〜!リョウじゃないみたい」

そう言って
リョウの髪の毛を
クシャクシャにした。

なんか、
少しでも間があくと
きまづい雰囲気に
なっちゃうんじゃないか
って思うと、
何かを喋らずには
いられなかった。

⏰:10/02/19 01:50 📱:P01A 🆔:CKiMapbU


#131 [y]
「うるせーよっ!俺は結構気に入ってるんだから」

そう言ってクシャクシャに
された髪を直すリョウ。




いつもの2人。
よかった、いつもの2人。

⏰:10/02/19 01:54 📱:P01A 🆔:CKiMapbU


#132 [y]
気付いたら夕陽が沈み、
夜になっていた。


どれくらい喋ってたんだろう。


「楽しい時間はあっという間に過ぎるってホントだね」


「たしかに!あ〜、俺やっぱゆいちん大好きだわ」

⏰:10/02/19 02:01 📱:P01A 🆔:CKiMapbU


#133 [y]
無邪気な笑顔に
優しい目、

例えるなら犬かな。
前から思ってたけど
リョウって
犬に似てる。

そんな事を思っていた。



「ゆいちん、俺と付き合って」

⏰:10/02/19 02:03 📱:P01A 🆔:CKiMapbU


#134 [y]
「え、あ‥でも、」


嬉しい、
嬉しかった。


「でも…

あたし、わがままだよ?」

「うん。ゆいちんはわがままくらいが調子いいよ」


「嫉妬やきだよ?」

「いや、それは嬉しいことでしょ」

⏰:10/02/19 02:08 📱:P01A 🆔:CKiMapbU


#135 [y]
「それに、自己中だしどうしようもないよ?」

「だから、そんなゆいちんがいいんだってば」


ほら、
また犬みたいに笑うの。

こんな優しいリョウに、
私はとっくに
惹かれていたのかも知れない。





「よろしくね」

⏰:10/02/19 02:11 📱:P01A 🆔:CKiMapbU


#136 [y]
――――

ここで一旦切ります
また更新します

見て下さってる方
居ましたら
よかったらお願いします

bbs1.ryne.jp/r.php/novel/4700/

⏰:10/02/19 02:14 📱:P01A 🆔:CKiMapbU


#137 [y]
6月26日。

今まではなんでもなかった
この日は、
アタシとリョウの
大切な日になった。

付き合った記念日。

アタシは幸せで
いっぱいだった。

⏰:10/02/20 00:50 📱:P01A 🆔:V.uQHm4o


#138 [y]
これから来る夏にも
期待と希望に
満ち溢れていた。

「夏休みは〜、花火大会行くでしょ、祭り行くでしょ、海とかプールもいっぱい行きたい!!!」

「楽しみだね〜、ゆいちん」

もうすぐ来る夏休みの
予定が一つずつ、一つずつ
増えて行くのが
とても楽しみで
仕方なかった。

⏰:10/02/20 03:38 📱:P01A 🆔:V.uQHm4o


#139 [y]
「美恵ー、これの中からならどれがいいと思う?」

デパートの
水着コーナーの中、
アタシと美恵は
両手いっぱいに
水着を抱え、
頭を悩ませていた。

ドット柄にボーダー、
レースにでかリボン…

どれも可愛い水着ばかりで
試着しては、

「こっちもいいかな?」
「リョウはどっちが好きかな?」

と悩み続け、かれこれ2時間。

⏰:10/02/20 03:41 📱:P01A 🆔:V.uQHm4o


#140 [y]
私はドット柄の水着、
美恵はレースの水着
に決定した。

「お買い上げありがとうございました〜」

一緒に悩んでくれた
店員さんに満足の微笑みで
見送られた私たちは、
またすぐに
エスカレーターに乗り、
上の階を目指した。

「次は浴衣決めなきゃ〜」

⏰:10/02/20 03:43 📱:P01A 🆔:V.uQHm4o


#141 [y]
無事に浴衣も決まったころ
携帯が鳴った。

♪♪〜♪♪〜♪♪〜
―リョウ―

「もしもーし」

「おう、何してるの?」

「今ねー買い物してる。
水着と浴衣、
楽しみにしててねっ」

⏰:10/02/20 16:23 📱:P01A 🆔:V.uQHm4o


#142 [y]
「まじでー早く見たいわ!
あ、じゃあ今から先輩んとこ
行くからまたかけるね〜」

「はいよ、ばいばーい」


こんな些細な電話だけど
リョウは電話を
かけてきてくれる


こんな些細な電話が
アタシはとても嬉しかった。

⏰:10/02/20 16:23 📱:P01A 🆔:V.uQHm4o


#143 [y]
付き合う前から
仲がよかったし
連絡もしょっちゅう
取っていたし

付き合ったからといって
そこまで大きく
何かが変わった
ということはなかった。

それでもこんな
些細な電話や
些細な行動に
少しづつリョウの愛情を
感じたりもしていた。


そして気づかぬ間に
自分の気持ちもどんどん
大きくなっていった。

⏰:10/02/20 16:25 📱:P01A 🆔:V.uQHm4o


#144 [y]
「ごめん、待ったー?」


正式に「付き合って」から
何度目かのデート。

待ち合わせは
駅の近くの
一番大きい木の前。

一番分かりやすい場所で
待ち合わせ場所に
よく使われているため、
この日も木の周りには
たくさんの人が居た。

⏰:10/02/20 16:27 📱:P01A 🆔:V.uQHm4o


#145 [y]
その人ごみの中から
リョウを見つけるのと同時に
リョウも私に気付き、
ニコってしてくれる。
そのとき胸がキュンて
高鳴る瞬間が好き。

「もう5時間くらい待ったよー。
寝るとこだった。(笑)」

「ごめんごめん(笑)どこ行く?」

「俺、行きたいとこ
あるから行っていい?」

「うんいいよっ」

そう言ってリョウは歩きだし、
その後を私はついていった。

⏰:10/02/20 16:30 📱:P01A 🆔:V.uQHm4o


#146 [y]
リョウの二歩くらい
後ろを歩く。

"私のために"と
染めてくれた黒髪も
日が経つにつれ
だんだん色が落ちて
今では茶色になっていた。


駅から10分ほど裏の方の
道を歩いて行くと
服屋や雑貨屋など
たくさん並んでいる通りにでた。

⏰:10/02/23 05:29 📱:P01A 🆔:hPbk9qXU


#147 [y]
リョウの二歩くらい
後ろを歩く。

"私のために"と
染めてくれた黒髪も
日が経つにつれ
だんだん色が落ちて
今では茶色になっていた。


駅から10分ほど裏の方の
道を歩いて行くと
服屋や雑貨屋など
たくさん並んでいる通り
にでた。

⏰:10/02/28 00:45 📱:P01A 🆔:JQWrTVUg


#148 [y]
服は、ストリート系や
B系のショップが多く、
黒人やおしゃれな男の人、
B系の女の人とかが
店の前で客引きを
しているのが目立つ。


「こっちの方とかよく来るー?」

私は駅前のデパートとかで
買い物するのが多いから
こっちの方まで来ることは
滅多になかった。

⏰:10/02/28 00:46 📱:P01A 🆔:JQWrTVUg


#149 [y]
「あんまり来ないかなー」

「そうなんだ、
でも女の服B系はあるけど
店は男モンばっかだもんね」


それでも、あんまり来る
機会がなかった
こっちの方は、
おしゃれな店が多くて
魅力的に思えた。

⏰:10/02/28 00:48 📱:P01A 🆔:JQWrTVUg


#150 [y]
「あ、リョウ!
新しいの入ったよ〜」

外にいた店員さんが
リョウを見つけると、
話しかけてきた。

その人だけではなく、
いろんな店員さんが
リョウを見つけては
話かけてきた。

リョウはよく来るみたいで
知り合いも多かった。

そして、少し歩いたところ
の地下へ続く階段を降りた。

⏰:10/02/28 00:49 📱:P01A 🆔:JQWrTVUg


#151 [y]
「ここ、俺がよく来るレコード屋」

「へえ〜そうなんだ」

レコード屋に入るのは
初めてだった。

店内ではR&Bの音楽が
流れてて、
CDよりも全然大きい
レコードが
ずらーっと並んであった。

⏰:10/02/28 00:50 📱:P01A 🆔:JQWrTVUg


#152 [y]
「お、来たか。
お前の好きそうなやつ結構入ったよ」

「まじっすか」

Bキャップを被った
ストBぽい
店員のお兄さんが
話しかけてきた。

その人は私に気付くと、
ニコって会釈してくれたの
で私もニコって返した。



「何?次こそ彼女?」

お兄さんはリョウに言った。

⏰:10/02/28 00:51 📱:P01A 🆔:JQWrTVUg


#153 [y]
次こそ…?


「はい、そうっす。」


ちょっと気になりつつも
リョウに言われるがまま
私はお兄さんに紹介され、

「で、こっちが藤原さん。
俺の中学の先輩なんだ。」

とお兄さんを
紹介してくれた。

⏰:10/02/28 00:53 📱:P01A 🆔:JQWrTVUg


#154 [y]
「彼女可愛いね、大切にしてやれよっ」

藤原さんがそう言うと

「はい、俺の自慢っすから」

リョウは笑いながら答えた。

「うわーアツいね。」

⏰:10/02/28 00:56 📱:P01A 🆔:JQWrTVUg


#155 [y]
私は少し恥ずかしく
なりながらも、
リョウの知り合いに
紹介されて嬉しかった。


それからリョウは
店内のレコードをあさり始めた。

そのリョウはとても
目が輝いていて、
レコード一枚一枚を
真剣に見ていた。



こんなに夢中のリョウ、
初めて見た。

私なんて忘れられてる
んじゃないかって
くらい夢中のリョウに
少しヤキモチ妬きつつも

そんなリョウがとても
いとおしい。


もっともっと
いろんなリョウを
見たいって思ったんだ。

そして
私にも同じくらい
夢中になってほしい、と

そっと願った。

⏰:10/02/28 00:57 📱:P01A 🆔:JQWrTVUg


#156 [我輩は匿名である]
書かなぃの??
楽しみにしてるのに…

⏰:10/03/04 03:10 📱:SH906i 🆔:YLf8Sqzg


#157 [y]
ありがとうございます

更新遅くなって
すみません
今から書きます

⏰:10/03/05 01:38 📱:P01A 🆔:HvwHcrEs


#158 [y]
「あいつは、本当にいい奴だよ」

そんな時、藤原さんが言った。

「え、あ、はいっ」

そう言ってリョウを見る
藤原さんは、
まるで弟を見るかのような、
温かい目をしていた。

⏰:10/03/05 01:40 📱:P01A 🆔:HvwHcrEs


#159 [y]
「…ただ、苦労するぞー(笑)」

でもすぐにその温かい目は
意地悪な目に変わった。


「え…何でですか!?」

「なんてね、まあ2人はアツアツだから大丈夫かっ(笑)」


藤原さんが言っていた
意味をこの時は
よく分かっていなかった。

⏰:10/03/05 01:41 📱:P01A 🆔:HvwHcrEs


#160 [y]
リョウは何枚かレコードを買い、
藤原さんと少し喋ったりした後、
私たちは店を出た。


そして色んな店に入っては
ウインドウショッピング
を楽しんだ。


そして私たちは
キラキラしている
雑貨屋さんに入った。

⏰:10/03/05 01:43 📱:P01A 🆔:HvwHcrEs


#161 [y]
ネックレスやピアス、ブレス等も
ずらーっと並んでいる。


「あ、これ可愛いー!」

私はダイヤみたいな石が付いてる
シルバーのピアスを手に取った。

⏰:10/03/05 01:43 📱:P01A 🆔:HvwHcrEs


#162 [y]
「いいねー。
すみません!これ下さい。」

そのピアスをリョウに見せると、
リョウは店員さんを呼んだ。

「え?ちょっと・・」

⏰:10/03/05 01:43 📱:P01A 🆔:HvwHcrEs


#163 [我輩は匿名である]
失礼しますホ
>>100-200

⏰:10/03/05 13:59 📱:W65T 🆔:F.iX.9lY


#164 [y]
――――

「ありがとうございました。」


お店を出ると、
リョウはさっき買った
ピアスを出し、

「はい、これ付けてね。
俺とお揃いっ」

そう言ってピアスを
一つ渡された。

⏰:10/03/05 18:17 📱:P01A 🆔:HvwHcrEs


#165 [y]
お揃いのピアス。
初めてのお揃い。

「ありがと」

私は嬉しくて
仕方なかった。

さっそく
左耳に付けてみた。

⏰:10/03/05 18:18 📱:P01A 🆔:HvwHcrEs


#166 [y]
「可愛いー似合ってる」


そう言ってリョウの右の指が
私の左耳に触れた。

リョウに触れられた左耳は
一気に熱くなり、
心臓の鼓動も早くなる。

リョウにバレる、と
すぐにリョウの手を振り払った。



リョウは笑っていた。


ちょっと悔しかったけど
私も笑った。

⏰:10/03/05 18:19 📱:P01A 🆔:HvwHcrEs


#167 [y]
「じゃあまた明日学校でね」


夕日も沈みきったころ、
リョウは私の家まで
送ってくれた。

私はバイバイ、と
手を振って家に入った。

「ただいま〜」

部屋に着いて一番に
化粧を落とす。

鏡を見ると、
左の耳が光る。

「あ・・」

⏰:10/03/05 18:21 📱:P01A 🆔:HvwHcrEs


#168 [y]
私は左耳に付いてる
ピアスをそっと外した。



私の耳の穴は両耳に一つずつ。

私はケースから安全ピンを出して
左のもともと開いていた
穴の上にプツっと刺した。

「イタっ」

⏰:10/03/05 18:22 📱:P01A 🆔:HvwHcrEs


#169 [y]
イタイ…

けどちゃんと穴があいた。


もう一度ピアスを
はめてみた。


ずっと付けていたいな
リョウ喜ぶかな?


さっきまで一緒に
居たのに
また会いたくなる

⏰:10/03/05 18:23 📱:P01A 🆔:HvwHcrEs


#170 [y]
♪♪〜♪♪〜
着信―リョウ―


そんなとき
携帯が鳴った。

画面に表示された
文字を見た瞬間、

すぐに通話ボタンを
押した。

⏰:10/03/05 18:23 📱:P01A 🆔:HvwHcrEs


#171 [y]
「ゆいちーん。家着いたよ」


受話器から聞こえる
愛しい声。

「お疲れ、今日はありがとね」

「とんでもございませんよ(笑)」

「ピアス超気に入ったよ
ありがとーっ」

⏰:10/03/05 18:26 📱:P01A 🆔:HvwHcrEs


#172 [y]
「つーか、ゆいちんの声
まじ癒されるわ〜」


アタシだって
今すごく癒されてます。


「リョウ?」

「んー?」



「好きだよ」



いつもは恥ずかしくて
言えないけど
今日は素直になれた、

⏰:10/03/05 18:26 📱:P01A 🆔:HvwHcrEs


#173 [y]
「…」


あれ?
返答がない。
私は不安になった。

「リョウ?」


「初めてゆいちん
"好き"って
言ってくれたね」




「俺もゆいちん大ー好きだよ」

⏰:10/03/05 18:27 📱:P01A 🆔:HvwHcrEs


#174 [y]
一旦ここで切ります

bbs1.ryne.jp/r.php/novel/4700/

⏰:10/03/05 18:31 📱:P01A 🆔:HvwHcrEs


#175 [y]
「つーかやべえ、また会いたくなってきたじゃんよー」


ねえリョウ、

これが両想いなんだね
両想いって
すっごくすっごく
幸せなんだね

この幸せを
ずっとずっと
感じていたいって
思ったよ

⏰:10/06/09 23:21 📱:P01A 🆔:8mBybwRw


#176 [y]
それからあっという間に
夏休みが訪れた。


「花火買ってきたよー!!」

でっかい袋を持って
こっちに向かって
歩いてくるのは
リョウとハヤト。

「やっばー!超多いじゃんっ」

「全部できるかな?」

⏰:10/06/09 23:22 📱:P01A 🆔:8mBybwRw


#177 [y]
美恵と私は二人が買ってきた
花火の多さに興奮気味だった。

「あの店の花火、ほとんど俺らで買い占めたよな!」

「まじでーすごっ」

ロケット花火、打上花火、ねずみ花火等、色んな種類の花火をとりあえず並べて、ろうそくを立て火を付けた。

⏰:10/06/09 23:23 📱:P01A 🆔:8mBybwRw


#178 [y]
火を付けた瞬間から
私たちの花火祭は始まった。

白、赤、黄、青…
色んな光が飛び散る、

花火が燃える音と一緒に
花火の火薬のにおいが
一瞬にして広まる、

「キレイー」

⏰:10/06/09 23:23 📱:P01A 🆔:8mBybwRw


#179 [y]
私は花火を持って
ハートを描いた。

「リョウー見て見て!!」

「俺もっ」

リョウは私が描いたハートより全然大きいハートを描いた。


両手に持てるだけ持って
振り回したり、
男二人は口にくわえるだけ
くわえて、

「あちっ」

ってなったり、

そのうちに2対2になって
ロケット花火の当て合い。

⏰:10/06/09 23:24 📱:P01A 🆔:8mBybwRw


#180 [y]
次々にロケット花火が
とんできた。
頭スレスレで飛んで
きたりもするので
油断はできない。

「こわーいっ!!」

私は必死でよけまくった。

「俺が敵とってやる!!」

そう言ってリョウの
気合に火がついたり、
とめちゃくちゃ笑いまくった。

⏰:10/06/09 23:24 📱:P01A 🆔:8mBybwRw


#181 [y]
「あれ、もう終わり?」


あんなにあった花火たちも
あっという間に
残りは線香花火だけ
になった。


「あんなにあったのに、無くなるの早いね〜」

⏰:10/06/09 23:25 📱:P01A 🆔:8mBybwRw


#182 [y]
「でも結構やったね!!!」

「ははっ、本当だ。」


バケツの中に終わった
花火がたっくさん
入っていた。

いつのまにこんなに
やっていたんだ、
と思うくらいバケツ
パンパンの量だった。

⏰:10/06/09 23:26 📱:P01A 🆔:8mBybwRw


#183 [y]
「じゃあ、線香花火やろっか。」

そう言って、
残りの線香花火を
みんなに配った。


「あ、てか飲み物買ってくるわ〜。」


そう言ったハヤトは、
美恵を連れて
コンビニの方に
行ってしまった。

⏰:10/06/09 23:27 📱:P01A 🆔:8mBybwRw


#184 [y]
「うちらで先やってよ?」

ロウソクの側にしゃがんで
リョウに手招きした。

「よし、じゃ勝負しよー」

リョウは私の隣にしゃがんだ。

無邪気に笑うリョウ。

「いーよっ。絶対負けないから!!」


「負けた方は、勝った方のいうこと聞くのね。」

「よし!」

⏰:10/06/09 23:28 📱:P01A 🆔:8mBybwRw


#185 [y]
負けた方は勝った方に従う、というルールで、
せーので線香花火に火をつけた。


ジリジリ…


さっきの花火とは少し違う火薬の臭いに少し鼻がツーンとなる。


ジリジリ…

ザッ…ザッ…

ジリジリ…

⏰:10/06/09 23:29 📱:P01A 🆔:8mBybwRw


#186 [y]
小さな炎が
小さいながらに
激しく燃える

ザッ…ザッ…


線香花火の炎の音だけが
響き渡る――

⏰:10/06/09 23:29 📱:P01A 🆔:8mBybwRw


#187 [y]
ポトッ―――


「…よっしゃ!勝ったー」

ガッツポーズをしたのは私、じゃなくてリョウだった。


あーあ、あとちょいだったのに

「あたしは何すればいい?」

⏰:10/06/09 23:30 📱:P01A 🆔:8mBybwRw


#188 [y]
約束は約束。
リョウに尋ねた。




「じゃあ、チュウして」

⏰:10/06/09 23:30 📱:P01A 🆔:8mBybwRw


#189 [y]
「えっ」


「はい、いいよ」


リョウはニヤニヤしながら目をつぶった。



そんなリョウがとても可愛い。

でも自分からするのは恥ずかしい

美恵とハヤトもいつ来るか分からないし


でも


「約束は約束。」



――――チュッ

⏰:10/06/09 23:31 📱:P01A 🆔:8mBybwRw


#190 [y]
――しちゃった。


―ギュッ


するとすぐにリョウは私を抱き寄せた。


「――ッ」


また私とリョウの唇が重なる。

⏰:10/06/09 23:31 📱:P01A 🆔:8mBybwRw


#191 [y]
「やべーゆいちんまじ好き。」


そう言ってもっと
ギューッて抱き締める。


「俺、男らしくなくてごめん、ずっとこうしたかった。」



これが私たちの
ファーストキスだった。

⏰:10/06/09 23:32 📱:P01A 🆔:8mBybwRw


#192 [y]
確かにこの時リョウの
愛は伝わったよ

ちゃんと、
愛は伝わってたんだ。




そして、
コンビニから戻って来てた
美恵とハヤトに
隠れて見られてて

後から
からかわれたのは
言うまでもない。笑

⏰:10/06/09 23:32 📱:P01A 🆔:8mBybwRw


#193 [y]
付き合って
初めてキスをした。

夏の匂いと
ほのかに香る火薬の匂いに
包まれて



私の心臓は張り裂けそうな程ドキドキしていた。


リョウに抱かれた肩
リョウの匂い


思い出すだけで
胸がキュンとなる。


幸せな気持ちになれる。

⏰:10/06/09 23:33 📱:P01A 🆔:8mBybwRw


#194 [y]
でも、

恋は楽しいだけじゃなく

幸せなだけじゃなく


ときには

胸が張り裂けそうな位、
辛くて苦しいもの
だったんだ。

⏰:10/06/09 23:34 📱:P01A 🆔:8mBybwRw


#195 [y]
久しぶりに更新しました!

bbs1.ryne.jp/r.php/novel/4700/

⏰:10/06/09 23:35 📱:P01A 🆔:8mBybwRw


#196 [我輩は匿名である]
「続き」が出ると読みにくいから出来るだけ出ない様に書いて欲しい

⏰:10/06/10 07:09 📱:SH905i 🆔:☆☆☆


#197 [おりょう♪]
渡辺と申します
私は6年前に1歳の子供を亡くし、その後離婚、バツイチです。

私の小説(切ない感動物語〜メッセージ〜)は大手出版社・文藝社から作家デビュー作として熱烈なオファーを受けています♪

こんな私ですが、よろしくお願いします<(_​ _)​>

スレッドを作りました
私の小説でみんな感動すること受け合いなのでみんなの力で私を応援してください♪。

⏰:10/06/10 09:27 📱:PC 🆔:KEY0IwQU


#198 [y]
あたしの心は
リョウばっかに
なっていた。

リョウに早く会いたい。
リョウは今何を
考えているんだろう。

日が経つにつれ
好きがどんどん
大きくなっていって

幸せで仕方なかった。

⏰:10/06/10 12:58 📱:P01A 🆔:a4LvtdLk


#199 [y]
.

このころはまだ
お互いが全く同じ事を考え、
同じ事を願っていると
何の疑いもなく思っていた。

⏰:10/06/10 12:59 📱:P01A 🆔:a4LvtdLk


#200 [y]
そんな私の気持ちとは
裏腹にリョウと会える日が
だんだん少なく
なっていった。




夏休みということもあり、
リョウは頻繁に
クラブに出入り
するようになっていた。

⏰:10/06/10 13:00 📱:P01A 🆔:a4LvtdLk


#201 [y]
朝方までクラブで
音楽を聴いて、
そこから寝て、
夕方くらいに起きて
また夜クラブに行く。


全く逆転の生活を
しているリョウと
時間が合うはずもなく、
あまり会えなくなった
どころか、初めのほうは
こまめに取り合っていた
連絡さえもだんだん
減ってきていた。

⏰:10/06/10 13:01 📱:P01A 🆔:a4LvtdLk


#202 [y]
――センター問い合わせ――


新着メールはありません。



この画面、
今日だけで
何回見ただろう。

そのたびに
 はあ 
とため息がでる。

⏰:10/06/10 13:02 📱:P01A 🆔:a4LvtdLk


#203 [y]
音楽が好きで
DJが夢で
クラブが好きで、、


応援したいけど

そればっかのリョウは嫌。


矛盾してるのかな

⏰:10/06/10 13:03 📱:P01A 🆔:a4LvtdLk


#204 [y]
リョウが好きという
気持ちが大きくなるにつれ、


「独占欲」も
大きくなってきていた。



もっと

もっと自分だけを
見て欲しい

⏰:10/06/10 13:03 📱:P01A 🆔:a4LvtdLk


#205 [y]
>>196
気を付けます

⏰:10/06/10 13:04 📱:P01A 🆔:a4LvtdLk


#206 [y]
そんな夏休みのある日の頃。


「ゆいちんに報告があります!」


ファミレスでリョウと
ご飯を食べてるときだった。

早く言いたいとばかりにニコニコしているリョウ。

「なになに?」

つられてニコニコ
してしまうあたし。

⏰:10/06/10 19:13 📱:P01A 🆔:a4LvtdLk


#207 [y]
「今度、クラブでDJまわせることになった!」

「本当に!?すごいじゃん!!」

「よくしてくれるDJの先輩に誘われたんだ!」

リョウがどれほど嬉しいか
あたしにまで
凄く伝わってきた。

「そしたらゆいちんも俺のDJ観に来てね!」

「うん、行く!」

⏰:10/06/10 19:16 📱:P01A 🆔:a4LvtdLk


#208 [y]
リョウの笑顔をみると
今まで悩んでたことが
ちっぽけなものに思えてきた。




そんな時、

「あ、リョウじゃん!」

⏰:10/06/10 19:16 📱:P01A 🆔:a4LvtdLk


#209 [y]
ファミレスに入ってきた
ギャルっぽい女2人が
リョウに気付くと、
こっちに向かってきた。



その女の人は

前に昇降口でリョウと
親しげに話していた女だった。

⏰:10/06/10 19:17 📱:P01A 🆔:a4LvtdLk


#210 [y]
その女の人と
目が合ったので、
軽く会釈をした。


え…?


「リョウ〜、この前ごめんね。起こしちゃって!」

女の人はそう言って
リョウの隣に座り、
友達はその隣に座った。

⏰:10/06/10 19:19 📱:P01A 🆔:a4LvtdLk


#211 [y]
今、睨まれた?


会釈も思いっきり
しかとされた気がするけど…


気のせいかな。

⏰:10/06/10 22:03 📱:P01A 🆔:a4LvtdLk


#212 [y]
「大丈夫だよ!つーかさゆりもあんまり病むなよっ」

「だってあんな事言われたら病むよー」


2人はあたしが
分からない話を
淡々としている。


そのやりとりを、
ジュースのストローを
くわえながら
ただ見ている事しか
できなかった。

⏰:10/06/10 22:03 📱:P01A 🆔:a4LvtdLk


#213 [y]
あたしの知らない話
をしているリョウは
あたしの知らないリョウで

少し遠く感じてしまった。

大分落ち着いてきたけど
ギャル男っぽいリョウと、
ギャルのさゆりちゃん。


2人の方が
お似合いなんじゃないかな

そんな事を思いながら
2人の様子を見ていた。

⏰:10/06/11 22:30 📱:P01A 🆔:ArqkqeGE


#214 [y]
「結構髪切ったのに伸びてきたね〜」

そう言ってさゆりちゃんは
リョウの髪を触った。

「…」

「そうなんだよ。そろそろまた切ろっかなー」

「あたしは長い方がいいと思うけど〜。」

「いや、でも短髪楽でいーんだよ。笑」

⏰:10/06/11 22:32 📱:P01A 🆔:ArqkqeGE


#215 [y]
「じゃあ、あたし髪切ってあげよっか?結構上手いんだよ。ね、まい!」


「うん。あたしの前髪もさゆりに切ってもらったんだよー」




"もやもや"したものがあたしを襲う。

⏰:10/06/11 22:32 📱:P01A 🆔:ArqkqeGE


#216 [y]
完全な嫉妬。




ズッ―


あ、ジュース
無くなっちゃった。



まだ話盛り上がってる
みたいだし

人見知りのあたしは
いきなり会話に入ることも
できないし……

⏰:10/06/11 22:33 📱:P01A 🆔:ArqkqeGE


#217 [y]
.






てゆーかあたし、
なんでここにいるんだろう。

⏰:10/06/11 22:33 📱:P01A 🆔:ArqkqeGE


#218 [y]
「ジュース取ってくるね」

そう言ってあたしは
席を立った。


はあ…

席を立ったはいいけど、
もうあの席には
戻りたくない。


帰っちゃおうかな…
でも荷物あっちだしな。


そんな事しか頭になかった。

⏰:10/06/11 22:35 📱:P01A 🆔:ArqkqeGE


#219 [y]
リョウが女友達が
多いのは知っている。


そんな男女問わず
いろんな人に
親しまれているリョウが
好き。

⏰:10/06/11 22:36 📱:P01A 🆔:ArqkqeGE


#220 [y]
だけど、


他の女の子と仲良くしないで

他の女の子と話さないで。


本当はそう言いたい。

⏰:10/06/11 22:36 📱:P01A 🆔:ArqkqeGE


#221 [y]
でもそんなことを言ったら嫌われてしまう。


うざいと思われてしまう。


離れていってしまう…




独占欲と不安の中を
葛藤していた。

⏰:10/06/11 22:37 📱:P01A 🆔:ArqkqeGE


#222 [y]
「いつまでジュースに悩んでるんだよっ」



ドリンクバーの前で
ジュースを悩んでいるフリ
をしてもう5分くらい
経とうとしていた。


さっきまであたしを
忘れてるんじゃないか
って位、
話に盛り上がっていた
リョウがそこに居た。

⏰:10/06/11 22:38 📱:P01A 🆔:ArqkqeGE


#223 [y]
「あれ?さゆりちゃんとかは?」

「もう戻ってもらったよ。ごめんね。」

「ううん。話盛り上がってたしよかったのに。」



嫌われたくないから

めんどくさい女と
思われたくないから


私は笑顔でそう言った。

⏰:10/06/11 22:39 📱:P01A 🆔:ArqkqeGE


#224 [y]
♪♪〜〜♪〜


少ししてリョウの携帯が鳴った。

「もしもーし…」


「うん、今ファミレス。…ん?もう行く?…あー、そろそろ行くよ…」

⏰:10/07/06 00:52 📱:P01A 🆔:MmSdy.i6


#225 [y]
その電話が何の電話か
察したあたしの心臓は
チクチク痛みだした。


またクラブ行っちゃうんだ。

「今日もクラブ行くの?」

電話を切ったリョウに聞いた。

⏰:10/07/06 00:53 📱:P01A 🆔:MmSdy.i6


#226 [y]
「うん。久しぶりなのにごめんね」


「やだー。まだ一緒に居たい。」



最近あんまり
会えなかったんだから、
少しは
わがまま言ってもいいよね?

⏰:10/07/06 00:55 📱:P01A 🆔:MmSdy.i6


#227 [y]



「俺も一緒に居たいけど…先輩との付き合いもあるし」


そんな困った顔しないで。

「・・・分かった。ちゃんと連絡してね?」


そう言ってまた笑った。

⏰:10/07/06 00:57 📱:P01A 🆔:MmSdy.i6


#228 [y]
「するよっ」

するとリョウは
またいつもの笑顔に
戻って、頭をなでてきた。


「クラブで浮気しないでね?」

「俺はゆいちんしか眼中にないから心配いらないよ」

そして髪の毛を
クシャクシャにされた。

⏰:10/07/06 00:58 📱:P01A 🆔:MmSdy.i6


#229 [y]
「不安なの?」

リョウはあたしの顔を
覗き込んだ。


「…ちょっと。」


「ゆいちんが嫌がることは絶対しない。だから信じて?」


「うん。」

⏰:10/07/06 00:59 📱:P01A 🆔:MmSdy.i6


#230 [y]
信じるよ。


あたしの心は
リョウの一言で

温まったり沈んだりするの


次はいつ会えるか
分からないけど

それまで頑張れそうな

気がした。

⏰:10/07/06 01:00 📱:P01A 🆔:MmSdy.i6


#231 [y]
8月26日―。

あたしとリョウの
2カ月記念日。


毎月記念日は
2人一緒に過ごそう
って約束。

いつもより早くに起きて
用意をしていると
携帯が鳴った。


それはリョウからの
メールだった。

⏰:10/07/06 01:03 📱:P01A 🆔:MmSdy.i6


#232 [y]
″ごめん。風邪引いて熱が出たから今日遊べなくなった。″



うそ…

あたしは急いで
電話をかけた。


「ゴホッ…もしもし。」

「大丈夫?…超咳してるじゃん!?」

⏰:10/07/06 01:04 📱:P01A 🆔:MmSdy.i6


#233 [y]
「うん。ゴホッ、本当にごめん。今日遊べなくなって。」

「熱はどれくらいあるの?心配だからお見舞い行くよ。」

「熱は38.5度。いや、うつしたら悪いから来なくていいよ」

「やだ。行きたい。大丈夫だよ?」

「ダメ!今日はごめんね、じゃあね」


ツーツーツー...

そして電話は切れた。

⏰:10/07/06 01:04 📱:P01A 🆔:MmSdy.i6


#234 [y]
ただでさえ
会える時間も短いのに

それに今日は記念日という
大切な日だったのに

凄く楽しみにしてたのに



神様の意地悪・・・。

⏰:10/07/06 01:06 📱:P01A 🆔:MmSdy.i6


#235 [y]
今日じゃなくてもいいじゃん。



でも、風邪をひいて
しまったんだから
しょうがない。
お見舞いも来なくていいと
言われてじっと家で
待つしかなかった。

⏰:10/07/06 01:07 📱:P01A 🆔:MmSdy.i6


#236 [y]
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/4700/

⏰:10/07/06 01:08 📱:P01A 🆔:MmSdy.i6


#237 [y]
夏休みももう残り2日。
地元で1番大きい祭りの日がやってきた。




町では、太鼓や笛の音で
賑わっているのに

私の心はまったくもって
正反対だった。

⏰:10/07/07 23:23 📱:P01A 🆔:VVTqfCZA


#238 [y]
見渡す限りに屋台、お神輿を担いでる人や踊りをしている人、家族連れ、カップル、浴衣に甚平…


この街の人みんなが集まる。


そこに私もいた。

⏰:10/07/07 23:24 📱:P01A 🆔:VVTqfCZA


#239 [y]
私と、リョウ、
美恵、ハヤト。
この4人で祭りに
来ていた。


私たちが通う高校も近くに
あるというのもあり、
同じ高校の人も
たくさん来ていた。

⏰:10/07/07 23:25 📱:P01A 🆔:VVTqfCZA


#240 [なみ]
これ見てみて〜〜〜〜♪

私も出てるんだ〜〜〜!

パリスヒルトン最近の流出動画だよ!!

s1.shard.jp/..

⏰:10/07/10 12:47 📱:PC 🆔:gRrquGpY


#241 [yオ]
みてます(^O^)
更新頑張ってください!

⏰:10/07/12 17:15 📱:S001 🆔:WED6NvfY


#242 [y]
>>241
ありがとうございます

⏰:10/07/12 21:03 📱:P01A 🆔:roKv0PMw


#243 [y]
「おっ、リョウとハヤトじゃん!」


「久しぶり〜」


ただでさえ、
友達が多い
リョウとハヤト。

そんな感じで
色んな人に会えば、
自然にみんな集ってきた。

⏰:10/07/12 21:06 📱:P01A 🆔:roKv0PMw


#244 [y]
祭りと言っても、

神輿を担ぐわけでも
太鼓を叩くわけでも
屋台を出すわけでもない人たちは、
ぷらぷら屋台を回ったり、
知り合いを探したり、

しいていえばみんな暇なわけだった。

⏰:10/08/29 23:27 📱:P01A 🆔:7cEREKjg


#245 [y]
そんな人たちが集まり、
気付けば男女問わず
たくさんの人たちが
集まっていた。

⏰:10/08/29 23:28 📱:P01A 🆔:7cEREKjg


#246 [y]
的屋で買った、
たこ焼きやかき氷を
食べてる人、

学校以来会ってなくて
「久しぶり〜」
ってわいわい騒いでる人、
ナンパしに行こうと
張り切ってる人や
ナンパに失敗して
戻ってきた人

みんな様々自由なことをしながらも集まっていた。

⏰:10/08/29 23:28 📱:P01A 🆔:7cEREKjg


#247 [y]
そんな中、
どうして私がもやもやしてるかというと――



そこには男女問わず
いろんな人が居るわけで、

女の子と話している
リョウは凄く楽しそうで…。



それを少し離れたところで
みている私。

⏰:10/08/29 23:30 📱:P01A 🆔:7cEREKjg


#248 [y]
こんな光景は初めてではない。

いつもはなんとも思わないはずなのに、今日はなんかもやもやする。



するとリョウが私のそばに寄ってきた。

⏰:10/08/29 23:30 📱:P01A 🆔:7cEREKjg


#249 [y]
「ゆいちんも食べる?」

そう言って、さっきの女の子からもらったのか、かき氷をスプーンですくって口に近付けてきた。


いつもは愛しいリョウのニカッて笑顔が憎たらしく思えてきた。


「いらない。」

そう言ってスプーンをどけた。


「ゆいちんどうしたの?」


心配するリョウ。



だけど、
それさえもイライラして私はそっぽを向いた。

⏰:10/08/29 23:31 📱:P01A 🆔:7cEREKjg


#250 [y]
「なに?どうしたの?」


リョウにとっては意味が分からない私の態度に苛立ち始めてきたようだった。

⏰:10/08/29 23:32 📱:P01A 🆔:7cEREKjg


#251 [y]
そっぽを向いた視線の先に″さゆりちゃん″の姿がうつった。


さゆりちゃんはリョウに気付くとこっちに向かって歩いてきた。

⏰:10/08/29 23:33 📱:P01A 🆔:7cEREKjg


#252 [y]
「あっ、居たー!ゴホッ…」

ゴホッ…?


「え?何?お前風邪ひいてるの?」

⏰:10/08/29 23:34 📱:P01A 🆔:7cEREKjg


#253 [y]
「ゴホッゴホッ…そうだよ!リョウにうつされたー!」


「まじ?ごめんー!」



え…?

なに言ってるの?




会ってたの・・・?

⏰:10/08/29 23:34 📱:P01A 🆔:7cEREKjg


#254 [あちゃそ]
気になる

あげ

⏰:10/08/30 14:40 📱:P06B 🆔:mUlU127Q


#255 [我輩は匿名である]
リョウ何やってん

⏰:10/08/31 02:43 📱:W61P 🆔:NZ1zn3Sk


#256 [y]
コメントありがとう
ございます
毎回更新遅くてすみません

⏰:10/08/31 21:12 📱:P01A 🆔:4q8hYco.


#257 [y]
もうダメだ。
限界。



あたしはそのまま
そこから走り去った。



どういう事?

あたしには来るなって言って
さゆりちゃんとは会ってたの?

あたしが嫌がることはしないって
あれは口だけだったの?

それとも
嫌がる事だと
分からなかった?

⏰:10/08/31 21:13 📱:P01A 🆔:4q8hYco.


#258 [y]
後ろからリョウが追いかけてくるのが分かった。

でも、今は話す気になれない。

とりえず遠くに
誰もいないところに
行きたかった。

⏰:10/08/31 21:14 📱:P01A 🆔:4q8hYco.


#259 [y]
―――ドンッ・・


「あ、すみません…ッ…」


「大丈夫・・すか?」

こらえてた涙が
そこで一気にあふれ出て、
泣き崩れてしまった。

⏰:10/08/31 21:16 📱:P01A 🆔:4q8hYco.


#260 [y]
こんな賑やかな祭りの日に
泣いている自分が情けなくて



でも、一回流れた涙は
止まってくれなかった。

⏰:10/08/31 21:16 📱:P01A 🆔:4q8hYco.


#261 [y]
もう最悪。

こんなことになるなんて。



また笑って聞き流して
いればよかった?


こんな場所まで
走ってきちゃったけど
これからどうしよう…

⏰:10/08/31 21:18 📱:P01A 🆔:4q8hYco.


#262 [y]
「これしか無いけど、使って。」



泣いてる私にティッシュ
を差し出してくれた。

…さっきぶつかった人が
まだそこに居たんだ。


「…あ、すみません…。ありがとうございます…ッ!?」

⏰:10/08/31 21:18 📱:P01A 🆔:4q8hYco.


#263 [y]
「てか…リョウの彼女っすよね?」



…私は目を疑った。


だってそこには

斉藤たいちが居たから――

⏰:10/08/31 21:21 📱:P01A 🆔:4q8hYco.


#264 [y]
こんな泣いてるところ
見られるなんて…


誰にも見られたくなかったのに。



「…ずっとここに居てくれたんですか?…すみません。もう大丈夫なんで。」

⏰:10/09/18 23:52 📱:P01A 🆔:0Fqogo8o


#265 [y]
「いや、大丈夫。友達に連れてこられたけど、俺人混み苦手だし。」



なんで泣いてるのかは
聞いてこなかった。

ただ、黙って隣に居てくれた。

⏰:10/09/18 23:52 📱:P01A 🆔:0Fqogo8o


#266 [あ]
>>130-265

⏰:10/09/20 12:16 📱:SA001 🆔:☆☆☆


#267 [我輩は匿名である]
読んでます。
涙が出てきてやばいです…
昔の恋に似てて自分を置き換えちゃいました…。

⏰:10/10/10 03:01 📱:N03A 🆔:☆☆☆


#268 [みゆ]
早く書けよ



ってつい切れちゃいたいぐらい
早く読みたいんだけどな。わーら

⏰:10/11/16 00:31 📱:P701iD 🆔:etmUvq3Y


#269 [y]
267様みゆ様

ありがとうございます

コメントあると頑張れる気がします

凄く遅くなりましたが
また少しずつには
なりそうですが、
更新していきますね

宜しくお願いします

⏰:10/12/01 00:06 📱:P01A 🆔:kzNTWabQ


#270 [y]
あ…


ポケットでずっと携帯が
鳴っているのに気がついた。


―美恵―


「…はい。」

「あーやっと出た!もう心配したんだよ!ゆい今どこに居るの?」

⏰:10/12/01 00:12 📱:P01A 🆔:kzNTWabQ


#271 [y]
そうだよね、
いきなり居なくなって
心配かけちゃった。


「ごめんね」



電話を切ると
斉藤たいちは

「元気出して」

と言ってどこかへ行った。


私はすぐにみんなの
居るところへ戻った。

⏰:10/12/01 00:12 📱:P01A 🆔:kzNTWabQ


#272 [y]
「…ごめん。」


リョウの手が、
化粧も落ちて
真っ赤な目をしてる
あたしの顔に触れた。


私は目線を反らして
リョウの手を払った。

⏰:10/12/01 00:13 📱:P01A 🆔:kzNTWabQ


#273 [y]
.


「…少し話そう。」


そうしてあたし達は
人混みから離れたところへ
移動した。

⏰:10/12/01 00:14 📱:P01A 🆔:kzNTWabQ


#274 [y]
「ゆいちん、勘違いしてる?」


「なにが?」


「さゆりの事だよね?今考えてるの」

⏰:10/12/01 00:30 📱:P01A 🆔:kzNTWabQ


#275 [y]
「あたしには会えないって言って、さゆりちゃんとは会ってたんでしょ?
もういいよ、2人くっついちゃえばいいじゃん」


ひねくれもののあたしがひょこっと顔を出した。



「やっぱ勘違いしてたか」

⏰:10/12/01 00:31 📱:P01A 🆔:kzNTWabQ


#276 [y]
「なにが?」



「さゆりは友達で!恋愛感情なんてこれっぽっちもないからね!」



「…そんなの分かんないじゃん」


「…信じてないの?」


「…」


「俺は本当にゆいちんしか好きじゃないし、他の女は女じゃないから」

⏰:10/12/01 00:31 📱:P01A 🆔:kzNTWabQ


#277 [y]
「…でも、向こうは分からないじゃん!」


「分かる」


「分からない」


「分かる」


「分からない」


「分かるってば!…あいつはカズヤが好きなの」


カズヤはリョウの地元の友達でリョウの親友。

⏰:10/12/01 00:32 📱:P01A 🆔:kzNTWabQ


#278 [y]
「…へ?そうなの?」


はあ…

リョウは溜め息をついた。


「そうだよ、あいつはずっとカズヤの事好きで、俺が今恋のキューピットしてあげてるの。あ、ちなみに風邪引いた時、カズヤも居たからね。」

⏰:10/12/01 00:34 📱:P01A 🆔:kzNTWabQ


#279 [y]
「…そうだったんだ。…!だったらやっぱりあたしもお見舞い行きたかったー!!」


「バカ!」


「なんでよ!」

⏰:10/12/01 00:35 📱:P01A 🆔:kzNTWabQ


#280 [y]
「好きな子にはあんな情けない姿見られたくねーよっ」


「なんで?いいじゃんー」


「男はそういうもんなの!」


「なにそれーっ(笑)」

⏰:10/12/01 00:35 📱:P01A 🆔:kzNTWabQ


#281 [y]
「…でも、ゆいちんに介護してもらったら…俺、死んでもいいかも(笑)それ位幸せだろうな〜。この変なプライドさえ無ければな!」


ニカーっていつもの様に
リョウは笑った。

⏰:10/12/01 00:37 📱:P01A 🆔:kzNTWabQ


#282 [y]
「じゃあ、次風邪引いたら絶対お見舞い行くからね!あ、でも死なないでね」


あたしも一緒になって
笑った。




さっきまで
不安で
孤独で
泣いてたのが
嘘みたい。

⏰:10/12/01 00:37 📱:P01A 🆔:kzNTWabQ


#283 [y]
仲直りしたあたし達は
仲良く手を繋いで
みんなのところへ戻った。


「あ、その感じ、仲直りしたんだねー?」


心配そうに待っててくれた美恵。

⏰:10/12/01 00:39 📱:P01A 🆔:kzNTWabQ


#284 [y]
「うん、美恵ありがと。やっぱりゆいちん勘違いしてた。」


「だから言ったでしょ?」


「え?何が?」


美恵は目をまん丸にしながらリョウを指差した。

⏰:10/12/01 00:40 📱:P01A 🆔:kzNTWabQ


#285 [y]
「この人、ゆいが行っちゃった理由、本当に何も分かってなかったよ!」


「いや、だって…。俺女友達多いけど、付き合ったこととかあんまり無いし、女の子の気持ちとか分かんないんだもん…」

⏰:10/12/01 00:40 📱:P01A 🆔:kzNTWabQ


#286 [y]
「えーリョウって本当鈍感!笑」


「もう!あたしに感謝しなよっ、2人とも!」


そう言って威張る美恵。






ありがとう。

⏰:10/12/01 00:41 📱:P01A 🆔:kzNTWabQ


#287 [ちい]
>>2-300

⏰:10/12/01 00:53 📱:P03B 🆔:iCQRe5XY


#288 [我輩は匿名である]
うー(;_;)

⏰:11/02/03 03:37 📱:P701iD 🆔:pg9BzzH2


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